JP3515388B2 - 車両用収納体装置 - Google Patents

車両用収納体装置

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JP3515388B2
JP3515388B2 JP30517098A JP30517098A JP3515388B2 JP 3515388 B2 JP3515388 B2 JP 3515388B2 JP 30517098 A JP30517098 A JP 30517098A JP 30517098 A JP30517098 A JP 30517098A JP 3515388 B2 JP3515388 B2 JP 3515388B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用の収納体装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】前面パネルを押圧することによりロック
状態が解除され、駆動装置により収納体が自動的に車室
内に突出する車両用収納体装置は知られている。特開昭
63−196258号公報は、この種の車両用収納体装
置を車両用灰皿に適用したものを開示している。そこで
は、図10に示すように、灰皿ケース102をリテーナ
101の奥に向かって少し押し込むと、アウターボック
ス103を介してラッチ104aのキャッチ部104b
が押し込まれ、ほぼハート形状のカムの作用によりロッ
ク状態が解除され、図示しない内部のコイルスプリング
によりキャッチ部104bが押し出されて、ストライカ
104を開放することにより、定圧ばね105に貯えら
れた付勢力によりアウターボックス103がリテーナ1
01の開口部に向かって引き戻され、このアウターボッ
クス103の移動に伴って灰皿ケース102が前進し、
リテーナ101の外に突き出される。この種の車両用収
納体装置は、灰皿装置以外の各種収納体装置、例えばカ
ップホルダ、コインホルダ等にも用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の車両用収
納体装置には、つぎの問題がある。 上記の車両用収納体装置を小物入れとして使用したい
場合、収納体に収納した小物品を取り出し難いという問
題がある。 アウターボックスの前面部が開放されていないので、
灰皿ケースをアウターボックスから取り外したり装着し
たりすることが困難である。 収納体の突出量を確保しようとすると、車室内に突出
した収納体を安定的に保持するための手段を施さなけれ
ばならず、構成品の増加およびこれによってもたらされ
る製造上、経済上の問題点が新たに発生する。本発明の
目的は、ボックスからの小物品の取り出しが容易であ
り、また、ボックスに灰皿装置等のインナーボックスが
着脱自在に備えつけられている場合には、インナーボッ
クスのボックスへの着脱が容易である、車両用収納体装
置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、つぎの通りである。 (1) 車両の内装部材に配設されるリテーナと、該リ
テーナに出し入れ自在に装着され前面部の少なくとも一
部が開口するボックスと、該ボックスの前面部開口部を
開閉自在に覆うように配置されたドアと、前記ボックス
を前記リテーナより突出させる方向に駆動する駆動機構
と、前記駆動機構の駆動力に抗して前記ボックスを前記
リテーナ内に保持するロック装置と、前記ボックスの出
し入れ動を前記ドアの開閉動に変換する変換機構と、か
らなり、前記変換機構は、前記ボックスの前後方向の出
し入れ直線動を回転動に変換する第1の機構と、該第1
の機構と前記ドアの開閉動を連動する第2の機構と、前
記ドアをドア回転中心まわりに回転させ開閉させる第3
の機構と、からなる、車両用収納体装置。 (2) 前記変換機構により、前記ボックスの出し入れ
動が該出し入れ動の全域で前記ドアの開閉動に変換され
る、(1)記載の車両用収納体装置。 (3) 前記変換機構により、前記ボックスの出し入れ
動が該出し入れ動の一部の領域でのみ前記ドアの開閉動
に変換される、(1)記載の車両用収納体装置。
【0005】上記(1)または(2)または(3)の車
両用収納体装置では、ドアが閉じている時、ドアを1回
押すことにより、ボックスをリテーナ内に保持していた
ロック装置が解除され、ボックスにリテーナ内より突出
する方向に付勢力を及ぼしていた駆動機構により、ボッ
クスはリテーナ内から突出する。そのとき、ボックスが
出し入れされる運動の全部または一部のみをドアを開閉
する運動に変換する変換機構により、ドアは、リテーナ
内より突出したボックスの下方に移動し、開き、ボック
ス前端を大きく開放する。そのため、ボックス内の小物
品の出し入れ、またはボックスにインナーボックスが着
脱自在に備えつけられている場合には、インナーボック
スの取り出し、装着が容易となる。また、ボックスの突
出とドアの開きは1つの作動で行われる。ドア開時、ド
