JP2004089221A - 収納具 - Google Patents

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    • E05C9/00Arrangements of simultaneously actuated bolts or other securing devices at well-separated positions on the same wing
    • E05C9/08Arrangements of simultaneously actuated bolts or other securing devices at well-separated positions on the same wing with a rotary bar for actuating the fastening means

Abstract

【課題】引き戸の縁部に沿って設けた引手のどこを持ってもラッチ状態を解除することができ、利用者の体格や利用状況によらず収納具本体の開口を簡単に開閉することができる収納具を提供する。
【解決手段】収納具本体11の開口を巾方向にスライド移動して開閉する引き戸2を設け、当該引き戸2の縁部に沿って略全域に亘る引手3が操作可能に設けられ、その引手3の所定箇所に引き戸2を収納具本体に係留するラッチ機構4を設け、前記ラッチ機構4の係留状態を引手3の操作に連動して解除可能にした。
【選択図】図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、収納具本体の開口を開閉する引き戸に設けられた引手を介してラッチ機構の係留状態を解除可能とし、前記開口を容易に開閉することができる収納具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、キャビネット等の収納空間を有する収納具の引き戸は、開閉操作用の引手を引き戸の中央位置に設けている。そして、引手とほぼ同じ高さ位置にラッチ機構を設け、引手を操作することによりラッチ機構を作動させるようにしているのが通例である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような構成のものであると、収納具における操作用の引手の位置が限定されているため、利用者の体格や利用状況によって使い勝手の悪い場合がある。例えば、この収納具を上下2段に積み上げて使用する場合は、下側の収納具の引手の位置は下すぎ、上側の収納具の引手の位置は上すぎるため、開口を簡単に開閉することができないといった不便さを伴うものとなる。
【0004】
そこで、上記の利用態様を考慮して引手を上置き用の場合には引き戸の下端側に、下置き用の場合には引き戸の上端側に設けたものも考えられている。しかしながら、このような構成であっても、前記と同様に引手の位置は限定され、開口を開閉する操作位置が引き戸の一部に設けた引手の位置に限られるため、開閉時の操作が今ひとつ不便なものとなっている。
【0005】
また、引き戸の上縁及び下縁にそれぞれラッチ機構を設け、これらのラッチ機構をロッド等を有する連動機構を介して連結するとともに、引手を操作することにより、連動機構を介して上下のラッチ機構を同期作動させるようにしているものもある。しかし、このような構成であれば引き戸の内部にラッチ機構を連結する連動機構を配置しなければならないため、引き戸の内部における部品点数が多く構造が大掛かりなものとなり、製作工程が煩雑になり易い。
【0006】
本発明は、このような課題に着目してなされたものであって、その主たる目的は、引き戸の縁部に沿って設けた引手のどこを持ってもラッチ状態を解除することができ、利用者の体格や利用状況によらず収納具本体の開口を簡単に開閉することができる収納具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明の収納具は、収納具本体の開口を巾方向にスライド移動して開閉する引き戸を設けたものであって、当該引き戸の縁部に沿って略全域に亘る引手が操作可能に設けられ、その引手の所定箇所に引き戸を収納具本体に係留する1又は複数のラッチ機構を設け、前記ラッチ機構の係留状態を引手の操作に連動して解除可能にしたことを特徴とする。
