JPS5937074B2 - 含アルコ−ル粉末の製造法 - Google Patents

含アルコ−ル粉末の製造法

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JPS5937074B2
JPS5937074B2 JP56189167A JP18916781A JPS5937074B2 JP S5937074 B2 JPS5937074 B2 JP S5937074B2 JP 56189167 A JP56189167 A JP 56189167A JP 18916781 A JP18916781 A JP 18916781A JP S5937074 B2 JPS5937074 B2 JP S5937074B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は含アルコール粉末をアルコール含度を高く、か
つ、アルコール高歩留で製造する方法に関するものであ
る。
更に詳細には、本発明は、水に対する溶解性がすぐれ、
食味舌感がよく、かつ保存性のよい含アルコール粉末を
製造する方法に関するものである。
従来、酒類などの含アルコール粉末を得る方法として粉
飴、可溶性澱粉、化工澱粉、ゼラチン、アラビヤガム、
CMCなとの水溶性被覆物質を適宜な濃度のアルコール
水溶液に適宜な高い濃度に添加混合せしめて噴霧乾燥す
る方法が開示された。
これらの方法により得られる含アルコール粉末は、使用
直前に水や湯を加えて溶かすだけで液状のアルコール飲
料となるばかりでなく、更には種々の加工食品類、菓子
類その他の加工素材として広い用途を有するものである
特に、我が国においては含アルコール粉末が酒税法上「
粉末酒」に格付けされ、酒類の一種として取り扱われる
ようになったのである。
これらの含アルコール粉末の製造にあたっては含アルコ
ール粉末を水に溶かす時の溶解性、溶解したものの粘性
(ねばり)、味覚(被覆物質による甘味、異味異臭など
)、粉末状態での吸湿性、固結性などに対する安定性な
ど種々の性状にすぐれていることが要求されるし、また
同時に、これらの性状を兼ね備えるなかで含アルコール
粉末のアルコール含度が高く、且つアルコール分の歩留
(残存率)を高くして経済性を伴った形で工業的に製出
する方法が要求されるのである。
しかしながら、従来方法によれば含アルコール粉末ヲア
ルコール分が高含度なものを高歩留で製造し、しかも同
時に上記したようなすぐれた性状を有する含アルコール
粉末を得るには種々の難点があったし、また、特に酒類
のような香気成分をふくむアルコール水溶液の粉末化に
おいてはアルコール分の歩留は勿論のこと香気成分の保
持率において欠点があった。
そこで、本発明者らは、これら欠点を改善するために、
澱粉加水分解物を用い、そのDE値を規制することによ
って高アルコール収率の含アルコール粉末を製造するこ
とを試みたのであるが、製品のアルコール収率にばらつ
きがみられ、満足すべき結果は得られなかった。
例えば、経験的によいと思われたDE18の澱粉加水分
解物を各種調製し、それぞれによって含アルコール粉末
を製造したところ、同じDE18のものを使用したにも
拘らず、製品はアルコール収率においてばらつき、しか
も溶解性、呈味性等の品質においてもばらつくというこ
さが分ったのである。
本発明者らは、含アルコール粉末製造上の多くの欠点を
改善すべく、DE値を脱却して更に研究を進めたところ
、含アルコール粉末の品質はグルコースの重合度によっ
て左右されるもので、グルコース重合度が8以下のオリ
ゴ糖が50%以上で、かつ重合度が2以下の糖類が10
%以下で構成される澱粉加水分解物を用いれば高アルコ
ール収率で、すぐれた品質の含アルコール粉末を得るこ
とができることを知った。
本発明は、この知見から完成されたもので、グルコース
重合度が8以下のオリゴ糖類が50%以上で、かつ、グ
ルコース重合度が2以下の糖類が10%以下で構成され
る澱粉加水分解物を含アルコール水溶液に添加混合し、
噴霧乾燥することを特徴とする含アルコール粉末の製造
法である。
本発明の方法の特色はアルコール水溶液に対して澱粉加
