JPH036778Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH036778Y2 JPH036778Y2 JP1984081849U JP8184984U JPH036778Y2 JP H036778 Y2 JPH036778 Y2 JP H036778Y2 JP 1984081849 U JP1984081849 U JP 1984081849U JP 8184984 U JP8184984 U JP 8184984U JP H036778 Y2 JPH036778 Y2 JP H036778Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- storage box
- opening
- arc
- damper device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 claims description 3
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 claims description 3
- 239000012528 membrane Substances 0.000 description 3
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 2
- 238000013016 damping Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000004519 grease Substances 0.000 description 1
- 229920001296 polysiloxane Polymers 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(1) 考案の目的
〈産業上の利用分野〉
この考案は自動車の車室内のグローブボツク
ス、灰皿等の収納箱の下縁に蝶着され、下向きに
倒れて箱の開口部を開く蓋の開閉の動きを回転ダ
ンパー装置で制動する蓋の開閉装置に関する。
ス、灰皿等の収納箱の下縁に蝶着され、下向きに
倒れて箱の開口部を開く蓋の開閉の動きを回転ダ
ンパー装置で制動する蓋の開閉装置に関する。
〈従来の技術〉
この様に車室内の収納箱ないしオーデイオ機器
の蓋の開閉の動きを回転式ダンパー装置で制動す
る開閉装置は実開昭53−46824で公知である。
の蓋の開閉の動きを回転式ダンパー装置で制動す
る開閉装置は実開昭53−46824で公知である。
〈解決すべき問題点〉
しかし、上記従来装置では蓋に側壁を設け、こ
の側壁に弧状ラツクを一体に成形し、収納箱側に
固定した回転式ダンパー装置の入力歯車と噛合わ
せてある。従つて、収納箱の下縁に蝶着した蓋の
回転中心が蓋の側壁の弧状ラツクの中心に完全に
一致しないと弧状ラツクと入力歯車の噛合いに不
具合が生じ、異音を発したり、蓋の開閉の動きが
スムースでなくギクシヤクする。又、弧状ラツク
を備えさせるために蓋に側壁を設ける必要がある
ので蓋の形状が複雑になり又、自由にデザインで
きないと言う問題がある。
の側壁に弧状ラツクを一体に成形し、収納箱側に
固定した回転式ダンパー装置の入力歯車と噛合わ
せてある。従つて、収納箱の下縁に蝶着した蓋の
回転中心が蓋の側壁の弧状ラツクの中心に完全に
一致しないと弧状ラツクと入力歯車の噛合いに不
具合が生じ、異音を発したり、蓋の開閉の動きが
スムースでなくギクシヤクする。又、弧状ラツク
を備えさせるために蓋に側壁を設ける必要がある
ので蓋の形状が複雑になり又、自由にデザインで
きないと言う問題がある。
(2) 考案の構成
〈問題点解決手段〉
そこで本考案は車室内収納箱の側面に入力歯車
を有する回転ダンパー装置を固定し、上記収納箱
の開口部下縁沿いに下向きに倒れて収納箱の開口
部を開く蓋を蝶着し、上記回転ダンパー装置の入
力歯車と噛合う合成樹脂製の弾性を有する弧状ラ
ツクの一端の基部を上記蓋の内面に取付け、上記
弧状ラツクには蓋の裏面に取付ける基部にヒンジ
を設け、又、前記収納箱の開口部には側面から張
出した鍔を設け、この鍔には上記弧状ラツクが貫
通し、蓋の開閉に伴い該弧状ラツクが移動する孔
を開設し、この孔の孔縁によつて弧状ラツクを回
転ダンパー装置の入力歯車に噛合わせたことを特
徴とする。
を有する回転ダンパー装置を固定し、上記収納箱
の開口部下縁沿いに下向きに倒れて収納箱の開口
部を開く蓋を蝶着し、上記回転ダンパー装置の入
力歯車と噛合う合成樹脂製の弾性を有する弧状ラ
ツクの一端の基部を上記蓋の内面に取付け、上記
弧状ラツクには蓋の裏面に取付ける基部にヒンジ
を設け、又、前記収納箱の開口部には側面から張
出した鍔を設け、この鍔には上記弧状ラツクが貫
通し、蓋の開閉に伴い該弧状ラツクが移動する孔
を開設し、この孔の孔縁によつて弧状ラツクを回
転ダンパー装置の入力歯車に噛合わせたことを特
徴とする。
〈作用〉
本案では弾性を有する弧状ラツクを蓋とは別体
に合成樹脂で成形し、ヒンジを有する一端の基部
を蓋の裏面に固定するので蓋には側壁を設ける必
