JP2991870B2 - 絶縁防食継手の製造方法 - Google Patents

絶縁防食継手の製造方法

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JP2991870B2
JP2991870B2 JP4245028A JP24502892A JP2991870B2 JP 2991870 B2 JP2991870 B2 JP 2991870B2 JP 4245028 A JP4245028 A JP 4245028A JP 24502892 A JP24502892 A JP 24502892A JP 2991870 B2 JP2991870 B2 JP 2991870B2
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洋史 西堀
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  • Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)
  • Flanged Joints, Insulating Joints, And Other Joints (AREA)
  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、異種金属が接触するこ
とによる電食と、酸化腐食による赤水の発生を防止した
絶縁防食継手の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】本出願人は、先に実願平2ー
116012号で砲金製の給水栓とライニング鋼管とを
接続するための絶縁防食継手を提案した。しかしなが
ら、この絶縁防食継手は、雌ねじを除く継手内周面を合
成樹脂層で被覆した金属製継手と、外周面を合成樹脂層
で被覆してその外周面に雄ねじが設けた金属製雌ねじ部
材とを準備してから、該金属製雌ねじ部材の雄ねじを前
記金属製継手の雌ねじにねじ込んで接続していたので、
ねじ込みが弱い場合には、前記雄ねじと雌ねじとの螺合
面から管内流体が漏洩する危険性があった。
【0003】本発明はかかる課題を解決したものであっ
て、電食と酸化腐食を確実に防止でき、また管内流体が
漏洩する恐れが全くない絶縁防食継手の製造方法を提供
するものである。
【0004】本発明は、まず金属製雌ねじ部材の外周面
を合成樹脂層で被覆すると共に、該合成樹脂層の外周面
に雄ねじを設ける。次いで、この金属製雌ねじ部材の雄
ねじを金属製継手の端部内周面に設けた雌ねじに螺合す
る。そこで、金属製継手内にコア金型を挿入し、該コア
金型の外周面、金属製継手の内周面、及び金属製雌ねじ
部材を被覆している合成樹脂層の端面との間に形成され
たキャビティ内に溶融樹脂を充填すると共に、当該溶融
樹脂にて金属製継手の内周面と金属製雌ねじ部材を被覆
している合成樹脂層の端面とを一体的に融着接合した
とを特徴とする絶縁防食継手の製造方法。
【0005】
【作用】金属製継手と金属製雌ねじ部材とが合成樹脂層
を介在して電気的に絶縁される。また、前記合成樹脂層
が金属製継手の内周面を被覆している合成樹脂層と一体
的に融着接合する。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面にて詳細に説明
する。図1は本発明で使用する継手部品の展開状態を示
す断面図、図2は金属製継手内にコア金型をセットした
状態の断面図、図3は本発明によって得られた絶縁防食
継手の断面図であって、図中1は鋳鉄等からなる金属製
継手である。金属製継手1は両端部が90度に湾曲した
エルボ継手であって、それぞれの端部内周面には雌ねじ
11が設けられている。2は砲金等からなる金属製雌ね
じ部材であって、該金属製雌ねじ部材2の内周面には雌
ねじ21が設けられている。
【0007】本発明は、まず金属製雌ねじ部材2の外周
面を塩化ビニル樹脂、ポリエチレン等の合成樹脂層3で
一体的に被覆し、該合成樹脂層3の外周面に雄ねじ31
を設ける。また、前記合成樹脂層3の一端部外周にフラ
ンジ状の鍔32を設け、その他端部には軸方向に延出し
た突起33を1個乃至複数個形成する。
【0008】次に、金属製継手1の一端部内周面に設け
た雌ねじ11に前記金属製雌ねじ部材2の雄ねじ31を
ねじ込み、金属製継手1の端面と金属製雌ねじ部材2の
鍔32との間に介在させたゴムリング4を強固に締め付