水分解物を添加混合して後、これを噴霧乾燥するにあた
り、グルコース重合度が2以下の糖類が10%以下、好
ましくは5%以下であり、グルコース重合度が9以上の
多糖類が50%以下で構成される、換言すれば、グルコ
ース重合度3〜8のオリゴ糖を40%以上含む、澱粉加
水分解物を選択して用いることであり、更にほこの選択
されたる澱粉加水分解物をアルコール濃度40%(重量
%)以上のアルコール水溶液に添加混合し、添加混合す
るに際してアルコール水溶液中の水分量の120%以上
になるようにするものである。
以下アルコール濃度はすべて重量%を意味する。
また、Gはグルコースを示し、その後の数は重合度を示
しており、例えばG1はグルコース、G2はマルトース
、G3はマルトトリオース、G4は重合度4のオリゴ糖
、G9〜nは重合度9以上の糖を示すものである。
一般に、オリゴ糖類は天然に遊離の形で存在することは
殆どなく、アミローズ・アミロペクチン・グリコーゲン
などの酸、酵素などによる加水分解物として得られるの
が普通であり澱粉を酸、酵素で部分的加水分解に際して
生成するオリゴ糖はα−1,4−結合をしたもので、少
々のα−1,6−結合を含むものも存在する。
従来市販されている澱粉加水分解物について糖組成およ
びその性の性状について測定した結果を次の表1に示す
一般に澱粉加水分解物の分解度を表現する方法としてD
E値が用いられており、DE値により澱粉加水分解物の
平均分子量、甘味度、粘度、吸湿性などの性状を知る一
つの手段として常用されている。
しかしDE値は澱粉加水分解物の直接還元糖を測定して
算出されるものであるため澱粉加水分解物の糖組成の特
徴や性状を厳密な意味で表現できるものではない。
たとえば酸分解と酵素分解とでは加水分解の機作が大変
にちがうので同−DEでも糖組成は大変にちがい、その
性状にもちがいを生じるものである。
表1からも明らかな如く、DE値からグルコース重合度
とその組成を推定することはほとんど不可能に近いこと
が分ったのである。
そして、本発明に使用するグルコース重合度3〜8のオ
リゴ糖を40%以上含み、且つグルコース重合度2以下
の糖類が10%以下である澱粉加水分解物は市販品に見
当らないことも分る。
本発明に使用する澱粉加水分解物、即ち、グルコース重
合度が2以下の少糖類が10%以下であり、グルコース
重合度9以上の多糖類が50%以下である、即ちグルコ
ース重合度3〜8が40%以上で構成される澱粉加水分
解物を得る方法としては以下のような方法をとるもので
あるが、勿論、これら以外の方法によって得られる澱粉
加水分解物でも本発明の使用目的に合致するものであれ
ば除外されるものではない。
〔1〕 常法によって酵素または酸により加水分解さ
れた澱粉加水分解物(03〜G8のオリゴ糖類が可及的
に多く含有される澱粉加水分解物、即ち主として酵素に
より分解されたDEが15〜30の澱粉加水分解物を用
いるのが好ましい)をアルコールを使用して分画し、上
記範囲の糖組成になるように不要部分を分離除去する方
法。
(2)澱粉をα−アミラーゼにより特殊に2段液化する
ことにより、上記範囲の糖組成で構成される澱粉加水分
解物を製造する方法。
従来、酸、α−アミラーゼを用いた反応で特殊な重合度
のもののみを得ることは非常に難しかったが、近年(1
972〜1973)になり、比較的大きい分子を選択的
に加水分解する基質特性を有するα−アミラーゼを駆使
し特殊に2段夜化することによりグルコース、マルトー
スが少なくオリゴ糖類を主成分とする澱粉加水分解物を
得る方法が開発されてきた。
〔■ 澱粉加水分解物(03〜G8のオリゴ糖類が可及
的に多く含有され、しかもG、〜nの糖質が少ないもの
が好ましい)のG、、G2の少糖類を酵母菌等の微生物
を用いて生化学的に資化させて除去する方法。
(4)澱粉液化液にマルトオリゴ糖生成酵素を作用させ
てオリゴ糖生成率の高いものを得て〔1〕及び〔印の処
理を行うか、上記範囲の糖組成であれば行わずして製造
する方法。
上記処理法に用いる原料としては一般的にはコーンスタ
ーチ、ポテトスターチ、タピオカ澱粉などの澱粉類を使
用するが、アミローズ、アミロペクチル、グリコーゲン
などの澱粉系基質を使用してもよいものである。
