JP2018052638A - 繊維機械 - Google Patents

繊維機械 Download PDF

Info

Publication number
JP2018052638A
JP2018052638A JP2016187245A JP2016187245A JP2018052638A JP 2018052638 A JP2018052638 A JP 2018052638A JP 2016187245 A JP2016187245 A JP 2016187245A JP 2016187245 A JP2016187245 A JP 2016187245A JP 2018052638 A JP2018052638 A JP 2018052638A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yarn
package
unit
contact position
positioning device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016187245A
Other languages
English (en)
Inventor
貴大 豊田
Takahiro Toyoda
貴大 豊田
伊藤 誠
Makoto Ito
伊藤  誠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
Priority to JP2016187245A priority Critical patent/JP2018052638A/ja
Priority to EP17853229.7A priority patent/EP3517471A4/en
Priority to CN201780057275.0A priority patent/CN109715540B/zh
Priority to PCT/JP2017/034738 priority patent/WO2018056462A1/ja
Priority to PCT/JP2017/034790 priority patent/WO2018056468A1/ja
Publication of JP2018052638A publication Critical patent/JP2018052638A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H67/00Replacing or removing cores, receptacles, or completed packages at paying-out, winding, or depositing stations
    • B65H67/08Automatic end-finding and material-interconnecting arrangements
    • B65H67/081Automatic end-finding and material-interconnecting arrangements acting after interruption of the winding process, e.g. yarn breakage, yarn cut or package replacement
    • B65H67/085Automatic end-finding and material-interconnecting arrangements acting after interruption of the winding process, e.g. yarn breakage, yarn cut or package replacement end-finding at the take-up package, e.g. by suction and reverse package rotation
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H63/00Warning or safety devices, e.g. automatic fault detectors, stop-motions ; Quality control of the package
    • B65H63/02Warning or safety devices, e.g. automatic fault detectors, stop-motions ; Quality control of the package responsive to reduction in material tension, failure of supply, or breakage, of material
    • B65H63/024Warning or safety devices, e.g. automatic fault detectors, stop-motions ; Quality control of the package responsive to reduction in material tension, failure of supply, or breakage, of material responsive to breakage of materials
    • B65H63/036Warning or safety devices, e.g. automatic fault detectors, stop-motions ; Quality control of the package responsive to reduction in material tension, failure of supply, or breakage, of material responsive to breakage of materials characterised by the combination of the detecting or sensing elements with other devices, e.g. stopping devices for material advancing or winding mechanism
    • B65H63/0362Warning or safety devices, e.g. automatic fault detectors, stop-motions ; Quality control of the package responsive to reduction in material tension, failure of supply, or breakage, of material responsive to breakage of materials characterised by the combination of the detecting or sensing elements with other devices, e.g. stopping devices for material advancing or winding mechanism by a plate separating the package from the driving drum
    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01HSPINNING OR TWISTING
    • D01H15/00Piecing arrangements ; Automatic end-finding, e.g. by suction and reverse package rotation; Devices for temporarily storing yarn during piecing
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2701/00Handled material; Storage means
    • B65H2701/30Handled filamentary material
    • B65H2701/31Textiles threads or artificial strands of filaments

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
  • Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)

