JPH0734465Y2 - オルゴール等の駆動装置用ストッパー - Google Patents

オルゴール等の駆動装置用ストッパー

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JPH0734465Y2
JPH0734465Y2 JP4415490U JP4415490U JPH0734465Y2 JP H0734465 Y2 JPH0734465 Y2 JP H0734465Y2 JP 4415490 U JP4415490 U JP 4415490U JP 4415490 U JP4415490 U JP 4415490U JP H0734465 Y2 JPH0734465 Y2 JP H0734465Y2
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operation shaft
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shaft
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spring
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JP4415490U
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JPH043491U (ja
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明彦 伊坂
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Nidec Sankyo Corp
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Nidec Sankyo Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、オルゴール等の駆動装置を選択的に作動さ
せるストッパーに関する。
(従来の技術) 全舞の解放力を駆動源とするオルゴール等の駆動装置に
は、解放力を一定の速度にして取り出すための調速装置
が設けられている。そして、駆動装置の作動を停止させ
る手段として、低トルクで回転している調速装置の回転
体に係脱するストッパーを設ける技術が知られている。
例えば、実開昭52-132694号公報に記載された技術は、
調速用回転体としての風切り羽根の軸に接離するブレー
キ部材を備えていて、このブレーキ部材を揺動させるこ
とにより駆動装置の作動を制御している。また、揺動自
在に設けられた係止部材の係止端を、調速用回転体の回
転域に対して進退させる形式のストッパーも既に良く知
られている。
(考案が解決しようとする課題) 上述したストッパーは、「つまみ」やレバーを指で回動
させることにより、その係止端を調速装置の回転体の回
転域内に置くか又は回転域外に置くように操作する必要
があり、操作性が悪いという問題がある。
そこで、本考案の目的は、駆動装置の作動と停止を一方
向の動作で行なうことにより、操作性を向上させたオル
ゴール等の駆動装置のストッパーの提供にある。
(課題を解決するための手段) 本考案は、オルゴール等の駆動装置用ストッパーにおい
て、オルゴール等のフレームと、調速用回転体を有し上
記フレームに設けられた調速装置と、上記フレームに設
けられ、上記調速装置とオルゴール等を駆動する駆動装
置と、操作すべき一端が上記フレームの外部に突出して
いて該フレームに回転自在且つ軸方向に移動自在に支持
された操作軸と、上記操作軸を上記フレームの外部に突
出させる向きに付勢するばねと、上記操作軸に設けられ
ていて該操作軸が一定角回転することにより上記調速用
回転体の回転域内に進出した第1位置と回転域外に退避
した第2位置とに交互に位置を占める係止端を有する作
動体と、上記操作軸から放射方向に突出したカム係合端
と、上記操作軸に対面するように上記フレームに設けら
れ上記カム係合端が係合し上記操作軸を上記フレームに
対して進退させることにより上記操作軸を一定角往復回
転させて上記作動体の上記係止端を第1位置と第2位置
とに交互に位置させる、突部とこの突部の周囲に形成さ
れた周壁とかなる不動のループカムとを具備していて、
上記係止端を第1位置と第2位置とに交互に位置させる
ための第1ないし第5の斜面を上記ループカムが有して
いる。
(作用) フレームに回転自在且つ軸方向に移動自在に支持された
操作軸をフレームに対して進退させると、操作軸のカム
係合端がループカムの第1ないし第5の斜面に順次係合
して、操作軸の係止端が、調速用回転体の回転域内に進
出した第1位置と回転域外に退避した第2位置とに交互
に位置し、調速用回転体の回転が阻止され、或いは許さ
れてオルゴール等の駆動装置の停止、作動が交互に行な
われる。
(実施例) 以下、図示の実施例に基づいて本考案を詳細に説明す
る。
第1図及び第2図において、符号1はオルゴールムーブ
メント(以下、単に「オルゴール」と称す)を示してい
る。オルゴール1は、周知の構造であって、フレーム2
に回転自在に支持されたドラム3,このドラムのピンで弾
かれる振動板4,全舞の解放力を調速してドラムの回転を
一定速度にするための調速装置を含むドラム駆動装置5
