JP2519463B2 - 回転ダンパ− - Google Patents

回転ダンパ−

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JP2519463B2
JP2519463B2 JP17123187A JP17123187A JP2519463B2 JP 2519463 B2 JP2519463 B2 JP 2519463B2 JP 17123187 A JP17123187 A JP 17123187A JP 17123187 A JP17123187 A JP 17123187A JP 2519463 B2 JP2519463 B2 JP 2519463B2
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F9/00Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
    • F16F9/10Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium using liquid only; using a fluid of which the nature is immaterial
    • F16F9/12Devices with one or more rotary vanes turning in the fluid any throttling effect being immaterial, i.e. damping by viscous shear effect only
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F1/00Springs
    • F16F1/02Springs made of steel or other material having low internal friction; Wound, torsion, leaf, cup, ring or the like springs, the material of the spring not being relevant
    • F16F1/04Wound springs
    • F16F1/10Spiral springs with turns lying substantially in plane surfaces

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、自動車などの車室内での引き出し式、回
転式などの灰皿や小物入れを押し込んで閉じた状態に係
留したり、テープレコーダやビデオカセット類の回転式
カセット蓋や扉を閉じた状態に係留すると共に、その灰
皿や小物入れ、カセット蓋や扉を更に少し押し込むと係
留を釈放するハートカム溝を内端に有する渦巻溝と、該
渦巻溝に突入して溝内を辿る作動ピンからなるロック装
置、及び上記灰皿や小物入れ、カセット蓋や扉を押し出
したり、開いた状態に牽引するゼンマイを内蔵した回転
ダンパーに関する。
(従来の技術) 上記のようにロック装置及びゼンマイを内蔵した回転
ダンパーは、本出願人が特開昭59−193503号公報で提案
した。
この回転ダンパーによって灰皿や小物入れを摺動可能
又は回動可能に支持するリテーナと上記灰皿や小物入れ
との間、或いはカセット蓋や扉を枢着したテープレコー
ダ、ビデオカセットの本体と上記カセット蓋や扉との間
にこの回転ダンパーと、回転ダンパーのピニオンに噛合
うラック、歯車、セクターギアを設けるだけで灰皿や小
物入れを制御して押し出したり、カセット蓋や扉を制御
して開くと共に、手で押して押し込んだり、閉じたりし
た灰皿や小物入れ、カセット蓋や扉を係留することがで
きるようになった。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上記回転ダンパーはゼンマイ、ピニオ
ン、制動盤を個々に組立てるため、これに非常に手数が
かかる。
(問題点を解決するための手段) そこで本発明の回転ダンパーは、底を有し、上面と側
面に開放部を有する収容部と、上記収容部の上面を塞い
で収容部上に固定されるカバーとからなるケーシング
と、上記収容部の底上に固定され、内部にゼンマイを収
容して該ゼンマイの外端を固定したハウジングと、上面
に開放した凹部を有し、下面で上記ハウジング上に回転
自在に支持されると共に、下面中心に前記ハウジング中
