JPS60231090A - 防蝕管継手 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の用分野） 本発明は、内周面が合成樹脂層で被覆された金属管−（
以下、「ライニング管」という）同士を接続する際、あ
るいはライニング管の端部を閉塞する際に、接合部を気
密に封鎖して金属部分が腐食Ｊるのを確実に防止できる
防蝕管継手に関する。

（従来技術） この秤防蝕管継手としては、第４図に縦断面図で示した
ものが公知である。

この管継手Ａの構造を同図に基づいて簡単に説明すると
、端部に雌ねじ１１を有する金属継手１め内周面が前記
雌ねじ１１′を除いて合成樹脂層２′で被覆され、該合
成樹脂層２′から延出した筒状部２１と前記雌ねじ１１
との間には所定幅の空隙が設けられている。

この管継手Ａ′を用いてライニング管Ｂを接続ザる場合
、ライニング管Ｂ′の金属管３端部に雄ねじ３１′を設
け、この雄ねじ３１′にシールテープ等を巻回し、次い
で筒状部２１の外周面、または合成樹脂層４′の先端内
面に接着剤を塗布し、しかる後この雄ねじ３１を前記雌
ねじ１１にねじ込んで接合していた。

しかしながら、この防蝕管継手Ａ′による接合操作には
、前述したような雄ねじ３１′にシールテープを巻回す
る作業、及び筒状部２１等に接着剤を塗布する作業が必
要となり、これらの作業を施工飛揚で行なうには、手間
暇がかかるという問題があった。

また、雌ねじ１１に雄ねじ３１をねじ込み接合した際に
、接着剤が接合部の内側にはみ出し、これが管内面に突
（］１して管内流水の妨げとなることがあった。

（発明の目的） 本発明は、かかる従来管継手が抱えていた間が点を一挙
に解決したものであり、ライニング管を螺合する唯ねじ
面、及びライニング管の先端内面が当接する筒状部め゛
外周面にシーリング剤を塗布したことを特徴どづ−るも
のであって、接続操作が簡単に行なえ、また接合部を気
密に封鎖して金属部分が腐食するのを確実に防止し、強
固な接合が得られる防ｆＩ！Ｂ管継手を提供するもので
ある。

（発明の構成） 以下、本発明の具体的構成を実施例を示す図面にて説明
する。

第１図は本発明の一実施例を示す縦断面図、第２図は本
発明の他の各実施例を示す要部断面図、第３図はシーリ
ング剤の塗布工程の一例を示す要部断面図であって、図
中符号Ａは防蝕管継手、Ｂは金属管３の内周面を合成樹
脂層４で被覆したライニング管である。

金属継手１は、その両端部にテーパ状の雌ねじ１１を有
し、該雌ねじ１１を除く内周面が合成樹脂層２で被覆さ
れている。そして、合成樹脂Ｅ２の端縁から筒状部２１
が延出し【おり、該筒状部２１と、前記雌ねじ１１との
間には所定幅をもった空隙が設けられている。

筒状部２１の内周面は、合成樹脂層２の内周面とほぼ面
一となっており、その先端部内面にはＵｆ１口側に向か
って径が拡大したテーパ面が設置−ｔられている。

一方、筒状部２１の外周面は、ライニング管Ｂの内径と
ほぼ等しい径寸法に形成されている。

第１図では、開口側から奥部に向かって径が拡大したテ
ーパ面となし、そのテーパ面の奥部の外径をライニング
管Ｂの内径より若干大きくなるように形成したものを示
したが、これ以外にも種々の構成をとることができる。

例えば、第２図の（イ）図に示す如く、テーパ面は２段
テーバ面としてもよく、また（口）図に示す如くテーパ
面に周方向に連続、又は断続した凹溝を設けてもよい。

更には、（ハ）図に示覆如く、テーパ面の奥に２〜３本
の凸条を突設してもよい。

この筒状部２１と雌ねじ１１との間の空隙奥部には、合
成樹脂層２を切欠いたぬずみ２２が段（プられている。

そしで、前記雌ねＵ１１面、及び筒状部２１の外周面に
は、はぼ均一な厚みでシーリング剤５が塗布されている
。このシーリング剤の塗布位置、幅等は、接続されるラ
イニング管の径寸法等に応じて適宜選択できるものであ
り、必要なら雌ねじ１１而、筒状部２１外周面の開口側
、あるいは奥側にのみシーリング剤を塗布してもよい。

特に、第２図の（イ）図に示した如（筒状部２１に２段
テーバ面を設けた場合には、間口側のテーパ面にのみシ
ーリング剤を塗布してもよく、また（ハ）図に示した如
くテーパ面の奥に凸条を設【ノた場合には、この凸条部
分にのみシーリング剤を塗布プるようにしてもよい。ま
た、必要に応じてぬすみ２２にシーリング剤を充填しＣ
おくことも可能である。

