JPS59222631A - 回転ダンパ−装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はカセット蓋、扉など開閉体の開閉両方向の動
きを制動する回転ダンパー装置に関する。

本出願人は昭和５８年４月１５日出願（実開昭５９−　
　　）でゼンマイ、コイルバネなど一端から巻締めるこ
とができるバネを使用し、例えば開いているカセット蓋
を手で押して閉める際にはゼンマイ、コイルバネが一端
から巻締められる様にして徐々に制動を利かせ、バタン
と急激に閉まるのを防ぐと共に、はソ巻締められた状態
でバネが解けるのを係止部材で止めてカセット蓋を閉位
置に保ち、次にカセット蓋を開ける際は係止部材を外し
てバネが解けるのを許し、これによりバネは制動されな
がら巻きを解いてカセット蓋を静かに開く様にした回転
ダンパー装置を提案した。

この回転ダンパー装置を用いれば開閉体を常時開位置に
牽引するバネ、開閉体を閉位置に施錠スるロック機構、
このロック機構の釈放装置は装置中に組込んであるので
、開閉体と本体の間にダンパー装置と、ダンパー装置の
歯輪の歯に噛合う歯車ないし、セクターギヤを設けるだ
けで開閉体の開閉が制動できると言う利点がある。しか
し、反面、部品点数が多く、組立てに手数を要するので
コストは高い。

そこで、ロック機構とその釈放装置は開閉体と本体の間
に設け、ゼンマイを内部に組込み開閉体の開閉どちらの
動きも制動すると共に、開閉体を開くのをゼンマイの力
で行うダンパー装置の出現が要請されている。本発明は
これに応えるために提案されたもので、以下、図示の実
施例を参照して説明する。尚、説明の便宜上、開閉体を
カセット蓋とも記すが、これはカセット蓋に限定する趣
旨のものではないことに留意されたい。

／は使用機器に取付けるための爪や、ビスを通す孔など
の取付手段すを有する取付基板、コは内部にゼンマイ３
を収容する保持筒、ダは取付基板にスナップ係合で回転
可能に取付ける回転筒で、上端に歯車Ｓを同心に有する
。これら取付基板、保持筒、回転筒はプラスチックで夫
々成形しである。

乙はダンパーで、軸７と制動板ざを有し、こ＼では軸と
制動板は一体にプラスチックで成形しであるが、別々に
成形して一体に回転する様に組立て＼もよい。

回転筒ダは下端に外周に張出した鍔ｑ′を有し、周側壁
には等間隔に例えば４つの窓孔ダαを備えている。

取付基板／の上面には回転筒の鍔ｔ′が内周に嵌合する
低い包囲壁デが立ち、包囲壁の内周には回転筒を取付基
板上に押込んだとき鍔グ′の上面をスナップ止めする爪
ｔ′がある。包囲壁には必要に応じ切込みデαを形成し
、回転筒を押込んでスナップ止めし易くしてもよい。

回転筒の内周には下端から保持筒コの高さよシ少し高い
位置に段１０があり、段の下の内径は保持筒コが嵌合す
る様になって居り、段ＩＯよりも上は内径がそれよシ小
さく、ダンパーの制動板ざの直径よシ少し大きい。

保持筒コは外周に回転筒の周側壁にある窓孔ｑαと対応
した突起２ａを有し、内周にはゼンマイ３の外端を筒状
に丸めるなどして設けた突条３ｂを留めるための溝コｂ
を、こ＼では円周方向に複数個有する。そしてゼンマイ
の内端３αを保持するためダンパーの軸７の下端部には
下端からスリット７αを設けである。尚、軸りの下端に
は非円形部７′があシ、取付基板の包囲壁で囲まれた内
部の中心にある非円形孔／′に入って回転不能に取付け
られ、又、軸の上端には円形の窪み７″があシ、回転筒
ダの土壁中心から下向きに突出した円形突起ｔ″を受入
れる様になっている。