に突入してゼンマイの内端を固定する下向き軸を備え、
且つ周側の歯の一部を前記ケーシングの収容部の側面の
開放部から外に突出させたピニオンと、中心に起立軸を
有し、上記ピニオンと同心にピニオンの凹部内でオイル
に浸漬し、且つ前記起立軸がハウジングのカバーに回転
不能に固定された制動盤と、ハートカム溝を一端に有す
る渦巻溝を上面に備え、前記ピニオンの凹部を上から塞
ぐ蓋板と、前記ケーシングに取付けられて上記蓋板の渦
巻溝中に突入した作動ピンとからなることを特徴とす
る。
(作用) 本発明によればゼンマイはハウジング内に収容して一
つのユニットとし、又、ピニオンは上面に開放した凹部
を有し、その内部に制動盤をオイルに浸漬して収容する
と共に、ロック装置の一部の渦巻溝を上面に有する蓋板
で上記凹部を塞ぐことによってこれもピニオン兼用のユ
ニットとし、ケーシングの収容部中に上記ゼンマイのユ
ニットと、ピニオン兼用ユニットをその順に納め、容易
に組立てることができる。
(実施例) 図示の各実施例において、1はケーシング、2と3ケ
ーシングを構成する収容部とカバー、4はハウジング、
5はハウジングの上面に開放した凹部を塞ぐ蓋、6はピ
ニオン、7は上面に開放したピニオンの凹部を塞ぐ蓋
板、8はピニオンと一体で、その下面中心から垂下する
下向き軸、9は一端にハートカム溝10を有し、上記蓋板
上面に刻まれた渦巻溝、11は制動盤、12は制動盤と一体
の起立軸、13はゼンマイ、14は渦巻溝内を辿る作動ピ
ン、15は作動ピンを抑える板バネを示す。
収容部2、カバー3、ハウジング4、蓋5、ピニオン
6、蓋板7、制動盤11は夫々プラスチックの成形品であ
る。
ハウジング4はピニオン6よりも外径が少し小さい丸
皿形で、ピニオンの下向き軸8を通す孔16を底の中心に
有する。そして、底の下面から同心状に糸底17が突出す
る。
収容部2は底を有し、底の回りからは略々3/4円弧状
の側壁2′が立ち、上記側壁2′の円周方向の両端間は
開放部になっている。
収容部2の底は中心にハウジングの糸底17を受入れる
開口18を備えている。側壁2′の内周は二段に窪み、上
段の大径部2aにピニオン6を収容し、下段の小径部2bは
底の上に下面で載ったハウジング4の外周にピッタリと
嵌合する。上段の大径部に収容されたピニオン6は、そ
のほぼ1/4円周が側壁2′の円周方向の両端間の開放部
から外に突出する。
ハウジング4の内周は同心状に二段に窪み、下段の窪
みの内部にゼンマイ13を収容し、上段の窪みに蓋5を受
入れ、段上に蓋5の周縁部を例えば接着、高周波溶着な
どで固定する。ゼンマイ13は外端に折返し状の爪13aを
備え、この爪13aを第11図で示した様にハウジングの下
段の窪みの周囲壁に設けた切欠き4aに引掛けて外端をハ
ウジング4に固定される。又、ゼンマイ13の内端はS形
に曲げられ、Sの直線部分13bはハウジングの底の中心
孔16を直径方向に横切る。こうしてハウジング内にゼン
マイ13を収容し、上から蓋5でハウジングの凹部を塞ぐ
ことによりゼンマイのユニットが構成される。
ピニオン6の上面に開放した同心状の凹部の内周は三
段に窪み、その最下段の内部には制動盤11を収容すると
共に、シリコンオイル、グリース等の粘性流体19を入
れ、制動盤を粘性流体中に浸漬する。この実施例では最
下段の窪みの底の中心から短い円柱20が起立して制動盤
11に下から突入し、制動盤を下から軸受している。上段
の窪みには蓋板7の周縁部を受止めて接着、高周波溶着
等で固定するが、それに先立ち中段の窪み上には大きな
Oリング21を載せ、又、制動盤11の起立軸12には小さな
Oリング22を嵌めて起立軸12の下端部に移動させ、前述
の様に蓋板7を上段の窪み上に固定したとき大きなOリ
ング21を中段の窪み上に、小さなOリング22を制動盤11
上に圧縮し、粘性流体19が外に洩れるのを防止する。蓋
板7には制動盤の起立軸12を嵌合する軸受筒23を同心状
に設け、前述の円柱20と協同して制動盤と起立軸を支持
することがのぞましい。こうしてピニオン6を制動盤11
と、粘性流体20を収容すると共に、蓋板7の上面の渦巻
溝9を備えた一つのユニットとすることができる。
尚、制動盤の起立軸12は上端中心に円以外の断面形
状、ここでは小判形の突起24を有し、この突起24は軸受
筒23の上端から突出し、又、ピニオンの下向き軸8はゼ
ンマイ13の内端のS形に曲げられた直線部分を間に通す
スリット25を下端から上向きに有する。
蓋板7の上面に設けられた渦巻溝9は、この実施例で
は外端にハートカム溝10を備えている。そして作動ピン
