JP2569149Y2 - 差し込み式管継手 - Google Patents
差し込み式管継手Info
- Publication number
- JP2569149Y2 JP2569149Y2 JP1992062625U JP6262592U JP2569149Y2 JP 2569149 Y2 JP2569149 Y2 JP 2569149Y2 JP 1992062625 U JP1992062625 U JP 1992062625U JP 6262592 U JP6262592 U JP 6262592U JP 2569149 Y2 JP2569149 Y2 JP 2569149Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- pipe joint
- resin
- lined metal
- lining
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は少なくとも内面に樹脂ラ
イニング層を有する樹脂ライニング金属管の接続に使用
する差し込み式管継手に関するものである。
イニング層を有する樹脂ライニング金属管の接続に使用
する差し込み式管継手に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】建物内での給水・排水または冷暖房用冷
・温水配管として、金属管、例えば、鋼管の内面に樹脂
層をライニングした樹脂ライニング金属管を使用するこ
とがある。
・温水配管として、金属管、例えば、鋼管の内面に樹脂
層をライニングした樹脂ライニング金属管を使用するこ
とがある。
【０００３】かかる管の管継手として、図２に示すよう
に、端部内面に雌ねじ溝１１’を有する金属製管継手本
体１０’内に、本体端部とで管端部受容空間ａ’を形成
するコア部２２’とライニング部２１’とを有する合成
樹脂成形体２’を射出成形し、そのライニング部２１’
を管継手本体１０’内面の中央部に固着したものが公知
である。
に、端部内面に雌ねじ溝１１’を有する金属製管継手本
体１０’内に、本体端部とで管端部受容空間ａ’を形成
するコア部２２’とライニング部２１’とを有する合成
樹脂成形体２’を射出成形し、そのライニング部２１’
を管継手本体１０’内面の中央部に固着したものが公知
である。
【０００４】この管継手によって内面樹脂ライニング金
属管を接続するには、管端部収容間隙ａ’にシーラント
等のシール材を注入したうえで、内面樹脂ライニング金
属管の金属管端部７１’外面の雄ねじ溝７１１’を管継
手１０’の雌ねじ溝１１’にねじ込み、内面樹脂ライニ
ング金属管の端部内面７１２’のコア部２２’の外面に
密接させて管内通水に対し内面樹脂ライニング金属管の
金属端面を防食し、管継手本体１０’内面をライニング
部２１’により管内通水に対し防食している。
属管を接続するには、管端部収容間隙ａ’にシーラント
等のシール材を注入したうえで、内面樹脂ライニング金
属管の金属管端部７１’外面の雄ねじ溝７１１’を管継
手１０’の雌ねじ溝１１’にねじ込み、内面樹脂ライニ
ング金属管の端部内面７１２’のコア部２２’の外面に
密接させて管内通水に対し内面樹脂ライニング金属管の
金属端面を防食し、管継手本体１０’内面をライニング
部２１’により管内通水に対し防食している。
【０００５】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記管
継手においては、内面樹脂ライニング金属管端部を捩じ
込む際、管端部内面とコア部外面との摩擦接触のために
合成樹脂成形体に回転力が加わり、ライニング部と管継
手本体との界面が剥離され易い。
継手においては、内面樹脂ライニング金属管端部を捩じ
込む際、管端部内面とコア部外面との摩擦接触のために
合成樹脂成形体に回転力が加わり、ライニング部と管継
手本体との界面が剥離され易い。
【０００６】而るに、かかる剥離のもとで、万一、コア
部外面と管端部内面との間のシール性が低下すれば、管
内通水がライニング部と管継手本体との界面にまで侵入
し、また、管端部外面と管継手本体端部内面との螺合界
