JPH03104762A - 車両用駆動力制御装置 - Google Patents

車両用駆動力制御装置

Info

Publication number
JPH03104762A
JPH03104762A JP24121389A JP24121389A JPH03104762A JP H03104762 A JPH03104762 A JP H03104762A JP 24121389 A JP24121389 A JP 24121389A JP 24121389 A JP24121389 A JP 24121389A JP H03104762 A JPH03104762 A JP H03104762A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control
vehicle
throttle valve
drive shaft
brake
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24121389A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Tamura
実 田村
Akikiyo Murakami
村上 晃清
Toru Iwata
徹 岩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP24121389A priority Critical patent/JPH03104762A/ja
Publication of JPH03104762A publication Critical patent/JPH03104762A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Regulating Braking Force (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は車両の加速スリップ状態に応じて制動制御及び
駆動軸出力トルクの制御、例えば内燃機関の出力制御を
行うようにした車両用駆動力制御装置に関するものであ
る。
従来の技術 一般に車両の加速時に車輪がスリップして車体が横すべ
りを起こす等の不安定な状態となることを防止しつつ十
分な加速を得るために、駆動輪と路面間の摩擦力を最適
にする駆動力制御装置が知られているが、この種の制御
装置にあっては燃料の減量もしくは点火時期を遅らせる
手段とか、内燃機関への吸入空気量を制御する手段等の
駆動軸出力トルク減少手段及びブレーキの液圧を制御す
る制動制御手段等が知られている。
例えば特開昭61−85248号公報及び特開昭61−
85249号公報には、車両の加速時に生ずる駆動輪の
加速スリップを防止するため、駆動軸出力トルク減少手
段として吸気通路内に設けられてアクセルペダルに連動
する第1のスロットルバルブの」一流又は下流側に設{
ブられた第2のスロットルバルブの開閉制御手段と、駆
動輪のブレーキ液圧を制御する制動制御手段とを具備し
た構成が開示されている。
このような構成にしたことにより、加速スリップの発生
[1、rには内燃機関から騙動軸を介して駆動輪へ伝達
される駆動力を、駆動軸の出力トルクを減少させる駆動
軸出力1・ルク減少手段によって制御するとともに、駆
動輪のブレーキ液圧を増圧制御する,即ち制動制御する
ことによって該駆動輪の回転を抑制することができて、
加速に起因するスリソブを防止することができる。
発明が解決しようとする課題 しかしながらこのような従来の車両用駆動力制御装置、
特に特開昭6i85248号公報に記・戟された構或に
あっては、駆動軸の出力トルクを減少させるための手段
に故障が生じた際には、この駆動軸出力1・ルク減少手
段による制御を禁止してf期せぬ車両の減速,停止を防
止しているが、このような状態にあって駆動輪のスリ,
ブを抑制するためには駆動輪に供給されるブレーキ液の
液圧を増圧制御する制動制御手段のみでスリソブの低減
を行うことになり、例えば車両が雪道等の駆動スIJ 
ノブの発生頻度が高い路面を走行する際には、駆動軸出
力トルク減少手段の不作動を補うための過多なブレーキ
作動に起因して、ブレーキンユーのフェード現象が発生
し易くなり、通常のフットブレーキ操作が効きにくくな
るような状態になることが懸念されるという課題があっ
た。
そこで本発明はこのような従来の車両用駆動力制御装置
が有している課題を解消して、車両に加速スリソブが発
生した際には、駆動軸出力トルク減少手段により駆動力
を低減させるとともに制動制御手段により駆動輪へのブ
レーキ液圧を高めて前記スリップを防止することができ
るとともに、前記駆動軸出力トルク減少手段に故障が発
生して駆動軸出力トルクの減少を禁止した場合にあって
もブレーキシューのフェード現象の発生が防止できる車
両用駆動力制御装置の提供を目的とするものである。
課題を解決するための手段 本発明は上記の目的を達或するために、車両の加速スリ
,ブa!fに、駆動軸の出力トルクを減少させる駆動軸
出力トルク減少手段と、駆動輪の制動を行う制動制御手
段とによって駆動輪のスリップを防止してなる車両用駆
動力制御装置において、車両の旋回状態を演算する旋回
状態量演算手段と、1〕11記駈動軸出力トルク減少手
段の故障を検出する故障検出手段とを設けて、前記故障
検出手段により駆動軸出力トルク減少下段の故障が検出
された場合には、駆動軸出力トルク減少手段による駆動
軸の出力トルクの減少を禁止するとともに、上記旋1!