14はコ字形に曲げられ、その下向きの一端14aは収容部
2の側壁2′の上面に開口する孔26に摺動可能に突入
し、他端14aが渦巻溝9に突入し、中間部14cは収容部の
側壁2′の上面と、カバー3の下面の間に一端を挟まれ
た板バネ15が上から抑える。ハートカム溝10を備えた渦
巻溝9と、該溝9に突入した作動ピン14による作動は前
述した従来例と同じであるため、その詳細は従来例を参
照して貰うとして以下、簡略に説明する。
灰皿が外に押し出されたり、カセット蓋や扉が開いた
状態のとき、作動ピンの端部14bは渦巻溝9の内端9′
に位置し、この状態で灰皿、カセット蓋や扉を閉じるた
めに押込むと、ピニオン6は回転入力を受け、蓋板7を
伴って第7図で時計方向に回転し、作動ピンの端部14b
は渦巻溝内を辿る。そして、閉じるすぐ手前でピンの端
部14bはハート島10′の回りの一方通行路形のハートカ
ム溝10に達し、閉じたときにはハート島10′の一方の岸
の傍を通り過ぎ、その後の押し込みで一段深い行き止ま
りの延長路10aに降り、そこで行き止まってそれ以上の
押し込みを阻止し、ゼンマイ13はその間に内端から巻締
められて復元力を蓄える。そこで、灰皿や蓋等から手を
離すとゼンマイ13は復元力でピニオンを反時計方向に回
転させようとし、ピニオンを僅かに反時計方向に回転す
ると作動ピンの端部14bは延長路10aを戻ったのちハート
島のハートの切込み10bに向かう部分に進み、更に一段
深くなった部分で上記切込み10bに引掛かってピニオン
の反時計方向の回転をとめ、このとき灰皿、カセット蓋
等は閉じた状態に係留される。
閉じてる灰皿、カセット蓋等を開くために、これを手
で少し押込んで手を離すと、ピニオン6は再び時計方向
に少し回り、これによりハート島の切込み10cに引掛か
っていた作動ピンの端部14bは切込み10cから外れて更に
一段深くなった行き止まりの部分10cに降り、ゼンマイ
が復元力でピニオンを反時計方向に回転させるのにつれ
ハート島の他方の岸に沿った底が次第に浅くなる部分を
進んだのち一段降りて渦巻溝9中を内端9′に向かって
戻り、灰皿やカセット蓋等は開く。そして、ピニオンの
回転中、制動盤11は後述の様に制止しているため、ピニ
オンは粘性流体19を制動盤11の抵抗に抗して撹拌しなが
ら回転しなければならないので制動作用を受ける。
前述のカバー3は、収容部2の側壁2′の外面に沿っ
て下がる複数の垂下アーム27…を有し、該各アーム27は
下端に左右の張出片27′、27′を備え、全体として垂下
アームは倒T字形をしている。そして、収容部の側壁
2′の外面には、上記各垂下アーム27が下がる位置を挟
んで鋸歯形の一対の逆止爪28、28が、斜面を斜め上に向
けて突設してある。この垂下アーム27と、一対の逆止爪
28、28は、収容部2上にカバー3をスナップ留めして結
合するためのもので、各垂下アームの位置を対応した対
の逆止爪に合わせてカバー3を収容部2上に下げて行く
と、各垂下アームの左右の張出片27′、27′は対の逆止
爪の斜面に摺接して下動することにより垂下アーム27は
外向きに反り、カバーの下面が収容部の側壁2上に透設
した時点で左右の張出片は逆止爪を通過し、これによっ
て垂下アームはパチッと復元して側壁外面に接し、左右
の張出片は逆止爪の下面に引掛かり、カバー3は収容部
の開放した上面に被さる。
側壁2′の上面には作動ピン14の端部14aを挿入する
孔26を挟んで、板バネ15の基部にある二つの孔15′、1
5′に対応した二つのピン29が一体に立設してあり、板
バネの取付位置を位置決めする。又、カバー3には上記
ピン29を受入れる二つの孔29′のほかに、収容部2の外
に張り出した部分に、回転ダンパーを灰皿又はリテー
ナ、或いはカセット蓋や扉又は本体にビスなどで取付け
るための取付孔20、又、制動盤11の起立軸上端の突起24
に対応する位置に突起24と同断面形状、ここでは小判形
の固定孔3′を設ける。
又、ハウジング4の糸底17にはこの実施例では孔16を
囲んで下から四つの弧状の凹み31が設けてある。
以上述べた構成は第1〜12図の実施例も、第13〜15図
の実施例も同じである。
さて、第1〜12図の実施例ではハウジング4の回りに
下端に開通した八つの切欠き32が円周方向に等間隔に設
けてあり、又、収容部2の底にはハウジングの上記切欠
き32を結んだ円周上の位置に、切欠き32のどれか一つに
ピン33を打込むための孔34が開設してある。この実施例
では第6図に示す様にピン33は孔34の下端の縁に千切れ
