JPS6047937B2 - 糸継台車を備えた紡績装置 - Google Patents

糸継台車を備えた紡績装置

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JPS6047937B2
JPS6047937B2 JP55145971A JP14597180A JPS6047937B2 JP S6047937 B2 JPS6047937 B2 JP S6047937B2 JP 55145971 A JP55145971 A JP 55145971A JP 14597180 A JP14597180 A JP 14597180A JP S6047937 B2 JPS6047937 B2 JP S6047937B2
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JP
Japan
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thread
yarn
package
breakage
yarn splicing
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JP55145971A
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道明 藤原
誠 浦元
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Murata Machinery Ltd
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Murata Machinery Ltd
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Priority to DE3141188A priority patent/DE3141188C2/de
Priority to US06/312,123 priority patent/US4419861A/en
Priority to CH6634/81A priority patent/CH657636A5/de
Priority to IT49503/81A priority patent/IT1171593B/it
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Publication of JPS6047937B2 publication Critical patent/JPS6047937B2/ja
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01HSPINNING OR TWISTING
    • D01H15/00Piecing arrangements ; Automatic end-finding, e.g. by suction and reverse package rotation; Devices for temporarily storing yarn during piecing
    • D01H15/002Piecing arrangements ; Automatic end-finding, e.g. by suction and reverse package rotation; Devices for temporarily storing yarn during piecing for false-twisting spinning machines

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は紡績装置、特に糸継台車を有する紡績装置に
関する。
スライバをバックローラ、エプロン、フロントローラ
等よりなるドラフト装置へ連続供給し設定比率でドラフ
トした後、旋回空気流を発生させた空気噴射ノズルヘ供
給し、旋回空気流の作用により紡績糸を得るいわゆる空
気式紡績装置がある。
このような紡績装置においては多数の紡績ユニットが
並列に配設され、各ユニットに糸継装置を有することな
く、紡績装置の機台長手方向にユニットに沿つて移動し
、糸切れユニットの所定位置に停止し、当該ユニットの
糸結びを自動的に行うような装置がある。 即ち、糸継
台車が糸切れユニットの定位置に停止すると、紡出側の
上糸と、巻取パッケージ側の下糸を引出し、上記上糸、
下糸を糸継台車に装備したノツタヘ導入して糸結びを行
つた後、糸継台車が次の糸切れユニツトヘ向かつて移動
を開始するものである。
上記糸切れが生じると原因としては、ドラフト部のロ
ーラにスライバが巻付いて紡出が不可能な場合、空気ノ
ズルにスライバ又はスライバ中の不純物が詰まつてやは
り紡出不可能な場合、またはスライバケンス中のスライ
バがなくなる場合等があり、そのような場合切断糸端は
徐々に細くなつた状態となる。
このような糸切れを本明細書中では「自然糸切れ」と称
す。 一方、紡績装置本体の糸通過路にスラブキヤツチ
ヤを配置し、紡績糸中の異常な太糸部(スラブ)が通過
した際、上記スラブキヤツチヤが機械的又は電気的信号
を出し糸を強制的に切断する場合がある。
このような糸切れを以下「スラブによる糸切れ」と称す
。 上記「自然糸切れ」と「スラブによる糸切れ」のう
ち「自然糸切れ」の場合、糸継台車の糸継動作だけては
糸継は不可能てあり、作業者がケンスの交換、巻付いた
スライバの除去等の作業を行わなければならない。