本発明の方法においては含アルコール粉末の粉末化基材
として上記選択された澱粉加水分解物の他に、含アルコ
ール粉末の用途目的に応じて、それも本発明の方法の特
徴を失わない範囲において、ゼラチン、アラビヤガム、
CMCなどの被覆性物質を添加混合して用いてもよいも
のである。
本発明において用いる澱粉加水分解物は、基本的には、
グルコース重合度が8以下のオリゴ糖類が50%以上で
、かつ、グルコース重合度が2以下の糖類が10%以下
で構成されるもので満足できるものである。
しかし、より好ましくはグルコース重合度が2以下の糖
類、即ち、グルコース、マルトースは5%以下でほとん
ど含有していないもので、これを用いればアルコール収
率はより向上するものである。
また、本発明に用いる澱粉加水分解物は40W/W%の
アルコール水溶液に可溶(該澱粉加水分解物を25%水
溶液とし、これを25℃の40W/W%のアルコール水
溶液に5%添加し、5分後600nmにおける吸光度が
0.5以下の状態であることを意味する。
)であることが好ましい。これは、澱粉加水分解物中の
高分子部分の重合度の程度並びにその量によって澱粉加
水分解物がアルコール水に可溶な限界のアルコール濃度
は決まるものであるが、次の試験例からも判るようにお
およそ40W/W%以上のアルコール水に可溶な澱粉加
水分解物であればアルコール分が高濃度の含アルコール
水溶液への添加混合ができ、高含度の含アルコール粉末
を高歩留で製出することが可能となることによる。
本発明においては、グルコース重合度が8以下のオリゴ
糖類が50%以上で、かつ、グルコース重合度が2以下
の糖類が10%以下で構成される澱粉加水分解物が含ア
ルコール水溶液に添加混合され、噴霧乾燥される。
含アルコール水溶液としてはアルコール水、清酒、ワイ
ンなどの醸造酒類、ウィスキー、ブランデー、ラム、焼
酎などの蒸溜酒類、みりん、リキュール、薬酒などの混
成酒類、不可飲処理したワイン、みりんなどの酒精調味
料類、バニラチンキ、オレンジエツセンスなどの香料類
、トウガラシチンキ、ジンジャ−チンキなどの香辛料類
、甘草、センブリなどの生薬チンキ類、コーヒー豆、コ
コア豆、茶葉などの嗜好性飲料材料のアルコール抽出液
、鰹節、昆布などの調理だし材料のアルコール水抽出液
などから選らばれたもの、またはこれらにアルコールを
添加したものなどがあげられる。
澱粉加水分解物は、アルコール濃度が20W/W%以上
、好ましくは40W/W%以上である含アルコール水溶
液に含アルコール水溶液中の水分量に対して100〜2
00%になるように添加混合され、次いで噴霧乾燥され
る。
かくて、各種含アルコール粉末がアルコール高歩留で、
アルコール高含度で得られるのである。
次に、本発明の試験例を示す。
試験例 コーンスターチの澱粉乳液にα−アラミラーゼを加え、
加熱加水分解せしめDBが8に達するまで加水分解を進
行させ、次いで分解液を130°Cまで加熱し10分間
保った後、冷却し、再びα−アミラーゼを加えてDE2
1.5まで加水分解した。
得られた澱粉加水分解物(分画前)の分析値は表2に示
した。
得られた澱粉加水分解物の乾燥品100kgをアルコー
ル濃度58%のアルコール水溶1200kgに添加混合
し、白濁した混溶液を得た。
この混溶液を12時間静置し、上下2段の透明層を得た
上層を分離し、乾燥したものをA区分とした。
分離した下層にアルコール濃度47%のアルコール水溶
1130kyを添加し、白濁した混溶液を得た。
この混溶液を12時間静置し、上下2段の副*透明層を
得た。
上層を分離し、乾燥したものを8区分とした。
下層は乾燥し、これをC区分とした。得られたA区分、
8区分、C区分の分析値を表2に示した。
へ区分、8区分及びC区分、A区分とC区分の1:3の
混合物並びに分画前の前記澱粉加水分解物を用いて表3
、表4、表5、表6並びに表7に示めすように水に対す
るアルコール量及び水に対する糖質量が各段階である混
溶液(40℃)を作成し、この混溶液を噴霧直前にプレ
ートヒーターで60℃に加温しながらチャンバ一温度7
5℃の条件で噴霧乾燥する実験を行ったところ、表3乃
至7に示すような状況で含アルコール粉末を得た。