易い薄肉部33′を開してつらなり、収容部2と一体に成
形してあるが、勿論、収容部と別体に形成してもよい。
この実施例で回転ダンパーを組立てるには、ピニオン
6の下向き軸8のスリット25の向きをゼンマイ13の内端
の直線部分13bに合わせ、下向き軸をハウジング4の蓋
5の中心孔5aからハウジング内に入れ、該軸8の下端部
をハウジングの底の中心孔16中に位置させ、これにより
下向き軸8のスリット25中にゼンマイの内端の直線部分
13bを位置させると共に、ピニオン6の下面をハウジン
グの蓋5の上面に重ね、ハウジングの底の糸底17を収容
部の底にある開口18に嵌めてハウジングを収容部の底の
上に置く。勿論、ハウジングを先に収容部の底の上に置
き、それからピニオンの下向き軸をハウジングとその蓋
にある中心孔16、5aに上から貫通してピニオンをハウジ
ングの上に重ねてもよい。
それからピニオン6の蓋板7の中心部上方に位置する
突起24の向きを起立軸12を回してカバー3の固定孔3′
に合わせ、又、作動ピン14の端部14aを収容部の側壁上
面に開口する孔26に挿入すると共に、板バネ15の孔1
3′、13′をピン29に嵌め、前述した様にカバー3を収
容部2上に被せて結合する。これにより、起立軸の突起
24はカバーの固定孔3′に嵌合するため制動盤11は回転
不能になり、板バネ15の基部はカバー下面と収容部の側
壁上面との間に挟まれ、ピン29の上端部はカバーの孔2
9′に突入する。
ゼンマイの予荷重を定めるには収容部の底の下面に開
口18によって露出するゼンマイ用ハウジングの糸底内部
の凹み31に蟹目ドライバ等の工具を掛け、ゼンマイ13を
外端から巻締める方向(第11図の矢印反時計方向)にハ
ウジング4を回す。この際、ゼンマイの内端を下向き軸
8のスリット25で咬えたピニオン6は共回りするので、
回らない様に指で抑えておく。こうしてハウジング4を
或る量宛、回したら、その状態を保ったままでピニオン
6から指を離し、ハウジング4を回すことによりゼンマ
イに蓄えさせた復元力でピニオンを回転させることを何
回か繰返してピニオンの回転時間を計り、最適なピニオ
ンの回転時間が得られたら、その最適回転時間を得るた
めに回した状態に工具でハウジングを保持し、収容部の
底の孔34からピン33を打込んでピンの上端部を孔34上に
位置するハウジングの回りの切欠き32に突入させる。そ
の場合、孔34上に切欠きのどれもが位置しないときはハ
ウジングをもう少し回すか、或いは回すのを緩めて近隣
の一つの切欠き32を孔34上に位置させてピン33を打込め
ばよい。
これによりハウジングは収容部内で回転不能になり、
ゼンマイは回転入力によって回転するピニオン6で内端
から巻締められ、灰皿を最適に押出したり、カセット蓋
や扉を最適に開くための復元力を蓄える。
そして、ピン33を引抜くことによってゼンマイを元の
予荷重0の状態に戻し、上記の様に再び調整して別の予
荷重をかけることもできる。ピン33を引抜き易くするた
め、ピンの下端には収容部の下面に当接する鍔33′を設
けておいてもよい。
又、ピニオン6の下面が載るハウジングの蓋5の上面
には半円形断面の環状隆起5bを同心状に設け、ピニオン
6に回転を軽快に行わせるようにするとよい。
第13〜15図の実施例が上述の実施例と相違するのは、
ハウジングの蓋5の上面と、ピニオン6の下面との間に
バネ35を介装し、その間にハウジング4の糸底17の厚さ
ないし高さTより少し広い間隔36を保ったことと(第1
3、14図参照)、糸底17の外形を正多角形、ここでは正
八角形にし、収容部2の底の開口18も上記糸底17の外形
に対応した正多角形にしてあること(第15図参照)であ
る。バネ35は、この実施例ではピニオンの下向き軸8の
回りを囲むコイルバネにしてあるが、勿論、複数の板バ
ネを円周方向に配列してピニオンの下面又はハウジング
の蓋5の上面に設けてもよいし、コイルバネの代りに皿
バネを使用することもできる。
この実施例では回転ダンパーの組立ては前述の様にハ
ウジングの蓋5の上面と、ピニオン6の下面との間にバ
ネ35を介装する以外は前述と同様にして行い、これによ
りその間にハウジングの糸底よりも厚い間隔36を得る。
ゼンマイ13の予荷重を定めるには、工具を糸底内部の
凹み31に掛け、バネ35に抗してハウジング4を下から衝
き上げて糸底17を開口18から上に抜き、その状態でピニ
オン6が回らない様に指で抑え、工具でゼンマイ13が外
端から巻締められる方向にハウジングを45゜宛回しては
糸底17の衝き上げを緩めて開口18に嵌合し、ピニオンか
