JPH024310Y2 - - Google Patents

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JPH024310Y2
JPH024310Y2 JP11566084U JP11566084U JPH024310Y2 JP H024310 Y2 JPH024310 Y2 JP H024310Y2 JP 11566084 U JP11566084 U JP 11566084U JP 11566084 U JP11566084 U JP 11566084U JP H024310 Y2 JPH024310 Y2 JP H024310Y2
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pipe
press ring
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coating layer
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  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (考案の利用分野) 本考案は、ガス導管の如き埋設導管用樹脂ライ
ニング鋼管、即ち防蝕管の接続に用いる管継手に
関する。
(従来例) 上記防蝕管の接続はメカニカル継手を用いるの
が主流であり、併せて施行時に防蝕テープをメカ
ニカル継手に捲回して、亜鉛メツキ製である継手
の延命化を図る工夫もなされているが、テープ捲
回作業は継手形状の複雑さのため、かなり煩雑な
手間を要して作業性に劣ると同時に、このテープ
の捲きつけ度の良否に左右されて防蝕効果の点で
バラツキがみられる。
そのため本出願人は過去において第3図の如き
防蝕効果の大きい半永久的な防蝕管継手を案出
し、かつ出願するに至つている。これは外面に樹
脂被覆層1を有する筒状の継手本体2と、同じく
外面に樹脂被覆層3を有する筒状の押輪4と、ガ
スケツト5、リテーナ6、鋼球7およびボールバ
ンド8より構成される管緊締機構9とを主たる構
成要素とし、継手本体2の内端部内面に中央に近
づくにつれて漸次縮径する形状のテーパ部10を
形成すると共に、押輪4の先端部内面にも同様の
テーパ部11を設けたもので、継手本体2と押輪
4との間に管緊締機構9を介在させた状態から、
管継手の双方より管12を差込んで押輪4をまわ
し、継手本体2に該押輪4を強く螺合させ、この
力を利用しガスケツト5を継手本体2内面のテー
パ部10により縮径させて管12の樹脂被覆層1
3に密着させることで気密を有せしめ、他方では
鋼球7を押輪4のテーパ部11により内方向に押
圧させ、該鋼球7を管12の樹脂被覆層13に喰
い込ませることで、管12に引張りFが作用した
場合の抜止めを施こすようにしている。なお、第
1図おいて管継手は図示していないがが中央線O
−Oを挾んで左右対称な構造である。
しかるに、防蝕管にあつては、管12の寸法公
差に加えて、樹脂被覆層13の寸法公差が発生す
ると共に、管によつて樹脂被覆層の厚み2m/m
に達するものがあり、下記のような不都合が発生
することが分かつた。
即ち、第3図において、樹脂被覆層13を含む
管12の外径が上記寸法公差およびバラツキの点
で最大径を示し、これに対し押輪4の先端内径が
その製作寸法公差の点で最小径を示すものである
と、該先端外径と管外径との間の間隙dが最小値
になると、その間隙dが鋼球径よりも小さくなつ
て押輪4の先端の内周コーナ部が鋼球7に突き当
たり、押輪4を継手本体2に締め付けていつても
鋼球7がテーパ部11内に潜入できなくなつて鋼
球7に押輪4のテーパ部11が当たらなくなり、
その結果、テーパ部11によつて鋼球7を内方向
に押圧し得なくなつて鋼球7を管12の樹脂被覆
層13に喰い込ませることができなくなることが
ある。
一方、管12の外径や押輪4の内径が寸法公差
内に設定されているときには、上記間隙dが鋼球
径より小さくても、押輪4の軸線に対するテーパ
部11の開き角度θが45度以上になつていると、
押輪4を継手本体2に締め付けていくことによつ
てテーパ部11が鋼球7に当たり、押輪4の締め
付けにより鋼球7が内方向に押圧される。しか
し、テーパ部11の上記開き角度θが45度以上に
なつていると、押輪4を継手本体2に締め付けて
いつたときに鋼球7に加わる内方向の力がそれほ
ど大きくならず、加えて継手本体2に対して押輪
4を締め付けていくことが困難になる。その結
果、押輪4の先端がリテーナ6に当たらないとい
つた事態が生じ、そのような事態になると、次の
ような不都合が発生する。すなわち、管12が矢
印方向に引張られると、鋼球7が逆にテーパ部1
1に沿つて深く樹脂被覆層13に喰込みつつ同方
向に追従移動しようとする結果、リテーナ6の抑
えがなくなり、いままで継手本体側テーパ部10
内に圧縮されていたガスケツト5の反撥力(面
圧)でリテーナ6が同じく同方向に押圧され、第
