JP4395828B2 - 張力検出器を備える糸条巻取機 - Google Patents

張力検出器を備える糸条巻取機 Download PDF

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  • Winding Filamentary Materials (AREA)
  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば合成繊維のフィラメント糸を連続して巻き取る糸条巻取機であって、巻取中の糸条張力を制御するための張力検出器を備えるものに関する。
【0002】
【従来の技術】
紡糸機から連続して溶融紡出される合成繊維のフィラメント糸を、トラバース装置で綾振りしながらボビンに巻き取る糸条巻取機における巻取制御方式には、主として糸速度に着目した糸速度制御と、糸張力に着目する糸張力制御との2種類が知られている。
【0003】
前者の糸速度制御方式は、巻取中にトラバース速度を変化させると糸張力も変化し、この張力変化を制御するのが困難であるという問題があった
【0004】
これに対し後者の糸張力制御方式は、バルジやサドルの無い良好な糸条パッケージを形成するため、巻取中にトラバース速度を変化させる巻取工程を実施する上で、きわめて有効な技術と考えられる。
【0005】
糸張力制御方式を採用した場合は、糸条に接触してその張力を検出する張力検出器を設ける必要があるが、高速で走行する糸条に対し張力検出器を接触させることは、原則として、糸品質を低下させる原因となる。そこで、糸条に対する悪影響を極力なくすため、綾振り支点のすぐ下流に、振り子状に綾振りされる糸条の振幅の両端でセンサー部材が少し振れるだけの構成とした張力検出器を設け、糸張力を検出する方式が従来提案されている(例えば、特公昭51−44668号公報、特公昭60−47985号公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
通常、糸条巻取機は、多数の糸条パッケージを同時に形成できるよう、一つのボビンホルダに複数のボビンを装着している。従って、糸張力制御方式を導入する場合、各ボビンごとに糸張力を監視するための張力検出器を設置し、各ボビンに対応させて設けられる綾振り支点ガイドと共に、各張力検出器それぞれに糸条を装着しなくてはならない。ところで糸条巻取機は、作業通路から見てボビンホルダの先端部が手前側、基端部が奥側となるよう配置したものを、作業通路に沿って複数台配列している。このため、奥側の綾振り支点ガイドは糸掛けが行いにくいから、従来より綾振り支点ガイドについては、奥側のものを手前側(作業通路側)へ引き出せるような構造が採用されている。しかるに張力検出器については、検出信号を電送するためのケーブルを配線接続するから、固定しておきたいという要求がある。その結果、固定したことにより、複数の張力検出器の全て、特に作業通路から見て奥側に位置する張力検出器に糸掛けするのが困難になるという問題が発生していた。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、特に前述の張力検出方式を採用する糸条巻取機において、糸掛け作業能率を向上させ得る手段の提供を目的とする。本発明がかかる目的のため採用した請求項1に記載の糸条巻取機の特徴とするところは、トラバース装置に対し糸条走行方向の上流側に綾振り支点ガイドが設けられ、糸条をトラバース装置で綾振りしながら巻き取って糸条パッケージを形成する糸条巻取機において、綾振り支点ガイドを通りトラバース装置で綾振りされる糸条の張力を検出する張力検出器を、綾振り支点ガイドとトラバース装置との間に設け、上記張力検出器は、糸条を張力検出位置に保持するための収納部と、糸条の綾振り動作により当該糸条を張力検出位置へ導く導入案内部とが設けられたホルダー部を有し、当該ホルダー部の収納部は、先端から適当長さを切り欠いて形成され、導入案内部は、収納部を挟む左右先端縁を先細りに形成した直線状の傾斜辺から成っているものとしたことにある。
【0008】
なお本発明は、請求項2に記載するように、糸条巻取機が、1つのボビンホルダに複数のボビンが装着されて同時に複数の糸条パッケージを形成するようになされ、各ボビンごとに綾振り支点ガイドと張力検出器とがボビンホルダの軸方向に沿って配設され、前記張力検出器は固定され、且つ、前記綾振り支点ガイドがボビンホルダの軸方向に移動可能に構成される場合に適用することが望ましい。
