JPS606958Y2 - テープレコーダーの蓋体開閉装置 - Google Patents
テープレコーダーの蓋体開閉装置Info
- Publication number
- JPS606958Y2 JPS606958Y2 JP15970578U JP15970578U JPS606958Y2 JP S606958 Y2 JPS606958 Y2 JP S606958Y2 JP 15970578 U JP15970578 U JP 15970578U JP 15970578 U JP15970578 U JP 15970578U JP S606958 Y2 JPS606958 Y2 JP S606958Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- speed governor
- tape recorder
- case body
- speed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Details Of Measuring And Other Instruments (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はカセット装着部に対して開閉自在に設けられた
蓋体と、前記蓋体の開閉動作に関連して作動する調速装
置とを具備したテープレコーダーの蓋体開閉装置に関す
るものである。
蓋体と、前記蓋体の開閉動作に関連して作動する調速装
置とを具備したテープレコーダーの蓋体開閉装置に関す
るものである。
最近、例えばカセット装着部に対して開閉自在に設けら
れた蓋体に上記調速装置（例えばオイルダンパー装置又
はエアーダンパー装置等）を設けて、エジェクト操作時
に蓋体の閉蓋状態から開蓋状態への衝撃的な開放を抑制
し、ゆっくりと、しかも滑らかに開放するように構成し
たことにより、開蓋時の衝撃音や損傷の防止を計ると共
に使用者に対してソフトでメカニカルな感じを与えた蓋
体開閉装置が提案されている。
れた蓋体に上記調速装置（例えばオイルダンパー装置又
はエアーダンパー装置等）を設けて、エジェクト操作時
に蓋体の閉蓋状態から開蓋状態への衝撃的な開放を抑制
し、ゆっくりと、しかも滑らかに開放するように構成し
たことにより、開蓋時の衝撃音や損傷の防止を計ると共
に使用者に対してソフトでメカニカルな感じを与えた蓋
体開閉装置が提案されている。
然し乍ら従来では前記蓋体の閉成時においても該調速装
置が作動して蓋体の閉成速度を減速せしめていた為、前
記蓋体の閉成動作に若干の時間と余分な押圧力を要し、
操作上不便をきたす場合が往々にしてあった。
置が作動して蓋体の閉成速度を減速せしめていた為、前
記蓋体の閉成動作に若干の時間と余分な押圧力を要し、
操作上不便をきたす場合が往々にしてあった。
尚、断る欠点を解決するためにクラッチ装置等を用いて
前記蓋体の閉蓋時には斯る調速装置を作動しないように
構成しているものがあるが、構造及び組立が複雑になり
、生産コストの上昇を招くと共に大量生産に不向きであ
った。
前記蓋体の閉蓋時には斯る調速装置を作動しないように
構成しているものがあるが、構造及び組立が複雑になり
、生産コストの上昇を招くと共に大量生産に不向きであ
った。
本考案は斯る点に鑑み威されたもので、極めて簡単な構
成により、調速装置を用いたことによる本来の効果を消
失せずに前記欠点を除去することが出来るようにしたテ
ープレコーダーの蓋体開閉装置を提供せんとするもので
ある。
成により、調速装置を用いたことによる本来の効果を消
失せずに前記欠点を除去することが出来るようにしたテ
ープレコーダーの蓋体開閉装置を提供せんとするもので
ある。
以下本考案の一実施例を図面と共に説明する。
図は本考案装置を示し、第１図はその概略側断面図、第
２図ａ、 ｂは調速装置の取付状態を示す概略側面及び
正面図、第３図及び第４図はその夫々異なる作動状態を
示す要部側面図である。
２図ａ、 ｂは調速装置の取付状態を示す概略側面及び
正面図、第３図及び第４図はその夫々異なる作動状態を
示す要部側面図である。
図に於ける１はカセット装着部２を備えた筐体、３はカ
セット収納部４及びその外周縁に後述する調速装置の回
転子と噛合関係を保持する噛合部５を有する円弧状脚部
６とを備えた蓋体で、該蓋体３は支軸７により前記筐体
１に回転自在に取付けられていると共にその円弧状脚部
６をスプリング８にて常時開蓋方向に附勢されており、
閉蓋時には図示せぬロック機構によりロックせられる。
セット収納部４及びその外周縁に後述する調速装置の回
転子と噛合関係を保持する噛合部５を有する円弧状脚部
６とを備えた蓋体で、該蓋体３は支軸７により前記筐体
１に回転自在に取付けられていると共にその円弧状脚部
６をスプリング８にて常時開蓋方向に附勢されており、