【0008】
このようなものであれば、引手の縁部に沿って略全域に亘って引手を設けているため、従来品と比較して引き戸の高さ方向において引手の位置が限定されないため、当該引手の上端側や下端側等どの位置を持って操作してもラッチ機構のラッチ状態を解除することができ、利用者の体格や利用状況に依拠することなく簡単かつ適切に収納具本体の開口の開閉操作を行うことができる。また、このような構成であれば、ラッチ機構の係留作用が引手の操作に連動するため、ラッチ機構の取付位置を引手のどの高さ位置に設けても好適に使用することができ、必要であれば複数個設けることも可能であるため、様々な仕様の収納具に容易に応用することができる。
【0009】
より簡単な操作によって、収納具本体の開口を開閉できるようにするためには、前記各ラッチ機構の係留状態を前記引手の回転動作によって解除するように構成すればよい。
【0010】
具体的な構成としては、前記ラッチ機構が、収納具本体の一部と係留する係留爪と、係留爪を回転可能に支持する回転軸と、係留爪の一部に選択的に係わり合う回転アームと、引手に取り付けられ引手の回転動作を回転アームを介して係留爪に伝達する伝達部材とを具備するものが挙げられる。このようなものであれば、係留爪が適切な係留動作を行う範囲で比較的自由な位置に配設することが可能になり、係留動作の向きを調節する等設計の自由度を向上させることが可能になる。また、ラッチ機構を比較的コンパクトなものとすることができとともに、引手の回転動作が生じた場合には、伝達部材によってその回転動作が第1の回転軸に伝達され、係留爪の係留状態を解除することが可能となる。
【0011】
特に、前記ラッチ機構を前記引手の所定箇所に複数設け、各々のラッチ機構を引手を介して同期作動可能に連結したものであれば、引手が一対のラッチ機構の連動機能を兼ねるため、別途にラッチ機構同士を連結するロッドを回転扉の内部に設ける必要がないので、部品点数を削減することができ、構造の簡略化やコストダウンを図ることが可能となる。また、当該回転扉の内部において、部品が配置されない空間が従来のものより広く形成されるため、当該空間を利用して、例えば、透明又は半透明のガラスを扉に取り付けて収納空間に収納されている収納物を視認することができる開口を広く得たり、扉の内部に吸音材をより広い面積に配置したり、扉のパンチングの自由度を有効に高めること等が可能となり好適に使用することができる。
【0012】
このような構成において、前記引手と前記引き戸との間に、引手の回転動作時に引手が引き戸と干渉しないように空間を設けるとともに、引き戸の閉止状態において当該空間を隠蔽する目隠し部を引手に一体に設けたものとすると、より安定した引手の回転動作を実現することができるとともに、閉止状態においては収納具の前面側の外観を損なうことがない。
【0013】
また、前記引手が、押し出し成形されたものであれば、簡単に引手を成形することができ、製作工程の簡素化を図ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
【0015】
この収納具は、図1及び図2に示すように、収納空間を形成する収納具本体1と、この収納具本体1の前面開口を巾方向に移動して開閉可能とする引き戸2と、引き戸2の縁部に沿って略全域に亘って設けた引手3と、引手3の高さ方向略中央位置において引き戸2を収納具本体1の一部に係留するラッチ機構4とを備えているものである。
【0016】
収納具本体1は、例えばスチール素材を折り曲げて成形してなる天板11、底板12、左右一対の側板13、背面板14を筐形に組み付けることによって前面を開口させた内部に収納空間を形成しているものである。
【0017】
天板11は、平面視矩形状をなしたものであり、この天板11の対向位置には天板11と略同型の底板12が設けられている。天板11の裏面側前端部及び底板12の表面側前端部に後述する引き戸2のスライド移動を案内するレール1aが略全域に有しており、この底板12の後下端および天板11の後上端に亘って背面板14を固定した状態で設けている。また、この背面板14の側面に当接する位置に側板13が取り付けられている。この側板13の前端側の所定箇所にラッチ機構5の係留爪51が係留可能な被係留部1bを有している。
