JPS61149960A - 電子写真感光体 - Google Patents

電子写真感光体

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JPS61149960A
JPS61149960A JP27179584A JP27179584A JPS61149960A JP S61149960 A JPS61149960 A JP S61149960A JP 27179584 A JP27179584 A JP 27179584A JP 27179584 A JP27179584 A JP 27179584A JP S61149960 A JPS61149960 A JP S61149960A
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奥貫 正美
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正和 松本
Masataka Yamashita
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    • G03G5/0528Macromolecular bonding materials
    • G03G5/0532Macromolecular bonding materials obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsatured bonds
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は機能分離型電子写真感光体に関し、詳しくは電
子写真特性を向上させうる電荷発生層の改良に関する。
〔従来技術〕
近年感光層を電荷発生層と電荷輸送層に機能分離させた
積層構造体とした電子写真感光体が提案されている。こ
れらは可視光に対する感度、電荷保持力、表面強度など
の点で改良されてきた(例えば米国特許第3,837,
851号、同第3,871,882号など)。
このような機能分離型感光体は少くとも電荷発生層と電
荷輸送層の2層から構成される。電荷発生層の光吸収で
生じた電荷キャリアが電荷輸送層に注入され、表面まで
移動し、感光体表面電荷を中和し、静電コントラストを
生ぜしめる。
この過程において電荷発生層が担う役割は極めて重要で
ある。即ち電荷キャリアをいかに多く、均一に発生させ
るか、発生した電荷キャリアをいかに効率よく電荷輸送
層に注入するか、また逆電荷キャリアをいかにスムース
に支持体に流すかなど電子写真特性は電荷発生層に負う
ところが多い。
電荷発生層は基本的には電荷発生物質である有機顔料と
結着剤であるバインダーから構成されるが、バインダー
の有機顔料に対する重量比率は一般的には25〜100
wt%と決して低くはない。従ってバインダーは電荷発
生層内に6りでは発生電荷キャリアの移動に関して極め
て重大な影響を与える。即ちバインダーの基本構造、官
能基、分子量、純度、等は感度、電位特性、耐久性等の
如き感光体の電子写真特性に係わるところ大である。
しかるに、文献、特許等で考察されるところでは、従来
の電荷発生層のバインダーに対する見方は、電荷発生物
質たる有機顔料の助剤であって、分散性、結着性が付与
できれば充分であるとの考え方を出ていないようである
その結果、従来の機能分離型電子写真感光体においては
残留電位、電位変動、フォトメモリー等の電位特性の欠
陥が多く認められている。また感度も十分ではない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明者らはバインダーを電荷発生層のもう一つの主剤
の電子材料として把握し、構造、分子量、純度など分子
としての面からバインダーを研究した結果、本発明に到
達したものである。
本発明の目的は新規な電荷発生層用のバインダーを提供
することでオシ、また改良された帯電特性を有する電子
写真感光体を提供することでおる。
本発明の別の目的は実用的な高感度特性と繰返し使用に
おける安定な電位特性を有する電子写真感光体を提供す
ることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明に従って、導電性支持体上に少なくとも電荷発生
