JPS62195666A - 電子写真感光体 - Google Patents

電子写真感光体

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JPS62195666A
JPS62195666A JP3721086A JP3721086A JPS62195666A JP S62195666 A JPS62195666 A JP S62195666A JP 3721086 A JP3721086 A JP 3721086A JP 3721086 A JP3721086 A JP 3721086A JP S62195666 A JPS62195666 A JP S62195666A
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秀樹 穴山
Hideyuki Takahashi
秀幸 高橋
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本発明は機能分離型電子写真感光体に関し、詳しくは電
子写真特性を向上させ得る電荷発生層の改善に関する。 [従来の技術] 従来、電子写真感光体で用いる光導電性材料として、セ
レン、硫化カドミウム、酸化亜鉛などの無機光導電性材
料が知られている。これらの光導電性材料は、数多くの
利点、例えば暗所で電荷の逸散が少ないこと、あるいは
光照射によって速やかに電荷を逸散できるなどの利点を
もつ反面、各種の欠点を有している0例えばセレン系感
光体では温度、湿度、ごみ、圧力などの要因で容易に結
晶化が進み、特に雰囲気温度が40℃を越えると結晶化
が著しくなり、帯電性の低下や画像に白い斑点が発生す
るという欠点がある。硫化カドミウム系感光体は、多湿
の環境下で安定した感度が得られない点や酸化亜鉛系感
光体ではローズベンガルに代表される増感色素による増
感効果を必要としているが、このような増感色素がコロ
ナ帯電による帯電劣化や露光光による光退色を生、しる
ため長期に亘って安定した画像を与えることができない
欠点を有している。 一方、ポリビニルカルバゾールをはじめとする各種の有
機光導電性ポリマーが提案されて来たがこれらのポリマ
ーは前述の無機系光導電性材料に比べ、成膜性、軽量性
などの点で優れているにもかかわらず今日までその実用
化が困難であったのは、未だ充分な成膜性が得られてお
らず、また感度、耐久性および環境変化による安定性の
点で無機系光導電性材料に比べて劣っているためであっ
た。また米国特許第4150987号公報などに開示の
ヒドラゾン化合物、米国特許第3837851号公報な
どに記載のドリアリールピラゾリン化合物、特開昭51
−94852号公報、特開昭51−94829号公報な
どに記載の9−スチリルアントラセン化合物などの低分
子の有機光導電体が提案されている。このような低分子
の有機光導電体は、使用するバインダーを適当に選択す
ることによって有機光導電性ポリマ、−の分野で問題と
なっていた成膜性の欠点を解消できるようになったが、
感度の点で充分なものとはいえない。 このようなことから、近年感光層を電荷発生層と電荷輸
送層に機能分離させた積層構造体が提案された。この積
層構造を感光層とした電子写真感光体は、可視光に対す
る感度、電荷保持力、表面強度などの点で改善できるよ
うになった。 このような電子写真感光体は、例えば米国特許第383
7851号明細書、同第3871882号明細書などに
開示されている。 機能分離型感光体は、少なくとも電荷発生層と電荷輸送
層の2層から構成されており、TL電荷発生層光吸収で
生じた電荷キャリアが電荷輸送層に注入され1表面まで
移動し、感光体表面電荷を中和し、静電コントラストを
生じさせる。 この過程において電荷発生層が担う役割は極めて重要で
ある。即ち電荷キャリアをいかに多く、均一に発生する
か1発生した電荷キャリアをいかに効率よく電荷輸送層
に注入するか、また逆電荷キャリアをいかにスムースに
支持体に流すか、電子写真特性は電荷発生層に負うとこ
ろが多い。 電荷発生層は基本的には電荷発生物質である有機顔料と
結着剤であるバインダーから構成されるが、バインダー
の有機顔料に対する重量比率は一般的には有機顔料の2
