JP2010189083A - 繊維機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】繊維機械において、巻取りの停止及び再開時におけるパッケージの変形と糸の張り切れを防止する。
【解決手段】精紡機は、巻取ドラム72と、クレードルアーム71と、エアシリンダ60と、を備える。巻取ドラム72は、パッケージ45に接触して回転し、パッケージ45を回転駆動する。前記クレードルアーム71は、パッケージ45を回転可能に支持し、パッケージ45を巻取ドラム72に対して接触又は離間させるように揺動可能である。エアシリンダ60は、パッケージ45が巻取ドラム72に対して接触する方向に、クレードルアーム71に力を加えることができる。エアシリンダ60は、空気圧を供給して、巻取ドラム72に対してパッケージ45が接触する方向にクレードルアーム71に対して力を加えるための接圧ポート63と、空気圧を供給して、エアシリンダがクレードルアーム71に対して加える力を減少させるための逆圧ポート64と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、繊維機械に関する。詳細には、回転するドラムをパッケージに接触させることにより当該パッケージを回転駆動する繊維機械において、前記ドラムと前記パッケージとを接触させるための構成に関する。
この種の繊維機械は、例えば特許文献1に開示されている。特許文献1が示す繊維機械としての紡績機は、クレードルアームに保持したボビンに糸を巻き付けてパッケージを形成するための巻取装置を備える。この巻取装置は、ボビン又はパッケージに接触してこれを回転駆動する回転ドラムを備える。クレードルアームは揺動軸を中心に揺動可能に構成され、巻取速度の減速制御手段である揺動制御機構によって、ボビン又はパッケージの回転ドラムに対する接触動作及び離隔時間を制御できるよう構成されている。前記揺動制御機構は、クレードルアームの一端にピストンロッドを連結させたエアーシリンダと、エアーシリンダに接圧用圧空と離隔用圧空とを供給する圧空供給源と、エアーシリンダに対する圧空の供給経路を切り替えるためのソレノイドバルブ装置と、を備えている。
また、特許文献2は、紡績装置において、パッケージをクレードルアームに支持するとともに、常時回転されているフリクションローラーに当該パッケージを接触させて紡績糸を巻き取る構成を開示する。特許文献2の構成において、パッケージに巻き取られている紡績糸に糸切れが発生した場合には、パッケージプレートをパッケージとフリクションローラーとの間に挿入することによって、パッケージをフリクションローラーから離反させて、パッケージの回転を停止させるようになっている。
特開2004−277949号公報 特開平10−219528号公報
特許文献1の構成において、クレードルはパッケージを一定の接圧力で巻取ドラムに押し付けているが、当該パッケージが回転しているときは、前記接圧力はパッケージの表面に周方向に均等に作用する。一方、特許文献2で開示されるパッケージプレートによってパッケージの回転を停止させる際には、パッケージは上記の接圧力によってパッケージプレートに押し付けられ、この状態はパッケージが完全に停止した後も継続する。このため、パッケージとパッケージプレートとの接触箇所に集中して力が加わり、当該パッケージが局所的に変形してしまうことがあった。
また、特許文献1の構成においては、いったん停止したパッケージを再び回転させる際には、当該パッケージが前記巻取ドラムに対して再度押し当てられる。ここで、複数の錘で共通の軸により巻取ドラムが駆動される構成の紡績機では、巻取ドラムは常に一定の速度で回転している。従って、停止していたパッケージは、巻取ドラムへの接触と同時に所定の巻取速度まで鋭く加速されることになり、このとき糸に過大な張力が作用することがある。特に、パッケージの径が小さい場合は、慣性が小さいために巻取ドラムに接触させた際の加速が急激になり、糸が張り切れする原因となっていた。
本願発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その主要な目的は、巻取りの停止及び再開時におけるパッケージの変形と糸の張り切れを防止することができる繊維機械を提供することにある。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明の観点によれば、以下の構成の繊維機械が提供される。即ち、この繊維機械は、巻取ドラムと、クレードルアームと、接圧付与手段と、接圧低減手段と、を備える。前記巻取ドラムは、パッケージに接触して回転することにより、前記パッケージを回転駆動する。前記クレードルアームは、前記パッケージを回転可能に支持し、当該パッケージを前記巻取ドラムに対して接触又は離間させるように揺動可能である。前記接圧付与手段は、前記パッケージが前記巻取ドラムに対して接触する方向に、前記クレードルアームに力を加えることが可能である。そして、前記接圧低減手段は、前記パッケージの回転を停止した際、又は前記巻取ドラムと前記パッケージとが離間した状態から接触する際の、少なくとも何れか一方において、前記クレードルアームに加わる力を弱めることが可能である。