組立てるにはダンパーの制動板ざの両面と、必要ならば
回転筒の段１０よシも上の内面にシリコングリースなど
の粘性が高いオイルを塗り、ダンパー乙を回転筒ダに入
れ、軸７の上端の窪み７″を上記突起ｑ“に嵌め合わせ
る。それから中心に軸７を通す孔を有し、外径は保持筒
コの外径と同程度のゴム質のシール円板／ｌをダンパー
の軸に嵌め、シール円板／／の周縁を段１０に受止めさ
せる（勿論、シール円板はダンパーを回転筒に入れる前
に軸に嵌めて置いてもよい）。

次には保持筒コを回転筒ダ中に下から押込み、外周の突
起２．を回転筒の周側壁の窓孔ダαの下縁上にスナップ
止めする。これによシ保持筒は回転筒と一体に回転でき
る様になると共に、シール円盤／／の周縁部を段ＩＯに
圧縮する。必要に応じシール円盤／／の周縁部は段／θ
にスェージング（溶接）などで固定してもよい。

尚、この実施例では保持筒２は上端より少し下にダンパ
ーの軸７が貫通する孔を備えた土壁−′を有し、シール
円盤／／の下向きに分厚くなった下面を土壁上に支持し
ているが、この上壁は省略可能である。

次いで保持筒コ内にゼンマイ３を収容してその内端３ａ
、をダンパー軸７の下端部のスリット７αに入れ、外端
の突条３ｂは保持筒内周の溝２ｂに入れ、こｎにより開
いているカセット蓋を閉じるときにゼンマイは適度に巻
縮められて、次にカセット蓋を開く際の弾性力を蓄える
ことができる様にする。

こうしてゼンマイをセットしたら、保持筒並びに回転筒
の下面から突出するダンパーの軸７の下端の非円形部７
′を取付基板の非円形孔／′中に嵌めながら保持筒ごと
回転筒ダを取付基板の包囲壁を内に押込み、前述の様に
回転筒の鍔ダ′の上面を包囲壁内周の爪９′でスナップ
止めする。

これによシダンパー６の軸の上端の円形の窪み７“には
回転筒の土壁中心から下向きに突出した円形突起ダ″が
入シ、軸の下端の非円形部７′は取付基板の包囲壁が囲
む中心にある非円形孔ｌ′に入って中心に回転不能に位
置決めされ、回転筒は保持筒と一体に取付基板上で回転
可能になる。尚、回転筒と取付基板間の摩擦を減少する
には回転筒の下端には下向きの尖鋭部＋６を形成するな
どして接触面積を少々くすればよい。

従って、取付基板ｌをカセット蓋或いは本体のどちらか
一方に固定し、他方にはカセット蓋を開閉するときに歯
車５と噛合う歯車やセクターギヤを設けると、開いてい
るカセット蓋を閉めて行くと歯車Ｓと一体に回転筒と保
持筒はゼ、　　　ンマイ３を外端側から巻締める方向に
回転してゼンマイを巻締める。その上１１回転筒の土壁
下面と、シール円板／ｌは粘性抵抗め高いオイルｌ−を
挾んで回転しないダンパーの制動板ｇと対面しているた
め回転筒の回転はオイルの粘性抵抗で制動される。こう
してカセット蓋を閉めることはゼンマイの次第に高まる
バネ力と、オイルの粘性抵抗に抗して行わねばならない
ので、強激に、或いは乱暴にカセット蓋を閉めることが
防止できる。