4図のように押輪先端部に接当するまで移動し、
ためにガスケツト5が緩んで、その反撥力((面
圧)は急減し、正規の気密力を含む諸性能を満足
しなくなり、管内流体の漏洩をも生じるに至る。
(考案の目的) 本考案は、鋼球と押輪テーパ部との初期嵌合を
完全に行わせた後、それに引き続いて押輪による
鋼球の内方向への押圧を大きな力で行わせ、かつ
押輪の先端がリテーナに接当として、これの抑え
を確実にすることで、その後の管の引張り移動に
よるガスケツトの面圧変化を少なくすることがで
き、かつ確実に引抜き阻止力を得る管継手構造の
提供を目的とする。
(考案の要約) 本考案は、合成樹脂ライニング管の管継手であ
つて、外面に樹脂被覆層を有する筒状の継手本体
の内面に中央に近づくにつれて漸次縮径する形状
のテーパ部が形成され、外面に樹脂被覆層を有
し、かつ継手本体の端部への螺合により継手本体
と接続される押輪の先端部内面に中央に近づくに
つれて漸次縮径しかつ上記継手本体側のテーパ部
に対して逆向き勾配のテーパ部が形成され、継手
本体側のテーパ部と押輪側のテーパ部との間にリ
テーナが介装され、このリテーナを挾んで継手本
体側にガスケツトを配置する一方、押輪側にボー
ルバンドにより保持された鋼球を配置し、押輪側
の上記テーパ部を、押輪の軸線に対する開き角度
が45度よりも小さくかつ押輪を継手本体に締め付
けていつたときに上記鋼球に当接される入口側テ
ーパ部と、その入口側テーパ部よりも上記開き角
度θ2が小さくかつ上記入口側テーパ部に呼び込ま
れている鋼球が上記管に引抜き方向の引張り力が
作用したときに管と同方向に追従移動して潜入す
る内奥側テーパ部との2段テーパ構成とし、さら
に、鋼球が入口側テーパ部に当接した状態で押輪
の先端が上記リテーナを介してガスケツトを継手
本体側のテーパ部に押圧するように構成したこと
を特徴とする。
(考案の実施例) 以下、本考案の一実施例を第1図および第2図
において詳述する。なお、この実施例図面におい
て、第3図中のものと同一構成要件については同
一符号を記して、理解を容易にする。
第1図および第2図の実施例構成において、管
継手は、外周に樹脂被覆層1を有する継手本体2
と、同じく外面に樹脂被覆層3を有する押輪4
と、管緊締機構(ガスケツト,リテーナ,鋼球,
保持バンド)9を含むものであることに変りない
が、押輪4のテーパ部14,15が入口側と内奥
側とにおいて、そのテーパ角度が二段に変化さ
れ、しかして入口側テーパ部14のテーパ角θ1
鋼球7を呼びこみやすいように30度前後に設定さ
れ、かつ内奥部テーパ部15のテーパθ2がそれよ
りも小さな15度前後に設定される。
上記押輪4はその径を継手本体2よりも小さく
構成し、継手本体2の内面に雄ねじ16を切る一
方、押輪4の端部を樹脂被覆層のない露出部とし
て、該露出部に切つた雄ねじ17を上記雄ねじ1
6に螺合し、両者2,4を結合する。そして、こ
の結合状態で楔型断面形状のガスケツト5が継手
本体2側のテーパ部10に嵌入されると共に、ガ
スケツト5に対しテーパ部10の外側からドーナ
ツ板状のリテーナ6が当てつけられ、このリテー
ナ6を挾んでガスケツト5と反対側に、数個の鋼
球7を保持する環状のボールバンド8が設けら
れ、かつこの鋼球7が押輪4の入口側テーパ部1
4に当接される。
また、押輪4の継手本体2とは反対側の端部に
あつては、樹脂被覆層延設部3aの内面に溝21
が周設されて、これにパツキンリング18が嵌着
される。このパツキンリング18は、先端に断面
円形の厚肉部18aを有する内鍔18bを連設し
て形成した断面ほぼT字形のゴムであつて、押輪
4に管12を差込んだ際、第1図のように内鍔1
8bの厚肉部18aが管12の外面の樹脂被覆層
13に弾圧接当し、樹脂被覆延設部3aと管12
との間に間隙を閉止する。
さらに、押輪4の継手本体1側の端部にあつて
は、樹脂被覆層3に溝19が周設され、これにパ
ツキンリング20が嵌着される。このパツキンリ
ング20は通常のゴム製Oリングで、継手本体1
の入口部に延設された樹脂被覆層延設部1aの内
面に弾性接当し、該延設部1aと押輪4との間の
間隙を閉止する。
上記のような構成の第1図の管継手において
は、双方から管12を差込んで押輪4をまわし、
継手本体2に強く螺合させてゆくならば、押輪の
入口側テーパ部14が30度前後の鋼球7を呼びこ
みやすい角度に設定されているから、該鋼球とテ
ーパ部との初期嵌合が促進され、該テーパ部によ
る楔効果で鋼球7が管12の樹脂被覆層13内に
次第にかつ充分な深さまで喰込むと共に、押輪4
は上記螺合促進に伴いその先端4aが第2図の如
くリテーナ6に衝突し、これを押圧し、ガスケツ
ト5が継手本体2のテーパ部10内に縮径して押
込まれる結果、管12の樹脂被覆層13に密着
し、しかして気密性が保持される。
その後において管12に矢印Fに示す引張り力
が作用すると、管12の樹脂被覆層13に充分な
深さ喰込んでいる鋼球7は同方向に追従移動しよ
うとする。この時、押輪4では2段テーパ構成を