とからなっている。香箱と称される駆動装置5は、全舞
収納部50と、この全舞収納部50とフレーム2とで支持さ
れていてウォーム軸51を最終段とする調速用歯車列と、
ウォーム軸51に保持された調速用回転体52と、全舞収納
部50の一部に形成された制動部53とからなっている。図
示の例の場合、調速用回転体52はゴムのような弾性体で
形成されているが、従来周知の板金製の風切り型回転体
であっても良い。
全舞巻上軸54を回動させて図示しない全舞を巻き上げる
と、この全舞の解放力によりドラム3が回転して振動板
4を弾いて曲を鳴奏する。このとき、全舞の解放力は、
増速歯車列を介してウォーム軸51を高速度で回転させ
る。ウォーム軸の速度が所定値を超えると軸方向に弾性
変形する回転体52が制動部53が摺擦することにより、歯
車列に制動を掛けてドラム3の回転が一定になるように
歯車列の回転を調速する。
駆動装置5の作用言い換えればオルゴールの作用を制御
するストッパー6は、回転体52に係脱する位置に配設さ
れている。第1図乃至第5図において、ストッパー6
は、フレーム2に形成された案内孔2aと地板60に形成さ
れた案内孔60aに回転且つ摺動自在に挿通された操作軸6
1と、この軸に挿通された作動体62と、この作動体62の
カム係合端62aを係合させたループカム63と、操作軸61
に対してこれをフレーム2から突出させる向きに付勢す
る弾性体としての圧縮ばね64とからなっている。
操作軸61の端部61aには、圧縮ばね64の受け部材を兼ね
たストッパー釦61bが装着されている。地板60は、振動
板4を取付けるねじ4aによってフレーム2に固定されて
いる。地板60の一側縁にはカム取付部60bが折曲して形
成されている。このカム取付部60bには、2本のねじ65
によってループカム63が固着されている。ループカム63
は、操作軸の軸方向においてはフレーム2に近接し、軸
方向と直交する方向においては回転体52の回転域Oから
遠い位置に第1係合部63aを、回転域Oに近い位置に第
2係合部63bをそれぞれ形成されている。ループカム63
は、第6図にも示すように、両係合部の側部から上方に
延びて互いに合流する壁部63c,63dと、中央部に設けら
れた突部63eと、これらと各係合部で形成されるループ
状凹部63fを有している。さらに詳しくは、ループカム6
3は、第4図に示すように、操作軸61をばね64に抗して
その最終端まで押し込む途中でカム係合端62aを操作軸6
1を中心に第1の向きに回動させる第1の斜面63e1と、
この第1の斜面63e1で回転させられた操作軸61が、ばね
64の弾力で元位置に復動するとき、カム係合端62aをさ
らに第1の向きに回動させる第2の斜面63f1と、この第
2の斜面63f1で回動させられた操作軸61をその最終端ま
でばね64に抗して押し込んだとき、カム係合端62aを第
1の向きとは反対の第2の向き向きに回動させる第3の
斜面63f2と、この第3の斜面63f2で回動させられた操作
軸61がばね64の弾力で復動する途中でカム係合端62aを
第2の向きに回動させる第4の斜面63e2と、この第4の
斜面63e2で回動させられた操作軸61がばね64の弾力で元
位置に復動する途中でカム係合端62aを第1の向きに回
動させる第5の斜面63f2からなる。第2及び第4の斜面
は、突部63eに、第1、第3及び第5の斜面は、突部63e
の周囲を囲む周壁にそれぞれ形成されている。
作動体62は、操作軸61に直交する向きに圧入されてい
て、ループ状凹部63fに常時係合しているカム係合端62a
と、ウォーム軸の軸方向に折り曲げられた係止端62bを
有している。係止端62bは、回転体52の回転域Oに対し
て進退自在であるがこれについては後述する。圧縮ばね
64による操作軸61の移動習性は、作動体62が第1係合部
63aか第2係合部63bに係合することにより阻止される。
さて、以上のように構成された実施例の作用を説明す
る。オルゴール1の鳴奏すなわち駆動装置5の作動を停
止させているとき、操作軸61は、第4図及び第3図に実
線で示す回転位置に位置させられている。すなわち、カ
ム係合端62aが第1係合部63aに係合させられていること
により、作動体62は、その係止端62bを回転体52の回転
域O内に進入させた第1位置に置かれていることにな
る。回転体52は、この係止端62bに係合してその回転を
阻止されることにより、駆動装置5の作動を停止されて
いる。オルゴール1を鳴奏させるには、第5図の鎖線位
置(第4図参照)に置かれていたストッパー釦61bを実
線で示す位置まで押し込む。圧縮ばね64に抗して押し込
まれる作動軸61は、作動体62のカム係合端62aがループ
状凹部63fに沿って矢印a方向に移動すると共に第3図
に鎖線62Aで示す位置へ向けて回動することによって回
転させられる。第5図において、カム係合端62aが実線
位置まで移動したとき、係止端62bは、回転体52の回転
域Oから退避しており、該回転体は全舞の解放力により
回転させられてオルゴール1の鳴奏を許す。こののち、
操作軸61への押込み動作を解除すると、この軸61は、圧
縮ばね64の弾力によって軸方向に移動させられ、作動体
62のカム係合端62aが矢印b方向にループ状凹部63fに沿
って下降することによりこのカム係合端を第2係合部63
bに係合させる。第5図に鎖線で示すように、カム係合
端62aが第2係合部63bに係合すると、操作軸61は、第3
