JP2016102268A - 芯糸供給装置及び紡績機 - Google Patents
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Abstract
【課題】様々な種類の芯糸を供給対象とし、芯糸の状態を安定して検出すること可能な芯糸供給装置、及びそのような芯糸供給装置を備える紡績機を提供する。【解決手段】芯糸供給ユニット51は、芯糸Cに張力を付与する張力付与部70と、芯糸Cに弛みを付与する弛み付与部80と、芯糸Cの走行方向における張力付与部70及び弛み付与部80の下流側で芯糸Cを送り出す芯糸送出ユニット100と、芯糸Cの走行方向における張力付与部70の上流側で芯糸Cの状態を検出する芯糸検出装置90と、を備える。【選択図】図3
Description
本発明は、芯糸供給装置及び紡績機に関する。
従来の芯糸供給装置として、芯糸に張力を付与する張力付与部と、芯糸に弛みを付与する弛み付与部と、芯糸の走行方向における張力付与部及び弛み付与部の下流側で芯糸を送り出す芯糸送出部と、を備える芯糸供給装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような芯糸供給装置は、芯糸の状態(例えば、芯糸の有無等)を検出する検出部を備える場合がある。
しかし、上述したような芯糸供給装置においては、芯糸の種類よって、芯糸の状態を精度良く検出することができない場合があった。
本発明は、様々な種類の芯糸を供給対象とし、芯糸の状態を安定して検出すること可能な芯糸供給装置、及びそのような芯糸供給装置を備える紡績機を提供することを目的とする。
本発明の芯糸供給装置は、芯糸に張力を付与する張力付与部と、芯糸に弛みを付与する弛み付与部と、芯糸の走行方向における張力付与部及び弛み付与部の下流側で芯糸を送り出す芯糸送出部と、走行方向における張力付与部の上流側で芯糸の状態を検出する検出部と、を備える。
上記芯糸供給装置では、芯糸送出部によって芯糸が送り出される際に、弛み付与部によって芯糸に弛みが付与される。これにより、モノフィラメントのような細い芯糸であっても、ドラフト装置等の送出先に芯糸を確実に送り出すことができる。送出先に送り出された芯糸は、張力付与部によって張力が付与された状態で送出先に供給される。このとき、モノフィラメントのような細い芯糸に高い張力が付与されていると、芯糸の状態を精度良く検出することができないおそれが高まる。しかし、上記芯糸供給装置では、張力付与部によって張力が付与される前に、検出部によって芯糸の状態が検出される。これにより、モノフィラメントのような細い芯糸であっても、芯糸の状態を安定して検出することができる。以上により、上記芯糸供給装置によれば、様々な種類の芯糸を供給対象とし、芯糸の状態を安定して検出することが可能となる。
本発明の芯糸供給装置は、走行方向における芯糸送出部の下流側で芯糸をクランプするクランプ部を更に備えてもよい。これにより、芯糸の供給の中断時又は終了時に芯糸をクランプし、送出時に芯糸のクランプを解除することで、ドラフト装置等の送出先に芯糸をより確実に送り出すことができる。
本発明の芯糸供給装置では、検出部は、芯糸に光を投光する投光部と、光を受光する受光部と、を有する光学式センサであってもよい。これにより、簡単な構成で精度良く芯糸の状態を検出することができる。
本発明の芯糸供給装置は、張力付与部、弛み付与部、芯糸送出部及び検出部を支持するユニットベースを更に備えてもよい。これにより、各部を1つのユニットとして取り扱うことができるので、ドラフト装置等の送出先に対する着脱が容易となる。
本発明の芯糸供給装置は、走行方向における弛み付与部及び検出部の上流側で、芯糸が巻き付けられたパッケージを支持するパッケージ支持部を更に備えてもよい。これにより、ドラフト装置等の送出先に芯糸を安定して供給することができる。
本発明の紡績機は、上記芯糸供給装置と、繊維束をドラフトするドラフト装置と、芯糸を芯として繊維束に撚りを与えて糸を生成する空気紡績装置と、糸をパッケージに巻き取る巻取装置と、を備える。
上記紡績機によれば、上記芯糸供給装置が設けられているので、芯糸を有する糸を安定して生成することができる。