本発明は、紡績装置ユニットに沿つて走行する糸継台車
が上記ユニットの糸切れが1自然糸切れョか又は1スラ
ブによる糸切れョかを判別感知し自然糸切れの場合は当
該ユニットには停止せず通過し、スラブによる糸切れの
場合のみ当該ユニットに停止して自動糸継を行い得る糸
継台車を備えた紡績機械を提供するものである。
以下図面に従つて本発明装置の実施例を説明する。
第1図、第2図において、原動機ボックス1、プロアボ
ツクス2間には多数の空気紡績ユニット3が配設される
上記空気紡績ユニット3はバックローラ4、ミドルロー
ラ5、フロントローラ6よりなるドラフトパート7、空
気噴射ノズル8、該ノズル8により生成された紡績糸Y
を引出すニップローラ9、紡績糸の太糸部分(スラブ)
を検出するスラブキヤツチヤ10およびパッケージ11
に糸をトラバースしつつ巻取る巻取り部12とより構成
される。上記紡績ユニットとは第2図示の如く側断面コ
字形の枠体13上に配置され、内部空間14を後述する
糸継台車Tがレール15,16に沿つて第1図左右方向
に往復走行する。
上記糸継台車Tには紡出側の上糸を吸引把持してノツタ
17へ導くサクションバイブ18と、パッケージ側の下
糸を吸引把持してノツタ17へ導くサクションマウス1
9が各々施回可能に設けられており、かつ吸引空気流を
発生させるプロア20等を塔載している。
第2図において、上記ドラフトパート7へ供給されるス
ライバSは機台の背部に設けたスライバケンス21より
引き出され、ガイドローラ22,23等を経てバックロ
ーラ4へ供給される。
24は全紡績ユニットを貫通して敷設された風綿、糸屑
等の排出管でドラフトパート7および空気ノズル部8に
おいて発生する風綿、糸屑を吸引排出する。
第3図は糸継台車Tの概略構成と、糸継台車T・と紡績
装置本体3との関係を示す図てある。
即ち、糸継台車の上部には糸切れユニットの糸切れ表示
片25を検出する糸切検出機構26および自然糸切れユ
ニットを検出する機構27を有し、下方には糸切れユニ
ットの定位置に停止するための停止機構28を有してい
る。また巻取パッケージ11をフリクションローラ29
から離反させる方向に押出すパッケージ押出し機構30
、該押出し機構により押出されたパッケージを定位置に
保持するパッケージ位置決め機構31、サクションマウ
スが下糸を引出す際にパッケージを逆転させるパッケー
ジ逆転機構32を備えている。
) さらに、紡出側上糸を吸引把持するサクションバイ
ブ18、パッケージ側下糸を吸引把持するサクションマ
ウス19、およびノツタ17等が配設される。
上記各機構はカムシャフト33に固定された多数のカム
板群34によつて作動する。
次に上記各機構について詳細に説明する。
(イ)糸切れ検出機構 第4図において、紡績ユニット側にはスラブキヤツチヤ
10によつて糸切れが惑知され作動する・糸切れ表示片
25が軸35を支点に反時計針方向に付勢されており、
スラブによる糸切れおよび自然糸切れの場合に糸切れ表
示片25が二点鎖線位置25aに変位する。
糸継台車T側には上記変位した表示片25に係合するド
ツグ36a,36bが軸37a,37bの回りを回転可
能なレバー38a,38b上に設けられ、ドツグ36a
,36bの係合によりレバー38a,38bと一体のレ
バー39a,39bが旋回してマイクロスイッチMS4
またはMS5をけるようになつている。上記ドツグ36
a,36bマイクロスイッチMS4,MS5は糸継台車
の走行方向に一対設けられ、一方向は右走行時用他方は
左走行時用てある。またスラブ以外の原因で自然糸切れ
が発生した時の異常を知らせる障害信号表示板40が紡
績ユニット3前面のカバー41より出没可能に軸支42
されている。即ち、上記障害信号表示板40は通常は電
磁マグネット43に吸着保持され、自然糸切れが生じる
と電磁マグネットがオフとなりスプリング44によつて
軸42を中心に反時計針方向に旋回し二点鎖線位置40
aに位置決めされらる。糸継台車Tには上記変位した表
示板40a先端に係合する板状のドツグ45が旋回自在
に軸支46されており、通常は図示しないスプリングに
より実線位置に反時計針方向に付勢され、ストツパ47
によつて位置決め保持される。ドツグ45が表示板40
aと係合すると、ドツグ45は軸46を中心に旋回し、
ドツグ45の他端突出部48が糸継台車側のマイクロス
イッチMS3をけつて自然糸切れユニットを検出する。
49はスラブによる糸切れの場合に糸結びする時、表示
板40をいつたん前方へ突出させるためのレバーで、ロ
ッド50により軸51を中心に旋回作動する。
(ロ)糸継台車の走行・停止機構第3図および糸継台車
の底面を示す第6図において、16は機台上に敷設され
たレールで車輪52,52を介して糸継台車Tがレール
16上に載置され、走行モータM、減速機53により走
行する。
54,54はレール側部に接するガイドローラである。
55はレール16側部の紡績ユニットの定位置に固着さ
れた位置決めピンで、糸継台車Tに設けた位置決め板5
6の凹部(第1図56aが嵌合する。上記位置決め板5
6は軸57を中心に旋回可能−て通常は第3図実線位置
に保持されピン55と係合することがない。
停止の場合は停止指令信号によりロータリソレノイド5
8が作動し、該ロータリソレノイド58に連結したロッ
ド59の作動により位置決め板56が第3図時計方向に
旋回し、位置決め板の凹部以外のガイド面がピン55に
当接しながら減速走行し凹部がピン55位置に至つた時
、ロータリソレノイド58の付勢力によりピン55と係