これにより、例えばパッケージの停止時に接圧を減少させることで、パッケージの表面に無理な接圧力が掛かって当該パッケージが変形することを防止できる。また例えば、パッケージの回転開始時に接圧を減少させることで、パッケージが急激に加速して糸が張り切れすることを防止することができる。
前記の繊維機械においては、以下のように構成されることが好ましい。即ち、前記接圧付与手段は、流体圧シリンダである。前記流体圧シリンダは、流体圧を供給して、前記巻取ドラムに対して前記パッケージが接触する方向に前記クレードルアームに対して力を加えるための第1ポートと、流体圧を供給して、前記流体圧シリンダが前記クレードルアームに対して加える力を減少させるための第2ポートと、を備える。
これにより、第1ポートに供給される流体圧によってパッケージと巻取ドラムとの間に所定の接圧力を発生させつつ、第2ポートに供給される流体圧を変更することにより、前記接圧力を適宜減少させることが可能となる。
前記の繊維機械においては、以下のように構成されることが好ましい。即ち、前記繊維機械は、前記パッケージを停止させる際に、当該パッケージに対して接触するパッケージ接触部を備える。そして、前記繊維機械においては、前記パッケージ接触部に対して前記パッケージを接触させる際に、前記第2ポートに流体圧が供給される。
即ち、回転が停止しているパッケージにパッケージ接触部が接触すると、その接触部分に力が集中して、パッケージの変形が発生し易い。この点、本発明の構成によれば、パッケージの回転が停止していても、当該パッケージにパッケージ接触部が接触する際にはクレードルアームに加える力を減少させることにより、パッケージ接触部とパッケージとの間の接圧力を減少させて、パッケージが変形してしまうことを防止できる。
前記の繊維機械においては、停止している前記パッケージの回転を開始する際に、前記第2ポートに流体圧が供給された状態で、前記パッケージを前記巻取ドラムに接触させることが好ましい。
即ち、停止しているパッケージを回転中の巻取ドラムに接触させると、パッケージが急激に回転を始めるため、糸に大きなテンションが加わって張り切れし易い。この点、本発明の構成によれば、巻取ドラムにパッケージを接触させる際に、クレードルアームに加える力を減少させることにより、パッケージと巻取ドラムが接触する際の接圧力を減少させて、パッケージの急激な加速を防止できる。
前記の繊維機械においては、以下のように構成されることが好ましい。即ち、この繊維機械は、前記第2ポートに接続された電磁弁を備える。前記電磁弁は、前記第2ポートに前記流体圧を供給するか、当該第2ポートの流体をドレンするか、を切替可能である。
これにより、第1ポートに供給する流体圧は一定として、第2ポートの流体圧を電磁弁で切り替えるという簡単な構成で、クレードルアームに加える力を減少させるように制御することができる。また、第2ポートの流体をドレンしておけば、第1ポートに供給される流体圧がそのままクレードルアームに力を加えるので、エネルギーの無駄を防止することができる。
本発明の一実施形態に係る精紡機の全体的な構成を示した正面図。 精紡機の縦断面図。 エアシリンダの断面図。 パッケージプレートをパッケージに接触させた時の様子を示す縦断面図。 サクションパイプとサクションマウスによって上糸と下糸を捕捉している様子を示す縦断面図。 スプライサに上糸と下糸を案内した時の様子を示す縦断面図。 糸継ぎが完了してパッケージの回転を再開した直後の様子を示す縦断面図。 糸継動作時のタイミングチャート。
次に、本発明の一実施形態に係る精紡機(紡績機)について、図面を参照して説明する。なお、本明細書において「上流」及び「下流」とは、紡績時での糸の走行方向における上流及び下流を意味するものとする。図1は精紡機1の全体的な構成を示した正面図、図2は精紡機1の縦断面図である。
図1に示す繊維機械としての精紡機1は、並べて配置された多数の錘(紡績ユニット2)を備えている。また、この精紡機1は、糸継台車3と、ブロアボックス80と、原動機ボックス5と、を備えている。
図1に示すように、各紡績ユニット2は、上流から下流へ向かって順に、ドラフト装置7と、紡績装置9と、糸送り装置11と、糸弛み取り装置12と、巻取装置13と、を主要な構成として備えている。ドラフト装置7は精紡機1が備えるフレーム6の上端近傍に設けられており、このドラフト装置7から送られてくる繊維束8を紡績装置9で紡績するように構成している。紡績装置9で生成された紡績糸10は糸送り装置11で送られた後、巻取装置13によって巻き取られ、これによりパッケージ45が形成される。
ドラフト装置7は、スライバ15を延伸して繊維束8にするためのものである。このドラフト装置7は図2に示すように、バックローラ16、サードローラ17、エプロンベルト18を装着したミドルローラ19、及びフロントローラ20の4つのローラを備えている。
