JP2015036324A - 糸巻取機及び糸巻取方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】綾外れ等の不具合の発生を抑制することができる糸巻取機及び糸巻取方法を提供する。【解決手段】糸巻取機1は、パッケージPに巻き取られる糸YをパッケージPに応じたトラバース幅でトラバースするトラバース動作を行うトラバースガイド22と、パッケージPに巻き取られた糸Yを捕捉して糸継装置3に案内する上糸捕捉案内動作を行う上糸捕捉案内装置60と、トラバース動作の停止中且つ上糸捕捉案内動作中の第1期間、第1待機領域においてトラバースガイド22を待機させ、第1期間の経過後且つトラバース動作の開始前の第2期間、第1待機領域よりもトラバース幅の内側に位置する第2待機領域においてトラバースガイド22を待機させるユニット制御部5と、を備える。【選択図】図1
Description
本発明は、パッケージに糸を巻き取る糸巻取機及び糸巻取方法に関する。
従来の糸巻取機として、パッケージに巻き取られる糸をパッケージに応じたトラバース幅でトラバースするトラバースガイドを備えるものが知られている。このような糸巻取機では、例えば、糸欠陥が検出されて糸が切断された場合等において、パッケージ側の糸が糸捕捉案内装置によって捕捉されて糸継装置に案内されるときに、糸捕捉案内装置による糸捕捉案内動作及び糸継装置による糸継動作の邪魔とならないよう、所定の待機位置にてトラバースガイドが待機させられる。
特許文献1記載の糸巻取機においては、トラバース幅の端位置等を待機位置としてトラバースガイドが待機させられ、糸継動作の完了等といった所定の条件が満たされたときに、当該待機位置からトラバース幅の中心位置にトラバースガイドが移動させられて、当該中心位置を制御原点としてトラバースガイドのトラバース動作が再開される。
ところで、トラバース幅の端位置を待機位置としてトラバースガイドが待機させられる場合、トラバース動作の再開時に、パッケージの端面とトラバースガイドとの間の領域に糸が入り込むことに起因する綾外れ(パッケージの端面の外側に糸が巻かれる現象)の発生は抑制されるものの、例えば、トラバース幅に比べて糸捕捉案内装置の糸吸引口の幅が大きいと、トラバースガイドの外側の領域に糸が案内されることに起因して綾外れが発生するおそれがある。
そこで、本発明は、綾外れ等の不具合が発生するのを抑制することができる糸巻取機及び糸巻取方法を提供することを目的とする。
本発明の糸巻取機は、パッケージに巻き取られる糸をパッケージに応じたトラバース幅でトラバースするトラバース動作を行うトラバースガイドと、パッケージに巻き取られた糸を捕捉して所定の装置に案内する糸捕捉案内動作を行う糸捕捉案内装置と、トラバース動作の停止中且つ糸捕捉案内動作中の第1期間、第1待機領域においてトラバースガイドを待機させ、第1期間の経過後且つトラバース動作の開始前の第2期間、第1待機領域よりもトラバース幅の内側に位置する第2待機領域においてトラバースガイドを待機させる制御部と、を備える。
この糸巻取機では、トラバース動作の停止中且つ糸捕捉案内動作中の第1期間、第1待機領域においてトラバースガイドが待機させられる。これにより、トラバースガイドが糸捕捉案内装置による糸捕捉案内動作の邪魔となることが抑制されると共に、トラバースガイドの外側の領域に糸が案内されることに起因する綾外れの発生が抑制される。更に、第1期間の経過後且つトラバース動作の開始前の第2期間、第1待機領域よりもトラバース幅の内側に位置する第2待機領域においてトラバースガイドが待機させられる。これにより、トラバース動作の開始時に、パッケージの端面とトラバースガイドとの間の領域に糸が入り込むことに起因する綾外れの発生が抑制される。よって、この糸巻取機によれば、綾外れ等の不具合が発生するのを抑制することができる。
本発明の糸巻取機では、所定の装置は、糸継動作を行う糸継装置であり、制御部は、糸継動作の終了まで、第2待機領域においてトラバースガイドを待機させてもよい。この場合、糸継動作を好適に実施することができると共に、トラバース動作を好適に開始させることができる。