アを押してボックスを駆動機構の付勢力に抗して収納位
置まで押し込むと、ロック装置が働いて、ボックスはリ
テーナ内に保持される。このとき、ボックスの収納の動
作の全部または一部のみに連動して、変換機構によりド
アは閉じられる。
【0006】
【発明の実施の形態】図1〜図3は、本発明の第1実施
例の車両用収納体装置を示しており、図4は本発明の第
2実施例の車両用収納体装置を示しており、図5は本発
明の第3実施例の車両用収納体装置を示しており、図6
〜図9は本発明の第4実施例の車両用収納体装置を示し
ている。本発明の第1〜第4実施例に共通する部分に
は、第1〜第4実施例にわたって同じ符号を付してあ
る。まず、本発明の第1〜第4実施例に共通する部分の
構成および作用を、図1〜図3を参照して説明する。本
発明実施例の車両用収納体装置は、リテーナ60と、ボ
ックス5と、ドア14と、駆動機構10と、ロック装置
4と、変換機構20と、を有する。本発明実施例の車両
用収納体装置は、さらに、灰皿装置15(灰皿装置の代
わりにコインホルダ等の小物入れ装置でもよい。)を有
していてもよい。
【0007】リテーナ60は、第1リテーナ1と、第2
リテーナ2と、ガイドレール3と、からなる。第1リテ
ーナ1は、上方および前面部(車両後方向)が開口して
いる。第1リテーナ1の車両左右方向の両側壁面の上面
開口部近傍には、ガイドレール3が取り付けられる孔1
aが複数個穿設されているとともに、両側面外壁部の上
面開口部付近の四隅には、爪1bおよび位置決め用の突
起1cが突設されている。第1リテーナ1の底壁前面部
側の端部には、後述の板状のスプリング10cの先端部
10dが係合する係合部1dが形成されている。
【0008】第2リテーナ2は、金属製で板状に形成さ
れており、第1リテーナ1の上方の開口部を閉塞する。
第2リテーナ2は、金属板の車両左右方向側の端部を下
方に折り曲げ形成されているとともに、車両後方向側の
端部が上側に折り曲げ形成されている。第2リテーナ2
の両側の側面部には、第1リテーナ1の側面部に形成さ
れた爪1bに係合する角穴2aおよび突起1cに係合す
る丸穴2bがそれぞれ穿設されている。
【0009】ガイドレール3は、車両前後方向に延びて
おり、第1リテーナ1の車両左右方向の両側の内壁面の
上面開口部近傍に取り付けられる。ガイドレール3の第
1リテーナ1に接する面に、第1リテーナ1の側壁面の
上面開口部近傍に穿設された複数個の孔1aに係合する
爪3aが、孔1aと同数個形成されている。
【0010】ボックス5は、ガイド5aと、ガイド部5
bと、ボス5dと、第1の取付け部5eと、第2の取付
け部5fと、を有する。ボックス5は、第1リテーナ1
より出し入れ自在に装着される。ボックス5は、上面お
よびボックス前面部の一部が開口した状態となってい
る。ボックス5の両側外壁面上端部には、ガイドレール
3に摺動自在に係合するガイド5aが一体に形成されて
いる。ガイド部5bは、ボックス5の両側外壁面の車両
前方向下端部に形成されており、車両前後方向に延びる
凹溝が形成されている。ボックス5の底面裏側の車両前
方向部に、第1の取付け部5eが形成されている。ボッ
クス5の底面裏側には、後述の駆動機構10のボビン1
0aを回動自在に保持する第2取付け部5fが形成され
ている。第1の取付け部5eと第2の取付け部5fは、
板状に下方に延びており、丸穴を有している。ボス5d
は、ボックス5の両側面外壁部の車両後方向部に立設さ
れている。
【0011】ドア14は、アウタードア14aと、イン
ナードア14bと、からなる。ドア14は、ドア回動軸
芯まわりに回動可能であり、開口したボックス5の前面
部の一部を開閉可能に覆う。ドア14は、アウタードア
14aとインナードア14bとを組み合わせることで構
成されている。アウタードアとインナードアを設けるこ
とにより、アウタードアのみの装飾でいろいろなバリエ
ーションに対応可能になっている。
【0012】駆動機構10は、ボックス5を車室内へ突
出させるように駆動する駆動機構である。駆動機構10
は、たとえば、ボビン10aと、突起部10bと、つる
巻き状に巻かれた板状のスプリング10cと、先端部1
0dと、係合部1dと、からなる。ボビン10aは、ボ
ックス5の底面裏側に形成された第2の取付け部5fに
回動自在に取り付けられている。板状のスプリング10
cは、ボビン10aに巻着されている。駆動機構10
は、ボビン10aの側面部から突出した突起部10bを
ボックス5の下面に形成された第2の取付け部5fに係
合させることにより、第2の取付け部5fに対し回動可
能に取り付けられる。スプリング10cの先端部10d
は、第1リテーナ1の車両後方向側の先端部に形成され
た係合部1dに係合する。駆動機構10は、スプリング
10cが引き出された状態、すなわちボックス5が第1
リテーナ1に収納された状態で、ボックス5を車両後方
向に付勢するようになっている。また、駆動手段は、板
状のバネをボビンに巻着したものに限定されず、捩じり
バネ、コイルスプリング、あるいはモーター等の電気的