5〜l 00wt%と決して低くはない、従ってバイン
ダーは電荷発生層内にあっては発生電荷キャリアの移動
に関して極めて重大な影響を与える。即ち、バインダー
の基本構造、官能基1分子量、純度などは、感度、電位
特性、#久性など感光体の電子写真特性に係るところ大
である。 しかるに文献、特許文献などでの開示からは、従来の電
荷発生層のバインダーに対する見方は、電荷発生物質た
る有機顔料の助剤であって1分散性、結着性を付与でき
れば良いとの考え方を出ていないようである。 その結果、従来の機能分離型電子写真感光体にあっては
残留電位、電位変動、フォトメモリーなどの電位特性の
欠陥が多く認められている。また感度も充分でない。 [発明が解決しようとする問題点] 発明者らは、長年に亘すバインダーを電荷発生層のもう
一つの主材で電子材料であると捕え、構造、分子量、純
度など分子としての面からバインダーを考究し1本発明
に到ったものである。 即ち1本発明の目的は新規な電荷発生層用のバインダー
を提供することであり、また改善された電子写真特性を
有する電子写真感光体を提供することである。 また別の目的は実用的な高感度特性と繰り返し使用にお
ける安定な電位特性を有する電子写真感光体を提供する
ことである。
【問題点を解決する手段、作用】
本発明は、導電性支持体上に少なくとも電荷発生層と電
荷輸送層とを有する電子写真感光体において、電荷発生
層にポリビニルアルコールと芳香環が縮合した5〜7員
環ケトン化合物とのアセタール化反応により得られるポ
リビニルアセタールを含有することを特徴とする電子写
真感光体から構成される。 本発明で使用するポリビニルアセタールは、重量平均分
子量がto、ooo 〜400,000の範囲の樹脂が
適当であるが、特に30,000〜1sO,000の範
囲の樹脂が好適である。 また、アセタール化度は30モル%以上であれば有効で
あるが、特に50〜90モル%の範囲が好ましい。 さらに、原料のポリビニルアルコールに起因する。酢酸
ビニール成分の含有率は低い程有効であるが、ポリビニ
ルアルコールの帥化度が85%以上であれば充分である
。 以下に本発明で使用するポリビニルアセタールの代表例
について、アセタール構造部分を記載して例示する。 樹脂例(7)         樹脂例(8)N=N 樹脂例(2)のポリビニルアセタールの合成ポリビニル
アルコール10gと下記構造式のケトン化合物150g
を ベンゼン200g、 メタノール100gの混合溶媒に
入れ、液温を55℃として強攪拌を行なう。 30分後に、塩酸(Conc35%)を3g投入し、2
0時間放置する。20時間後、アセト7150g、  
トルエン150gを加え、メタノール3文中に滴下し、
ポリマーを再沈させる。 3時間攪拌後、ポリマーを癌過する。減圧乾燥(760
mmHg、50℃)で8時間乾燥する。 収量はl1gであった。 本発明の好ましい具体例では、機能分離型感光体の電荷
発生層のバインダーに前記ポリビニルアセクールを使用
する。 電荷発生層のバインダーは層内で発生した電荷キャリア
の移動をなるべく阻害しないものでなければならない。 そのため、必然的に電荷発生層内のバインダーの含有重
量%は低い方が好ましいが、実用上は結着性を付与し、
さらには顔料分散時の安定性を確実ならしめるため、2
0重量%以上は必要であり、通常は25〜70重量%、
好ましくは28〜50重量%の範囲で使用する。 ? 荷発生層には、セレン、セレン−テルル、アモルフ
ァスシリコン、ピリリウム、チアピリリウム系染料、フ
タロシアニン系顔料、アントアントロン顔料、ジベンズ
ピレンキノン顔料、ビラントロン顔料、トリスアゾ顔料
、ジスアゾ顔料、アゾ顔料、インジゴ顔料、キナクリド
ン顔料1非対称午ノシアニン系染料、キノシアニン系染
料などの電荷発生物質から選らばれた無機顔料、有機染
顔料を前記バインダーと共に樹脂分散層として用いるこ
とができる。 本発明の電子写真感光体に用いる電荷発生物質は、例え
ば下記に示す無機化合物あるいは有機化合物を挙げるこ
とができる。 電荷発生物質 (1)  アモルファスシリコン (2)  セレン−テルル (3)  セレンーヒ素 (4)  硫化カドミウム (1B) (4B) CxHr                   C,