本発明によれば、様々な種類の芯糸を供給対象とし、芯糸の状態を安定して検出すること可能な芯糸供給装置、及びそのような芯糸供給装置を備える紡績機を提供することが可能となる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1に示されるように、紡績機1は、複数の紡績ユニット2と、糸継台車3と、玉揚台車(図示省略)と、第1エンドフレーム4と、第2エンドフレーム5と、を備えている。複数の紡績ユニット2は、一列に配列されている。各紡績ユニット2は、紡績糸(糸)Yを生成してパッケージPに巻き取る。糸継台車3は、ある紡績ユニット2で紡績糸Yが切断されたり、何らかの理由で紡績糸Yが切れたりした場合、当該紡績ユニット2で糸継動作を行う。玉揚台車は、ある紡績ユニット2でパッケージPが満巻になった場合、パッケージPを玉揚げし、新しいボビンBを当該紡績ユニット2に供給する。第1エンドフレーム4には、紡績ユニット2で発生した繊維屑及び糸屑等を回収する回収装置等が収容されている。
第2エンドフレーム5には、紡績機1に供給される圧縮空気(空気)の空気圧を調整して紡績機1の各部に空気を供給する空気供給部、及び紡績ユニット2の各部に動力を供給するための駆動モータ等が収容されている。第2エンドフレーム5には、機台制御装置41と、表示画面42と、入力キー43と、が設けられている。機台制御装置41は、紡績機1の各部を集中的に管理及び制御する。表示画面42は、紡績ユニット2の設定内容及び/又は状態に関する情報等を表示することができる。オペレータが入力キー43を用いて適宜の操作を行うことにより、紡績ユニット2の設定作業を行うことができる。
以下の説明では、スライバS、繊維束F(図2参照)及び紡績糸Yの走行経路において、スライバSが供給される側を上流側といい、紡績糸Yが巻き取られる側を下流側という。糸継台車3に対して紡績糸Yが走行する側を前側といい、その反対側を後側という。本実施形態では、複数の紡績ユニット2の配列方向に延在する作業通路(図示省略)が紡績機1の前側に設けられている。オペレータは、作業通路から各紡績ユニット2の操作及び監視等を行うことができる。
図1及び図2に示されるように、各紡績ユニット2は、紡績糸Yの走行方向において上流側から順に、ドラフト装置6及び芯糸供給装置200と、空気紡績装置7と、糸監視装置8と、テンションセンサ9と、糸貯留装置11と、ワキシング装置12と、巻取装置13と、を備えている。ユニットコントローラ10は、所定数の紡績ユニット2ごとに設けられており、紡績ユニット2の動作を制御する。
ドラフト装置6は、スライバ(繊維束)Sをドラフトする。ドラフト装置6は、スライバSの走行方向において上流側から順に、バックローラ対14と、サードローラ対15と、ミドルローラ対16と、フロントローラ対17と、を有している。各ローラ対14,15,16及び17は、ボトムローラと、トップローラと、を有している。ボトムローラは、第2エンドフレーム5に設けられた駆動モータ又は各紡績ユニット2に設けられた駆動モータにより回転駆動される。ミドルローラ対16のボトムローラに対しては、エプロンベルト18aが設けられている。ミドルローラ対16のトップローラに対しては、エプロンベルト18bが設けられている。
芯糸供給装置200は、芯糸パッケージCPから芯糸Cを解舒して、空気紡績装置7に芯糸Cを供給する。具体的には、芯糸供給装置200は、ドラフト装置6のミドルローラ対16とフロントローラ対17との間から、繊維束Fの走行経路上に芯糸Cを供給する。これにより、芯糸供給装置200は、芯糸Cを空気紡績装置7に供給する。
空気紡績装置7は、芯糸供給装置200から供給された芯糸Cを芯として、ドラフト装置6でドラフトされた繊維束Fに旋回空気流によって撚りを与えて紡績糸Yを生成する。より詳細には(ただし、図示省略)、空気紡績装置7は、紡績室と、繊維案内部と、旋回空気流発生ノズルと、中空ガイド軸体と、を有している。繊維案内部は、上流側の芯糸供給装置200から供給された芯糸Cとドラフト装置6から供給された繊維束Fとを紡績室内に案内する。旋回空気流発生ノズルは、芯糸C及び繊維束Fが走行する経路の周囲に配置されており、紡績室内に旋回空気流を発生させる。この旋回空気流によって、繊維束Fを構成する複数の繊維の各繊維端が反転されて旋回させられる。中空ガイド軸体は、紡績糸Yを紡績室内から空気紡績装置7の外部に案内する。
