JPS61108039A - 車両用スリツプ制御装置 - Google Patents

車両用スリツプ制御装置

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JPS61108039A
JPS61108039A JP59228537A JP22853784A JPS61108039A JP S61108039 A JPS61108039 A JP S61108039A JP 59228537 A JP59228537 A JP 59228537A JP 22853784 A JP22853784 A JP 22853784A JP S61108039 A JPS61108039 A JP S61108039A
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pressure
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brake
vehicle
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和正 中村
Ikuya Kobayashi
小林 育也
Takahiro Nogami
野上 高弘
Akira Shirai
白井 昭
Kaoru Ohashi
薫 大橋
Yoshihisa Nomura
野村 佳久
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は車両用スリップ1tIII罪装買に関し、詳し
くは、車両加速時に生ずる駆動輪の加速スリップを検知
した際、内燃機関の出力制御を実行すると共に駆動輪の
制動手段をIll l t、て、駆動輪の回転を抑制す
る車両用スリップ制御装置に関するものである。
[従来の技術] 従来より車両において加減速時の車輪に生じるスリップ
の制御として、神々のアンチスキッド制御装置(例えば
特開昭59−2962M公報の「アンチスキッド液圧制
′@装置」など)が知られているが、他方車両加速時に
生ずる駆動輪の空転を防止すると共に、車両加速時の駆
動輪のタイヤと路面との摩擦力が最大となるよう駆動輪
の回転を制御して、車両の走行安定性、加速性等を向上
するいわゆるトラクションコントロールを行なう車両用
スリップ制御装置も考えられている。
そして後者の加速スリップ制御装置にあっては、通常、
駆動輪のスリップ状態を検知し、そのスリップの程度が
所定値以上の場合゛に、例えば点火時期や燃料噴射量を
制御することによって内燃機関の出力を制御し、駆動輪
の回転を抑制することが考えられている。
し発明が解決しようとする問題点1 しかしながら上記の如き車両用スリップ制御装置も以下
のごとき問題点を有しており未だに充分なものではなか
った。
即ち、従来の車両用スリップ制御装置では、燃料噴射量
を減量したり点火時期を遅角することに・ よって内燃
機関の出力を抑制し、加速スリップを防止しようとして
いるのであるが、この場合内燃機関の運転状態が急変し
て、振動を生じたり、失火に至ることがある為、これを
避けようとするとその制御範囲が狭められるといった問
題があった。
一方、吸入空気量を一重部すると、それに応じて点火時
期、燃料噴OA爪等が決定されるので、内燃機関の出力
をスムーズに抑υjすることができて運転性は向上され
るのであるが、単にアクセルペダルに連動したスロット
ルバルブの開度をペダルの踏み込みに抗して制御すると
、運転者にいわゆるキックパックの様な不快感を与える
といった問題や、スロットルバルブの制御部材が故障し
た場合の安全性が保てないといった問題が生ずることと
なる。
また上記のように駆動輪の回転を内燃機関の出力によっ
て制御するようにした場合、その応答性が悪く、瞬時に
駆動輪の回転を抑制することができないといった問題が
ある。従って駆動輪に加速スリップを生じた場合、その
回転を瞬時に抑制するためには車両に搭載されている制
動装置を用いて駆動輪の回転を直接制御することも考え
られるが、この場合単に制動装置のみを用いて駆動輪の
回転を抑制するには特別な制動装置を設ける必要が生じ
てくる。つまりは例えばトランスミッションのギヤ位置
が第1速のような、駆動力が大きい場合には、その力に
対抗して制動力を与えようとすると従来の制動装置では
間に合わず大きな制動力を有する特殊な制動装置が、必
要となるのである。
そして車両用制動装置の駆動輪に設けられた制動シリン
ダに供給するブレーキ油圧を加圧するためには、その加
圧のための圧力源が必要となり、従来の車両に、例えば
油圧ポンプ等、他の装置を付加することも必要となる。
そこで本発明は上記各問題点を一挙に解決し、駆動輪に
加速スリップを生じた場合には、その回転力を、制御I
Nれを生ずることなくしかも車両の運転性・安全性を低
下することもなく、緻密に抑制することができる車両用