本発明の糸巻取機は、パッケージに巻き取られる糸をパッケージに応じたトラバース幅でトラバースするトラバース動作を行うトラバースガイドと、パッケージに巻き取られた糸を捕捉して所定の装置に案内する糸捕捉案内動作を行う糸捕捉案内装置と、パッケージの巻き幅の端位置及び糸捕捉案内装置の糸捕捉幅の端位置のいずれの位置よりも外側の第1待機領域においてトラバースガイドを待機させ、パッケージの最外層領域の端位置に対応する第2待機領域においてトラバースガイドを待機させる制御部と、を備える。
この糸巻取機では、パッケージの巻き幅の端位置及び糸捕捉案内装置の糸捕捉幅(パッケージに巻き取られた糸を捕捉する位置での糸捕捉案内装置の捕捉部の幅)の端位置のいずれの位置よりも外側の第1待機領域においてトラバースガイドが待機させられる。これにより、トラバースガイドが糸捕捉案内装置による糸捕捉案内動作の邪魔となることが抑制されると共に、トラバースガイドの外側の領域に糸が案内されることに起因する綾外れの発生が抑制される。更に、パッケージの最外層領域(最外層を含む領域であって、最外層から内側の所定領域)の端位置に対応する第2待機領域においてトラバースガイドが待機させられる。これにより、トラバース動作の開始時に、パッケージの端面とトラバースガイドとの間の領域に糸が入り込むことに起因する綾外れの発生が抑制される。よって、この糸巻取機によれば、綾外れ等の不具合が発生するのを抑制することができる。
本発明の糸巻取機では、所定の装置は、糸継動作を行う糸継装置であってもよい。この場合、糸継動作を好適に実施することができると共に、トラバース動作を好適に開始させることができる。
本発明の糸巻取機では、制御部は、トラバースガイドを第1待機位置で停止させることにより、第1待機領域においてトラバースガイドを待機させ、トラバースガイドを第2待機位置で停止させることにより、第2待機領域においてトラバースガイドを待機させてもよい。この場合、トラバースガイドを待機させるための制御を単純化することができる。
本発明の糸巻取機では、制御部は、トラバース幅の端位置に応じて第2待機領域の位置を調整してもよい。この場合、トラバース動作の開始時に、パッケージの端面とトラバースガイドとの間の領域に糸が入り込むことに起因する綾外れの発生をより確実に抑制することができる。
本発明の糸巻取機は、異なる長さを有する巻取管を保持可能な保持部を更に備え、制御部は、最大の長さを有する巻取管に巻き取られるパッケージの巻き幅の端位置よりも外側の位置となるように第1待機領域を決定してもよい。この場合、巻取管の長さに依らず、トラバースガイドが糸捕捉案内装置による糸捕捉案内動作の邪魔となるのをより確実に抑制することができると共に、トラバースガイドの外側の領域に糸が案内されることに起因する綾外れの発生をより確実に抑制することができる。
本発明の糸巻取機は、トラバースガイドとは独立して設けられ、パッケージの外周面と接触して回転する接触ローラを更に備えてもよい。この場合、パッケージに糸を好適に巻き取ることができる。
本発明の糸巻取機は、糸捕捉案内装置によって所定の装置に案内される糸をトラバース領域に案内する糸案内部を更に備え、制御部は、糸案内部によってトラバース領域に案内される糸をトラバースガイドが受け止めることができる位置となるように第2待機領域を決定してもよい。この場合、トラバース動作の開始時に、パッケージの端面とトラバースガイドとの間の領域に糸が入り込むことに起因する綾外れの発生をより確実に抑制することができる。
本発明の糸巻取方法は、パッケージに巻き取られる糸をパッケージに応じたトラバース幅でトラバースするトラバース動作を行うトラバースガイドと、パッケージに巻き取られた糸を捕捉して所定の装置に案内する糸捕捉案内動作を行う糸捕捉案内装置と、を備える糸巻取機において実施される糸巻取方法であって、トラバース動作の停止中且つ糸捕捉案内動作中の第1期間、第1待機領域においてトラバースガイドを待機させる第1工程と、第1期間の経過後且つトラバース動作の開始前の第2期間、第1待機領域よりもトラバース幅の内側に位置する第2待機領域においてトラバースガイドを待機させる第2工程と、を含む。
