JPH047430Y2 - - Google Patents

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JPH047430Y2
JPH047430Y2 JP1986080721U JP8072186U JPH047430Y2 JP H047430 Y2 JPH047430 Y2 JP H047430Y2 JP 1986080721 U JP1986080721 U JP 1986080721U JP 8072186 U JP8072186 U JP 8072186U JP H047430 Y2 JPH047430 Y2 JP H047430Y2
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JP
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resin coating
coating layer
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ring
annular protrusion
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は外面に樹脂被覆層を有する防食管継手
に関するものである。
[従来の技術] 従来の防食管継手においては、継手本体と押輪
との螺合部がどうしても外部に露出する構造とな
つており、従つてこの螺合部から外部水が管継手
内部に侵入して腐食の原因となつている。このた
め、実公昭61−8305号に開示された第5図のごと
く押輪の締付けを利用して継手本体の樹脂被覆層
外面に形成した環状凹溝内にリングパツキンを嵌
着し、押輪の樹脂層に軸方向継手本体外面側に向
う延出部を形成して、この延出部内面を前記リン
グパツキンの外周側に弾圧周接させる技術があ
る。
[考案が解決しようとする問題点] 上記の技術は外部水の侵入を防止する目的とし
て優れた機能を持つものであるが、実際の施工に
当つてこの種の防食管継手は地面下に埋設する配
管の接続に使用されるため、土や土砂の異物が樹
脂被覆層外面に付着しやすく環状凹溝に嵌着した
リングパツキン部にも土砂の嵌み込みが生じる場
合がある。この場合嵌み込んだ異物を取除くのは
困難でリングパツキンを環状凹溝から取外して環
状凹溝を掃除しなければならない。従つて本考案
の目的は上記の問題を解消し、パツキンシール部
に土砂等の異物の嵌み込みがなく又異物が付着し
ても簡単に取除くことのできる防食管継手を提供
するものである。
[問題点を解決するための手段] 本考案の防食管継手は、上記目的を達成するた
めに、外面に樹脂被覆層を有しかつ端部外面に外
面ねじ部を有した筒状の継手本体と、外面に樹脂
被覆層を有しかつ前記継手本体の外面ねじ部に内
面ねじ部を螺合させて前記継手本体に被着され、
前記継手本体の外面ねじ部上を螺進することによ
り接続管を継手本体に締付け固定する筒状の押輪
とを具備させ、この押輪の樹脂被覆層に、当該押
輪の内端から前記継手本体の外面に沿つて軸方向
に延出する延出部を形成し、この樹脂被覆層の延
出部に対応する前記継手本体の樹脂被覆層外面に
周方向に向かう環状突部を形成し、この環状突部
に嵌着する内面凹溝を備えたパツキンリングを嵌
着すると共に、このパツキンリングの外周面を前
記押輪の樹脂被覆層の延出部内面に弾圧周接させ
ていることを特徴とする防食管継手である。
[作用] 以上の如く構成された防食管継手においては、
パツキンリングが継手本体の外面ねじ部と押輪の
内面ねじ部とが螺合する位置より外側に位置して
継手本体の樹脂被覆層外面に形成した環状突部に
嵌着して押輪の樹脂被覆層に形成した延出部との
間を密封するので、パツキンリング装着部に施工
時の外部土砂等の異物が嵌み込む恐れがなく、又
異物が付着しても容易に拭い去ることができる。
しかも継手本体の樹脂被覆層外面に形成した環状
突部に嵌着するパツキンリングは継手本体の樹脂
被覆層外面側および押輪の延出側の相方に弾圧周
接させる面積を充分大きくとることができるの
で、外部水が管継手内部に侵入を防止するシール
効果はより一層確実に果すことができる。
[実施例] 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。第1図の左半分は接続前の状態を、右半分は
押輪締付接続後の状態を示し、1は管状の鋳鉄そ
の他の材質よりなる継手本体で外面に塩化ビニー
ル、ポリエチレン等の樹脂被覆層11が形成して
ある。この継手本体樹脂被覆層11の端部付近に
樹脂被覆層11による環状突部13が設けてあ
り、この環状突部13に内側に環状凹溝を有すパ
ツキンリング6を嵌着してある。この環状突部1
3の更に端部は樹脂被覆層のない露出部14でパ
ツキンリング6の内側は第2図のごとくこの露出
部14まで被うような形状であつてもよい。更に
端部側は外面におねじが設けてあり、このおねじ
に、めねじを有す押輪2が螺合される。端部内面
は軸線方向中央に向つて漸次小径となるテーパ部
12が形成してあり、この部分に断面3角形の気
密パツキン3が装着されている。そしてこの気密
パツキン3を押輪2内面の段部22との間にはリ
テーナ4が介装してある。このリテーナ4を挟ん
で気密パツキン3の反対側には円周上内側に複数
個の食込み部を有す食込み部材5を設けてある。
この食込み部材5の外周面は気密パツキンを装着
するテーパ部12と逆向きとなる押輪2の内面に
形成されたテーパ部27に当接している。又食込
み部材5の軸線方向外側には断面L字形のリング