【0018】
引き戸2は、図1〜図3等に示すように、天板11及び底板12に設けた前記レール1aを利用してスライド移動するものであり、主として後面側を構成する後枠材21と、主として前面側を構成する前枠材とを図示しない適宜の取付部材を用いて組み合わせて成形してなる正面視矩形状のものである。後枠材21及び前枠材は、前面開口の巾方向の略2分の1を短寸、高さ方向を長寸とするものである。そして、この引き戸2の上下端部の所定箇所に前記車輪1aに案内される車輪2aを設けている。
【0019】
引手3は、例えば合成樹脂素材を押し出し成形して、図3及び図5(説明の便宜上後述するカバー部材の頂面を省略している)等に図示するように、上端から下端に亘って前面側に開口する凹部31と、目隠し部32とを一体に形成したものである。凹部31は、その一部に指先を掛けて操作できるように標準的な成人の指先が十分に入るスペースを有するものである。また、目隠し部32は、引手3の側面と引き戸2の側面との間に引手3の回転動作時に引手3が引き戸2に干渉しないように設けた空間Sを隠蔽するものである。このような構成を有する引手3の略中央部近傍において引き戸2を収納具本体1に係留するラッチ機構4を設け、ラッチ機構4の一部に回転動作をする引手3を一体的に取り付けている。
【0020】
ラッチ機構4は、図4及び図5等に示すように、内空に対向する一対の水平片41aを設けたカバー部材41に、前記被係留部に係留する係留爪42と、係留爪42を回転可能に支持する本発明の回転軸たる第1の回転軸43と、係留爪42の一部に当接または近接する回転アーム44と、引手3に取り付けられ引手3の回転動作を回転アーム44を介して係留爪42に伝達する伝達部材45と、引手3に一体的に取り付けられる伝達部材45を回転可能に支持する第2の回転軸46とを一体的に取り付けたものである。
【0021】
第1の回転軸43は、上下端部を前記カバー部材41に設けた水平片41aに取り付けている概略円柱状のものである。この第1の回転軸43に係留爪42が回転可能に取り付けられる。
【0022】
係留爪42は、略中央部を第1の回転軸43に取り付け、先端部が前記カバー部材41の側方に突出するように設定されたもので、その先端部に引き戸3の厚さ方向に突出した爪本体42aを形成するとともに、基端部に回転アーム44の一部と当接又は近接する当たり部42bを形成している。
【0023】
回転アーム44は、前記当たり部42bに当接又は近接する押し当て部44aと、押し当て部44aと直交し伝達部材45の一部に当接又は近接する第2押し当て部44bとを、上下端をカバー部材41に回転可能に取り付けた第3の回転軸44cに一体的に固定した平面視略L字形状のものである。この回転アーム44は、前記第3の回転軸44cを中心に正逆動作を行うように設定されている。
【0024】
第2の回転軸46は、上下端部を後述する伝達部材45の水平片45bを貫通して軸受部材46aに支持させて回転可能に取り付けられる概略円柱状のものである。この軸受部材46aは、その一部をカバー部材41もしくは後枠材21の図示しない適宜の位置に固定しているものである。
【0025】
伝達部材45は、対向する上下を折り曲げ加工して起立壁45aの上下端部に水平片45bを形成するとともに、各水平片45bの先端部を外側に略直角に折り曲げて引手3の側面に取り付けられる取付片45cを一体に形成したものである。この伝達部材45は、前記引手3の回転動作に連動して前記第2の回転軸46を中心に正逆動作を行うように設定されている。
【0026】
このような構成を有するラッチ機構4と前記引手3とを一体的に取り付けるには、カバー部材41の適宜箇所に設けた開口を介してカバー部材41の外側に持ち出されている前記伝達部材45の取付片45cに引手3をネジ等を用いて緊密に固定する。なお、本実施形態では、引手3の回転動作を安定したものにするために、引き戸2の上下端部に前記第2の回転軸46及び伝達部材45を取り付けている。
【0027】
次に、このような構成を有する収納具の作動を図5を参考に説明する。
【0028】