手段を用いたものでもよい。
【0013】ロック装置4は、ビス4aと、ロックピン
4bと、カム部5gと、からなる。ロック装置4は,ビ
ス4aにより第1リテーナ1の底面に取り付けられてお
り、ビス4a中心に回動自在にされている。ロック装置
4の車両後方向端部に取り付けられたロックピン4b
が、ボックス5の底面裏側に形成されたほぼハート形状
のカム部5gに係脱自在に係合する。
【0014】変換機構20は、ボックス5の車両前後方
向の出し入れ動の全部または一部のみを回転動に変換す
る第1の機構30と、第1の機構とドアの開閉動を連動
する第2の機構40と、ドア14をドア回転中心まわり
に回転させ開閉させる第3の機構50と、からなる。
【0015】灰皿装置15は、上面および車室内側の一
部が開口しており、車室内側の開口端近傍に煙草の火の
揉み消し部が設けられている。灰皿装置15は、ボック
ス5に着脱自在に装着される。灰皿装置15の上面開口
部には、防火用のプロテクタ16が取付けられている。
ただし、ボックス5に装着されるのは、灰皿装置に限ら
れず、コインホルダ、カードホルダ、携帯電話ホルダ
等、種々の収納体装置であってもよい。また、ボックス
5に小物入れ装置を装着せず、ボックス5をそのまま収
納体装置として利用してもよい。
【0016】つぎに、本発明実施例の第1〜第4実施例
にわたって共通する部分の作用を説明する。ボックス5
を使用するとき、ドア14を車両前方向側へ押すと、第
1リテーナ1の底面に設けられたロック装置4のロック
ピン4bとボックス5の底面裏側に設けられたカム部5
gとの係合状態が解除され、ボックス5を車両後方向に
引き出すように付勢力が働いていた駆動機構10の板状
のスプリング10cがボビン10aに巻き取られ、ボッ
クス5はガイド5aがガイドレール3を摺動しながら車
両後方向に引き出される。この時、変換機構20の、ボ
ックス出し入れ動の全部または一部を回転動に変換する
第1の機構30と、第1の機構とドアの開閉動を連動す
る第2の機構40を介して、第3の機構50が作動し、
ドア14はドア回転中心まわりに回転され開閉される。
その結果、ドア14はボックス5の下方に回り込み、ボ
ックス5前部が大きく開かれる。そのため、ボックス5
への物の出し入れが容易になる。
【0017】ボックス5を第1リテーナ1内に収納する
とき、ボックス5の下方に回り込み開いているドア14
を、駆動機構10のボックス5に駆動する駆動力に抗し
て、手で車両前方向側に押す。ドア14の閉動は、第3
の機構50、第2の機構40を介して、第1の機構30
を作動させる。その結果、ボックス5はそのガイド5a
がガイドレール3を摺動しながら車両前方向に押し戻さ
れ、カム部5gがロック装置4のロックピン4bと係合
し、ボックス5は第1リテーナ1内に収納される。
【0018】つぎに、本発明の各実施例に特有な部分の
構成および作用を説明する。本発明の第1実施例では、
ボックス5の出し入れ動が、該出し入れ動の全域でドア
14の開閉動に変換される。図1〜図3に示すように、
第1の機構30は、ガイドレール3の下面部に設けられ
た、車両前後方向に延びるラック3bと、ラック3bと
かみ合う回転可能の第1のギヤ6と、第1のギヤ6の回
転軸となるシャフト7と、からなる。第1のギヤ6は、
扇形状をなしており、ボックス5の両側面外側に回動自
在に取り付けられる。第1のギヤ6の扇形状をなす部分
の外周部はギヤ6aになっており、ギヤ6aはガイドレ
ール3の下面に設けられたラック3bと噛合する。第1
のギヤ6の回動軸に、孔6bが設けられており、両側面
の第1のギヤ6を連結するために設けられたシャフト7
が孔6bに挿入される。孔6bの近傍に、ギヤ6cが第
1のギヤ6と一体に形成されている。ギヤ6cは、孔6
bを回動の中心として回転自在な、ボックス5方向に突
出して形成された円板の外周部に形成されている。
【0019】シャフト7は、ボックス5の両側面に設け
られた一対の第1のギヤ6を連結するシャフトである。
シャフト7は、ボックス5に形成された第1の取付け部
5eの穴に挿通されることにより、ボックス5に取り付
けられ、第1のギヤ6を支持する。一対の第1のギヤ6
を回転方向にすべりを伴うことなく同時に回動させるた
めに、シャフト7には、六角シャフトが用いられてい
る。ただし、シャフト7は六角シャフトに限るものでは
ない。
【0020】第2の機構40は、ボックス5に設けられ
たストッパ5cと、可動ラック9と、からなる。ストッ
パ5cは、ボックス5の両側面外壁部の車両後方向下端
部に形成されており、車両前後方向に延びる孔を有して
いる。可動ラック9の形状は、車両前後方向に延びる棒
状になっている。可動ラック9の車両前方向上面部に、
ボックス5に形成されたガイド部5bに摺動自在に係合
するガイド突起9aが突設されている。可動ラック9の
車両前方向下面部に、第1のギヤ6のギヤ6cと噛合す
る第1のラック9cが形成されている。可動ラック9の
車両後方向上面部に、第2のラック9dが形成されてい
る。可動ラック9の車両後方向下面部に、ボックス5の