紡績装置9の詳細な構成は図示しないが、本実施形態では、旋回気流を利用して繊維束8に撚りを与えて紡績糸10を生成する空気式のものを採用している。
糸送り装置11は、精紡機1のフレーム6に支持されたデリベリローラ39と、デリベリローラ39に接触するように配置されるニップローラ40と、を備える。この構成で、紡績装置9から送り出された紡績糸10をデリベリローラ39とニップローラ40との間に挟んで、前記デリベリローラ39を図示しない電動モータで回転駆動することにより、紡績糸10を巻取装置13側へ送ることができる。
糸送り装置11の下流には、糸弛み取り装置12が設けられている。糸弛み取り装置12は、弛み取りローラ21と、糸掛け部材22と、電動モータ25と、を備えている。
糸掛け部材22は、紡績糸10に係合する(引っ掛ける)ことが可能に構成されており、紡績糸10に係合した状態で弛み取りローラ21と一体的に回転することで、当該弛み取りローラ21の外周面に紡績糸10を案内できるように構成されている。
弛み取りローラ21は、その外周面に紡績糸10を巻き付けて貯留できるように構成されている。また、弛み取りローラ21は、電動モータ25によって回転駆動される。これにより、糸送り装置11と巻取装置13との間で紡績糸10の弛みが発生したときに、前記弛み取りローラ21の外周面に紡績糸10を巻き付けて一時的に貯留することで、当該紡績糸10の弛みを解消するように構成されている。
精紡機1のフレーム6の前面側であって前記糸送り装置11と前記糸弛み取り装置12との間の位置には、ヤーンクリアラ(糸欠陥検出装置)52が設けられている。そして、紡績装置9で紡出された紡績糸10は、糸弛み取り装置12で巻き取られる前に前記ヤーンクリアラ52を通過するようになっている。ヤーンクリアラ52は走行する紡績糸10の太さを監視し、紡績糸10の糸欠点を検出した場合に、糸欠点検出信号を図略のユニットコントローラへ送信するように構成されている。また、ヤーンクリアラ52の近傍には、糸欠点検出時に紡績糸10を切断するためのカッタ57が配置されている。
巻取装置13は、クレードルアーム71と、巻取ドラム72と、トラバース装置75とを備える。
巻取ドラム72は、前記ボビン48やそれに紡績糸10を巻き付けて形成されるパッケージ45の外周面に接触して駆動できるように構成されている。また、トラバース装置75は、紡績糸10に係合可能なトラバースガイド76を備えている。この構成で、トラバースガイド76を図略の駆動手段によって往復動させながら巻取ドラム72を図略の電動モータによって駆動することで、巻取ドラム72に接触するパッケージ45を回転させ、紡績糸10を綾振りしつつ巻き取るようになっている。
図2に示すように、クレードルアーム71は、紡績糸10を巻き取るためのボビン48を回転可能に支持できるように構成されるとともに、支軸70まわりに揺動可能に支持されている。これにより、紡績糸10が巻かれることによりパッケージ45の糸層径が増大しても、クレードルアーム71が揺動することにより当該糸層径の増大を吸収し、前記パッケージ45の表面を巻取ドラム72に対して適切に接触させ続けることができる。
また、このクレードルアーム71には、エアシリンダ(流体圧シリンダ)60が接続されている。このエアシリンダ60の断面図を、図3に示す。図3に示すように、エアシリンダ60は複動形空気圧シリンダとして構成され、ピストンロッド61と、当該ピストンロッド61に固定されたピストン62と、接圧ポート(第1ポート)63と、逆圧ポート(第2ポート)64と、を備えている。エアシリンダ60は、当該エアシリンダ60が備えるシリンダケース内に、接圧ポート63及び逆圧ポート64から空気を供給できるように構成されている。そして、接圧ポート63側と逆圧ポート64側に供給する空気の空気圧に差があると、空気がピストン62を押してピストンロッド61を駆動するように構成されている。
図2に示すように、前記ピストンロッド61は、クレードルアーム71に接続されている。また、接圧ポート63は、ブロアボックス80内に備えられた接圧用圧空源65に接続されている。この接圧用圧空源65から接圧ポート63に空気圧を供給すると、当該接圧ポート63からシリンダケース内に供給される空気がピストン62を押すので、ピストンロッド61がクレードルアーム71を引っ張る。これにより、パッケージ45を巻取ドラム72に押し付けるようにクレードルアーム71が回動する方向の力(トルク)を加えることができるように構成されている。このように、エアシリンダ60は、パッケージ45を巻取ドラム72に押し付けるように接圧を付与する接圧付与手段として機能する。
