JPS63214592A - 管継手構造体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、管相互を接続するための管継手構造体に関す
る。

（従来の技術とその問題点〕 最近、種々の設備や装置の配管に於て、配管途中のコー
ナ一部などで、管端防蝕の機能を有する継手が要望され
ている０例えばライニング管同士を接続する場合には、
従来第４図に示すように、エルボ型の流路４１を有する
継手４２を配置し、その両端部４３．４４にライニング
管４５．４５の端部４６を接続していた。鋳鉄等の継手
本体４８の端部４３に形成されたテーバ状の雌ネジ孔５
０に、ライニング管４５のテーパ状雄ネジ部５１を螺着
していたが、樹脂ライニング４７を、継手本体４８の内
面４９に施したものを用いる。なお、樹脂ライニング４
７の延伸状円筒舌片５７と継手本体４８との間に設けら
れた空隙部５２内のシール剤５３は、ライニング管４５
を取付ける前に当該部位に充填される。上記ライニング
管４５の外管５４の内面には樹脂内管５５が密嵌されて
いて、−この樹脂内管５５の内周面５６にさらに上記樹
脂ライニング４７の端部の舌片５７が付着する構造であ
るため、流体が矢印Ｇ方向へ流れる場合、ライニング管
４５の内径Ｎに対して継手４２の内径Ｍが減少し、流れ
の圧力損失が増加するという問題があった。

そして、ライニング管４５の樹脂内管５５の肉厚寸法は
メーカーによってバラツキが大きく、従って上記内ｆｌ
Ｎの寸法公差は大であった。そのために、舌片５７の外
周面との間に間隙を生じて、水密性等のシール性能が劣
る場合があった。また、成形用型を被ｒｉｌＮ形成後に
継手４２の両端部４３．４４から抜き出す必要があるた
め、流路４１の内周側に樹脂ライニング４７の角ばった
部分５８が生じ、−Ｔｍ上記圧力損失が増大する。さら
に、上記成形用型も複雑な形状となり高価なものとなる
、などの問題を生じていた。

本発明は、上記問題点を解決した継手構造体を提供する
ことを目的としている。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、端部に雌ネジ部を形成すると共に、金属製継
手本体部の該雌ネジ部を除く内周面に樹脂コーティング
層を有する管継手と；金属外管の内部に樹脂内管を密嵌
してなるライニング管の該金属外管の端部から、所定長
さ寸法をもって、該樹脂内管を突出状として樹脂内管延
伸部を形成し、かつ全圧外管の端部近傍に上記雌ネジ部
に螺合する雄ネジ部を形成してなる被接続管端部と、か
ら構成したものである。

〔作用〕

全屈製管継手の端部にライニング管を接続するには、先
ず、樹脂内管延伸部を挿通し、金属外管の雄ネジ部を管
継手の雌ネジ部に螺合し、螺進させつつ該樹脂内管延伸
部を樹脂コーティング層の内径側に密嵌させる。

樹脂内管延伸部を、管継手の樹脂コーティング層の内径
側に、密嵌することとしたので、樹脂コーティング層に
ライニング管の一部を嵌挿する嵌込溝や空隙部を突出状
舌片によって形成する必要が無く、内周面に沿って単に
樹脂コーティング層を形成すればよい、従って、成形用
型は簡易なものでよく、また、簡単に粉体塗装によって
該被覆層を形成することも可能である。

〔実施例〕

本発明の実施例を図面に基づいて詳説する。

第１図と第２図に於て、１は管継手であり、該管継手ｌ
の両端部２．２はライニング管４，４が接続される。上
記管継手１は、端部２，２に雌ネジ部３，３を形成する
と共に、鋳鉄等の金属製継手本体部７の該雌ネジ部３を
除く内周面５に樹脂コーティング層６ををしている。図
例では継手本体部７の孔部１８は約９０度に曲げて形成
されたエルボの場合を示す。

しかして、本発明に係る管継手構造体８は、被接続管端
部１４と、上記管継手ｌとから構成される。

そして、この被接続管端部１４は、金属゛外管９の内部
に樹脂内管ｌＯを密嵌してなるライニング管４の金属外
管９の端部１１から所定長さ寸法りをもって、該樹脂内
管ｌＯを突出状として樹脂内管延伸部１５を形成し、か
つ金属外管９の端部近傍１２に上記雌ネジ部３に螺合す
る雄ネジ部１３を形成してなる。具体的には、上記樹脂
コーティングＭ６の内ｐＩ！Ｄは、該コーティング層６
に密嵌する樹脂内管延伸部１５の外径ｄとほぼ同一に設
定される。また、樹脂コーティングＪｉｆ６のうち該延
伸部１５が密嵌する端部２側の長さＳの部分については
、直管状でもあって、延伸部１５の上記長さ寸法りより
も大であるを要す、継手本体部７における樹脂コーティ
ング層６と雌ネジ部３との墳界部には環状溝１６が形成
される。なお、第２図の矢印Ｂ方向にライニング管４を
挿入する前に、延伸部１５と雄ネジ部１３の外周にシー
ル剤を塗布するのが望ましい。管継手１を製作するには
、先ず、継手本体部７の内周面５のうち端部２，２の近
傍を除いた部分を、公知の粉体塗装方法により薄肉の樹
脂コーティング層６を形成し、次に上記環状溝１６及び
雌ネジ部３を加工する。又は、逆に、機械加工後にコー
ティング層６を形成する（なおこのときには雄ネジ部３
等をマスキングする。） 次に、ライニング管４の端部近傍を加工して前記被接続
管端部１４とするには、第３図■と第３図■に示すよう
に、接続すべき側の端面から長さ寸法りだけ金属外管９
のみを切断し、金属軸切り部１７を抜出し、樹脂内管延
伸部１５を突出状に形成し、次に、第３図■に示すよう
に、金属外管９の端部近傍１２に雄ネジ部１３を螺設す
る。