”;C贋皓                    
U、 85(63)スクエアリック酸メチン染料 (64)インジゴ染料(C,1,No、78000)(
65)チオインジゴ染料(C,1,No、78800)
(88)銅フタロシアニン (67)アズレニウム塩染料 電荷発生物質は本発明における特定のバインダーと共に
分散して塗工液を形成するが、その際、有機溶剤として
は、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン
などのケトン類、N、N−ジメチルホルムアミド、N、
N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、ジメチルス
ルホキシドなどのスルホキシド類、テトラヒドロフラン
、ジオキサン、エチレングリコールモノメチルエーテル
などのエーテル類、酢酸メチル、酢酸エチルなどのエス
テル類、クロロホルム、塩化メチレン、ジクロルエチレ
ン、四塩化炭素、トリクロルエチレンなどの脂肪族ハロ
ゲン化炭化水素類あるいはベンゼン、トルエン、キシレ
ン、リグロイン、モノクロルベンゼン、ジクロルベンゼ
ンなどの芳香族類などを用いることができる。 分散は、上記溶剤、電荷発生物質、バインダー°をサン
ドミル、ボールミル、ロールミル、アトライターなどを
用いて所定の粒子サイズになるまで破砕分散して行なう
0粒子サイズ、バインダー量は分散液の安定性、感光体
の特性に大きな影響を有しており、充分な吟味が必要で
ある。 塗工は浸漬コーティング法、スプレーコーティング法、
スピンナーコーティング法、ビードコーティング法、マ
イヤーバーコーティング法、ブレードコーティング法、
ローラーコーティング法、カーテンコーティング法など
のコーティング法を用いて行なうことができる。 乾燥は室温における指触乾燥後、加熱乾燥する方法が好
ましい、加熱乾燥は30〜200 ’Cで5分〜2時間
の範囲で行なう。 電荷発生層は充分な吸光度を得るために、できる限り多
くの前記有機光導電体を含有し、かつ。 発生した電荷キャリアの飛程を短くするために、薄膜層
、例えば5ル以下、好ましくは0,01〜1延の膜厚を
もつ薄膜層とすることが好ましい。 このことは、入射光量の大部分が電荷発生層で吸収され
て多くの電荷キャリアを生成すること、さらに発生した
電荷キャリアを再結合や捕獲(トラップ)により失活す
ることなく電荷輸送層に注入する必要であることに起因
している。 電荷輸送層は、前述の電荷発生層と電気的に接続されて
おり、電界の存在下で電荷発生層から注入された電荷キ
ャリアを受は取るとともに、これらの電荷キャリアを表
面まで輸送できる機能を有している。 この際電荷輸送層は、電荷発生層の上に積層され、また
はその下にvI層されてもよい。 しかし、電荷輸送層は電荷発生層の上に積層されている
ことが望ましい。 半道雷沫l÷ −Be ty i斤腑立セ117か酔−
嬰ナス煉能を有しているので、電荷輸送層はこの光導電
体によって形成できる。 電荷輸送層における電荷キャリアを輸送する物質(以下
、電荷輸送物質という)は、前述の電荷発生層が感応す
る電磁波の波長域に実質的に非感応性であることが好ま
しい。 ここでいう電磁波とは、γ線、X線、紫外線、可視光線
、近赤外線、赤外線、遠赤外線などを包含する広義の光
線の定義を包含する。 電荷輸送層の光感応性波長域が電荷発生層のそれと一致
またはオーバーラツプするときには1両者で発生した電
荷キャリアが相互に捕獲し合い、結果的には感度の低下
の原因となる。 電荷輸送物質としては、電子輸送性物質と正孔輸送性物
質があり、電子輸送性物質としてはクロルアニル、ブロ
モアニル、テトラシアノエチレン、テトラシアノキノジ
メタン、2,4.7−ドリニトロー9−フルオレノン、
2,4,5.7−テトラニトロ−9−フルオレノン、2
,4.7−ドリニトロー9−ジシアノメチレンフルオレ
ノン、2.4,5.7−チトラニトロキサントン、2゜
4.8−)リニトロチオキサントンなどの電子吸引性物
質やこれら電子吸引性物質を高分子化したものなどがあ
る。 正孔輸送物質としてはピレン、N−エチルカルバゾール
、N−イソプロピルカルバゾール、N−メチル−N−フ