−jl状態量演算手段から得られる信号により、車両が
旋回中である場合以外には、前記制動制御手段による制
動制御を禁止するようにした車両用駆動力制御装置の構
成にしてある。
作用 かかる構成によれば、車両の加速スリップ時には、駆動
軸の出力トルクが減少されて駆動輪の回転が低下すると
ともに、制動制御手段によって調圧されたブレーキ液が
駆動輪に供給されるので、車両の制動力が増大して前記
スリップを回避することができる。
上記の動作峙に、前記故障検知手段によって駆動軸比力
トルク減少手段の一部が故障したことか検出された際に
は、車両の旋回状態量演算手段から得られる信号に基づ
いて、車両が旋回中である場合にのみ上記駆動輪への制
動制御が実施され、車両が旋回していない時、即ち車両
が直進中である場合には上記の制動制御が停止される。
従ってヨーレートの増大を伴う車両の旋回時には、駆動
輪へのブレーキ液の増圧制御を実施して車両の加速スリ
ップを防止するとともに、比較的加速スリップによる車
両安定性の低下の度会が少ない直進走行時には、上記の
制御を実施しないようにすることによって、車両の安定
性を確保しつつ制動制御の作動頻度が高い路面を走行す
る際にあってもブレーキシューのフェード現象が発生し
ないという作用が得られる。
実施例 以下図面に基づいて本発明にかかる車両用駆動力制御装
置の一実施例を詳述する。
第1図に示した概要図において、lはエンジン22Lは
左前輪,2Rは右前輪であって、上記左前輪2Lと右前
輪2Rは従動輪である。一方、3Lは左後輪,3Rは右
後輪であって、上記左後輪3Lと右後輪3Rとはエンジ
ン1により駆動される駆動輪である。前記エンジン1の
駆動力は変速機4,プロペラシャフト5.ディファレン
シャルギャ6を介して後輪側の車軸7に伝達される。
上記ディファレンシャルギャ6には、駆動輪速度検出手
段としてのプロペラシャフト回転数センサ8が取付けら
れている。即ち駆動輪である左後輪3L及び右後輪3R
の平均回転速度が前記プロペラシャフト回転数センサ8
によりパルス信号として検出される。
10はエンジン1に燃料を供給する吸気通路であって、
該吸気通路lの内方には第1のスロットルバルブ11と
第2のスロットルバルブ12とが並設されている。上記
第2のスロットルバルブ12は第lのスロットルバルブ
1lの上流側t,L<は下流側の何れにあっても良い。
13は運転者が操作するアクセルペダルであって、該ア
クセルベダルl3により前記第1のスロットルバルブ1
1の開度が制御される。
I5は第2のスロットルバルブ12を開閉操作するため
のステップモータ,16は第2のスロットルバルブ12
の開度検出手段としての開度センサである。尚、上記開
度センサ16は後述するように駆動軸出力トルク減少手
段としてのスロットルバルブ作動制御手段の一部を構成
している。
更に従動輪である左前輪2Lと右前輪2Rには、各車輪
の回転数をパルス信号として検出する回転数センサ18
.19が取付けられている。そして前記プロペラシャフ
ト回転数センサ8と、上記回転数センサ18,19及び
後述する制御回路によって車両のスリップ状態量を演算
するスリップ状態量演算手段が構成される。
又、駆動輪である左後輪3Lと右後輪3Rの各ホイール
シリンダ2OL,2ORには、図外のブレーキペダルの
踏力に応じて供給される通常のブレーキ液以外に、後述
する制動制御手段の作用に基づいて供給されるブレーキ
液が管路22及び該管路22から分岐された管路23を
介して供給されるようにしてある。
30は前記第2のスロットルバルブ12の開度を決定す
るとともに、前記管路22.23を介して左後輪3Lと
右後輪3Rの各ホイールシリンダ2OL.2ORに供給
するブレーキ液の供給状態を制御するための制御回路で
あり、この制御回路30はマイクロコンピュータによっ
て構成されていて,A/D変換回路31,セントラルプ
ロセシングユニッ}32 (CPU), モータドライ
ブ回路33,F/V変換回路34及び読取専用記憶回路
35(ROM)を主体として構成されている。