スリップ制御装置を提供することを目的としてなされた
ものである。
E問題を解決するための手段] 上記の問題を解決するためにとられた本発明の手段は、
第1図に示す如く、 運転者によって操作される第1の圧力源M1に基づく油
圧系統の油圧によって、少なくとも駆動輪M2を含°む
車輪の回転を制動する制動手段M3と、 車両制動時に車輪M2のスリップ状態を検出する制動ス
リップ検出手段M4と、 前記制動スリップ検出手段M4の出力に応じて、前記制
動手段M3の油圧を変更する制御手段M5と、 を備えた車両用スリップ制御装置において、車両加速時
に車輪M2のスリップ状態を検出する加速スリップ検出
手段M6と、 前記加速スリップ検出手段M6が車両加速時のスリップ
を検出した時、前記第1の圧力源M1とは別個に車両に
搭載された第2の圧力源M7も、前記制動手段M3の油
圧系統の圧力源とする圧力源切換手段M8と、 アクセルペダルM9に連動する第1のスロットルバルブ
M10が設けられた吸気通路に設けられた第2のスロッ
トルバルブM11と、を備えると共に、 前記車両加速時にスリップが検出された時、前記制御手
段M5が、前記加速スリップ検出手段M6の出力に基づ
いて、前記制動手段M3の油圧と前記第2のスロットル
バルブM11の開度とを制御するよう構成されたこと特
徴とする車両用スリップ制御装置の構成を要旨としてい
る。
ここで第1の圧力源M1とは運転者によってブレーキペ
ダルから直接あるいは間接に得られる圧力であって、パ
ワーブレーキ等のように、人為的な圧力を機械的に増幅
させたものであってもよい。
又、第2の圧力源M7としては車載の圧力源であれば何
でもよく、例えばアンチスキッド用の圧力源、パワース
テアリング用の圧力源等積々用いることができる。この
2つの圧力源を切換える圧力源切換手段M8としては、
圧力の高い側を優先するような構造であればよく、逆止
弁を組合わせたりシャトル弁を用いるなどして構成する
ことができる。もちろん車両のスリップ制御の状態に応
じて強制的に切換えるような構成としてもよい。
制動スリップ検出手段M4は、制動時の車輪M2のスリ
ップ状態を検出するものであって、車体速度を基本とし
て、これと車輪速度との偏差が所定以上となった時にス
リップと判断するものや、車輪の加速度を検出してこれ
がマイナスの所定値より小さくなった時にスリップと判
断するものなどがある。
一方、加速スリップ検出手段M6は、加速時の駆動輪の
スリップ(空転)を検出するものであって、車体速度を
基本としてこれと駆動輪速度との偏差が所定以上となっ
た時にスリップと判断するものや、駆動輪と遊動輪との
速度差(回転数差)から検出するもの、更には駆動輪回
転加速度が所定値以上の時、空転と判断するものなどが
考えられる。
上記の制動スリップ検出手段M4と加速スリップ検出手
段M6とは、パラメータを変更するだけで同一とするこ
ともできる。制動スリップと加速スリップとは同時に生
じることはないので、装置を共通化することは何ら差支
えなく、装置・構成を簡易にできるなど、そのメリット
は大きい。
制御手段M5は、加速スリップ検出手段M6と制動スリ
ップ検出手段M4とから信号を入力して、制動手段M3
の油圧と第2スロットルバルブM11の開度との制御を
行なうものであって、油圧の制御を3位置3ボート弁等
によって減圧・保持・加圧の如く行なうと共に、第2ス
ロットルバルブM11の開度をアクチュエータ等によっ
て変更するよう構成される。これは、制動スリップ検出
手段M4や加速スリップ検出手段M6と共に、マイクロ
コンピュータによって上記の3位置3ポート弁の位置や
アクチュエータの動作量を制御するよう構成してもよい
し、各手段毎にディスクリートな回路構成としてもよい
[作用1 かかる構成を有する車両用スリップ制御装置は、車両制
動時のスリップ状態が検出された時、運転者によって操
作される第1の圧力源に基づく油圧系統の油圧を変更し
て車輪の制動力を制御する所謂アンチスキッド装置の一
部を共通にもちい、車両の加速時のスリップ状態が検出
された時、第1の圧力源とは別個に車両に搭載された第
2の圧力源も上記の制動手段の油圧系統の圧力源とした
上で、加速スリップ検出手段の出力に基づいて、油圧系
統の圧力を制御すると共に、吸気通路に設けられた第2
のスロットルバルブの開度も制御するものである。
即ち、加速時にスリップが発生した時、第2の圧力源の
圧力を用いて適当な制動力を車輪に与えると共に、第2
スロツ1−ルバルブを用いて吸入空気量を制御し駆動輪
の駆動力となる内燃機関の出力のコントロールも行なっ
ている。前者によってトラクションコントロールの速い
応答性を確保し、後者によってトラクションコントロー
ルの実行時における不必要な内燃機関出力の削減、即ち
その経済性・耐久性を満足させようとするものである。
以下、本発明をより具体的に説明するため、本発明の実
