JP2541746Y2 - 管継手 - Google Patents

管継手

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JP2541746Y2
JP2541746Y2 JP1252792U JP1252792U JP2541746Y2 JP 2541746 Y2 JP2541746 Y2 JP 2541746Y2 JP 1252792 U JP1252792 U JP 1252792U JP 1252792 U JP1252792 U JP 1252792U JP 2541746 Y2 JP2541746 Y2 JP 2541746Y2
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JP
Japan
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anticorrosion core
flange
main body
adhesive
pipe
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JP1252792U
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JPH0562787U (ja
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秋生 保田
茂雄 上田
隆雄 三宅
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Sekisui Chemical Co Ltd
Higashio Mech Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Higashio Mech Co Ltd
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Publication date
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  • Flanged Joints, Insulating Joints, And Other Joints (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】内部に防食樹脂層を有する被接続管を接
続する管継手として、孔部に被接続管用ねじ部を有する
筒部と、該筒部から突設される連結用フランジ部と、か
らなるものが知られていた。
【0003】しかしながら、この管継手としても、被接
続管と同様、防食対策を施す必要があった。
【0004】そこで、孔部の内周面に被接続管用ねじ部
を有する金属製フランジ本体と、該フランジ本体に固着
される樹脂製防食コアと、を備えた管継手が提案され
た。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上述の金属製フランジ
本体と樹脂製防食コアとを備えた管継手では、樹脂製防
食コアを射出成形により形成して、金属製フランジ本体
と一体化していた。
【0006】従って、この場合、樹脂製防食コアが収縮
して簡単に金属製フランジ本体から外れる虞れがあっ
た。
【0007】そこで、本考案では、金属製フランジ本体
と樹脂製防食コアとが確実に固定され、しかも、シール
性にも優れた管継手を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本考案に係る管継手は、孔部の内周面に被接続管
用ねじ部と防食コア用ねじ部とを有する金属製フランジ
本体と、該フランジ本体の防食コア用ねじ部に螺着され
て外鍔部が該フランジ本体の孔部の端部大径部に嵌合す
る樹脂製防食コアと、を備えた管継手であって、上記防
食コアの外鍔部の裏面が接触する上記金属製フランジ本
体の接触部の一部に、接着剤溜り部を設けたものであ
る。
【0009】
【作用】樹脂製防食コアを、金属製フランジ本体の防食
コア用ねじ部に螺着すれば、樹脂製防食コアと金属製フ
ランジ本体とは一体化する。
【0010】また、取付強度を増加させるために、防食
コア用ねじ部等に接着剤を塗布するが、防食コアをフラ
ンジ本体に螺着する際、押圧された余分な接着剤が上記
接触部の一部に設けられた接着剤溜り部に溜り、固化す
る。
【0011】従って、余分な接着剤が、防食コアの外鍔
部の裏面とフランジ本体の接触部との間を介して外部へ
食み出すことがなくなり、しかも、接着強度も増加す
る。
【0012】
【実施例】以下、実施例を示す図面に基づいて本考案を
詳説する。
【0013】図1と図2は本考案に係る管継手を示し、
この管継手は、金属製フランジ本体1と、このフランジ
本体1に固定される樹脂製防食コア2と、からなる。
【0014】しかして、金属製フランジ本体1は、筒状
部3と、該筒状部3から外鍔状に突設される取付用鍔部
4と、からなり、孔部5の内周面6に、被接続用ねじ部
7と防食コア用ねじ部8とが形成されている。
【0015】即ち、フランジ本体1の孔部5は、テーパ
孔部9と、端部大径部10と、からなり、テーパ孔部9に
被接続管用ねじ部7と防食コア用ねじ部8とが形成され
ている。具体的には、テーパ孔部9は、フランジ本体1
の一端面1aに開口し、該一端面1a側が大径とされ、
他端面1b側の小径側に防食コア用ねじ部8が形成され