ェニルヒドラジノ−3−メチリデン−9−エチルカルバ
ゾール、N、N−ジフェニルヒドラジノ−3−メチリデ
ン−9−エチルカルバゾール、N、N−ジフェニルヒド
ラジノ−3−メチリデン−10−二チルフェノチアジン
、N。 N−ジフェニルヒドラジノ−3−メチリデン−10−二
チルフェノキサジン、p−ジエチルアミノベンズアルデ
ヒド−N、N−ジフェニルヒドラゾン、p−ジエチルア
ミノベンズアルデヒド−N−α−ナフチル−N−フェニ
ルヒドラゾン、p−ピロリジノベンズアルデヒド−N、
N−ジフェニルヒドラゾン、1,3.3−トリメチルイ
ンドレニン−ω−アルデヒド−N、N−ジフェニルヒド
ラゾン、p−ジエチルベンズアルデヒド−3−メチルベ
ンズチアゾリノン−2−ヒドラゾンなどのヒドラゾン類
、2.5−ビス(p−ジエチルアミノフェニル)−1,
3,4−オキサジアゾール、1−フェニル−3−(p−
ジエチルアミノスチリル)−5−(p−ジエチルアミノ
フェニル)ピラゾリン、1−[キノリル(2)]−3−
(p−ジエチルアミノスチリル)−5−(p−ジエチル
アミノフェニル)ピラゾリン、1−[ピリジル(2)]
−3−(p−ジエチルアミノスチリル)−5−(p−ジ
エチルアミノフェニル)ピラゾリン、1−[6−メドキ
シピリジル(2)] −3−(p −ジエチルアミノス
チリル)−5−(p−ジエチルアミノフェニル)ピラゾ
リン、1−[ピリジル(3)]−3−(p−ジエチルア
ミノスチリル)−5−(p−ジエチルアミノフェニル)
ピラゾリン、1−[レビジル(2)]−3−(p−ジエ
チルアミ/スチリル)−5−(p−ジエチルアミノフェ
ニル)ピラゾリン、1−[ピリジル(2)] −3−(
p−ジエチルアミノスチリル)−4−メチル−5−(p
−ジエチルアミノフェニル)ピラゾリン、1−[ピリジ
ル(2)] −3−(α−メチル−p−ジエチルアミノ
スチリル)−5−(p−ジエチルアミノフェニル)ピラ
ゾリン、l−フェニル−3−(p−ジエチルアミノスチ
リル)−4−メチル−5−(p−ジエチルアミノフェニ
ル)ピラゾリン、1−フェニル−3−(α−ベンジル−
p−ジエチルアミノスチリル)−5−(p−ジエチルア
ミノフェニル)ピラゾリン、スピロピラゾリンなどのピ
ラゾリン類、2−(p−ジエチルアミノスチリル)−6
−ジニチルアミノベンズオキサゾール、2−(p−ジエ
チルアミノフェニル)−4−(p−ジメチルアミノフェ
ニル)−5−(2−クロロフェニル)オキサゾールなど
のオキサゾール系化合物、2−(p−ジエチルアミノス
チリル)−6−ジニチルアミノベンゾチアゾールなどの
チアゾール系化合物、ビス(4−ジエチルアミノ−2−
メチルフェニル)−フェニルメタンなどのトリアリール
メタン系化合物、1.1−ビス(4−N、N−ジエチル
アミノ−2−メチルフェニル)へブタン、1,1,2.
2−テトラキス(4−N、N−ジメチルアミノ−2−メ
チルフェニル)エタンなどのポリアリールアルカン類、
トリフェニルアミン、ポリ−N−ビニルカルバゾール、
ポリビニルピレン、ポリビニルアントラセン、ポリビニ
ルアクリジン、ポリ−9−ビニルフェニルアントラセン
、ピレン−ホルムアルデヒド樹脂、エチルカルバゾール
ホルムアルデヒド樹脂などがある。これらの有機電荷輸
送物質の他に、セレン、セレン−テルル、アモルファス
シリコン、硫化カドミウムなどの無機材料も用いること
ができる。 また、これらの電荷輸送物質は、1種または2種以上組
合せて用いることができる。 電荷輸送物質が成膜性を有していないときには適当なバ
インダーを選択することによって被膜形成できる。バイ
ンダーとして使用できる樹脂は。 例えばアクリル樹脂、ボリアリレート、ポリエステル、
ポリカーボネート、ポリエチレン、アクリロニトリル−
スチレンコポリマー、アクリロニトリル−ブタジェンコ
ポリマー、ポリビニルブチラ−ル、ポリビニルホルマー
ル、ポリスルホン、ポリアクリルアミド、ポリアミド、
塩素化ゴムなどの絶縁性樹脂あるいはポリ−N−ビニル
カルへゾール、ポリビニルアントラセン、ポリビニルピ
レンなどの有機光導電性ポリマーを挙げることができる
。 電荷輸送層は、電荷キャリアを輸送できる限界があるの
で必要以上に膜厚を厚くすることができない。一般的に
は、5〜30JLであるが、好ましい範囲は8〜20p
