JPH0242526Y2 - - Google Patents

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JPH0242526Y2
JPH0242526Y2 JP11867683U JP11867683U JPH0242526Y2 JP H0242526 Y2 JPH0242526 Y2 JP H0242526Y2 JP 11867683 U JP11867683 U JP 11867683U JP 11867683 U JP11867683 U JP 11867683U JP H0242526 Y2 JPH0242526 Y2 JP H0242526Y2
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JP
Japan
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storage chamber
outer case
lid
locking mechanism
rotary damper
Prior art date
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JP11867683U
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English (en)
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JPS6026949U (ja
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  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
  • Passenger Equipment (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は自動車のインスツルメントパネルな
ど壁面に組込むのに適した灰皿、コインボツク
ス、マツプトレイなどの総称としての小物入れ装
置に関する。
従来、これらの小物入れは抽斗式であつたり、
蓋を開閉する型式のものが多く、いずれも単調で
見栄えがしないと共に、抽斗式は引張り出した
り、押込んで格納する際に動きがギクシヤクして
操作しにくゝ、又、蓋を開閉するものは奥に入つ
ている物の取出しが不便である。
更に、抽斗式は本体に引出用のガイドを取付け
ねばならず、蓋開閉式は本体に収納室と蓋を組付
ける必要がある。
そこで本考案は本体に組付ける外ケース中に前
壁が蓋を兼ねた収納室を枢着し、この収納室には
枢着点を中心とした円弧に沿つて歯を有するセク
ターギアを設け、外ケースには歯輪を有する錠止
機構付き回転ダンパーを設けて上記歯輪を前記セ
クターギアの歯と噛合わせ、これにより収納室の
格納状態では収納室の前壁を兼ねる蓋が外ケース
の前面をほゞ閉塞して回転ダンパーの錠止機構に
よりその状態を維持し、収納室を開くには蓋を外
ケース中に少し押込むことによつて蓋は回転ダン
パーにより制動されながら静かに斜下向きに開く
様にしたのである。従つて、本考案によれば収納
室には枢着点を中心とした円弧に沿つて歯を有す
るセクターギアを設け、外ケースには上記セクタ
ーギアの歯に歯輪が噛合うように錠止機構付き回
転ダンパーを取付けるなどして設ければよいため
収納室と外ケースとの組立てが容易であると共
に、収納室を開くために回転ダンパーの駆動力を
収納室に伝えたり、収納室を閉じる動きを回転ダ
ンパーに伝えたりする伝達機構が著しく簡素なた
め、故障の余地が無い。更に本体には完成した外
ケースを嵌めて取付けるだけでよく、本体に対す
る組立ての手数が著しく減少するほか、収納室の
前壁は蓋を兼ね、開いた場合蓋は斜下向きに傾
き、収納室の上半部は外ケースの前面から外に突
出するので室内からの物の取出し、或いは灰皿の
場合、灰や吸殻を入れるのが著しく容易に行える
と共に、閉じている蓋ないし収納室を開くには蓋
を僅かに押込むだけで静粛且つスムースに斜下向
きに自動的に開き、高級感に溢れた小物入れ装置
を提供することができる。以下、図示の一実施例
を参照して本考案を説明する。
1は前面と下面が開放した外ケースで、その両
側壁1′,1′の前縁部間には軸1aで収納室2を
枢着してある。
収納室2は、この実施例の場合、灰皿を予定し
ているので、内にある吸殻、灰を捨てる際に外ケ
ースから取外せる様にすることが必要である。こ
のため、軸1aで回動板3を枢着し、収納室には
底面から回動板3とほゞ同厚の切込溝2′を設け、