施例を図面とともに詳述する。
[実施例] 第2図は本発明実施例の車両用スリップ制御装置で搭載
された車両のエンジン周辺及びブレーキ等の制動手段の
油圧系を示す概略構成図である。
図において1は内燃機関、2は燃料噴射弁、3は吸気通
路を表わしており、吸気通路3にはアクセルペダル4と
連動して吸気量を調整する第1スロツトルバルブ5の他
に、DCモータ6により駆動され第1スロツトルバルブ
5と同様に吸気量を調整する第2スロツトルバルブ7が
備えられている。
また、11はブレーキペダル、12はブレーキペダル1
1の踏み込み油に応じてブレーキ油圧を発生する第1の
圧力源としてのブレーキマスクシリンダ、13は後述す
るように加速スリップの発生時にパワステアリングの油
圧によってブレーキ油圧を発生する第2の圧力源として
のサブマスクシリンダ、14.15は車両の左右の遊動
輪、16.17は同じくその駆動輪、18ないし21は
各車輪14.15.16.17に設けられたホイールシ
リンダ、23はアンチスキッド制御を行なうための油圧
系、24はこの車両のパワステアリングの油圧系、25
はM動輪14.15の回転数に応じた周波数のパルス信
号を発生する遊動輪センサ、26は同じく駆動輪センサ
、30はアンチスキッド制御と共にトラクションコント
ロールも行なう電子制御回路、を各々表わしている。
ここで上記ブレーキマスクシリンダ12としてはタンデ
ム型のマスクシリンダが用いられ、左・右の遊動輪14
.15に設けられたホイールシリンダ18.19と左・
右の駆動輪16.17に設けられたホイールシリンダ2
0.21とには夫々異なる油圧系で以てブレーキ油圧が
伝達される。
またサブマスクシリンダ13にて発生されるブレーキ油
圧は左・右の駆動輪16,17制動用の油圧として用い
られるが、このブレーキ油圧と、ブレーキマスクシリン
ダ12にて発生する油圧のいずれがアンチスキッド油圧
系2.3を介してホイールシリンダ20.21に伝達さ
れるかは、圧力源切換手段としてのチェンジバルブ32
によって定められる。チェンジバルブ32はシャトル弁
の構成をとり、上記ふたつの油圧のうち大きい方の油圧
をアンチスキッド油圧系23へ伝達する。
アンチスキッド油圧系23は、チェンジバルブ32から
伝達される圧力を3位置バルブ34を介してホイールシ
リンダ20.21へ伝達する油圧経路を基本とし、ポン
プ36による加圧と3位置バルブ34の切換えによる保
持と減圧(圧力をリザーバ38へ抜く)とを行なう。尚
、39.40゜41は各々逆止弁であって、特に逆止弁
41を介した油圧経路は3位置バルブ34が「保持」の
時に、ブレーキペダルの操作による減圧(制動力低下)
を行なう為のものである。3位置バルブは電子制御11
1回路30によって制御されるが、そのポジションはバ
ルブ位置aが「加圧」に、bが「保持」に、Cが「減圧
」に、各々対応している。
次にパワステアリング油圧系24について説明する。パ
ワステアリング油圧系24は、この油圧系に流れる油を
リザーバタンク51より汲み出す油圧ポンプ52と、こ
の油の逆流を防止する逆止弁53.54と、ステアリン
グギヤボックス55と、ステアリングが操舵されてステ
アリングギヤボックス55の油圧が上界した時にオン状
態(ロウレベル)とされる油圧スイッチ56と、油圧ポ
ンプ52により高められた油圧(以下、ステアリング油
圧と呼ぶ)をパワステアリング油圧系24内でのみ使用
するか(位置eに対応)トラクションコントロール用に
サブマスクシリンダ13に伝達するか(位置「に対応)
を切換える2位買弁(以下、M/C昇圧弁と呼ぶ)57
と、油圧ポンプ52によって汲み出された油を絞ること
なくステアリングギヤボックス55に流すか(位mhに
対応)、絞ってこの油圧系の圧力を上昇させて流すか(
位置iに対応)を切換える2位買弁(以下、PS昇圧弁
と呼ぶ)58、とから構成されている。
ここで油圧スイッチ56の状態は電子制御回路30に入
力され、一方、M/C昇圧弁57とPS昇圧弁58とは
電子i111gA回路30により制御されている。
そこで次に電子制御回路30のうちトラクションコント
ロールを行なう部分を第3図に拠って説明する。図にお
いて30”は電子制御回路30内のトラクションコント
ロール部を示している。電子tIIII11回路30に
はこのトラクションコントロール部30′以外にアンチ
スキッド制御を行なう回路(ESC)も存在するが本実
施例の説明には直接関係ないので説明は省略する。
トラクションコントロール部30”の構成を簡単に説明
すると、まず遊動輪センサ25から出力されるパルス信
号F/V変換器70に入力しこの電圧出力v「rを微分
器71にて微分して加速度を求めた上で比較器72で零
レベルと比較して、車両が加速中か減速中かを示す信号
vfCを得る系統がある。この信号■fCはアンチスキ
ッド制御部ESCへ出力され、信号■fCがロウレベル