糸監視装置8は、空気紡績装置7と糸貯留装置11との間において、走行する紡績糸Yの情報を監視して、監視した情報に基づいて糸欠陥の有無を検出する。糸監視装置8は、糸欠陥を検出した場合、糸欠陥検出信号をユニットコントローラ10に送信する。糸監視装置8は、糸欠陥として、例えば、紡績糸Yの太さ異常及び/又は紡績糸Yに含有されている異物を検出する。糸監視装置8は、糸切れ(紡績糸Yの有無)等も検出する。テンションセンサ9は、空気紡績装置7と糸貯留装置11との間において、走行する紡績糸Yのテンションを測定し、テンション測定信号をユニットコントローラ10に送信する。糸監視装置8及び/又はテンションセンサ9の検出結果に基づきユニットコントローラ10が異常有りと判断した場合、紡績ユニット2において、紡績糸Yが切断される。具体的には、空気紡績装置7への空気の供給が停止されて、紡績糸Yの生成が中断されることにより、紡績糸Yが切断される。或いは、別途設けられたカッターにより紡績糸Yが切断されるようにしてもよい。
ワキシング装置12は、糸貯留装置11と巻取装置13との間において、紡績糸Yにワックスを付与する。
糸貯留装置11は、空気紡績装置7と巻取装置13との間において、紡績糸Yの弛みを取る。糸貯留装置11は、空気紡績装置7から紡績糸Yを安定して引き出す機能、糸継台車3による糸継動作時等に空気紡績装置7から送り出される紡績糸Yを滞留させて紡績糸Yが弛むのを防止する機能、及び糸貯留装置11よりも下流側の紡績糸Yのテンションの変動が空気紡績装置7に伝わるのを防止する機能を有している。
巻取装置13は、紡績糸YをボビンBに巻き取ってパッケージPを形成する。巻取装置13は、クレードルアーム21と、巻取ドラム22と、トラバースガイド23と、を有している。クレードルアーム21は、ボビンBを回転可能に支持する。クレードルアーム21は、支軸24によって揺動可能に支持されており、ボビンBの表面又はパッケージPの表面を巻取ドラム22の表面に適切な圧力で接触させる。第2エンドフレーム5に設けられた駆動モータ(図示省略)が、複数の紡績ユニット2の巻取ドラム22を一斉に駆動する。これにより、各紡績ユニット2において、ボビンB又はパッケージPが巻取方向に回転させられる。各紡績ユニット2のトラバースガイド23は、複数の紡績ユニット2で共有されるシャフト25に設けられている。第2エンドフレーム5の駆動モータがシャフト25を巻取ドラム22の回転軸方向に往復駆動することによって、回転するボビンB又はパッケージPに対してトラバースガイド23が紡績糸Yを所定幅でトラバースする。
糸継台車3は、ある紡績ユニット2において紡績糸Yが切断されたり、何らかの理由で紡績糸Yが切れたりした場合、当該紡績ユニット2まで走行して、糸継動作を行う。糸継台車3は、糸継装置26と、サクションパイプ27と、サクションマウス28と、を有している。サクションパイプ27は、支軸31によって回動可能に支持されており、空気紡績装置7からの紡績糸Yを捕捉して糸継装置26に案内する。サクションマウス28は、支軸32によって回動可能に支持されており、巻取装置13からの紡績糸Yを捕捉して糸継装置26に案内する。糸継装置26は、案内された紡績糸Y同士の糸継ぎを行う。糸継装置26は、圧縮空気を用いるスプライサ、種糸を用いるピーサー、又は紡績糸Yを機械的に継ぐノッター等である。
糸継台車3が糸継動作を行うとき、パッケージPを反巻取方向に回転(逆回転)させる。このときには、パッケージPが巻取ドラム22から離間するようにクレードルアーム21がエアシリンダ(図示省略)によって移動させられ、糸継台車3に設けられた逆回転用ローラ(図示省略)によってパッケージPが逆回転させられる。
上述した芯糸供給装置200について、より詳細に説明する。図2に示されるように、芯糸供給装置200は、パッケージ支持部50と、芯糸供給ユニット51と、芯糸案内部52と、を備えている。
パッケージ支持部50は、芯糸ボビンCBに芯糸Cが巻き付けられて形成された芯糸パッケージCPを支持する。このパッケージ支持部50は、芯糸Cの走行方向において芯糸供給ユニット51の上流側で、芯糸パッケージCPを支持する。芯糸供給ユニット51は、芯糸パッケージCPから解舒されると共に、ガイドローラ53を介して案内された芯糸Cに張力を付与して芯糸Cを供給する。芯糸案内部52は、芯糸供給ユニット51から供給された芯糸Cをドラフト装置6のミドルローラ対18とフロントローラ対19との間に案内する。
芯糸供給装置200は、様々な種類の芯糸Cを供給対象としている。供給対象となる芯糸Cとして、例えば、モノフィラメント系の芯糸及びマルチフィラメント糸の芯糸がある。モノフィラメント系の芯糸は、1本の細いフィラメント単糸(例えば、30デニール以下の細さの単糸)で形成されている。マルチフィラメント系の芯糸Cは、複数のフィラメント単糸を束にして形成されている。