一方、40は駆動輪へ供給されるブレーキ液を発生する
液圧ボンブ,41はアキュムレータ,42は制動制御手
段としての常閉型の液圧制御弁である。上記のアキュム
レータ41には、常時液圧ボンブ40から逆止弁43を
介して供給される所定の液圧が蓄圧されている。44は
液圧制御弁42と作動液のタンク46を連結するドレン
用管路,45は液圧ボンブ40とタンク46間の管路に
配置された逆止弁である。
更に本発明にあっては、車両の旋回状態を演算する旋回
状態量演算手段を設けて、この旋回状態演算手段から得
られる信号を前記制御回路30に人力している。即ち2
4はステアリングホイールであり、このステアリングホ
イール24に操舵角に応じたパルス信号を発する旋回状
態量演算手段としての操舵角センサ25が取付けられて
いる。
そして左前輪2Lの回転数センサl8から出力された信
号ライン18aと、右前輪2Rの回転数センサl9から
出力された信号ライン19aと、プロペラシャフト回転
数センサ8から出力された信号ライン8aとがそれぞれ
制御回路30のF/V変換回路34に入力されており、
第2のスロットルバルブ12の開度を検出する開度セン
サ16から出力された信号ライン16aが制御回路30
のA/D変換回路31に入力されている。
更に旋同状態項演算手段としての前記操舵角センザ25
から出力された信号ライン25aが制御同IIIM30
のF/V変換[りI路34に入力されCいる。
又、制御回路30内のモータドライブ回路33か1:,
出力された信号ライン33aが前記ステンブモータ15
に人力されている。
更に11q記制御同路30のCPU32から出力された
信号ライン32aが1rI記液圧制御弁42に付設され
たソレノイド42aに接続されている。従って信号ライ
ン32aからの信号に基づいて、液II{制御tr4.
2は管路22へ供給する液圧を、増圧側もしくは減TE
側に切り換えるように動作する。
かかる回路構成によれば、基本的な動作としで先ず左前
輪2 L及び右前輪2Rに設けられた回転数センサ18
1.9と、ディファレンシャルギャ6に設けられたプロ
ペラシャフト回転数センサ8と、ステアリングホイール
24に取り付けられた操舵角センサ25から得られる各
信号が、制御回路30を構或する前記F/V変換回路3
4に入力され、且つ該F/V変換回路34によって各信
号が電圧信号に変換された後、A / D変換回路3l
に入力される一方、前記第2のスロソトルバルブl2の
開度センサ16から得られる信号が前記A/D変換回路
3lに入力される。するとA/1つ変換同路31は−E
記の各入力信号を夫々ディジタル値に変換した後、CP
U32に人力する。
Cr’U32は」二記の各人力信号とROM3 5に予
め記憶されている記憶情報に基づいて、前記第2のスロ
ットルバルブ12の開度目標値を演算し2、モータドラ
イブ回路33に出力する。するとモータドライブ回路3
3はCPU32から入力された開度目標値に対応する駆
動信号を出力して、ステップモータ15を駆動する。こ
のステップモータl5の駆動力によって、吸気通路10
内に配置された前記第2のスロットルバルブ12が開閉
駆動されて、エンジンの出力が制御される。
そこで前記スリップ状態量演算手段によー)でjii両
がスリップしていることが検出された際には、上記第2
のスロノトルバルブ12の開度11標値を全閑とするこ
とによってエンジン1の回転出力が低下されるとともに
、制御回路30の作用に基づいて液圧制御弁42が増庄
側に切り換えられて、アキ1ムレータ4lに蓄圧された
ブレーキ液が駆動輪である5二後fA 3 L及び右後
輪3Rに供給される。従って車が』jのスリ・ノブ時に
は第2のスロットルバルフ12の開度が小さくなるよう
な開閉制御が実施されるとともに、制動制御手段として
の液j王制御弁42から増圧されたブレーキ液が駆動輪
31..,3Rに(4p給されるので、該駆動輪3L,
3Rの回転が低下し、且つ車両の制動力が増大して[r
1記スリノブを回避することができる。
1′.記の動作時に駆動軸出力トルク減少手段としての
スロl/1・ルバルブ作動制御手段,例えば前記第2の