本発明の糸巻取方法は、パッケージに巻き取られる糸をパッケージに応じたトラバース幅でトラバースするトラバース動作を行うトラバースガイドと、パッケージに巻き取られた糸を捕捉して所定の装置に案内する糸捕捉案内動作を行う糸捕捉案内装置と、を備える糸巻取機において実施される糸巻取方法であって、パッケージの巻き幅の端位置及び糸捕捉案内装置の糸捕捉幅の端位置のいずれの位置よりも外側の第1待機領域においてトラバースガイドを待機させる第1工程と、パッケージの最外層領域の端位置に対応する第2待機領域においてトラバースガイドを待機させる第2工程と、を含む。
これらの糸巻取方法によれば、上述した本発明の糸巻取機と同様に、綾外れ等の不具合が発生するのを抑制することができる。
本発明によれば、綾外れ等の不具合が発生するのを抑制することができる糸巻取機及び糸巻取方法を提供することが可能となる。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1に示されるように、糸巻取機1は、巻取装置10、トラバース装置20、糸案内部30及び給糸部40を備えている。糸巻取機1は、給糸部40に保持された給糸ボビンB1の糸Yをトラバース装置20及び糸案内部30においてトラバース(綾振り)しながら、巻取装置10に保持された巻取管T上に糸層を形成し、パッケージPを形成する。糸Yの走行方向は、給糸ボビンB1からパッケージPに向かう方向である。このような糸巻取機1が複数台並設されることで、自動ワインダが構成されている。以下の説明では、巻取管T及びパッケージPを総称して巻取ボビンB2という場合がある。すなわち、糸層が形成されていない巻取ボビンB2が巻取管Tであり、糸層が形成された巻取ボビンB2がパッケージPである。
図2、図3及び図4に示されるように、巻取装置10は、クレードル(保持部)11及び接触ローラ12を有しており、糸YをパッケージPに巻き取る。クレードル11には、ベアリング(図示せず)、巻取ボビン駆動モータ13、巻取ボビン回転速度センサ14及び巻取ボビン径センサ15が設けられている。クレードル11は、巻取管Tの両端を回転自在に把持するベアリングが交換されることで、異なる長さを有する巻取管Tを保持可能となっている。クレードル11は、揺動軸16を中心に揺動自在となっている。巻取ボビンB2に糸Yが巻き取られることで巻取ボビンB2の径が増大すると、揺動軸16を中心にクレードル11が揺動する。これにより、巻取ボビンB2の外周面と接触ローラ12の外周面との適度な接触が保たれる。
巻取ボビン駆動モータ13の駆動軸は、巻取ボビンB2をクレードル11のベアリングに把持させたときに、巻取ボビンB2と相対回転不能に連結される(いわゆるダイレクトドライブ方式)。これにより、巻取ボビン駆動モータ13は、糸Yが巻取ボビンB2に巻き取られるように巻取ボビンB2を回転させる。接触ローラ12は、トラバース装置20とは独立して設けられている。接触ローラ12は、パッケージPの外周面と接触して従動回転する。これにより、パッケージPに糸Yを好適に巻き取ることができる。
巻取ボビン回転速度センサ14は、巻取ボビンB2の回転数(回転速度)を検出する。巻取ボビン径センサ15は、巻取ボビンB2の径を検出する。巻取ボビン径センサ15は、ロータリエンコーダ又はレゾルバ等で構成されており、クレードル11の揺動角を検出することで巻取ボビンB2の径を検出する。なお、巻取ボビンB2に巻き取られた糸Yの総長(或いは、巻取ボビンB2に対する糸Yの巻取開始からの経過時間)、糸Yの巻取速度、及び糸Yの種類(太さ等)に基づいて、巻取ボビンB2の径を検出してもよい。また、給糸ボビンB1と接触ローラ12との間の糸走行経路における糸Yの走行速度、及びトラバース速度に基づいて綾角を算出し、糸Yの走行速度、及び算出した綾角に基づいて巻取ボビンB2の周速を算出し、更に、巻取ボビンB2の回転速度、及び算出した巻取ボビンB2の周速に基づいて巻取ボビンB2の径を算出してもよい。
トラバース装置20は、トラバースアーム21、トラバースガイド22及びトラバースガイド駆動モータ23を有しており、糸Yの走行方向における巻取ボビンB2の上流側近傍に設けられている。トラバースガイド22は、パッケージPに巻き取られる糸Yと係合し、当該糸YをパッケージPに応じたトラバース幅でトラバースするトラバース動作を行う。トラバースガイド22は、揺動自在に構成されたトラバースアーム21の先端に設けられている。トラバースガイド駆動モータ23は、例えばサーボモータであり、トラバースガイド22が往復移動するようにトラバースアーム21を搖動させる。なお、トラバースガイド駆動モータ23として、ステップモータ等を用いてもよい。
