JP2504068Y2 - 管継手 - Google Patents

管継手

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JP2504068Y2
JP2504068Y2 JP1993055063U JP5506393U JP2504068Y2 JP 2504068 Y2 JP2504068 Y2 JP 2504068Y2 JP 1993055063 U JP1993055063 U JP 1993055063U JP 5506393 U JP5506393 U JP 5506393U JP 2504068 Y2 JP2504068 Y2 JP 2504068Y2
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JP
Japan
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joint body
push ring
tightening
joint
ring
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JP1993055063U
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JPH074982U (ja
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正博 仲倉
春喜 松浦
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Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば地面下に埋設配
管されるガス管の接続に用いられる管継手に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】このような用途に用いられる一般的なメ
カニカル継手は、図7に示すような構成になっている。
即ち、押輪1に挿通させた接続管2に、抜け止め部材
3、当て具4およびガスケット5をそれぞれ外嵌させ、
この押輪1を継手本体6に螺合してパイプレンチ等によ
り締付けることにより、押輪1が継手本体6に対し螺進
し、抜け止め部材3の球体3aが押輪1のテーパ面1a
により接続管2の外周面に被覆された防食用のライニン
グ層2aに軽く喰い込み、この押輪1と接続管2との間
に挾まった球体3aの楔作用により接続管2が抜け止め
されるとともに、押輪1の締付力が抜け止め部材3およ
び当て具4を介してガスケット5を継手本体6のテーパ
面6aおよび接続管2に圧接させ、シール作用を発揮す
る。また、継手本体6と押輪1との間に介在されたゴム
製のシール部材7がこれらの間隙を密閉する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、このような
管継手を用いて接続管2の接合を行う場合、一般に手締
めによる押輪1の仮締めを行った後に、長期気密性確保
を目的として、パイプレンチやチェーントンによって一
定トルク以上の本締めが行われる。ところが、管継手を
接続管2にセットした時の手締めの状態でも一時的に気
密を確保できるため、特に埋設配管において埋設以前に
行う気密検査時には、手締め状態であるにもかかわらず
気密性に異常なしの結果が出る。そのため、手締め状態
のままで本締めを忘れているのを気付かず、埋設後に漏
れが発生し、調査の段階で締め忘れが判明することがあ
る。
【0004】そこで、ガス業界で広く採用されているS
GM管継手においては、継手本体への突起の設定、ある
いは締付け後の管継手につくパイプレンチの傷の確認を
指導しているが、埋設管は通常地下600〜1200m
mの深さに配管されるために誤認が生じたり、また、他
の埋設管が存在する場合には管継手を複数個組み合わせ
て配管するので、確認もれが生じ易い。
【0005】本考案は、このような問題点に鑑みなされ
たもので、管継手が埋設穴にセットされても、押輪が本
締付けされていないときには、それを一目で容易に確認
でき、押輪の本締付けの忘れを確実に防止することがで
きる管継手を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記目的を達
成するため、押輪を継手本体に螺進して本締付けするこ
とによって継手本体の端部に覆われかつ押輪を継手本体
に仮締めした状態では継手本体の端部に覆われない押輪
の部位にシール部材が外嵌され、このシール部材が、押
輪を継手本体に本締付けすることにより、継手本体と押
輪との間に挿入されて、継手本体と押輪との間を密閉す
ように構成されていると共に、前記シール部材に、押
輪の継手本体への本締付けによって押輪と継手本体の間
に屈曲挿入され、押輪を継手本体に仮締めした状態で
は、継手本体の端部外面よりも径方向外方に突き出して
起立するベロー部を一体に形成したものである。
【0007】
【作用】上記構成を採用したことにより、シール部材に
一体に形成したベロー部が押輪と継手本体の間に挿入さ
れる前の手締めによる仮締めの状態では、シール部材の
ベロー部が、継手本体の端部外面よりも径方向外方に突
き出して起立する状態で外に露出するため、管継手が埋
設穴にセットされていても、押輪が本締付けされていな
いのを一目で容易に確認できる。
【0008】また、押輪の継手本体への本締付け状態で
は、シール部材のベロー部が押輪と継手本体の間に屈曲
挿入されるので、押輪が本締付けされたのを一目で容易
に判断できる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0010】図1および図2は、それぞれ一実施例の締
付け前および締付け後の一部切断正面図であり、これら
の図において、接続管2が挿入されて接続される継手本
体13の開口部内面には、その開口端側に向けて漸次大
径となるテーパ面13bを形成し、このテーパ面13b
に当て具4を介在してガスケット5を押圧させる押輪1
2が継手本体13に螺合して設けられている。この押輪
12の内孔奥部には、当て具4に向けて漸次大径となる