スロ71・ルバルブ12の開度センサ16が故1{侍シ
た場合には、前記第2のスロソトルバルブ12の開閉制
御を禁11,するとともに、操舵角セン→ナ25から得
られる信号に基づいて、車両が旋回中である場合にのみ
」一記駆動輪3N.,,3Rへのブレーキ液庁の増圧制
御が実施され、車両が旋同していない特、即ち車両が直
進中である場合には」ニ記の制御が停止される。従って
車両が雪道等のようにブレーキ制御の作動頻度が従来高
くな、)でいてような路而を走行ずる際にあっても、直
進走行時には前記制御が実施されないので、プレーキン
ユーのフェード現象が発生しないという作用が得られる
次に第2図により、前記制御回路30による駆動力制御
の実際をフローチャートとして詳細に説明する。尚、こ
こで示されるメインルーチン内での処理は、図示しない
オペレーティングシステムにより所定の周期(例えば2
0msec)で駆動される定時間割り込み処理である。
同図において、キーシリンダへエンシンキーを差し込み
、イグニッションスイッチをオフからオンに切り換えた
時点からマイクロコンビ一一夕の電源かオンになり、定
時間割り込みかスターI・し(ステップ100) 、ス
テノブ101により電源′イ゛ンの後の最初のフローで
あるか否かが判断され、最t刀であればスタート信号が
ステソブ102に加えられて、前記ROM35のクリア
等の初期化処理がな?れる。尚、最初のフローでない場
合には上記の初期化処理は省略されて直ちにステップ1
03に進む。
ステノブ103では前記スリップ状態量演算手段として
の左前輪2Lの回転数センサl8で検出された回転速度
に基づいて演算された車輪速VFL+右前輪回転数セン
サI9で検出された回転速度に基づいて演算された車輪
速VFR及びブロベラシャフト回転数センサ8で検出さ
れたプロペラシャフトの回転速度(駆動輪の回転速度に
比例する回転速度)に基づいて演算された後輪の平均車
輪速V■が読み込まれる。
次にステップ104では、前記第2のスロットルバルブ
l2に取付けられた開度センサ16によって検出された
電圧値vI8が予め設定された規格内にあるか否かが判
定される。本例の場合には上記の規格が0.5V〜4,
5vに設定されている。
ステップ104でv16が上記の規格内に入っていれば
開度センサ16の作動が正常と判断されてステップ10
5へ進み、規格外であれば該開度センサ】6が故障であ
るものと判断されてステップ201へ進む。
V16が規格外であるということは、開度センサl6の
TL源線が短絡もしくは断線していることが考えられる
ので、後述するステップモータ15のフィードバック制
御が実施不可能となる。そこでステップ201では、車
両の旋回状態量演算手段としての操舵角センサ25によ
って検出された操舵角θの絶対値1θIがlodeg以
上か否か、即ち車両が旋回状態にあるか否かが判定され
、旋回中であると判定された場合には、ステップ105
以降の制御ルーチンへ進み、旋回中でないと判定された
場合にはステップ202へ進んで、前記液圧制御弁42
のソレノイド4. 2 aへの通電を停止して該液圧制
御弁を減圧位置に保ち、駆動輪3L,3Rに対する以後
の駆動力制御を行わない。
次にステップ105では、ステップ103で読み込まれ
た■。とVFLから従動輪である左前輪2Lと右前輪2
Rの平均車輪速vFを、 V F= (V FR+ V FL) / 2?ち両車
輪速V■とVFLの平均値として演算する。
ここで一般に上記の従動輪の平均車輪速vFは、車両の
車体速度に一致することが知られている。
次にステップ106では、上記の平均車輪速vFと駆動
輪である左後輪3Lと右後輪3Rの平均車輪速■8とか
らタイヤと路面間のスリップ状態量としてのスリップ率
Sを、 S= (V.−VF)/VR として演算する。
次にステップ107では、前記のステップ106で得ら
れたスリップ率Sが設定値S。(例えばS0=0.1)
よりも大きいか否かを判断し、大きい場合にはスリップ
が発生しているものとしてステ,,プ110へ進む一方