一方、逆圧ポート64には、3ポートバルブ66の逆圧ポート接続部81が接続されている。3ポートバルブ66は電磁弁として構成され、逆圧ポート接続部81と、減圧弁接続部82と、ドレン部83と、を備える。そして、3ポートバルブ66の弁体は、逆圧ポート接続部81とドレン部83を接続して減圧弁接続部82を閉じた位置(開放位置、図2)と、逆圧ポート接続部81と減圧弁接続部82を接続した位置(接続位置、例えば図4)と、の間で切り替えることができるように構成されている。減圧弁接続部82には減圧弁67が接続され、ドレン部83は大気圧に開放されている。
この構成で、通常の巻取時においては、3ポートバルブ66の弁体は前記開放位置とされ、逆圧ポート接続部81とドレン部83が接続された状態となる。なお、以下の説明においては、この状態を開放状態と呼ぶことがある。この開放状態では、逆圧ポート64が大気圧に開放されるので、ピストン62には接圧用圧空源65による空気圧だけが作用する。これにより、パッケージ45を巻取ドラム72に対して十分な接圧力で押し付け、当該巻取ドラム72によってパッケージ45を安定して回転駆動させることができる。
一方、3ポートバルブ66の弁体が前記接続位置に切り替わると、例えば図4に示すように、逆圧ポート64は減圧弁67に接続される。なお、以下の説明では、この状態を接続状態と呼ぶことがある。減圧弁67は、前記接圧用圧空源65に接続されており、当該接圧用圧空源65が供給する空気圧から減圧された空気圧を減圧弁接続部82に対して供給している。これにより、逆圧ポート64に対して、接圧ポート63より低い空気圧を供給することができる。従って、逆圧ポート64側の空気圧が接圧ポート63側の空気圧をある程度相殺するので、クレードルアーム71に加わる力(トルク)が弱まり、パッケージ45の接圧力を弱めることができる。このように、逆圧ポート64は、接圧を低減するための接圧低減手段として機能する。
なお、3ポートバルブ66は、前記ユニットコントローラに電気的に接続されている。これにより、ユニットコントローラが3ポートバルブ66に制御信号を送ることにより、前記開放状態と接続状態を切り替えることができるように構成されている。
また、エアシリンダ60は、リフター部90を備えている。図3に示すように、リフター部90は、リフターポート68と、リフターピストン85と、テーパ部材86と、ボール87と、バネ88と、を有する。
図2に示すように、リフターポート68にはリフター用圧空源69が接続されており、リフター部90内に空気圧を供給できるように構成されている。また、リフターポート68とリフター用圧空源69との間には図略の電磁弁が配置されており、リフターポート68に空気圧を供給するか否かを切り替えることができるように構成されている。なお、例えば図2においてはリフターポート68に空気圧が供給されていないことを点線で示し、例えば図4においてはリフターポート68に空気圧が供給されていることを実線の矢印で示している。
リフターポート68に空気圧が供給されていない場合、リフターピストン85及びテーパ部材86は、図3に示すようにバネ88によって図の下向きに付勢されている。この状態においては、ピストンロッド61は図中の上下方向に自由に動くことができる。一方、リフターポート68に空気圧が供給されると、当該空気圧の作用によってリフターピストン85及びテーパ部材86が図3の上向きに駆動される。
図3に示すように、テーパ部材86には、ピストンロッド61を上下に挿通させることができる挿通孔が形成されている。そして、この挿通孔は図3の下側が細まるようなテーパ状に形成されており、当該挿通孔の内周面が傾斜面86aとなっている。また、傾斜面86aとピストンロッド61との間には、複数のボール87が配置されている。
以上の構成で、リフターポート68に空気圧が供給されてリフターピストン85及びテーパ部材86が図3の上向きに駆動されると、傾斜面86aとピストンロッド61との間にボール87が食い込む。そして、傾斜面86aとボール87によるクサビ作用によってピストンロッド61がテーパ部材86にロックされ、ピストンロッド61、テーパ部材86及びリフターピストン85が一体的に図3の上向きに移動する。即ち、リフターポート68に空気圧を供給することにより、リフターピストン85のストローク分だけ、ピストンロッド61を図3の上向きに駆動できるように構成されている。なお、この方向にピストンロッド61を駆動することにより、クレードルアーム71を図2の左側に若干回動させ、パッケージ45を巻取ドラム72から僅かに離間させることができる。
また、リフターポート68に空気圧が供給されている場合、前記クサビ作用によってピストンロッド61がロックされているので、当該ピストンロッド61が図3の下向きに動かないように固定することができる。一方、リフターポート68に空気圧が供給されている場合であっても、ピストンロッド61を図3の上向きに動かすことはできる。即ち、ピストンロッド61を図3の上向きに動かすと、当該ピストンロッド61と傾斜面86aとの間に食い込んでいたボール87が外れるので、クサビ作用によるロックが弛んでピストンロッド61を上向きに動かすことができる。このようにリフター部90は、リフターポート68に空気圧を供給することで、ピストンロッド61の移動方向を一方向にのみ規制するように機能する。