【0009】
さらに本発明は、請求項3に記載するように、綾振り支点ガイドとトラバース装置との間の糸道を、糸条が張力検出器の張力検出位置を通過する位置と、糸条が張力検出器との干渉を避けて通過する位置との間で変更可能とする糸道切換手段を設けた糸条巻取機を提供する。
【0010】
前記の糸条巻取機において、1つのボビンホルダに複数のボビンが装着されて同時に複数の糸条パッケージを形成するようになした場合、請求項4に記載の如く、複数のボビンに対し1つの糸道切換手段を共通して設ける構成を採用してもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明を、紡糸機から連続して溶融紡出される合成繊維のフィラメント糸を、トラバース装置で綾振りしながら巻き取って糸条パッケージを形成する糸条巻取機に適用した実施形態について述べる。図1は、本発明に係る糸条巻取機Mの概略構成を示す側面図であり、一つのボビンホルダHに複数のボビンBを装着して同時に複数の糸条パッケージPを同時に巻き上げることができるよう構成されたものである。図面にはボビン数が4個のものを例示したが、ボビン数が6個、8個、12個等のものも採用される。同糸条巻取機Mは、機台Kに、複数のボビンBを保持するボビンホルダHと、トラバース装置T及びコンタクトローラCを備える昇降ユニットUとが設けられ、該昇降ユニットUは機台Kに対し昇降可能であり、ボビンBに巻き取られて形成されるパッケージPの糸層厚みが肥厚するのに伴い、コンタクトローラCが上昇して接圧を適切に保つよう設定されている。
【0012】
コンタクトローラCは、棒状で、ボビンホルダHと平行に配置され、昇降ユニットUのケーシングに回転可能に支持されている。ボビンホルダHは、棒状で、機台Kに片持ち支持され、図示しないモータによって回転駆動されるようになっている。一般的に、糸条巻取機Mでは、機台Kに回転可能に取り付けたターレット盤に、2本のボビンホルダHが180°間隔で設けられ、一方のボビンホルダHが巻取位置に、他方のボビンホルダHが待機位置に配される。図1の糸条巻取機Mでは、上記ターレット盤と待機位置のボビンホルダHとを省略してある。
【0013】
図2に示す如く、昇降ユニットUには、トラバース装置TとコンタクトローラCのほか、ボビンBの一端部に形成した捕捉溝Jを通る経路へ糸道を移動させるための上側シフタガイド10が備えられる。トラバース装置Tは、例えば羽根トラバース装置やカムトラバース装置等が用いられ、糸条Sをトラバース方向に案内するためのトラバースガイド12が備えられる。また、昇降ユニットUにおいて、トラバース装置Tの直上に、糸条Sのトラバース装置Tとの係合を一時的に外すための糸外しガイド11が設けられている。
【0014】
昇降ユニットUの上方には、糸道の上流側から、綾振り支点ガイド1,糸道切換手段2,張力検出器3が配設されている。またボビンホルダHから離れた位置には、ボビンホルダHの下方近傍へ進出し、上側シフタガイド10と協働して糸道をボビンBの一端部に形成した捕捉溝Jを通る位置へ移動させるための下側シフタガイド13が設けられている。さらにボビンホルダHの下方には、初期糸掛ガイドGが設けられている。
【0015】
トラバース装置Tに対し糸条走行方向の上流側に設けられる綾振り支点ガイド1は、糸条Sをトラバース装置Tで左右に綾振りする際の基準位置を定めるためのものであり、巻取工程時の基本位置が、それぞれに対応するトラバース装置Tにおけるトラバース幅のほぼ二等分線上に設定され、上記基本位置から、ボビンホルダHの先端(自由端)へ向かって、ボビンホルダHの軸方向に沿って移動可能になっている。また、その構造は、例えば図3に拡大して示すように、糸条Sを挿通させるリング状のガイド部1aと、このガイド部1aを支持する基部1cとから成り、ガイド部1aの適所に、糸条Sをリング部1a内へ挿入し易くするため切欠1bを形成してある。
【0016】