Abstract

【課題】捕捉案内装置による糸の捕捉精度の向上を図れる繊維機械を提供する。
【解決手段】繊維機械1は、複数の巻取ユニット2と、台車3と、台車3の動作を制御する制御部15と、を備える。台車3は、給糸部7側の糸Y1と、巻取装置13のパッケージPから引き出された糸Y2との糸継ぎを行う糸継装置26と、パッケージP側の糸Y2を捕捉して糸継装置26に案内する捕捉案内装置28と、パッケージP表面と接触する接触位置P4及びパッケージPから離間する離間位置P3に移動可能であると共に、離間位置P3から接触位置P4への移動によってパッケージPを押圧して位置決めする位置決め装置34と、位置決め装置34を接触位置P4及び離間位置P3に移動させる、位置決め装置34専用の駆動部44と、を有し、制御部15は、パッケージPの径に基づいて接触位置P4を設定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、繊維機械に関する。
繊維機械は、巻取ユニットにおいて糸切れ等が発生したときに、切断された糸同士の糸継動作を行う糸継台車を備えている。糸継台車は、糸継動作を行う糸継装置と、巻取ユニットの巻取装置側の糸を捕捉して糸継装置に案内する捕捉案内装置と、パッケージ表面と接触する接触位置及びパッケージ表面から離間する離間位置に移動可能であると共に、離間位置から接触位置への移動によってパッケージを巻取ドラムから所定の位置まで離間させるパッケージプレート(位置決め装置)、を備えている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−189083号公報
糸継台車では、捕捉案内装置でパッケージから糸を捕捉する際、パッケージプレートをパッケージ表面に接触させた後、逆回転装置によりパッケージを逆転させながら捕捉案内装置で糸を捕捉している。従来の糸継台車では、パッケージプレートの接触位置が常に同じ位置に設定されている。そのため、従来の糸継台車では、パッケージの径によって、パッケージプレートとパッケージ表面とが接触したときのパッケージの位置が大きく異なる。ここでのパッケージの位置とは、パッケージ表面において、捕捉位置にある捕捉案内装置の捕捉口と対向する位置である。これにより、従来の糸継台車では、パッケージの径によって、パッケージ表面と捕捉位置にある捕捉案内装置との間の距離が変化する。したがって、従来の糸継台車では、パッケージの径によっては、捕捉案内装置とパッケージ表面との間の距離が適切ではない場合があり、糸の捕捉を良好に行えないおそれがある。
本発明の一側面は、捕捉案内装置による糸の捕捉精度の向上を図れる繊維機械を提供することを目的とする。
本発明の一側面に係る繊維機械は、複数の巻取ユニットと、複数の巻取ユニットの配列方向に沿って走行する台車と、台車の動作を制御する制御部と、を備え、巻取ユニットは、給糸部側から供給された糸を巻き取ってパッケージを形成する巻取装置を有し、台車は、給糸部側の糸と、巻取装置のパッケージから引き出された糸との糸継ぎを行う糸継装置と、パッケージ側の糸を捕捉して糸継装置に案内する捕捉案内装置と、パッケージ表面と接触する接触位置及びパッケージ表面から離間する離間位置に移動可能であると共に、離間位置から接触位置への移動によってパッケージを押圧して位置決めする位置決め装置と、位置決め装置を接触位置及び離間位置に移動させる、位置決め装置専用の駆動部と、を有し、制御部は、パッケージの径に基づいて接触位置を設定する。
本発明の一側面に係る繊維機械では、制御部は、パッケージの径に基づいて接触位置を設定する。位置決め装置の接触位置が変わると、位置決め装置に押圧されるパッケージの位置が変化する。そのため、パッケージの径に基づいて接触位置を設定することにより、捕捉案内装置によってパッケージの糸を捕捉するときの、捕捉案内装置とパッケージとの間の距離を調整できる。したがって、捕捉案内装置によってパッケージの糸を捕捉する度に、糸を捕捉するために適切な距離とすることができる。その結果、繊維機械では、捕捉案内装置による糸の捕捉精度の向上を図れる。
一実施形態においては、制御部は、捕捉案内装置とパッケージ表面との間の距離がパッケージ径に関わらず一定となるように、接触位置を設定してもよい。この構成では、捕捉案内装置とパッケージ表面との間の距離が一定に維持されるため、捕捉案内装置による糸の捕捉を常に安定して行うことができる。
一実施形態においては、制御部は、接触位置における位置決め装置のパッケージ表面に対する接触圧力が繰り返して強弱変化するように駆動部を制御してもよい。位置決め装置がパッケージ表面に接触した際、位置決め装置の接触圧力がパッケージ表面に対して急激に作用すると、パッケージ表面に乱れ(表層乱れ)が発生するおそれがある。一実施形態に係る繊維機械では、位置決め装置のパッケージ表面に対する接触圧力が繰り返して強弱変化するように駆動部を制御するため、位置決め装置がパッケージを押圧する力が繰り返して強弱変化される。したがって、位置決め装置がパッケージ表面に接触することによる表層乱れの発生を抑制できる。
一実施形態においては、制御部は、捕捉案内装置が糸継装置に糸を案内した後に、位置決め装置が接触位置に位置するように駆動部を制御してもよい。この構成では、捕捉案内装置により捕捉された糸の張力によってパッケージが回転することを抑制できる。したがって、糸に弛みが生じることを抑制でき、糸継装置における糸継ぎの失敗を抑制できる。
一実施形態においては、台車は、糸が繰り出される方向にパッケージを回転させる逆回転装置を有し、制御部は、逆回転装置によりパッケージを回転させた状態で位置決め装置が接触位置に位置するように駆動部を制御してもよい。この構成では、位置決め装置と回転するパッケージ表面との接触により、パッケージ表面に張り付いた糸端を剥がす効果を得ることができる。したがって、捕捉案内装置による糸の捕捉精度の向上をより一層図れる。
一実施形態においては、位置決め装置は、空気を噴射又は吸引する清掃部を有し、制御部は、糸継装置において糸継動作を行っていないときに、清掃部を作動させてもよい。この構成では、清掃部から空気を噴射又は吸引することにより、巻取ユニットに付着している風綿等を除去することができる。したがって、糸継動作を行っていない台車によって巻取ユニットのクリーニングを行うことができ、台車の待機時間を有効に活用することができる。
一実施形態においては、制御部は、パッケージが満巻となった場合に、位置決め装置が接触位置に位置するように駆動部を制御してもよい。従来、玉揚装置は、満巻のパッケージを玉揚げするときに、玉揚げ動作において、パッケージを巻取ドラムから離間する方向に移動させて、パッケージを回収する。一実施形態に係る繊維機械では、玉揚装置による玉揚げ動作が行われる前に、位置決め装置とパッケージ表面とを接触させることによって、巻取ドラムから離間する方向にパッケージを移動させることができる。そのため、玉揚装置が玉揚げ動作においてパッケージを移動させる必要がない。したがって、玉揚装置による玉揚げ動作の一部を省略できるため、効率化を図ることができる。
一実施形態においては、位置決め装置は、パッケージ表面と位置決め装置との間の距離を検出する距離検出部を有していてもよい。この構成では、パッケージ表面に対する位置決め装置の位置を把握できるため、位置決め装置とパッケージ表面との距離の調整が可能となる。また、位置決め装置とパッケージ表面との距離に基づいて、パッケージの径を算出することが可能となる。
一実施形態においては、紡績装置は、繊維束に空気の旋回流によって撚りを与えて糸を生成する空気紡績装置であってもよい。この構成では、空気紡績装置を備えた紡績機において、捕捉案内装置による糸の捕捉精度の向上を図れる。
一実施形態においては、空気紡績装置は、紡績ユニットにおいて巻取装置よりも上方に配置されており、糸は、紡績ユニットの高さ方向において上側から下側に向かって走行してもよい。
一実施形態においては、台車は、糸継装置において糸継ぎを行う糸継位置、及び、糸継位置よりも糸が走行する糸道から離れる待避位置に糸継装置を移動させる、糸継装置専用の糸継駆動部を備えていてもよい。この構成では、糸継装置が他の装置と独立して作動(移動)する。そのため、捕捉案内装置が糸を捕捉するタイミングに応じて、糸継装置を移動させることができる。
本発明の一側面によれば、捕捉案内装置による糸の捕捉精度の向上を図れる。
一実施形態に係る紡績機の正面図である。 図1に示される紡績機の側面図である。 紡績機の構成を示す図である。 紡績機の動作を示すタイミングチャートである。 紡績機の動作を説明するための図である。 パッケージとサクションマウスとの位置を示す図である。 紡績機の動作を説明するための図である。 紡績機の動作を説明するための図である。 ヤーンガイドの動作を説明するための図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図1に示されるように、紡績機(繊維機械)1は、複数の紡績ユニット(巻取ユニット)2と、糸継台車3と、玉揚台車(図示省略)と、第1エンドフレーム4と、第2エンドフレーム5と、を備えている。複数の紡績ユニット2は、一列に配列されている。各紡績ユニット2は、糸Yを生成してパッケージPに巻き取る。玉揚台車は、ある紡績ユニット2でパッケージPが満巻になった場合、パッケージPを玉揚げし、新しいボビンBを当該紡績ユニット2に供給する。