図3に示されるように、芯糸供給ユニット51は、ユニットベース60と、張力付与部70と、弛み付与部80と、芯糸送出ユニット100と、芯糸検出装置(検出部)90と、を備えている。以下の説明では、芯糸Cの走行方向におけるパッケージ支持部50側を上流側といい、芯糸案内部52側を下流側という。
ユニットベース60は、芯糸Cの走行方向における上流側から順に、芯糸検出装置90、弛み付与部80、張力付与部70、及び芯糸送出ユニット100を支持している。ユニットベース60の最上流側には、芯糸Cを案内する芯糸ガイド61が設けられている。
張力付与部70は、芯糸Cの走行方向における芯糸ガイド61の下流側で芯糸Cに張力を付与する。図4に示されるように、張力付与部70は、張力付与機構71と、操作機構72と、を有している。
張力付与機構71は、図4の(a)に示されるように、固定片73と、可動片74と、を有している。可動片74は、固定片73に設けられた支軸(図示省略)によって固定片73に対して回動可能に支持されている。可動片74は、固定片73に設けられたバネ(図示省略)によって、固定片73から開く方向に付勢されている。
より具体的には、固定片73には、複数のシャフト73aが芯糸Cの走行方向に沿って所定の間隔ごとに設けられている。可動片74には、固定片73側に突出した複数の突起74aが設けられている。各突起74aは、固定片73に対して可動片74が閉じた状態(図4の(b)の状態)で、芯糸Cの走行方向に沿って各シャフト73aと交互に位置する。各突起74aの先端部分には、芯糸Cが通される孔74bが形成されている。
芯糸Cは、これらの各シャフト73aと各孔74bとに対して、交互に掛けられる。このため、図4の(a)に示されるように、固定片73に対して可動片74が開くと、芯糸Cは複数回屈曲させられる。この状態において、ドラフト装置6及び空気紡績装置7によって芯糸Cが下流側に引っ張られると(すなわち、芯糸Cが走行を開始すると)、芯糸Cの走行方向における張力付与部70の下流側(張力付与部70を含む)の芯糸Cに張力が付与される。このときの張力付与部70の状態を、張力付与状態とする。
芯糸Cの走行方向における張力付与部70の上流側に位置する芯糸Cの部分は、張力付与部70による張力が付与される前の状態にある。また、ガイドローラ53及び芯糸ガイド61から芯糸Cに付与される張力は小さい。このため、張力付与部70を含む張力付与部70の下流側で芯糸Cに付与される張力と比較して、張力付与部70の上流側で芯糸Cに付与される張力は小さい。したがって、芯糸パッケージCPに巻かれている芯糸Cの太さと、芯糸パッケージCPと張力付与部70の上流側端部との間に位置している芯糸Cの太さとの間で大きな差がない。言い換えると、芯糸パッケージCPと張力付与部70の上流側端部との間に位置している芯糸Cは、張力付与部70による張力の付与の影響を受けて細くなり過ぎているということはない。また、芯糸パッケージCPと張力付与部70の上流側端部との間に位置している芯糸Cは張力付与部70により拘束されていないため、当該部分の芯糸Cには動きが生じることがある。
図4の(b)に示されるように、固定片73に対して可動片74が閉じると、芯糸Cは略直線状となる。これにより、張力付与部70を含む張力付与部70の下流側で芯糸Cに付与される張力が解除される(若しくは、張力がゼロに近い状態となる)。このときの張力付与部70の状態を、張力非付与状態とする。
操作機構72は、可動片74に作用して、固定片73に対して可動片74を開閉させる。図4の(a)及び図4の(b)に示されるように、操作機構72は、操作部材75と、エアシリンダ76と、を有している。
操作部材75は、エアシリンダ76によって移動させられることにより、可動片74に対して当接及び離間する。より具体的には、操作部材75には、固定片73の反対側から可動片74に当接する先端部75aが設けられている。先端部75aは、エアシリンダ76に空気が供給されると、下側(固定片73に対して可動片74が閉じる方向)に移動させられる。先端部75aは、エアシリンダ76への空気の供給が停止されると、可動片74から離間して上側(固定片73に対して可動片74が開く方向)に移動させられる。
先端部75aが下側に移動すると、可動片74は先端部75aに押圧されて固定片73に対して閉じる。その結果、張力付与部70は張力非付与状態に切り換えられる。先端部75aが上側に移動すると、可動片74はバネの付勢力によって固定片73に対して開く。その結果、張力付与部70は張力付与状態に切り換えられる。