綾振り支点ガイド1とトラバース装置Tとの間に設けられ、綾振り支点ガイド1を通りトラバース装置Tで綾振りされる糸条Sの張力を検出する張力検出器3は、張力検出信号を適宜設けたコントローラーへ電送するためのケーブルを接続するため、図示省略したフレームに固定されると共に、それぞれに対応するトラバース装置Tにおけるトラバース幅のほぼ二等分線上で、巻取工程時における綾振り支点ガイド1の基本位置の直下に配置される。構造は、図3に示すように、糸条Sを張力検出位置に保持するホルダー部4,ホルダー部4に連結した軸部5,軸部5における基部7近くの左右両側面に装着した感圧センサー6、軸部5を支持する基部7から成っている。ホルダー部4は、軸方向中央部の先端から適当長さを切り欠いて糸条Sの収納部4aを形成し、該収納部4aを挟む左右先端縁に傾斜辺からなる導入案内部4bを設けてある。上記収納部4aが、糸条Sを張力検出位置に保持する部分である。また導入案内部4bは、糸条Sの綾振り動作により当該糸条Sを張力検出位置である収納部4a内へ案内するためのものである。
【0017】
前記張力検出器3は、次のようにして巻取工程中の糸条Sの張力を測定する。綾振り支点ガイド1を通した糸条Sをホルダー部4の収納部4aに挿通させて巻取を実施すると、トラバース装置Tで糸条Sが左右に綾振りされることにより、当該糸条Sが収納部4aの左右内縁に圧接するため、ホルダー部4を通じて軸部5が左右に振動する。軸部5に装着した感圧センサー6は、糸条Sがホルダー部4と接触する際に軸部5に及ぼす力の大きさを検出し、それに基づいて糸条Sの張力を算出する。このように本例で採用する張力検出方式は、張力検出器3と糸条Sとの接触時間が大変短く、張力検出器3との接触時における糸条Sの屈曲が非常に小さいから、糸条Sに及ぼする悪影響をきわめて少なくできる。
【0018】
なお、張力検出器3のホルダー部4及び軸部5は、張力の鋭敏な検出のため、なるべく軽量に製作することが望ましい。この意味で、ホルダー部4の左右先端部を、傾斜辺からなる導入案内部4bにより先細りに形成することが望ましい。すなわち導入案内部4bは、ホルダー部4を先細り形状として軽量化することにも貢献している。
【0019】
糸道切換手段2は、綾振り支点ガイド1とトラバース装置Tとの間の糸道を、糸条Sが張力検出器3の張力検出位置である収納部4内を通過する位置と、糸条Sが張力検出器3との干渉を避けて通過する位置との間で変更可能とするものである。そのため、当該糸道切換手段2は、巻取工程時の基本位置に在り綾振り支点ガイド1を通過する糸条Sと接触することがないよう張力検出器3の基部7側へ引っ込んだ後退位置と、張力検出器3のホルダー部4の先端を越えて突出する前進位置との間で進退するよう構成され、糸道切換手段2が前進位置に在るときは、糸条Sを、張力検出器3と干渉させることなく、ボビンホルダHの軸方向に移動させることができるようになされている。具体的には、図3に実線で示す如く、平板状部材からなる糸道切換手段2を起立状態で糸道の近傍に配し、これを図面に二点鎖線で仮想的に示す如く、糸条Sに向かって90°回動させ伏せた状態とする機構が考えられる。あるいは、伏せた状態の平板状部材を糸条Sに対し進退させるようにしてもよい。
【0020】
初期糸掛ガイドGは、巻取工程時の基本位置が、対応するトラバース装置Tにおけるトラバース幅内であってボビンBの捕捉溝J寄りに設定され、上記基本位置から、ボビンホルダHの先端(自由端)へ向かって、ボビンホルダHの軸方向に沿って移動可能になっている。初期糸掛ガイドGの基本位置をボビンBの捕捉溝J寄りに設定したのは、後述する下側シフタガイド13の移動量を少なく抑えるためである。また初期糸掛ガイドGは、ボビンBに対し、接近・離隔する方向に移動できるよう構成されている。
【0021】
本例の糸条巻取機Mは、一つのボビンホルダHに装着した複数のボビンBそれぞれに同時に糸条Sを巻き取るため、各ボビンBごとに、ボビンホルダHの軸方向に沿って、綾振り支点ガイド1,張力検出器3,トラバース装置T,初期糸掛ガイドG,上側シフタガイド10及び下側シフタガイド13を配設してある。但し糸道切換手段2については、全ボビンBに対し、一つの長尺な部材を共通に用いることとしている。そのため、糸道切換手段2は、綾振り支点ガイド1をボビンホルダHの先端側に引き出したときの一番先端の綾振り支点ガイド1から、基本位置に在る最も基端側の綾振り支点ガイド1までの長さを少なくとも備えている。
【0022】