まず、前記収納空間の前面開口が閉止されている状態において、引き戸2の引手3に設けた凹部31を利用して引手3を手前に引くように操作すると、引手3が伝達部材45と一体的に第2の回転軸46を支点に同図(A)に示す矢印の方向へ回転動作を行う。すると、その回転動作に連動して、各伝達部材45が正逆動作を行い、伝達部材45の起立壁45aに回転アーム44の第2押し当て部44bを引き戸3の後面側へ押す力が作用し、それに伴って回転アーム44が第3の回転軸44cを支点に回転して押し当て部44aから係留爪42の当たり部42bを後方へ押す力が作用する。その結果、係留爪42が第1の回転軸52を支点に同図に示す矢印の方向に回転し、係留爪42の被係留部1bに対する係留状態を解除する(同図(B)参照)。そして、引き続いて引き戸3をレール1aを利用して巾方向にスライド移動することにより収納空間の前面開口の略半分を開放した状態を実現することができる。
【0029】
また、収納空間の前面開口を閉止する場合には、上記と逆の操作を行えばよい。この閉止状態においては、係留爪42が被係留部に係留しているため、地震発生時や家具移動時などに引き戸2が不慮にスライド移動して収納空間の前面開口を開放する事態が確実に防止される。
【0030】
このように、本実施形態に係る収納具は、収納具本体11の開口を巾方向にスライド移動して開閉する引き戸2を設け、当該引き戸2の縁部に沿って略全域に亘る引手3が操作可能に設けられ、その引手3の所定箇所に引き戸2を収納具本体に係留するラッチ機構4を設け、前記ラッチ機構4の係留状態を引手3の操作に連動して解除可能にしているので、引き戸2に高さ方向において引手3の位置が限定されないため、当該引手3の上端側や下端側等どの位置を持って操作してもラッチ機構4のラッチ状態を解除することができ、利用者の体格や利用状況(収納具を上下2段に積み上げて使用する場合等)に依拠することなく簡単かつ適切に収納具本体11の開口の開閉操作を行うことができる。また、このような構成であれば、ラッチ機構4の係留作動が引手3の操作に連動するため、ラッチ機構4の取付位置を引手3のどの高さ位置に設けても好適に使用することができ、様々な仕様の収納具に応用することができる。以上に加えて、本実施形態における引手3が引き戸2の縁部に沿って露出したものであり、例えばアウターハウジング等の内部に設ける必要がないため、部品点数の削減をさらに図ることができるとともに、引き戸2の長手方向に亘って引手3の全長を確保することができる。
【0031】
さらに、前記各ラッチ機構4の係留状態を、前記引手3の回転動作によって解除するように構成しているため、簡単な操作によって収納具本体11の前面開口を開閉することができる。
【0032】
また、前記引手3と前記引き戸2との間に、引手3が引き戸3の縁部に干渉しないように回転し得る空間Sを設けるとともに、引き戸3の閉止状態において当該空間Sを隠蔽する目隠し部32を引手に一体に設けているので、より安定した引手3の回転動作を実現することができるとともに、閉止状態においては収納具の前面側の外観を損なうことがない。
【0033】
さらに、前記引手3が、押し出し成形されているため、簡単に引手3を成形することができ、製作工程の簡素化を有効に図ることができる。
【0034】
なお、本発明は、以上に詳述した実施形態に限られるものではない。
【0035】
例えば、図6に図示するようなラッチ機構を適用しても構わない。具体的にこのラッチ機構は、引手3の背面に設けた係留爪1042と、引き戸に固定した側面視コの字状のブラケット1041と、上下端部をブラケット1041に支持させている回転軸1044と、前記実施形態の伝達部材45とほぼ同様の構成を有し引手3に一体的に取り付けた伝達部材1043と、このブラケット1041及び伝達部材1043に両端部を固定し前記引手3を後方に弾性付勢するコイルバネ1045とを設けている。このような構成を有するラッチ機構の作動を図6を参考に簡単に説明する。前記実施形態と同様に、引手3を手前に引くように操作すると、引手3が伝達部材1043と一体的に回転軸1044を支点に同図(A)に示す矢印の方向へ回転動作を行う。その結果、係留爪1042が引手3の回転動作に伴って被係留部101bに対する係留状態を同時に解除する(同図(B)参照)。一方、引手3を操作しない場合には、伝達部材1043がコイルバネ1045によって弾性付勢されて係留爪1042の係留状態を維持する。このようなものであっても、簡単かつ適切に収納具本体11の開口の開閉操作を行うことができるとともに、ラッチ機構の構造の簡素化を図ることができ、コストの削減にも役立つ。