図3に示されるように、弛み付与部80は、芯糸Cの走行方向における張力付与部70の下流側で芯糸Cに弛みを付与する。弛み付与部80は、アーム81と、エアシリンダ82と、を有している。アーム81は、ユニットベース60に取り付けられた支軸81cによって回動可能に支持されている。この弛み付与部80は、エアシリンダ82によって回動させられる。
より具体的には、アーム81の先端部分には、芯糸Cが通るガイド孔83が設けられている。ガイド孔83は、エアシリンダ82に空気が供給されると、芯糸Cの走行経路から離れた位置(図3における二点鎖線の位置)に移動させられる。ガイド孔83は、エアシリンダ82への空気の供給が停止されると、芯糸Cの走行経路(図3における実線の位置)に移動させられる。
ガイド孔83が芯糸Cの走行経路(図3における実線の位置)から芯糸Cの走行経路から離れた位置(図3における二点鎖線の位置)に移動させられると、芯糸Cは上側に引き上げられる。引き上げられた分だけ芯糸パッケージCPから芯糸Cが解舒されるので、芯糸Cには弛みが付与される。このように、芯糸Cの走行経路からガイド孔83が離れて位置するときの弛み付与部80の状態(図3のようにアーム81が二点鎖線の位置にある状態)を、弛み付与状態とする。芯糸Cの走行経路にガイド孔83が位置するときの弛み付与部80の状態(図3のようにアーム81が実線の位置にある状態)を、弛み非付与状態とする。
芯糸送出ユニット100は、芯糸Cをドラフト装置6に送り出す機能、芯糸Cをクランプする機能、及び芯糸Cを切断する機能を有している。図5に示されるように、芯糸送出ユニット100は、芯糸送出部101と、クランプカッター102と、を有している。
芯糸送出部101は、芯糸Cの走行方向における張力付与部70及び弛み付与部80の下流側で芯糸Cをドラフト装置6に送り出す。芯糸送出部101は、芯糸送出ノズルブロック103と、芯糸送出ノズル104と、管体105と、を有している。芯糸送出ノズル104及び管体105は、芯糸送出ノズルブロック103の内部に配置され、芯糸Cの走行経路を構成している。芯糸Cの走行経路には、ノズル103aを介して外部から空気が噴射される。これにより、芯糸送出部101は、噴射された空気によって、芯糸送出ノズル104及び管体105内に位置する芯糸Cをドラフト装置6に送り出す。
ここで、「芯糸Cを送り出す」とは、芯糸Cの供給開始(再開)時において、芯糸送出部101が芯糸C(芯糸Cの糸端)をドラフト装置6に送出する動作をいう。「芯糸Cを供給する」とは、芯糸Cの供給開始(再開)後において、芯糸供給装置200が、芯糸Cに張力を付与しながら芯糸Cをドラフト装置6に連続的に供給する動作(すなわち、紡績中の動作)をいう。
クランプカッター102は、芯糸Cをクランプする機能、及び芯糸Cを切断する機能を有している。クランプカッター102は、クランプ部106と、カッター部107と、エアシリンダ108と、を有している。
クランプ部106は、芯糸Cの走行方向における芯糸送出部101の下流側で芯糸C(芯糸Cの糸端)をクランプする。クランプ部106は、クランプピン106aと、クランプブロック106bと、を有している。
図6の(a)及び図6の(b)に示されるように、クランプブロック106bは、エアシリンダ108によって、クランプピン106aに対して相対移動させられる。より具体的には、エアシリンダ108への空気の供給が停止されると、クランプブロック106bは、芯糸Cの走行領域を挟んでクランプピン106aと反対側に離間させられる(図6(a)の状態)。エアシリンダ108に空気が供給されると、クランプブロック106bは、芯糸Cの走行領域を横切ってクランプピン106aに接近させられる(図6(b)の状態)。これにより、クランプ部106は、芯糸Cをクランプする。このときのクランプ部106の状態(図6(b)の状態)をクランプ状態とする。クランプブロック106bがクランプピン106aに対して離間しているときのクランプ部106の状態(図6(a)の状態)を、非クランプ状態とする。
カッター部107は、芯糸Cの走行方向におけるクランプ部106の下流側で、芯糸Cを切断する。カッター部107は、エアシリンダ108によって、クランプ部106と連動して稼動させられる。カッター部107は、クランプ部106が非クランプ状態からクランプ状態に切り換えられるときに、芯糸Cを切断する。