更ニ市販クルコース、市販マルトース(マルトース95
%、グルコース5%の糖組成)及びプルラン(材厚に、
に、プルランPF−10)をプルラナーゼ(大野製薬に
、に、 CK 20−L )で分解調製したマルトトリ
オース(マルトトリオース90%、マルトヘキサオース
5%)を用いて表8に示す混溶液を作成しチャンバ一温
度75℃の条件で噴霧乾燥したところ表8に示すような
結果を得た。
なお、表3〜8に示される%は得られる粉末に含有され
るアルコール分%でありに)の%はアルコール分の歩留
%である。
なお、また、表5及び6において、賦形剤がアルコール
水に溶解せず白濁し、混合液が分離するものについては
、白濁−A(強く白濁し直ちに上下二層に分離しはじめ
るもの)、白濁−〇(白濁するがなかなか分離しないも
の)及び白濁−B(白濁−八と白濁−Cとの中間状態)
で示し、これらの混合液はよく攪拌しなから噴霧乾燥を
行った。
なお、また、表5及び6において噴霧乾燥をしようとす
る混溶液が粘度かたかく噴霧が不可能なものについては
「粘度大で噴霧出来ず」とした。
なお、本発明における糖組成、粘度、アルコール可溶限
界濃度の測定方法並びにアルコール分歩留の算出方法は
次の通りである。
糖組成:液体クロマトグラフを使用し、カラム 。
には、PNH2−10/52504(島津製作所)、移
動相にはアセトニトリル−水系を用い、検出器には示差
屈折計を用いて定性定量した。
粘度:試料500gを水500gに溶解し、40℃にお
ける粘度を円筒型回転粘度計にて測定した。
アルコール可溶限界濃度:アルコール濃度が各段階であ
るアルコール水溶液(25℃)を用意しておき、各10
0m1を各々試験管に取り、そこへ試料の25%水溶液
を0.5mlずつ滴下し攪拌し、5分後に600nmに
おける吸光度を測定する。
結果をグラフ上にプロットし、吸光度が05となるアル
コール水溶液濃度を読み取り、可溶限界濃度とする。
アルコール分歩留算出法:使用したアルコール量囚、使
用した糖質(固形分)量(B)、製出された含アルコー
ル粉末中の糖質(固形分)量%(C)、製出された含ア
ルコール粉末中の水分%(D)、製出された含アルコー
ル粉末中のアルコール分%(DとすB 100 るとアルコール分歩留%=−XEX−で算出A されるものである。
なお、Gl ) G21 G3・・・Gnはグルコース
重合度が1,2,3・・・nの糖質を表わす。
上記表3に示されるようにG1及びG2が30%強を占
めるへ区分を用いた場合は高濃度のアルコ−ル水に、且
つ水に対して多量に添加混合できるもののアルコール分
の歩留は非常にわるく、一方表5に示されるように09
以上の多糖類が80%強を占めるC区分を用いた場合は
アルコール可溶限界濃度が低く高濃度のアルコール水に
不溶であり、しかも粘度が高く水に対する溶解量が低い
ために高含度及び高歩留を指向しても混合溶液が白濁分
離して混溶液の作成ができないか、或いは粘度が高くな
り機械的に噴霧できなくなって指向する含アルコール粉
末を製出することが不可能となる。
ただし、アルコール濃度が低く、且つ水に対する添加量
の少ない部分での実験においては表4の8区分を用いた
場合の同一部分での実験データーに比較してその歩留及
び含度とも劣るものではないが、高歩留で高含度のもの
はできない。
また、A区分とC区分とを1:3の割合で用いた表6の
実、験データーはA区分とC区分の混合物の平均重合度
が8区分とほぼ同一であるにかかわらず8区分の実験デ
ーターに比較してG2以下の少糖類の悪影響と09以上
の多糖類の悪影響を同時に受けるため歩留がわるく、且
つ高含度のものを製出することができないことが判る。
また、表8の実験データーよりマルトトリオース(G3
)にはアルコール分を被覆する性能が認められ、02以
下のものはそれが殆んどなく、しかも非常に粉末化しに
くいことが判る。
以上のような試験例のデーターなどから、澱粉加水分解
物中の糖質成分の内、おおよそG3以上の糖質成分がア
ルコール分を被覆する性能を有しており、02以下の少
糖類はその性能を殆ど有せず、しかも粉末化しにくいこ
と、又表3〜7で判るように賦形剤量が水(及びアルコ