トラバースガイド22は、開口部22aを有するフック状の部材である。以下の説明では、トラバースガイド22によって糸Yがトラバースされる方向(すなわち、トラバース幅の方向)をトラバース方向という。このトラバース方向において、トラバースガイド22の開口部22aが閉じている側を第1の側といい、トラバースガイド22の開口部22aが開いている側を第2の側という。
糸案内部30は、主案内プレート31、第1補助案内プレート32及び第2補助案内プレート33を有しており、糸Yの走行方向におけるトラバースガイド22の上流側近傍に設けられている。主案内プレート31は、糸Yをトラバース方向に案内する部材である。第1補助案内プレート32及び第2補助案内プレート33は、後述する上糸捕捉案内装置(糸捕捉案内装置)60によって案内される糸Yをトラバース領域R(主案内プレート31と第1補助案内プレート32及び第2補助案内プレート33との間における主案内プレート31上の領域)に案内する。より具体的には、糸Yは、第2補助案内プレート33上を第1の側から第2の側に案内され、続いて、第1補助案内プレート32上を第2の側から第1の側に案内されて、最終的に、トラバース領域Rに案内される(図4参照)。糸Yの走行方向における主案内プレート31の上流側には、トラバース装置20によってトラバースされる糸Yの綾振支点となるガイド34が設けられている。
図1に示されるように、給糸部40と巻取装置10との間の糸走行経路上には、給糸部40側から順に、テンション付与装置2、糸継装置(所定の装置)3及びヤーンクリアラ4が設けられている。テンション付与装置2は、糸Yに適切なテンションを付与する。ヤーンクリアラ4は、糸Yの太さを検出することにより、スラブ等の糸欠陥を検出する。ヤーンクリアラ4には、例えば糸欠陥を検出した場合に糸Yを切断するためのカッタが設けられている。なお、ヤーンクリアラ4は、糸Yに含まれる異物の有無を検出する場合もある。
糸継装置3は、例えば、ヤーンクリアラ4による糸Yの切断時又は給糸ボビンB1からの糸Yの糸切れ時に、給糸ボビンB1側の下糸と巻取ボビンB2側の上糸とを継ぐ糸継動作を行う。このとき、給糸ボビンB1側の下糸は、下糸捕捉案内装置50によって糸継装置3に案内される。一方、巻取ボビンB2側の上糸は、上糸捕捉案内装置60によって糸継装置3に案内される。
下糸捕捉案内装置50は、給糸ボビンB1側の下糸を吸引捕捉して糸継装置3に案内する下糸捕捉案内動作を行う。下糸捕捉案内装置50は、パイプ状に構成されており、機台高さ方向において、軸51を中心に上下回動可能となっている。下糸捕捉案内装置50の先端部には、糸吸引口52が設けられている。上糸捕捉案内装置60は、巻取ボビンB2側の上糸(巻取ボビンB2に巻き取られた糸Y)を吸引捕捉して糸継装置3に案内する上糸捕捉案内動作を行う。上糸捕捉案内装置60は、パイプ状に構成されており、機台高さ方向において、軸61を中心に上下回動可能となっている。上糸捕捉案内装置60の先端部には、糸吸引口62が設けられている。下糸捕捉案内装置50及び上糸捕捉案内装置60には、負圧源(図示せず)が接続されている。これにより、糸吸引口52及び糸吸引口62に、それぞれ、下糸及び上糸を捕捉するための吸引作用が生じさせられる。なお、上糸捕捉案内装置60の糸吸引口62は、上糸捕捉案内装置60が上側に回動して糸吸引口62がパッケージPの近傍に位置した際に(図3参照)、パッケージPの外周面全体に吸引作用を生じさせることができるように、巻取ボビンB2の中心線方向に沿って延在した形状を有している。
糸巻取機1には、ユニット制御部(制御部)5が設けられている。ユニット制御部5には、糸巻取機1の各部(巻取装置10、トラバース装置20、下糸捕捉案内装置50、上糸捕捉案内装置60、テンション付与装置2、糸継装置3及びヤーンクリアラ4等)が接続されている。ユニット制御部5は、糸巻取機1の各部の動作を制御する。なお、ユニット制御部5は、自動ワインダを構成する複数の糸巻取機1を統括して制御する機台制御部に接続されている。