図3に示されるように、芯糸検出装置90は、芯糸Cの走行方向における張力付与部70の上流側(より詳細には、支軸81cの上流側)で芯糸Cの状態を検出する。例えば、芯糸検出装置90は、芯糸Cの状態として、芯糸Cの有無を検出する。これにより、芯糸検出装置90は、芯糸Cの糸切れ及び/又は芯糸パッケージCPの芯糸Cがなくなったことを検出できる。芯糸Cの走行方向における芯糸検出装置90の上流側には、芯糸Cを案内する芯糸ガイド62が配置されている。
芯糸検出装置90は、投光部91と受光部92とを有する光学式センサである。投光部91は、芯糸検出装置90を通過する芯糸Cに対して光を投光する。投光部91は、例えば発光ダイオードで構成されている。投光部91の投光は、ユニットコントローラ10によって制御されている。投光部91と受光部92の間に糸通路が形成されている。芯糸検出装置90は、糸通路を走行する芯糸Cの状態を非接触で検出する。
受光部92は、芯糸Cを透過した(遮られた)投光部91からの光を受光する(いわゆる、透過式の受光部である)。受光部92は、例えばフォトダイオードであり、受光した光の強度を電気信号に変換して、その電気信号をユニットコントローラ10に出力する。なお、受光部92は、芯糸Cによって反射された投光部91からの光を受光してもよい(いわゆる、反射式の受光部であってもよい)。
図3に示されるように、芯糸供給ユニット51は、第1空気供給管54と、第2空気供給管55と、中継基板56と、多芯ケーブル57と、を更に備えている。
第1空気供給管54は、第1エンドフレーム4の空気供給源に接続された空気供給管(図示省略)と、各エアシリンダ76,82,108のそれぞれに対応して接続された複数の空気供給管(図示省略)と、を中継している。これにより、第1空気供給管54を介して、第1エンドフレーム4から各エアシリンダ76,82,108に空気が供給される。
第1空気供給管54には、第1電磁弁(図示省略)が取り付けられている。第1電磁弁は、第1エンドフレーム4から各エアシリンダ76,82,108に供給される空気の供給と停止を行う。第1電磁弁が開かれると、張力付与部70は張力非付与状態、弛み付与部80は弛み付与状態、クランプ部106はクランプ状態にそれぞれ切り換えられる。第1電磁弁が閉じられると、張力付与部70は張力付与状態、弛み付与部80は弛み非付与状態、クランプ部106は非クランプ状態にそれぞれ切り換えられる。
第2空気供給管55は、第1エンドフレーム4の空気供給源に接続された空気供給管(図示省略)と、芯糸送出部101に接続された空気供給管(図示省略)と、を中継している。これにより、第2空気供給管55を介して、第1エンドフレーム4から芯糸送出部101に空気が供給される。
第2空気供給管55には、第2電磁弁(図示省略)が取り付けられている。第2電磁弁は、第1エンドフレーム4から芯糸送出部101に供給される空気の供給と停止を行う。第2電磁弁が開かれると、芯糸送出部101における芯糸Cの走行経路に空気が噴射されるので、芯糸送出部101から芯糸Cが送り出される。第2電磁弁が閉じられると、芯糸送出部101における芯糸Cの走行経路への空気の噴射が停止するので、芯糸送出部101による芯糸Cの送出動作も停止する。
中継基板56は、芯糸検出装置90、第1電磁弁、及び第2電磁弁のそれぞれと電気的に接続されている。
多芯ケーブル57は、中継基板56と、ユニットコントローラ10と接続された多芯ケーブル(図示省略)と、を電気的に中継している。これにより、ユニットコントローラ10は、芯糸検出装置90、第1電磁弁、及び第2電磁弁を制御することができる。
上述した芯糸供給装置200の動作について説明する。図7に示されるように、芯糸Cの供給時において、芯糸Cは、ドラフト装置6及び空気紡績装置7によって引っ張られることにより、芯糸Cの走行方向の下流側に向かって走行する。このとき張力付与部70は張力付与状態に保持されおり、芯糸Cは、張力付与部70の下流側(張力付与部70を含む)で張力を付与されながら、ドラフト装置6に向かって走行する。芯糸Cの走行方向における張力付与部70の上流側では、芯糸検出装置90が芯糸Cの状態を検出している。芯糸Cの供給時において、弛み付与部80は弛み非付与状態となっており、クランプ部106は非クランプ状態となっている。