の時、アンチスキッド制御が行なわれる。
一方、この遊動輪の速度に応じた信号Vfrかも、基準
値1発生器73aと加算器74bとにより第1のスリッ
プ判定レベルV fblが、基準値2発生器73bと加
算器74bとにより第2のスリップ判定レベルv rb
hが、基準値3発生器73cと加算器74cとにより第
3のスリップ判定レベルVfshが、基準値4発生器7
3dと加算器74dとによって第4のスリップ判定レベ
ルV fslが、各々生成され、駆動輪センサ26より
入力されるパルス信号をF/V変換器79で変換した信
号Vrrと比較器80a 、80b 、80c 、80
dによって各々比較され4つのスリップ判定信号vcb
l。
Vcbh 、 Vcsh 、 Vcsl ヲ得ル系統が
存在する。
ここで各スリップ判定レベルの大小関係は、Vfbh 
>Vfsh >Vfbl >Vfslであって、第4図
を用いて後述するように、第1゜第2のスリップ判定レ
ベルVfbh 、 V[b+はアンチスキッド制御の油
圧系統23を用いてなされる制動力の制御の判定レベル
として、第3.第4のスリップ判定レベルVrsh 、
 Vfslは第2スロツトルバルブ7を用いてなされる
内燃機関1の吸入空気量の制御の判定レベルとして、各
々用いられる。更に付言すれば、前二者は、第4図最中
段に示すように駆動輪速度(V rr)が遊動輪速度(
Vfr)を基にして作られた第1のスリップ判定レベル
V fblと第2のスリップ判定レベルv rbhとに
対して如何なる上下関係にあるかを示すものである。第
1のスリップ判定信号Vcblはトラクションコントロ
ールを開始する準備に入るタイミングを、他方、第2の
スリップ判定信号V cbhは正にトラクションコント
ロールとしてブレーキ油圧の加圧を行なって制動を行な
うタイミングを示している。又、第3のスリップ判定レ
ベルV fshとの比較によって生成される第3のスリ
ップ判定信号y ashは、モータ6を正転させてスロ
ットルバルブ7を閉方向へ駆動するタイミングを、他方
、第4のスリップ判定レベルV fsl との比較によ
って生成される第4のスリップ判定信号Vcslは、モ
ータ6を逆転させてスロットルバルブ7を開方向へ駆動
するタイミングを、示している。
更にトラクションコントロール部30−には、駆動輪速
度を示す信号Vrrを微分して駆動輪16゜17の加速
度に対応した信号Vrqを得て、これを基準値5発生器
84の出力信号G1及び基準値6発生器85の出力信号
G2と各々、比較器87゜88により比較して、第1の
スリップ制御信号■rghと第2のスリップ制御信号y
rg+ とを得る系統が存する。
以上の3系統の信号から次のようにしてトラクションコ
ントロールが行なわれる。このトラクションコントロー
ルの一例を示したのが第4図である。
車両が加速状態にあって信号Vfcがハイレベルとなり
、第1のスリップ判定信号Vfblがハイレベルとなっ
て単安定バイブレータによって構成される遅延回路89
の出力がハイレベルとなった時、2人力アンドゲーt−
90aの出力Vrtは第4図に示すようにハイレベルと
なる。従って、この時、2人力オアゲート91と増幅器
92を介してアンチスキッド制御の油圧系23内のポン
プ36を駆動すると共に、増幅器90bを介してM/C
昇圧弁57が位置[に切換えられ、パワステアリング油
圧をサブマスクシリンダ13に導く油圧系路が形成され
る。一方、上記条件に、更に油圧スイッチ56が作動し
ておらず、その出力がハイレベルであるという条件を加
えたものが3人カアンドゲート90cの出力Vrsであ
って、これがハイレベルになると、増幅器93を介して
PS昇圧弁58を位置1に切換え、ステアリングギヤボ
ックス55への油の流れを絞って、パワステアリング油
圧をサブマスクシリンダ13に導く。尚、ここで油圧ス
イッチ56の出力を3人カアンドゲート90Gに入力し
ているのは、トラクションコントロールが行なわれてい
る際に操舵が行なわれると自助的にパワステアリング油
圧は昇圧される為、不必要な昇圧を行なわないようにP
S昇圧弁58を切換える為である。もとより、パワステ
アリングに油圧を必要とする場合に、パワステアリング
への油圧の供給をトラクシコンコントロールに優先させ
るという役割も果している。
一方、アンチスキッド制御の油圧系23の3位置弁34
は、増幅器95の出力によって駆動されるトランジスタ
Tr1の状態ともうひとつの増幅器96の出力によって
駆動され限流抵抗器Rを介して電流を流すトランジスタ
Tr2の状態とによって3つの位置a 、 b 、 c
に制御されるが、その組合わけは、 となっている。ここでトランジスタTr2を駆動する増
幅器96の入力信号である3人カアンドゲート97の出
力信号である3人カアンドゲート97の出力信号■ru
は、既述の第2のスリップ判定信号V cbhと第1の
スリップ制御信号V rahとを2人力とする2人力ナ