ストッパ5cに係合する係合部9bが突設されている。
【0021】第3の機構50は、第2のギヤ8と、ドア
サポート11と、からなる。第2のギヤ8は、円板の外
周部に形成されており、ボックス5の両側面の外側の車
両後方向部に配置される。第2のギヤ8の中心に、孔8
aが穿設されている。第2のギヤ8に可動ラック9の第
2のラック9dが噛合している。ボックス5に形成され
たボス5dが孔8aに挿通されることにより、第2のギ
ヤ8はボックス5に回動自在に装着される。孔8aの近
傍には、第2のギヤ8とドア14を連結するドアサポー
ト11を取り付けるときの位置決め用の突起8bが、車
両左右方向外側に延びる形状で立設されている。
【0022】ドアサポート11は、たとえば金属製であ
る。ドアサポート11は、ボックス5の車両後方向の後
方にあり、ボックス5側に向って開口するコ字状に形成
されている。ドアサポート11の車両前後方向に延びる
両側面11aには、孔11bおよび孔11cが穿設され
ている。ドアサポート11の車両左右方向に延びる平面
部11dには、孔11eが穿設されている。第2のギヤ
8に設けられた突起8bがドアサポート11に設けられ
た孔11bに挿入されることにより、第2のギヤ8とド
アサポート11は位置決めされ、ビス12が孔11cお
よび孔8aを貫通しボックス5のボス5dに螺着される
ことにより、第2のギヤ8とドアサポート11は連結さ
れボックス5に回動自在に装着される。ビス13をドア
サポート11の孔11eに貫通させインナードア14b
に螺着させることにより、ドアサポート11はドア14
に連結される。
【0023】つぎに、本発明の第1実施例の作動を説明
する。ボックス5を使用する時は、ドア14を車両前方
向に手で押し、ロック装置4が解除されると、駆動機構
10の付勢力により、ボックス5に設けられたガイド5
aがガイドレール3を摺動し、ボックス5は第1リテー
ナ1から車両後方向に突出する。その時、図3に示すよ
うに、第1のギヤ6が、ボックス5の車両後方向への動
きに連動してA方向に回動することにより、第1のギヤ
6に設けられたギヤ6cもA方向に回動する。
【0024】ギヤ6cと可動ラック9の第1のラック9
cは噛合しているので、ギヤ6cのA方向への回転の動
きに合わせて、可動ラック9はボックス5に対して車両
前方向に移動する。可動ラック9に形成された第2のラ
ック9dと第2のギヤ8は噛合しているので、可動ラッ
ク9の車両前方向の移動に連動して、第2のギヤ8はB
方向に回動する。第2のギヤ8と連結されたドアサポー
ト11もB方向に回動する。それにつれて、ドア14は
B方向に回動する。その結果、ボックス5が車室内方向
に引き出されると同時に、ドア14はボックス5の下方
に回り込み、ドア14は開く。可動ラック9のガイド突
起9aが、ボックス5に設けられたガイド部5bを摺動
することにより、可動ラック9は、車両左右方向への動
きを規制されている。また、可動ラック9に設けられた
係合部9bがボックス5に形成されたストッパ5cに係
合することにより、可動ラック9の車両前後方向の動き
は規制されている。
【0025】ボックス5を第1リテーナ1内に収納する
とき、ドア14を車両前方向に手で押すことにより、ド
アサポート11に連結された第2のギヤ8が反B方向に
回動する。第2のギヤ8に噛合する可動ラック9の第2
のラック9dに、第2のギヤ8の回動が伝達され、可動
ラック9はボックス5に対して車両後方向に移動する。
【0026】可動ラック9が車両後方向に移動すると、
第1のギヤ6のギヤ6cは、反A方向に回動する。第1
のギヤ6のギヤ6aが、ガイドレール3に設けられたラ
ック3bに噛合しながら反A方向に回動されることによ
り、ボックス5がスプリング10cの付勢力に抗しなが
ら第1リテーナ1内に収納され、ロック装置4のロック
ピン4bがカム部5gに係合することにより、スプリン
グ10cのボックス5を突出させようとする付勢力に抗
しながら、ボックス5が第1リテーナ1内に収納された
状態が維持され、保持される。
【0027】本発明の第1実施例では、可動ラック9の
形状は車両前後方向に延びる棒状となっているが、ギヤ
6cと第1のラック9cとの位置関係、さらに、第2の
ギヤ8と第2のラック9dとの位置関係によっては、可
動ラック9にラック9c、9dを上下方向にオフセット
するための屈曲部が設けられていてもよい。
【0028】本発明の第2実施例では、ボックス5の出
し入れ動が、該出し入れ動の全域でドア14の開閉動に
変換される。図4に示すように、第1の機構30は、ガ
イドレール3の下面部に設けられたラック3bと、第3
のギヤ70と、からなる。第3のギヤ70は、円板の外
周部に形成されており、ボックス5の側面外側に回動自
在に取り付けられる。第3のギヤ70は、ガイドレール
3の下面に設けられたラック3bと噛合する。
【0029】第2の機構40は、第4のギヤ71と、第
5のギヤ72と、からなる。第4のギヤ71は、円板の
外周部に形成されており、ボックス5の側面外側に回動
