JPH067267Y2 - 管端防食型管継手 - Google Patents

管端防食型管継手

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JPH067267Y2
JPH067267Y2 JP1989067037U JP6703789U JPH067267Y2 JP H067267 Y2 JPH067267 Y2 JP H067267Y2 JP 1989067037 U JP1989067037 U JP 1989067037U JP 6703789 U JP6703789 U JP 6703789U JP H067267 Y2 JPH067267 Y2 JP H067267Y2
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pipe
inner peripheral
pipe joint
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joint
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JP1989067037U
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Inventor
祥皓 福原
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東亜高級継手バルブ製造株式会社
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  • Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)
  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案はエルボ或いはチー或いはソケットなど管継手に
あって、該継手に挿入結合させた管の端面部を防食する
ようにした管端防食型管継手に関する。
「従来の技術」 この種、管端防食型管継手としては、管継手の内周部
に、管の端面及び内周部を覆う筒状の管端防食部材を一
体的に結合形成(一体形成)したものがある。
「考案が解決しようとする問題点」 しかし乍らこのような管継手にあっては、防食部材と管
継手間の結合が充分でなく、管継手の一方より管を挿入
結合させる場合、管継手より防食部材が剥離し防食部材
がその挿入方向側に移動する状態となって適正な管と管
との接続が行えない問題や、成形時防食部材が収縮する
ことにより管継手より剥離しがたつく状態となって適正
な管端防食効果を発揮することができないなどの問題が
あった。
「問題点を解決するための手段」 したがって本考案は、管を両端メネジに挿入結合させる
管継手略中央の内周接合面に、適宜間隔を有して複数の
輪状突起を形成する大径外径部を一体的に接合させて、
管の端面及び内周部を覆う筒状の管端防食部材を備えた
管継手において、管の端面及び内周面を覆う防食部材の
コーナ部に逃げ溝を形成すると共に、前記防食部材の係
合溝に一体的に係合させる突起の内周面を長円形状に形
成し、前記メネジの山径よりこの内周面の短径を大に形
成したものである。
「作用」 而して本考案によれば、管継手における防食部材の管挿
入方向である長手方向の位置規制が前記突起で行えると
共に、円周方向の位置規制が長円形状の前記突起内周面
で確実に行えて、例え収縮などにより管継手から防食部
材の一部が局部的に剥離する状態となっても長手方向及
び円周方向の何れに対するがたつきの発生も防止して管
端防食効果の向上を図るもので、また突起の内周面の短
径をメネジの山径より大とさせて、防食部材の係合溝と
内周面間及び係合溝と逃げ溝間の肉厚の確保や、防食部
材の管継手に対する一体成形加工時の樹脂など成形材の
湯まわりを良好とさせて、これらの確実な一体結合と防
食部材自体の強度向上を図るものである。
「実施例」 以下本考案の一実施例を図面に基づいて詳述する。第1
図は管継手の断面説明図、第2図は同縦断面説明図、第
3図は同使用状態時での説明図であり、図中(1)は内周
面の左右両端側に管接合用のメネジ(2)を有するソケッ
トである管継手、(3)は前記管継手(1)の内周面中央に一
体成形加工する管端防食部材であるコアで、該コア(3)
の左右両端外径部(3a)と前記メネジ(2)間に形成される
挿入隙間(4)に、配管接続する管(5)を挿入結合するよう
に構成している。
前記コア(3)はオレフィン系のポリブテン樹脂よりなる
弾性樹脂で形成し、前記管継手(1)内側面の左右中央部
に、該コア(3)左右中央の大径外径部(3b)を一体的に接
合させ、該大径外径部(3b)と小径外径部(3a)とのコーナ
ー部に輪溝状の逃げ溝(6)を形成し、前記管継手(1)に管
(5)を挿入結合時にあって、これら管継手(1)のメネジ
(2)と管(5)のオネジ(7)間に施されるシール剤(8)が適量
以上に供給されるときその余剰分を前記逃げ溝(6)に溜
め込ませる状態とさせて、この余剰シール剤(8)による
コア(3)の圧迫を解消させて破損を防止しOリングを埋
設したのと同様の状態とさせて密封効果を向上させるよ
うに構成している。また、前記逃げ溝(6)の形成によっ
て管(5)の挿入結合時にあっては管(5)の内周面に対する
コア外径部(3a)の密着性を良好とさせるもので、逃げ溝
(6)が形成されることによってこの溝(6)部の肉厚は薄肉
となってこの溝(6)より端側にかけての外径部(3a)を柔
軟性あるものとさせ、管(5)の挿入結合時その押圧力で
もってこの溝(6)の薄肉部が内方向に圧迫を受ける状態
のとき、逆に外径部(3a)を外方向に拡張させる状態とさ
せて管(5)の内周面に対するコア外径部(3a)の密着性を
良好とさせるように構成している。なおこの場合逃げ溝
(6)内に溜め込まれるシール剤(8)が圧迫を受け溝(6)の
薄肉部を内方向に圧迫するような状態時にあっては効果
はさらに相乗する。
ところで、前記コア(3)の大径外径部(3b)を接合させる
管継手(1)内側面の中央2ヶ所つまり左右メネジ(2)(2)
間に、長手方向に適宜間隔を有してコア位置規制用の輪
状係合突起(9)(10)を突出形成するもので、前記コア(3)
を管継手(1)の内側面に一体接合時にあっては前記突起
(9)(10)に係合する係合溝(11)(12)をコア(3)の大径外径
部(3b)に形成させる状態とさせて、コア(3)の長手方向
に対する位置規制を行うように設けている。また第2図
に示す如く、前記突起(9)(10)の内周面(9a)(10a)は長円
つまり楕円形状に形成すると共に、メネジ(2)の山径(D)
よりこの内周面(9a)(10a)の短径(d)を大(d>D)に形
成して、この楕円形内周面(9a)(10a)でもってコア(3)の
円周方向に対する位置規制を行うように設けている。
本実施例は上記の如く構成するものにして、前記管継手
(1)に管(5)を接続しての配管使用中にあっては、管(5)
の内周面はポリエチレン或いは塩化ビニールなどのライ
ニング材(13)で防食されると共に、管(5)の接続側端部
が前記コア(3)で防食されて、前記管(5)に赤錆びなどが
発生するのを防止できる。
また管継手(1)に管(5)を配管接続時にあっては、前記係
合突起(9)(10)と係合溝(11)(12)との係合関係によって
前記コア(3)は管継手(1)に対し剥離や位置移動すること
が最大に規制され、例え剥離するような状態となっても
長手方向及び円周方向の何れに対するがたつきも防止さ
れ、したがって常に良好状態にコア(3)を保っての防食
効果向上を図ることができる。
第4図乃至第6図に示すものは、前記管継手(1c)とコア
(3c)に係合突起と係合溝を間欠的に設けるようにしたも
ので、前記コア(3c)の大径外径部(3b)と、該外径部(3b)
を接合させるエルボ形管継手(1c)の内側面の略対向する
中央2ヶ所位置にコア位置規制用の係合突起(9b)(10b)
と係合溝(11b)(12b)をそれぞれ形成する状態とさせてコ
ア(3c)の位置規制を行うように設けている。前記管継手
(1c)に形成する係合溝(11b)(12b)は、第4図に示す如く
管継手(1c)の管(5)挿入方向に対し左右両側の管継手(1
c)外側面に浮き上り表示される標章突起部(14)(15)位置
に一致させる状態に設けられるもので、標章突起部(14)
(15)の一方が商号、また他方がサイズを表示するとき、
これより小形状の相似の係合溝(11b)(12b)をこの裏側対
応位置の管継手(1c)内側面に設けて、該管継手(1c)の全
体形状を一定に抑えた状態で肉厚の必要最低限以上の保
持を図って、耐圧強度における一定以上の安全確保を図
るように構成したものである。
なお、前述実施例にあっては管継手(1)構造としてソケ
ット或いはエルボを例によって説明したが、この他チー
或いはクロスなど何れの継手形状のものでも良い。
「考案の効果」 以上実施例からも明らかなように本考案は、管(5)を両
端メネジ(2)に挿入結合させる管継手(1)略中央の内周接
合面に、適宜間隔を有して複数の輪状突起(9)(10)を形
成する大径外径部(3b)を一体的に接合させて、管(5)の
端面及び内周部を覆う筒状の管端防食部材(3)を備えた
管継手において、管(5)の端面及び内周面を覆う防食部
材(3)のコーナ部に逃げ溝(6)を形成すると共に、前記防
食部材(3)の係合溝(11)(12)に一体的に係合させる突起
(9)(10)の内周面(9a)(10a)を長円形状に形成し、前記メ
ネジ(2)の山径(D)よりこの内周面(9a)(10a)の短径(d)を
大に形成したものであるから、管継手(1)における長手
方向の位置規制が前記突起(9)(10)で行えると共に、円
周方向の位置規制が長円形状の前記突起内周面(9a)(10
a)で確実に行えて、例え収縮などで管継手(1)から防食
部材(3)の一部が剥離などする状態となっても長手方向
及び円周方向何れに対するがたつきの発生も防止して管
端防食効果の向上を図ることができるもので、前記逃げ
溝(6)の形成によって管(5)の内周面に対する防食部材
(3)の両端外周面の密着性を向上させることができ、ま
た突起(9)(10)の内周面(9a)(10a)の短径(d)をメネジ(2)
の山径(D)より大とさせて、防食部材(3)の係合溝(11)(1
2)と内周面間及び係合溝(11)(12)と逃げ溝(6)間の肉厚
の確保や、防食部材(3)の管継手(1)に対する一体成形加
工時の樹脂など成形材の湯まわりを良好とさせることが
できて、これらの確実な一体結合と防食部材(3)自体の
強度を向上させて、この一層の効果向上を図ることがで
きるなど著しい利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は管継手の断面説明図、第2図は同縦断面説明
図、第3図は同使用状態時での説明図、第4図乃至第6
図はエルボ形管継手における説明図である。 (1)……管継手 (3)……管端防食部材 (5)……管 (9)(10)……突起 (9a)(10a)……突起内周面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】管(5)を両端メネジ(2)に挿入結合させる管
    継手(1)略中央の内周接合面に、適宜間隔を有して複数
    の輪状突起(9)(10)を形成する大径外径部(3b)を一体的
    に接合させて、管(5)の端面及び内周部を覆う筒状の管
    端防食部材(3)を備えた管継手において、管(5)の端面及
    び内周面を覆う防食部材(3)のコーナ部に逃げ溝(6)を形
    成すると共に、前記防食部材(3)の係合溝(11)(12)に一
    体的に係合させる突起(9)(10)の内周面(9a)(10a)を長円
    形状に形成し、前記メネジ(2)の山径(D)よりこの内周面
    (9a)(10a)の短径(d)を大に形成したことを特徴とする管
    端防食型管継手。
JP1989067037U 1989-06-08 1989-06-08 管端防食型管継手 Expired - Lifetime JPH067267Y2 (ja)

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JPS61128485U (ja) * 1985-01-30 1986-08-12
JPS62886U (ja) * 1985-06-19 1987-01-07

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