次に、糸巻取機1において実施される糸巻取方法について、図5及び図6のフローチャートに沿って説明する。ユニット制御部5は、糸巻取機1の運転中に、ヤーンクリアラ4による糸Yの切断が実施されたか否か、或いは、給糸ボビンB1からの糸Yの糸切れが発生したか否かを判断する(ステップS01)。ユニット制御部5は、ヤーンクリアラ4による糸Yの切断が実施されたと判断した場合、或いは、給糸ボビンB1からの糸Yの糸切れが発生したと判断した場合には、巻取ボビン駆動モータ13の駆動を停止させて巻取ボビンB2の回転を停止させ(ステップS02)、トラバースガイド駆動モータ23の駆動を停止させてトラバースアーム21を減速停止させる(ステップS03)。なお、巻取ボビンB2の回転停止とトラバースアーム21の減速停止とが略同時に行われてもよいし、トラバースアーム21の減速停止の後に巻取ボビンB2の回転停止が行われてもよい。
続いて、ユニット制御部5は、トラバースアーム21の減速停止が完了したか否かを判断する(ステップS04)。ユニット制御部5は、トラバースアーム21の減速停止が完了したと判断した場合には、ユニット制御部5は、トラバースガイド駆動モータ23を駆動させて第1待機位置WP1にトラバースガイド22を移動させる(ステップS05)。図7に示されるように、第1待機位置WP1は、パッケージPの巻き幅W1の第1の側の端位置EP1及び上糸捕捉案内装置60の糸捕捉幅W2(パッケージPに巻き取られた糸Yを捕捉する位置での上糸捕捉案内装置60の糸吸引口62の幅)の第1の側の端位置EP2のいずれの位置よりもトラバース方向Dにおける外側の位置である。
なお、図7に示される例では、上糸捕捉案内装置60の糸捕捉幅W2の第1の側の端位置EP2が、パッケージPの巻き幅W1の第1の側の端位置EP1よりも、トラバース方向Dにおいて外側に位置しているが、端位置EP1と端位置EP2との位置関係が逆になる場合もある。また、ユニット制御部5は、クレードル11が保持可能な複数の巻取管T(すなわち、異なる長さを有する複数の巻取管T)に対して共通の第1待機領域WP1として、最大の長さを有する巻取管Tに巻き取られるパッケージPの巻き幅W1の第1の側の端位置よりも外側の位置となるように第1待機領域WP1を決定してもよい。
続いて、ユニット制御部5は、上糸捕捉案内装置60に対し、巻取ボビンB2側の上糸を吸引捕捉して糸継装置3に案内する上糸捕捉案内動作を開始させ(ステップS06)、上糸捕捉案内動作が完了したか否かを判断する(ステップS07)。ユニット制御部5は、上糸捕捉案内動作が完了したと判断した場合には、ユニット制御部5は、トラバースガイド駆動モータ23を駆動させて第2待機位置WP2にトラバースガイド22を移動させる(ステップS08)。図8に示されるように、第2待機位置WP2は、パッケージPの最外層の第1の側の端位置EP3に対応する位置である。パッケージPの最外層の幅は、トラバースガイド22のトラバース幅TLに略等しくなるので、第2待機位置WP2は、トラバース幅TLの第1の側の端位置となる。ただし、厳密には、トラバースガイド22から接触ローラ12までフリーレングスが存在するため、トラバース幅TLに対してパッケージPの最外層の幅は若干狭くなる。このように、ユニット制御部5は、第1補助案内プレート32上を第2の側から第1の側に案内されてトラバース領域Rに至る糸Yを(図4参照)、開口部22aが第2の側に開いたトラバースガイド22が受け止めることができる位置となるように、第2待機位置WP2を決定する。
なお、ユニット制御部5は、トラバース幅TLの第1の側の端位置に応じて第2待機領域WP2の位置を調整してもよい。例えば、図9に示されるように、パッケージPの巻き太りに応じてトラバース幅TLを徐々に縮小させて(すなわち、トラバース幅TLの第1の側の端位置及び第2の側の端位置を徐々に内側に変化させて)、テーパ巻きを行う場合がある。このように、トラバース幅TLの端位置が変化する場合には、ユニット制御部5は、トラバースアーム21を減速停止させる直前(ステップS03の直前)におけるトラバース幅TLの第1の側の端位置及び第2の側の端位置のうち、第1の側の端位置EP3を第2待機領域WP2とする。また、ユニット制御部5は、第1待機位置WP1よりもトラバース幅TLの内側に第2待機位置WP2を位置させてもよい。この場合にも、第2待機位置WP2は、糸案内部30によってトラバース領域Rに案内される糸Yをトラバースガイド22が受け止めることができる位置であることが好ましい。