ら指を離してピニオンの回転時間を計る。
こうして、ピニオンの回転時間が最適となるゼンマイ
の予荷重を定める。
この実施例の場合はハウジングを45゜回しては糸底17
を開口18に嵌合し、指を離してピニオンの回転時間を計
るので、前述の実施例に比べピニオンの回転時間を計る
際に工具でハウジングを回した状態に保持する手数を要
しないと共に、ピンの打込みも不要なためゼンマイの予
荷重の調整、変更が著しく容易に行える。
尚、この実施例ではピニオンの下向き軸8に設けるス
リット25の長さは上向きに少し長くし、工具でハウジン
グ4と一体にゼンマイ13を衝き上げる際に、ゼンマイの
内端の直線部分13bがスリット25中を上に移動できるよ
うにしておく。
以上、ゼンマイを収容したハウジングを45゜宛回して
ゼンマイに与える予荷重を定める二つの実施例を説明し
たが、予荷重を定めるために回す量は45゜に限らず、例
えば30゜宛であってもよい。
更に、本発明の回転ダンパーを使用する対象物は灰皿
や小物入れ、テープレコーダやビデオカセットのカセッ
ト蓋や扉類に限定されず、その他のものでもよい。
(発明の効果) 本発明によればケーシングの収容部の底の上に、ゼン
マイをハウジングに収容したユニットを置き、その上に
制動盤を内蔵し、上面に渦巻溝を備えたピニオンのユニ
ットを載せてピニオンの下向き軸をハウジング中に上か
ら下に貫通してゼンマイの内端を下向き軸に連結し、上
からカバーを収容部上に被せて固定することにより非常
に簡単に回転ダンパーを組立てることができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜12図は本発明の回転ダンパーの一実施例を示すも
ので、第1図は上から見た平面図、第2図は下から見た
平面図、第3図は第1図の矢印III方向から見た側面
図、第4図は第1図の矢印IV方向から見た背面図、第5
図は第1図のV−V線での断面図、第6図は第4図のVI
−VI線での断面図、第7図はピニオンの蓋板の平面図、
第8図はケーシングと、ゼンマイのユニットと、ピニオ
ンのユニットの分解斜視図、第9図は第8図のピニオン
のユニットの分解斜視図、第10図は第8図のゼンマイの
ユニットの分解斜視図、第11図はハウジングにゼンマイ
を収容した状態の上か、見た平面図、第12図はハウジン
グを下から見た平面図、第13〜15図は本発明の回転ダン
パーの他の一実施例を示すもので、第13図は第5図と同
様な断面図、第14図は第6図と同様な断面図、第15図は
回転ダンパーを下から見た平面図で、図中、1はケーシ
ング、2はその収容部、3はカバー、4はハウジング、
5はその蓋、6はピニオン、7はその蓋板、8は下向き
軸、9は渦巻溝、10はハートカム溝、11は制動盤、12は
その起立軸、13はゼンマイ、14は作動ピン、15は板バ
ネ、17はハウジングの糸底、19は粘性流体、20は円柱、
21はOリング、23は軸受筒、24は突起、25はスリット、
26は作動ピン枢着用の孔、27と28は収容部上にカバーを
被せた状態に結合するための垂下アームと逆止爪、31は
ハウジングの糸底内部に設けた凹み、32はハウジングの
回りの切欠き、33はピン、34はピンの打込み孔、35はバ
ネを示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】底を有し、上面と側面に開放部を有する収
    容部と、上記収容部の上面を塞いで収容部上に固定され
    るカバーとからなるケーシングと、 上記収容部の底上に固定され、内部にゼンマイを収容し
    て該ゼンマイの外端を固定したハウジングと、 上面に開放した凹部を有し、下面で上記ハウジング上に
    回転自在に支持されると共に、下面中心に前記ハウジン
    グ中に突入してゼンマイの内端を固定する下向き軸を備
    え、且つ周側の歯の一部を前記ケーシングの収容部の側
    面の開放部から外に突出させたピニオンと、 中心に起立軸を有し、上記ピニオンと同心にピニオンの
    凹部内でオイルに浸漬し、且つ前記起立軸がハウジング
    のカバーに回転不能に固定された制動盤と、 ハートカム溝を一端に有する渦巻溝を上面に備え、前記
    ピニオンの凹部を上から塞ぐ蓋板と、 前記ケーシングに取付けられて上記蓋板の渦巻溝中に突
    入した作動ピンと からなることを特徴とする回転ダンパー。
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