、小さい場合にはスリップが発生していないものとして
ステップ108に進む。
ステップ108では、第2のスロットルバルブl2の開
度目標値STEP”を全開とし、次段のステ・ノプ10
9で液圧制御弁42を減圧位置としてステ・ノブ112
へ進む。
またスリップが発生している場合には、ステップ110
で第2のスロットルバルブ12のfJ Ilffi 目
4M値STEP”を全閏とし、次段のステップIllで
液圧制御弁42を増圧位置に切り換えてステップ112
へ進む。液圧制御弁42を増圧位置に切り換えることに
よってアキュムレータ4lに蓄圧された作動液が液圧制
御弁42及び管路22,23を経由して左後輪3L及び
右後輪3Rに供給されるので、該左後輪3L及び右後輪
3Rの制動力が州大される。
次にステップ112では、前記開度七ンサl6によって
検出された第2のスロットルバルブl2の実際の開度値
STEPと開度目標値STEP’との偏差Dirが、 Dir=STEP″ − STEP として算出されて、更にステップ113により上記の偏
差D汀に基づいてモータスピードが算出され、更にステ
ップ114でモータの正転/逆転/保持の判断がなされ
る。
ステップ114で正転の判断が行われた場合には、ステ
ップ115により第2のスロットルバルブ12の実際の
開度値S T IE +)に1が加えられ、逆転の判断
が行われた場合には、ステノブ116により第2のスロ
ットルバルブ12の実際の開度値STOPから1が差し
引かれる。又保持の’l’lJ断か行われた場合には実
際の開度値STEPはそのままとなる。
ステップH7ではステップ114における指令に応して
I STEPに相当するモータ回転信号を前記モータド
ライブ回路33に出力して、前記ステップモータ15を
駆動し、第l図に示す吸気通路10内の第2のスロット
ルバルブ12をl STEPに相当する角度だけ回転さ
せる。
このような割り込みフローチャートが繰り返されること
により、第2のスロノトルバルブ12が1」標の角度ま
で回動する。
尚、フローチャートの中では示されていないが、前記ス
テップ104で第2のスロソ+−ルバルブ12に取付け
られた開度センサjGが故障であると判断された場合に
は、当然第2のスロットルバルブI2の開閉制御は実施
されず、駆動輪である左後輪3 Lと右後輪3Rに対す
るブレーキ液の増圧制御のみが実施される。
本実施例によれば、車両が非スリップ時の場合にあって
も、第2のスロットルバルブに起因する吸入空気量のロ
スが売生することがなく、従一〕でiti両の加速レス
ポンスを良好に保持することができる。又スリップ防止
制御中であっても第1のスロットルバルブはアクセルペ
ダル操作量に応じてある程度の開閉がなされるので、ア
クセルペダル操作とエンジン駆動力の対応関係は残って
おり、アクセル操作上での大きな違和感がないという効
果もある。
上記の説明中、後輪の車軸7の出力トルクを低減させる
ための駆動軸出力トルク減少手段として、第1のスロソ
トルバルブ1lと並設した第2のスロノトルバルブ12
を用いてエンジン1の出力を低減させる手段を示したが
、このような手段以外にエンジン1に対する燃料供給量
制御もしくは点火時期の制御手段に代えることも可能で
ある。又、スリップ率Sを決定する基準値として便宜上
S。
一〇.1としたが、このスリップ率は車両及びエンジン
等によって決定されるものであって、自在に変更される
ものである。
更にスロットルバルブ作動制御手段の故障を検知する千
段として前記間度センサ16が規格外であるか否かによ
って判断したが、池にも例えば第2のスロノ1・ルバル
ブの開度目標値と実際の開度との偏差が所定値以上であ
る場合には、該スロッI・ルバルブに異物の噛み込み又
は凍結に起因する故障があるものと判断することかでき
る。
又、故障検出手段としては、前記開度センサの故障のみ
ならず、ステップモータ15等アクチュエータの故障を
検出するものでも良く、更に燃料供給制御や点火時期制
御のための制御回路の一部の異常を検出するものでも良
い。
更に車両の旋回状態量演算手段としては前記ステアリン