テーパ面12aが形成され、このテーパ面12aと当て
具4との間には、接続管2の抜け止めを行うための、複
数個の球体3aを一定間隔でゴムリングに埋め込み保持
させた抜け止め部材3が配設されている。
【0011】また、押輪12に形成された外面ライニン
グ層12bに外嵌された切り割り環状のゴム製シール部
材8には、図1および図3に示すように、継手本体13
の先端部外面よりも径方向外方に突き出して起立する鍔
状のベロー部8aが一体に形成されており、図1に示す
ように、締付け前の状態では、継手本体13の外面被覆
ライニング層13aの先端部前方に位置する。なお、9
はT形ゴムリング、11は接続管2の位置決め用のスト
ッパである。
【0012】次に、前記実施例の作用について説明する
と、接続管2を継手本体13に挿入するとともに、継手
本体13の開口端部外周面に形成されたねじ部と押輪1
2の開口端部内周面に形成されたねじ部とを螺合させ、
この状態で押輪12をねじ込み操作することによって、
押輪12が図1の矢印方向に螺進してそのテーパ面12
aで抜け止め部材3の球体3aを接続管2に押圧し、球
体3aが接続管2のライニング層2aに軽く喰い込み抜
け止め作用をする。また、押輪12の締付力が当て具4
を介してガスケット5を継手本体13のテーパ面13b
に圧接させるため、継手本体13と接続管2との間はシ
ールされる。
【0013】一方、シール部材8は、本締め付け前の仮
締め状態において、図1に示すようにベロー部8aが押
輪12のライニング層12bの端部において外方に起立
状態で露出し、このベロー部8aにより仮締め状態のま
まであることを視認できる。そして、本締めにより押輪
12が螺進すると、継手本体13のライニング層13a
の先端部により押圧されて図2のようにベロー部8aが
屈曲され、押輪12と継手本体13の各ライニング層1
2b,13aとの間隙に挿入されていく。従って、押輪
12の本締め付け状態が容易に判断でき、また適正な締
付量をこのベロー部8aの挿入量で設定しておけば、こ
のベロー部8aを見ながら締付け操作を行うことによ
り、適正な締付けを行うことができる。このベロー部8
aの長さは、継手のサイズに応じて決定すればよい。
【0014】なお、図4に示すように、ベロー部8a’
の基部に薄肉部8bを形成するようにすれば、ベロー部
8a’の屈曲が容易となる。図5に示すように、ベロー
部8aをシール部材の一側部から上方に形成してもよ
い。またベロー部8a,8a’に着色を施せば、これを
更に明確に視認できる。さらに、ベロー部8a,8a’
は図示した鍔状のものに限らず、突片状として所定間隔
で複数個設けてもよい。
【0015】図6は本考案の他の実施例を示している。
この実施例では、ベロー部8aの先端部に、該ベロー部
8aの部材色と明確に識別できる色を、押輪12を締め
付ける許容範囲Lだけ付してある。これは、押輪12の
継手本体13に対する締め付けにおいて、継手本体13
の内径寸法公差,接続管2の径公差等により、現物では
どうしても押輪12の締付ける位置にバラツキ(締め付
け過ぎあるいは締め付け不足)が生じる。従って、この
バラツキを防止し、長期に亘って適正なシール性能を得
るために、締め付けるべき許容範囲Lを色で表示して、
その範囲内に押輪の先端部が位置するようにすることが
望ましいのである。
【0016】
【考案の効果】以上詳述したように本考案の管継手によ
ると、押輪の手締めによる仮締めの状態では、継手本体
の端部外面よりも径方向外方に突き出して起立するシー
ル部材のベロー部によって、押輪の仮締め状態を一目瞭
然に判別でき、また、押輪を継手本体に本締めしたとき
にはベロー部が押輪と継手本体の間に屈曲挿入されるの
で、押輪の本締め状態も明確に判別でき、したがって、
管継手が埋設穴にセットされても、ベロー部の状態によ
り、押輪の締め忘れを確実に防止することができる。
【0017】また、前記ベロー部を形成したことによっ
て、そのベロー部を押輪の締付量に対応する長さに形成
したり、あるいはベロー部に色を付して押輪を締付ける
べき許容範囲を明示したりすれば、作業者の力の差や管
継手の製作誤差とは無関係に適正な締付量で締付けら
れ、押輪の締付け不足,締付け過ぎに起因するガス漏れ
を一掃することができる。しかも、ベロー部をシール部
材に一体形成するのみの極めて簡単な構成であるから、
安価に作製できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の管継手の一実施例の締付け前の一部切
断正面図である。
【図2】本考案の管継手の一実施例の締付け後の一部切
断正面図である。
【図3】シール部材の一部切断正面図である。
【図4】シール部材の他例の一部の断面図である。
【図5】シール部材のさらに他例の一部の断面図であ
る。
【図6】本考案の他の実施例を示す一部断面図である。
【図7】従来管継手の一部切断正面図である。
【符号の説明】
8 シール部材 8a,8a’ ベロー部 12 押輪 13 継手本体

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押輪を継手本体に螺進して本締付けする
    ことによって継手本体の端部に覆われかつ押輪を継手本
    体に仮締めした状態では継手本体の端部に覆われない
    輪の部位にシール部材が外嵌され、このシール部材が、
    押輪を継手本体に本締付けすることにより、継手本体と
    押輪との間に挿入されて、継手本体と押輪との間を密閉
    するように構成されていると共に、前記シール部材に、
    押輪の継手本体への本締付けによって押輪と継手本体の
    間に屈曲挿入され、押輪を継手本体に仮締めした状態で
    は、継手本体の端部外面よりも径方向外方に突き出して
    起立するベロー部を一体に形成したことを特徴とする管
    継手。
JP1993055063U 1993-10-12 1993-10-12 管継手 Expired - Lifetime JP2504068Y2 (ja)

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