る。
【0016】また、樹脂製防食コア2は、円筒部12と、
該円筒部12の基端部に突設される外鍔部13と、からな
り、外鍔部13がフランジ本体1の孔部5の端部大径部10
に嵌合する。
【0017】即ち、防食コア2の円筒部12は、基端大径
部14と、該大径部14より小径の小径部15とからなり、基
端大径部14の外周面に防食コア用ねじ部8に螺合する接
合用ねじ部16を設けている。
【0018】なお、円筒部12の小径部15の外周面には、
螺施状又は独立リング状の小突条11が設けられている。
【0019】そして、接合用ねじ部16が防食コア用ねじ
部8に螺合された際には、外鍔部13が孔部5の大径部10
に嵌合すると共に、円筒部12の小径部15の外周面と被接
続管用ねじ部7との間に間隙部17が形成される。
【0020】また、図1に示すように、防食コア2の外
鍔部13の裏面18が接触する金属製フランジ本体1の接触
部19の一部に、接着剤溜り部20が形成される。
【0021】具体的には、接着剤溜り部20は、接触部19
の中央部に設けられた周方向凹溝21とこれに対面する裏
面18の一部とからなり、この凹溝21の内周面及び外周面
が順次、防食コア2の裏面側に向かって拡開している。
【0022】即ち、フランジ本体1と防食コアとを螺着
する際には、防食コア用ねじ部8と接合用ねじ部16との
間には、接着剤Sが介装され、螺着に際して、接着剤S
は押圧され、外部へ食み出そうとするが、接着剤Sは、
接着剤溜り部20に溜り、外部へ食み出さない。
【0023】ところが、図4に示すように、接着剤溜り
部を有さないものであれば、樹脂製防食コアaの接合用
ねじ部bを、金属製フランジ本体cの防食コア用ねじ部
dに螺合させれば、防食コアaの外鍔部eの裏面fと該
裏面fが接触する接触部gとの間、及び、外鍔部eの外
周面hとフランジ本体cの孔部iの端部大径部jの内周
面kとの間を介して、イ部から外部へ接着剤が食み出す
虞れがある。
【0024】外部へ接着剤が食み出せば、防食コアaの
外端面m及び金属製フランジ本体cの端面nに、食み出
した接着剤により凸部が形成され、シール機能を低下さ
せることになる。
【0025】即ち、一対の被接続管を連結する場合、一
対の管継手を使用し、一対の管継手の外端面m,m乃至
端面n,nの間にシール材を介装して、該管継手を連結
するものであり、外端面m及び端面nに凸部があれば、
シール機能を低下させることになる。
【0026】これに対して、本考案の如く接着剤溜り部
20を設けて、イ部から接着剤Sを食み出さないように設
定すれば、防食コア2の外端面22及び金属製フランジ本
体1の他端面1bからなる合わせ面23には接着剤Sによ
る凸部が形成されず、一対の被接続管24,24を連結する
際には、合わせ面23がシール材(合わせ面間に介装され
る)に確実に密着し、優れたシール機能を発揮する。
【0027】しかして、この管継手に接続される被接続
管24は、金属製管本体25と、該金属製管本体25の内面に
付設される防食樹脂層26と、からなり、金属製管本体25
の端部外周面に金属製フランジ本体1の被接続管用ねじ
部7に螺合する端部雄ねじ部27が形成されている。
【0028】また、防食コア2の小突条11は、被接続管
24の樹脂層26の内面に接触する寸法に設定する。
【0029】即ち、被接続管24の雄ねじ部27を被接続管
用ねじ部7に螺合させた場合、被接続管24の端部が間隙
部17に進入して被接続管24の樹脂層26の内周面に、小突
条11がしだいに食い込むように、又は小突条11自体が押
し潰れるようにしている。なお、図2において、30は連
結用の貫孔である。
【0030】従って、上述の如く構成された一対の管継
手を使用して、一対の被接続管24,24を接続した場合、
その接続状態では、形成される流路の内周面全体が樹脂
被覆されることになり、優れた防食効果を発揮すること
ができる。
【0031】また、樹脂製防食コア2は、硬質塩化ビニ
ル等からなり、接着剤Sとしては、エポキシ樹脂系接着
剤等が使用され、接着剤溜り部20に形成される接着剤固
化部は樹脂製防食コア2に一体化し、防食コア2の裏面
18側にあたかも凹周部28が形成されたものとなり、この
凹周部28に、フランジ本体1の突部29が嵌合することに
なる。
【0032】従って、これにより、防食コア2が内径方
向へ収縮しようとするのを有効に阻止することができ
る。
【0033】次に、図1と図2に示す管継手と、図4に
示す管継手と、を使用して、樹脂製防食コア2の接着強
度試験を行なった。
【0034】ここで、接着強度試験とは、2種類の管継
手を、夫々10個づつ、半日毎に−15℃と+60℃の環境下
におき、これを30日間繰り返した。
【0035】その結果は、本考案に係る管継手では、30
日間に10個とも全く防食コア2がフランジ本体1から外
れることがなかったのに対し、図4に示す管継手では、
5日以内に2個の管継手の防食コアがフランジ本体から
外れ、10日以内にさらに別の6個の管継手の防食コアが
外れ、15日以内に10個全ての管継手の防食コアが外れ
た。
【0036】従って、本考案に係る管継手は、過度の温
度変化に対しても、防食コア2がフランジ本体1から剥
離することなく、耐久性に優れたものとなる。
【0037】次に、図3は他の実施例を示し、この場
合、金属製フランジ本体1の孔部5の端部大径部10は、
円形凹所10aとその外周側に設けられる周方向溝10bと
からなる。端部大径部10はその断面形状が倒立L字形状