閉蓋時には図示せぬロック機構によりロックせられる。
そして（は調速装置あり、該調速装置（は前記円弧状脚
部の噛合部５と噛合関係を保持する噛合部１０を備えた
回転子１１と、該回転子１１を回転自在に取付けている
と共にその内部に粘性体を内蔵したケース本体１２と、
前記回転子１１と連結され前記ケース本体１２内を減速
回転する回転翼（図示せず）とにより構成されている。
部の噛合部５と噛合関係を保持する噛合部１０を備えた
回転子１１と、該回転子１１を回転自在に取付けている
と共にその内部に粘性体を内蔵したケース本体１２と、
前記回転子１１と連結され前記ケース本体１２内を減速
回転する回転翼（図示せず）とにより構成されている。
そして斯る調速装置主は第２図ａ、 ｂに示す如くその
一端を弾性支承部１３を介してシャーシ（図示せず）上
の取付ボス１４上に取付けられており、他端を変位自在
の自由端となしていると共にその変位を支持ボス１５と
ガイド体１６により規制せしめられている。
一端を弾性支承部１３を介してシャーシ（図示せず）上
の取付ボス１４上に取付けられており、他端を変位自在
の自由端となしていると共にその変位を支持ボス１５と
ガイド体１６により規制せしめられている。
本考案装置は上述した如く調速装置９を取付けたもので
あり、以下その動作について述べる。
あり、以下その動作について述べる。
即ち、蓋体の開放動作時には第３図に示す如く蓋体３と
共にその円弧状脚部６が左回転することにより該脚部６
の噛合部５と噛合関係にある調速装置の回転子１１は右
回転し、該調速装置主は斯る回転子１１の回転に伴なっ
て矢印Ａ方向への変位力を受は前記両噛合部５，１０に
よる互いの噛合関係を強めるように作用し、該調速装置
主はその自由端が所定位置で支持ボス１５と当接するこ
とにより最適な作動位置で保持される。
共にその円弧状脚部６が左回転することにより該脚部６
の噛合部５と噛合関係にある調速装置の回転子１１は右
回転し、該調速装置主は斯る回転子１１の回転に伴なっ
て矢印Ａ方向への変位力を受は前記両噛合部５，１０に
よる互いの噛合関係を強めるように作用し、該調速装置
主はその自由端が所定位置で支持ボス１５と当接するこ
とにより最適な作動位置で保持される。
従って蓋体３の開放時には、調速装置主により減速作用
が働くことになる。
が働くことになる。
また、蓋体３の閉成時には第４図に示す如ぐ蓋体３と共
にその円弧状脚部６が右回転することにより該脚部６の
噛合部５と噛合関係にある調速装置の回転子１１は左回
転し該調速装置９は斯る回転子１１の回転に伴なって矢
印Ａ′方向への変位力（即ち蓋体脚部との噛合関係を回
避する方向の変位力）を受は前記両噛合部５，１０によ
る互いの噛合関係が弱められるように変位する。
にその円弧状脚部６が右回転することにより該脚部６の
噛合部５と噛合関係にある調速装置の回転子１１は左回
転し該調速装置９は斯る回転子１１の回転に伴なって矢
印Ａ′方向への変位力（即ち蓋体脚部との噛合関係を回
避する方向の変位力）を受は前記両噛合部５，１０によ
る互いの噛合関係が弱められるように変位する。
即ち、閉蓋時に調速装置９を介して減速作用を蓋体３に
附与していた粘性体の抵抗力の一部が一時的に前記調速
装置の弾性支承部１３に貯えられることになり、その結
果前記蓋体３の閉成時には調速装置主の減速作用が軽減
されることになる。
附与していた粘性体の抵抗力の一部が一時的に前記調速
装置の弾性支承部１３に貯えられることになり、その結
果前記蓋体３の閉成時には調速装置主の減速作用が軽減
されることになる。
そして蓋体３が閉成位置でロックされると斯る調速装置
９は弾性支承部１３の弾性力によりもとの位置に復帰さ
れる。
９は弾性支承部１３の弾性力によりもとの位置に復帰さ
れる。
依って本考案によれば調速装置を弾性支承部を介して一
端支持したことにより、粘性体の抵抗力を一時的に斯る
弾性支承部に貯える（逃がす）ことが出来蓋体の閉成力
を軽減した俊速なカセット装着操作を行なうことが出来
る。
端支持したことにより、粘性体の抵抗力を一時的に斯る
弾性支承部に貯える（逃がす）ことが出来蓋体の閉成力
を軽減した俊速なカセット装着操作を行なうことが出来
る。
尚、前記ガイド体は前記蓋体と調速装置の両噛合部が傾
斜した状態で噛合わないように規制すると共に、調速装
置の組立時に斯る調速装置が水平方向に回転しないよう
に規制するものである。
斜した状態で噛合わないように規制すると共に、調速装
置の組立時に斯る調速装置が水平方向に回転しないよう
に規制するものである。
上述した如く本考案装置に依れば、カセット装着部に対
して開閉自在に設けられた蓋体と、ケース本体に内蔵さ
れた減速機構が前記蓋体と歯車伝達手段を介して連動す
るように構成された調速装置とを具備したテープレコー