合し、糸継台車Tが停止する。一方、糸継台車には第5
図、第6図、第7図に示す走行方向切替用マイクロスイ
ッチMSl,MS2が台車Tに固定されて設けられる。
即ち台車枠60に固定されたブラケット61にはマイク
ロスイッチMSl,MS2が固定されると共にブラケッ
トの腕62,63先端にはロッド63が摺動自在に挿入
支持され、該ロッド63の中間部には上記マイクロスイ
ッチMSl,MS2に係合する筒体の一側部を傾斜させ
たドツグ64,65が固定される。上記マイクロスイッ
チMSl,MS2の作用片66,67間の距離eはドツ
グ64,65間の距離Lより小さい。
従つて今第6図の状態、即ちドツグ65がマイクロスイ
ッチMS2の作用片67に係合した状態で台車が右行し
ているとすると、紡績装置の右端部近傍においてまずロ
ッド63の右端部が紡績ユニット側に設けたストッパー
68に当接する。さらに糸継台車の右行に伴つてドッグ
65がマイクロスイッチMS2より離れ、減速走行に移
り、やがて右側のマイクロスイッチMSlの作用片66
がドツグ64に係合する。この作用片とドツグの係合に
より走行モータが逆転し、糸継台車は左方向へ走行する
従つて左行時においては作用片66はドツグ64に係合
した状態であり、紡績装置の左端部においては上記逆の
動作によつて走行方向が反転する。なお、69はロッド
63の不用意な移動を防止する押え板で板スプリング上
に固着され糸継台車の走行中、ドツグがマイクロスイッ
チから離反するのを防止している。
(ハ)パッケージ押出し機構第3図、第8図において、
糸継台車の固定軸70に略L形のパッケージ押出し用の
パッケージプレート71が旋回自在に支持される。
上記パッケージプレート71はパッケージ11糸層外周
面に接する接触面72を円弧状としたものて、該円弧7
2の曲率中心は、上記軸70中心と一致している。また
、上記パッケージプレート71は他端はカム板群34の
回転により作動するロッド73に連結されており、ロッ
ド73の矢印74方向の移動によりパッケージプレート
71は時計針方向に旋回し、プレート71の接触面先端
75がパッケージ11の糸層外周面を押し、クードル7
6を前方二点鎖線位置76aへ押し出す。
なお、パッケージプレート71の先端はパッケージとフ
リクションローラ29の接触部へ進入すするとフリクシ
ョンローラ表面が損傷する恐れがあるため、パッケージ
糸層にのみ接触する位置へ旋回するようにな門つている
。また通常の巻取中フリクションローラ29は全錘を貫
通して矢印77方向へ回転しており、従つてパッケージ
11は矢印78方向へ回転して紡出糸条が巻取られてい
る。
このように回転しているフパツケージに対してパッケー
ジプレート71が作用する際プレートの接触面72の移
動方向はパッケージの回転方向と反対になるためパッケ
ージにブレーキ作用を及ぼし、パッケージの惰性回転を
強制的に停止させる作用がある。さらに、糸結び時に作
動する糸端吸引装置が糸継台車側に設けられており、該
糸継台車側からパッケージ11の大小に無関係に一定距
離パッケージを押出すので糸端吸引装置即ちサクション
マウスとパッケージ面との間隔を常に一定に確保できる
。(ニ)パッケージ位置決め機構 第3図、第9図において、クレードル76は紡績装置本
体に固定軸79を中心に揺動可能に支持され、クレード
ル端部は軸79を中心とする円弧状のシュー80が形成
され、ゴム81が貼着されている。
82は上記シュー80に押接するグリップ片で該グリッ
プ片の上記シュー80との接触面83はシュー80表面
の円弧と同様の曲面を形成しシュー80に密接する。
上記グリップ片82はスタートレバー84の軸85を中
心に旋回自在でグリップ片82に連結したグリップレバ
ー86力幼ム板群34の作用て矢印87方向へ移動する
ことにより、上記グリップ片82は軸85を支点にクレ
ードル側へ旋回し、パッケージが前方へ押出された際の
二点鎖線位置のクレードル76aのシューに押接する。
また、グリップ片82の旋回軸85を有するスタートレ
バー84は糸継台車に固定の軸88に回転自在に支持さ
れ、該スタートレバー84は、軸,89を中心にカム板
により旋回するレバー90にレバー91を介して連結さ
れている。
従つてグリップ片82がクレードル76aのシュー80
aに押接した状態で第8図のパッケージプレート71を
元位置へ復帰させると共にカム板の回転により.レバー
90が第9図二点鎖線位置90aへ旋回することおよび
クレードル76に吊下げた重錘92によつてクレードル
76はパッケージ11がフリクションローラ29に接す
る位置まで復帰する。この時、グリップ片82のシュー
80表面に対3する押圧力の作用線はクレードル76の
回転中心よりも下方にズレた位置となり、クレードル7
6を時計針方向に旋回させるモーメントが生じるように
なつている。従つて、パッケージを再回転して巻始める
時パ4ツケージにはフリクションローラに対して通常の
押圧力よりも若干強い押圧力が作用し、パッケージとフ
リクションローラ間のスリップを防止している。
(ホ)パッケージ逆転機構 第3図、第10図において、パッケージ逆転ローラ93
は糸継台車に固定の軸94に施回自在に支持された揺動
ブラケット95の先端の軸96に固定されており、上記
軸94にはスプロケット97,98が一体的に回転自在
に支持され上記揺動ブラケット95の軸96に固定され
たスプロケット99と上記スプロケット98間にチエン
100がかけられる。
一方軸94にはブラケット101ノが旋回自在に支持さ
れ、該ブラケット先端にはカム板102に接触回転する