自在に取り付けられる。第4のギヤ71は、第3のギヤ
70と噛合する。第5のギヤ72は、円板の外周部に形
成されており、ボックス5の側面外側に回動自在に取り
付けられる。第5のギヤ72は、第4のギヤ71と噛合
する。
【0030】第3の機構50は、第2のギヤ8と、ドア
サポート11と、からなる。第2のギヤ8は、円板の外
周部に形成されており、ボックス5の両側面の外側の車
両後方向部に配置される。第2のギヤ8の中心に、孔8
aが穿設されている。第2のギヤ8に第5のギヤ72が
噛合している。ボックス5に形成されたボス5dが孔8
aに挿通されることにより、第2のギヤ8はボックス5
に回動自在に装着される。孔8aの近傍には、第2のギ
ヤ8とドア14を連結するドアサポート11を取り付け
るときの位置決め用の突起8bが、車両左右方向外側に
延びる形状で立設されている。
【0031】ドアサポート11は、たとえば金属製であ
る。ドアサポート11は、ボックス5の車両後方向の後
方にあり、ボックス5側に向って開口するコ字状に形成
されている。ドアサポート11の車両前後方向に延びる
両側面11aには、孔11bおよび孔11cが穿設され
ている。ドアサポート11の車両左右方向に延びる平面
部11dには、孔11eが穿設されている。第2のギヤ
8に設けられた突起8bがドアサポート11に設けられ
た孔11bに挿入されることにより、第2のギヤ8とド
アサポート11は位置決めされ、ビス12が孔11cお
よび孔8aを貫通しボックス5のボス5dに螺着される
ことにより、第2のギヤ8とドアサポート11は連結さ
れボックス5に回動自在に装着される。ビス13をドア
サポート11の孔11eに貫通させインナードア14b
に螺着させることにより、ドアサポート11はドア14
に連結される。
【0032】つぎに、本発明の第2実施例の作動を説明
する。ボックス5を使用する時は、ドア14を車両前方
向に押し、ロック装置4が解除されると、駆動機構10
の付勢力により、ボックス5に設けられたガイド5aが
ガイドレール3を摺動し、ボックス5は第1リテーナ1
から車両後方向に突出する。その時、図4に示すよう
に、第3のギヤ70が、ボックス5の車両後方向への動
きに連動してC方向に回動することにより、第4のギヤ
71はD方向に回動する。
【0033】第4のギヤ71と第5のギヤ72は噛合し
ているので、第4のギヤ71のD方向への回転の動きに
合わせて、第5のギヤ72はE方向に回動する。第5の
ギヤ72と第2のギヤ8は噛合しているので、第5のギ
ヤ72のE方向への回転の動きに合わせて、第2のギヤ
8はB方向に回動する。第2のギヤ8と連結されたドア
サポート11もB方向に回動する。それにつれて、ドア
14はB方向に回動する。その結果、ボックス5が車室
内方向に引き出されると同時に、ドア14はボックス5
の下方に回り込み、ドア14は開く。
【0034】ボックス5を第1リテーナ1内に収納する
とき、ドア14を車両前方向に押すことにより、ドアサ
ポート11に連結された第2のギヤ8が反B方向に回動
する。第2のギヤ8に噛合する第5のギヤ72に、第2
のギヤ8の回転運動が伝達され、第5のギヤ72は反E
方向に回動する。第5のギヤ72が反E方向に回動する
と、第4のギヤ71は、反D方向に回動する。第4のギ
ヤ71が反D方向に回動すると、第3のギヤ70は、反
C方向に回動する。第3のギヤ70が、ガイドレール3
に設けられたラック3bに噛合しながら反C方向に回動
されることにより、ボックス5がスプリング10cの付
勢力に抗しながら第1リテーナ1内に収納され、ロック
装置4のロックピン4bがカム部5gに係合することに
より、スプリング10cのボックス5を突出させようと
する付勢力に抗しながら、ボックス5が第1リテーナ1
内に収納された状態が維持され、保持される。
【0035】本発明の第3実施例では、ボックス5の出
し入れ動が、該出し入れ動の全域でドア14の開閉動に
変換される。図5に示すように、第1の機構30は、ガ
イドレール3の下面部に設けられたラック3bと、第6
のギヤ80と、シャフト7と、からなる。第6のギヤ8
0は、扇形状をなしており、ボックス5の両側面外側に
回動自在に取り付けられる。第6のギヤ80の扇形状を
なす部分の外周部はギヤ6aが形成されており、ギヤ6
aはガイドレール3の下面に設けられたラック3bと噛
合する。第6のギヤ80の回動軸に、孔6bが設けられ
ており、両側面の第6のギヤ80を連結するために設け
られたシャフト7が孔6bに挿入される。孔6bの近傍
には円板80aが形成されている。円板80aは、孔6
bを回動の中心として回動自在な、ボックス5方向に突
出している。
【0036】シャフト7は、ボックス5の両側面に設け
られた一対の第6のギヤ80を連結するシャフトであ
る。シャフト7は、ボックス5に形成された第1の取付
け部5eの穴に挿通されることにより、ボックス5に取
り付けられ、第6のギヤ80を支持する。一対の第6の
ギヤ80を回転方向のすべりを伴うことなく同時に回動
させるために、シャフト7は、六角シャフトを用いてい