第1エンドフレーム4には、紡績ユニット2で発生した繊維屑及び糸屑等を回収する回収装置等が収容されている。第2エンドフレーム5には、紡績機1に供給される圧縮空気(空気)の空気圧を調整して紡績機1の各部に空気を供給する空気供給部、及び紡績ユニット2の各部に動力を供給するための駆動モータ等が収容されている。第2エンドフレーム5には、機台制御装置(制御部)15と、表示画面16と、入力キー17と、が設けられている。機台制御装置15は、紡績機1の各部を集中的に管理及び制御する。表示画面16は、紡績ユニット2の設定内容及び/又は状態に関する情報等を表示することができる。オペレータが入力キー17を用いて適宜の操作を行うことにより、紡績ユニット2の設定作業を行うことができる。
各紡績ユニット2は、糸Yの走行方向において上流側から順に、ドラフト装置6と、空気紡績装置(給糸部)7と、糸監視装置8と、テンションセンサ9と、糸貯留装置11と、ワキシング装置12と、巻取装置13と、を備えている。ユニットコントローラ10は、所定数の紡績ユニット2ごとに設けられており、紡績ユニット2の動作を制御する。
ドラフト装置6は、スライバ(繊維束)Sをドラフトする。空気紡績装置7は、ドラフト装置6でドラフトされた繊維束Fに空気の旋回流によって撚りを与えて糸Yを生成する。より詳細には(ただし、図示省略)、空気紡績装置7は、紡績室と、繊維案内部と、旋回空気流発生ノズルと、中空ガイド軸体と、を有している。繊維案内部は、上流側のドラフト装置6から供給された繊維束Fを紡績室内に案内する。旋回空気流発生ノズルは、繊維束Fが走行する経路の周囲に配置されている。旋回空気流発生ノズルから空気が噴射されることにより、紡績室内に旋回空気流が発生する。この旋回空気流によって、繊維束Fを構成する複数の繊維の各繊維端が反転されて旋回させられる。中空ガイド軸体は、糸Yを紡績室内から空気紡績装置7の外部に案内する。
糸貯留装置11は、空気紡績装置7と巻取装置13との間において、糸Yの弛みを取る。ワキシング装置12は、糸貯留装置11と巻取装置13との間において、糸Yにワックスを付与する。
巻取装置13は、糸YをボビンBに巻き取ってパッケージPを形成する。巻取装置13は、クレードルアーム21と、巻取ドラム22と、トラバースガイド23と、を有している。クレードルアーム21は、ボビンBを回転可能に支持する。クレードルアーム21は、支軸24によって揺動可能に支持されており、ボビンBの表面又はパッケージPの表面を巻取ドラム22の表面に適切な圧力で接触させる。第2エンドフレーム5に設けられた駆動モータ(図示省略)が、複数の紡績ユニット2の巻取ドラム22を一斉に駆動する。これにより、各紡績ユニット2において、ボビンB又はパッケージPが巻取方向に回転させられる。各紡績ユニット2のトラバースガイド23は、複数の紡績ユニット2で共有されるシャフト(図示省略)に設けられている。第2エンドフレーム5の駆動モータがシャフトを巻取ドラム22の回転軸方向に往復駆動することによって、回転するボビンB又はパッケージPに対してトラバースガイド23が糸Yを所定幅でトラバースする。
糸監視装置8は、空気紡績装置7と糸貯留装置11との間において、走行する糸Yの情報を監視して、監視した情報に基づいて糸欠陥の有無を検出する。糸監視装置8は、糸欠陥を検出した場合、糸欠陥検出信号をユニットコントローラ10に送信する。テンションセンサ9は、空気紡績装置7と糸貯留装置11との間において、走行する糸Yのテンションを測定し、テンション測定信号をユニットコントローラ10に送信する。糸監視装置8及び/又はテンションセンサ9の検出結果に基づきユニットコントローラ10が異常有りと判断した場合、紡績ユニット2において、糸Yが切断される。
上記構成を有する紡績ユニット2では、空気紡績装置7が巻取装置13よりも上方に配置されている。これにより、糸Yは、紡績ユニット2の高さ方向において、上側から下側に向かって走行する。但し、糸Yの走行方向はこれに限定されない。例えば、糸Yが下側から上側に向かって走行することもできる。
糸継台車3は、ある紡績ユニット2で糸Yが切断されたり、何らかの理由で糸Yが切れたりした場合、当該紡績ユニット2で糸継動作を行う。糸継台車3は、紡績機1に一台又は複数台設けられている。糸継台車3は、紡績ユニット2の配列方向(図1における左右方向)に沿って走行する。糸継台車3は、図1に示されるように、走行モータ18によって車輪が駆動されることで走行する。
図2に示されるように、糸継台車3は、糸継装置26と、サクションパイプ27と、サクションマウス(捕捉案内装置)28と、ヤーンガイド33と、パッケージプレート(位置決め装置)34と、逆回転装置35と、を有している。図3に示されるように、糸継台車3は、サクションパイプ27を駆動する第1駆動部40と、サクションマウス28を駆動する第2駆動部41と、糸継装置26を駆動する第3駆動部(糸継駆動部)42と、ヤーンガイド33を駆動する第4駆動部43と、パッケージプレート34を駆動する第5駆動部44と、逆回転装置35を駆動する第6駆動部45と、を有している。
糸継装置26は、案内された第1糸Y1(図8参照)及び第2糸Y2(図8参照)の糸継ぎを行う。糸継装置26は、圧縮空気を用いるスプライサ、又は糸Yを機械的に継ぐノッター等である。本実施形態では、スプライサを一例に説明する。糸継装置26は、糸継部26aと、モータ26dと、を有している。
糸継部26aは、空気紡績装置7から引き出された第1糸Y1とパッケージPから引き出された第2糸Y2とを繋ぐ糸継ノズル、第1糸Y1及び第2糸Y2の糸端を解燃する解燃パイプ、第1糸Y1及び第2糸Y2を挟持するクランプ部、及び、第1糸Y1及び第2糸Y2を規制する糸寄せレバー及び糸押さえレバー等(いずれも図示省略)を有している。モータ26dは、糸継部26aの糸寄せレバー及び糸押さえレバーを動作させるカム機構の駆動源である。
糸継部26aには、支持体26bが設けられている。支持体26bは、レール26cに摺動可能に取り付けられている。レール26cは、糸継台車3の筐体に固定されており、糸継台車3の走行方向及び上下方向に略直交する方向に延在している。
糸継装置26では、第3駆動部42の作動により、支持体26bに支持された糸継部26aがレール26cに沿って移動する。糸継部26aは、糸継動作を行う糸継位置(図8参照)と、糸継動作を行わない待避位置(図2参照)と、に移動する。第3駆動部42は、例えば、単動シリンダである。第3駆動部42である単動シリンダの一端は、支持体26bに連結されており、単動シリンダの他端は、糸継台車3の筐体に固定されている。
第3駆動部42は、糸継装置26専用の駆動源である。そのため、糸継装置26(糸継部26a)は、他の装置とは独立して作動可能である。ここで言う「専用」とは、糸継装置26以外の装置を駆動させないことを意味している。なお、例えば、糸継装置26に配線及び配管、センサ等が付属している場合、糸継装置26と一緒に各部材が移動する構成であれば、第3駆動部42は糸継装置26専用の駆動源となる。以下の説明において、「専用」と記載する場合には、同様の意味を有する。第3駆動部42の動作は、機台制御装置15により制御される。
糸継装置26には、ばね等の弾性体(図示省略)が設けられている。弾性体の一端は、支持体26bに連結され、弾性体の他端は、糸継台車3の筐体に固定されている。弾性体は、伸縮方向が第3駆動部42である単動シリンダの伸縮方向に沿うように配置されている。弾性体は、単動シリンダが動作していないときには初期状態(伸縮していない状態)であり、単動シリンダが伸びたときに伸長する。この構成により、糸継部26aは、弾性体の収縮力により、糸継位置から待避位置に戻される。この構成によれば、単動シリンダの作動により糸継部26aを待避位置から糸継位置まで早急に移動させることができる。また、糸継部26aが糸継位置で停止するときに弾性体の弾性力が作用するため、糸継部26aを緩やかに停止させることができる。
サクションパイプ27は、支軸31によって回動可能に支持されており、空気紡績装置7からの第1糸Y1を捕捉して糸継装置26に案内する。サクションパイプ27は、待機位置P11と、空気紡績装置7側の第1糸Y1を捕捉する第1糸捕捉位置P12と、第1糸Y1を糸継装置26に案内する第1糸案内位置P13(図8参照)と、に移動可能に設けられている。
サクションパイプ27は、第1駆動部40の作動により、待機位置P11、第1糸捕捉位置P12及び第1糸案内位置P13に移動する。第1駆動部40は、例えば、モータである。第1駆動部40は、サクションパイプ27専用の駆動源である。そのため、サクションパイプ27は、他の装置とは独立して作動可能である。第1駆動部40の動作は、機台制御装置15により制御される。
サクションマウス28は、支軸32によって回動可能に支持されており、巻取装置13からの第2糸Y2を捕捉して糸継装置26に案内する。サクションマウス28は、待機位置(初期位置)P21と、巻取装置13側の第2糸Y2を捕捉する第2糸捕捉位置P22と、第2糸Y2を糸継装置26に案内する第2糸案内位置P23(図8参照)と、に移動可能に設けられている。サクションマウス28は、第2駆動部41の作動により、待機位置P21、第2糸捕捉位置P22及び第2糸案内位置P23に移動する。第2駆動部41は、例えば、モータ(ステッピングモータ)である。第2駆動部41は、サクションマウス28専用の駆動源である。そのため、サクションマウス28は、他の装置とは独立して作動可能である。第2駆動部41の動作は、機台制御装置15により制御される。
本実施形態では、サクションマウス28には、ばね等の弾性体(図示省略)が設けられている。具体的には、弾性体の一端は、サクションマウス28に連結されており、弾性体の他端は、糸継台車3の筐体に固定されている。弾性体は、サクションマウス28が待機位置P21に位置しているときに初期状態(伸縮していない状態)であり、サクションマウス28が第2糸捕捉位置P22に位置しているときに伸長する。この構成によれば、サクションマウス28が第2糸捕捉位置P22に位置したときのトルク(サクションマウス28の自重によるトルク等)を、弾性体の弾性力により相殺することができる。これにより、サクションマウス28の高速移動が可能となる。