ンドゲート98の出力と既述の信号Vrtとアンチスキ
ッド制御回路(ESC)からの制御信号との論理和によ
って定まる(第4図参照)。一方、トランジスタTr1
を駆動する増幅器95の入力信号である2人力オアゲー
ト9つの出力信号Vrdは、第1のスリップ判定信号y
cb1をインバータ100によって反転した信号と第2
のスリップ制御信号Vrol とを2人力とする2人カ
アンドゲート101の出力とESCからの入力信号との
論理和とによって定まる。
一方、第2スロツトルバルブ7は第3のスリップ判定信
号V cshと第4のスリップ判定信号Vcs1とから
次のように制御される。第3.第4のスリップ判定信号
Vcsh 、 Vcslが共にロウレベルの時は2人カ
ッアゲート105の出力V cscはハイレベルとなり
正逆転増幅器107はモータ6に対してスロットルバル
ブ7を全開とするまで逆転するようm流を流づ。この結
果第2スロツhルバルブ7は全開となって、吸入空気量
の制御はアクセルペダル4に連動した第1スロツトルバ
ルブ5によって行なわれる。第4のスリップ判定信号V
cslがハイレベルになると2人カッアゲート105の
出力V cscはロウレベルとなり、正逆転増幅器10
7はモータ6に対して電流の供給を行なわない。次に第
3のスリップ判定信号V cshがハイレベルになると
、2人カッアゲート105の出力V cscはロウレベ
ルとなり、正逆転増幅器107は第2スロツトルバルブ
7が全開となるまでモータ6を正転すべく、前述の場合
とは逆方向に電流を流づ。
従って、以上のように構成された本実施例においては、 (A>遊動輪14.15の加速度から車両が加速状態で
あり、パワステアリング油圧に充分な余・裕がある場合
には、 (1)駆動輪16.17の速度(Vrr)が遊動輪速度
を基にして定まる第1の判定レベル< v rbl)を
越えた時、アンチスキッド制御の油圧系23のポンプ3
6を作動させると共に、パワステアリング油圧系24の
M/C昇圧弁57を位置fに、PS昇圧弁58を位[i
に切換え、 (2)駆動輪速11ff(Vsrr)が遊動輪速度を基
にして定まる第3のスリップ判定レベル(Vfsh)を
越えた時、内燃1gA1の出力は不必要に大きいと判断
して、モータ6を正転させて第2のスロットルバルブ7
を全開方向へ制御し、内燃機関1の出力を抑制し、 (3)駆動輪速度(Vrr)が″Itl肋輪速度を基に
して定まる第2のスリップ判定レベル(Vlbh)を越
えており、かつ駆動輪加速度(Vra)が所定の基準値
G1を越えている時、アンチスキッド制陣の油圧系23
の3 (fl置弁34のポジションを位置a 〈加圧)
として駆動輪IG、17に対する制動力を増加し、 (4)駆動輪速r!1(Vrr)が遊動輪速度を基にし
て定まる第1のスリップ判定レベル(vrbl)以下と
なり、かつ駆動輪加速度(Vrr+)が所定の基準値G
2<ここではマイナスの値)を下回っている時、上記の
3位置弁34のポジションを位置C(減圧)として制動
力を低減し、 (5)駆動輪速度(Vrr)が遊動輪速度を基にして定
まる第4のスリップ判定レベル(vfsl)以下となっ
た時、内燃機関1の出力の抑制をもはや行なう必要はな
いとして、モータ6を逆転させて第2スロツトルバルブ
7を全問方向へ制御し、内燃機関1の出ノ〕を回復し、 (6)上記(3)、(4)の条件以外では、3位置弁3
4のポジションを位置b 〈保持)として制動力をその
まま維持し、上記(2)、(5)の条件以外では第2ス
ロットルバルブ70開度を制御せず内燃機関1の出力を
そのまま維持する、制御が行なわれ、一方、 (B)操舵が行なわれてステアリングボックス55の油
圧が上昇して油圧スイッチ56が作動すると、PS昇圧
弁58を位置りに戻し、3位置弁34のポジションを位
置a (加圧)とJる制御が行なわれる。
従って、車両加速時において駆動輪16’、17が空転
等のスリップ状態となった時、車載のパワステアリング
油圧を圧力源とし、既存のアンチスキッド制御の油圧系
23を用いて、駆動輪16゜17に制動を加えることが
できるばかりか、内燃機関1の出力を第2スロツトルバ
ルブ7を用いて、低下させており、この面からもトラク
ションコントロールを行なってス駆動輪16.17の空
転等を防止し、駆動輪16.17に最適な駆動力を発揮
させることができる。即ち、トラクションコントロール
を実行するにおいて、応答性の早い部分はアンチスキッ
ド制御の油圧系23の油圧による制動vs@において実
行され、比較的長い期間に亘る回転力制御は第2スロツ
トルバルブ7で達成されており、全体として効率の良い
トラクションコントロールをが可能となっている。
また、内燃機関1の出力が第2スロツトルバルブ7によ
って制御されているので、トラクションコントロールの
際に必要とする制動力は小さなものでよく、油圧系統の
小型・経用化が達成できる。
加えて、制動力を発生しているときに余分な燃料を内燃