カムローラ103が回転自在に軸支104される。該軸
104にはローラ103と一体的に回転するスプロケッ
ト105が支持され、該スプロケット105と上記スプ
ロケット97間にチエン106がかけられる。ブラケッ
ト101にはスプリング107により軸94中心に反時
計針方向に付勢され、カムローラ103がカム板102
周面に圧接して回転する。108はブラケット101に
固定したストップ片109が当接するストッパで、カム
ローラ103がカム板の凹所102aに位置した時、ロ
ーラ103力幼ム周面から離反した状態を維持するよう
な位置に固定される。
従つて、パッケージ11が第9図示の如くフリクション
ローラ29から離反した位置において、揺動ブラケット
95に連結したロッド110のカム板による左行により
揺動ブラケット95が軸94を中心に時計針方向に施回
を始めると共に、カム板102の転駆動によつて該カム
板周面に圧接するカムローラ103が回転し、スプロケ
ット105、チエン106、軸94側のスプロケット9
7,98、チエン100および揺動ブラケット95側の
スプロケット99が回動しスプロケット99と一体のパ
ッケージ逆転ローラ93が回転する。
上記カム板102の矢印111方向の回転により逆転ロ
ーラ93は矢印112方向に転し、押接するパッケージ
11を巻取りの際の回転方向と逆に回転させ、糸端を解
舒することが容易に行えることになる。
なお、113は固定ブラケット114に旋回自在に支持
され、糸外しガイドロッド115を先端に有するレバー
で、カム板により作動するロッド116に連結されてい
る。
上記糸外しロッドは、糸結びの際パッケージ側下糸と紡
出側上糸をノツタで結んだ後通常の巻取りが再開される
まで糸を図示しないトラバースガイドより外しておくも
のである。
(へ)糸端吸引把持機構 第2図、第3図において、19はパッケージ側下糸を吸
引把持するサクションマウスで糸継台車の軸117を中
心に旋回し、フリクションローラより離反した位置のパ
ッケージ糸層表面にサクションマウス19の開口19a
が近接してパッケージの糸端を吸引把持する。
下糸を吸引把持したサクションマウスが元の位置へ復帰
する際、パッケージと連なる下糸はノツタ17に近傍を
通過する。
また、紡出側上糸を吸引把持するサクションバイブ18
は糸継台車Tの固定軸118に旋回可能に支持される。
第3図は該サクションバイブ18の収納位置を示し、第
2図は紡出糸の吸引把持位置を示す。第11図、第12
図は上記サクションバイブの旋回機構を示すものである
。即ち、糸継台車の垂直固定板119に対してサクショ
ンバイブ18の回転軸120は角度θ垂直面内において
傾斜して設けられる。
121はプロアに連る吸引バイブで中空の回転軸120
にはギア122が固定され、扇形ギア123と上記ギア
122が歯合する。
中空回転軸120は先端にはサクションバイブ18が連
結され扇形ギア123力幼ム板により作動するロッド1
24によつて軸125を中心に旋回することによりギア
122に介して中空回転軸120が回転し、サクション
バイブ18開口が第2図の如き空気ノズル8の開口近傍
へ旋回する。上記の如きサクションバイブ18の回転軸
を垂直面内において角度θ傾けることにより、第13図
のようにサクションバイブ18が空気ノズル8から紡出
される糸を吸引把持して元位置へ復帰した際、ノズル8
とサクションバイブ18間の糸はニップローラ9の端面
に斜めに交叉して通過し、糸結び後、糸の走行が開始す
ると糸はニップローラ9の傾斜面9aを経てデリベリロ
ーラ126上に落下すると共にニップローラ9とデリベ
リローラ126間に進入し、通常の走行位置へ自動的に
位置することができる。
従つてサクションバイブ18を垂直、平行移動すること
なくニップされるものである。(ト)ノツタ及び糸ガイ
ド機構 上糸と下糸を結ぶノツタは、公知のフィッシャマンノッ
ト、ウイバースノツトを形成するノッタ等が使用される
ノツタは第3図示のように糸継台車のほぼ中間、前面に
設けられる。糸ガイド機構の平面を示す第14図、側面
を示す第15図において、ノツタを作動させるギア12
7は中間ギア128を介してギア129に噛合しており
、ギア129はトリップ板130と一体的に構成され軸
131に遊嵌される。該軸には図示しないマサツクラツ
チを介してスプロケット132が固定され、モータ13
3のスプロケット134とチエン135で連動する。
トリップ板130の段部130aにはレバー136の突
起136aが係合する。上記レバー136は固定軸13
7を中心に作動ロッド138の作用て揺動自在に支持さ
れる。又、固定軸139にはトリップ板130が略1回
転した位置で回転を止める係止レバー140が遊嵌され
、スプリング141により常時トリップ板、周面に当接
する方向に付勢されている。142はレバー136に固
着又は形成した係止レバー140のストッパである。
従つて、的ンド138の左行によりレバー136の突起
136aがトリップ板130の段部130aより外れ、
スプロケットの回転がギア129に伝達し、中間ギア1
28を介してノツタ作動用ノギア127が回転する。
ギア129が略1回転すると係合レバー140にトリッ
プ板130の段部が係合してギア129の回転が停止し
、ノツタも停止し糸結びが完了する。ノツタ17への糸
ガイドは、ノツタの上下に設7けたガイドレバー143
,144およびノツタ下側に設けたガイドレバー145
、さらにはノツタ上下に固定したガイドプレート146
,147等により行われる。
上記ガイドレバー143,144は垂直軸1498に固