続いて、ユニット制御部5は、糸継装置3による糸継動作が完了したか否か(すなわち、下糸捕捉案内装置50によって案内された給糸ボビンB1側の下糸と、上糸捕捉案内装置60によって案内された巻取ボビンB2側の上糸とが、糸継装置3において継がれたか否か)を判断する(ステップS09)。ユニット制御部5は、糸継動作が完了したと判断した場合には、巻取ボビン駆動モータ13を駆動させて巻取ボビンB2の回転を開始させ(ステップS10)、トラバースガイド駆動モータ23を駆動させてトラバースアーム21の動作を開始させる(ステップS11)。なお、巻取ボビンB2の回転開始とトラバースアーム21の動作開始とが略同時に行われてもよいし、トラバースアーム21の動作開始の後に巻取ボビンB2の回転開始が行われてもよい。
以上のようにして、ユニット制御部5は、トラバース動作の停止中(ステップS04の後)且つ上糸捕捉案内動作中(ステップS06及びS07)の第1期間(少なくとも、上糸捕捉案内装置60によって巻取ボビンB2側の上糸が捕捉されたときから、上糸捕捉案内装置60によって捕捉された巻取ボビンB2側の上糸が糸案内部30に至るまでの期間)、パッケージPの巻き幅の第1の側の端位置及び上糸捕捉案内装置60の糸捕捉幅の第1の側の端位置のいずれの位置よりも外側の第1待機位置においてトラバースガイド22を待機させる(第1工程)。更に、ユニット制御部5は、第1期間の経過後且つトラバース動作の開始前(ステップS11の前)の第2期間(少なくとも、糸継装置3による糸継動作が完了したときから、巻取ボビンB2の回転が開始されるまでの期間)、パッケージPの最外層の第1の側の端位置に対応する第2待機位置においてトラバースガイドを待機させる(第2工程)。
以上説明したように、糸巻取機1では、トラバース動作の停止中且つ上糸捕捉案内動作中の第1期間、第1待機位置においてトラバースガイド22が待機させられる。この第1待機位置は、パッケージPの巻き幅の第1の側の端位置及び上糸捕捉案内装置60の糸捕捉幅の第1の側の端位置のいずれの位置よりも外側の位置である。これらにより、トラバースガイド22が上糸捕捉案内装置60による糸捕捉案内動作の邪魔となることが抑制されると共に、糸案内部30によってトラバースガイド22の外側の領域に糸Yが案内されることに起因する綾外れの発生が抑制される。更に、第1期間の経過後且つトラバース動作の開始前の第2期間、第1待機領域よりもトラバース幅の内側に位置する第2待機位置においてトラバースガイド22が待機させられる。この第2待機位置は、パッケージPの最外層の第1の側の端位置に対応する位置である。これらにより、トラバース動作の開始時に、パッケージPの端面とトラバースガイド22との間の領域に糸Yが入り込むことに起因する綾外れの発生が抑制される。よって、糸巻取機1によれば、綾外れ等の不具合が発生するのを抑制することができる。なお、第2待機位置は、パッケージPの最外層の第1の側の端位置に対応する位置に限定されず、パッケージPの最外層領域(最外層を含む領域であって、最外層から内側の所定領域)内の或る糸層の第1の側の端位置に対応する位置であってもよい。
糸巻取機1では、ヤーンクリアラ4による糸Yの切断時又は給糸ボビンB1からの糸Yの糸切れ時にトラバース動作を中断・再開させる場合だけでなく、例えば、トラバース動作を停止させた状態から、空の巻取管Tに糸Yを巻き始めるためにトラバース動作を開始させる場合等、トラバース動作の停止中及び/又は開始時に、綾外れ等の不具合が発生するのを抑制することができる。例えば、綾外れは、トラバース動作の停止中にパッケージP側の上糸が案内される場合(このとき、巻取ボビンB2は、反巻取方向に回転させられる場合だけでなく、巻取方向に回転させられる場合もある)、トラバース動作の停止中に巻取ボビンB2が巻取方向に回転させられる場合、トラバース動作の開始と略同時に巻取ボビンB2が巻取方向に回転させられる場合等にも発生し得る。糸巻取機1によれば、これらの綾外れが発生するのを効果的に抑制することができる。
糸巻取機1では、糸継装置3による糸継動作の終了まで、第2待機位置においてトラバースガイド22が待機させられる。これにより、糸継動作を好適に実施することができると共に、トラバース動作を好適に開始させることができる。