層と電荷輸送層とを設けた電子写真感光体において、該
電荷発生層にバインダーとしてポリビニルアルコールと
下記一般式のアルデヒドとのアセタール化反応によル得
られるポリビニルアセタール樹脂を含有させてなる電子
写真感光体:CHO (式中8は炭素数1〜3個のアルキル基を示す、アルキ
ル基はハロゲンで置換されてもよい)が提供される。
上記一般式におけるアルキル基はハロゲン(フッ素、塩
素、臭素、沃素)によって置換されてもかまわない。
本発明において使用されるポリビニルアセタール樹脂は
重量平均分子量が10.000〜200.000の範囲
が適当であ夛、とくに30.000〜go、oooの範
囲が好ましい。又アセタール化度は50モルチ以上が適
当であるが、とくに65〜90モル係が好ましい。更に
原料としてのポリビニルアルコールに由来する残存酢酸
ビニル成分の含有率は低い程有効であるが、ポリビニル
アルコールのクン化f。
が85%以上のものを原料として使用することが好まし
い。
上記ポリビニルアセタール樹脂を含有する電荷発生層を
有する電子写真感光体の電位特性が改善される理由は明
らかではないが、顔料粒子間をキャリアが移動する際、
粒子間を埋めるバインダーが上記の如き特定の構造のた
めその形成するバリヤーが弱く、従ってキャリアの移動
をあまル阻害しないためと考えられる。即ち上記アセタ
ールのアルキル基が小さいため形成されるバリヤーが小
さくなりていると考えられる。また、アセタールのアル
キル基が小さいために分散性が向上し、良好な塗膜が得
られ、特性が向上すると考えられる。
以下に本発明で使用されるポリビニルアセタール樹脂の
代表例をそのアセタール構造部分について例示する。
樹脂例S    アセタール構造部分 I      CH3−CM 3      CH3−CH2−CH2−CI(次に本
発明に用いられるポリビニルアセタール樹脂の合成例を
示す。
合成例1 樹脂例A1の合成方法: 3角7ラヌコ中に重合度600のポリビニルアルコール
(ケン化度98.5%)5、OFとアセトアルデヒr3
5−1更にエタノール50rILl、精製水5dを加え
て、濃塩酸111Ltを添加し攪拌下40℃で18時間
反応させた。反応抜水酸化ナトリウムを含む大量の水に
反応液を添加しポリマーを回収した。得られたポリマー
はアセトン−水系で再沈精製を2回行なった後減圧乾燥
した。この合成したポリビニルアセタール樹脂はGPC
による重量平均分子量99000であった。またそのア
セタール化度はJIS(K−6728)法によって測定
した結果72モル優でめった。
また本発明で使用される他のポリビニルアセタール樹脂
も上記の方法と同様にして合成される。
電荷発生層のバインダーは層内で発生したキャリアの移
動をなるべく阻害しないものでなければならない。その
ため必然的に電荷発生層内のバインダーの含有重量%は
低い方が好ましいが、実用上は結着性を付与し、更には
顔料分散時の安定性を確実ならしめる為、20重量−以
上は必要で、通常は25〜90重量%、更に好ましくは
28〜50v量チの範囲で用いる。
また本発明のバインダーは他の既知のバインダーと混合
して使用してもかまわない。
本発明で用いる電荷発生層はセレン、セレン−テルル、
アそルファスシリコン、ピリリウム、チオピリリウム、
アズレニウム系染料、フタロシアニン系顔料、アントア
ントロン顔料、ジベンズピレンキノン顔料、ピラントロ
ン顔料、トリスアゾ顔料、ノスアゾ顔料、アゾ顔料、イ
ンジゴ顔料、ギナクリドン系顔料、非対称キノシアニン
系染料、キノシアニン系染料などの電荷発生物質から選
ばれる無機顔料又は有機顔料を前記バインダーに分散さ
せたものである。かかる電荷発生物質として具体的に例
示すれば次のとおシである。
(1)アモルファスシリコン、(2)セレン−テルル、
(3)セレンーヒ素、(4)硫化カドミウム、哨   
                         
αコト                  ■■  
                    CW   
                         
    66              S C21テ 、ζシ                      
 (〉ρ                の全   