【0036】
また、前記本実施形態又は変形例にかかるラッチ機構を前記引手の所定箇所に複数設け、各々のラッチ機構を引手を介して同期作動可能に連結したものであっても構わない。このようなものであれば、引手が一対のラッチ機構の連動機能を兼ねるため、別途にラッチ機構同士を連結するロッドを回転扉の内部に設ける必要がないので、部品点数を削減することができ、構造の簡略化やコストダウンを図ることが可能となる。また、引き戸の内部において、部品が配置されない空間が従来のものより広く形成されるため、当該空間を利用して、例えば、透明又は半透明のガラスを引き戸に取り付けて収納空間に収納されている収納物を視認することができる開口を広く得たり、扉の内部に吸音材をより広い面積に配置したり、扉のパンチングの自由度を有効に高めること等が可能となり好適に使用することができる。
【0037】
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、引手の縁部に沿って略全域に亘って引手を設けているため、引き戸の高さ方向において引手の位置が限定されない。その結果、当該引手の上端側や下端側等どの位置を持って操作してもラッチ機構のラッチ状態を解除することができ、利用者の体格や利用状況に依拠することなく簡単かつ適切に収納具本体の開口の開閉操作を行うことができる。また、このような構成であれば、ラッチ機構の係留作用が引手の操作に連動するため、ラッチ機構の取付位置を引手のどの高さ位置に設けても好適に使用することができ、必要であれば複数個設けることも可能であるため、様々な仕様の収納具に容易に応用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における開口を閉止した状態の収納具を示す全体斜視図。
【図2】同実施形態における開口を半開放した状態の収納具を示す全体斜視図。
【図3】同実施形態における一部を省略して模式的に示す引き戸の正面図。
【図4】同実施形態におけるラッチ機構の要部を拡大して示す正面図。
【図5】同実施形態における作用説明図。
【図6】本発明の変形例における作用説明図。
【符号の説明】
1…収納具本体
2…引き戸
3…引手
32…目隠し部
4…ラッチ機構
42…係留爪
43…第1の回転軸(回転軸)
44…回転アーム
45…伝達部材
S…空間

Claims (6)

  1. 収納具本体の開口を巾方向にスライド移動して開閉する引き戸を設けたものであって、
    当該引き戸の縁部に沿って略全域に亘る引手が操作可能に設けられ、その引手の所定箇所に引き戸を収納具本体に係留する1又は複数のラッチ機構を設け、前記ラッチ機構の係留状態を引手の操作に連動して解除可能にしたことを特徴とする収納具。
  2. 前記ラッチ機構の係留状態を、前記引手の回転動作によって解除するように構成していることを特徴とする請求項1記載の収納具。
  3. 前記ラッチ機構が、収納具本体の一部と係留する係留爪と、係留爪を回転可能に支持する回転軸と、係留爪の一部に選択的に係わり合い可能な回転アームと、引手に取り付けられ引手の回転動作を回転アームを介して係留爪に伝達する伝達部材とを具備するものであることを特徴とする請求項1又は2記載の収納具。
  4. 前記ラッチ機構を前記引手の所定箇所に複数設け、各々のラッチ機構を引手を介して同期作動可能に連結したことを特徴とする請求項1、2又は3記載の収納具。
  5. 前記引手と前記引き戸との間に、引手の回転動作時に引手が引き戸と干渉しないように空間を設けるとともに、引き戸の閉止状態において当該空間を隠蔽する目隠し部を引手に一体に設けたものであることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の収納具。
  6. 前記引手を押し出し成形していることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の収納具。
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