採用し、入口側テーパ部14よりも内奥側テーパ
部15のテーパ角を小さくしているので、鋼球7
はすでに樹脂被覆層13に充分に喰込んでいるに
かかわらず容易に内奥側テーパ部15に潜入し、
このテーパ部15による楔効果を受けることで管
12の抜出しを阻止する。この場合、押輪4の先
端4aがリテーナ6に衝当しているから、上記鋼
球7の移動にかかわらず該リテーナ6およびガス
ケツト5の移動は阻止され、故にガスケツト6の
面圧低下が発生しない。
(効果) 本考案によれば、押輪を継手本体に締め付けて
いつたときに上記鋼球に当接される入口側テーパ
部の押輪の軸線に対する開き角度が45度よりも小
さいため、その入口側テーパ部が鋼球に当接した
状態から押輪を継手本体に締め付けることによつ
て押輪に大きな内方向の力が加わり、しかも押輪
を継手本体に対して容易に締め付けていくことが
可能である。また、上記入口側テーパ部に呼び込
まれている鋼球が上記管に引抜き方向の引張り力
が作用して管と同方向に追従移動したときには、
その鋼球が内奥側テーパ部に潜入して管の樹脂被
覆層に喰い込むため、確実な抜止めが行われる。
また、鋼球が入口側テーパ部に当接した状態で
押輪の先端がリテーナに当たり、そのリテーナを
介してガスケツトを継手本体側のテーパ部に押圧
するから、上述のように鋼球が管と同方向に追従
移動してもガスケツトは継手本体側のテーパ部と
リテーナとによつて確実に挾持され、ガスケツト
による気密製が損なわれることはない。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の一実施例を示す
断面図、第3図および第4図は従来例を示す断面
図である。 1……継手本体の樹脂被覆層、2……継手本
体、3……押輪の樹脂被覆層、4……押輪、5…
…ガスケツト、6……リテーナ、7……鋼球、8
……ボールバンド、12……管、13……管の樹
脂被覆層、14……入口側テーパ部、15……内
奥側テーパ部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 合成樹脂ライニング管12の管継手であつて、
    外面に樹脂被覆層1を有する筒状の継手本体2の
    内面に中央に近づくにつれて漸次縮径する形状の
    テーパ部10が形成され、 外面に樹脂被覆層3を有し、かつ継手本体2の
    端部への螺合により継手本体2と接続される押輪
    4の先端部内面に中央に近づくにつれて漸次縮径
    しかつ上記継手本体2側のテーパ部10に対して
    逆向き勾配のテーパ部11が形成され、 継手本体2側のテーパ部10と押輪4側のテー
    パ部11との間にリテーナ6が介装され、このリ
    テーナ6を挾んで継手本体2側にガスケツト5を
    配置する一方、押輪4側にボールバンド8により
    保持された鋼球7を配置し、 押輪4側の上記テーパ部11を、押輪4の軸線
    に対する開き角度θ1が45度よりも小さくかつ押輪
    4を継手本体2に締め付けていつたときに上記鋼
    球7に当接される入口側テーパ部14と、その入
    口側テーパ部14よりも上記開き角度θ2が小さく
    かつ上記入口側テーパ部14に呼び込まれている
    鋼球7が上記管12に引抜き方向の引張り力が作
    用したときに管12と同方向に追従移動して潜入
    する内奥側テーパ部15との2段テーパ構成と
    し、 さらに、鋼球7が入口側テーパ部14に当接し
    た状態で押輪4の先端が上記リテーナ6を介して
    ガスケツト5を継手本体2側のテーパ部10に押
    圧するように構成したことを特徴とする管継手。
JP11566084U 1984-07-27 1984-07-27 管継手 Granted JPS6130783U (ja)

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JPS6130783U JPS6130783U (ja) 1986-02-24
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5744467A (en) * 1980-08-28 1982-03-12 Nippon Steel Corp Plasma cutter
JPH0754158B2 (ja) * 1986-09-29 1995-06-07 大阪瓦斯株式会社 管継手
FR2626206B1 (fr) * 1988-01-25 1990-05-18 Soudure Autogene Francaise Torche et machine de travail a l'arc, et cartouche pour cette torche
JPH0420592Y2 (ja) * 1988-01-30 1992-05-12

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