定され、該軸148の下端部にはギア149が固定され
る。
ギア149は支板150に軸支した扇形ギア151と噛
合し、扇形ギア151の一端にはカムにより作動するロ
ッド152が連結される。さらに扇形ギア151に固定
し軸にはレバー153が固定され、連結レバー154を
介してガイドレバー145の端部に連結される。従つて
ロッド152が右方へ引かれると、扇形ギア151が回
動し、ギア149を介して上下のガイドレバー143,
144が第14図、時計針方向へ旋回し、扇形ギア15
1の軸155を介して下側のレバー145が軸156を
支点に反時計針方向へ旋回し、上糸、下糸をノツタへ導
入する。この時、ガイドレバー145に沿つてガイドさ
れる糸Y1は第14図の位置からは別のガイドレバー1
43aによつて145a上を滑りながらノツタヘガイド
される。
この場合、ガイドレバー145a,143aの交叉角α
が小さいと糸はレバー145aのガイド面に押付けられ
ながら移動するため毛羽が発生したり、糸質に悪影響を
およぼすことがあり、このため、レバー143,145
の交叉部に糸が接する時のレバー143,145の交叉
角を大きくし、糸がかるくガイド面上を滑るようになつ
ている。該交叉角は望ましくは鈍角が好都合であるが、
90度近傍の角度であつても構わない。以上が糸継台車
に設けた各機構の構成である。
次に紡績装置本体について説明する。(チ)スライパ供
給停止機構 第16図において、各紡績ユニットにはバックローラ4
、ミドルローラ5、フロントローラ6より構成されるド
ラフト装置7が設けられ、該ドラフト装置により適当な
牽伸倍率にドラフトされたスライバはフロントローラよ
り空気ノズル8へ供!給され、旋回空気流の作用を受け
て紡績糸Yが生成され、ニップローラ9、スラブキヤツ
チヤ10等を経てユニット下方の巻取装置により巻取ら
れる。
上記ドラフト装置のローラのうちミドルローラこ5、フ
ロントローラ6は全錘または複数錘を貫通するラインシ
ャフトであるが、バックローラ4は各錘独立しており、
バックローラの駆動は全錘、又は複数錘を貫通するライ
ンシヤフ157より電磁クラッチギア158を介してプ
ーリ159とバ4ツクローラ側プーリ160間にベルト
161を介して駆動が伝達される。
上記電磁クラッチはマイクロスイッチMS6によりオン
・オフする。
162はマグネットで該マグネットを貫通するロッド1
63に鉄円板164が固定され、上記ロッド上端には固
定軸165に゛遊嵌されたドツグ166が連結され、下
端には固定軸35に遊嵌され、スプリング167付勢さ
れ、かつ糸切れ表示片25を形成したレバー167に連
結されている。
通常の紡出状態ではスラブキヤツチヤ10を糸が通過し
ており、糸走行中であることを示す信号、即ち糸有信号
によつてマグネット162が励ノ磁され、鉄円板164
がマグネット162に吸着保持されて、ロッド163は
下位置(実線位置)にあり、マイクロスイッチMS6は
ドツグ166に係合した状態、即ちオン状態が保持され
、電磁クラッチ158が接続され、スライバ供給が続行
される。
スラブによる糸切れ、および自然糸切れの時はスラブキ
ヤツチヤ10を糸が走行しないことによる糸無信号によ
つてマグネット162が非励磁となり、スプリング16
7力により、レバー167が反時計針方向に旋回し、ロ
ッド163が上位置へ上昇し、先端のレバー係合部16
8がプ−リー159に固定され、該プーi川59と共に
回転するストップ板169の切欠部170に進入係合し
てプーリ159の回転を止め、従つてベルト161を介
して回転するバックローラ4が停止し、スライバ供給が
停止する。
なお、上記ロッド163の上昇の際、先端のドツグ16
6の旋回によりドツグ166のマイクロスイッチMS6
との係合が解除され、該マイクロスイッチMS6のオフ
によつてプーリ159の電磁クラッチ158がオフとな
りプーリ159へのラインシャフト157からの動力伝
達がオフされる。
また171は手動操作用ロッドで一端をレバー167に
連結され、他端は段部172を形成した押片173が固
着され、糸切れ時には押片173が本体の前面カバー4
1により左方へ突出した状態となり、手動により紡出を
再関する時は上記突出した押片173を押込めば、ロッ
ド171を介してレバー167が時計針方向に旋回して
的ンド163が強制的に下位置となり、マイクロスイッ
チMS6のオンと共に電磁クラッチ158がオンし、バ
ックローラ4の回転によりスライバSの供給が再開され
る。
紡出の再開を自動で行なう場合は、糸継台車に設けた旋
回レバー174が軸175中心に反時計針方向に旋回し
て、糸切れ表示片25を二点鎖線位置25aから実線位
置へ戻すことによりレバー167を旋回させて紡糸を再
関するようになつている。
(り)上糸のたるみ取り機構 第2図、第17図、第18図において、ニップローラ9
下方に配置されたたるみ取り管176は断面薄形の長方
形のチューブで全錘を貫く吸引管1177に連通し、先
端の開口は本体に固定したシャッター178裏面に当接
している。
シャッター178には、たるみ取り管の横方向の変位に
よつて、たるみ取り管176の開口と一致する孔179
が形成され、通常は孔179と開口がズレて走行糸条に
対する吸引作用を遮断している。上記たるみ取り管17
6には水平な軸180が固定され、該軸180に揺動自
在な略L形レバー181が軸支され、レバー181とた
るみ取り管176の間にスプリング182が連結されレ
バー,181は軸180を中心に時計針方向に付勢され
る。
レバー先端182はたるみ取り管176のストッパ片1