図4に例示するように、作業通路から見てボビンホルダHの先端部が手前側、基端部が奥側となるよう配置した糸条巻取機Mを、作業通路に沿って複数台配列しているため、作業者が巻取機M,M間の隙間の奥に入って、奥側の糸掛作業を行うのは困難である。そこで本例では、複数設けた各綾振り支点ガイド1と初期糸掛ガイドGの一つ以上を、ボビンホルダHの軸方向に沿って移動可能に構成することにより、糸掛け作業を作業通路から行えるようにしてある。但し、作業通路に最も近い位置にある最前部の綾振り支点ガイド1及び初期糸掛ガイドGについては、固定してもよい。また場合によっては、最前部を除く残りの綾振り支点ガイド1及び初期糸掛ガイドGの全てを必ずしも移動可能にする必要はなく、作業通路から作業者の手が届かない範囲に在る物のみ移動可能としてもよい。
【0023】
次に、本例の糸条巻取機Mによる糸掛け作業の手順を、図面に基づいて説明する。説明中、作業通路にいる作業者の観点に立って、ボビンホルダHの先端側を手前側、基端側を奥側と言うものとする(図4参照)。糸条巻取機Mは初期状態において、各綾振り支点ガイド1がそれぞれに対応するトラバース装置Tにおけるトラバース幅の二等分線上の基本位置にほぼ位置し、各初期糸掛ガイドGがトラバース幅内であってボビンBの捕捉溝J寄りの基本位置に配置されている。糸道切換手段2、トラバース装置Tの糸外しガイド11,及び、上下のシフタガイド10、13はそれぞれ糸道から離れた待機位置(後退位置)に設定される。
【0024】
糸掛け作業を行うには、図5に示す如く、あらかじめ綾振り支点ガイド1及び初期糸掛ガイドGを、図示省略した操作具により移動させて手前側に寄せ集めておく。また図6に示す如く、糸道切換手段2を90°回動させて前進位置へ移動させ、その先端部を張力検出器3よりも前方へ突出させることにより、糸条Sが張力検出器3から離れた位置を通過するように糸道を設定しておく。さらに初期糸掛ガイドGを、ボビンBから適宜離れた位置に設定しておく。ボビンBとコンタクトローラCとは、非接触状態である。
【0025】
この状態において、紡糸機(図示せず)から連続して供給されるボビンBの個数分の糸条Sを、まずサクションガンFで綾振り支点ガイド1よりも上方位置で吸引し、このサクションガンFを下方へ移動させて、図5,6のように綾振り支点ガイド1及び初期糸掛ガイドGに順に糸掛けしたのち、上記サクションガンFを所定位置に固定する。
【0026】
続いて、図7に示すように、図示省略した操作具を使って、綾振り支点ガイド1及び初期糸掛ガイドGを奥側へ移動させ、各綾振り支点ガイド1及び初期糸掛ガイドGをそれぞれの基本位置に配置する。このとき、奥側に配置される糸条Sは、移動する途中で手間側の張力検出器3の位置を通過するが、図6に示すように糸道切替手段2が糸条Sを押し出しているため、糸条Sと張力検出器3との干渉は回避されている。
【0027】
ところで、もし仮に、初期糸掛ガイドGをボビンBから十分に離して配置することが可能であれば、糸道切替手段2を用いなくとも、綾振り支点ガイド1と初期糸掛ガイドGとで形成される糸道が、張力検出器3と干渉しないようにすることができる。しかし、例えばカムトラバース装置などのように、コンタクトローラCに対向させてトラバース装置を配置する場合には、糸条Sをトラバース装置とコンタクトローラCとの間に通さねばならないため、初期糸掛ガイドGの位置をボビンBから大きく離すことができない。糸道切替手段2は、このような場合に、糸条Sと張力検出器3との干渉を避けるため必要である。
【0028】
図8は、綾振り支点ガイド1と初期糸掛ガイドGとを巻取工程時の基本位置へ移動させた後のボビンB一個分の状況を抜き出して示すものであり、糸掛けの準備作業が完了した状態である。このとき糸道切替手段2と初期糸掛ガイドGとの間では、糸条Sは何とも接触していない。
【0029】
続いて糸掛け操作スイッチをオンにする。これにより図9及び図10に示すように、トラバース装置Tの糸外しガイド11が前進し、糸道切替手段2が90°回転して待機位置へ戻り、さらに下側シフタガイド13がボビンホルダHの下方へ進出すると共に、初期糸掛ガイドGがボビンBの近くへ押し込まれる。これにより糸条Sは、綾振り支点ガイド1から、糸外しガイド11に接し、初期糸掛ガイドGに至る糸道を形成する。このとき糸条Sは、糸外しガイド11により、トラバース装置Tとは係合しない。また上記動作と同時に、昇降ユニットUが下降して、ボビンBとコンタクトローラCとを接触状態にする。