パツキン8が装着してある。このリングパツキン
8は第4図イのごとく断面U字形としても、又第
4図ロのごとく食込み部材5とリングパツキン8
を一体に焼付したものを用いてもよい。
押輪2は第3図に示すごとく内面に前記した継
手本体に螺合するめねじ28とレテーナを押圧す
る段部22と食込み部材5を収容するテーパ面2
7が形成され、外面は継手本体と同様の樹脂被覆
層21を形成しこの樹脂被覆層21はめねじ側端
部外方に継手本体外面の環状突部13に装着した
パツキンリング6の外周面に当接する延出部24
を形成してあり、又押輪の後端部顎23の内面お
よびテーパ内面27の小径側終端部25まで被覆
してある。
第1図左側の押輪締付前の状態から右図のごと
く押輪2を継手本体と螺合すると、押輪2内面の
段部22によつてリテーナ4を介して気密パツキ
ン3が継手本体のテーパ部に押圧され外面樹脂被
覆層鋼管7との気密性を保持すると同時に食込み
部材5がテーパ内面27の小径側に押圧されて管
7の外面に深く食込まれ管7との接続が行なわれ
る。そしてこのとき継手本体の樹脂被覆層11の
環状空部13に嵌着されたパツキンリング6は押
輪の延出部24の内面によつて弾圧周接される。
すなわちパツキンリング6の外径を押輪の延出部
24内径寸法より、所定寸法を大きく設定してお
くことにより、内周側は継手本体1の樹脂被覆層
11の外周面に、又外周側は延出部24の内周面
に弾圧シール状態で周接される。一方管7の外周
面側については、テーパ内面27の小径側に装着
してあるリングパツキン8が食込み部材5の移動
によつて圧縮されることによつて、押輪のテーパ
内面27の小径側終端部25の樹脂被覆層21と
管7の外面樹脂被覆層71とが連続した防食層と
なり完全な密封作用が果される。なお、上記実施
例では継手本体1は両側から管7を挿入して接続
するものについて図示したが、本考案はこれに限
定されるものではなく、これ以外の各種タイプの
管継手に適用可能である。
次に第6図乃至第8図は前記した第1図、第2
図と別の実施例を示すもので、第6図に示すパツ
キン61は外周に2条の62を設け、環状凹溝の
内周は樹脂被覆層の環状突部13の外周と隙間を
設け弾性が行われ易くしている。
第7図に示すパツキン63は環状突部13の中
央付近の外周面に凸条64を設け環状凹溝の内周
と樹脂被覆層の環状突部13の外周との間に隙間
を設けたものである。この様に環状凹溝の内周と
環状突部13の外周との間に隙間を形成すること
により、樹脂被覆層11,21に偏心があつても
弾性の量が多くなつて充分吸収できる。
更に第8図に示すパツキン65は外周に3条の
リツプ66を設けて押輪の樹脂被覆層21の延出
部24の内周面と当接させたものでこの様にリツ
プを形成しても樹脂被覆層11,21の偏心を吸
収することができる。
[効果] 特に本考案は、継手本体の外面ねじ部と押輪の
内面ねじ部の螺合部の外側に位置して、継手本体
の樹脂被覆層11の環状突部13に嵌着する内側
に環状凹溝を有すパツキンリング6を嵌着してあ
るので、土砂等の異物が貯まる事がなく、パツキ
ンリング6の表面に附着しても容易に取除く事が
出来る。又パツキンリング6は環状突部13に嵌
着してあるので軸線方向の移動が防止され、更に
パツキンリング6の内外面と当接するシール面積
を充分に大きくとることが出来るのでシール効果
も完全に果せる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案の実施例を示し、第
1図左側は押輪締付前を右側は押輪締付後の状態
を示す要部断面図、第2図はパツキンリング6の
別の実施例を示す要部断面図、第3図は押輪2の
要部拡大断面図、第4図イ,ロはリングパツキン
8の他の実施例を示す要部断面図、第5図は従来
の管継手を示す要部断面図、第6図乃至第8図は
本考案の別の実施例を示す要部断面図である。 1……継手本体、2……押輪、3……気密パツ
キン、4……リテーナ、5……くいこみ部材、6
……パツキンリング、7……外面樹脂被覆管、8
……リングパツキン、13……環状突部、24…
…延出部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外面に樹脂被覆層を有しかつ端部外面に外面ね
    じ部を有した筒状の継手本体と、外面に樹脂被覆
    層を有しかつ前記継手本体の外面ねじ部に内面ね
    じ部を螺合させて前記継手本体に被着され、前記
    継手本体の外面ねじ部上を螺進することにより、
    接続管を継手本体に締付け固定する筒状の押輪と
    を具備させこの押輪の樹脂被覆層に、当該押輪の
    内端から前記継手本体の外面に沿つて軸方向に延
    出する延出部を形成し、この樹脂被覆層の延出部
    に対応する前記継手本体の樹脂被覆層外面に周方
    向に向かう環状突部を形成し、この環状突部の外
    周面との間で隙間を有する内面凹溝を備えたパツ
    キンリングを前記環状突部に嵌着すると共に、こ
    のパツキンリングの外周面を前記押輪の樹脂被覆
    層の延出部内面に弾圧周接させることを特徴とす
    る防食管継手。
JP1986080721U 1986-05-28 1986-05-28 Expired JPH047430Y2 (ja)

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JPS62191981U JPS62191981U (ja) 1987-12-07
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