図に鎖線62Aで示すように作動体62の係止端62bAを回転
体の回転域O外に退避させた第2位置に保持されたこと
になる。
オルゴール1の鳴奏すなわち全舞駆動装置5の作動を停
止させるには、第5図に鎖線61bAで示す第2位置に置か
れた操作軸61をばね54に抗して押し込みその軸方向の移
動が突部63eで阻止された時点で押込み動作を解除す
る。すると、この軸と一体の作動体62のカム係合端62a
がガムの凹部に沿って矢印c方向に移動すると共に該軸
を回転させたのち第4図に示すように第1係合部63aに
係合する。カム係合端62aが第1係合部63aに係合する
と、操作軸61は、第3図に実線で示すように、作動体の
係止端62bを回転体52の回転域O内に進入させて回転体
の回転すなわち駆動装置5の作動を停止させる第1位置
に置かれたことになる。係止端62bは、ウォーム軸51と
直交する向きに移動して回転域O内に進入するので、回
転体52に下方から衝合することがなく、該回転体に突き
刺さってこれを損傷するトラブルがない。
以上説明した実施例は、地板60とループカム63を別体で
形成したがこれらを一体に形成しても良く、操作軸61と
作動体62も一体に形成して良い。また、図示の実施例は
駆動装置としてオルゴールの全舞駆動装置を挙げたが、
本考案のストッパーは、オルゴールに限らず回転体を有
する調速装置を備えた駆動装置であれば適用できること
勿論である。
(考案の効果) 以上のように、本考案によれば、操作軸を一方向に押し
込むだけの単純な操作すなわちプッシュ・プッシュ操作
によって駆動装置の動作とその停止の制御ができるので
操作性の良いストッパーが提供できる。また、構造が簡
単であるから低コストで安定した動作が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すオルゴール等の駆動装
置用ストッパーの正面図、第2図は同上の平面図、第3
図は同上の要部拡大平面図、第4図は同上の要部拡大一
部破断正面図、第5図は第4図の作用図、第6図はルー
プカムの一例を示す斜視図である。 1……オルゴールルーブメント、2……フレーム、5…
…駆動装置、51……ウォーム軸、52……回転体、53……
制動部、6……ストッパー、60……地板、61……操作
軸、62……作動体、63……ループカム、64……圧縮ば
ね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】オルゴール等のフレーム(2)と、調速用
    回転体(52)を有し上記フレームに設けられた調速装置
    と、上記フレームに設けられ、上記調速装置とオルゴー
    ル等を駆動する駆動装置(5)と、操作すべき一端が上
    記フレームの外部に突出していて該フレームに回転自在
    且つ軸方向に移動自在に支持された操作軸(61)と、上
    記操作軸を上記フレームの外部に突出させる向きに付勢
    するばね(64)と、上記操作軸に設けられていて該操作
    軸が一定角回転することにより上記調速用回転体の回転
    域(0)内に進出した第1位置と回転域(0)外に退避
    した第2位置とに交互に位置を占める係止端(62b)を
    有する作動体(62)と、上記操作軸から放射方向に突出
    したカム係合端(62a)と、上記操作軸に対面するよう
    に上記フレームに設けられ上記カム係合端が係合し上記
    操作軸を上記フレームに対して進退させることにより上
    記操作軸を一定角往復回転させて上記作動体の上記係止
    端を第1位置と第2位置とに交互に位置させる、突部
    (63e)とこの突部の周囲に形成された周壁とかなる不
    動のループカムとを具備し、上記ループカムが、上記操
    作軸を上記ばねに抗してその最終端まで押し込む途中で
    上記カム係合端を上記操作軸を中心に第1の向きに回動
    させる、上記突部に形成された第1の斜面(63e1)と、
    この第1の斜面(63e1)で回動させられた上記操作軸が
    上記ばねの弾力で元位置に復動するとき上記カム係合端
    をさらに第1の向きに回動させる、上記周壁に形成され
    た第2の斜面(63f1)と、この第2の斜面(63f1)で回
    動させられた上記操作軸をその最終端まで上記ばねに抗
    して押し込んだとき上記カム係合端を第1の向きとは反
    対の第2の向き向きに回動させる、上記周壁に形成され
    た第3の斜面(63f2)と、この第3の斜面(63f2)で回
    動させられた上記操作軸が上記ばねの弾力で復動する途
    中で上記カム係合端を第2の向きに回動させる、上記突
    部に形成された第4の斜面(63e2)と、この第4の斜面
    (63e2)で回動させられた上記操作軸が上記ばねの弾力
    で元位置に復動する途中で上記カム係合端を第1の向き
    に回動させる、上記第2の斜面に隣接して上記周壁に形
    成された第5の斜面(63f2)とからなるオルゴール等の
    駆動装置用ストッパー。
JP4415490U 1990-04-25 1990-04-25 オルゴール等の駆動装置用ストッパー Expired - Lifetime JPH0734465Y2 (ja)

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