【0030】
続いて、図11及び図12に示すように、上側シフタガイド10が進出し、上側シフタガイド10の糸寄せ動作により、糸条Sが、トラバース範囲よりも外側に位置するボビンBの一端部の捕捉溝Jまで移動する。これにより、糸条Sは、トラバース装置Tのトラバース幅の一端に設けた糸預かりガイド(図示省略)に預けられる。
【0031】
次に、上記状態において、図13に示す如く、トラバース装置Tの糸外しガイド11が後退する。これにより、糸条SがボビンBと接するようになる。
【0032】
引き続き、図14に示す如く、下側シフタガイド13が作動して、ボビンB下方の糸条Sを移動させ、糸条Sが捕捉溝Jに沿うようにする。すると糸条Sが、回転するボビンBの捕捉溝Jに捕らえられ、糸条Sは、ボビンBの端に巻き取られる。ボビンBの回転方向と、糸条Sの走行方向とは逆行しているので、糸条Sは、ボビンBに巻き取られることにより、ボビンBの捕捉溝Jと初期糸掛ガイドGとの間で断裂する。
【0033】
しかる後、図15に示す如く、上側シフタガイド10が待機位置へ退避する。これにより、糸条Sは、自己の張力でトラバース幅の中央へ向かって糸預かりガイド上を摺動し、やがて糸預かりガイドから離脱して、図16に示すように、トラバース装置Tと係合するようになる。その結果、糸条Sが、トラバース装置Tで左右に綾振りされながらボビンBに巻き取られる正規の糸条巻取工程が開始される。このあと、適当な時期に下側シフタガイド13及び初期糸掛ガイドGが後退する。
【0034】
トラバース装置Tによる綾振りが実行されると、糸条Sが、張力検出器3の収納部4a内へ自動的に納められ、ただちに張力の検出が開始される。すなわち、図17に示す如く、張力検出器3のホルダー部4の先端縁には、収納部4aを挟んで左右に、傾斜する導入案内部4bが形成されている。それ故、図17(A)のように、綾振りされる糸条Sがホルダー部4の導入案内部4bに当接したとすると、この糸条Sは同図(B)に示す如く導入案内部4bに沿って移動し、収納部4aの位置に達する。そして、糸条Sの持つ張力により、糸条Sは同図(C)のとおり収納部4a内へ自然に入り込むこととなり、その結果、張力検出位置に保持される。
【0036】
さらに図示は省略するが、糸道切換手段2の配設位置は、綾振り支点ガイド1と張力検出器3との間以外に、張力検出器3とトラバース装置Tとの間も可能である。また、糸道切換手段2をボビンBごとに設け、対応する綾振り支点ガイド1それぞれと共に、ボビンホルダHの軸方向に移動できるよう構成してもよい。
【0037】
【発明の効果】
請求項1に係る本発明は、張力検出器を備える糸条巻取機において、張力検出器に導入案内部を設けることにより、張力検出器に対する糸条の装着を、トラバース装置による綾振りによって自動的に行えるようにしたものであるから、糸掛け作業能率がきわめてよい。特に本発明は、請求項2に記載する如く、複数のボビンを用いて同時に複数のパッケージを巻き上げるようになされた糸条巻取機において、綾振り支点ガイドがボビンホルダの軸方向に沿って移動可能となされた場合に適用するのが好ましく、これにより、複数の張力検出器を動かさなくとも各複数の張力検出器に対し自動的に糸掛けできるため、作業員にとって糸掛け作業が行い易くなり、且つ、張力検出器を固定できるから安全性にも優れる。
【0038】
また請求項3に記載の本発明によれば、複数のボビンを用いて同時に複数のパッケージを巻き上げる糸条巻取機において、綾振り支点ガイドとトラバース装置との間に糸道切換手段を設けたことにより、複数の張力検出器を固定して取り付けたときでも、複数本の糸条それぞれを、上記張力検出器と干渉することなく、所定の巻取位置へ容易に移動させることが可能である。さらに請求項4に係る本発明によれば、部材点数を少なくできるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る糸条巻取機の一実施形態に係るものであって、概略構成を示す側面図である。
【図2】 本発明に係る糸条巻取機の一実施形態に係るものであって、主要構成部材を取り出して示す正面図である。
【図3】 本発明に係る糸条巻取機の一実施形態に係るものであって、綾振り支点ガイド、糸道切換手段、張力検出器を取り出して示す斜視図である。