そして、カセット蓋を完全に閉めると、カセット蓋と本
体の間に設けである適宜のロック機構が作動し、カセッ
ト蓋を閉まった状態に維持する。

カセット蓋を開くために押釦などを押し、ロック機構を
釈放すると巻締められたゼンマイ３はその巻解力で保持
筒ごと回転筒を逆方向に回転させてカセット蓋を開く。

しかし、回転筒の回転は上述の様にオイル１２の粘性抵
抗で制動されるためカセット蓋は静かに開く。

尚、この実施例の様にゼンマイの外端の突条３ｂを入れ
る溝コｂが円周方向に複数個あれば、組立て時に突条３
ｂを入れる溝を撰択してカセット蓋を開くためにゼンマ
イが蓄える弾性力の強さないし、カセット蓋を閉める際
にその力に抗するゼンマイの弾性力の強さを定めること
ができる。そして、取付基板ｌに保持筒内周の溝、２ｂ
と連通する位置に一つ或いは複数の孔１３を開設して置
けば、この孔から細いピンなどを差込んでゼンマイの外
端の筒状に丸めた突条３ｂ中に挿入し、それから回転筒
を外から一方向或いは他方向に回して突条３ｂを今迄入
っていた溝から脱出させ、一つ隣り或いは二つ隣シの溝
に入れ、ゼンマイの弾発力の強さを組立時よりも強く、
或いは弱く変化させることもできる。

尚、この実施例ではゼンマイを回転筒と一体に回転する
保持筒コ中に収容したが、保持筒は回転筒の内周の段ｉ
ｏとの間でシール円板／ｌの周縁部を固定し、オイルｌ
−が漏出するのを防止するためのものである。従ってシ
ール円板の周縁部を回転筒の内周に溶接などで固定した
ときは保持筒を省略することができ、回転筒の内周下部
にゼンマイ外端の突条３ｂを入れる溝コｂを形成すれば
よい。又、ゼンマイの内端３ｃＬは取付基板上に回転不
能に固定したダンパーの軸７の下端部のスリットに止め
たが、これもダンパーの軸ではなく、取付基板に直接固
定してもよい。

第４〜６図は先行提案の第１〜５図に示した実施例に酷
似した本発明の他の一実施例を示す。

従って、その詳細は上記先行提案の説明を参照されたい
。

この実施例では取付基板／は半周よりも少し大きい弧状
の包囲壁デを有し、歯輪１３は下端に外周から張出した
鍔７３′を備え、包囲壁９の内周中に歯輪／３を押込む
と歯輪の鍔／３’は包囲壁の内周から突出した爪り′に
より上面をスナップ止めされ、歯輪は回転可能に保持さ
れる。

歯輪はダンパー６を収容するため下面に開放した凹部を
有す。ダンパーの軸りは上端に円形の貨みを有し、その
内部に歯輪の窪みの上面中央から突出した円形突起が突
入する。ダンパー軸にはシール円板ｌ／を嵌めその周縁
部を歯輪の上記凹部の途中に溶接などで固定し、制動板
ざを浸漬するオイル／２が洩出するのを防止する。

ダンパー軸の下端の非円形突出部７′は基板ｌの中央の
非円形孔／′に突入し、歯輪が回転するときもダンパー
は回転せず、これにょシ歯輪の両方向の動きを制動する
。

歯輪の上面中央から短かい軸／グが起立し、これには上
端からスリット／り′を形成し、ゼンマイ３の内端３α
を保持する様にしである。

歯輪の上面上にはゼンマイ３を被うため直径が歯輪の谷
径或いはそれよりも少し小さいキャンプ１５が載る。こ
のキャップ１３は外方に張出したのち下向きに曲びる数
本の脚／３鵠を有し、との各脚の下端は取付基板の包囲
壁の外周面に設けた爪９″にスナップ止めされて取付基
板と一体になる。

ゼンマイの外端３ｂはキャップ１５の側部の孔から外に
引出す。この外端には横向きに取付片／６が固定してあ
り、キャップ／３を取付基板／に押付けてスナップ止め
で取付ける際に、キャップと取付基板に夫々あって上下
方向に当接する画板／７と７ｇの間で取付片１６を挟着
する。図示の如く、取付片／６には孔を設け、当板の一
方にはこの孔に突入する突起を設けて置くことが好まし
い。