ヤーンガイド33は、糸Yの走行方向と直交する方向における糸Yの位置を規制する。ヤーンガイド33は、糸継装置26とパッケージPとの間に位置する。ヤーンガイド33は、規制プレート33aと、2本の規制バー33b,33cと、を有している。規制プレート33aの一端は、支軸に連結されている。これにより、規制プレート33aは、支軸を中心に揺動可能に設けられている。
図9に示されるように、規制バー33b,33cは、規制プレート33a上に配置されている。規制バー33b,33cの一端は、規制プレート33aに設けられた支軸に連結されている。これにより、規制バー33b,33cは、図示しない駆動源の作動により、支軸を中心に揺動可能に設けられている。規制バー33bと規制バー33cとは、互いに近接する近接方向及び互いに離間する離間方向に揺動する。規制バー33bと規制バー33cとが近接した位置では、規制バー33b及び規制バー33cが互いに平行に延在する。このとき、規制バー33b及び規制バー33cに挟まれた糸Yは、パッケージPの幅方向の略中央に位置する。
ヤーンガイド33は、規制プレート33aの揺動により、規制プレート33aが糸道に重なる規制位置(図5参照)と、規制プレート33aが糸道に重ならない待避位置(図2参照)と、に移動可能に設けられている。規制位置は、糸Yがトラバースガイド23により綾振りされないように、糸Yを規制する位置である。規制プレート33aは、図2に示す側面で見たときに、揺動によって、その先端の位置が糸道に対して前後に移動する。ヤーンガイド33は、第4駆動部43の作動により、規制位置及び待避位置に移動する。第4駆動部43は、例えば、シリンダである。第4駆動部43は、ヤーンガイド33専用の駆動源である。そのため、ヤーンガイド33は、他の装置とは独立して作動可能である。第4駆動部43の動作は、機台制御装置15により制御される。
パッケージプレート34は、巻取装置13に支持されているパッケージP表面を押圧することによりパッケージPの位置決めを行う。また、パッケージプレート34は、パッケージP表面に摩擦接触することにより、パッケージPを制動(パッケージPの惰性回転を制動)することができる。パッケージPの制動時間、すなわちパッケージプレート34をパッケージPに接触させる時間は、パッケージPの径に応じて適宜設定できる。パッケージプレート34は、支持アーム34aと、接触プレート34bと、を有している。支持アーム34aの一端は、支軸に連結されている。これにより、支持アーム34aは、支軸を中心に揺動可能に設けられている。接触プレート34bは、支持アーム34aの他端に設けられている。接触プレート34bは、パッケージP表面と接触する面を有する板部材である。
パッケージプレート34は、支持アーム34aの揺動により、接触プレート34bがパッケージP表面に接触しない待避位置(離間位置)P3(図2参照)と、接触プレート34bがパッケージP表面に接触する接触位置P4(図5参照)と、に移動可能に設けられている。パッケージプレート34は、第5駆動部44の作動により、待避位置P3及び接触位置P4に移動する。第5駆動部44は、例えば、モータ(ステッピングモータ)である。第5駆動部44は、パッケージプレート34専用の駆動源である。そのため、パッケージプレート34は、他の装置とは独立して作動可能である。第5駆動部44の動作は、機台制御装置15により制御される。
パッケージプレート34には、距離センサ(距離検出部)34cが設けられている。距離センサ34cは、パッケージプレート34の接触プレート34bの先端部に配置されている。距離センサ34cは、パッケージプレート34とパッケージP表面との間の距離を検出する。距離センサ34cは、例えば、光学式の測距センサである。距離センサ34cは、検出結果を示す検出信号を機台制御装置15に送信する。
パッケージプレート34には、清掃部34dが設けられている。清掃部34dは、空気を噴射又は吸引する。清掃部34dは、例えば、パッケージプレート34の接触プレート34bに配置されている。清掃部34dの動作は、機台制御装置15により制御される。
逆回転装置35は、巻取装置13のパッケージPを逆回転させる。逆回転装置35は、支持アーム35aと、逆転ローラ35bと、を有している。支持アーム35aの一端は、支軸に連結されている。これにより、支持アーム35aは、支軸を中心に揺動可能に設けられている。逆転ローラ35bは、支持アーム35aの他端に設けられている。逆転ローラ35bは、図示しない駆動源(モータ)により、巻取装置13の巻取ドラム22とは反対方向に回転する。
逆回転装置35は、支持アーム35aの揺動により、逆転ローラ35bがパッケージP表面に接触しない待避位置(図2参照)と、逆転ローラ35bがパッケージP表面に接触する接触位置(図7参照)と、に移動する。逆回転装置35は、第6駆動部45の作動により、待避位置及び接触位置に移動する。第6駆動部45は、例えば、モータである。第6駆動部45は、逆回転装置35専用の駆動源である。そのため、逆回転装置35は、他の装置とは独立して作動可能である。第6駆動部45の動作は、機台制御装置15により制御される。
続いて、糸継台車3の動作について、図4を参照して説明する。糸継台車3の各部の動きについては、図2、図5〜図8を参照する。以下の説明において、各駆動部の作動は、機台制御装置15から送信される制御信号に基づいて制御される。
一の紡績ユニット2で糸切れ又は糸切断が発生すると、機台制御装置15は、糸継台車3を上記一の紡績ユニット2まで移動させるための制御信号を糸継台車3に送信する。糸継台車3は、制御信号を受信すると、上記一の紡績ユニット2まで走行し、当該一の紡績ユニット2の前で走行モータ18が作動を停止して、走行を停止する。紡績ユニット2では、巻取装置13のクレードルアーム21を巻取ドラム22から離間する方向に移動させて、パッケージP表面と巻取ドラム22とを離間させる。
次に、ヤーンガイド33及びパッケージプレート34が作動する。第4駆動部43は、糸継台車3が停止したとき又は停止する前に作動し、ヤーンガイド33を移動させる。ヤーンガイド33は、図2に示される待避位置から図5に示される規制位置まで移動し、規制位置で停止する。このとき、ヤーンガイド33の規制バー33b,33cは、離間した状態にある。
また、第5駆動部44は、糸継台車3が停止したとき又は停止する前、すなわち第4駆動部43の作動開始と同じタイミングで作動し、パッケージプレート34を移動させる。パッケージプレート34は、図2に示される待避位置P3から図5に示される接触位置P4まで移動し、接触位置P4で停止する。より具体的には、機台制御装置15は、パッケージPの径に基づいて接触位置P4を設定する。機台制御装置15は、距離センサ34cから出力された検出信号に基づいて、パッケージPの径を算する。機台制御装置15は、算出したパッケージPの径及び糸Yの長さに(定長)基づくパッケージPの径に基づいて、パッケージPの径を求める。
機台制御装置15は、サクションマウス28とパッケージP表面との間の距離が一定となるように、接触位置P4を設定する。サクションマウス28とパッケージP表面との間の距離は、糸種等に応じて適宜設定される。機台制御装置15は、設定した接触位置P4にパッケージプレート34が位置するように、第5駆動部44に制御信号を出力する。機台制御装置15は、第5駆動部44がステッピングモータである場合、ステッピングモータに出力するパルス数に基づいて、パッケージプレート34の位置を検出して制御する。また、機台制御装置15は、距離センサ34cから出力された検出信号とパルス数とから、パッケージプレート34の位置を検出して制御してもよい。
機台制御装置15が接触位置P4を設定することにより、図6(a)及び図6(b)に示されるように、パッケージPの径が小さい場合におけるパッケージP表面とサクションマウス28との間の距離D1と、パッケージPの径が大きい場合におけるパッケージP表面とサクションマウス28との間の距離D2とは、同じ距離となる(D1=D2)。パッケージプレート34の接触プレート34bがパッケージP表面に接触すると、パッケージPの回転が停止し、パッケージPの位置が設定される。
機台制御装置15は、接触位置P4におけるパッケージプレート34のパッケージP表面に対する接触圧力が繰り返して強弱変化するように第5駆動部44を制御する。具体的には、機台制御装置15は、第5駆動部44に供給する電流を制御して、パッケージプレート34の接触圧力を繰り返して強弱変化させる。第5駆動部44は、パッケージプレート34を所定時間だけ接触位置P4に停止させると作動し、パッケージプレート34を移動させる。パッケージプレート34は、図5に示される接触位置P4から図7に示される待避位置P3まで移動し、待避位置P3で停止する。
次に、逆回転装置35が作動する。第6駆動部45は、パッケージプレート34が待避位置P3に戻る途中又は待避位置P3に停止したときに作動し、逆回転装置35を移動させる。逆回転装置35は、図2に示される待避位置から図7に示される接触位置まで移動し、接触位置で停止する。逆回転装置35の逆転ローラ35bがパッケージP表面に接触すると、パッケージPが第2糸Y2を繰り出す方向に回転する。