【図4】 本発明の一実施形態に係るものであって、作業通路に沿って複数の糸条巻取機を配列した状況を示す平面図である。
【図5】 本発明の一実施形態に係るものであって、糸掛け作業を開始した状態の糸条巻取機を示す側面図である。
【図6】 本発明の一実施形態に係るものであって、糸掛け作業を開始した状態の糸条巻取機の主要構成部材を示す正面図である。
【図7】 本発明の一実施形態に係るものであって、綾振り支点ガイドと初期糸掛ガイドとを基本位置へ移動させた状態の糸条巻取機を示す側面図である。
【図8】 本発明の一実施形態に係るものであって、綾振り支点ガイドと初期糸掛ガイドとを基本位置へ移動させた状態の糸条巻取機のボビン一個分を取り出して示す側面図である。
【図9】 本発明の一実施形態に係るものであって、初期糸掛ガイドをボビンに接近させた状態の糸条巻取機の主要構成部材を示す正面図である。
【図10】 本発明の一実施形態に係るものであって、初期糸掛ガイドをボビンに接近させた状態における糸条巻取機のボビン一個分を取り出して示す側面図である。
【図11】 本発明の一実施形態に係るものであって、上側シフタガイドを移動させた状態の糸条巻取機のボビン一個分を取り出して示す側面図である。
【図12】 本発明の一実施形態に係るものであって、上側シフタガイドを移動させた状態の糸条巻取機の主要構成部材を示す正面図である。
【図13】 本発明の一実施形態に係るものであって、糸外しガイドを後退させた状態の糸条巻取機の主要構成部材を示す正面図である。
【図14】 本発明の一実施形態に係るものであって、下側シフタガイドを移動させた状態の糸条巻取機のボビン一個分を取り出して示す側面図である。
【図15】 本発明の一実施形態に係るものであって、正規の糸条巻取工程へ移行する状態の糸条巻取機の主要構成部材を示す正面図である。
【図16】 本発明の一実施形態に係るものであって、正規の糸条巻取工程へ移行する状態の糸条巻取機のボビン一個分を取り出して示す側面図である。
【図17】 本発明の一実施形態に係るものであって、糸条を張力検出器の張力検出位置へ導く要領を説明するものであり、図(A)は糸条が張力検出器のホルダー部に接した状態を示す平面図、図(B)は糸条がホルダー部の導入案内部に沿って移動する状況を示す平面図、図(C)は糸条が収納部に納まった状態を示す平面図である。
【符号の説明】
M…糸条巻取機 B…ボビン C…コンタクトローラ F…サクションガン G…初期糸掛ガイド H…ボビンホルダ S…糸条 T…トラバース装置 1…綾振り支点ガイド 2…糸道切換手段 3…張力検出器

Claims (4)

  1. トラバース装置に対し糸条走行方向の上流側に綾振り支点ガイドが設けられ、糸条をトラバース装置で綾振りしながら巻き取って糸条パッケージを形成する糸条巻取機において、綾振り支点ガイドを通りトラバース装置で綾振りされる糸条の張力を検出する張力検出器が綾振り支点ガイドとトラバース装置との間に設けられ、上記張力検出器は、糸条を張力検出位置に保持するための収納部と、糸条の綾振り動作により当該糸条を張力検出位置へ導く導入案内部とが設けられたホルダー部を有し、当該ホルダー部の収納部は、先端から適当長さを切り欠いて形成され、導入案内部は、収納部を挟む左右先端縁を先細りに形成した直線状の傾斜辺から成っていることを特徴とする、張力検出器を備える糸条巻取機。
  2. 1つのボビンホルダに複数のボビンが装着されて同時に複数の糸条パッケージを形成するようになされ、各ボビンごとに綾振り支点ガイドと張力検出器とがボビンホルダの軸方向に沿って配設され、前記張力検出器は固定され、前記綾振り支点ガイドの一つ以上がボビンホルダの軸方向に移動可能に構成されている、請求項1に記載の張力検出器を備える糸条巻取機。
  3. 綾振り支点ガイドとトラバース装置との間の糸道を、糸条が張力検出器の張力検出位置を通過する位置と、糸条が張力検出器との干渉を避けて通過する位置との間で変更可能とする糸道切換手段を設けた、請求項2に記載の張力検出器を備える糸条巻取機。
  4. 複数のボビンに対し1つの糸道切換手段を共通して設けた、請求項3に記載の張力検出器を備える糸条巻取機。
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