グホイール24に取り付けられた操舵角センサ25の外
に、左前輪2■7と右前輪2Rの車輔速の■1違に基づ
いて旋回状態量を演算するようにしても良い。
又、第2のスロットルバルブ12を開閉する手段として
ステノブモータl5を使用したが、該ステップモータl
5に代えてDCモータやサーボモータを用いても良い。
更に車両の駆動時のスリップを防止するための駆動軸出
力トルク減少f7段としてスロットルバルブの開閉手段
とエンジンの点火時期もしくは燃科の供給量制御機構と
の何れかを組み合わせて併用することも出来る。
以上の実施例においてはスリップの程度をI’l1断す
るスリップ状態量としてスリップ率Sを用いたが、これ
に代えてスリップ1v.−v,を用いて、これに合わせ
て各設定値を決め、同様の制御を行っても、上い。
尚、前記第2のスロットルバルブ12に、平常時には該
第2のスロyトルバルブl 2 ヲ全開側に付勢するス
プリングを付設することによって、仮に走行中に前記制
御回路30もしくはステノブモータl5等に故障か発生
しても該スプリングによって第2のスロットルバルブl
2を全開位置に保持し、第1のスロットルバルブ11に
よる通常の走行状態を維持することができる。
尚、本実施例にあっては旋回中以外のとき制動制御を禁
止したが、これに加えて駆動スリップ低減の必要性が比
較的小さい所定車速以上のとき、あるいはアクセルペダ
ル踏込速度小のときにも制動制御を禁止しても良い。
発明の効果 以上詳細に説明した如く、本発明にかかる車両用駆動力
制御装置によれば、以下に記す作用効果がもたらされる
即ち、車両のスリップ時にはスリップ状態に応じて駆動
軸出力トルク減少手段によって駆動輪の駆動軸に伝達さ
れるトルクが減少するような制御が実施され、更に制動
制御手段から増圧されたブレーキ液が駆動輪に供給され
るので、駆動輪の駆動トルクを低下することができると
ともに車両の制動力が増大し、車両のスリップを回避す
ることができる。このような動作時に故障検知手段によ
って駆動軸出力トルク減少手段が故障したことが検出さ
れた場合には、駆動軸出力トルク減少手段による制御を
禁止するとともに車体の旋回状態量演算手段から得られ
る信号に基づいて、車両が旋回中である場合にのみ駆動
輪へのブレーキ液圧の増圧制御が実施され、車両が旋回
していない時、即ち車両が直進中である場合には上記の
制御を停止することができる。換言すれば、ヨーレート
の増大による車両安定性の低下の度合の大きい車両の旋
回時には駆動輪へのブレーキ液の増圧制御を実施して車
両のスリップを防止するとともに、車両が比較的車両安
定性の低下の度合の小さい直進走行時にある場合には上
記の制御を実施しないようにすることによって、雪道等
の制動制御の作動頻度が高い路面を走行する際にあって
もブレーキシューのフェード現象が発生しないという効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる車両用駆動力制御装置の一実施
例を示す概要図、第2図は同駆動力制御の実際例を示す
フローチャートである。 1・・・エンジン、2L・・・左前輪、2R・・・右前
輪、3L・・・左後輪、3R・・・右後輪、8・・・プ
ロペラシャフト回転数センサ、10・・・吸気通路、1
1・・・第1のスロ・ノトノレノくノレブ、12・・・
第2のスロットルバルブ、 13・・・アクセルペダル、15・・・ステ・ノフモー
夕、16・・・開度センサ(開度検出手段)、18.1
9・・・回転数センサ、 2OL,20R・・・ホイールシリンダ、24・・・ス
テアリングホイール、

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)車両の加速スリップ時に、駆動軸の出力トルクを
    減少させる駆動軸出力トルク減少手段と、駆動輪の制動
    を行う制動制御手段とによって駆動輪のスリップを防止
    してなる車両用駆動力制御装置において、 車両の旋回状態を演算する旋回状態量演算手段と、前記
    駆動軸出力トルク減少手段の故障を検出する故障検出手