          8 (ル S            二 S             8 x             g !            C 4昏 !           党 Σ             S ミ            壌 關スクエアリック酸メチン染料 (財)インジゴ染料(c、■、47800o)霞チオイ
ンジゴ染料(C,1,扁78800)卵銅7タロシアニ
ン I7)アズレニクム塩染料 電荷発生物質は本発明になるバインダーと共に分散して
塗工液を形成するが、その際有機溶剤としてはアセトン
、メチルエチルケトン、シクロヘキサノンなどのケトン
類、N、N−ジメチルホルムアミド、N、N−ジメチル
アセトアミドなどのアミド類、ジメチルスルホキシドな
どのヌルホキシト類、テトラヒドロフラン、ジオキサン
、エチレングリコールモノメチルエーテルなどのエーテ
ル類、酢酸メチル、酢酸エチルなどのエステル類、クロ
ロホルム、塩化メチレン、ジクロルエチレン、四塩化炭
素、トリクロルエチレンなどの脂肪族ハロゲン化炭化水
素ahるいはベンゼン、トルエン、キシレン、リグロイ
ン、モノクロルベンゼン、ジクロルベンゼンなどの芳香
族類などを用いることができる。
分散は上記溶剤、電荷発生物質、バインダーをサンドミ
ル、ゲールミル、ロールミルやアトライター等を用いて
所定の粒子サイズになるまで破砕して行なう。粒子サイ
ズ、バインダー量は分散液の安定性、感光体の特性に大
きな影響を有しておシ十分な吟味が必要である。
塗工は、浸漬コーティング法、スプレーコーティング法
、ヌビンナーコーティング法、ピードコーティング法、
マイヤーパーコーティング法、プレー−コーティング法
、ローラーコーティング法、カーテンコーティング法な
どのコーティング法を用いて行なうことができる。
塗工後の塗膜の乾燥は室温における指触乾燥後加熱乾燥
する方法が好ましい。加熱乾燥は30’〜200℃で5
分〜2時間行なうのが好ましい。
電荷発生層は、十分な吸光度を得るために、できる限シ
多くの前記電荷発生物質を含有し、且つ発生した電荷キ
ャリアの飛程を短かくするために、薄膜層、例えば5ミ
クロン以下、好ましくは0.01ミクロン〜1ミクロン
の膜厚をもつ薄膜層とすることが好ましい。このことは
、入射光量の大部分が電荷発生層で吸収されて、多くの
電荷キャリアを生成すること、さらに発生した電荷キャ
リアを再結合や捕獲(トラ、プ)により失活することな
く電荷輸送層に注入する必要があることに帰因している
電荷輸送層は、前述の電荷発生層と電気的に接続されて
おり、電界の存在下で電荷発生層から注入された電荷キ
ャリアを受は取るとともに之れらの電荷キャリアを表面
まで輸送できる機能を有している。この際、この電荷輸
送層は、電荷発生層の上に積層されていてもよく、また
その下に積層されていてもよい。しかし、電荷輸送層は
、電荷発生層の上に積層されていることが望ましい。
光導電体は、一般に電荷キャリアを輸送する機能を有し
ているので、電荷輸送層はこの光導電体によって形成で
きる。
電荷輸送層における電荷キャリアを輸送する物質(以下
、単に電荷輸送物質という)は、前述の電荷発生層が感
応する電磁波の波長域に実質的に非感応性であることが
好ましい。ことで言う「電磁波」とは、γ線、X線、紫
外線、可視光線、近赤外線、赤外線、遠赤外線などを包
含する広義の「光線」の定義を包含する。電荷輸送層の
光感応性波長域が電荷発生層のそれと一致またはオーバ
ーラツプする時には、両者で発生した電荷キャリアが相
互に捕獲し合い、結果的には感度の低下の原因となる。
電荷輸送物質としては電子輸送性物質と正孔輸送性物質
があり、電子輸送性物質としては、クロルアニル、ソロ
そアニル、テト2クアノエチレン、テトラシアノキノジ
メタン、2.4.7− )リニトロ=9−フルオレノン
、2,4,5.7〜テトラニトロ−9−フルオレノン、
2.4.7− )ジニトロ−9−ノー/フノメチレンフ
ルオレノン、2,4,5.7−チトラニトロキサントン
、2,4.8− トリニドロチオキサントン等の電子吸
引性物質やこれら電子吸引物質を高分子化したもの等が
ある。
正孔輸送性物質としては、iレン、N−エチルカルバソ
ール、N−1ソプロビルカルパゾール、N−メチル−N
−フェニルヒドラジノ−3−メチリデン−9−エチルカ