次に、糸継台車3について説明する。糸継台車3は、図2に示すように、スプライサ(糸継装置)43と、サクションパイプ44と、サクションマウス46と、パッケージ位置決め部30と、パッケージ逆転部36と、を備えている。糸継台車3は、ある紡績ユニット2で糸切れや糸切断が発生すると、フレーム6に固定されたレール41(図1参照)上を当該紡績ユニット2まで走行し、停止して糸継ぎを行うように構成されている。
前記サクションパイプ44は、軸を中心に上下方向に回動可能であり、紡績装置9から送り出される糸端(上糸)を吸い込みつつ捕捉して、スプライサ43へ案内できるように構成されている。サクションマウス46は、軸を中心に上下方向に回動可能であり、前記巻取装置13に支持されたパッケージ45から糸端(下糸)を吸引しつつ捕捉して、スプライサ43へ案内できるように構成されている。スプライサ43の詳細な構成については省略するが、旋回空気流によって糸端同士を撚り合わせることにより、上糸と下糸とを糸継ぎするように構成されている。
図2に示すように、パッケージ位置決め部30は、プレート駆動アーム31と、当該プレート駆動アーム31の先端に取り付けられたパッケージプレート(パッケージ接触部)32と、を有する。プレート駆動アーム31は支軸を中心に回動可能に構成されており、パッケージプレート32をパッケージ45に対して接触又は離間させるように移動させることができる。パッケージプレート32は、パッケージ45の幅とほぼ同じ幅を有する方形状の板状部材であり、パッケージ45に接触する側が凸となる円弧面状となるように若干湾曲して形成されている。そして、前記パッケージプレート32をパッケージ45に対して接触させる方向に移動させると、当該パッケージプレート32は、パッケージ45を押し退けながら当該パッケージ45と巻取ドラム72との間に挿入されるように構成されている。なお、パッケージ45及びパッケージプレート32の幅とは、図1の左右方向、図2の紙面奥行き方向の長さをいう。
パッケージ逆転部36は、逆回転アーム37と、逆回転ローラ38とを備える。逆回転アーム37は、支軸を中心に回動可能に構成されており、パッケージ45に対して逆回転ローラ38が接触又は離間するように移動させることができる。また、逆回転アーム37は図略の駆動手段を備えており、逆回転ローラ38を巻取ドラム72とは反対の方向に回転駆動させることができる。以上の構成で、巻取ドラム72から離間した状態のパッケージ45に対して逆回転ローラ38を接触させることにより、当該パッケージ45を逆回転駆動することができる。
次に、本実施形態の精紡機1において糸欠点が検出された場合の動作について、図4から図8を参照して説明する。図4は、パッケージプレート32をパッケージ45に接触させた時の様子を示す縦断面図である。図5は、サクションパイプ44とサクションマウス46によって上糸と下糸を捕捉している様子を示す縦断面図である。図6は、スプライサ43に上糸と下糸を案内した時の様子を示す縦断面図である。図7は、糸継ぎが完了してパッケージ45の回転を再開した直後の様子を示す縦断面図である。図8は、糸継動作中のタイミングチャートである。
なお、図8において、「パッケージプレート」とあるのはパッケージプレート32の位置を、「リフターポート」とあるのはリフターポート68に対する空気圧の供給状態を、「接圧ポート」とあるのは接圧ポート63に対する空気圧の供給状態を、「逆圧ポート」とあるのは逆圧ポート64に対する空気圧の供給状態を、それぞれ示す。また、パッケージプレートの「離間位置」とはパッケージプレート32をパッケージ45から離間させた位置を示し、「接触位置」とはパッケージプレート32をパッケージ45に接触させる位置のことを示す。
まず、通常の巻き取り時(図2の状態)においては、図8に示すように、パッケージプレート32は離間位置とされ、逆圧ポート64とリフターポート68には空気圧が供給されない。そして、接圧ポート63に空気圧が供給されることにより、パッケージ45と巻取ドラム72が所定の接圧で接触し、適切に巻き取りを行うことができる。
紡績糸10の巻取中にヤーンクリアラ52が糸欠点を検出すると、当該ヤーンクリアラ52は糸欠点検出信号をユニットコントローラへ送信する。前記ユニットコントローラは、前記糸欠点検出信号を受信すると、直ちにカッタ57によって紡績糸10を切断するとともに、ドラフト装置7や紡績装置9等を停止させる。
切断された糸端は、巻取装置13によって回転するパッケージ45に巻き取られる。なお、ヤーンクリアラ52によって検出された糸欠点はカッタ57よりも下流側の紡績糸10に含まれているので、前記糸欠点を含む部分も、パッケージ45にいったん巻き取られる。