また、サクションマウス28が作動する。第2駆動部41は、パッケージプレート34が待避位置P3に戻る途中又は待避位置P3に停止したとき、すなわち逆回転装置35の作動開始と同じタイミングで作動し、サクションマウス28を移動させる。サクションマウス28は、図2に示される待機位置P21から図7に示される第2糸捕捉位置P22まで移動し、第2糸捕捉位置P22で第2糸Y2を捕捉する。
第2駆動部41は、サクションマウス28において第2糸Y2が捕捉されると作動し、サクションマウス28を移動させる。サクションマウス28における第2糸Y2の捕捉の成否は、サクションマウス28に設けられたセンサ(図示省略)の検出結果に基づいて機台制御装置15で判断される。第2駆動部41の作動により、サクションマウス28は、図7に示される第2糸捕捉位置P22から図8に示される第2糸案内位置P23まで移動し、糸継装置26に第2糸Y2を案内する。サクションマウス28は、糸継装置26に第2糸Y2を案内すると、待機位置P21で停止する。
機台制御装置15は、サクションマウス28によって第2糸Y2が捕捉されない場合、パッケージプレート34が接触位置P4に位置するように第5駆動部44を制御してもよい。また、機台制御装置15は、サクションマウス28によって第2糸Y2が捕捉されない場合、逆回転装置35によりパッケージPを回転させた状態でパッケージプレート34が接触位置P4に位置するように第5駆動部44を制御してもよい。つまり、逆回転装置35によってパッケージPを逆回転させた状態で、パッケージP表面にパッケージプレート34の接触プレート34bを接触させてもよい。
第6駆動部45は、サクションマウス28が待機位置P21で停止すると作動し、逆回転装置35を移動させる。逆回転装置35は、図8に示される接触位置から図2に示される待避位置まで移動する。これより、パッケージPの回転が停止する。このとき、機台制御装置15は、パッケージプレート34の接触プレート34bがパッケージP表面と接触する接触位置P4に位置となるように、第5駆動部44を制御してもよい。
ヤーンガイド33は、サクションマウス28が第2糸案内位置P23に位置すると、規制バー33b,33cを作動させる。具体的には、規制バー33b,33cを近接方向に移動させる。これにより、サクションマウス28で捕捉された第2糸Y2が規制バー33b,33cにより位置決めされる。
次に、サクションパイプ27が作動する。第1駆動部40は、サクションマウス28において第2糸Y2が捕捉され、サクションマウス28が所定位置まで揺動したときに作動し、サクションパイプ27を移動させる。具体的には、機台制御装置15は、第2駆動部41がステッピングモータである場合、ステッピングモータに出力するパルス数に基づいて、サクションマウス28の位置を検出する。機台制御装置15は、サクションマウス28の位置を検出し、サクションマウス28が所定位置に達したときに、第1駆動部40に制御信号を送信する。
第1駆動部40の作動により、サクションパイプ27は、図2に示される待機位置P11から図7に示される第1糸捕捉位置P12まで移動し、第1糸捕捉位置P12で第1糸Y1を捕捉する。サクションパイプ27における第1糸Y1の捕捉の成否は、サクションパイプ27に設けられたセンサ(図示省略)の検出結果に基づいて機台制御装置15で判断される。第1駆動部40は、サクションパイプ27において第1糸Y1を捕捉すると作動し、サクションパイプ27を移動させる。サクションパイプ27は、図7に示される第1糸捕捉位置P12から図8に示される第1糸案内位置P13まで移動し、糸継装置26に第1糸Y1を案内する。サクションパイプ27は、糸継装置26に第1糸Y1を案内すると、待機位置P11で停止する。
次に、糸継装置26が作動する。第3駆動部42は、サクションパイプ27において第1糸Y1が捕捉されたタイミング、サクションパイプ27が第1糸案内位置P13に移動を開始したタイミング、又は、サクションパイプ27の第1糸案内位置P13への移動中に作動し、糸継部26aを移動させる。糸継部26aは、図2に示される待機位置から図8に示される糸継位置まで移動し、糸継位置で停止する。糸継部26aは、糸継位置で、第1糸Y1と第2糸Y2との糸継動作を実施する。
糸継部26aは、第1糸Y1と第2糸Y2とを繋ぐと、糸Yを解放する。このとき、糸継部26aは、糸Yに空気を噴射する。具体的には、糸継部26aには、糸道に対して空気を噴射する空気噴射装置(図示省略)が設けられている。糸継部26aは、糸道に対して空気を噴射することにより、糸Yの弛みを除去する。糸継部26aの空気噴射装置から糸Yに対して空気を噴射する時間は、適宜設定されればよい。また、糸継部26aは、糸寄レバー及び糸押さえレバーを揺動させて糸Yを解放するときに、糸寄レバー及び糸押さえレバーを所定角度で往復動させてもよいし、糸寄レバー及び糸押さえレバーを段階的に開いてもよい。これにより、解放される糸Yが徐々に解放される。そのため、糸Yが一気に解放されたときに生じる弛みを抑制できる。
第3駆動部42は、糸Yに対する空気の噴射が終了すると作動し、糸継部26aを移動させる。糸継部26aは、図8に示される糸継位置から図2に示される待避位置まで移動し、待避位置で停止する。また、糸継部26aにおいて第1糸Y1と第2糸Y2とが繋がれると、ヤーンガイド33の規制バー33b,33cは、離間方向に移動する。これにより、ヤーンガイド33による糸Yの規制が解除される。第4駆動部43は、糸継部26aが待避位置に移動するタイミングで作動し、ヤーンガイド33を移動させる。第4駆動部43が作動するタイミングは、糸継部26aにおいて糸継動作が終了するタイミング(糸Yへの空気噴射が終了するタイミング)に応じて適宜設定される。ヤーンガイド33は、図7に示す規制位置から図2に示す待避位置に移動する。以上により、糸継台車3による糸継動作が完了する。糸継動作が完了すると、機台制御装置15は、例えば、糸継台車3を次の紡績ユニット2まで移動させるための制御信号を糸継台車3に送信する。糸継台車3は、制御信号を受信すると、走行モータ18が作動する。
糸継台車3は、糸継動作を実施していないときに、クリーニングを実施してもよい。クリーニングは、パッケージプレート34に設けられた清掃部34dにより実施される。具体的には、機台制御装置15は、制御信号を第5駆動部44に送信し、風綿等の除去を行いたい箇所に清掃部34dが位置するようにパッケージプレート34を移動させると共に、清掃部34dを作動させる。これにより、風綿等を除去できる。また、糸継台車3が複数台設けられている場合、機台制御装置15は、糸継台車3によりクリーニングを実施するエリアを設定する。機台制御装置15は、設定したエリアごとに、糸継台車3にクリーニングを実施させる。なお、クリーニングは、サクションマウス28により実施されてもよい。
機台制御装置15は、パッケージPが満巻となった場合には、パッケージプレート34が接触位置P4に位置するように第5駆動部44を制御してもよい。機台制御装置15は、パッケージPに巻かれた糸Yの長さに基づいて、パッケージPが満巻になったと判断すると、制御信号を第5駆動部44に送信する。第5駆動部44は、制御信号に基づいて作動し、パッケージプレート34は、接触位置P4に移動する。これにより、クレードルアーム21が巻取ドラム22から離間する方向に移動する。
機台制御装置15は、糸継台車3に停電又は糸継台車3の障害物等との接触による動作停止が発生した場合、各駆動部40〜45に制御信号を送信し、糸継装置26、サクションパイプ27、サクションマウス28、ヤーンガイド33、パッケージプレート34及び逆回転装置35の作動を自動で復帰させる(例えば、待機位置、待避位置に位置させる)。
以上説明したように、本実施形態に係る紡績機1では、機台制御装置15は、パッケージPの径に基づいてパッケージプレート34の接触位置P4を設定する。パッケージプレート34の接触位置P4が変わると、パッケージプレート34に押圧されるパッケージPの位置が変化する。そのため、パッケージPの径に基づいて接触位置P4を設定することにより、サクションマウス28によってパッケージPの第2糸Y2を捕捉するときの、サクションマウス28とパッケージP表面との間の距離を調整できる。したがって、サクションマウス28によってパッケージPの第2糸Y2を捕捉する度に、第2糸Y2を捕捉するために適切な距離とすることができる。その結果、紡績機1では、サクションマウス28による第2糸Y2の捕捉精度の向上を図れる。
本実施形態に係る紡績機1では、機台制御装置15は、サクションマウス28とパッケージP表面との間の距離がパッケージP径に関わらず一定となるように、接触位置P4を設定する。この構成では、サクションマウス28とパッケージP表面との間の距離が一定に維持されるため、サクションマウス28による第2糸Y2の捕捉を常に安定して行うことができる。
本実施形態に係る紡績機1では、機台制御装置15は、接触位置P4におけるパッケージプレート34のパッケージP表面に対する接触圧力が繰り返して強弱変化するように第5駆動部44を制御する。パッケージプレート34がパッケージP表面に接触した際、パッケージプレート34の接触圧力がパッケージP表面に対して急激に作用すると、パッケージP表面に乱れ(表層乱れ)が発生するおそれがある。紡績機1では、パッケージプレート34のパッケージP表面に対する接触圧力が繰り返して強弱変化するように第5駆動部44を制御するため、パッケージプレート34がパッケージPを押圧する力が繰り返して強弱変化される。したがって、パッケージプレート34がパッケージP表面に接触することによる表層乱れの発生を抑制できる。
