JP2569650Y2 - 管継手 - Google Patents

管継手

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JP2569650Y2
JP2569650Y2 JP1992060848U JP6084892U JP2569650Y2 JP 2569650 Y2 JP2569650 Y2 JP 2569650Y2 JP 1992060848 U JP1992060848 U JP 1992060848U JP 6084892 U JP6084892 U JP 6084892U JP 2569650 Y2 JP2569650 Y2 JP 2569650Y2
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pipe
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packing
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は接続すべき管の端面の
腐食を防止できる管継手、特に現場での組立の容易な管
継手に関連する。
【0002】
【従来の技術】例えば、実公昭63−12303号公報
に示されるように、管にねじを切らずに接続するパッキ
ン形継手は公知である。このパッキン形継手は、図2に
示すように、端部の外周にねじ10が形成され継手本体
8と、継手本体8の内側に配置された環状のスリーブ1
と、スリーブ1の内側に配置される管6と、管6が挿通
されかつパッキン11の端部に当接するワッシャ12
と、管6が配置された開口部9aを有しかつ継手本体8
のねじ10に嵌合されてワッシャ12を継手本体8に対
して押圧するナット9とを備えている。管6の内面には
樹脂ライニング7が形成されている。軟質のゴムにより
形成されるスリーブ1は図3から明かなように継手本体
8と管6との間に配置された外側部5と、管6の内側に
配置された内側部4と、外側部5と内側部4とを接続す
る連結部2とを備えている。管端面の腐食を防止するこ
のパッキン形継手は、接続される管の端面が内部の流体
に露出された状態に保持されるので、管の端面が管内の
流体により腐食する欠点がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】スリーブ1は軟質のゴ
ムにより形成されるので、管6にスリーブ1を装着した
後、継手本体8からナット9及びパッキン11を分離し
た状態で管6を継手本体8内に挿入し、その後、パッキ
ン11を内側にしてナット9を継手本体8に取り付けな
ければならない。したがって、現場での管継手の組立が
煩瑣である。また、スリーブ1が軟質であるため、管継
手の組立完了時にスリーブ1が必ずしも所望の形状を保
持した状態で配置されかつ十分にシール性能を達成でき
るとは限らなかった。例えば、図4に示す他の従来の管
継手でも、スリーブ1が軟質材料で形成されるため、管
継手の組立完了時にスリーブ1の中間部13が延びた
り、圧縮されたり所望の形状に保持した状態で配置され
かつ十分なシール性能が得られるとは限らなかった。
【0004】そこで、この考案は管継手の組立完了時に
パッキン部材が所望の形状に保持された状態で配置さ
れ、十分にシール性能及び防食性を発揮でき、かつ生産
性の向上を図れる管継手を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案による管継手
は、端部の外周にねじ(22)が形成された継手本体
(21)と、継手本体(21)の内側傾斜面及び樹脂ラ
イニング(24a)が被覆された管(24)の外面に接
触するパッキン本体(28)と、管(24)が挿通され
かつパッキン本体(28)に当接するワッシャ(25)
と、管(24)が挿通された開口部(26a)を有しか
つ継手本体(21)のねじ(22)に嵌合されてワッシ
ャ(25)を継手本体(21)に対して押圧するナット
(26)とを備えている。継手本体(21)と管(2
4)との間に配置された外側リング部(30)と、管
(24)の内側に配置された内側リング部(31)と、
外側リング部(30)と内側リング部(31)とを接続
する連結部(32)とを備えかつ硬質合成樹脂により形
成されたコア(27)を継手本体(21)の内側に配置
する。コア(27)とパッキン本体(28)とをモール
ド成形又は嵌合連結によって一体化して、管(24)の
端部を外側リング部(30)と内側リング部(31)と
の間に配置する。コア(27)の連結部(32)は継手
本体(21)の内面に形成された段差部(33)に当接
可能である。この考案の実施例では、コア(27)の外
側リング部(30)と、内側リング部(31)と、コア
(27)の連結部(32)とに包囲される弾性を有する
パッドを管(24)の端面に面して配置する。
【0006】
【作用】硬質合成樹脂により形成したコア(27)は、
管継手を管(24)の端部に装着した後も、継手本体
(21)内で縮んだり延びる形状にならずに所望の形状
で所定の位置に保持され、ゴムにより形成されたパッキ
ン本体(28)も継手本体(21)の内側傾斜面、ワッ
シャ(25)及び管(24)に確実に接触するので、継
手本体(21)と管(24)との間で十分なシール性能
を維持することができる。また、異種の材料により形成
されたコア(27)とパッキン本体(28)とをモール
ド成形又は嵌合連結によってパッキン部材(23)とし
て一体化したので、1部品として取り扱いが容易とな
り、管継手を短時間で組み立てることができる。更に、
コア(27)の連結部(32)は継手本体(21)の内