続いて、図8に示されるように、芯糸検出装置90、糸監視装置8、及び/又はテンションセンサ9によって糸欠陥又は糸(芯糸C又は紡績糸Y)が無いことが検出されると、ユニットコントローラ10から中継基板56に芯糸Cの供給を中断させる制御信号が送られて、芯糸Cの供給が中断される。具体的には、第1電磁弁が開かれ、クランプ部106がクランプ状態に切り換えられる。これに連動してカッター部107が稼動し、芯糸Cの走行方向におけるクランプ部106の下流側の芯糸Cが切断される。張力付与部70が張力非付与状態に切り換えられ、弛み付与部80が弛み付与状態に切り換えられる。これにより、芯糸Cへの張力付与が解除されて、芯糸Cに弛みが付与される。なお、紡績ユニット2による紡績が正常に終了した場合も、ユニットコントローラ10から中継基板56に芯糸Cの供給を終了させる制御信号が送られて、上記同様の動作が行われる。
芯糸Cの供給開始時には、第1電磁弁が閉じられ、クランプ部106が非クランプ状態、張力付与部70が張力付与状態、弛み付与部80が弛み非付与状態にそれぞれ切り換えられる。第2電磁弁が開き、弛み付与部80によって弛みが付与された芯糸Cが芯糸送出部101によってドラフト装置6に送り出される。これにより、芯糸Cの供給が開始される。
以上説明したように、芯糸供給装置200では、芯糸送出部101によって芯糸Cが送り出される前に、弛み付与部80によって芯糸Cに弛みが付与される。これにより、ドラフト装置6に芯糸Cを確実に送り出すことができる。すなわち、空気の流れに乗りにくいモノフィラメントのような芯糸Cであっても、芯糸Cに弛みが付与されることにより、空気の作用でドラフト装置6に確実に送り出すことができる。ドラフト装置6に送り出された芯糸Cは、張力付与部70によって張力が付与された状態でドラフト装置6に供給される。モノフィラメントのような細い芯糸Cに高い張力が付与されていると、芯糸Cの状態を精度良く検出することができないおそれが高まる。しかし、芯糸供給装置200では、張力付与部70によって張力が付与される前に、芯糸検出装置90によって芯糸Cの状態が検出される。これにより、芯糸Cの状態を安定して検出することができる。また、芯糸検出装置90の検出精度は、張力付与部70の設定の影響を受けない。以上により、芯糸供給装置200によれば、様々な種類の芯糸Cを供給対象とし、芯糸Cの状態を安定して検出することが可能となる。
芯糸供給装置200は、クランプ部106を備えている。これにより、芯糸Cの供給中断時又は供給終了時に芯糸Cをクランプし、送出時に芯糸Cのクランプを解除することで、ドラフト装置6等の送出先に芯糸Cをより確実に送り出すことができる。
芯糸検出装置90は、投光部91及び受光部92を有する光学式センサである。これにより、簡単な構成で精度良く芯糸Cの状態を検出することができる。
芯糸供給ユニット51は、張力付与部70、弛み付与部80、芯糸送出部101及び芯糸検出装置90を支持するユニットベース60を備えている。これにより、各部を1つのユニットとして取り扱うことができるので、例えばドラフト装置6等に対する着脱が容易となる。なお、ユニットベース60の着脱対象は、ドラフト装置6に限らず、例えばドラフト装置6、空気紡績装置7、及び巻取装置13等の各装置が取り付けられる本体フレーム(図示省略)であってもよい。
芯糸供給装置200は、芯糸パッケージCPを支持するパッケージ支持部50を備えている。これにより、ドラフト装置6等の送出先に芯糸Cを安定して供給することができる。
紡績ユニット2によれば、芯糸供給装置200が設けられているので、芯糸Cを有する紡績糸Yを安定して生成することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。
芯糸検出装置90は、芯糸Cの走行方向における支軸81cの上流側で芯糸Cの状態を検出していたが、張力付与部70の上流側であれば、いずれの位置における芯糸Cの状態を検出してもよい。例えば、芯糸検出装置90は、支軸81cと張力付与部70との間における芯糸Cの状態を検出してもよい。
芯糸検出装置90は、光学式センサであったが、例えば、走行する芯糸Cを挟んで対向して配置される一対の電極を有する静電容量式センサであってもよい。
張力付与部70は、固定片73及び可動片74を有する、いわゆるゲート式テンサーであったが、ディスクテンサーであってもよい。
芯糸供給ユニット51では、ユニットベース60が張力付与部70、弛み付与部80、芯糸送出部101及び芯糸検出装置90をまとめて支持していたが、各部はユニットベース60にまとめて支持されていなくてもよい。例えば、各部は、ドラフト装置6等の各装置が取り付けられる本体フレーム(図示省略)に直接的又は間接的に支持されていてもよい。或いは、芯糸検出装置90を芯糸ガイド61の上流側又はガイドローラ53の上流側に配置してもよい。言い換えると、芯糸検出装置90は、芯糸パッケージCPと張力付与部70の間であれば何れの位置に設けてもよい。