本実施形態に係る紡績機1では、機台制御装置15は、サクションマウス28が糸継装置26に第2糸Y2を案内した後に、パッケージプレート34がパッケージP表面に接触するように第5駆動部44を制御する。すなわち、機台制御装置15は、パッケージプレート34が離間位置にある状態において、サクションマウス28が第2糸Y2を糸継装置26に案内し、案内終了後に、パッケージプレート34が離間位置から接触位置に移動するように第5駆動部44を制御する。この構成では、サクションマウス28により捕捉された第2糸Y2の張力によってパッケージPが回転することを抑制できる。したがって、第2糸Y2に弛みが生じることを抑制でき、糸継装置26における糸継ぎの失敗を抑制できる。特に、糸Yの番手が大きい(糸Yが太い)場合には、パッケージPの回転が発生し得るため、パッケージプレート34によるパッケージPの回転抑制は有効である。
本実施形態に係る紡績機1では、糸継台車3は、糸Yが繰り出される方向にパッケージPを回転させる逆回転装置35を有する。機台制御装置15は、逆回転装置35によりパッケージPを回転させた状態でパッケージプレート34が接触位置P4に位置するように第5駆動部44を制御する。この構成では、パッケージプレート34と回転するパッケージP表面との接触により、パッケージP表面に張り付いた糸端を剥がす効果を得ることができる。したがって、サクションマウス28による第2糸Y2の捕捉精度の向上をより一層図れる。
本実施形態に係る紡績機1では、パッケージプレート34は、空気を噴射又は吸引する清掃部34dを有する。機台制御装置15は、糸継装置26において糸継動作を行っていないときに、清掃部34dを作動させる。この構成では、清掃部34dから空気を噴射又は吸引することにより、紡績ユニット2に付着している風綿等を除去することができる。したがって、糸継動作を行っていない糸継台車3によって紡績ユニット2のクリーニングを行うことができ、糸継台車3の待機時間を有効に活用することができる。
本実施形態に係る紡績機1では、機台制御装置15は、パッケージPが満巻となった場合に、パッケージプレート34が接触位置P4に位置するように第5駆動部44を制御する。従来、玉揚装置は、満巻のパッケージPを玉揚げするときに、玉揚げ動作において、パッケージPを巻取ドラム22から離間する方向に移動させて、パッケージPを回収する。紡績機1では、玉揚装置による玉揚げ動作が行われる前に、パッケージプレート34とパッケージP表面とを接触させることによって、巻取ドラム22から離間する方向にパッケージPを移動させることができる。そのため、玉揚装置が玉揚げ動作においてパッケージPを移動させる必要がない。したがって、玉揚装置による玉揚げ動作の一部を省略できるため、効率化を図ることができる。
本実施形態に係る紡績機1では、パッケージプレート34は、パッケージP表面とパッケージプレート34との間の距離を検出する距離センサ34cを有している。この構成では、パッケージP表面に対するパッケージプレート34の位置を把握できるため、パッケージプレート34とパッケージP表面との距離の調整が可能となる。また、パッケージプレート34とパッケージP表面との距離に基づいて、パッケージPの径を算出することが可能となる。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明は必ずしも上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
上記実施形態では、繊維機械として、紡績ユニット2を備え紡績機1を一例に説明した。しかし、繊維機械は、巻取ユニットを備える自動ワインダであってもよい。この場合、給糸部は、支持部に支持されたボビンである。
上記実施形態では、糸継装置26、サクションパイプ27、サクションマウス28、ヤーンガイド33及び逆回転装置35のそれぞれが、第3駆動部42、第1駆動部40、第2駆動部41、第4駆動部43及び第6駆動部45により駆動される形態を一例に説明した。しかし、糸継装置26、サクションパイプ27、サクションマウス28、ヤーンガイド33及び逆回転装置35は、1つの駆動部により駆動されてもよい。或いは、糸継装置26、サクションパイプ27、サクションマウス28、ヤーンガイド33及び逆回転装置35のうちのいずれかが、同じ駆動部により駆動されてもよい。すなわち、糸継台車3は、パッケージプレート34以外の各装置について、専用の駆動部を備えていなくてもよい。
上記実施形態では、第1〜第6駆動部40〜45について、モータ、シリンダ等である形態を一例に説明した。しかし、第1〜第6駆動部40〜45は、その他の駆動源であってもよい。
上記実施形態では、機台制御装置15により糸継台車3の動作を制御する形態を一例に説明した。しかし、糸継台車3の制御は、糸継台車3に設けられたコントローラにより行われてもよい。この場合、ユニットコントローラ10から糸切れ又は糸切断を示す信号を糸継台車3のコントローラに送信してもよいし、当該信号をユニットコントローラ10から機台制御装置15を介してコントローラに送信してもよい。また、ユニットコントローラ10が糸継台車3の動作を制御してもよい。
上記実施形態では、ヤーンガイド33が規制プレート33a及び規制バー33b,33cを有する形態を一例に説明した。しかし、ヤーンガイドの構成はこれに限定されない。また、上記実施形態では、ヤーンガイドの動作について、支軸を中心に規制プレート33aが揺動する形態を一例に説明した。しかし、ヤーンガイドは、例えば、スライドによって移動する形態であってもよい。
上記実施形態では、パッケージプレート34が支持アーム34a及び接触プレート34bを有する形成を一例に説明した。しかし、パッケージプレートの構成はこれに限定されない。パッケージプレートは、離間位置から接触位置への移動によってパッケージPを押圧して位置決めする構成であれば、如何なる構成であってもよい。
上記実施形態では、パッケージプレート34に距離センサ34cが設けられている形態を一例に説明した。しかし、距離センサ34cが設けられていなくてもよい。この場合、パッケージPの径は、パッケージPに巻かれた糸Yの長さに基づいて求められればよい。また、上記実施形態では、パッケージプレート34に清掃部34dが設けられている形態を一例に説明した。しかし、清掃部34dが設けられていなくてもよい。
上記実施形態では、逆回転装置35が支持アーム35a及び逆転ローラ35bを有する形態を一例に説明した。しかし、逆回転装置の構成はこれに限定されない。逆回転装置は、パッケージPから糸Yが繰り出される方向にパッケージPを回転させる構成であれば、如何なる構成であってもよい。
上記実施形態では、第5駆動部44がステッピングモータである形態を一例とし、機台制御装置15が、ステッピングモータに出力するパルス数に基づいて、パッケージプレート34の位置を検出する形態を一例に説明した。しかし、パッケージプレート34の位置を検出するセンサ等を設けてもよい。
上記実施形態では、紡績機1が糸継台車3及び玉揚装置を備える形態を一例に説明した。しかし、糸継台車が玉揚機能を有していてもよい。
上記実施形態に加えて、空気紡績装置7は、繊維束の撚りが空気紡績装置の上流側に伝わるのを防止するために、繊維案内部に保持されて紡績室内に突出するように配置されたニードルを更に備えていてもよい。また、空気紡績装置は、そのようなニードルに代えて、繊維案内部の下流側端部によって、繊維束の撚りが空気紡績装置の上流側に伝わるのを防止するものであってもよい。更に、空気紡績装置は、上記の構成に代えて、互いに反対方向に繊維束に撚りを掛ける一対のエアージェットノズルを備えていてもよい。紡績機は、オープンエンド紡績機であってもよい。
上記実施形態では、紡績ユニット2において、糸貯留装置11が空気紡績装置7から糸Yを引き出す機能を有していたが、デリベリローラとニップローラとで空気紡績装置7から糸Yが引き出されてもよい。この場合、糸貯留装置11は省略してもよい。或いは、この場合、糸貯留装置11の代わりに、吸引空気流で糸Yの弛みを吸収するスラックチューブ又は機械的なコンペンセータ等を設けてもよい。
上記実施形態では、紡績ユニット2の高さ方向において、上側で供給された糸Yが下側で巻き取られるように各装置が配置されていた。しかし、下側で供給された糸が上側で巻き取られるように各装置が配置されていてもよい。
上記実施形態では、トラバースガイド23が、第2エンドフレーム5からの動力によって(すなわち、複数の紡績ユニット2共通で)駆動されていた。しかし、紡績ユニット2の各部(例えば、空気紡績装置、巻取装置等)が紡績ユニット2ごとに独立して駆動されてもよい。
糸Yの走行方向において、テンションセンサ9が糸監視装置8の上流側に配置されてもよい。ユニットコントローラ10は、紡績ユニット2ごとに設けられてもよい。紡績ユニット2において、糸監視装置8、テンションセンサ9及びワキシング装置12は、省略されてもよい。
上記実施形態では、図1に示されるように、チーズ形状のパッケージPを巻き取る形態を一例に説明した。しかし、コーン形状のパッケージを巻き取ることも可能である。
紡績機は、空気紡績装置7を有する紡績機1以外であってもよく、例えば、リング精紡機でもよい。リング精紡機は、繊維束(紡績材料)から糸を形成し、糸を精紡ボビンに巻き取る紡績機である。
1…紡績機(繊維機械)、2…紡績ユニット(巻取ユニット)、3…糸継台車、7…空気紡績装置(給糸部)、13…巻取装置、15…機台制御装置(制御部)、26…糸継装置、28…サクションマウス(捕捉案内装置)、34…パッケージプレート(位置決め装置)、34c…距離センサ(距離検出部)、34d…清掃部、35…逆回転装置、42…第3駆動部(糸継駆動部)、44…第5駆動部(駆動部)、P…パッケージ、P3…待避位置(離間位置)、P4…接触位置、Y…糸。