機関1に供給していないのであるかも、燃費向上もでき
、制動力を与えるブレーキ系の発熱防止等も同時に達成
できる。
更に、こうしたトラクションコントロールにアンチスキ
ッドで用いられる油圧系とその3位置弁34を用いてい
るので、トラクションコントロールの為に特別な油圧系
や装置を必要とせず、簡易にトラクションコントロール
を実現することができている。また、運転者の操作によ
らずにブレーキ油圧を1qる為には車載のパワステアリ
ング油圧を利用しており、特別な圧力源を用意する必要
もない。従って従来、アンチスキッド制御装置とパワス
テアリングを搭載していた車両では若干の配管の変更と
、電子制御回路30の取替えのみで1〜ラクシヨンコン
トロールを実現できるという利点も存する。
尚、第3図において、2人力オアゲート91゜99の各
々ひとつの入力、3人カアンドゲート97のひとつの入
力等は、3位置弁34やポンプ36をアンチスキッド用
の制御回路(ESC)によっても制御するためのもので
ある。アンチスキッド制御とトラクションコントロール
が同時に行なわれることはないので、こうした単純な論
理和によって装置の共用が可能である。
次に本発明の第2実施例について説明する。第2実施例
は第2図に示す第1実施例と同様の油圧系統とその構成
を有するものであって、電子制御回路30が第5図の如
くマイクロコンピュータを中心に構成されており、その
制御は第6図(A)。
(B)に示すフローチャートに従って処理される。
第5図において、110は駆動輪センサ26゜遊動輪セ
ンサ25.油圧スイッチ56等のセンサの信号をプログ
ラムに従って入力し各種演算・制御を行なうセントラル
ブロセッシングユニット(CPU)、112は上記制御
プログラムやマツプ等のデータが格納されたリードオン
リメモリ(ROM) 、113は上記各センサからのデ
ータや演算制御に必要なデータが一時的に読み@さされ
るランダムアクセスメモリ(RAM)’、114は波形
整形回路や各センサの出力信号をCPU110に選択的
に出力するマルチプレクサ等を備えた入力部、116は
ポンプ36.M/C昇圧弁57、PS昇圧弁58,3位
置弁34.モータ6を駆動スル出力部、118ハCPt
J 110. ROM112等の各素子及び入力部11
4.出力部116を結び各種データの通路とされるパス
ライン、120は上記各部に電源を供給する電源回路を
、夫々表わしている。尚、3位置弁34はトランジスタ
Tri、 Tr2と電力制限抵抗器Rとを介して、一方
、モータ6はパルス幅変調を行なうPWM駆動回路12
5を介して、各々出力部116より駆動されるよう構成
されている。
次に上記の如く構成された電子制御回路30にて実行さ
れるスリップII、II I211について、第6図(
A>、(B)に示すフローチャートに沿って説明する。
図面の大きさの関係上、フローチャートは第6図(A)
と(B)とに分離して描いであるが、両図を通して一連
の処理が行なわれるものである。本トラクションコント
ロールルーチンは他のアンチスキッド制御等と共に所定
時間毎に実行されるが、以下、各ステップで行なわれる
処理について説明する。
ステップ200:入力部114を介して入力される駆動
輪センサ26.遊動輪センサ25.油圧スイッチ56等
の出力信号から駆動輪速度vr、遊動輪速度vf、油圧
スイッチの状態を読み込む。
ステップ220ニステツプ200で読み込んだ駆動輪速
度vrを微分してその加速度αを求める処理を行なう。
ステップ230:駆動輪加速度αが零以上(加速中)で
あるか否かの判断を行なう。
ステップ240ニスリップ判定レベルを算出する。スリ
ップ判定レベルはvsl 、 vs2 、 vs3 、
 vs4の4つが算出されるが、遊動輪速度vfを基に
して予め定められた定数に+ 、に2.Ka、Ka(K
z>Ka>Ka>K+ )及びLJl、LJl、(I3
、g4により、 vsl −に+ xvf+ at VS2−K 2 xvf+ g2 vs3− K 3 xvf+ +1a VS2−K 2 xvf+ g4 として算出される。
ステップ242:駆動輪速度が第3のスリップ判定レベ
ルvs3より大きいか否かの判定を行なう。
ステップ244:駆動輪速度が第4のスリップ判定レベ
ルvs4以下であるか否かの判定を行なう。
ステラ7246 : PWMII181J回路125に
よってモータ6を正転させて、第2スロツトルバルブ7
の開度を小さくする方向(全開方向)へ制御するよう出
力部116を介して正転信号を出力する。
ステップ247:PWMISIi!肋回路125によっ
てモータ6を逆転させ第2スロツトルバルブ7の開度を
大きくする方向(全開方向)へ制御するよう出力部11
6を介して逆転信号を出力する。
ステップ248:上記の正転信号、逆転信号の出力をリ
セット(解除〉する。
以上が第6図(A)のフローチャートの各ステップの説