しかして、管継手１にライニング管４を接続するには、
第２図に示すように、延伸部１５を矢印Ｂ方向に雌ネジ
部３内に挿通しつつコーティング層６の内径側に密嵌し
、同時に管継手ｌの雌ネジ部３に金属外管９の雄ネジ部
１３を蝮合し、上記矢印Ｂ方向に螺進してゆけばよい。

上記実施例はほぼ９０度の角度のエルボの場合を示した
が、これ以外にチーズ、ソケット、クロス等であるも自
由である。さらに、管継手ｌの一方の端部２をパルプ本
体などに接続するソケットの場合であってもよい。また
、管継手１については鋳鉄製以外の他の全屈材料であっ
てもよい。

本発明に係る管継手構造体８を、約９０度の角度でもっ
て交叉するライニング管４．４同士の接続箇所に適用し
た場合における管継手ｌを流れる流体の圧力損失につい
ては、゛出願人が流体として水を使用して行った実験に
よれば相当管長１〜２ｍであった。これに対し、従来の
ものは３〜４ｍであり損失水頭を半分程度に低減し得る
効果があった。

〔発明の効果〕

このように本発明に係る管継手構造体８は、端部２・・
・に雌ネジ部３を形成すると共に、全屈製継手本体部７
の該雌ネジ部３を除く内周面５に樹脂コーティング層６
を有する管継手ｌと、ライニング管４の該金属外管９の
端部１１から所定長さ寸法りをもって突出する樹脂内管
延伸部１５を形成し、かつ、金属外管９の端部近Ｉｇ１
２に雌ネジ部３を螺合する雄ネジ部１３を形成してなる
被接続管端部１４と、から構成したことより、樹脂内管
延伸部１５を管継手ｌの樹脂コーティング層６の内径側
に密嵌させることができ、該コーティング層６は継手本
体部７の内周面５に単に被覆するだけでよ（（第４図に
示した従来例の如く）、該延伸部１５が嵌合する嵌込溝
や舌片等は要しない。従って、樹脂コーティング層６の
断面形状は極めて簡単なものとなり、成形用型が簡易な
ものでよく、その型抜きも容易であるからコストダウン
を図ることができる。

従来の場合と異なり、樹脂コーティング層６を形成する
のに、成形用型を使わない粉体塗装法によって行うこと
ができ、管継手ｌ内の流体流路を円滑なものとすること
ができると共に、管継手ｌの内径りがライニング管４の
内径と同等とできる。

これより圧力損失を従来のものに比較して低減すること
ができる。さらに、ライニング管４の金属外管９の内径
寸法□叩ち樹脂内管１０の外径寸法□は、メーカーが変
っても寸法のバラツキが微少である。そのためこの樹脂
内管ｌＯの外周面にコーティング層６の内周面５を密嵌
状に嵌合させて、密封性を良好に保ち、管端防蝕を確実
に行なうことが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す断面側面図、第２図は
うイニング管を金属製管°継手に接続する前の状態を示
す要部断面側面図、第３図は被接続管端部を形成するた
めの加工方法を示す説明図である。第４図は従来例を示
す要部断面側面部である。 １・・・管継手、２・・・端部、３・・・雌ネジ部、４
・・・ライニング管、５・・・内周面、６・・・樹脂コ
ーティング層、７・・・継手本体部、９・・・金属外管
、１０・・・樹脂内管、１１・・・端部、１２・・・端
部近傍、１３・・・雌ネジ部、１４・・・被接続管端部
、Ｌ・・・長さ寸法。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、端部２・・・に雌ネジ部３を形成すると共に、金属
   製継手本体部７の該雌ネジ部３を除く内周面５に樹脂コ
   ーティング層６を有する管継手１と、金属外管９の内部
   に樹脂内管１０を密嵌してなるライニング管４の該金属
   外管９の端部１１から、所定長さ寸法Ｌをもって、該樹
   脂内管１０を突出状として樹脂内管延伸部１５を形成し
   、かつ金属外管９の端部近傍１２に上記雌ネジ部３に螺
   合する雄ネジ部１３を形成してなる被接続管端部１４と
   、から構成したことを特徴とする管継手構造体。