る。ただし、シャフト7は六角シャフトに限るものでは
ない。
【0037】第2の機構40は、リンク81からなる。
リンク81は棒状になっている。リンク81の一端は、
円板状の第6のギヤ80の外周部に回動可能に連結され
ており、他端は、後述の円板82の外周部に回動可能に
連結されている。第3の機構50は、円板82と、ドア
サポート11と、からなる。円板82は、ボックス5の
両側面の外側の車両後方向部に配置される。円板82の
中心に、孔8aが穿設されている。ボックス5に形成さ
れたボス5dが孔8aに挿通されることにより、円板8
2はボックス5に回動自在に装着される。孔8aの近傍
には、円板82とドア14を連結するドアサポート11
を取り付けるときの位置決め用の突起8bが、車両左右
方向外側に延びる形状で立設されている。
【0038】ドアサポート11はたとえば金属製であ
る。ドアサポート11は、ボックス5の車両後方向の後
方にあり、ボックス5側に向って開口するコ字状に形成
されている。ドアサポート11の車両前後方向に延びる
両側面11aには、孔11bおよび孔11cが穿設され
ている。ドアサポート11の車両左右方向に延びる平面
部11dには、孔11eが穿設されている。円上の平坦
面82に設けられた突起8bがドアサポート11に設け
られた孔11bに挿入されることにより、円板82にド
アサポート11は位置決めされる。ビス12が、孔11
cおよび孔8aを貫通しボックス5のボス5dに螺着さ
れることにより、ドアサポート11は、円板82に連結
されボックス5に回動自在に装着される。ビス13をド
アサポート11の孔11eに貫通させインナードア14
bに螺着させることにより、ドアサポート11はドア1
4に連結される。
【0039】つぎに、本発明の第3実施例の作動を説明
する。ボックス5を使用する時は、ドア14を車両前方
向に押し、ロック装置4が解除されると、駆動機構10
の付勢力により、ボックス5に設けられたガイド5aが
ガイドレール3を摺動し、ボックス5は第1リテーナ1
から車両後方向に突出する。その時、図5に示すよう
に、第6のギヤ80が、ボックス5の車両後方向への動
きに連動してA方向に回動することにより、第6のギヤ
80に設けられた円板80aもA方向に回動する。
【0040】円板80aとリンク81は連結しているの
で、円板80aのA方向への回転の動きに合わせて、リ
ンク81は移動する。リンク81の移動に合わせて、円
板82はB方向に回転する。円板82と連結されたドア
サポート11もB方向に回動する。それにつれて、ドア
14はB方向に回動する。その結果、ボックス5が車室
内方向に引き出されると同時に、ドア14はボックス5
の下方に回り込み、ドア14は開く。
【0041】ボックス5を第1リテーナ1内に収納する
とき、ドア14を車両前方向に押付することにより、ド
アサポート11に連結された円板82が反B方向に回動
する。円板82の反B方向の回転に合わせて、リンク8
1は移動する。リンク81の移動に合わせて、円板80
aは反A方向に回動する。円板80aが反A方向に回動
すると、第6のギヤ80のギヤ6aは、反A方向に回動
する。第6のギヤ80のギヤ6aが、ガイドレール3に
設けられたラック3bに噛合しながら反A方向に回動さ
れることにより、ボックス5がスプリング10cの付勢
力に抗しながら第1リテーナ1内に収納され、ロック装
置4のロックピン4bがカム部5gに係合することによ
り、スプリング10cのボックス5を突出させようとす
る付勢力に抗しながら、ボックス5が第1リテーナ1内
に収納された状態が維持されて保持される。
【0042】本発明の第4実施例では、ボックス5の出
し入れ動が、該出し入れ動の一部の領域でのみ、ドア1
4の開閉動に変換される。図6〜図9に示すように、第
1の機構30は、ガイド溝90と、第7のギヤ91と、
アーム部材92と、シャフト7と、からなる。ガイド溝
90は、第1リテーナ1の車両左右方向の内側の両側壁
面に形成されており、車両前後方向に延びる直線部90
aと、直線部90aに連なり車両後方にいくにつれて上
方に傾斜する傾斜部90bと、からなる。
【0043】第7のギヤ91は、扇形状をなしており、
ボックス5の両側面外側に回動自在に配置されている。
第7のギヤ91の扇形状をなす部分の外周部は、ギヤ9
1aが形成されている。第7のギヤ91の回動軸に対応
する部分に孔91bが設けられており、両側面の第7の
ギヤ91を連結するために設けられたシャフト7が孔9
1bに挿入される。
【0044】アーム部材92は、第7のギヤ91の車両
左右方向外側に第7のギヤ91と一体的に回動可能に配
置されており、ボックス5の両側面外側に第7のギヤ9
1と回動軸を一致させて回動自在に取り付けられてい
る。アーム部材92は、車両左右方向に直交する方向に
延びるアーム部92aを有している。アーム部92aの
一端は、アーム部材92の回動軸となっており、第7の
ギヤ91に連結される。アーム部92aの他端には、ガ
イド溝90内を摺動するピン92bが形成されている。