明であり、以下が第6図(B)のフローチャートの各ス
テップの説明である。
ステップ250:駆動輪速度vrが第1のスリップ判定
レベルvsiより大きいか否かの判定を行なう。
ステップ260:カウンタCの値を所定値にセットする
ステップ270:カウンタCの値を零にセットする。
ステップ280:カウンタCの値を1だけデクリメント
する。
ステップ290:カウンタCの値が零より大きいか否か
を判断する。以上のステップ260ないし290で用い
るカウンタCは第1実施例における遅′延回路89の動
作に相当するプログラム上の処理であり、一旦トラクシ
ョンコントロールの制御が開始されると駆動輪16.1
7の速度V「が第1のスリップ判定レベルvslを下回
っても所定時間トラクションコントロールを継続する為
に設けられている。
ステップ293:油圧スイッチ56がオフ状態か否かを
判断する。オフ状態であれば操舵はされておらず、パワ
ステアリング油圧は上昇していないとして何も行なわな
い。
ステップ296:ステップ293での判断が「NO」、
即ち油圧スイッチ56がオンの時、パワステアリング油
圧は操舵により上昇しているとしてPS昇圧弁58をリ
セットし位置りに切換える。
ステップ300:パワステアリング油圧系20のM/C
昇圧弁57を位置fにセットまたは維持し、ポンプ36
を駆動する。
ステップ303:油圧スイッチ56がオフ状態か否かを
判断する。
ステップ306:油圧スイッチ56がオフ状態の時、サ
ブマスクシリンダ3に導かれる圧力を上昇させるようP
S昇圧弁58を位置iに切換えセットする。
ステップ309:油圧スイッチ56がオン状態の時、P
S昇圧弁58を位置りに切換えリセットする。
ステップ310:駆動輪速度vrが第2のスリップ判定
レベルvs2より大きいか否かの判断を行なう。
ステップ320:M/C昇圧弁57.PS昇圧弁58を
位置e及びhに各々リセットまたは維持し、ポンプ36
を停止する。
ステップ330:アンチスキッド制御の油圧系23の3
位置弁34を位置a (加圧)に維持または切換える。
ステップ340:3位置弁34を位@b (保持)に維
持または切換える。
ステップ350:3位置弁34を位置C(減圧)に維持
または切換える。
従って本実施例においては、第7図に図示する如く、 (A>駆動輪16.17が加速状態にある(α≧0)と
判断される時(ステップ230の判断がrYEsJの時
)には、 (1)駆動輪16.17の速度vrが遊動輪14゜15
の速度vfを基にして定まる第3のスリップ判定レベル
vs3を越えた時(ステップ242の判断がrYEsJ
の時)、モータ6を正転させて第2スロツトルバルブ7
を全開方向に制御し、内燃機関1の吸入空気量を減少さ
せてその出力を抑制する(第7図期間工L)。
(2)上記(1)あるいは後述の(5)の制御によって
駆動輪速度vrが低下し、第4のスリップ判定レベルv
s4以下となった時(ステップ244での判断がrYE
sJの時)、モータ6を逆転させて、第2スロツトルバ
ルブ7を全開方向に制御し、内燃機関1の吸入空気量を
増加させてその出力を増大させる(第7図期間工P)。
(3)駆動輪速度V「が第3.第4のスリップ判定レベ
ルに対して、vs4<vr≦vs3の関係にある時(ス
テップ242.ステップ244での判断が共にrNOJ
の時)には、上述の正転・逆転信号のいずれもリセット
し、第2スロツトルバルブ7をそのままの位置に保持す
る。
(4)駆動輪16.17の速度vrが遊動輪14゜15
の速度vfを基にして定まる第1のスリップ判定レベル
vs1を越えた時(、ステップ250の判断がrYEs
Jの時)、アンチスキッド制御の油圧系23のポンプ3
4を駆動し、パワステアリング油圧系24のM/C昇圧
弁57を位置rに切換えると共に、アンチスキッド制御
の油圧系23の3位置弁34を位@b  <保持)に切
換える(第7図期間工)。ただし、上記制御において、
油圧スイッチ56がオフの状態の時にはPS昇圧弁58
は位置iに切換えられ(ステップ303,306>、油
圧スイッチ56がメンの状態の時にはPS昇圧弁58は
hの位置とされる(ステップ303,309)。
(5)更に、駆動輪速度vrが第2のスリップ判定レベ
ルvs2を越えた時(ステップ310の判断がrYEs
Jの時)には、上記3位置弁34を位置a (加圧)に
切換えて駆動輪に対するit、II助力を高める(期間
■)。
(6)上記(4)あるいは(5)の状態の侵に駆動輪速
度vrが第1のスリップ判定レベルVS1以下となった
時(ステップ250の判断がrNOJでステップ290
の判断がrYEsJの時)には、3位置#−34を位置
C(減圧)に切換えてυ1動力を弱める(期間■)。こ
の時、油圧スイッチ56がオン状態となっているとPS
界昇圧58は位置りにリセットされる(ステップ293
,296)。
(7)駆動輪速度vrが第1のスリップ判定レベルvs
l IJ下となったまま、カウンタCにセットされた値