である。塗工によって電荷輸送層を形成する際には、前
述したような適当なコーティング法を用いることができ
る。 このような電荷発生層と電荷輸送層の積層構造かたなる
感光層は、導電層を有する基体の上に設けられる。 導電層を有する基体としては、基体自体が導電性を有す
る、例えばアルミニウム、アルミニウム合金、銅、亜鉛
、ステンレス、バナジウム、モリブデン、クロム、チタ
ン、ニッケル、インジウム、金、白金などを用いること
ができ、その他では例えばアルミニウム、アルミニウム
合金、酸化インジウム、酸化錫、酸化インジウム−酸化
錫合金などを真空蒸着法によって被膜形成された居を有
するプラスチック(例えばポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ア
クリル樹脂、ポリフッ化エチレンなど)、導電性粒子(
例えばカーボンブラック、銀粒子など)を適当なバイン
ダーとともにプラスチックの上に被覆した基体、導電性
粒子をプラスチックや紙に含侵した基体や導電性ポリマ
ーを有するプラスチックなどを用いることができる。 導電層と感光層の中間にバリヤー機能と接着機能をもつ
下引層を設けることもできる。 下引層はカゼイン、ポリビニルアルコール、ニトロセル
ロース、エチレン−アクリル酸コポリマー、ポリアミド
(ナイロン6、ナイロン66、ナイロン610、共重合
ナイロン、アルコキシメチル化ナイロンなど)、ポリウ
レタン、ゼラチン、酸化アルミニウムなどによって形成
できる。 下引層の膜厚は、0.1〜5ル、好ましくは0.5〜3
ルが適当である。 導電層、電荷発生層、電荷輸送層の順に積層した感光体
を使用する場合においては電荷輸送物質が電子輸送物質
からなるときは、電荷輸送層表面を正に帯電する必要が
あり、帯電後露光すると露光部では電荷発生層において
生成した電子が電荷輸送層に注入され、その後表面に達
して正電荷を中和し、表面電位の減衰が生じる。 このようにしてできた静電潜像を負荷電性のトナーで現
像すれば、可視像が得られる。これを直接定着するかあ
るいはトナー像を紙やプラスチックフィルムなどに転写
後、現像し定着することができる。 また感光体上の静電潜像を転写紙の絶縁層上に転写後現
像し定着する方法もとれる。 現像剤の種類や現像方法定着方法は公知のものや公知の
方法のいずれを採用してもよく、特定のものに限定され
るものではない。 一方、電荷輸送物質が正孔1論送物質からなる場合には
、電荷■陥送層表面を負に帯電する必要があり、帯電後
、露光すると露光部では電荷発生層において生成した正
孔が電荷輸送層に注入され、その後表面に達して負電荷
を中和し、表面電位の減衰が生じ未露光部との間に静電
コントラストが生じる。現像時には電子輸送物質を用い
た場合とは逆に正荷電性トナーを用いる必要がある。、
正負いずれの帯電の電子写真感光体においても帯電前に
光照射を受けると光の照射された部分の電子写真特性が
光の照射のない部分の特性と異なる、いわゆるフォトメ
モリー性が現れることが多い。 [発明の効果] 本発明によれば、高感度の電子写真感光体を提供するこ
とができ、また繰返し帯電および露光を行なったときの
明部電位と暗部電位の変動が小さく、しかもフォトメモ
リー性を有効に改善できる利点を有している。 [実施例コ 実施例1 電荷発生物質の例示例(13)の顔料4部と樹脂例(2
)の樹脂2部をシクロヘキサノン90部に入れ、1φガ
ラスピーズを用いたサンドミルで20時間分散した。 この分散液に2−ブタノン180部を加えて塗工液を調
製した。 この塗工液を、アルミニウムシート上に0.2g/m2
の塗工量になるように塗布し、100℃で10分乾燥し
て電荷発生層を設けた。 次に1−[ピリジル(2) ] −3−(4−N 。 N−ジエチルアミノスチリル)−5−(4−N。 N−ジエチルアミノフェニル)ピラゾリンを10部とス
チレン−アクリル共重合体(商品名MS200、製鉄化
学■製)10部をトルエン80部に溶解した。この液を
電荷発生層の上に塗布して。 100″Cで1時間熱風乾燥して20JL厚の電荷輸送
層を形成した。 このようにして形成した電子写真感光体について次の評
価を実施した。 感光体を用r:1電機輛製のエレクトロスタチックペー