ダーに於いて、減速作用の必要な蓋体の開放時にのみ調
速装置を蓋体に作用させてその開放速度を減速させるの
に、前記調速装置のケース本体を合威樹脂戊形し且つ該
調速装置を斯るケース本体と一体形成された弾性支承部
を介して一端支持すると謂う極めて簡単な構成で遠戚し
ているので、別途調速装置用の制御機構や取付枠体等を
必要としていた従来の蓋体開閉装置に較べて、その構造
並びに組立が極めて簡単になり、生産の効率化を計るこ
とが出来る。
して開閉自在に設けられた蓋体と、ケース本体に内蔵さ
れた減速機構が前記蓋体と歯車伝達手段を介して連動す
るように構成された調速装置とを具備したテープレコー
ダーに於いて、減速作用の必要な蓋体の開放時にのみ調
速装置を蓋体に作用させてその開放速度を減速させるの
に、前記調速装置のケース本体を合威樹脂戊形し且つ該
調速装置を斯るケース本体と一体形成された弾性支承部
を介して一端支持すると謂う極めて簡単な構成で遠戚し
ているので、別途調速装置用の制御機構や取付枠体等を
必要としていた従来の蓋体開閉装置に較べて、その構造
並びに組立が極めて簡単になり、生産の効率化を計るこ
とが出来る。
図は本考案装置を示し、第１図はその概略側断面図、第
２図ａ、 ｂは調速装置の取付状態を示す概略側面及び
平面図、第３図及び第４図はその夫々異なる作動状態を
示す要部側面図である。 ２・・・・・・カセット装着部、３・・・・・・蓋体、
５・・・・・・噛合部、６・・・・・・円弧状脚部、９
・・・・・・調速装置、１０・・・・・・噛合部、１１
・・・・・・回転子、１３・・・・・・弾性支承部。
２図ａ、 ｂは調速装置の取付状態を示す概略側面及び
平面図、第３図及び第４図はその夫々異なる作動状態を
示す要部側面図である。 ２・・・・・・カセット装着部、３・・・・・・蓋体、
５・・・・・・噛合部、６・・・・・・円弧状脚部、９
・・・・・・調速装置、１０・・・・・・噛合部、１１
・・・・・・回転子、１３・・・・・・弾性支承部。
Claims (1)
- カセット装着部に対して開閉自在に設けられた蓋体と、
ケース本体に内蔵された減速機構が前記蓋体と歯車伝達
手段を介して連動するように構成された調速装置とを具
備したテープレコーダーに於いて、前記調速装置のケー
ス本体を合威樹脂戒形してその一端に形成された弾性支
承部を介してシャーシに取付けると共に他端を変位自在
の自由端となし、而して前記蓋体の閉成時には前記調速
装置のケース本体がその弾性支承部にて前記歯車伝達手
段の互いの噛合関係を弱める方向に弾性変位され、前記
蓋体の開放時には前記調速装置のケース本体がその弾性
支承部にて前記歯車伝達手段の互いの噛合関係を強める
方向に弾性変位されるように構成した事を特徴とするテ
ープレコーダーの蓋体開閉装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15970578U JPS606958Y2 (ja) | 1978-11-17 | 1978-11-17 | テープレコーダーの蓋体開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15970578U JPS606958Y2 (ja) | 1978-11-17 | 1978-11-17 | テープレコーダーの蓋体開閉装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5575806U JPS5575806U (ja) | 1980-05-24 |
| JPS606958Y2 true JPS606958Y2 (ja) | 1985-03-07 |
Family
ID=29152758
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15970578U Expired JPS606958Y2 (ja) | 1978-11-17 | 1978-11-17 | テープレコーダーの蓋体開閉装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS606958Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59193503A (ja) * | 1983-06-16 | 1984-11-02 | Nifco Inc | 回転ダンパ− |
-
1978
- 1978-11-17 JP JP15970578U patent/JPS606958Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5575806U (ja) | 1980-05-24 |
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