ルバゾール、N、N−ジフェニルヒドラジノ−3−メチ
リデン−9−エチルカルバゾール、N、N−ジフェニル
ヒドラジノ−3−メチリデン−10−エチルフェノチア
ジン、N、N−ジフェニルヒドラジノ−3−メチリデン
−10−二チルフェノキサジン、p−ノエチルアミノペ
ンズアルデヒドーN、N−ジフェニルヒドラゾン、p−
7エチルアミノベンズアルデヒドーN−α−ナフチル−
N−7エニルヒドラゾン、p−ピロリジノベンズアルデ
ヒド−N、N−ジフェニルヒト2シン、1,3.3− 
トリメチルインドレニン−ω−アルデヒド−N、N−ジ
フェニルヒドラゾン、p−ノエチルペンズアルデヒドー
3−メチルベンズチアゾリノン−2−ヒドラゾン等のヒ
rラゾン類、2.5−ビス(p−ジエチルアミノフェニ
ル)−1,3,4−オキサジアゾール、1−フェニル−
3−(p−ジエチルアミノスチリル)−5−(p−ジエ
チルアミノフェニル)ピラゾリン、1−〔キノリル(2
) )−3−(p−ジエチルアミノスチリル) −5−
(p−ジエチルアミノフェニル)ピラゾIJy、1−〔
ピリジル(2) ) −3−(p−ジエチルアミノスチ
リル)−5−(p−ジエチルアミノ7エ二ル)ピラゾリ
ン、1−〔6−メドキシーピリジル(2) ) −3−
(p−ジエチルアミノスチリル)−5−(p−ジエチル
アミノ7エ二ル)ピラゾリン、1−〔ピリジル(a) 
) −3−(p−ジエチルアミノスチリル)−5−(p
−ジエチルアミノフェニル)ピラゾリン、1−〔レピジ
ル(2) ) −3−(p−ジエチルアミノスチリル)
−5−(p−ジエチルアミノフェニル)ピラゾリン、1
−〔ピリジル(2) ) −3−(p−ジエチルアミノ
スチリル)−4−メチル−5−(p−ジエチルアミノフ
ェニル)ビラ!177.1−〔ピリジル(2) ) −
3−(α−メチル−p−ジエチルアミノスチリル)−5
−(p−ジエチルアミノフェニル)ピラゾリン、1−フ
ェニル−3−(p−ジエチルアミノスチリル)−4−メ
チル−5−(p−ジエチルアミノフェニル)ピラゾリン
、1−7zニル−3−(α−ベンジル−p、 −−yエ
チルアミノスチリル)−5−(p−ジエチルアミノフェ
ニル)ピラゾリン、スピロピラゾリンなどのピラゾリン
類、2−(p−ジエチルアミノスチリル)−6−ジニチ
ルアミノベンズオキサゾール、2−(p−ジエチルアミ
ノフェニル)−4−(p−ジメチルアミノフェニル)−
5−(2−/ロロフェニル)オキサゾール等のオキサゾ
ール系化合物、2−(p−ジエチルアミノスチリル)−
6−ジニチルアiノペンゾチアゾール等のチアゾール系
化合物、ビス(4−ジエチルアミノ−2−メチルフエニ
/I/)−フェニルメタン等のトリアリールメタン系化
合物、1.1−ビス(4−N、N−ジエチルアミノ−2
−メチルフェニル)へブタン、1,1,2.2−テトラ
キス(4−N、N−ジメチルアミノ−2−メチルフェニ
ル)エタン等の4リアリールアルカン類、トリフェニル
アミン、f!リ−N−ビニルカルバゾール、ポリビニル
ピレン、ポリビニルアントラセン、ポリヒニルアクリジ
ン、ポリ−9−ビニルフェニルアントラセン、ピレン−
ホルムアルデヒド樹脂、エチルカルパゾールホルムアM
、デヒド樹脂等がある。
これらの有機電荷輸送物質の他に、セレン、セレン−テ
ルル、アモルファスシリコン、硫化カドミウムなどの無
機材料も用いることができる。
また、これらの電荷輸送物質は、1種または2種以上組
合せて用いることができる。
電荷輸送物質に成膜性を有していない時には、適当なバ
インダーを選択することによって被膜形成できる。バイ
ンダーとして使用できる樹脂は、例えばアクリル樹脂ボ
リアリレート、ポリエステル、4リカーゴネート、ポリ
スチレン、アクリロニトリルースチレンコホリマー、ア
クリロニトリル−ブタジェンコポリマー、ポリビニルブ
チ2−ル、ポリビニルホルマール、ポリスルホンポリア
クリルアミド、ポリアミド、塩素化イムなどの絶縁性樹
脂、あるいはポリーN−ビニルカルノぐゾール、ポリビ
ニルアントラセン、ポリビニルピレンなどの有機光導電
性ポリマーを挙げることができる。
電荷輸送層は、電荷キャリアを輸送できる限界があるの
で、必要以上に膜厚を厚くすることができない。一般的
には、5ミク四ン〜30ミクロンであるが、好ましい範
囲は8ミクロン〜20ミクロンである。塗工によって電