83に当接して位置決めされる。また、レバー181の
下端部184近傍にはレバー181の軸180回りの旋
回により係合する水平カム板185が支板186に固定
される。レバー181が第17図矢印187方向に旋回
作用を受けるとレバー181下端部184がカム面18
5aに沿つて移動するため、たるみ取り管176は全体
か第18図矢印188方向に吸引管177の接合部を中
心として旋回移動し、たるみ取り管開口部は二点鎖線位
置176aへ移動し、シャッター178の孔179と連
通する位置をとる。このような移動は、ノツタによる糸
結びとほぼ同時に瞬間的に行われ糸結ひ時に紡出される
上糸Y2を第17図の如くたるみ取り管内に吸引貯溜し
ておき、糸結び終了後、巻取りが再開されると貯溜され
た糸Y2が次第に引出され、たるむことなく巻取られて
いく。なお、たるみ取り管の元位置復帰は、ニプローラ
の糸道を常時変化させるトラバースバー189に固定し
た突片190により行う。
即ち、レバー181の突起部191がトラバースバー1
89の突片190に係合することにより、たるみ取り管
176が押されて元位置へ復帰するようになつており、
レバー181が旋回してカム板185に係合した状態、
即ち、糸吸引中は上記突起191は突片190より下方
に位置し、突片に係合することがない。なお、上記たる
み取り管はフレキシブルな管状部材192で吸引管17
7と接合され、該接合部を中心に第18図矢印188方
向へ若干の揺動が可能とされ、たるみ取り管176は図
示しないスプリングによりシャッター178側へ付勢さ
れ、たるみ取り管176の二位置はたるみ取り管の開口
先端面とシャッター178の裏面との摩擦力により保持
される。
次に本発明装置の動作を説明する。
前述したように紡績ユニットの糸切れについては、スラ
ブによる積極的な糸切れと、ノズルへのスライバの詰ま
り、またはケンス中のスライバが無くなつた場合等の自
然糸切れの二種類の糸切れがある。
本装置の場合、自然糸切れユニットに対しては糸継台車
は通過し、ユニット側では糸継が不可能であることを表
示し、スラブによる糸切れの場合のみ、糸継台車が当該
ユニットを検出するようになつている。
従つて、上記場合について説明する。(4)自然糸切れ
の場合 紡出糸条が走行中は、スラブキヤツチヤを糸が通過して
おり、従つてスラブキヤツチヤからは糸の有ることを検
出し、糸有信号か出され、第19ノ図に示すスイッチF
Wがオンしており、従つてリレーRAllの励磁によつ
て接点RAllaが閉じ、紡出用ソレノイドリレーSO
Llが励磁して、第16図のマグネット162が鉄円板
164を吸着し続け紡糸が続行される。
自然糸切れが発7生すると、糸有信号がストップするた
め、接点FWがオフとなり、従つてリレーRAllが非
励磁となるため、接点RAllaが開となり、マグネッ
ト162がオフとなつて第16図のロッド163が上位
置へ進出し、バックローラ4の回転が中断され、スライ
バ供給が停止され、紡出が停止する。同時に、リレーR
Allの非励磁によつて接点RAllbが開となり、リ
レーRAl3オン、接点RAl3が開となつて障害信号
用リレーSOL2がオフする。従つて、第4図における
マグネツト43がオフとなるため、該マグネットに吸着
保持されていた障害信号表示板40が、スプリング44
力によつて軸42を中心に反時計針方向へ旋回し、該表
示板先端が本体ユニット前面から突出して自然糸切れユ
ニットであることを作業者に知らせる。この時、第4図
の如く糸切れ表示片25および障害信号表示板40は各
々二点鎖線位置にあり、従つて糸継台車が至るとマイク
ロスイッチMS3,MS4又はMS5の作用片が押圧さ
れるが自然糸切れの場合、糸継台車が停止しても糸結び
は不可能であるため、当該ユニットでは停止せず通過す
るようになつている。
即ち、第20図において、スイッチMSl,MS2は第
6図示のスイッチMSl,MS2を示し、糸継台車の走
行中はいずれかのスイツのみオン状態が保持される。
スイッチMS3は第4図の障害信号表示板を感知するス
イッチ、スイッチMS4,MS5は糸切れ表示片25を
感知するスイッチである。
該スイッチMS4,MS5は第4図において紙面直角方
向に間隔を設けて配置されており、糸継台車の走行方向
側のスイッチがオンした時、糸継台車が減速走行するよ
うになつている。なお、スイッチMS3とスイッチMS
4,MS5の配置関係は第21図に示すようにスイッチ
MS3の作用範囲内にスイッチMS4,MS5が配置さ
れている。
従つて、自然糸切れの場合、第4図示の障害信号表示板
40が突出しているため走行中の糸継台j車のスイッチ
MS3が作用し、第20図においてb接点MS3が開と
なり、従つて糸切れ表示片に係合し作用するスイッチM
S4またはMS5がオンとなつても減速用リレーRA5
は励磁されることがなく、糸継台車は定速走行を続行す
る。
5(B)スラブによる糸切れの場合紡出糸条に太
糸部分(スラブ)が存在するとスラブキヤツチヤ10に
おいて糸条の存在を検出する光量に変化が生じることに
よりスラブが検出され、スラブ信号が発せられる。
該スラブ信号によ4り第19図における接点RBが閉じ
、リレーRAl2が励磁される。従つて接点RAl2b
が開となり、リレーSOLlが非励磁となり、第16図
のマグネット162がオフ状態になり、吸着されていた
鉄円板164がスプリング167力によりマグネット1
62より離反し、ロッド163を上位置へ上昇させ紡出
が停止する。
同時にレバー167の旋回により、該レバー167に連
るロッド(第13図193)が作動し、空気ノズル8と