面にも管内通水が侵入して腐食が広範囲に生じるので、
配管の早期交換が余儀なくされる。
部外面と管端部内面との間のシール性が低下すれば、管
内通水がライニング部と管継手本体との界面にまで侵入
し、また、管端部外面と管継手本体端部内面との螺合界
面にも管内通水が侵入して腐食が広範囲に生じるので、
配管の早期交換が余儀なくされる。
【０００７】また、内面樹脂ライニング金属管端部の金
属管外周にねじ溝を加工する必要があり、このねじ切り
作業がやっかいであり、しかも、ねじ切りムラによって
ねじ込みをスム−ズに行い得ないことが往々にしてあ
る。
属管外周にねじ溝を加工する必要があり、このねじ切り
作業がやっかいであり、しかも、ねじ切りムラによって
ねじ込みをスム−ズに行い得ないことが往々にしてあ
る。
【０００８】本考案の目的は、少なくとも内面に樹脂ラ
イニング層を有する樹脂ライニング金属管の接続に使用
する管継手において、管継手内面に対する防食性能を向
上でき、かつ簡易な作業で管の接続を行うことを可能に
する差し込み式管継手を提供することにある。
イニング層を有する樹脂ライニング金属管の接続に使用
する管継手において、管継手内面に対する防食性能を向
上でき、かつ簡易な作業で管の接続を行うことを可能に
する差し込み式管継手を提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本考案の差し込み式管継
手は、内面樹脂ライニング金属管の接続に使用する差し
込み式管継手であって、金属管継手本体の内面に、該管
継手本体内面を被覆するライニング部と該ライニング部
とで管端部受容空間を形成するコア部とを備え、ライニ
ング部とコア部とを一体に成形された合成樹脂成形体を
設け、管継手本体の内周側に当該管継手本体と内面樹脂
ライニング金属管の管端部との間をシールするゴムリン
グを収容し、管継手本体の端部内周側に内面樹脂ライニ
ング金属管の管端部外面に対するＣ形の止めリングを収
容し、該止めリングの内径は内面樹脂ライニング金属管
の外径よりも小とされることを特徴とする。
手は、内面樹脂ライニング金属管の接続に使用する差し
込み式管継手であって、金属管継手本体の内面に、該管
継手本体内面を被覆するライニング部と該ライニング部
とで管端部受容空間を形成するコア部とを備え、ライニ
ング部とコア部とを一体に成形された合成樹脂成形体を
設け、管継手本体の内周側に当該管継手本体と内面樹脂
ライニング金属管の管端部との間をシールするゴムリン
グを収容し、管継手本体の端部内周側に内面樹脂ライニ
ング金属管の管端部外面に対するＣ形の止めリングを収
容し、該止めリングの内径は内面樹脂ライニング金属管
の外径よりも小とされることを特徴とする。
【００１０】
【作用】ライニング部とコア部とを一体に形成された合
成樹脂成形体の管端部受容空間に内面樹脂ライニング金
属管の管端が差し込まれ、内面樹脂ライニング金属管の
管端部の内周面とコア部の外周面とが接すると共にゴム
リングが管端部外周面で圧縮される。Ｃ形の止めリング
の内径は、内面樹脂ライニング金属管の外径よりも小と
してあり、その拡径弾性力により緊着され管外面に係止
される。
成樹脂成形体の管端部受容空間に内面樹脂ライニング金
属管の管端が差し込まれ、内面樹脂ライニング金属管の
管端部の内周面とコア部の外周面とが接すると共にゴム
リングが管端部外周面で圧縮される。Ｃ形の止めリング
の内径は、内面樹脂ライニング金属管の外径よりも小と
してあり、その拡径弾性力により緊着され管外面に係止
される。
【００１１】
【実施例】以下、図面により本考案の実施例を説明す
る。図１は本考案の実施例を示す断面図である。
る。図１は本考案の実施例を示す断面図である。
【００１２】図１において、１０は金属製（例えば、可
鍛鋳鉄製）の管継手本体である。２は管継手本体１０内
に耐熱性樹脂（例えば、架橋ポリエチレン、塩素化塩化
ビニル、ポリブテン等）の射出成形によって設けた合成
樹脂成形体であり、ライニング部２１とこのライニング
部２１とで管端部受容空間３を形成するコア部２２とを
有し、ライニング部２１を管継手本体１の中間部内周面
に固着してある。２００は管継手本体１０の内周面に設