荷輸送層を形成する際には、前述した様な適当なコーテ
ィング法を用いることができる。
この様な電荷発生層と電荷輸送層の積層構造からなる感
光層は、導電層を有する基体の上に設けられる。導電層
を有する基体としては、基体自体が導電性をもつもの、
例えばアルミニウム、アルミニウム合金、鋼、亜鉛、ヌ
テンレス、バナジウム、モリブデン、クロム、チタン、
二、ケル、インジウム、金や白金などを用いることがで
き、その他にアルミニウム、アルミニウム合金、酸化イ
ンジウム、酸化錫、酸化インソウムー酸化錫合金などを
真空蒸着法によって被膜形成された層を有するプラスチ
、り(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩
化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、アクリル樹脂
、ポリ7ツ化エチレンなど)、あるいは導電性粒子(例
えば、カー?ンブラック、銀粒子など)を適当なバイン
ダーとともにグラスチックの上に被覆した基体、導電性
粒子をf−)ヌチ、りや紙に含浸した基体や導電性ポリ
マーを有するプラスチックなどを用いることができる。
導電層と感光層の中間に、バリヤー機能と接着機能をも
つ下引層を設けることもできる。下引層ハ、カゼイン、
ポリビニルアルコール、ニトロセルロース、エチレン−
アクリル酸コポリマー、ポリアミド(ナイロン6、ナイ
ロン66、ナイロン610、共重合ナイロン、アルコキ
シメチル化ナイロンなど)、ポリウレタン、ゼラチン、
酸化アルミニウムなどによって形成できる。
下引層の膜厚は、0.1ミクロン〜5ミクロン、好まし
くは0.5ミクロン〜3ミクロンが適当である。
導電層、電荷発生層、電荷輸送層の順に積層した感光体
を使用する場合において電荷輸送物質が電子輸送性物質
からなるときは、電荷輸送層表面を正に帯電する必要が
1)、帯電後露光すると露光部では電荷発生層において
生成した電子が電荷輸送層に注入され、そのあと表面に
達して正電荷を中和し、表面電位の減衰が生じ未露光部
との間に静電コントラストが生じる。この様にしてでき
た静電潜像を負荷電性のトナーで現像すれば可視像が得
られる。これを直接定着するか、あるいはトナー像を紙
やグラスチックフイルム等に転写後、現像し定着するこ
とができる。
また、感光体上の静電潜像を転写紙の絶縁層上に転写後
現像し、定着する方法もとれる。現像剤の種類や現像方
法、定着方法は公知のものや公知の方法のいずれを採用
しても良く、特定のものに限定されるものではない。
一方、電荷輸送物質が正孔輸送物質からなる場合、電荷
輸送層表面を負に帯電する必要が61、帯電後、露光す
ると露光部では電荷発生層において生成した正孔が電荷
輸送層に注入され、その後表面に達して負電荷を中和し
、表面電位の減衰が生じ未露光部との間に静電コントラ
ストが生じる。
現像時には電子輸送物質を用いた場合とは逆に正電荷性
トナーを用いる必要がある。
正負いずれの帯電の電子写真感光体においても帯電前に
光照射を受けると光の照射された部分の電子写真特性が
光の照射のない部分の特性と異なる、いわゆる7tトメ
モリ−性が現れることが多い。
本発明によれば、高感度の電子写真感光体を与えること
ができ、また繰シ返し帯電および露光を行なった時の明
部電゛位と暗部電位の変動が小さく、しかもフォトメモ
リー性を有効に改善できる利点を有している。
以下、本発明を実施例に従って説明する。
実施例1 アルミ板上にカゼインのアンモニア水溶液(カゼインt
1.27,28%アンモニア水lりを水222ゴに溶解
)をワイヤーラクンドパーで、乾燥後の膜厚が1.0ミ
クロンとなる様に塗布し、乾燥した。
次に下記構造のジスアゾ顔料(製造方法は公開特許公報
56−116039参照) 5pを、前記樹脂例I&1の3Fをメチルエチルケトン
901R1に溶かした液に加え、アトライターで2時間
分散した。この分散液を先に形成したカゼイン層の上に
乾燥後の膜厚が0.3ミクロンとなる様にワイヤ・ラウ
ンドパーで塗布し、70℃で乾燥して電荷発生層を形成
した。
次に下記構造のヒドラノン化合物(製造方法は公開特許
公報57−101844参照)5PとIリメチルメタク
リレート樹脂(数平均分子嚢1oo、ooo)  5p