切込溝2′を回動板3に差込んである。従つて収
納室2が外ケースから取外す必要のないコインボ
ツクス、マツプトレイ等であれば収納室2を軸1
aで外箱の両側壁間に枢着する。
収納室2の前壁は蓋2aを兼ね、収納室を閉じ
た場合に蓋2aはほゞ垂直になつて外ケース1の
前面を塞ぎ、開いた場合は斜め前向きに例えば約
60゜倒れ、収納室の上半部は外ケースの前面から
外に突出する。
収納室2の一側、この実施例では回動板3の一
側には軸1aを中心とする扇形のセクターギア4
が設けてあり、回動板の一側に対応した外ケース
の一方の側壁の内面にはセクターギア4の歯と噛
み合う歯輪5を備えた錠止機構付き回転ダンパー
6を固定してある。
この回転ダンパー6は本出願人が特願昭58−
106685号(特開昭59−193503)の第1図〜第5図
に詳細に記述したものをそのまゝ用いているが、
勿論、これに限定されず同等な機能、つまり歯輪
5は正逆両方向の回転の際にシリコンオイルなど
の粘性抵抗で回転を制動され、正逆どちらか一方
の回転の際にはバネ、例えばゼンマイを巻縮して
バネに復帰力を蓄積すると共に、一方向の回転の
末期にハートカムなどを利用した錠止機構で反対
方向に回転するのを阻止され、錠止機構で反対方
向に回転するのを阻止された歯輪を一方向に少し
回転すると錠止機構が外れ、歯輪は制動されなが
らバネの復帰力で反対方向に回転するものであれ
ばよい。
こゝでは第6〜9図に前記特願昭58−106685号
の第1〜5図の一部を示し、蓋ないし収容室の開
閉に、関連して錠止機構付き回転ダンパーの作動
の概略を述べるが、詳細は上記先行出願を参照さ
れたい。
歯輪5は取付基板7上で回転する。歯輪5の窪
んだ下面の内部には取付基板に対し固定された制
動盤8が嵌合し、歯輪5の下面と制動盤8の対向
面にはシリコングリースが塗布してあつて歯輪の
正逆両方向の回転を制動する。
歯輪の上面には渦巻溝9があり、渦巻溝9の内
端にはハート島10の回りを一周する一方向通路
9′が設けられていると共に、上面中心にはゼン
マイ11の内端を固定するボス5′が立つ。歯輪
の上面上には取付基板7と組立てられた上蓋12
が乗り、歯輪5の周縁の一部は上蓋12から外に
突出し、前述したセクターギア4と噛合う。上蓋
12には先端が下向きに曲がり、渦巻溝9に突入
した弾性のストツプピン13が取付けてある。ゼ
ンマイ11は外端部を上蓋に固定され、ストツプ
ピン13の上で上蓋に収容されている。
そして、取付基板7で外ケースの側壁の内面に
固定されている。
開いている収容室2の蓋2aを手で押し閉めて
行くとセクターギア4に噛合つた歯輪5は一方向
に回転し(回転は制動盤8と歯輪下面のシリコン
グリースで制動される。)、ゼンマイ11を内周か
ら巻縮し、ストツパ13はゼンマイ溝9を辿つ
て、蓋2aが閉まる末期にはハート島10の回り
の一方向通路9′中を移動する。蓋を閉まる位置
を少し行き過ぎる迄押込んで手を離すと、ゼンマ
イ11は蓄積した復帰力で歯輪5を逆方向に少し
回転させ、これにより蓋は閉まる位置になるが、
そのときストツプピン13の先端がハート島10
の凹部10′に引掛り、歯輪の回転を阻止するた
め歯輪は停止する。
次に、収容室2を開けるには閉まつている蓋2
aを手で少し押込む。すると、ピン13はハート
島の凹部10′から脱出するため歯輪はシリコン
グリースで制動されながらゼンマイ11の復帰力
により反対方向にゆつくり回転し、蓋2aは前下
向きに倒れ、収容室の上半部は外ケースの前面に
突出する。
蓋ないし収容室2の開閉量を規制するため、収
容室、こゝでは回動板のセクターギア4と外ケー
スの側壁の対向面の一方には軸1aを中心とする
円弧状の溝14を形成し、他方にはこの溝14に
突入する突起15を設けてストツパにするとよ
い。
尚、本実施例の場合軸1aと回動板3は一体に
なつているが、例えば外ケースの側壁間に軸を渡
設し回動板は収納室の下部に一体に設けることも
できる。
この本考案では収納室を外に押出す付勢と、収
納室を格納状態に維持することは錠止機構付き回
転ダンパーが行なうので、収納室2に設けたセク
ターギア4が、外ケース1に設けた錠止機構付き
回転ダンパー6の歯輪5と噛合うように、収納室
を外ケースの内部に嵌めて枢着するだけで容易に
組立てることができ、又収納室の前壁が外ケース
の前面を塞ぐ蓋2aを兼ねているため、自動車の
インスツルメントパネルなど本体には外ケースを
スツポリと収容する開口部を設けて置けば、その
開口部に嵌込み、ビスなどで簡単に本体に組立て
ることができる。そして閉まつている蓋を指で少
し押込むことにより蓋は手前にゆつくりと倒れて
収容室の上半部を外ケースの前面から外に露出さ
せるので中に収容してあるものゝ取出しや、中に
