JPH02243469A - ガラス繊維ストランドの分割巻取方法及び装置 - Google Patents

ガラス繊維ストランドの分割巻取方法及び装置

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JPH02243469A
JPH02243469A JP6511589A JP6511589A JPH02243469A JP H02243469 A JPH02243469 A JP H02243469A JP 6511589 A JP6511589 A JP 6511589A JP 6511589 A JP6511589 A JP 6511589A JP H02243469 A JPH02243469 A JP H02243469A
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JP
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strand
strands
traverse
guide
winding
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JP6511589A
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Yutaka Kawaguchi
裕 川口
Michio Konno
道雄 紺野
Arata Kasai
新 河西
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Nitto Boseki Co Ltd
Original Assignee
Nitto Boseki Co Ltd
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Publication date
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    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H54/00Winding, coiling, or depositing filamentary material
    • B65H54/02Winding and traversing material on to reels, bobbins, tubes, or like package cores or formers
    • B65H54/026Doubling winders, i.e. for winding two or more parallel yarns on a bobbin, e.g. in preparation for twisting or weaving
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
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    • B65H55/00Wound packages of filamentary material
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
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    • B65H2701/00Handled material; Storage means
    • B65H2701/30Handled filamentary material
    • B65H2701/31Textiles threads or artificial strands of filaments
    • B65H2701/312Fibreglass strands
    • B65H2701/3122Fibreglass strands extruded from spinnerets

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ブッシングから溶融紡出されたガラス繊維フ
ィラメントを複数本のストランドに分割し、この複数本
のストランドを同時にトラバースさせながら。
巻取軸上に1個の巻取パッケージを形成するように巻取
るガラス繊維ストランドの分割巻取方法及び装置に関す
る。
〔従来の技術〕
繊維強化プラスチック(以下FRPという)の補強材料
として用いられるガラス繊維は近時、その生産性をあげ
るために2000〜4000ホールといった多ホール化
が進められている。一方、FRPの補強材料として用い
られるガラス繊維には成形加工時の分散性及び樹脂との
含浸性が要求されている。この要求に応えるために、従
来よりストランドの分割紡糸巻取が行われている。従来
の分割紡糸巻取法は、第10図に示すように、ブッシン
グ1から紡出されたガラス繊維フィラメント2に、pI
!布ローラ3によって集束剤を塗布し、その後のガラス
繊維フィラメントを複数の溝を有する集束部材4によっ
て複数のストランド5に集束し、複数のストランド5を
幅広溝6Aを有するトラバースガイド6で同時にトラバ
ースさせながら9巻取軸7上にセットした巻取管8上に
巻取り1巻取パッケージ9を形成していた。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、かかる従来技術では、複数のストランド5を
トラバースガイド6の一つの幅広溝6A内に通し。
トラバースさせる構成であるので、複数のストランドが
相互にくっつき易(、特に、トラバースの両端では。
ストランドの張力により巻取バフケージの中心部に戻ろ
うとする力が大きくなるので、第11図に示すように複
数のストランド5が幅広溝6Aの一端に集められ。
再集束する。このため、バフケージに巻取られたストラ
ンドはかなりの部分が1本のストランドに再集束してお
り、かつガラス繊維には集束剤が塗布されているため、
この部分が1本に集束された状態で接着されてしまい、
FRP成形時の分散性、含浸性に悪影響を及ぼすことに
なる。
これを防止するには、第12図に示すように、複数のガ
イド溝10Aを備えたトラバースガイド10を用い、各
ガイド溝10Aにそれぞれストランド5を通すようにす
ることが考えられる。このようにすれば、各ストランド
は互いに平行に且つ離れた状態で巻取パンケージ上に巻
取られることとなり、ストランド相互の接着は防止され
る。ところが、複数のストランドを平行に保った状態で
巻取って形成した巻取バフケージは。
両端部の巻径が中央部に比べて小さくなり5各ストラン
ドの長さが異なることとなる。このため、ストランドを
解舒する際に、長いストランドにたるみを生じ。
解舒の進行につれてこのたるみが蓄積され、大きいルー
プを生じてトラブルを発生するという新たな問題が発生
した。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、形成し
た巻取パッケージでのストランド間の再集束、接着を防
止し、かつ解舒時にループの発生を防止することの可能
な、ガラス繊維ストランドの分割巻取方法及び装置を提
供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成すべくなされた本願第一の発明は。
ブッシング底部に設けられたノズル孔より引き出された
ガラス繊維フィラメントを複数本のストランドに分割し
、この複数本のストランドを近接位置に保ちながらトラ
バースさせて巻取軸上に巻取る方法において。
前記複数のストランドを通常は互いに非接触となるよう
に分離した状態でトラバースさせるが、1トラバース工
程において少なくとも1回は、ストランド間のトラバー
ス方向での位置関係を変化させ、各ストランドが少なく
とも他の1本のストランドと交差した状態となるように
巻取ることを特徴とするガラス繊維ストランドの分割巻
取方法を要旨とする。
また9本願第二の発明は、ブッシング底部に設けられた
ノズル孔より引き出されたガラス繊維フィラメントを複
数本のストランドに集束する集束部材と、前記複数本の
ストランドをトラバースさせるトラバースガイドと、ス
トランドを巻取るための巻取軸とを備えた巻取装置にお
いて、前記トラバースガイドが、それぞれ独立した複数
のガイド孔を有しており、少なくとも一つのガイド孔は
9通過しているストランドがトラバース方向に移動する
ことができるよう、ほぼトラバース方向に延びる長孔形
状をなしており、更に、各ガイド孔は、他のガイド孔の
少なくとも一つに対して。
トラバース方向にはいずれか一方のガイド孔が他方のガ
イド孔よりも短く且つ他方のガイド孔の両端よりも内側
に位置する関係となるように、配置されていることを特
徴とするガラス繊維ストランドの分割巻取装置を要旨と
する。
以下1本発明を図面に示す実施例を参照して詳細に説明
する。
〔実施例〕
第1図は本発明の一実施例によるガラス繊維ストランド
の分割巻取装置を示す概略側面図である。第1図ニオイ
て、11は溶融炉底部に設けられたブッシングであり1
通常2000〜4000のノズル孔を有している。12
はブッシング11のノズル孔から引き出されたガラス繊
維フィラメント、13はガラス繊維フィラメント12に
集束剤を塗布する塗布ローラ、14は。
集束剤を塗布したガラス繊維フィラメントを複数(本実
施例では3本)のストランド15a、15b、IsCに
集束する集束部材である。なお1本実施例では集束部材
14として、集束ローラが使用されている。16は複数
のストランドをトラバースさせるトラバースガイド、1
7はストランドを巻取るための巻取軸、18は巻取軸1
7に保持された巻取管、19は巻取パンケージ、20は
巻取機本体である。トラバースガイド16は図示しない
トラバース機構に保持されており。
矢印で示すように巻取軸17に沿ってトラバースさせら
れる構成となっている。
トラバースガイド16は第2図、第3図に拡大して示す
ように、全体が略三角形状をしており、各ストランドに
対応するように、それぞれ独立した複数(実施例では3
個)のガイド孔21 a、  2 l b、  21 
cを有している。これらのガイド孔21 a、  2 
l b、  21 cはトラバース方向に対して直角方
向に離れて配置されている。更に、各ガイド孔21a、
21b、21cはいずれも1通過しているストランドi
sa、15b。
15Cがトラバース方向に移動することができるよう。
ほぼトラバース方向に延びる長孔形状をなしており。
且つその長さが異なっている。しかも、ガイド孔21a
はトラバース方向にはガイド孔21bの両端よりも内側
(即ち、ガイド孔21bの両端ではさまれた領域内)に
位置しており、また、ガイド孔21bはガイド孔21c
の両端よりも内側(即ち、ガイド孔21cの両端ではさ
まれた領域内)に位置している。ここで。
トラバース方向における各ガイド孔の端部と端部の距離
Δlは左右とも、各ガイド孔の端部で案内されたストラ
ンド15a、15b、15cが互いに接触しない範囲で
極力接近して巻取管上に巻取られるように選定されティ
る。各ガイド孔21 a、  2 l b、  21 
cには。
トラバースガイド16の一つの斜面16aに通じる導入
溝22 a、  22 b、  22 cが接続されて
いる。
次に、上記装置によるガラス繊維ストランドの分割巻取
方法を説明する。
第1図において、溶融炉底部のブッシング11のノズル
孔から紡出され、冷却固化したガラス繊維フィラメント
12は、塗布ローラ13によって集束剤が塗布され、そ
の後、集束部材14によって複数のストランド15a、
15b、15cに集束され、トラバースガイド16を介
して巻取軸17上の巻取管18上に巻取られてい(。
第4図はストランド15a〜15Cが巻取管18(第1
図参照)に巻付けられた後、トラバースガイド16のガ
イド孔21a〜21Cに保持される寸前の状態を示すも
のである0巻取りの開始において1巻取管18に巻取ら
れているストランド15a〜15Cは自分自身の張力に
より巻取管の中央に向うて進もうとし。
また、トラバースガイド16はトラバース機構(図示せ
ず)によって矢印りの方向に向かう、従って、この時各
ストランド15a、15b、15cはトラバースガイド
16の斜面16aに接触する。この際、各ストランド1
5a、15b、15cはトラバース方向に対して直角方
向の位置がずれるように、集束部材14で案内されてお
り、このため、各ストランド15a、15b、15cは
トラバースガイド斜面163の異なる位置に接触し、そ
の斜面16aを矢印X方向に沿って移動し、最も近(の
案内溝22a、22b、22cを通って各ガイド孔21
 a、  2 l b、  21 cに落ち込み。
その後は、各ガイド孔21 a、  2 l b、  
21 c内に保持された状態でトラバースされ9巻取管
上に巻取られ。
巻取パフケージを形成する。
次に巻取パッケージ19を形成する際におけるストラン
ドの軌跡を第5図を参照して説明する。第5図はストラ
ンド15a〜15cがトラバースガイド16でトラバー
スされながら巻取られる際の各ストランドのガイド孔2
12〜21cに対する位置関係、及び巻取パッケージ1
9上でのストランド位置を概略的に説明する動作説明図
である。なお、第5図において、トラバースガイド16
の横の矢印はトラバースガイド16の移動方向を示し、
パッケージ19の横の矢印はパッケージの回転方向を示
している。
第5図talはトラバースガイド16が中間位置を矢印
方向に移動中の状態を示している。この位置では各スト
ランド15a〜15Cはそれぞれ対応するガイド孔21
a〜21cの右端で拘束されてトラバースしており、互
いに平行に且つ非接触状態で巻取パンケージ19上に巻
取られる。この状態は、第5図(blに示すように、ト
ラバースガイド16がトラバース行程の左端に達するま
でm続する。
次にトラバースガイド16が反転して巻取パッケージの
中央方向に戻るが、その際、ストランド自身も自身の張
力により中央方向に戻ろうとするが、その速度はトラバ
ースガイドの速度に比べてはるかに小さいため、第5図
telに示すように、各ガイド孔がストランドよりも速
(移動し、換言すれば、ストランドが各ガイド孔内を相
対的に左方向に移動する。なお、第5図及び以下の説明
では、説明をわかり易くするため、ストランドが自身の
張力で中央に戻ろうとする速度を無視している0次に、
第5図(e)に示すように、最も短いガイド孔21aの
左端がストランド15aに接触すると。
その後は、そのストランド15aはガイド孔21aの左
端によって強制的に中央方向に押され、他のストランド
15b、15cよりも速く移動する。このため。
ストランド15aがストランド15bに違いつき(第5
図(di参照)、且つ追い越す(第5図tal参照)、
これにより1巻取パッケージ19上ではストランド15
aがストランド15bと点Aで交差する。同様にストラ
ンド15aはストランド15cも追い越しく第5図tf
l参照)、また、ストランド15bがストランド15C
を追い越す(第5図!IF参照)、これにより9巻取パ
フケージ19上ではストランド15aがストランド15
Cと点Bで交差し、ストランド15bがストランド15
cと点Cで交差する。その後、第5図c幻に示すように
、各ストランドt5a、15b、15cがガイド孔21
a、21b、21cの左端に位置じ、従って第5図(b
lの状態とは各ストランドのトラバース方向の位置が逆
転する。なお、第4図(bl〜第4図(幻に示す変化は
瞬間的である。
第5図(g’)の状態に達した後は、第5図(Nにも示
すように、各ストランド15a〜15Cが、トラバース
ガイド16の各ガイド孔内の同じ位置に保たれた状態で
トラバース行程の反対端まで移動する。トラバースガイ
ド16がトラバース行程の右端に達した後は、再びトラ
バースガイド16が反転して、左方向に移動するが、こ
の場合にも、第5図(b)〜第5図(幻で示したのと同
様に(ただし左右が逆になるように)、各ガイド孔21
 a、  2 l b、  21 c内でのストランド
15a、15b、15cの位置が移動し、トラバース方
向での各ストランドの相対的位置が逆転し、各ストラン
ド15a〜15cは巻取パンケージ上に交差して巻取ら
れる。
このように、複数のストランド15a〜15Cは。
トラバース行程の大部分では、互いに近接しているが非
接触な且つ平行な状態で巻取られ、トラバース行程の両
端位置(トラバースガイドの反転位置)においてストラ
ンド間のトラバース方向での位置関係が変化し。
巻取パッケージ上に交差して巻取られる。かくして形成
されは巻取パフケージ19上では、第6図に誇張して示
すように5複数のストランド15a〜15cは。
はとんどの部分で非接触となっており1両端部に近い所
にストランド同志の交差点A、 B、  C,D、 E
、 Fを有している。そして、この交差点でストランド
同志が接着する。
使用に当たっては、l!取パッケージ19から複数のス
トランド15a−15cを1本のストランドとして引き
出し1種々の目的に使用する。ところで、上記したよう
に複数のストランドを同時にトラバースさせて巻取った
パッケージでは、ストランド同志の長さに差が発生しや
すい、前記したように、複数のストランドを完全に分離
した状態で巻取ったパッケージでは、ストランドを解舒
していくにつれて、この長さの差が集積されてループに
なり、工程性を悪くする原因となりやすい、しかしなが
ら、上記した本圃の方法によるバフケージの場合は、ト
ラバース周期1回毎に2ケ所の接着点を有するため、第
7図に示すように、解舒した複数のストランド15a〜
15Cは、一定の長さごとに、接着点24を有しており
、ストランド間に長さの差があってどれかのストランド
にたるみが生じても。
この接着点を越えて長さの差(たるみ)が集積されるこ
とがない、かくして、ストランド解舒中に、ループが発
生することはなく、良好に解舒できる。
また、上記のトラバースガイド16を使用して巻取った
ストランドは、前記交差点を除いた部分ではトラバース
方向に分離された状態で巻取られ、更に、第3図に示す
ように、各ストランド15a〜15cの巻取バフケージ
19に対する進入角を異ならせた状態で巻取られている
。このため、解舒したストランドは。
各ストランドへの分割性が極めて良好である。また。
ガイド孔の端部の間隔Δ!(第2図参照)は、かなり自
由に選択できるので、@取パフケージ上でのストランド
間隔をかなり自由に選択でき1例えば、第12図に示す
形式のトラバースガイド10に比べてストランド間隔を
短くすることが可能である。
なお、上記実施例では、トラバースガイド16のガイド
溝21a、21b、21cをピラミッド型に並べ。
トラバースの端部において、各ストランドが他の全部(
2本)のストランドに交差するように構成している。
しかしながら2本発明はこの場合のように、各ストラン
ドが他の全ストランドに交差する場合に限るものでなく
、また、交差位置もトラバースの端部に限るものではな
い。要するに1本発明は、複数のストランドを同時にト
ラバースさせて巻取る場合において、各ストランドが1
トラバ一ス行程に少なくとも1回、他のストランドの少
なくとも1本と交差しておればよい、この構成とすると
、各ストランドが1トラバ一ス行程に対応する長さの内
に、1回は他のストランドに接着しており、従ってスト
ランドを巻取パッケージから解舒する際に、たるみが集
積されることがなく、良好な解舒が可能となる。
また、このように各ストランドを少なくとも他の1本の
ストランドと交差させることの可能なトラバースガイド
のガイド孔形状、配置としては、実施例のようなピラミ
ッド型に限るものでなく、各ガイド孔が、他のガイド孔
の少なくとも一つに対して次の関係、即ち。
トラバース方向にはいずれか一方のガイド孔が他方のガ
イド孔よりも短く且つ他方のガイド孔の両端の内側(他
方のガイド孔の両端ではさまれた領域内)に位置する関
係となるように、配置されておればよい、この配置とす
れば、トラバース行程の端部において、ストランドのト
ラバース方向での位置を変化させ、パフケージ上にスト
ランドを交差させて巻取ることが可能となる。
第8図はトラバースガイドの変形例を示すものである。
このトラバースガイド25も、3本のストランド15 
a、  15 b、  15 cをそれぞれ案内する独
立した3本のガイド孔26a、26b、26cを有して
いるが、ガイド孔26a、26bのみがトラバース方向
に延びる長孔形状をなしており、他のガイド孔26cは
トラバース方向には長孔形状でなく、ストランド15C
をトラバース方向に固定する形状となっている。このガ
イド孔26cはトラバース方向には、長孔形状のガイド
孔26a、26bの各々の両端よりも内側に位置してい
る。ただし、ガイド孔26a、26bはトラバース方向
には互いにずれた位置に配置されている。
このトラバースガイド25によって巻取った場合、トラ
バースの両端において、ストランド15cに対して他の
ストランド15a、15bの位置が変化する。このため
1巻取パッケージ上では、第9図に示すように。
両端においてのみ、ストランド15Cが他のストランド
15a、15bに交差し、他の部分では各ストランドが
分離して巻取られている。この巻取パッケージにおいて
も、ストランドを解舒する時に、ストランド間の長さの
差を、接着点(交差点)で吸収することができ、ループ
の発生を防止できる。なお、この実施例では、ストラン
ド15a、15bはトラバース方向の位置が変化してお
らず、従って左右対称形に巻取られている。このため、
ストランド15a、15bの巻取長さが等しく、ストラ
ンド間の長さの差が小さくなるという利点が得られる。
なお、上記実施例では、複数のストランドを単一のトラ
バースガイドを用いてトラバースさせた場合を示したが
、この代わりに同一周期でトラバースされる複数のトラ
バースガイドを用いて巻取ることも可能である。この場
合には、複数のトラバースガイドが1トラバースする間
に、各トラバースガイドで案内したストランドのトラバ
ース方向の位置が変化するように、各トラバースガイド
の速度変化を定めればよい。また。
分割巻取を行うストランド本数は、上記実施例の3本に
限らず、増減可能であることは言うまでもない。
〔発明の効果〕
以上に説明したように1本発明による分割巻取方法及び
装置によれば、複数本に分割したストランドを分離した
状態で同時にトラバースさせ、且つその際、lトラバー
ス行程において少なくとも1回各ストランドを他の少な
くとも1本のストランドに交差させて巻取ることができ
る。このようにして形成された巻取パフケージでは、複
数のストランドが大部分では分離して巻取られているた
め、これを解舒してFRP成形に使用する場合1分離性
が良く、樹脂の含浸やチョツプドストランドにした場合
の分散性が良好である。更に。
この巻取パフケージからストランドを解舒する場合。
ストランド同志が成る長さごとに接着点を有するため。
ストランド同志の長さの差がその接着点で吸収され。
長さの差が集積されてループを発生するということがな
い。かくして1本発明は5解舒性が良好で且つFRP成
形に使用した際の樹脂の含浸や分散性の良好なガラス繊
維巻取パッケージを形成することができるという効果を
有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例によるガラス繊維ストランド
の分割巻取装置を概略的に示す側面図、第2図はトラバ
ースガイドの平面図、第3図はトラバースガイドと巻取
軸との位置関係を概略的に示す正面図、第4図は上記ト
ラバースガイドにストランドを係合させる状態を示す概
略斜視図、第5図!al〜fhlは上記トラバースガイ
ドの動作を説明する動作説明図、第6閏は上記実施例で
形成した巻取パフケージの表面のストランド軌跡を概略
的に示す側面図、第7図はその巻取パンケージから解舒
したストランドを概略的に示す平面図。 第8図はトラバースガイドの変形例を示す平面図、第9
図は第8rgJのトラバースガイドを使用して形成した
巻取パッケージの表面のストランド軌跡を概略的に示す
側面図、第10図は従来のガラス繊維ストランドの分割
巻取装置を示す概略側面図、第11図はその装置に用い
たトラバースガイドとストランドの関係を示す概略斜視
図、第12図は第11図に示す従来のトラバースガイド
の欠点を解決するものとして考えられるトラバースガイ
ドの平面図である。 11・−・ブッシング、12−・ガラス繊維フィラメン
ト13−一塗布ローラ、  14−・集束部材、15a
、15b。 15cmストランド、16・−トラバースガイド、17
−  巻取軸、18−・−巻取管、19−巻取パフケー
ジ、20=−巻取機本体、  21a、21b、21C
−ガイド孔。 22a、22b、22cm−導入溝、24−接着点。 代理人 弁理士 乗 松 恭 三 51b1辷−又トランド ぢ−一トラバース 2m、2b3ン−でイド化 2h2とな−・導入溝 ア1図 ″f3図 オリ図 オ8図 牙11 図 第12図 オ9 図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ブッシング底部に設けられたノズル孔より引き出
    されたガラス繊維フィラメントを複数本のストランドに
    分割し、この複数本のストランドを近接位置に保ちなが
    らトラバースさせて巻取軸上に巻取る方法において、前
    記複数のストランドを通常は互いに非接触となるように
    分離した状態でトラバースさせるが、1トラバース工程
    において少なくとも1回は、ストランド間のトラバース
    方向での位置関係を変化させ、各ストランドが少なくと
    も他の1本のストランドと交差した状態となるように巻
    取ることを特徴とするガラス繊維ストランドの分割巻取
    方法。
  2. (2)ブッシング底部に設けられたノズル孔より引き出
    されたガラス繊維フィラメントを複数本のストランドに
    集束する集束部材と、前記複数本のストランドをトラバ
    ースさせるトラバースガイドと、ストランドを巻取るた
    めの巻取軸とを備えた巻取装置において、前記トラバー
    スガイドが、それぞれ独立した複数のガイド孔を有して
    おり、少なくとも一つのガイド孔は、通過しているスト
    ランドがトラバース方向に移動することができるよう、
    ほぼトラバース方向に延びる長孔形状をなしており、更
    に、各ガイド孔は、他のガイド孔の少なくとも一つに対
    して、トラバース方向にはいずれか一方のガイド孔が他
    方のガイド孔よりも短く且つ他方のガイド孔の両端より
    も内側に位置する関係となるように、配置されているこ
    とを特徴とするガラス繊維ストランドの分割巻取装置。
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