要がない。そして蓋の開閉につれ弧状ラツクは収
納箱の開口部の側面から張出した鍔にある孔を貫
通して移動する。従つて回転ダンパー装置の入力
歯車を、孔を移動する弧状ラツクの歯と正確に噛
合うように収納箱に固定すれば弧状ラツクの円弧
の中心と、蓋の回転中心が多少ずれていても弧状
ラツクは自身の弾性と、ヒンジの個所で撓みなが
ら鍔の孔を通つて移動するため回転ダンパー装置
の入力歯車と正しく噛合う。
に合成樹脂で成形し、ヒンジを有する一端の基部
を蓋の裏面に固定するので蓋には側壁を設ける必
要がない。そして蓋の開閉につれ弧状ラツクは収
納箱の開口部の側面から張出した鍔にある孔を貫
通して移動する。従つて回転ダンパー装置の入力
歯車を、孔を移動する弧状ラツクの歯と正確に噛
合うように収納箱に固定すれば弧状ラツクの円弧
の中心と、蓋の回転中心が多少ずれていても弧状
ラツクは自身の弾性と、ヒンジの個所で撓みなが
ら鍔の孔を通つて移動するため回転ダンパー装置
の入力歯車と正しく噛合う。
〈実施例〉
図面において1は収納箱、2はその開口部の下
縁に蝶着され下向きに倒れて開く蓋を示す。収納
箱の開口部の側面からは鍔3が外向きに張出す。
蓋の内面には薄肉のヒンジ部4′を有する弧状ラ
ツク4の一端部を固定し、鍔3には上記ラツクが
貫通して通る孔5を開設する。弧状ラツク4は蓋
の開閉に伴いラツク歯を有さない背面を孔5の縁
に摺接して孔内を移動する。そして、入力歯車6
を孔5に近接させてこの実施例では鍔3に回転式
ダンパー装置7を固定する。弧状ラツクは或る程
度の弾力性を有するプラスチツクで成形し、可撓
にするとよい。
縁に蝶着され下向きに倒れて開く蓋を示す。収納
箱の開口部の側面からは鍔3が外向きに張出す。
蓋の内面には薄肉のヒンジ部4′を有する弧状ラ
ツク4の一端部を固定し、鍔3には上記ラツクが
貫通して通る孔5を開設する。弧状ラツク4は蓋
の開閉に伴いラツク歯を有さない背面を孔5の縁
に摺接して孔内を移動する。そして、入力歯車6
を孔5に近接させてこの実施例では鍔3に回転式
ダンパー装置7を固定する。弧状ラツクは或る程
度の弾力性を有するプラスチツクで成形し、可撓
にするとよい。
回転式ダンパー装置はこの実施例では浅い皿状
の基体8中に、下端から放射状に制動片9……が
複数枚突出した回転軸10の下端部をシリコング
リースなどの粘性が高いオイル11を塗布して収
容し、その上に軸10が貫通する中心孔を備えた
可撓膜12、キヤツプ13を嵌め、軸10の上端
部に入力歯車6を固定してある。
の基体8中に、下端から放射状に制動片9……が
複数枚突出した回転軸10の下端部をシリコング
リースなどの粘性が高いオイル11を塗布して収
容し、その上に軸10が貫通する中心孔を備えた
可撓膜12、キヤツプ13を嵌め、軸10の上端
部に入力歯車6を固定してある。
尚、可撓膜12は基体8の内周の段8a上に受
止め、キヤツプ13には外周に環状突出部13′
を設け、この環状突出部13′を基体の内周の段
8a上に形成した環状の凹部8b中にスナツプ嵌
めで係合してある。この可撓膜12は基体8の周
囲温度が上昇し、これによりオイル11が体積を
膨張したときに変形して膨張を吸収し、オイルが
回転軸を伝つて外に洩出するのを防止する。又、
回転軸は下端面に同心の窪み10′を有し、基板
の底面中心から盛上つた隆起部8cが上記窪み1
0′中に嵌合して回転軸の振ら付きを防止する。
止め、キヤツプ13には外周に環状突出部13′
を設け、この環状突出部13′を基体の内周の段
8a上に形成した環状の凹部8b中にスナツプ嵌
めで係合してある。この可撓膜12は基体8の周
囲温度が上昇し、これによりオイル11が体積を
膨張したときに変形して膨張を吸収し、オイルが
回転軸を伝つて外に洩出するのを防止する。又、
回転軸は下端面に同心の窪み10′を有し、基板
の底面中心から盛上つた隆起部8cが上記窪み1
0′中に嵌合して回転軸の振ら付きを防止する。
尚、弧状ラツク4の自由端側には蓋2が全開し
たとき(第2図実線)に孔5に当接するストツパ
4bを設け、蓋がそれ以上開くのを防止する。蓋
2の開閉により弧状ラツク4は背面を孔5の縁に
摺接し、ラツク歯を入力歯車6に正確に噛合わせ
て孔5中を移動する。そして、弧状ラツク4は弾
性を有すると共に、蓋に固定された基端にヒンジ
部4′を有するので、ラツクの弧の中心と、蓋の
回転中心2′が多少ずれていても自身の弾性と、
ヒンジ4′の個所で撓みながら孔5により矯正さ
れて入力歯車6と正確な噛合い状態を維持する。
たとき(第2図実線)に孔5に当接するストツパ
4bを設け、蓋がそれ以上開くのを防止する。蓋
2の開閉により弧状ラツク4は背面を孔5の縁に
摺接し、ラツク歯を入力歯車6に正確に噛合わせ
て孔5中を移動する。そして、弧状ラツク4は弾
性を有すると共に、蓋に固定された基端にヒンジ
部4′を有するので、ラツクの弧の中心と、蓋の
回転中心2′が多少ずれていても自身の弾性と、
ヒンジ4′の個所で撓みながら孔5により矯正さ
れて入力歯車6と正確な噛合い状態を維持する。
尚、この実施例では回転ダンパー装置にオイル
式ものを用いたが、オイル式以外のものを用いて
もよい。
式ものを用いたが、オイル式以外のものを用いて
もよい。
(3) 考案の効果