面に形成された段差部(33)に当接可能であるため、
管(24)の端部が内側に押圧されたときにコア(2
7)の連結部(32)が段差部(33)に当接する。従
って、管(24)の端部が内側に押圧されてもコア(2
7)とパッキン本体(28)との連結部(32)での破
断を防止することができる。
【0007】
【実施例】以下、この考案による管継手の実施例を図1
について説明する。
【0008】図1から明かなように、この考案による管
継手20は、端部の外周にねじ22が形成された継手本
体21と、継手本体21の内側に配置された環状のパッ
キン部材23と、パッキン部材23の内側に配置されか
つ内面、外面又は内外面が樹脂ライニング24aにより
被覆された管24と、管24が挿通されかつパッキン部
材23の端部に当接するワッシャ25と、管24が配置
された開口部26aを有しかつ継手本体21のねじ22
に嵌合されてワッシャ25を継手本体21に対して押圧
するナット26とを備えている。パッキン部材23は硬
質塩化ビニル等の硬質合成樹脂により形成されたコア2
7と、コア27の端部に設けられかつゴム等の弾性体に
より形成されたパッキン本体28とを備えている。コア
27は継手本体21と管24との間に配置された外側リ
ング部30と、管24の内側に配置された内側リング部
31と、外側リング部30と内側リング部31とを接続
する連結部32とを備えている。パッキン部材23のパ
ッキン本体28は継手本体21の内側傾斜面21a、ワ
ッシャ25及び管24に接触する。コア27の連結部3
2は継手本体21の内面に形成された段差部33に当接
可能である。
【0009】図示の実施例では、管24の内面及び外面
はいずれも塩化ビニル又はポリエチレンにより被覆され
たライニング鋼管が形成される。ワッシャ25とナット
26との間にはロックリング35が配置されている。ロ
ックリング35の外側傾斜面35aはナット26の内側
傾斜面26bに当接し、ロックリング35はナット26
に対してくさび連結する。パッキン本体28はモールド
成形によりコア27に対して固着されるが、嵌合連結に
より機械的に固着させてもよい。コア27は硬質の合成
樹脂、例えば硬質塩化ビニルで形成され、パッキン本体
28はNBR等の合成ゴムから成る弾性体により形成さ
れる。コア27の連結部32と管端面24bとの間に弾
性を有するパッド34が配置され、管24の挿入時の連
結部32に対する衝撃の緩和、シール性及び管端面24
bの防食性の向上を図っている。
【0010】パッキン部材23のコア27は硬質塩化ビ
ニルにより形成されるので、パッキン部材23を所定の
形状及び位置に保持する作用がある。また、パッキン部
材23のパッキン本体28は弾性体により形成されるの
で、継手本体21と管24との間で十分なシール性能を
維持する。このため、全部品を継手本体21に装着しか
つナット26を僅かに緩めた状態で管24を継手本体2
1内に挿入した後、ナット26を締め付けて管継手を組
み立てることができる。
【0011】
【考案の効果】前記のように、この考案では、組立の際
に、パッキン部材を所定の位置及び形状に保持でき、所
望のシール性能及び管端面の防食性を確保することがで
きる。また、コアとパッキン本体とを一体化したので、
1部品として取り扱いが容易となり、全部品を継手本体
に装着した状態で組立できるので、現場での施工を短時
間で完了することができる。更に、コアの連結部は継手
本体の内面に形成された段差部に当接可能であるため、
管端が内側に押圧されたときにコアの連結部が段差部に
当接する。従って、管端が内側に押圧されてもコアとパ
ッキン本体との連結部での破断を防止することができる
利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この考案による管継手の部分断面図
【図2】 従来のパッキン形継手の断面図
【図3】 図2の継手に使用するスリーブの断面図
【図4】 従来の他のパッキン形継手の断面図
【符号の説明】
20・・管継手、21・・継手本体、22・・ねじ、2
3・・パッキン部材、24・・管、25・・ワッシャ、
26・・ナット、26a・・開口部、26b・・傾斜面、
27・・コア、28・・パッキン本体、30・・外側リ
ング部、31・・内側リング部、32・・連結部、

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端部の外周にねじが形成された継手本体
    と、継手本体の内側傾斜面及び樹脂ライニングが被覆さ
    れた管の外面に接触するパッキン本体と、管が挿通され
    かつパッキン本体に当接するワッシャと、管が挿通され
    開口部を有しかつ継手本体のねじに嵌合されてワッシャ
    を継手本体に対して押圧するナットとを備えた管継手に
    おいて、 継手本体と管との間に配置された外側リング部と、管の
    内側に配置された内側リング部と、外側リング部と内側
    リング部とを接続する連結部とを備えかつ硬質合成樹脂
    により形成されたコアを継手本体の内側に配置し、 コアとパッキン本体とをモールド成形又は嵌合連結によ
    って一体化し、 管の端部を外側リング部と内側リング部との間に配置
    し、 コアの連結部は継手本体の内面に形成された段差部に当
    接可能であることを特徴とする管継手。
  2. 【請求項2】 コアの外側リング部と、内側リング部
    と、コアの連結部とに包囲される弾性を有するパッドを
    管端面に面して配置した請求項1に記載の管継手。
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