本発明で用いられるシーリング剤としては、シリコーン
、変成シリコーン、ウレタン、ポリサルファイド、ブチ
ル、エポキシアクリル樹脂等の粘弾性を有するものが挙
げられるが、特に塗布時は粘度５．０００−１００．０
ＯＯｃｐｓと低粘度で、塗布後室温にて反応して粘着性
を有し、しかも大きな伸びと低モジュラスなゴム特性を
有する硬化物になることを特徴とするシリコーン、変成
シリコーン、ウレタン、ポリサルファイド樹脂等の室温
硬化性弾性シーリング剤が好適である。

このシーリング剤５の塗布方法は、特に限定されるもの
ではないが、第３図に示したような注入器６を用い、同
図の上半図に示したように、空隙内の適所にシーリング
剤５を注入した後、下半図に示したように注入器６を空
隙の奥まで挿入し、該注入器６を環状空隙に沿って周方
向に回して雌ねじ１１面、及び筒状部２１の外周面にシ
ーリング剤５を塗り付（プるようにするとよい。

このようにすると均一厚さで、万遍なくシーリング剤を
塗布することができる。

尚、本発明の一例を示す第１図では、金属継手１として
■ルボ継手を用いたものを示したが、本発明はこれ以外
にもソケット継手、ＴＷ手、管端キャップその他通貨の
金属継手に適用可能であり。

また合成樹脂層２としては、塩化ビニル樹脂、ポリエチ
レン樹脂その他通貨の熱可塑性合成樹脂が使用できる。

（発明の作用） 本発明の防蝕管継手Ａは、以上の栴成からなるものであ
り、この管継手へにライニング管Ｂを接続する場合には
、ライニング管Ｂの金属管３喘部に雄ねじ３１を設【プ
、この雄ねじ３１を管継手°Ａの雌ねじ１１にねじ込む
だけで筒中に接続できる。

このねじ込み操作によって、ライニング管Ｂの端部は雌
ねじ１１ど筒状部分２１の間の空隙に侵入し、雌ねじ１
１と雄ねじ３１とがシーリング剤５を介して水密に螺合
し、又合成樹脂層４の先端内面と筒状部２１の外周面と
がシーリング剤５を介して強固に密着接合する。

一般に、ライニング管Ｂのねじ切り作業は、現場施工に
よって行なわれるため、雄ねじ３１は必要以上に長くね
じ切りされることがあるが、このような場合でも、空隙
の央にぬすみ２２が設りられているので、ライニング管
Ｂの先端が合成樹脂層２に当接することなく、螺合が確
実に行なわれる。

（発明の効果） 以上詳述した如く、本発明の防蝕管継手は、ライニング
管Ｂの端部が螺合する雌ねじ面、及びライニング管の先
端内面が当接づる筒状部の外周面にシーリング剤を塗布
したので、ライニング管の先端部に雄ねじを設（プ、こ
の雄ねじを管継手の継ねじに螺合するだ【Ｊで接合でき
る。

従って、本発明の防蝕管継手によれば、従来管継手で行
なわれていたようなライニング管の雄ねじにシールテー
プを巻回する作業、接着剤の塗布作業等が一切不要とな
り、極めて簡単に接合できる。

（〕かも、このねじ込み操作によって、ライニング管の
雄ねじと管継手の１ｌｆｆねじとはシーリング剤を介し
て緊密に螺合し、又ライニング管の先端内面ど筒状部の
外周面とがシーリング剤を介して緊密に当接するので、
接合部の金属部分の腐食が確実に防止される。

更には、従来の防蝕管継手で発生していたような、接着
剤が接合部の内側にはみ出し、これが管内面に突出して
管内流水を妨げるという不都合が生じることもない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す防蝕管継子の縦新面図
、第２図（イ）、（ロ）、及び（ハ）は図、第４図は従
来の防蝕管継手によるライニング管の接続を示寸′縦断
面図である。 Ａ・・・・・・防蝕管継手　Ｂ・・・・・・ライニング
管１・・・・・・金属継手　１１・・・・・・雌ねじ２
・・・・・・合成樹脂層　２１・・・・・・筒状部２２
・・・・・・ぬすみ　３・・・・・・金属管４・・・・
・・合成樹脂層　５・・・・・・シーリング剤特許出願
人　三菱樹脂株式会社 第　１　図 第２図 第３図 １４　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 端部に雌ねじ（１１）を右する金属継手（１）の内周面
   を前記雌ねじ（１１）を除いて合成樹脂層（２）で被覆
   し、該合成樹脂層（２−）から筒状部（２１）を延出し
   て該筒状部（２１）と前記雌ねじ（１１）との間に所定
   幅の空隙を設（）た防蝕管継手において、前記雌ねじ（
   １１）面、及び筒状部（２１）の外周面にシーリング剤
   （５）を塗布したことを特徴とする防蝕管継手