    段とを設けて、前記故障検出手段により駆動軸出力トル
    ク減少手段の故障が検出された場合には、駆動軸出力ト
    ルク減少手段による駆動軸の出力トルクの減少を禁止す
    るとともに、上記旋回状態量演算手段から得られる信号
    により、車両が旋回中である場合以外には、前記制動制
    御手段による制動制御を禁止するようにしたことを特徴
    とする車両用駆動力制御装置。
JP24121389A 1989-09-18 1989-09-18 車両用駆動力制御装置 Pending JPH03104762A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24121389A JPH03104762A (ja) 1989-09-18 1989-09-18 車両用駆動力制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24121389A JPH03104762A (ja) 1989-09-18 1989-09-18 車両用駆動力制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03104762A true JPH03104762A (ja) 1991-05-01

Family

ID=17070882

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24121389A Pending JPH03104762A (ja) 1989-09-18 1989-09-18 車両用駆動力制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03104762A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4733760A (en) Automotive vehicle drive wheel slippage control device detecting vehicle road surface condition and modifying wheel braking operation according thereto
JPS61108039A (ja) 車両用スリツプ制御装置
JPS63301158A (ja) 車両用スリップ制御装置
JPH01167429A (ja) 車両用駆動力制御装置
US7191048B2 (en) Vehicle motion control apparatus
JPH05178188A (ja) 車両用トラクション制御装置
JP3136720B2 (ja) 車両用トラクション制御装置
US6984005B2 (en) Vehicle braking method and system
JP2917534B2 (ja) 車両用トラクション制御装置
JPH03104762A (ja) 車両用駆動力制御装置
WO2007032091A1 (ja) 走行制御装置及び走行制御方法
JPS62166151A (ja) 車両のスリツプ制御装置
JPH03104739A (ja) 車両用駆動力制御装置
JPH03121968A (ja) 車両用駆動力制御装置
JP2593478B2 (ja) 車両のトラクション制御装置
JPH0761261A (ja) 車両のトラクションコントロール制御装置
JPH03135865A (ja) 車両用駆動力制御装置
JP2593477B2 (ja) 自動車のスリップ制御装置
JPH04328034A (ja) 車両のスリップ制御装置
JPH03132433A (ja) 車両用駆動力制御装置
JP2702492B2 (ja) 車両のスリップ制御装置
JP2913970B2 (ja) 制御車輪速演算装置
JP2867764B2 (ja) 車両用トラクション制御装置
JP3235754B2 (ja) 車両のスリップ制御装置
JP2948680B2 (ja) 車両のスリップ制御装置