又、歯輪の上面上にゼンマイを離して支持するためキャ
ップの内面には下端から少し上に相対向する受板／９．
／９を設け、ゼンマイ３は受板／９．　／ｆ上に収容す
る。

この実施例ではゼンマイ３の内端を歯輪に固定し、外端
を取付基板／と、これと一体に結合されるキャップで固
定し、これによりカセット蓋の一方向の動きで歯輪を一
方向に回転してゼンマイを内端から巻締めて復元力を蓄
積し、閉めたカセット蓋を開けるために押釦などを操作
し、ロック機構を釈放するとゼンマイの復元力で蓋は開
く。そしてダンパーは蓋の開閉どちらの動きをも制動す
るので乱暴に閉められることを防ぐと共に、開く際は静
かに開く。

第７図は同様に先行提案の第６〜８図に示した実施例に
酷似する本発明の更に他の一実施例である。従って、そ
の詳細は同様に先行提案を参照されたい。

歯輪２０は第４〜６図と同じく下面に開放した四部を有
し、そこにダンパー６の制動輪７を収容している。ダン
パーの軸７にはシール円板／／を嵌め、シール円板の周
Ｒ部を凹部の内側壁に溶接して制動板を浸漬するオイル
の洩ｎを防止する。そしてダンパー軸の下端は取付基板
／の中央の非円形孔／′に嵌めて回シ止めする。ダンパ
ー軸の上端の円形窪み中には歯輪の凹部の上面中心から
突出した円形突起が突入する。こ九により取付基板上で
歯輪がどちらの方向に回転するときもダンパーは回転せ
ず、歯輪の回転を制動するっ 歯輪には、第１〜５図の実施例の保持筒コと同様な上面
に開放した邸み２／を有し、窪み２／の内周には円周方
向に間隔を保って複数の溝−２／’があり、そこにゼン
マイの外端の筒状に丸めた突条３ｂを収める様になって
いる。

２２は上蓋で、歯輪、２０上に載り、歯輪２０を取付基
板／との間に軽く挾んだ状態で取付基板と一体に結合さ
れる。ココ′はそのために取付基板の爪９″にスナップ
止めされる脚を示す。上蓋２２の下面には歯輪と同心の
位置に下向きに突出し、歯輪の自み２／′中に突入する
軸２３があり、軸２３に下端から設けたスリット３′に
ゼンマイ３の内端３ａを支持させる。

従って、この実施例の場合は第１〜３図の実施例と同様
に歯輪の回転でゼンマイを外端側から巻締めて復元力を
蓄積させることができる。

そして、上蓋コλは溝２７′と連通する孔／３を設けて
置くことによシ、組立て時にゼンマイの外端の突条３ｂ
を入れる溝２７′を撰択してゼンマイの力を調節できる
ほか、組立て後に孔／３から細いピンなどを差込み、突
条３ｂが入る溝２７′を変えてゼンマイの力を所望に調
節することもできる。

以上で明らかな如く本発明によ几ばゼンマイを組込み、
開閉体の開閉どちらの動きをも制動すると共に開閉体を
ゼンマイの巻解ける復元力で開くダンパー装置を提供す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すもので、第１図は第１実施
例の組立て状態の縦断面図、第２図は分解状態の斜視図
、第６図は保持筒を第２図とは逆の方向から見た斜視図
、第４図は第２実施例の組立て状態の平面図、第５図は
同上の縦断面図、第６図は同じく分解状態の斜面図、第
７図は更に他の一実施例の分解状態の斜面図で、図中、
／は取付基板、３はゼンマイ、ダは回転筒、Ｓは歯車、
６はダンパー、／３．．２０は歯輪を示す。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 使用機器の本体又は開閉体のどちらか一方に固定される
   取付基板と、 取付基板上にダンパーを介して回転自在に取付けられ、
   開閉体の開閉の動きに連動してダンパーで制動されて正
   逆両方向・に回転する歯輪又は歯車を備えた回転筒と、 一端を取付基板、他端を歯輪又は回転筒に固定され、歯
   輪又は回転筒の一方向の回転の際に巻締められて復元力
   を蓄積するゼンマイとを有することを特徴とする回転ダ
   ンパー装置。