に相当する時間が経過すれば(ステップ290の判断が
「NO」となった時)、M/C昇圧弁57を位置eに、
PS昇圧弁58の位置をhに各々切換え、ポンプ34を
停止すると共に、3位置弁34を位置a (加圧)に切
換えて、トラクションコントロールを終了する(第7図
に期間を図示しない)。
一方、上記の制御に対して、 (B)アクセル操作などにより車両の加速度αが零以下
、即も減速中となった時(ステップ230の判断がrN
OJの時)、正転・逆転信号を解除した後、カウンタC
の値を零とした上で上記(4)と同様の制御が行なわれ
る(第7図の期間IV )。
従って、アンチスキッド油圧系23を用いた素早い応答
性と第2スロツトルバルブ7を用いた燃費の低減とを初
めとして、第1実施例と同様の効果を奏する上、本実施
例ではCPU110を用いて制御を行なっているので、
電子制御回路30のハードウェアを変更することなく種
々のトラクションコントロールを実現することができる
以上本発明のいくつかの実施例について説明したが、本
発明はこのような実施例に何等限定されるものではなく
、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態
様で実施し得ることは勿論である。
[発明の効果] 以上詳述したように、本発明の車両用スリップ制御装置
によれば、加速時に、車載の所謂アンチスキッド装置の
制動手段と車載の他の圧力源を用いて、駆動輪を含む車
輪の制動力を制御し、かつ長期間的には吸気量を制御す
る第2のスロットルバルブをも用いて内燃開開の出力を
制御し、もって駆動輪の駆動力を制御して車両駆動輪の
過大なスリップ、例えば空転やこれに伴う横滑り等の発
生を防止し、駆動輪に最適な駆動力を発揮させることが
できるという優れた効果を奏する。制動力と共に内燃機
関の出力も制御するようにした結果、制動手段に必要と
する制動力が小さくてすみ装置の小型・軽量化が可能と
なるとともに、燃料の節約もできるのである。
しかち制動手段として、アンチスキッド装置の油圧系を
利用しているので、緻密な制動力の制御が行なえるばか
りか、トラクションコントロールの為にのみ必要な装置
を最小限に押えることができ、スリップ制御装置の装置
・構成を簡易にすることもできる。従って、アンチスキ
ッド制御装置と車載の他の圧力源を有する車両にトラク
ションコントロールを付加することも容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本的構成図、第2図は本発明実施例
の車両用スリップ制御装置の油圧系を中心とした概略構
成図、第3図は第1実施例における電子制御回路30の
トラクションコントロール部30′の構成を示す回路図
、第4図は第1実施例による制御の一例を示すタイミン
グチャート、第5図は第2実施例における電子制御回路
30の構成を示づブロック図、第6図(A)、<8)は
各々第2実施例における制御の一例を示すフローチャー
ト、第7図は第2実施例による制御の一例を示すタイミ
ングチャート、である。 1・・・内燃機関 4・・・アクセル 6・・・モータ 7・・・第2スロツトルバルブ 11・・・ブレーキ 12・・・ブレーキマスクシリンダ 13・・・サブマスクシリンダ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 運転者によつて操作される第1の圧力源に基づく油圧系
    統の油圧によって、少なくとも駆動輪を含む車輪の回転
    を制御する制動手段と、 車両制動時に車輪のスリップ状態を検出する制動スリッ
    プ検出手段と、 前記制動スリップ検出手段の出力に応じて、前記制動手
    段の油圧を変更する制御手段と、 を備えた車両用スリップ制御装置において、車両加速時
    に車輪のスリップ状態を検出する加速スリップ検出手段
    と、 前記加速スリップ検出手段が車両加速時のスリップを検
    出した時、前記第1の圧力源とは別個に車両に搭載され
    た第2の圧力源も、前記制動手段の油圧系統の圧力源と
    する圧力源切換手段と、アクセルペダルに連動する第1
    のスロットルバルブが設けられた吸気通路に設けられた
    第2のスロットルバルブと、を備えると共に、 前記車両加速時にスリップが検出された時、前記制御手
    段が、前記加速スリップ検出手段の出力に基づいて、前
    記制動手段の油圧と前記第2のスロットルバルブの開度
    とを制御するよう構成されたこと特徴とする車両用スリ
    ップ制御装置。
JP59228537A 1984-10-30 1984-10-30 車両用スリツプ制御装置 Expired - Lifetime JPH0626945B2 (ja)

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