次に、ユニットコントローラは、図略の電磁弁を制御してリフターポート68とリフター用圧空源69を接続し、リフターポート68に対する空気圧の供給を開始する(図8のA時点)。すると、ピストンロッド61がリフターピストン85のストローク分だけ移動し、クレードルアーム71を図4の左側に駆動する。これにより、パッケージ45を巻取ドラム72から僅かに離間した位置まで移動させ、当該パッケージ45の回転を停止させることができる。
続いて、ユニットコントローラは糸継台車3に制御信号を送り、当該紡績ユニット2の前まで走行させる。
次に、ユニットコントローラは、パッケージ位置決め部30によってパッケージ45の位置決めを行う。即ち、サクションマウス46による下糸の吸引捕捉(後述)を行う際には、パッケージ45の表面とサクションマウス46とが適切な位置関係になければ、下糸を確実に捕捉することができない。しかし、パッケージ45は巻き取りが進行するに従って糸層の径が増大していくものであるから、前記リフター部90によってパッケージ45を巻取ドラム72から離間させただけでは、当該パッケージ45の表面を正確に位置決めすることができない。そこで、以下のようにしてパッケージ45の表面の位置決めを行う。
まず、ユニットコントローラは、3ポートバルブ66に制御信号を送り、当該3ポートバルブ66を接続状態に切り替える。これと前後して、ユニットコントローラはプレート駆動アーム31を回動させ、図4に示すように、パッケージ45に対してパッケージプレート32を接触させる(図8のB時点)。すると、パッケージプレート32がパッケージ45を押し退けるようにして、当該パッケージ45と巻取ドラム72との間に挿入されるので、巻取ドラム72からパッケージ45が更に離間する。
なお、このときリフターポート68には空気圧が供給されているので、ピストンロッド61は前記クサビ作用によってロックされている。従って、パッケージ45を巻取ドラム72に近づける方向にクレードルアーム71を回動させることはできないのであるが、反対方向にクレードルアーム71を回動させることはできるので、パッケージプレート32によってパッケージ45を巻取ドラム72から更に離間させるように移動させることができる。
ただし、接圧ポート63には空気圧が供給されているので、パッケージ45を巻取ドラム72から離間する方向に移動させる際には、この接圧ポート63の空気圧に逆らってクレードルアーム71を回動させなければならない。従って、パッケージプレート32によってパッケージ45を押し退けようとすると、パッケージプレート32とパッケージ45との間に接圧力が発生する。しかしながら、前述のように3ポートバルブ66を接続状態とすることにより、逆圧ポート64に空気圧をかけているので、パッケージ45がパッケージプレート32に接触する際の接圧力は、通常の巻取時にパッケージ45が巻取ドラム72に接触するときの接圧力に比べて小さい。これにより、パッケージ45に不必要な接圧力が局所的に長期間加わって変形してしまうことを防止することができる。
そして、パッケージ位置決め部30は、パッケージプレート32を毎回同じ位置まで移動させてパッケージ45に接触させるように構成されている。これにより、パッケージプレート32によってパッケージ45の表面を毎回同じ位置に位置決めすることができる。
続いて、ユニットコントローラは、プレート駆動アーム31を元の位置まで回動し、パッケージプレート32をパッケージ45から離間させる(図8のC時点)。このときリフターポート68には空気圧が供給されているので、ピストンロッド61は前記クサビ作用によってロックされている。従って、パッケージプレート32をパッケージ45から離間させても、位置決めした位置でクレードルアーム71の位置を保持することができる。
次に、ユニットコントローラは糸継ぎを開始する。まず、ユニットコントローラは、ドラフト装置7や紡績装置9等を再び作動させ、紡績糸10の生成を再開する。前記紡績の再開と並行して、ユニットコントローラは、サクションパイプ44を紡績装置9の下流側近傍まで回動させるとともに、当該サクションパイプ44に吸引流を発生させて、紡績装置9より送り出される糸端(上糸)を捕捉する(図5参照)。続いて、吸引を続行しながらサクションパイプ44を下方に回動させることで、紡績装置9から紡績糸10を引き出しつつ、スプライサ43へ案内する(図6参照)。
また、上記サクションパイプ44の回動動作と前後して、ユニットコントローラは、サクションマウス46をパッケージ45の表面近傍まで回動させ、吸引流を発生させる。また、前記サクションマウス46が吸引を開始するのと略同時に、逆回転アーム37を回動させて逆回転ローラ38をパッケージに接触させ、パッケージ45の逆回転を開始する(図5参照)。これにより、パッケージ45の外周面から糸端(下糸)が引き出され、サクションマウス46によって吸引捕捉される。なお、このときパッケージ45から前記糸欠点を含む糸が引き出されてサクションマウス46に吸われることにより、前記糸欠点を含む糸をパッケージ45から除去することができる。