ユニット制御部5は、最大の長さを有する巻取管Tに巻き取られるパッケージPの巻き幅の第1の側の端位置よりも外側の位置となるように第1待機領域を決定することができる。この場合、巻取管Tの長さに依らず、トラバースガイド22が上糸捕捉案内装置60による上糸捕捉案内動作の邪魔となるのをより確実に抑制することができると共に、トラバースガイド22の外側の領域に糸Yが案内されることに起因する綾外れの発生をより確実に抑制することができる。
ユニット制御部5は、トラバース幅の端位置に応じて第2待機位置の位置を調整することができる。この場合、トラバース動作の開始時に、パッケージPの端面とトラバースガイド22との間の領域に糸Yが入り込むことに起因する綾外れの発生をより確実に抑制することができる。
ユニット制御部5は、糸案内部30によってトラバース領域Rに案内される糸Yをトラバースガイド22が受け止めることができる位置となるように第2待機領域を決定することができる。この場合、トラバース動作の開始時に、パッケージPの端面とトラバースガイド22との間の領域に糸Yが入り込むことに起因する綾外れの発生をより確実に抑制することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、ユニット制御部5は、トラバース動作の停止中且つ上糸捕捉案内動作中の第1期間、所定の範囲を有する第1待機領域においてトラバースガイド22を待機させてもよい。この第1待機領域は、一例として、パッケージPの巻き幅の第1の側の端位置及び上糸捕捉案内装置60の糸捕捉幅の第1の側の端位置のいずれの位置よりも外側の領域である。このとき、トラバースガイド22は、トラバース動作時よりも低い速度で第1待機領域内を移動するなど、第1待機領域内に位置している状態であれば、第1待機領域内において停止していなくてもよい。なお、トラバース動作の停止とは、糸Yのトラバースが停止されていることを意味する。したがって、トラバース動作時よりも低い速度で第1待機領域内を移動する例のように、トラバースガイド22は、トラバース動作の停止中に動作している場合もある。
ユニット制御部5は、第1期間の経過後且つトラバース動作の開始前の第2期間、所定の範囲を有する第2待機領域においてトラバースガイド22を待機させてもよい。この第2待機領域は、第1待機領域よりもトラバース幅の内側に位置する領域であって、一例として、パッケージPの最外層領域の第1の側の端位置に対応する領域である。このとき、トラバースガイド22は、トラバース動作時よりも低い速度で第2待機領域内を移動するなど、第2待機領域内に位置している状態であれば、第2待機領域内において停止していなくてもよい。
ただし、上記実施形態のように、ユニット制御部5がトラバースガイド22を第1待機位置及び第2待機位置で停止させるようにすれば、トラバースガイド22を待機させるための制御を単純化することができる。
巻取ボビンB2は、巻取ボビン駆動モータ13によって直接回転させられる場合に限定されず、巻取ボビンB2の表面に接触させられた駆動ローラによって従動回転させられてもよい。接触ローラ12の形状は、両端の径が異なるコーン形状に限定されず、両端の径が同一である円筒形状であってもよい。
トラバース装置20は、トラバースアーム21の長手方向が糸巻取機1の設置方向(上下方向)に対して平行となる構成に限定されず、トラバースアーム21の長手方向が糸巻取機1の設置方向に対して垂直となる構成であってもよい。トラバースガイド22は、糸Yと係合して糸Yをトラバースするフック状の部材に限定されず、複数の棒状の部材で糸Yを挟むフィンガー状等の構成であってもよい。トラバースガイド22のトラバース動作は、トラバースガイド駆動モータ23がトラバースアーム21を搖動させることで実現される場合に限定されず、トラバースガイド22が取り付けられた無端状のタイミングベルトをパルスモータが往復移動させることで実現されてもよい。
上記実施形態では、糸巻取機1が自動ワインダを構成するものであったが、エアジェット精紡機、オープンエンド精紡機等の他の糸巻取機に本発明を適用することも可能である。
1…糸巻取機、3…糸継装置(所定の装置)、5…ユニット制御部(制御部)、11…クレードル(保持部)、22…トラバースガイド、30…糸案内部、60…上糸案内装置(糸捕捉案内装置)、R…トラバース領域、T…巻取管、P…パッケージ、Y…糸。