ける。そこで、この金属製継手1を射出成形機にセット
し、該金属製継手1の一端部に螺合した金属製雌ねじ部
材2にコア金型6aを挿入すると共に、その他端部に内
型61と円筒型62とからなるコア金型6bを挿入し、
それぞれのコア金型6a,6bの先端に設けた傾斜面を
相互に当接させる。
【0009】この様にして、金属製継手1内に挿入した
コア金型6a,6bの外周面と継手内周面との間にキャ
ビテイaを形成してから、コア金型6aに設けたゲート
60から前記キャビテイa内に溶融樹脂を充填する。す
ると、キャビテイa内に溶融樹脂が充満すると共に、金
属製雌ねじ部材2の外周面を被覆している合成樹脂層3
およびその突起33と一体的に融着接合する。そこで、
溶融樹脂が冷却して固化するのを待ってコア金型6a,
6bを抜き出すと、図3に断面図で示した絶縁防食継手
が得られる。
【0010】この絶縁防食継手は金属製継手1の雌ねじ
11と金属製雌ねじ部材2とが合成樹脂層3を介して螺
合し、該合成樹脂層3が雌ねじ11より奥側の継手内周
面を被覆している合成樹脂層5と一体的に融着してい
る。また、前記合成樹脂層3から延出した突起33が合
成樹脂層5と一体的に融着して金属製雌ねじ部材2の廻
り止めとして機能しているため、金属製雌ねじ部材2に
給水栓等を螺合したとき、該金属製雌ねじ部材2が空回
りして抜け出したり、雌ねじ11と合成樹脂層3の外周
面に設けた雄ねじ31との螺合面から管内流体が漏洩す
る恐れは全くない。
【0011】また、絶縁防食継手の他端部には、金属製
継手1の内周面を被覆している合成樹脂層5から延出し
て雌ねじ11との間に所定の間隙をもった筒状体51が
設けられるため、前記雌ねじ11にライニング鋼管の端
部を螺合したとき、該管端部内周面が筒状体51の外周
面と密着して管内流体の漏洩が確実に防止される。
【0012】尚、前記実施例では金属製継手がエルボ継
手の場合について例示したが、本発明はこのエルボ継手
に限定されるものではなく、ソケット継手、T字型継手
等にも摘要することができる。
【0013】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明は金属製継手
の雌ねじと金属製雌ねじ部材との間を合成樹脂層で絶縁
したので、異種金属が接触することによる電食が確実に
防止され、また金属製継手の内周面を合成樹脂層で一体
的に被覆したので、酸化腐食による赤水の発生が確実に
防止される。また本発明では金属製継手の雌ねじと金属
製雌ねじ部材との間に介在させた合成樹脂層と、金属製
継手の内周面を被覆している合成樹脂層とを一体的に融
着接合したので、前記金属製雌ねじ部材に給水栓等を螺
合したとき金属製雌ねじ部材が空回りしたり、金属製継
手との螺合面から管内流体が漏洩する恐れが全くない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明で使用する継手部品の展開状態を
示す断面図である。
【図2】図2は金属製継手内にコア金型をセットした状
態の断面図ある。
【図3】図3は本発明によって得られた絶縁防食継手の
断面図である。
【符号の説明】
1 金属製継手 2 金属製雌ねじ部材 3 合成樹脂層 4 ゴムリング 5 合成樹脂層 a キャビテイ 6a コア金型 6b コア金型

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属製継手の端部内周面に設けた雌ねじに
    合成樹脂層を介して金属製雌ねじ部材が螺合し、また前
    記雌ねじより奥側の継手内周面が合成樹脂層で被覆され
    た絶縁防食継手を製造するにあたり、まず金属製雌ねじ
    部材の外周面を合成樹脂層で被覆すると共に該合成樹脂
    層の外周面に雄ねじを設け、次いでこの金属製雌ねじ部
    材の雄ねじを前記金属製継手の雌ねじに螺合した後、金
    属製継手内にコア金型を挿入して、該コア金型の外周
    面、金属製継手の内周面、及び金属製雌ねじ部材を被覆
    している合成樹脂層の端面との間に形成されたキャビテ
    ィ内に溶融樹脂を充填すると共に、当該溶融樹脂にて金
    属製継手の内周面と金属製雌ねじ部材を被覆している合
    成樹脂層の端面とを一体的に融着接合したことを特徴と
    する絶縁防食継手の製造方法。
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