なお、サクションマウス46で図5のように糸端を吸引捕捉する際は、前記パッケージ位置決め部30によってパッケージ45の位置決めがされた状態が、リフター部90によって保持されている。従って、パッケージ45の表面の位置が安定するので、サクションマウス46をパッケージ45の表面に確実に近接させて糸端を吸引することができる。
続いて、パッケージ45を逆回転ローラ38によって逆回転させつつ、下糸を吸引した状態でサクションマウス46を上方に回動させて、当該下糸をスプライサ43へ案内する(図6参照)。スプライサ43に下糸が案内されると、パッケージ45の逆回転を停止させる。
スプライサ43に上糸及び下糸が案内されると、当該スプライサ43による糸継ぎが行われる。糸継中においても、紡績装置9による紡績は継続される。なお、糸継動作中は巻取装置13による巻取りが停止しているが、この間にも紡績糸10は紡績装置9から連続的に送り出されているから、紡績糸10をそのままにしていると糸の弛みが発生してしまう。そこで、紡績糸10を弛み取りローラ21に巻き付かせることで、紡績糸10の弛みを防止する。
そして、スプライサ43による糸継ぎが終了すると、リフターポート68への空気圧の供給を停止し、ピストンロッド61のロックを解除する(図8のD時点)。すると、接圧ポート63に供給されている空気圧の作用によりピストンロッド61が駆動され、パッケージ45を巻取ドラム72に接触させる方向にクレードルアーム71が回動する(図7の状態)。これにより、パッケージ45と巻取ドラム72とが接触して、紡績糸10の巻取りが再開する。
このとき、3ポートバルブ66は接続状態となっているので、クレードルアーム71に加えられる力(トルク)は通常より弱められている。従って、パッケージ45は、巻取ドラム72に対して、通常の巻取時よりも弱い接圧力で接触する。これにより、パッケージ45の回転速度の急激な加速を防ぎ、紡績糸10の張り切れを防止することができる。
そして、ユニットコントローラは、パッケージ45を巻取ドラム72に接触させた後、所定時間経過すると、3ポートバルブ66を開放状態に切り替える(図8のE時点)。これにより図2の状態に戻り、パッケージ45と巻取ドラム72との間に十分な接圧力を発生させ、通常の巻取りを再開することができる。
以上で説明したように、本実施形態の精紡機1は、巻取ドラム72と、クレードルアーム71と、エアシリンダ60と、を備える。巻取ドラム72は、パッケージ45に接触して回転することにより、前記パッケージ45を回転駆動する。前記クレードルアーム71は、パッケージ45を回転可能に支持し、当該パッケージ45を巻取ドラム72に対して接触又は離間させるように揺動可能である。エアシリンダ60は、パッケージ45が巻取ドラム72に対して接触する方向に、クレードルアーム71に力を加えることが可能である。また、エアシリンダ60は、空気圧を供給して、巻取ドラム72に対してパッケージ45が接触する方向にクレードルアーム71に対して力を加えるための接圧ポート63と、空気圧を供給して、エアシリンダ60がクレードルアーム71に対して加える力を減少させるための逆圧ポート64と、を備えている。そして、パッケージ45の回転を停止した際と、巻取ドラム72とパッケージ45とが離間した状態から接触する際には、クレードルアーム71に加わる力を弱めている。
これにより、接圧ポート63に供給される空気圧によってパッケージ45と巻取ドラム72との間に所定の接圧力を発生させつつ、逆圧ポート64に供給される空気圧を変更することにより接圧力を適宜減少させることが可能となる。これにより、パッケージ45の停止時にクレードルアーム71に加える力を減少させておくことで、パッケージ45の表面に無理な接圧力が掛かって当該パッケージ45が変形することを防止できる。また、パッケージ45の回転開始時にクレードルアーム71に加える力を減少させることで、パッケージ45が急激に加速して紡績糸10が張り切れすることを防止することができる。
また、本実施形態の精紡機1は、パッケージ45を停止させる際に、当該パッケージ45に対して接触するパッケージプレート32を備える。そして、精紡機1において、パッケージプレート32に対してパッケージ45を接触させる際に、逆圧ポート64に空気圧が供給される。
即ち、回転が停止しているパッケージ45にパッケージプレート32が接触すると、その接触部分に力が集中して、パッケージ45の変形が発生し易い。この点、上記実施形態の構成によれば、パッケージ45の回転が停止しても、当該パッケージ45にパッケージプレート32が接触する際にはクレードルアーム71に加える力を減少させているから、パッケージプレート32とパッケージ45との間の接圧力を減少させて、パッケージ45が変形してしまうことを防止できる。
また、本実施形態の精紡機1においては、停止しているパッケージ45の回転を開始する際に、逆圧ポート64に空気圧が供給された状態で、パッケージ45を巻取ドラム72に接触させている。