パーアナライザーEPA8100を使用して感度を測定
した。 条件は、上記試験機のダイナミックモードを用い、感光
体表面の電位が700±30Vになるように帯電し1秒
間暗部放置とし、17.5又uxの光を4.0秒間照射
して光減衰を測定した。 また一度測定したサンプルに15001ux(7)光を
3分間照射して2分間暗部で放置した後、同様な測定を
行ない、その時の暗部電位の差をフォトメモリーとした
。結果を次に示す。 Vd  (V)ニー705゜ El/2 (lux、5ee):2.85フオトメモリ
ー(V):30 実施例2〜4 電荷発生層の塗工液に用いる樹脂として樹脂例3、樹脂
例4、樹脂例6の樹脂を使用した他は、実施例1と同様
にして電子写真感光体を作成し、それぞれに対応して実
施例2、実施例3、実施例4の感光体とした。 実施例1と同様な評価をした結果を次に示す。 Vd  (V) 実施例2  −720 実施例3  −730 実施例4  −700 El/2(交ux、5ec) 実施例2  3.05 実施例3  3.10 実施例4  3.05 フォトメモリー(V) 実施例2   40 実施例3  25 実施例4  35 比較例1〜3 比較のために、電荷発生層に用いる樹脂を、ポリビニル
ブチラール(ブチラール化度60モル%、合成品分子量
約60,000)、アクリル樹脂(商品名アクリベース
0M2−20、藤倉化成株製)、ポリエステル(テレフ
タル酸1.00、イソフタル酸1.15、エチレングリ
コール1.0八    4 ↓ 八0−) に、1■H
ゞ II  −1−、d   嘴     1  【 
 t 伊 、1 11分子量約20,000)を使用し
、その他の条件は実施例1と同様として電子写真感光体
を作成し、それぞれに対応して、比較例1、比較例2、
比較例3の感光体とした。実施例1と同様にして評価し
た結果を次に示す。 Vd  (V) 比較例1  −705 比較例2  −700 比較例3  −710 El/2 (lux、5ec) 比較例1  3.85 比較例2  3.95 比較例3  3.75 フォトメモリー(V) 比較例1  75 比較例2  85 比較例3 10゜ 実施例5 電荷発生物質としてε壓を日フタロシアニンをmいた以
外は実施例1と同様にして電子写真感光体を作成した。 比較例4 電荷発生層に用いたバインダーとして比較例1で用いた
ポリビニルブチラールを用いた以外は実施例5と同様に
して電子写真感光体を作成した。 実施例6 電荷発生物質として電荷発生物質例(5)の顔料を用い
た以外は実施例1と同様にして電子写真感光体を作成し
た。 比較例5 電荷発生層に用いたバインダーとして比較例1で用いた
ポリビニルブチラールを用いた以外は実施例6と同様に
して電子写真感光体を作成した。 上記の感光体について実施例1と同様の方法で評価した
。その結果を次に示す。 Vd  (V) 実施例5  −700 実施例6  −710 比較例4  −700 比較例5  −700 El/2 (Jlux、5ec) 実施例5  3.15 実施例6  3.50 比較例4  3.95 比較例5  4.45 フォトメモリー(V) 実施例5  10 実施例6   15 比較例4  55 比較例5   60 以上の結果から明らかなように本発明の電子写真感光体
は、電荷発生層に特定の高分子材料を使用したことによ
り、電荷発生物質の種類によらず、従来一般的に電荷発
生層に用いられるポリビニルブチラール、ポリエステル
、アクリル樹脂などを用いた電子写真感光体に比べ、感
度で20%以上の高感度化を行なうことができ、フォト
メモリーも半分以下に減少させることを可能としたもの
である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)導電性支持体上に少なくとも電荷発生層と電荷輸
    送層とを有する電子写真感光体において、電荷発生層に
    ポリビニルアルコールと芳香環が縮合した5〜7員環ケ
    トン化合物とのアセタール化反応により得られるポリビ
    ニルアセタールを含有することを特徴とする電子写真感
    光体。
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