弛み付与部80は、芯糸Cの走行方向における張力付与部70の下流側で芯糸Cに弛みを付与していたが、弛み付与部80は、例えば、張力付与部70又は芯糸検出装置90の上流側で芯糸Cに弛みを付与してもよい。この場合、芯糸送出部101によって芯糸Cを送り出すときに、張力付与部70を張力非付与状態で保持しておくことで、弛み付与部80によって弛みが付与された芯糸Cがドラフト装置6に適切に送り出される。
空気紡績装置7は、繊維束Fの撚りが空気紡績装置7の上流側に伝わるのを防止するために、繊維案内部に保持されて紡績室内に突出するように配置されたニードルを更に備えていてもよい。また、空気紡績装置7は、そのようなニードルに代えて、繊維案内部の下流側端部によって、繊維束Fの撚りが空気紡績装置7の上流側に伝わるのを防止するものであってもよい。更に、空気紡績装置7は、上記の構成に代えて、互いに反対方向に繊維束Fに撚りを掛ける一対のエアージェットノズルを備えていてもよい。
紡績ユニット2では、糸貯留装置11が空気紡績装置7から紡績糸Yを引き出す機能を有していたが、デリベリローラとニップローラとで空気紡績装置7から紡績糸Yが引き出されてもよい。デリベリローラとニップローラとで空気紡績装置7から紡績糸Yを引き出す場合、糸貯留装置11の代わりに、吸引空気流で紡績糸Yの弛みを吸収するスラックチューブ又は機械的なコンペンセータ等を設けてもよい。
紡績機1では、機台高さ方向において、上側で供給された紡績糸Yが下側で巻き取られるように各装置が配置されていた。しかし、下側で供給された紡績糸Yが上側で巻き取られるように各装置が配置されていてもよい。
紡績機1では、ドラフト装置6のボトムローラの少なくとも一つ及びトラバースガイド23が、第2エンドフレーム5からの動力によって(すなわち、複数の紡績ユニット2共通で)駆動されていた。しかし、紡績ユニット2の各部(例えば、ドラフト装置6、空気紡績装置7、巻取装置13等)が紡績ユニット2ごとに独立して駆動されてもよい。
紡績糸Yの走行方向において、テンションセンサ9が糸監視装置8の上流側に配置されてもよい。ユニットコントローラ10は、紡績ユニット2ごとに設けられてもよい。紡績ユニット2において、ワキシング装置12、テンションセンサ9及び糸監視装置8は、省略されてもよい。
図1では、紡績機1は、チーズ形状のパッケージPを巻き取るように図示されているが、コーン形状のパッケージPを巻き取ることも可能である。コーン形状のパッケージPの場合、紡績糸Yのトラバースにより紡績糸Yの弛みが発生するが、当該弛みは、糸貯留装置11で吸収することができる。
1…紡績機、2…紡績ユニット、6…ドラフト装置、7…空気紡績装置、50…パッケージ支持部、60…ユニットベース、70…張力付与部、80…弛み付与部、90…芯糸検出装置(検出部)、91…投光部、92…受光部、101…芯糸送出部、106…クランプ部、200…芯糸供給装置、C…芯糸、CP…芯糸パッケージ、F…繊維束、P…パッケージ、Y…紡績糸(糸)。
Claims (6)
- 芯糸に張力を付与する張力付与部と、
前記芯糸に弛みを付与する弛み付与部と、
前記芯糸の走行方向における前記張力付与部及び前記弛み付与部の下流側で前記芯糸を送り出す芯糸送出部と、
前記走行方向における前記張力付与部の上流側で前記芯糸の状態を検出する検出部と、を備える、芯糸供給装置。 - 前記走行方向における前記芯糸送出部の下流側で前記芯糸をクランプするクランプ部を更に備える、請求項1記載の芯糸供給装置。
- 前記検出部は、前記芯糸に光を投光する投光部と、前記光を受光する受光部と、を有する光学式センサである、請求項1又は2記載の芯糸供給装置。
- 前記張力付与部、前記弛み付与部、前記芯糸送出部及び前記検出部を支持するユニットベースを更に備える、請求項1〜3のいずれか一項記載の芯糸供給装置。
- 前記走行方向における前記弛み付与部及び前記検出部の上流側で、前記芯糸が巻き付けられたパッケージを支持するパッケージ支持部を更に備える、請求項1〜4のいずれか一項記載の芯糸供給装置。
- 請求項1〜5のいずれか一項記載の芯糸供給装置と、
繊維束をドラフトするドラフト装置と、
前記芯糸を芯として前記繊維束に撚りを与えて糸を生成する空気紡績装置と、
前記糸をパッケージに巻き取る巻取装置と、を備える、紡績機。
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