即ち、停止しているパッケージ45を回転中の巻取ドラム72に接触させると、パッケージ45が急激に回転を始めるため、紡績糸10に大きなテンションが加わって張り切れし易い。この点、上記実施形態の構成によれば、巻取ドラム72にパッケージ45を接触させる際に、クレードルアーム71に加える力を減少させているので、パッケージ45と巻取ドラム72が接触する際の接圧力を減少させて、パッケージ45の急激な加速を防止できる。
また、本実施形態の精紡機1は、逆圧ポート64に接続された3ポートバルブ66を備える。3ポートバルブ66は、逆圧ポート64に空気圧を供給するか、逆圧ポート64を開放するか、を切替可能である。
これにより、接圧ポート63に供給する空気圧は一定として、逆圧ポート64の空気圧を3ポートバルブで切り替えるという簡単な構成で、クレードルアーム71に加える力を減少させるように制御することができる。また、逆圧ポート64を開放しておけば、接圧ポート63に供給される空気圧がそのままクレードルアーム71に力を加えるので、エネルギーの無駄を防止することができる。
以上に本発明の好適な実施の形態を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。
流体圧シリンダは、空気圧シリンダに限らず、例えば油圧シリンダとすることができる。
また、接圧付与手段は流体圧シリンダに限らない。例えば、電磁ソレノイド、電動モータ等の各種アクチュエータを用いることができる。電磁ソレノイド、電動モータ等の電動のアクチュエータを用いた場合、電流等を調整することで接圧を低減するように制御することができるので、上記施形態と同様の効果を得ることができる。
糸継台車3を備える構成に代えて、各紡績ユニット2が糸継ぎのための構成を備えるように変更することができる。この場合、パッケージプレート32等は各紡績ユニット2にそれぞれ設けるようにすれば良い。
逆圧ポート64には減圧弁67を介して接圧用圧空源65を接続する構成としたが、これに限らず、例えば接圧ポート63と逆圧ポート64には、別々の圧空源から空気圧を供給する構成としても良い。また接圧用圧空源65とリフター用圧空源69は別々でなくても良く、接圧用圧空源65の空気圧をリフターポート68に供給しても良い。
本発明の構成は、紡績機に限らず、回転するドラムをパッケージに接触させることにより当該パッケージを回転駆動させる構成の繊維機械(例えば自動ワインダ等)に広く適用することができる。
1 紡績機(繊維機械)
2 紡績ユニット
3 糸継台車
10 紡績糸
13 巻取装置
30 パッケージ位置決め部
32 パッケージプレート(パッケージ接触部)
45 パッケージ
60 空気圧シリンダ(接圧付与手段、流体圧シリンダ)
63 接圧ポート(第1ポート)
64 逆圧ポート(接圧低減手段、第2ポート)
66 3ポートバルブ(電磁弁)
71 クレードルアーム
72 巻取ドラム

Claims (5)

  1. パッケージに接触して回転することにより、前記パッケージを回転駆動する巻取ドラムと、
    前記パッケージを回転可能に支持し、当該パッケージを前記巻取ドラムに対して接触又は離間させるように揺動可能なクレードルアームと、
    前記パッケージが前記巻取ドラムに対して接触する方向に、前記クレードルアームに力を加えることが可能な接圧付与手段と、
    前記パッケージの回転を停止した際、又は前記巻取ドラムと前記パッケージとが離間した状態から接触する際の、少なくとも何れか一方において、前記クレードルアームに加わる力を弱めることが可能な接圧低減手段と、
    を備えたことを特徴とする繊維機械。
  2. 請求項1に記載の繊維機械であって、
    前記接圧付与手段は流体圧シリンダであり、
    前記流体圧シリンダは、
    流体圧を供給して、前記巻取ドラムに対して前記パッケージが接触する方向に前記クレードルアームに対して力を加えるための第1ポートと、
    流体圧を供給して、前記流体圧シリンダが前記クレードルアームに対して加える力を減少させるための第2ポートと、
    を備えることを特徴とする繊維機械。
  3. 請求項2に記載の繊維機械であって、
    前記パッケージを停止させる際に、当該パッケージに対して接触するパッケージ接触部を備え、
    前記パッケージ接触部に対して前記パッケージを接触させる際に、前記第2ポートに流体圧が供給されることを特徴とする繊維機械。
  4. 請求項2又は3に記載の繊維機械であって、
    停止している前記パッケージの回転を開始する際に、前記第2ポートに流体圧が供給された状態で、前記パッケージを前記巻取ドラムに接触させることを特徴とする繊維機械。
  5. 請求項2から4までの何れか一項に記載の繊維機械であって、
    前記第2ポートに接続された電磁弁を備え、
    前記電磁弁は、前記第2ポートに前記流体圧を供給するか、当該第2ポートの流体をドレンするか、を切替可能であることを特徴とする繊維機械。
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