とされる。
【0038】そして、樹脂製防食コア2の外鍔部13の裏
面には、周方向凹部33が設けられ、防食コア2がフラン
ジ本体1に螺合した際には、外鍔部13の周方向突出部32
が周方向溝31に嵌合する。
【0039】また、突出部32の突出寸法は、周方向溝31
の深さ寸法より小さく設定され、周方向溝31内に隙間部
が形成される。即ち、この隙間部が、防食コア2の外鍔
部13の裏面18が接触する金属製フランジ本体1の接触部
19の一部に形成される接着剤溜り部20とされる。
【0040】従って、この場合も、上述の実施例と同
様、イ部から接着剤Sは食み出さず、合わせ面23には、
接着剤Sによる凸部が形成されず、一対の被接続管24,
24を連結する際に、その合わせ面23,23がシール材に確
実に密着する。
【0041】また、この実施例によれば、凹部33に、フ
ランジ本体1の周方向突部34が嵌合し、防食コア2が内
径方向へ収縮しようとするのを有効に阻止している。
【0042】また、防食コア2の内周面には、周方向に
沿って所定ピッチに配設される凹所35が形成されてい
る。これは、防食コア2をフランジ本体1に螺合する際
に、使用される係止部とされる。
【0043】なお、図1において、この凹所35を省略し
ているが、勿論、設けるも好ましい。また、図3に示す
実施例においては、防食コア2の円筒部12の小突条11の
図示を省略しているが、勿論、小突条11を設けるも好ま
しい。
【0044】なお、上述の実施例に限定されず、本考案
の要旨を逸脱しない範囲で設計変更自由であり、例え
ば、接着剤溜り部20の位置としては、金属製フランジ本
体1の接触部19の一部であればよいが、好ましくは、外
径側に設けるがよい。内径側に設ければ、この溜り部20
を通過して外部へ接着剤が食み出す虞れがあるからであ
る。
【0045】被接続管用ねじ部7と防食コア用ねじ部8
としては、同一方向ねじとするも、左右逆ねじとするも
自由であるが、左右逆ねじすとれば、被接続管24を金属
製フランジ本体1の被接続管用ねじ部7に螺着させた
際、被接続管24の回転方向と同一方向に回転しようとす
るが、被接続管24と対向する防食コア2も螺進する方向
に回転することになり、防食コア2は緩むことなく、一
層締め付けられることになり好ましい。
【0046】また、溜り部20の数としても、1個に限る
必要もない。
【0047】
【考案の効果】本考案は上述の如く構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。
【0048】樹脂製防食コア2を金属製フランジ本体1
の防食コア用ねじ部8に螺着する際には、防食コア用ね
じ部8等に塗布される接着剤Sが接着剤溜り部20内に溜
り、外部へ食み出すことがなく、この管継手の合わせ面
23はその平面状態が損われることがなく、被接続管接続
状態において極めて優れたシール機能を発揮する。
【0049】しかも、この管継手は、接着剤溜り部20内
の固化した接着剤Sにより、外鍔部13の接着強度が増加
して、コア2の収縮を防止し、極めて耐久性に優れたも
のとなる。
【0050】また、一対の被接続管24,24の接続状態に
おいては、形成される流路の内周面全体が樹脂被覆され
ることになり、優れた防食効果を示すことになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す要部拡大断面図であ
る。
【図2】断面図である。
【図3】他の実施例の要部拡大断面図である。
【図4】比較例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 金属製フランジ本体 2 樹脂製防食コア 5 孔部 6 内周面 7 被接続管用ねじ部 8 防食コア用ねじ部 10 端部大径部 13 外鍔部 18 裏面 19 接触部 20 接着剤溜り部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 孔部5の内周面6に被接続管用ねじ部7
    と防食コア用ねじ部8とを有する金属製フランジ本体1
    と、該フランジ本体1の防食コア用ねじ部8に螺着され
    て外鍔部13が該フランジ本体1の孔部5の端部大径部10
    に嵌合する樹脂製防食コア2と、を備えた管継手であっ
    て、上記防食コア2の外鍔部13の裏面18が接触する上記
    金属製フランジ本体1の接触部19の一部に、接着剤溜り
    部20を設けたことを特徴とする管継手。
JP1252792U 1992-02-04 1992-02-04 管継手 Expired - Lifetime JP2541746Y2 (ja)

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JP2014219087A (ja) * 2013-05-10 2014-11-20 Jfe継手株式会社 フランジ形管継手
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KR102008586B1 (ko) * 2017-12-27 2019-08-07 더에이스테크 주식회사 반도체 배관용 다기능 무용접 연결구
JP7010752B2 (ja) * 2018-04-04 2022-01-26 トヨタ自動車株式会社 ダクト

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