【0045】シャフト7は、ボックス5の両側面に設け
られた一対の第7のギヤ91を連結するシャフトであ
る。シャフト7はボックス5に形成された第1の取付け
部5eに挿通されることにより、ボックス5に取り付け
られ、第7のギヤ91を支持する。一対の第7のギヤ9
1をすべりを伴わずに同時に回動させるために、シャフ
ト7には、六角シャフトを用いている。ただし、シャフ
ト7は六角シャフトに限るものではない。
【0046】第2の機構40は、ボックス5に設けられ
たストッパ5cと、可動ラック9と、からなる。ストッ
パ5cは、ボックス5の両側面外壁部の車両後方向下端
部に形成されており、車両前後方向に延びる孔を有して
いる。可動ラック9は、車両前後方向に延び、途中に屈
曲部を有する棒状からなる。可動ラック9の車両前方向
下面部に、第7のギヤ91のギヤ91aと噛合する第1
のラック9cが形成されている。可動ラック9の車両後
方向上面部に、第2のラック9dが形成されている。可
動ラック9の車両後方向下面部に、ボックス5のストッ
パ5cに係合する係合部9bが突設されている。
【0047】第3の機構50は、第2のギヤ8と、ドア
サポート11と、からなる。第2のギヤ8は、円板状部
材の外周部に形成されており、ボックス5の両側面の外
側の車両後方向部位に配置される。第2のギヤ8の中心
に、孔8aが穿設されている。第2のギヤ8に可動ラッ
ク9の第2のラック9dが噛合している。ボックス5に
形成されたボス5dが孔8aに挿通されることにより、
第2のギヤ8はボックス5に回動自在に装着される。孔
8aの近傍には、第2のギヤ8とドア14を連結するド
アサポート11を取り付けるときの位置決め用の突起8
bが、車両左右方向外側に延びる形状で立設されてい
る。
【0048】ドアサポート11はたとえば金属製であ
る。ドアサポート11は、ボックス5の車両後方向部分
の後方にあり、ボックス5側に向って開口するコ字状に
形成されている。ドアサポート11の車両前後方向に延
びる両側面11aには、孔11bおよび孔11cが穿設
されている。ドアサポート11の車両左右方向に延びる
平面部11dには、孔11eが穿設されている。第2の
ギヤ8に設けられた突起8bがドアサポート11に設け
られた孔11bに挿入されることにより、第2のギヤ8
とドアサポート11は位置決めされ、ビス12が孔11
cおよび孔8aを貫通しボックス5のボス5dに螺着さ
れることにより、第2のギヤ8とドアサポート11は連
結されボックス5に回動自在に装着される。ビス13を
ドアサポート11の孔11eに貫通させインナードア1
4bに螺着させることにより、ドアサポート11はドア
14に連結される。
【0049】つぎに、本発明の第4実施例の作動を説明
する。ボックス5を使用する時は、ドア14を車両前方
向に手で押し、ロック装置4が解除されると、駆動機構
10の付勢力により、ボックス5に設けられたガイド5
aがガイドレール3を摺動し、ボックス5が第1リテー
ナ1から車両後方向に突出する。ボックス5の第1リテ
ーナ1からの突出量が所定量までの間は、図7、図8に
示すように、ピン92bがガイド溝90の直線部90a
を摺動するため、ボックス5の車両前後方向への直線運
動はアーム92aおよび第7のギヤ91aの回転動に変
換されない。ボックス5の第1リテーナ1からの突出量
が所定量を越えると、ピン92bがガイド溝90の直線
部90aと傾斜部90bとの連結部を越えて傾斜部90
bに入る。さらにボックス5の第1リテーナ1からの突
出量が増加すると、ピン92bがガイド溝90の傾斜部
90bに沿って上昇する。その時、図9に示すように、
アーム部材92がF方向に回動することにより、第7の
ギヤ91に設けられたギヤ91aもF方向に回動する。
【0050】ギヤ91aと可動ラック9の第1のラック
9cは噛合しているので、ギヤ91aのF方向への回転
の動きに合わせて、可動ラック9はボックス5に対して
車両前方向に移動する。可動ラック9に形成された第2
のラック9dと第2のギヤ8は噛合しているので、可動
ラック9の車両前方向の移動に連動して、第2のギヤ8
はB方向に回動する。第2のギヤ8と連結されたドアサ
ポート11もB方向に回動する。それにつれて、ドア1
4はB方向に回動し、ドア14はボックス5の下方に回
り込み、ドア14は開く。
【0051】可動ラック9に設けられた係合部9bがボ
ックス5に形成されたストッパ5cに係合することによ
り、可動ラック9の車両前後方向の動きは規制されてい
る。
【0052】ボックス5を第1リテーナ1内に収納する
とき、ドア14を車両前方向に手で押すことにより、ド
アサポート11に連結された第2のギヤ8が反B方向に
回動する。第2のギヤ8に噛合する可動ラック9の第2
のラック9dに、第2のギヤ8の回転運動が伝達され、
可動ラック9はボックス5に対して車両後方向に移動す
る。
【0053】可動ラック9が車両後方向に移動すると、
ピン92bが傾斜部90bを摺動し、第7のギヤ91の
ギヤ91aは反F方向に回動し、スプリング10cのボ