ール水溶液→に対して高濃度(多量)である程アルコー
ル分の歩留はよくなって行くことも判る。
しかし一方では表3〜7でも明らかなように賦形剤量を
高濃度に添加すればするほど粉末のアルコール含度は下
がって行くことになる。
従って高含度のアルコール粉末を高歩留で製造するため
には、高濃度のアルコール水に対して高濃度に賦形剤を
添加しなければできない。
しかるに、おおよそ00以上の多糖類はアルコール分被
覆性能は充分に有しているが、その量が多くなり、且つ
その重合度が犬になるほど高濃度のアルコール水にとけ
にくくなり、且つ水に高濃度にとけにくくなる(粘度が
高くなる)ためアルコール分が高含度で、しかも高歩留
で含アルコール粉末を製造するには適しないことも判る
以上、総合的に判断すれば、グルコース重合度が9以上
の多糖類が50%以下でグルコース重合度が8以下のオ
リゴ糖類が50%以上であり、しかもグルコース重合度
2以下の少糖類は10%以下で構成され、且つ40%W
/W以上の濃度のアルコール水に可溶である澱粉加水分
解物を選択して後、選択されたる澱粉加水分解物をアル
コール水溶液に添加混合し、得られた混合液を可及的低
温下に噴霧乾燥すればアルコール分が高含度で、高歩留
で含アルコール粉末を製出できて、得られる含アルコー
ル粉末は水への溶解性がよく、水に溶かしたものは粘性
が低く、粉末化基材に由来する甘味も少なくしかも粉末
状態での耐吸湿性、耐固結性、保香性などに非常にすぐ
れた性状となるもので、結局のところ、上記糖組成の範
囲において03〜G8のオリゴ糖類の組成率がたかまる
程その性状はたかまることが見出されたのである。
また、本発明においては、アルコール分以外の各種芳香
成分も同時に粉末化されるものであるが、これらの芳香
成分特にアルコール周辺の低沸点香気成分の歩留(香気
保持率)はアルコール分の歩留に殆ど比例することが判
った。
したがって芳香性成分をよく保持した酒類などの含アル
コール粉末を得るためにアルコール分の歩留の向上がき
わめて重大となるのである。
次に本発明の実施例を示す。
実施例 1 アルコール濃度63%のアルコール水溶1300kgに
対して糖組成が017.8%、G27.7%。
G38.6%、G48.2%、G57.5%、G67.
2%、G76.4%、G87.5%、Gg−n39.1
%からなる澱粉加水分解物(DE24、水分5.0%)
150kgを攪拌混合せしめて白濁した混溶液を得た。
この混溶液を15時間静置したところ上下いずれも透明
な2層に分離したが、この上層と下層を分別したところ
固形分13.8%、アルコール分58.5%、水分27
.7%からなる上層部分205ゆと固形分46.5%、
アルコール分28.2%、水分27.7%からなる下層
部分245kgとを得た。
この得られた下層部分245ゆに対して水5に9を添加
混合して後、得られた混溶液をプレートヒ−ターで60
℃に加温しつつ、チャンバ一温度75℃の条件で噴霧乾
燥したところアルコール分が35%、水分3.0%の含
アルコール粉末的180ゆを得ることができた。
(アルコール分の歩留は93%と算出される)この得ら
れた含アルコール粉末は水によくとけ、甘味や粘性が少
なくて味覚がよく、しかも保存安定性にもすぐれるため
飲用粉末カクテルの原料や種々の菓子類の添加原料とし
てよい効果を発揮するものである。
また、この得られた含アルコール粉末の糖組成を測定し
て見たところ、G12.6%、G22.8%、G37.
4%。
G、8.6%、G58.5%、G68.4%、G77.
5%、G88.8%、 Gg〜n 45.4%であっ
た。
なお、先に分別した上層部分は蒸留装置を用いてアルコ
ール分を蒸留回収したところ65%のアルコール水が得
られた、これは上記分別のためにくり返し用いることが
できる。
また、蒸留残有の糖組成を測定したところG128.5
%、 G227.3%、G313.5%、G、6.7%
、G、3.3%。
G62.7%、G72.2%、G82.3%、Ggn1
3.5%であった。
実施例 2 アルコール濃度58%のアルコール水溶液300kgに
対して糖組成が017.1%、G27.3%。
G37.8%、G48.0%、G56.8%、G67.
2%、G76.8%、G88.1%t Gg n
40.9%からなる澱粉加水分解物(DE23;水5%
)190kgを混合溶解して実施例1と同様にして上層
(A)190kgと下層(B) 300 kgとに分離
したが、上層部は固形分28.5%、アルコール分47
.9%、水分23.5%であり、下層(B)は固形分4
24%、アルコール分27.3%、水分30,3%であ
った。
更に得られた下層部分(B)300kgに対して924
%アルコール167kgと水133kgを混合溶解して
実施例1と同様にして上層(C)382kgと下層(1
218kgを得たが、上層(0は固形分19.8%、ア
ルコール分41.4%、水分38.8%であり、下層(
至)は固形分23.6%、アルコール分35.9%、水
分40,4%であった。
次に先に得られた上層(C)382kgを実施例1と同
様にしてアルコール分を回収除去してから乾燥したとこ
ろ乾燥物(水分5.0%) 75kgを得ることができ
たが、この糖組成はG12.7%、 G22.8%、G
36.3%、G48.9%、G59.5%、G69.8
%、G711.2%、G312.0%yGgn36.8
%であり、アルコール可溶限界濃度52%、粘度23c
ps、DEl 7.1であった。
この乾燥物50kgをアルコール分48%のスコッチウ
ィスキー原酒65kgに添加混合溶解せしめて後、得ら
れた混溶液をプレートヒーターにて55℃に加温しなが
らチャンバ一温度70℃の条件で噴霧乾燥したところア
ルコール分36%からなるスコッチウィスキー粉末的7
8kgを得ることができた。
(アルコール分の歩留は91%と算出された)このもの
はアルコール分以外の芳香成分も殆ど損失することなく
アルコールと共に含有され、これを水に溶解するとスコ
ッチウィスキー原酒の風味にそのまま復元するものであ
り、飲用は勿論各種の食品の添加用として用途の広いも
のである。
実施例 3 コーンスターチの澱粉乳液をα−アミラーゼを用いて2
段加水分解するにあたって、α−アミラーゼ(タライス
ターゼKD、大和化成KK)を用いて液化し、第一段階
の分解液のDEが1.7に達した時加熱蒸煮して酵素の
失活並びに澱粉の膨潤分散を行って後、第二段階で再び
α−アミラーゼ(クライスターゼKD)を加えDEが1
6.5となるまで加水分解して製出された糖組成が01
1.1%、G25.7%、038.7%、G47.3%
、G。
6.8%、G613.7%、G713.4%、G87.
7%、Gg n 35.6%でアルコール可溶限界濃
度が42.5%である澱粉加水分解物(水分3.0%)
100ゆをブランデー原酒(アルコール分46%)12
5kgに添加混合して混溶液をつくり、得られた混溶液
をプレートヒーターで55℃に加温しつつチャンバ一温
度72℃の条件で噴霧乾燥したところアルコール分34
.3%のブランデー粉末的152kgを得ることができ
た。
(アルコール分の歩留は91%と算出された。
)この得られたブランデー粉末を水にとかしたところ、
香気は乾燥前のブランデー原酒と殆ど変わらず、粘りも
なくすぐれた味覚をしており、耐湿性、耐固結性などの
保存安定性にも非常にすぐれているものである。
実施例 4 実施例1で用いたものと同一の澱粉加水分解物(DE2
4、水分5.0%)80kgを約1801の水に溶解し
、この溶液に硫酸マグネシウム8g、リン酸−1−カリ
ウム50g、酵母エキス粉末80&、ペプトン3(Ni
l’及びパン酵母(カネカイーストKK)160gを加
えて攪拌溶解せしめ、この溶液11当り60m1/mm
の除菌空気を通気しながら30℃±1℃に保ち、45時
間培養した後、ソーダ灰でpH6,5に調整し90°ま
で加熱して滅菌した。
更にこの処理液を活性炭、イオン交換樹脂による脱色、
脱臭及び脱塩を行って後噴霧乾燥したところ68kgの
乾燥粉末(水分2.5%)を得ることができた。
この得られた乾燥粉末の糖組成は011%、G21.2
%、G36.4%、G49.2%。
G、9.9%、G68.4%、G78.0%、G310
.5%tGg n 45.4%であり、アルコール
可溶限界濃度42%、 DEI 4、粘度45 cps
であった。
この得られた乾燥粉末38kgを風味濃厚な辛口の清酒
の原酒(アルコール分16%、エキス分4%、水分80
%)33kgと92.4%醸造用アルコール22kgの
混合液に添加混合して後、プレートヒーターで60℃に
加温しつつチャンバ一温度75°Cの条件で噴霧乾燥し
たところアルコール分37.5%の粉末清酒的63kg
を得ることが出来た。
(アルコール分の歩留は93%と算出された)この得ら
れたる清酒粉末は湯に溶解したところ、賦形剤に由来す
る甘味がなく辛口の清酒風味であり、清酒の香りはよく
保持されており、ねばりもなく食感も良好であった。
実施例 5 モチトウモロコシ澱粉の澱粉乳液をα−アミラーゼを用
いて2段加水分解するにあたり、タライスターゼKD(
α−アミラーゼ)を用いて液化し、第一段階の分解液が
DEL、8に達したとき加熱蒸煮して酵素失活並びに澱
粉の膨潤分散を行った後、第二段階で再びタライスター
ゼKDを加え、DEが18となるまで加水分解して後、
乾燥した糖組成が011.5%、G27.2%、G31
L、5%。
G49.1%、G58.3%、G616.8%、G71
3.5%、G85.5%、Gg n 26.6%か
らなる澱粉加水分解物を得た。
この得られた澱粉加水分解物(水分5%)80kgを実
施例4と同様にして酵母菌によりグルコース、マルトー
スなどの少糖類を資化させ、脱色脱塩処理をして後乾燥
することにより約70kgの乾燥粉末(水分3.0%)
を得ることができたが、この得られた乾燥粉末の糖組成
はG10%、020%、G31L、1%、G410.1
%、G59.2%、G618.8%、0715%、G8
6.1%tGg n 29.7%であり、アルコー
ル可溶限界濃度は47%であった。
次にこの得られた乾燥粉末70kgをアルコール濃度5
0%のジャマイカ産ダークラム酒100kgに添加混合
して後、プレートヒーターで65℃に加温しつつチャン
バ一温度70℃の条件で噴霧乾燥したところアルコール
分40%の粉末ラム酒11117kyを得ることが出来
た。
(アルコール分の歩留は94.2%と算出される) この得られた粉末ラム酒は水への溶解性がよく、水に溶
解したものは粉末化前のダークラム酒(原酒)に比較し
てその風味は殆ど変わらず、しかも賦形剤に由来するね
ばり(粘性)、甘味、異臭味が殆んどなく、また得られ
た粉末ラム酒は耐吸湿性などの粉末状態での安定性にす
ぐれるものであった。
実施例 6 実施例4と同じ、少糖類を酵母菌により資化させた澱粉
加水分解物の乾燥粉末36kgを赤ワイン(アルコール
分10W/W%、エキス分4%)27.5に9.95%
醸造用アルコール20kg、酒石酸0.4kg、リンゴ
酸0.1ゆ、クエン酸0.3ゆ、ワイン香料0.1 k
g及びストロ−ベリー香料0.05kgからなる溶液に
添加混合せしめて後、得られた混溶液をプレートヒータ
ーで60℃に加温しつつチャンバ一温度75℃の条件で
噴霧乾燥したところ、アルコール分33.5%を含有す
る粉末約57kgを得ることができた。
次にこの得られた含アルコール粉末50kgとグラニユ
ー糖10kgとを均一調合してワインカクテル粉末を製
したが、この得られたワインカクテル粉末40.9に冷
水120rnlを加えて溶解したところ溶解性は極めて
よく、溶かしたワインカクテルの味覚はねばりもなく風
味も非常にすぐれたものであった。
また、この得られたワインカクテル粉末をアルミラミネ
ート袋に封入して長期間保存しても耐固結性・耐吸湿性
・風味安定性などの保存性は大変に良好なものであり、
インスタントカクテルとして好適なものであった。
実施例 7 実施例5で得た澱粉加水分解物の乾燥粉末50kgを本
なおしみりん(エキス分8%、アルコール分20W/W
%)45に9.95%醸造用アルコール22kgよりな
る溶液に添加混合し、この得られた混溶液をプレートヒ
ーターで50℃に加温しながらチャンバ一温度72℃の
条件で噴霧乾燥したところアルコール分31%のみりん
粉末的75kgを得ることができた。
実姉例 8 実症例2で得た澱粉加水分解物の乾燥粉末43.5ゆを
レモンエツセンス香料(アルコール分50W/W%)4
5kgに添加混合し、得られた混溶液をチャンバ一温度
75℃の条件にて噴霧乾燥を行い粉末レモンエツセンス
香料的65kgを得た。
この得られた粉末エツセンス香料はアルコール分31.
2%、水分2.5%であり、水に溶解して乾燥前のレモ
ンエツセンス香料(液状)と比較したところ殆んど同一
の風味であり、またこれを長期間保存しても風味の変質
の起らないものであった。
このものはインスタントジュースやインスタント紅茶な
どの添加剤として利用される。
実施例 9 実姉例3で製出された澱粉加水分解物の乾燥粉末100
kgをトウガラシチンキ(アルコール分85W/W%)
64kgと水54kgからなる溶液に添加混合し、得ら
れた混溶液をチャンバ一温度78℃の条件で噴霧乾燥し
たところ粉末トウガラシチンキ(アルコール分32.3
%を含有)約160kgを得ることが出来た。
この粉末トウガラシチンキは各種ソースミックスなどの
原料として極めて便利なものである。
実症例 10 実姉例3で製出された澱粉加水分解物の乾燥粉末125
kgを鰹節をアルコース水で抽出した液(アルコール分
40W/W%、エキス分5%)140kgに添加混合し
、この得られた溶液をチャンバ一温度78℃の条件で噴
霧乾燥してアルコール分が27%の鰹節エキス粉末的1
82kgを得ることが出来た。
この鰹節エキス粉末の持つフレーバーがアルコールとと
もに粉末中によく保持され、しかも長期保存にも安定に
なるため、各種の即席だしの素などの素材として広く利
用できるものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 グルコース重合度が8以下のオリゴ糖類が50%以
    上で、かつグルコース重合度が2以下の糖類が10%以
    下で構成される澱粉加水分解物を含アルコール水溶液に
    添加混合し、噴霧乾燥することを特徴とする含アルコー
    ル粉末の製造法。 2 グルコース重合度が2以下の糖類が5%以下で構成
    される澱粉加水分解物である特許請求の範囲第1項記載
    の含アルコール粉末の製造法。 3 澱粉加水分解物が40W/W%のアルコール水溶液
    に可溶(該澱粉加水分解物を25%水溶液とし、これを
    25℃の40W/W%のアルコール水溶液に5%添加し
    、5分装600 nmにおける吸光度が0.5以下の状
    態であることを意味する。 )である澱粉加水分解物である特許請求の範囲第1項の
    含アルコール粉末の製造法。 4 澱粉加水分解物がアルコール水によって分画して得
    られたものである特許請求の範囲第1項記載の含アルコ
    ール粉末の製造法。 5 澱粉加水分解物が、澱粉類を2段液化するにあたり
    、第一段階の分解液のDEが3に至る範囲で一旦加熱蒸
    煮し、第二段階でα−アミラーゼを加えてDEが約12
    〜20に加水分解されたものである特許請求の範囲第1
    項記載の含アルコール粉末の製造法。 6 澱粉加水分解物が、澱粉加水分解物に含有されるグ
    ルコース重合度2以下の糖類を酵母等の微生物を用いて
    生化学的に資化させたものである特許請求の範囲第1項
    記載の含アルコール粉末の製造法。 7 澱粉加水分解物が、アルコール濃度が40W/W%
    以上である含アルコール水溶液に含アルコール水溶液中
    の水分量に対して100〜200%になるように添加さ
    れる特許請求の範囲第1項記載の含アルコール粉末の製
    造法。 8 含アルコール水溶液がアルコール水、清酒、ワイン
    などの醸造酒類、ウィスキー、ブランデー、ラム、焼酎
    などの蒸溜酒類、みりん、リキュール、薬酒などの混成
    酒類、不可飲処理したワイン、みりんなどの酒精調味料
    類、バニラチンキ、オレンジエツセンスなどの香料類、
    トウガラシチンキ、ジンジャ−チンキなどの香辛料類、
    甘草、センブリなどの生薬チンキ類、コーヒー豆、ココ
    ア豆、茶葉などの嗜好性飲料材料のアルコール抽出液、
    鰹節、昆布などの調理だし材料のアルコール水抽出液な
    どから選らばれたもの、またはこれらにアルコールを添
    加したものである特許請求の範囲第1項記載の含アルコ
    ール粉末の製造法。
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