ニップローラ9間の糸力幼ツタ194の回動により刃面
とノズルボックス195上面壁間で糸が切断される。さ
らに第19図においてリレーRAl2の励磁)によりカ
ッタが作動し、糸切断が行われるため糸有信号がオフと
なり、接点FWが開となり、リレーRAllが非励磁と
なり、接点RAllbが開、リレーRAl3が励磁、従
つて接点RAl3が開となるが、リレーRAl2によつ
て接点RAl2aが・閉となつているため、障害信号用
リレーSOL2は励磁状態が保持され、即ち、第4図示
のマグネット43が働き続け、障害信号表示板40の吸
着状態が保持され突出することがない。
従つて、第4図において糸切れ表示片25のみが二点鎖
線位置25aをとり、糸継台車が走行中、当該ユニット
に至るとスイッチMS3は作動せず、スイッチMS4ま
たはスイッチMS5が作動するため、第20図における
減速用リレーRA5が励磁される。
従つて接点RA5を介してリレーRA4が励磁されるこ
とによつて第22図示の接点RA4がオンされ、可変抵
抗VRを介して走行用モータMが低速回転し、糸継台車
が減速走行に移る。
上記リレーRA5によつて同時に接点RA5を介し、リ
レーRA6が励磁され、接点RA6を介してソレノイド
リレーSOが励磁され、第3図、第5図に示すロータリ
ソレノイド58が作動し、位置決め板56をレール16
上のピン55に向かつて旋回押圧する。糸継台車の減速
走行中上記位置決め板56の凹部がピン55に嵌合する
ことにより、糸継台車Tは糸切れユニットの定位置に停
止する。
位置決め板56がピン55に嵌入した際に作動する第5
図示のマイクロスイッチMS7により図示しない回路を
介してモータMは停止する。
同時にカムモータが駆動し、第3図に示すカム軸33が
駆動し、カム板群34が回転し、糸結び動作が開始され
る。(C)糸結び 糸結びにあたつてはまず第1図のサクションバイブ18
が回動して第2図示の位置、即ち空気ノズル8の糸出口
近傍にサクションバイブの開口を位置させる。
一方第4図、第16図示のレバー174が軸175を中
心に反時計針方向に回動して、糸切れ表示片25を二点
鎖線位置から実線位置へ復帰させ、該位置をレバー17
4の先端ローラ174aが押圧して維持する。
従つてレバー167ロッド163を介して第16図のマ
イクロスイッチMS,6がオンし、バックローラ4が駆
動してスライバSが供給され紡出が再開される。紡出さ
れる糸はノズル8出口で待機するサクションバイブ18
に吸引され、続いてサクションバイブの回動により上糸
がノツタ17部へガイドされる。一方下糸の引出しにつ
いては、まず第8図において、パッケージプレート71
がロッド73により前方へ旋回し、二点鎖線位置71a
まで進出し、パッケージ11をフリクションローラ29
より離反させる。
続いて第9図示のグリップ片82が進出してクレードル
76のシュー80に押接してパッケージを定位置に保持
し、パッケージプレート71は元位置へ復帰すると共に
、第3図示のサクションマウス19が軸117を中心に
反時計針方向に旋回して吸引口をパッケージ表面に近接
させる。パッケージ表面に吸引作用を及ぼした状態で第
10図示の逆転ローラ93がパッケージ表面に接し、パ
ッケージ11矢印196方向へ回転させて糸端を探索し
、サクションマウスが下糸を吸引把持する。
続いてサクションマウス19が元位置へ復帰することに
より、下糸はパッケージより引出されつつ、ノツタ部1
7へガイドされる。
上糸、下糸がノッタ部へガイドされると、第14,15
図のガイドレバー143,144および145が作動し
、レバーのガイド面に沿つて上糸、下糸はノツタ17の
所定位置に導入される。ノツタ17へ上糸、下糸が導入
されると第15図のレバー197の反時計針方向の回動
によりレバー136が矢印方向に旋回し、段部がトリッ
プ板130との係合を解き、モータ133の回転ギア1
29に伝達され、ノツタ作動用ギア127が略1回転し
て糸結びが行われる。
なお、レバー136の旋回に連動して第17図のレバー
198が矢印187方向へ旋回することにより、たるみ
取り管176に軸支したレバー181がカム板185に
係合し、たるみ取り管176は第18図の二点鎖線17
6a位置へ偏位し、たるみ取り管の開口とシャッター1
78の孔179が連通し、ノツタ作動中を紡出される上
糸がたるみ取り管176内へ吸引貯溜される。ノツタ1
7による糸結びが終了すると、サクションバイブ18、
サクションマウス19、ガイドレバー143,144,
145が元位置へ復帰すると共に第9図のスタートレバ
ー84力仁点鎖線位置84aへ旋回し、クレードル76
元位置へ復帰させると共にパッケージ11のフリクショ
ンローラ29に対する接圧を巻始めにあたつて大きくす
ることによりパッケージのフリクションローラに対する
滑りを防止している。
糸の巻取りが再開されると、第16図におけるスラブ
キヤツチヤ10を糸が通過するため、糸有信号が出され
、第19図の回路によりマグネット162が励磁されロ
ッド163が下位置に保持され、この後、糸切れ表示片
25を押圧していたレバー174が元位置へ復帰する。
このようにしてスラブによる糸切れユニットの糸結びが
完了すると、糸継台車は再び走行を開始する。
即ち、カムシャフト33が略1回転した位置にマイクロ
スイッチを設けておくこと等により第3図のロータリソ
レノイド58がオフとなると共にノ走行用モータMが駆
動する。
(D)糸継台車の走行 糸継台車の走行時における糸切れユニット位置への停止
は上述した通りであるが、次に台車のターン部における