ックス5を突出させようとする駆動力に抗しながら、ボ
ックス5が第1リテーナ1内に移動する。ピン92bが
傾斜部90bを摺動し、傾斜部90bと直線部90aと
の連結部に到達するまでドア14を車両前方向に押すこ
とにより、ドア14は閉じる。ドア14を閉じた後、さ
らにドア14を車両前方向に押すことにより、ピン92
bは直線部90aを摺動し、ボックス5が第1リテーナ
1内に収納される。その時、ロック装置4のロックピン
4bがカム部5gに係合することにより、スプリング1
0cのボックス5を突出させようとする駆動力に抗しな
がら、ボックス5が第1リテーナ1内に収納された状態
が維持され、保持される。
【0054】本発明野第4実施例では、可動ラック9の
形状は車両前後方向に延び、途中に屈曲部を有する棒状
となっているが、ギヤ91aと第1のラック9cとの位
置関係、さらに、第2のギヤ8と第2のラック9dとの
位置関係によっては、可動ラック9は直線状でもよい。
また、本発明の第4実施例の作用については、本発明の
車両用収納体装置が車両前方向側に凹となる意匠を有す
る部位に設けられる場合においても、ドア開時、ボック
ス5が所定量突出するまではドア14は開かないので、
ドアが車両用収納体装置の下の意匠面に当接し、開かな
くなることを防止できる。
【0055】
【発明の効果】請求項1または請求項2または請求項3
記載の車両用収納体装置によれば、ドアが閉じている
時、ドアを押すことにより、ボックスはリテーナ内から
突出する。そのとき、ボックスの出し入れ動の全部また
は一部のみがドアの開閉動に変換され、ドアは、リテー
ナ内より突出したボックスの下方に移動し、開き、ボッ
クス前端部を大きく開放する。そのため、ボックス内へ
の小物の出し入れは容易になり、また、ボックス内にイ
ンナーボックスが着脱自在に組付けられている場合、イ
ンナーボックスのボックスからの取り出し、装着が容易
になる。また、ボックスの突出とドアの開きを同じスト
ロークで行うことができるとともに、ドアの閉じとボッ
クスの収納を同じストロークで行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施例の車両用収納体装置の分解斜
視図である。
【図2】本発明第1実施例の、ボックスがリテーナ内に
収納されているときの断面図である。
【図3】本発明第1実施例の、ボックスが車両後方向に
突出しているときの断面図である。
【図4】本発明第2実施例の、ボックスが車両後方向に
突出しているときの断面図である。
【図5】本発明第3実施例の、ボックスが車両後方向に
突出しているときの断面図である。
【図6】本発明第4実施例の車両用収納体装置の分解斜
視図である。
【図7】本発明第4実施例の、ボックスがリテーナ内に
収納されているときの断面図である。
【図8】本発明第4実施例の、ボックスが車両後方向に
所定量突出したときの断面図である。
【図9】本発明第4実施例の、ボックスが車両後方向に
突出しているときの断面図である。
【図10】従来の車両用収納体装置の断面図である。
【符号の説明】
1 第1リテーナ 3 ガイドレール 3b ラック 4 ロック装置 5 ボックス 10 駆動機構 11 ドアサポート 14 ドア 15 灰皿装置 20 変換機構 30 第1の機構 40 第2の機構 50 第3の機構 60 リテーナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60N 3/08 A24F 19/00 B60R 7/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の内装部材に配設されるリテーナ
    と、 該リテーナに出し入れ自在に装着され前面部の少なくと
    も一部が開口するボックスと、 該ボックスの前面部開口部を開閉自在に覆うように配置
    されたドアと、 前記ボックスを前記リテーナより突出させる方向に駆動
    する駆動機構と、 前記駆動機構の駆動力に抗して前記ボックスを前記リテ
    ーナ内に保持するロック装置と、 前記ボックスの出し入れ動を前記ドアの開閉動に変換す
    る変換機構と、からなり、 前記変換機構は、前記ボックスの前後方向の出し入れ直
    線動を回転動に変換する第1の機構と、該第1の機構と
    前記ドアの開閉動を連動する第2の機構と、前記ドアを
    ドア回転中心まわりに回転させ開閉させる第3の機構
    と、からなる、 車両用収納体装置。
  2. 【請求項2】 前記変換機構により、前記ボックスの出
    し入れ動が該出し入れ動の全域で前記ドアの開閉動に変
    換される、請求項1記載の車両用収納体装置。
  3. 【請求項3】 前記変換機構により、前記ボックスの出
    し入れ動が該出し入れ動の一部の領域でのみ前記ドアの
    開閉動に変換される、請求項1記載の車両用収納体装
    置。
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