Claims (11)
- パッケージに巻き取られる糸を前記パッケージに応じたトラバース幅でトラバースするトラバース動作を行うトラバースガイドと、
前記パッケージに巻き取られた前記糸を捕捉して所定の装置に案内する糸捕捉案内動作を行う糸捕捉案内装置と、
前記トラバース動作の停止中且つ前記糸捕捉案内動作中の第1期間、第1待機領域において前記トラバースガイドを待機させ、前記第1期間の経過後且つ前記トラバース動作の開始前の第2期間、前記第1待機領域よりも前記トラバース幅の内側に位置する第2待機領域において前記トラバースガイドを待機させる制御部と、を備える、糸巻取機。 - 前記所定の装置は、糸継動作を行う糸継装置であり、
前記制御部は、前記糸継動作の終了まで、前記第2待機領域において前記トラバースガイドを待機させる、請求項1記載の糸巻取機。 - パッケージに巻き取られる糸を前記パッケージに応じたトラバース幅でトラバースするトラバース動作を行うトラバースガイドと、
前記パッケージに巻き取られた前記糸を捕捉して所定の装置に案内する糸捕捉案内動作を行う糸捕捉案内装置と、
前記パッケージの巻き幅の端位置及び前記糸捕捉案内装置の糸捕捉幅の端位置のいずれの位置よりも外側の第1待機領域において前記トラバースガイドを待機させ、前記パッケージの最外層領域の端位置に対応する第2待機領域において前記トラバースガイドを待機させる制御部と、を備える、糸巻取機。 - 前記所定の装置は、糸継動作を行う糸継装置である、請求項3記載の糸巻取機。
- 前記制御部は、前記トラバースガイドを第1待機位置で停止させることにより、前記第1待機領域において前記トラバースガイドを待機させ、前記トラバースガイドを第2待機位置で停止させることにより、前記第2待機領域において前記トラバースガイドを待機させる、請求項1〜4のいずれか一項記載の糸巻取機。
- 前記制御部は、前記トラバース幅の端位置に応じて前記第2待機領域の位置を調整する、請求項1〜5のいずれか一項記載の糸巻取機。
- 異なる長さを有する巻取管を保持可能な保持部を更に備え、
前記制御部は、最大の長さを有する前記巻取管に巻き取られる前記パッケージの巻き幅の端位置よりも外側の位置となるように前記第1待機領域を決定する、請求項1〜6のいずれか一項記載の糸巻取機。 - 前記トラバースガイドとは独立して設けられ、前記パッケージの外周面と接触して回転する接触ローラを更に備える、請求項1〜7のいずれか一項記載の糸巻取機。
- 前記糸捕捉案内装置によって前記所定の装置に案内される前記糸をトラバース領域に案内する糸案内部を更に備え、
前記制御部は、前記糸案内部によって前記トラバース領域に案内される前記糸を前記トラバースガイドが受け止めることができる位置となるように前記第2待機領域を決定する、請求項1〜8のいずれか一項記載の糸巻取機。 - パッケージに巻き取られる糸を前記パッケージに応じたトラバース幅でトラバースするトラバース動作を行うトラバースガイドと、
前記パッケージに巻き取られた前記糸を捕捉して所定の装置に案内する糸捕捉案内動作を行う糸捕捉案内装置と、を備える糸巻取機において実施される糸巻取方法であって、
前記トラバース動作の停止中且つ前記糸捕捉案内動作中の第1期間、第1待機領域において前記トラバースガイドを待機させる第1工程と、
前記第1期間の経過後且つ前記トラバース動作の開始前の第2期間、前記第1待機領域よりも前記トラバース幅の内側に位置する第2待機領域において前記トラバースガイドを待機させる第2工程と、を含む、糸巻取方法。 - パッケージに巻き取られる糸を前記パッケージに応じたトラバース幅でトラバースするトラバース動作を行うトラバースガイドと、
前記パッケージに巻き取られた前記糸を捕捉して所定の装置に案内する糸捕捉案内動作を行う糸捕捉案内装置と、を備える糸巻取機において実施される糸巻取方法であって、
前記パッケージの巻き幅の端位置及び前記糸捕捉案内装置の糸捕捉幅の端位置のいずれの位置よりも外側の第1待機領域において前記トラバースガイドを待機させる第1工程と、
前記パッケージの最外層領域の端位置に対応する第2待機領域において前記トラバースガイドを待機させる第2工程と、を含む、糸巻取方法。
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