Claims (11)

  1. 複数の巻取ユニットと、
    複数の前記巻取ユニットの配列方向に沿って走行する台車と、
    前記台車の動作を制御する制御部と、
    を備え、
    前記巻取ユニットは、給糸部側から供給された糸を巻き取ってパッケージを形成する巻取装置を有し、
    前記台車は、
    前記給糸部側の前記糸と、前記巻取装置の前記パッケージから引き出された前記糸との糸継ぎを行う糸継装置と、
    前記パッケージ側の前記糸を捕捉して前記糸継装置に案内する捕捉案内装置と、
    前記パッケージ表面と接触する接触位置及び前記パッケージ表面から離間する離間位置に移動可能であると共に、前記離間位置から前記接触位置への移動によって前記パッケージを押圧して位置決めする位置決め装置と、
    前記位置決め装置を前記接触位置及び前記離間位置に移動させる、前記位置決め装置専用の駆動部と、
    を有し、
    前記制御部は、前記パッケージの径に基づいて前記接触位置を設定する、繊維機械。
  2. 前記制御部は、前記捕捉案内装置と前記パッケージ表面との間の距離が前記パッケージ径に関わらず一定となるように、前記接触位置を設定する、請求項1に記載の繊維機械。
  3. 前記制御部は、前記接触位置における前記位置決め装置の前記パッケージ表面に対する接触圧力が繰り返して強弱変化するように前記駆動部を制御する、請求項1又は2に記載の繊維機械。
  4. 前記制御部は、前記捕捉案内装置が前記糸継装置に前記糸を案内した後に、前記位置決め装置が前記接触位置に位置するように前記駆動部を制御する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の繊維機械。
  5. 前記台車は、前記糸が繰り出される方向に前記パッケージを回転させる逆回転装置を有し、
    前記制御部は、前記逆回転装置により前記パッケージを回転させた状態で前記位置決め装置が前記接触位置に位置するように前記駆動部を制御する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の繊維機械。
  6. 前記位置決め装置は、空気を噴射又は吸引する清掃部を有し、
    前記制御部は、前記糸継装置において糸継動作を行っていないときに、前記清掃部を作動させる、請求項1〜5のいずれか一項に記載の繊維機械。
  7. 前記制御部は、前記パッケージが満巻となった場合に、前記位置決め装置が前記接触位置に位置するように前記駆動部を制御する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の繊維機械。
  8. 前記位置決め装置は、前記パッケージ表面と前記位置決め装置との間の距離を検出する距離検出部を有する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の繊維機械。
  9. 前記給糸部は、繊維束に空気の旋回流によって撚りを与えて前記糸を生成する空気紡績装置である、請求項1〜8のいずれか一項に記載の繊維機械。
  10. 前記給糸部は、前記巻取ユニットにおいて前記巻取装置よりも上方に配置されており、
    前記糸は、前記巻取ユニットの高さ方向において上側から下側に向かって走行する、請求項1〜9のいずれか一項に記載の繊維機械。
  11. 前記台車は、前記糸継装置において糸継ぎを行う糸継位置、及び、前記糸継位置よりも前記糸が走行する糸道から離れる待避位置に前記糸継装置を移動させる、前記糸継装置専用の糸継駆動部を備える、請求項1〜10のいずれか一項に記載の繊維機械。
JP2016187245A 2016-09-26 2016-09-26 繊維機械 Pending JP2018052638A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016187245A JP2018052638A (ja) 2016-09-26 2016-09-26 繊維機械
EP17853229.7A EP3517471A4 (en) 2016-09-26 2017-09-26 TEXTILE MACHINE
CN201780057275.0A CN109715540B (zh) 2016-09-26 2017-09-26 纤维机械及其操作方法
PCT/JP2017/034738 WO2018056462A1 (ja) 2016-09-26 2017-09-26 繊維機械
PCT/JP2017/034790 WO2018056468A1 (ja) 2016-09-26 2017-09-26 繊維機械