けたゴムリング収容溝である。４はゴムリング収容溝２
００に収容したゴムリングであり、耐熱ゴム性（例え
ば、ＥＰＤＭ，ＥＰＭ等）から成形されている。５２
は、管継手本体１０の内周面に、ゴムリング収容溝２０
０と管継手本体端との間において設けた逆テ−パ面の止
めリング収容溝であり、６は、止めリング収容溝５２に
収容した止めリングであり、硬質材（例えば、ステンレ
ス、鋼等の金属、エンジニアリングプラスチック等）か
らなるＣ形リングが使用されている。
鍛鋳鉄製）の管継手本体である。２は管継手本体１０内
に耐熱性樹脂（例えば、架橋ポリエチレン、塩素化塩化
ビニル、ポリブテン等）の射出成形によって設けた合成
樹脂成形体であり、ライニング部２１とこのライニング
部２１とで管端部受容空間３を形成するコア部２２とを
有し、ライニング部２１を管継手本体１の中間部内周面
に固着してある。２００は管継手本体１０の内周面に設
けたゴムリング収容溝である。４はゴムリング収容溝２
００に収容したゴムリングであり、耐熱ゴム性（例え
ば、ＥＰＤＭ，ＥＰＭ等）から成形されている。５２
は、管継手本体１０の内周面に、ゴムリング収容溝２０
０と管継手本体端との間において設けた逆テ−パ面の止
めリング収容溝であり、６は、止めリング収容溝５２に
収容した止めリングであり、硬質材（例えば、ステンレ
ス、鋼等の金属、エンジニアリングプラスチック等）か
らなるＣ形リングが使用されている。
【００１３】この管継手による内面樹脂ライニング金属
管を接続においては、図１に示すように内面樹脂ライニ
ング金属管７の管端が管端部受容空間３に差し込まれ、
管端部７１の内周面７１２とコア部２１の外周面とが密
接されると共にゴムリング４が管端部外周面７１１で圧
縮される。
管を接続においては、図１に示すように内面樹脂ライニ
ング金属管７の管端が管端部受容空間３に差し込まれ、
管端部７１の内周面７１２とコア部２１の外周面とが密
接されると共にゴムリング４が管端部外周面７１１で圧
縮される。
【００１４】上記止めリング６の内径は内面樹脂ライニ
ング金属管の外径よりも小としてあり、管端部７１の管
継手への差し込むにより、管端部７１の外面上に止めリ
ング６がその拡径弾性力により緊着され、この差し込み
後、引き抜き方向に引っ張ることにより、図１の右半部
に示すように、止めリング６を管継手内面溝５２の逆テ
ーパ面に噛み込まされ、管外面に引き抜き方向に対し係
止される。
ング金属管の外径よりも小としてあり、管端部７１の管
継手への差し込むにより、管端部７１の外面上に止めリ
ング６がその拡径弾性力により緊着され、この差し込み
後、引き抜き方向に引っ張ることにより、図１の右半部
に示すように、止めリング６を管継手内面溝５２の逆テ
ーパ面に噛み込まされ、管外面に引き抜き方向に対し係
止される。
【００１５】
【考案の効果】本考案の差し込み式管継手は、上述した
通りの構成であり、内面樹脂ライニング金属管を差し込
み方式により接合でき、管端部の金属管外面のねじ切り
加工が不要であり、内面樹脂ライニング金属管の接続作
業の簡易化を図ることができる。また、管継手本体内に
おいてゴムリングが圧縮され、かつ、差し込み式によ
り、合成樹脂成形体に回転力が加わることが無いため、
ライニング部外面と管継手本体内面との界面が剥離する
ことがなく、コア部外面と内面樹脂ライニング金属管の
管端部内面との間のシール性が低下しても、合成樹脂成
形体のライニング部の防食性能をよく保証でき、管継手
自体の腐食を良好に防止できる。更に、ライニング部と
コア部とを一体に形成された合成樹脂成形体により、内
面樹脂ライニング金属管の金属管部分の端面の防食性能
をよく保証でき、腐食を良好に防止できる。
通りの構成であり、内面樹脂ライニング金属管を差し込
み方式により接合でき、管端部の金属管外面のねじ切り
加工が不要であり、内面樹脂ライニング金属管の接続作
業の簡易化を図ることができる。また、管継手本体内に
おいてゴムリングが圧縮され、かつ、差し込み式によ
り、合成樹脂成形体に回転力が加わることが無いため、
ライニング部外面と管継手本体内面との界面が剥離する
ことがなく、コア部外面と内面樹脂ライニング金属管の