物を入れるのに都合がよいと共に、再び閉めるに
は手前に斜めに倒れている蓋を起こす様にして押
込めばよいので開閉の動作は極めて円滑である。
そして、灰皿の様に中に入れた灰、吸殻その他
の物を空ける必要がある場合、この実施例の様に
回動板に差込んで収容室を取付け、収容室を開い
たとき回動板から抜き外せる様にして置くと簡単
に外して中の物を空けることができる。尚、灰皿
の場合、収容室を閉じたとき、中の吸殻から発生
する煙を洩らさない様にし、且つ吸殻を窒息させ
るには収容室の上面を密閉することができる周知
の遮蔽板(図示せず)を収容室の上面にバネで上
向きに開く様に付勢して取付け、収容室を閉めて
行くと外ケースの上壁の前面下縁で付勢に抗し回
動させて収容室の上面を密閉し、収容室を開くと
バネで上方に回動して収容室の上面を開放する様
にすればよい。更に収容室の切込溝2′と回動板
3は摩擦嵌めで取付け、少し力を加えなければ収
容室は回動板3から抜外すことができない様に
し、振動などでガタ付き、騒音を発生するのを防
止するとよい。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の小物入れ装置の一実施例を示す
もので、第1図は収容室を閉めた状態の縦断側面
図、第2図は同上の斜視図、第3図は同じく開い
た状態の斜視図、第4図は同上の収容室を外した
状態の縦断面図、第5図は回転板の斜視図、第6
図は錠止機構付き回転ダンパーの正面図、第7図
は第6図の−線に沿う断面図、第8図は同上
の歯輪の平面図、第9図は同上の分解斜視図で、
図中、1は外ケース、1′はその側壁、2は収容
室、4はセクターギアー、5は歯輪、6は錠止機
構付き回転ダンパーを示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 少くとも左右の側壁を有し、本体に対して組付
    ける外ケースと、 外ケースの上記両側壁間に枢着され、前壁が外
    ケースの開放した前面をほゞ塞ぐ蓋を兼ねた収容
    室を有し、 収容室は枢着点を中心とした円弧に沿つて歯を
    有するセクターギアを備え、外ケースには上記セ
    クターギアと噛合う歯輪を備えた錠止機構付き回
    転ダンパーを設け、収容室は回転ダンパーの錠止
    機構で閉位置に保持されることを特徴とする小物
    入れ装置。
JP11867683U 1983-08-01 1983-08-01 小物入れ装置 Granted JPS6026949U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11867683U JPS6026949U (ja) 1983-08-01 1983-08-01 小物入れ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11867683U JPS6026949U (ja) 1983-08-01 1983-08-01 小物入れ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6026949U JPS6026949U (ja) 1985-02-23
JPH0242526Y2 true JPH0242526Y2 (ja) 1990-11-13

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ID=30272676

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JP11867683U Granted JPS6026949U (ja) 1983-08-01 1983-08-01 小物入れ装置

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2555647Y2 (ja) * 1991-06-28 1997-11-26 関東自動車工業株式会社 埋め込み式灰皿
KR100387837B1 (ko) * 2000-12-26 2003-06-18 현대자동차주식회사 차량용 파워 아웃렛
JP2008290565A (ja) * 2007-05-24 2008-12-04 Honda Motor Co Ltd 車両用収納装置

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Publication number Publication date
JPS6026949U (ja) 1985-02-23

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