この様にして本考案によれば蓋の回転中心と弧
状ラツクの弧の中心が多少ずれていてもラツク歯
は入力歯車と正確に噛合うので異音を発したり、
蓋の開閉の動きがギクシヤクせず、蓋の開閉の動
きを回転式ダンパー装置で制動され、静粛に開き
又、乱暴にバタンと閉められるのを防ぐ。
状ラツクの弧の中心が多少ずれていてもラツク歯
は入力歯車と正確に噛合うので異音を発したり、
蓋の開閉の動きがギクシヤクせず、蓋の開閉の動
きを回転式ダンパー装置で制動され、静粛に開き
又、乱暴にバタンと閉められるのを防ぐ。
又、回転式ダンパー装置の入力歯車だけを孔に
対して正確に位置させればよく、収納箱と蓋の蝶
着には或る程度の誤差が許されるので組立てにも
手数がかゝらないと共に、蓋と弧状ラツクは別体
に成形するので、蓋のデザインは自由に行うこと
ができる。
対して正確に位置させればよく、収納箱と蓋の蝶
着には或る程度の誤差が許されるので組立てにも
手数がかゝらないと共に、蓋と弧状ラツクは別体
に成形するので、蓋のデザインは自由に行うこと
ができる。
図面は本考案の一実施例で、第1図は全体の斜
面図、第2図は要部の一部を断面にした側面図、
第3図は回転式オイルダンパー装置の一半を断面
にした側面図、第4図は同上の回転軸の斜視図
で、図中、1は収納箱、2は蓋、3は鍔、4は弧
状ラツク、4′はヒンジ、5は孔、6は入力歯車、
7は回転ダンパー装置を示す。
面図、第2図は要部の一部を断面にした側面図、
第3図は回転式オイルダンパー装置の一半を断面
にした側面図、第4図は同上の回転軸の斜視図
で、図中、1は収納箱、2は蓋、3は鍔、4は弧
状ラツク、4′はヒンジ、5は孔、6は入力歯車、
7は回転ダンパー装置を示す。
Claims (1)
- 車室内収納箱の側面に入力歯車を有する回転ダ
ンパー装置を固定し、上記収納箱の開口部下縁沿
いに下向きに倒れて収納箱の開口部を開く蓋を蝶
着し、上記回転ダンパー装置の入力歯車と噛合う
合成樹脂製の弾性を有する弧状ラツクの一端の基
部を上記蓋の内面に取付け、上記弧状ラツクには
蓋の裏面に取付ける基部にヒンジを設け、又、前
記収納箱の開口部には側面から張出した鍔を設
け、この鍔には上記弧状ラツクが貫通し、蓋の開
閉に伴い該弧状ラツクが移動する孔を開設し、こ
の孔の孔縁によつて弧状ラツクを回転ダンパー装
置の入力歯車に噛合わせたことを特徴とする車室
内収納箱の蓋の開閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8184984U JPS60194074U (ja) | 1984-06-04 | 1984-06-04 | 車室内収納箱の蓋の開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8184984U JPS60194074U (ja) | 1984-06-04 | 1984-06-04 | 車室内収納箱の蓋の開閉装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60194074U JPS60194074U (ja) | 1985-12-24 |
JPH036778Y2 true JPH036778Y2 (ja) | 1991-02-20 |
Family
ID=30629019
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8184984U Granted JPS60194074U (ja) | 1984-06-04 | 1984-06-04 | 車室内収納箱の蓋の開閉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60194074U (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0754532Y2 (ja) * | 1988-11-30 | 1995-12-18 | 日本発条株式会社 | グラブドア用緩衝装置 |
JPH0740063Y2 (ja) * | 1989-05-24 | 1995-09-13 | 株式会社ケンウッド | 蓋のロック構造 |
JP5193115B2 (ja) | 2009-04-01 | 2013-05-08 | 株式会社ニフコ | 可動体の動作機構 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5653449U (ja) * | 1979-10-02 | 1981-05-11 |
-
1984
- 1984-06-04 JP JP8184984U patent/JPS60194074U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5653449U (ja) * | 1979-10-02 | 1981-05-11 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60194074U (ja) | 1985-12-24 |
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