管端部内面との間のシール性が低下しても、合成樹脂成
形体のライニング部の防食性能をよく保証でき、管継手
自体の腐食を良好に防止できる。更に、ライニング部と
コア部とを一体に形成された合成樹脂成形体により、内
面樹脂ライニング金属管の金属管部分の端面の防食性能
をよく保証でき、腐食を良好に防止できる。
【図１】本考案の実施例を示す断面図である。
【図２】従来例を示す一部断面図である。
１０ 管継手本体 ２ 合成樹脂成形体 ２１ コア部 ２２ ライニング部 ２００ ゴムリング収容用切欠溝 ３ 管端部収容空間 ４ ゴムリング ６ 止めリング
Claims (1)
- 【請求項１】内面樹脂ライニング金属管の接続に使用す
る差し込み式管継手であって、金属管継手本体の内面
に、該管継手本体内面を被覆するライニング部と該ライ
ニング部とで管端部受容空間を形成するコア部とを備
え、ライニング部とコア部とを一体に成形された合成樹
脂成形体を設け、管継手本体の内周側に当該管継手本体
と内面樹脂ライニング金属管の管端部との間をシールす
るゴムリングを収容し、管継手本体の端部内周側に内面
樹脂ライニング金属管の管端部外面に対するＣ形の止め
リングを収容し、該止めリングの内径は内面樹脂ライニ
ング金属管の外径よりも小とされることを特徴とする差
し込み式管継手。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992062625U JP2569149Y2 (ja) | 1992-06-01 | 1992-09-07 | 差し込み式管継手 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3695092 | 1992-06-01 | ||
| JP4-36950 | 1992-06-01 | ||
| JP1992062625U JP2569149Y2 (ja) | 1992-06-01 | 1992-09-07 | 差し込み式管継手 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0614675U JPH0614675U (ja) | 1994-02-25 |
| JP2569149Y2 true JP2569149Y2 (ja) | 1998-04-22 |
Family
ID=26376057
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992062625U Expired - Fee Related JP2569149Y2 (ja) | 1992-06-01 | 1992-09-07 | 差し込み式管継手 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2569149Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5128267B2 (ja) * | 1972-11-15 | 1976-08-18 | ||
| KR200470861Y1 (ko) * | 2009-06-16 | 2014-01-16 | 코웨이 주식회사 | 수처리 기기의 튜빙장치 |
| CN117483288B (zh) * | 2023-12-29 | 2024-04-16 | 宝鸡天联汇通复合材料有限公司 | 一种输氢管线防泄漏接头 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63119996U (ja) * | 1987-01-29 | 1988-08-03 | ||
| JPH02109095U (ja) * | 1989-02-20 | 1990-08-30 |
-
1992
- 1992-09-07 JP JP1992062625U patent/JP2569149Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0614675U (ja) | 1994-02-25 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |