JPS60179424A - シアンアリ−ルオキシ系重合体の製造方法 - Google Patents

シアンアリ−ルオキシ系重合体の製造方法

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JPS60179424A
JPS60179424A JP3429484A JP3429484A JPS60179424A JP S60179424 A JPS60179424 A JP S60179424A JP 3429484 A JP3429484 A JP 3429484A JP 3429484 A JP3429484 A JP 3429484A JP S60179424 A JPS60179424 A JP S60179424A
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茂 松尾
Tomoyoshi Murakami
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明はシアンアリールオキシ系重合体の製造方法に関
し、更に詳しくは、この製造工程において分子量調節剤
としてモノハロゲノベンゾニトリルを用いる方法に関す
る。
[発明の技術的背景とその問題点] 種々のシアンアリールオキシ系重合体が特開昭47−1
4270号公報に開示されている。これらシアンアリー
ルオキシ系重合体は、例えば、2.4−ジニトロベンソ
ニトリル、2.6−ジニトロベンゾニトリルのようなジ
ニトロベンゾニトリルとビスフェノールAのような二価
フェノールとを溶媒の存在下で反応させて製造されてい
る。このとき、製造されるべきシアンアリールオキシ系
重合体の分子量を調節してその耐熱性などの緒特性を制
御するために、分子量調節剤が反応系に添加される0通
常、用いられる分子量調節剤としては、p−クミルフェ
ノール、p−ターシャリ−ブチルフェノール、フェノー
ル、塩化メチルなどである。
しかしながら、上記したような分子量調節剤をこの反応
に用いた場合、必ずしも分子量調節剤の反応性が充分で
はなかった。
[発明の目的] 本発明は、分子量調節剤として七ノ/\ロゲノベンゾニ
トリルを用いたシアンアリールオキシ系重合体の新規な
製造方法の提供を目的とする。
[発明の概要] 本発明のシアンアリールオキシ系重合体の製造方法は、 (式中、XはF、(4の少なくとも1種のハロゲン原子
を表わす) で示されるジハロゲノベンゾニトリルと、4パト、÷0
十 +R+ (ただし、 Rは炭素数 1 〜13の炭化水素二価の・基を表わす)のいずれか1種
を表わし; Nはアルカリ金属を表わす) で示される二価フェノールのアルカリ金属塩の少なくと
も1種とを、溶媒の存在下で反応させ、ついで、水又は
アルコールで処理するシンアリールオキシ系重合体の製
造方法において、分子量調節剤として、 (式中、 XはF、CJIのいずれか1種のハロゲン原
子を表わす) で示されるモノハロゲノベンゾニトリルを用いることを
特徴とする。
本発明方法は、式(I)の化合物と式(II )の化合
物を出発原料とする。
式(I)の化合物で×はF、C1のハロゲン原子を表わ
し、これらは同じであっても異なっていてもよい。また
、2個のハロゲンXのベンゼン環への置換位置は格別限
定されるものではない。
式(II )の化合物でMはアルカリ金属を表わすのよ
うなものが好適である。
式(II )の化合物はHO−Ar−OH(Arは」−
と同じ意味を有する)で示される二価フェノールと炭酪
カリウム、水酸化カリウムなどのアルカリ金属塩との中
和反応又は加水分解反応によって容易に調製することが
できる。
なお、本発明の反応を進めるにあたっては、反応の当初
から式(II )の化合物1冊いることなく、例えば、
反応系に上記二価フェノールと更に16記のようなアル
カリ金属塩とを一諸に添加しておいてもよい。この場合
には、反応の進行に伴って反応系には式(II )の化
合物が生成することになる。
本発明方法にあっては、上記した2種類の出発原料を後
述する溶媒に溶解させて後述の条件下で反応させる。
このとき、用いる式(II )の化合物は1種類である
必要はなく、例えば、Arの異なる2種類以」二の化合
物を一緒に用いてもよい。その場合には、Atの異なる
複数種の単位が連結した重合体を得ることができる。
各化合物の使用量は、[1的とするシアンアリールオキ
シ系重合体の重合度との関係から決めればよい。
反応は溶媒中で行なわれる。使用する溶媒としては各種
の有機溶媒1例えば、ジメチルスルホキシド、スルホラ
ン、N−メチルピロリドン、ジメチルホルムアミド、ジ
フェニルスルホンをあげることができ、その使用量は式
(H)、式(m)の各化合物を溶解せしめるに充分な量
であればよい。
反応温度は 100〜350℃、好ましくは150〜3
00℃、反応時間は0.1〜3.0時間、好ましくは0
.5〜2.0時間である。また、反応は常圧下で行なっ
ても、若干の加圧下で行なってもよい。
本発明方法は、この重合反応の過程で分子量調節剤とし
てモノハロゲノペンツニトリルを用いることを特徴とす
る。
具体的には、4−クロロベンゾニトリル、4−フルオロ
ベンゾニトリル、2−クロロベンゾニトリル、2−フル
オロベンゾニトリルをあげることがでキる。その使用量
は、式(rr )の化合物の使用量にだいし0.1〜5
モル%程度がよい。また、これら分子量調節剤は重合反
応の初期段階で反応系に添加することが好ましい。
また、本発明方法にあっては、重合反応を進めている過
程で例えば塩化メチレンのようなメチレンシバライドあ
るいはジハロゲノジフェニルスルホンを反応系に供給し
てもよい。このときには、メチレン基などが鎖状骨格の
中に組込まれた共重合体が得られる。
次に、上記した過程を経て得られた反応生成物を、木、
アルコールで処理し1反応生成物の末端に存在するアル
カリ゛金属にを脱離させると同時N りする。アルコールとしては、メタノール、エタノール
が好ましく、また処理方法は上記反応生成物を水、アル
コールの中に投入するだけでよい。
このようにして製造された本発明のシアンアれている。
式(II )の化合物を上記したように種々のものを用
いることにより、この重合体は、N なるブロックを直鎖状に連結した共重合体となる。
[発明の実施例] 実施例1 攪拌装置、精留装置ならびにアルゴンカス吹込管を備え
た200■立のセパラブルフラスコに、式(I)の化合
物として2.6−シクロロベンゾニトリル8.51g(
0,05モル) 、 p、p’−ビフェノール9.3g
 (0,05モル)、炭酸カリウム7.05g(0,0
5モル)、分子量調節剤として4−クロロベンゾニトリ
ル0.137g(0,001モル)および溶媒としてス
ルホラン40+oJLを入れ、ここにアルゴンカスを吹
込みながら全体を攪拌し、 230°Cにy1温して3
0分間、ついで250℃に塀温して2時間反応させた。
反応の終了後、反応生成物をメタノール中に投入して重
合体を析出させて回収し、これをワーリング社製のブレ
ンダーにより粉砕した。得られた粉末状重合体を、熱水
11、熱メタノールliで順次洗浄し、 110℃で8
時間減圧乾帰した。重合体の収ji114.4g(収率
 100%)。
この重合体をN−メチルピロリドンに溶解して濃度Q、
2g/d文の樹脂液を調製し、この樹脂液を用いて30
″Cで還元粘度(ηsp/c :d文/g)を測定した
ηsp/c= 0.8d文/g。
また、この重合体の赤外吸収スペクトル(IR)分析の
結果、3030 c m ’、 830cm−’にベン
ゼン環のC41結合による吸収、1590 c m−’
にヘンセン環のC−G結合による吸収、1240 c 
m−’に芳香族エーテル結合による吸収、ならびに22
20 c m−’に二トリルノ、(による吸収が認めら
れた。さらに、この重合体のカラス転移温度(Tg)は
 188℃、熱分解開始温度(Td) (空気中)は5
47°0−1’あツタ。
実施例2 分子量調節剤の4−クロロベンゾニトリルの使用量を0
.275g(0,002モル)としたほかは実施例1と
同様にして重合体を得た。収Ji11.82g(収率8
2%)。
得られた重合体の還元粘度[ηsp/c]は0.21d
l/gであった。このもののIR分析の結果は実施例1
と同じであり、Tg、、−219℃、Td= 523℃
であった。
実施例3 実施例1と同様のセパラブルフラスコに、2.6−シフ
ルオロベンゾニトリル”−885g (0,0495モ
ル) 、 2,2°−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
プロパy11.4g(0,05モル) 、炭酸カリウム
7.051g(0,05モル) 、 2−クロロベンゾ
ニトリJLzO,137g(0,001%Jl/) オ
よびスJl/ホ774011Jlを入れ、実施例1と同
様にして反応を行なって重合体な得た。収r+) 18
.20g (収率98.8%)。
得られた重合体の還元粘度[ηSP/c]は0.42d
17gであった。また、このもののIR分析の結果は実
施例1と同じ吸収のほか、2850cm−’にイソプロ
ピル基による吸収がみられた。Tg= 1811°C1
Td= 478℃であった。
実施例4 実施例3で用いた2、2°−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)プロパンに代えて、4,4°−チオジフェノール
10.913g、(0,05モル)を用いたほかは実施
例3と同様にして重合体を得た。収量15.87g (
収率88.6%)。
得られた重合体の還元粘度[ηsp/c]は0.50d
l/gであった。また、このものの!R分析の結果は実
施例1と同じであり、Tg= 148℃、Td=76℃
であった。
実施例5 実m例3で用いた二価フェノールの2,2°−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)プロパンに代えて、p、p’−
ビフェノール4.ti5g(0,025モル)とヒドロ
キシ72.752g(0,025モル)との混合物を用
いたほかは実施例3と同様にして重合体を得た。収量1
2.40g (収率100%)。還元粘度[ηsp/c
lは0.73 dl /gであった。また、このものの
IR分析の結果は実施例1と同じであり、Tg= 19
1(℃、Td=534°Cであった。
実施例6 実施例1と同様のセパラブルフラスコに、2.6−ジク
ロロベンゾニトリル7.74g(0,045モル) 、
 2.2°−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン
 Il、41g(0,05モル)、炭酸カリウム8.9
8g(0,0ff5モル)、4−クロロベンゾニトリル
0.137g(0,001モル)、N−メチルピロリド
ン100m文およびトルエン40ralを仕込み、 1
50℃において2時間保持し生成した水をトルエンとと
もに除去した。
ついで、全体を IH℃に列温して残存するトルエンを
除去したのち、 1110℃において3時間反応させた
。つぎに、 155℃において、塩化メチレンを0.4
8g/分の供給速度で3時間にわたり反応器に吹き込み
反応を進めた。
反応終了後、冷却し、生成した塩を7戸別したのち、メ
タノール中に投入して共重合体を析出させてこれを12
取した。ついで、 130℃において10時間真空乾燥
し、共重合体を得た。収量te、og(収率100%)
。還元粘度[ηsp/clは0.51d文/gであった
。また、このもののIR分析の結果は実施例1と同じで
あり、Tg= 164℃、Td= 485℃であった。
実施例7 実施例1と同様のセパラブルフラスコに、2.6−シク
ロロベンゾニトリル4.30g(0,025モル)。
p、p’−ビフェノール9.37g(0,05モル) 
、 4.4°−ジクロロジフェニルスルホン7.18g
(0,025モル9.4−クロロベンゾニトリル0.1
03g (0,000,8モル)。
炭酸カリウム 8.98g(o、oθ5モル)、N−メ
チルピロリドン100s+JJおよびトルエン40mJ
1を仕込み。
以降の操作は実施例6と同様にして共重合体を得た。収
量1?、3g(収率 100%)。還元粘度0.77d
交/g、 Tg= 219℃、Td= 554℃であっ
た。
比較例1 分子量m節剤である4−クロロベンゾニトリルを淫加し
なかったほかは実施例1と同様にして重合体を得た。収
量14.3g(収率10(1%)。
得られた重合体の還元粘度[ηsP/C]は2.23d
flIgであった。また、II?分析の結果は実施例1
と同様であり、丁g= 219℃、Td= 520℃で
あった。
比較例2 分子量調節剤として4−クロロベンゾニトリルに代えて
p−クミルフェノール0.212g(0,001モル)
を用いたほかは実施例1と同様にして重合体を得た。収
i 14.5g(収率 100%)。得られた重合体の
還元粘度[ηsp/c]は 1.08d立/gであった
。また、このもののIR分析の結果は実施例1と同じ吸
収のほか、2850 c m ’にイソプロピル基によ
る吸収があった。7g= 211℃、Td= 542℃
比較例3 分子量調節剤として4−クロロベンゾこトリルに代えて
、p−ターシャリ−ブチルフェノール0.15g(0,
001モル)を用いたほかは実施例1と同様にして重合
体を111た。収量14.3g(収率100%)。
得られた重合体の還元粘度[ηsp/c]は1.14d
i/gであった。また、このもののIR分析の結果は実
施例1と同じ吸収のほか、2850 c m ’にター
シャリ−ブチル基による吸収があった。Tg= 219
℃、Td= 523℃。
[発明の効果] 本発明の方法による場合、分子量調節剤として用いる七
ノハロゲノベンゾニトリルの反応性が大きいので、分子
量調節剤の添加量を少なくしても充分に分子量を調節す
ることができる。したがって、従来に比べて分子量調節
剤の使用量が少なくてすみ、経済的に資すること大であ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 N (式中、 XはF、C1の少なくとも1種のハロゲン原
    子を表わす) で示されるジハロゲノベンゾニトリルと、〜13の炭化
    水素二価の基を表わす)のいずれか1種を表わし; に
    はアルカリ金属を表わす) で示される二価フェノールのアルカリ金属塩の少なくと
    も1種とを、 溶奴の存在下で反応させ、ついで、水又はアルコールで
    処理するシアンアリールオキシ系重合体の製造方法にお
    いて、分子量調節剤として、(式中、XはF、(4のい
    ずれか1種のハロゲン原子を表わす) で示されるモノハロゲノベンゾニトリルを用いることを
    特徴とするシアンアリールオキシ系重合体の製造方法。
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