をトルエン701nlに溶解し、これを電荷発生層上に
乾燥後の膜厚が15ミクロンとなる様にワイヤーラウン
ドパーで塗布し、乾燥して電荷輸送層を形成し実施例1
試料とした。
次に比較例として上記のポリビニルアセタール樹脂I&
10代シに積水化学工業株式会社製のブチラール樹脂エ
スレ、りBM−2を用いて上記と全く同様の処理により
ミ子写真感光体比較試料−1を作成した。
この様にして作成した電子写真感光体を川口電機(株)
製靜電複写紙試験装置Mode!5P−428を用いて
スタチ、タ方式で一5kVでコロナ帯電し、暗所で10
秒間保持した後、照度5Juxで露光し帯電特性を調べ
た。
帯電特性としては表面電位(vo)と暗所で10秒間減
衰させた時の電位を歿に減衰するのに必要な露光量(E
、/2)を測定した。更に電子写真感光体を照度600
Juxで3分間露光した後、暗所で1分経過後再び帯電
特性を調べ、その時の表面電位yWと初期のvoの差、
即ちv、 −鳥 をもってフォトメモリー性を評価した
。この結果を第1表に示す。
第1表から明らかなように実施例−1の試料は比較とし
た市販のバインダーを用いた試料に比べ、感度、フォト
メモリー共に良好である。
更に繰シ返し使用時の安定性を評価する為、本実施例で
作成した感光体をキャノン(株)製ppc複写機NP−
150Zの感光ドラム用シリンダーに貼シ付けて、同機
で10000枚複写を行ない、初期と1oooo枚複写
後の明部電位(ML)、及び暗部電位(VD)の変動を
測定した。比較試料についても同様の操作を行なった。
結果を第2表に示す。
第2表 第2表から実施例−1の試料は比較例の試料に比べ耐久
安定性においても優れていることが明らかである。
実施例2〜5 無水7タル酸148jl、尿素1805’、無水塩化第
1銅2.5jl、モリブテン酸アンモニウム0.32と
安息香酸370pを190℃で3.5時間加熱攪拌下で
反応させた。反応終了後安息香酸を減圧蒸留した後、水
洗濾過、酸洗濾過、水洗濾過を順次行ない粗製銅7タロ
シアニン130Fを得た。
この粗製フタロシアニンを濃硫酸1300Fに溶解し、
常温で2時間攪拌した後、多量の氷水中に注入し、析出
した顔料を戸別した後、中性になるまで水洗した。
次にDMF 2.6ノで6回攪拌濾過し、更にMEK2
.6ノで2回攪拌−過した後、水2.6ノで2回攪拌濾
過し、真空乾燥して精製鋼フタロシアニン115Fを得
た。
上記銅7タロシアニン顔料5Pを用いて、第3表に示す
樹脂1.7Pをバインダーとして、実施例−1と同様の
操作でまず、電荷発生層を作成した。
次に実施例−1のヒドラゾン化合物の代シに下記構造の
ピラゾリン化合物を用いて15ミクロンの電荷輸送層を
積層して電子写真感光体とした。
各感光体の帯電特性と耐久性を実施例1と同様の方法に
よりて測定した。これらの結果を第3表にまとめて示す
実施例6 実施例−1で用いたジスアゾ顔料の代りにクロロジアン
ブルー5Fを用い、ポリビニルアセタール樹脂例43を
2.5F用いた他は全く同様の方法により、電荷発生層
を作成した。その電荷発生層の上に、2,4.7− )
ジニトロ−9−フルオレノン5Fとポリ−4,4′−ジ
オキシジフェニル−2,2’−グロパンカーゲネート(
分子量300.000)5Fをナト2ヒドロフランフ0
1R1に溶解して作成した塗布液を乾燥後の塗工量が1
09/n”となる様に塗布し、乾燥した。
こうして作成した電子写真感光体を実施例1と同様の方
法で帯電測定を行なった。この時、帯電極性は■となる
ように静電複写紙試験装置は設定を変え、またNP−1
502は改造を加えた。この結果を第4表に示す。
第4表

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 導電性支持体上に少なくとも電荷発生層と電荷輸送層と
    を設けた電子写真感光体において、該電荷発生層にバイ
    ンダーとしてポリビニルアルコールと下記一般式のアル
    デヒドとのアセタール化反応により得られるポリビニル
    アセタール樹脂を含有させてなる電子写真感光体: RCHO (式中Rは炭素数1〜3個のアルキル基を示す、アルキ
    ル基はハロゲンで置換されてもよい)。
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