走行について説明する。
7 第6図、第20図において、今台車が第6図におい
て矢印199方向へ走行しているとすると、紡績装置本
体の右端部近傍においてます台車のロッド63が本体側
に固定したストッパ68に当接する。
9 台車はさらに右行を続け、マイクロスイッチMS2
がドツグ65より離反することにより、第20図のスイ
ッチMS2がオン状態からオフになり、リレーRA3を
介してb接点RA3がオフからオンとなり、リレーRA
4が励磁されて第22図示のa接点RA4が閉じ、モー
タMは低速回転に移る。
台車Tが低速走行し、やがて第6図示のマイクロスイッ
チMSlがドツグ64に係合すると、スイッチMSlの
オンにより、リレーRA2が励磁され、b接点RA2が
オフとなり、リレーRA4を介して第22図示のa接点
RA4が再びオフとなり、モータMは低速回転から通常
の速度で回転する。なお、リレーRA2の励磁によりキ
ープリレーRA8R用のa接点RA2がオンされ、キー
プリレーRAμsが励磁され、第22図のb接点RA8
が切換わり、モータMの回転方向が逆転する。
台車の左行端部においても上記同様にして反転する。こ
のように、糸継台車Tは端部のターン部においては減速
し、ターンした後は直ちに通常の速度て走行し、ターン
部における衝撃が緩和される。
以上のように本発明によると、多数の紡績ユニットに沿
つて走行する糸継台車には、スラブによる糸切れユニッ
トの糸切れ表示片を感知する糸切れユニット検出機構と
、自然糸切れによる障害信号表示板を検出する検出機構
を有し、スラブによる糸切れ表示片のみを検出した時は
当該ユニット位置に減速停止し、糸結び作業を行い糸結
び終了後再び通常の走行を行い、自然糸切れユニットの
,障害信号表示板を検出した時は当該ユニットに停止す
ることなく通過するようにしたので、糸結び下可能な糸
切れユニットには停止することなく、糸結び可能なユニ
ットを選択して停止、糸結びを行うことができ、糸結び
可能なユニットの巻取停j止時間を少なくすることがで
き紡績装置の稼動効率を向上させることができ、また、
ノズルへのスライバ詰まりローラへのスライバの巻付き
等による自然糸切れユニットにさらに糸結びを試みるこ
とがないので、スライバをさらに供給してドラフ壬卜装
置空気ノズル等を損傷する恐れもないものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明装置における紡績装置本体と糸継台車
の関係を示す概略構成正面図、第2図は同概略構成側面
図、第3図は糸継台車の概略構成側面図、第4図は紡績
ユニットの糸切れ表示板、障害信号表示板を検出する糸
継台車の検出機構を示す側面図、第5図は糸継台車の走
行停止機構を示す台車底面図、第6図は糸継台車に設け
た走行方向切替機構を示す正面図、第7図は同側面図、
ノ第8図はパッケージ押出し機構を示す側面図、第9図
はパッケージ位置桁め機構を示す側面図、第10図はパ
ッケージ逆転機構を示す側面図、第11図はサクション
バイブの旋回機構を示す断面正面図、第12図は同側面
図、第13図はサクションバイブにより吸引保持された
上糸とニップローラの位置関係を示す平面図、第14図
はノツタのガイドレバーの作動機構を示す平面図、第1
5図はノツタの作動機構を示す一部断面側面図、第16
図は糸切れ表示板の作動とスライバの供給、停止装置を
示す概略構成側面図、第17図はたるみ取り管の作動機
構を示す側面図、第18図は同平面図第19図は糸切れ
表示板と障害信号表示板を動作させるシーケンス回路図
、第20図は糸継台車の走行停止、方向転換を指令する
シーケンス回路図、第21図は糸切れ表示板を検出する
マイクロスイッチと障害信号表示板を検出するマイクロ
スイッチの位置関係を示す線図、第22図は走行モータ
の減速、反転用のシーケンス回路図である。 3・・・紡績ユニット、17・・・ノツタ、25・・・
糸切れ表示片、40・・・障害信号表示板、26・・・
糸切れ検出機構、27・・・自然糸切れ検出機構、T・
・・糸継台車、28・・・停止機構、MS3・・・障害
信号表示板を検出するスイッチ、MS4,MS5・・・
糸切れを検出するスイッチ、RA5・・・リレー接点、
SO・・・ロータリソレノイド。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 多数の紡績ユニットに沿つて走行する糸継台車が、
    糸切れユニットの糸切表示片を検出する糸切検出機構と
    、自然糸切れによる糸切れユニットの障害信号表示板を
    検出する障害信号検出機構と、上記糸切れ表示片の検出
    に基いて作動する台車の停止機構と、台車の停止した後
    作動する糸継機構とを有し、上記糸切れ表示片を検出し
    た信号により台車の停止機構を作動させる回路中に障害
    信号を検出した信号によつて上記回路を遮断するスイッ
    チを配し、上記台車が少くとも障害信号表示板を検出し
    た時には糸切表示片の検出に関らず台車は当該ユニット
    に停止することなく通過し、上記糸切表示片のみを検出
    した時には台車の停止機構が作動し、当該ユニットに停
    止し、糸継動作を行うことを特徴とする糸継台車を備え
    た紡績装置。
JP55145971A 1980-10-17 1980-10-17 糸継台車を備えた紡績装置 Expired JPS6047937B2 (ja)

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