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016187245A JP2018052638A (ja) 2016-09-26 2016-09-26 繊維機械

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018052638A true JP2018052638A (ja) 2018-04-05

Family

ID=61690474

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016187245A Pending JP2018052638A (ja) 2016-09-26 2016-09-26 繊維機械

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP3517471A4 (ja)
JP (1) JP2018052638A (ja)
CN (1) CN109715540B (ja)
WO (2) WO2018056468A1 (ja)

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6047937B2 (ja) * 1980-10-17 1985-10-24 村田機械株式会社 糸継台車を備えた紡績装置
JPH11256435A (ja) * 1998-03-13 1999-09-21 Murata Mach Ltd 単錘駆動型多重撚糸機
JP2001139230A (ja) * 1999-11-17 2001-05-22 Murata Mach Ltd パッケージの位置決め装置
JP2010189083A (ja) * 2009-02-16 2010-09-02 Murata Machinery Ltd 繊維機械
JP2012086923A (ja) * 2010-10-18 2012-05-10 Murata Machinery Ltd 玉揚装置及びそれを備える糸巻取機
JP2013067483A (ja) * 2011-09-21 2013-04-18 Murata Machinery Ltd 紡績機
JP2013067484A (ja) * 2011-09-21 2013-04-18 Murata Machinery Ltd 紡績機
JP2013252948A (ja) * 2012-06-07 2013-12-19 Murata Machinery Ltd 繊維機械
JP2013253358A (ja) * 2012-06-08 2013-12-19 Murata Mach Ltd 紡績機
JP2015151215A (ja) * 2014-02-12 2015-08-24 村田機械株式会社 ボビンセット装置及び糸巻取機
JP2015199559A (ja) * 2014-04-04 2015-11-12 村田機械株式会社 作業台車及びこれを備えた糸巻取機
JP2016011176A (ja) * 2014-06-27 2016-01-21 村田機械株式会社 糸巻取機
DE102014012730A1 (de) * 2014-08-26 2016-03-03 Saurer Germany Gmbh & Co. Kg Verfahren zum Betreiben einer Arbeitsstelle einer Kreuzspulen herstellenden Textilmaschine bzw. zugehörige Arbeitsstelle

Also Published As

Publication number Publication date
EP3517471A1 (en) 2019-07-31
EP3517471A4 (en) 2020-04-22
WO2018056462A1 (ja) 2018-03-29
WO2018056468A1 (ja) 2018-03-29
CN109715540A (zh) 2019-05-03
CN109715540B (zh) 2021-01-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2727870B1 (en) Yarn winding machine and yarn winding method
CN101994176A (zh) 纺纱机械
JP2013067892A (ja) 糸巻取機及び糸巻取ユニット
EP3025995B1 (en) Yarn winding machine
JP2013067474A (ja) 糸巻取機及び糸巻取ユニット
JP2017071882A (ja) 紡績機
EP3075890B1 (en) Draft device and spinning machine
JP2016102268A (ja) 芯糸供給装置及び紡績機
JP2015101453A (ja) ボビン保持装置、ボビンセット装置及び糸巻取機
JP2015081157A (ja) 糸巻取機
JP2016188444A (ja) クリーニング装置、ドラフト装置及び紡績機
JP2018053373A (ja) 紡績機
JP2018052638A (ja) 繊維機械
EP3095742A1 (en) Yarn winding machine
JP2019137944A (ja) 空気紡績機
CN211171024U (zh) 一种纱线的纺纱机构
CN108286093B (zh) 一种纺纱机
JP2018090923A (ja) 紡績機及び紡績方法
JP2018052639A (ja) 繊維機械
JP2020193085A (ja) 糸巻取機
JP2013057152A (ja) 糸巻取機
EP2862825B1 (en) Winding device and yarn winding machine including the same
CN109137162B (zh) 空气纺纱机
JP2016089302A (ja) 紡績機及び作業台車
JP2021127535A (ja) 紡績機及び紡績方法