JP2553797Y2 - 容器ホルダ装置 - Google Patents
容器ホルダ装置Info
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- JP2553797Y2 JP2553797Y2 JP1991030915U JP3091591U JP2553797Y2 JP 2553797 Y2 JP2553797 Y2 JP 2553797Y2 JP 1991030915 U JP1991030915 U JP 1991030915U JP 3091591 U JP3091591 U JP 3091591U JP 2553797 Y2 JP2553797 Y2 JP 2553797Y2
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- inner case
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Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば、バス、乗用車
などの室内に装備され、缶ジュ−ス、紙コップなどの容
器を保持する容器ホルダ装置に関する。
などの室内に装備され、缶ジュ−ス、紙コップなどの容
器を保持する容器ホルダ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の容器ホルダ装置として図13に示
すものが知られている。この容器ホルダ装置は、一端に
開口をもつ箱状の外ケ−ス500と、この外ケ−ス50
0に対して略水平方向に出入自在に保持され容器が入れ
られるホルダ穴601をもつ内ケ−ス600とを含むも
のである。内ケ−ス600には、ホルダ穴601ととも
に容器を保持するホルダ部をもつ揺動フレ−ム(図示せ
ず)が揺動自在に保持される。また、外ケ−ス500の
奥壁501には、コイルばね502をもつ係合部材50
3と、プッシュロックオ−プンクリップ504とが配設
され、かつ両側内面には内ケ−ス600を案内するガイ
ドレ−ル505が形成されている。一方、内ケ−ス60
0の奥部602には、係合部材503と係合する係合穴
603と、プッシュロックオ−プンクリップ504と脱
着可能に係止されるロックピン604とが設けられてい
る。
すものが知られている。この容器ホルダ装置は、一端に
開口をもつ箱状の外ケ−ス500と、この外ケ−ス50
0に対して略水平方向に出入自在に保持され容器が入れ
られるホルダ穴601をもつ内ケ−ス600とを含むも
のである。内ケ−ス600には、ホルダ穴601ととも
に容器を保持するホルダ部をもつ揺動フレ−ム(図示せ
ず)が揺動自在に保持される。また、外ケ−ス500の
奥壁501には、コイルばね502をもつ係合部材50
3と、プッシュロックオ−プンクリップ504とが配設
され、かつ両側内面には内ケ−ス600を案内するガイ
ドレ−ル505が形成されている。一方、内ケ−ス60
0の奥部602には、係合部材503と係合する係合穴
603と、プッシュロックオ−プンクリップ504と脱
着可能に係止されるロックピン604とが設けられてい
る。
【0003】かかる容器ホルダ装置では、車体等に固定
された外ケ−ス500に対して内ケ−ス600を手指等
で押圧すると、プッシュロックオ−プンクリップ504
とロックピン604との係止が解除され、内ケ−ス60
0及び揺動フレ−ムは、コイルばね502の付勢力によ
り、ガイドレ−ル505に案内されつつ係合穴603が
係合部材503の先端位置で係合するまで、すなわち内
ケ−ス600が外ケ−ス500と手指等のかかるスペ−
ス(約30mm程度)を有するに至るまで外ケ−ス50
0から引出される。この後、内ケ−ス600を手指等で
さらに引出すことにより、揺動フレ−ムが内ケ−ス60
0に対して所定角度揺動し、揺動フレ−ムのホルダ部が
内ケ−ス600に対して所定の位置に保持され、缶ジュ
−スなどの容器はホルダ穴601及びホルダ部で保持さ
れる。また。不使用時には、内ケ−ス600の前端部を
押圧することにより、揺動フレ−ムは外ケ−ス500で
押圧されて上方へ揺動し、その後係合穴603と係合部
材503とが係合され、コイルばね502の付勢力に抗
してさらに押圧することにより、プッシュロックオ−プ
ンクリップ504とロックピン604とが係止され、内
ケ−ス600及び揺動フレ−ムは外ケ−ス500内に収
納される。
された外ケ−ス500に対して内ケ−ス600を手指等
で押圧すると、プッシュロックオ−プンクリップ504
とロックピン604との係止が解除され、内ケ−ス60
0及び揺動フレ−ムは、コイルばね502の付勢力によ
り、ガイドレ−ル505に案内されつつ係合穴603が
係合部材503の先端位置で係合するまで、すなわち内
ケ−ス600が外ケ−ス500と手指等のかかるスペ−
ス(約30mm程度)を有するに至るまで外ケ−ス50
0から引出される。この後、内ケ−ス600を手指等で
さらに引出すことにより、揺動フレ−ムが内ケ−ス60
0に対して所定角度揺動し、揺動フレ−ムのホルダ部が
内ケ−ス600に対して所定の位置に保持され、缶ジュ
−スなどの容器はホルダ穴601及びホルダ部で保持さ
れる。また。不使用時には、内ケ−ス600の前端部を
押圧することにより、揺動フレ−ムは外ケ−ス500で
押圧されて上方へ揺動し、その後係合穴603と係合部
材503とが係合され、コイルばね502の付勢力に抗
してさらに押圧することにより、プッシュロックオ−プ
ンクリップ504とロックピン604とが係止され、内
ケ−ス600及び揺動フレ−ムは外ケ−ス500内に収
納される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記従来の容
器ホルダ装置では、一旦内ケ−ス600を押圧すること
によりプッシュロックオ−プンクリップ504とロック
ピン604との係止を解除し、しかる後に内ケ−ス60
0を手指等により引出す必要があり、使用者の一動作に
より容器の保持が可能となるわけではない。特に、かか
る容器ホルダ装置を乗用車に装備すれば、容器の保持が
可能となるまで手指等により内ケ−ス600を引出さな
ければならず、この際に腕がトルコンレバ−等に干渉し
やすく、必ずしも操作性が充分とはいえない。
器ホルダ装置では、一旦内ケ−ス600を押圧すること
によりプッシュロックオ−プンクリップ504とロック
ピン604との係止を解除し、しかる後に内ケ−ス60
0を手指等により引出す必要があり、使用者の一動作に
より容器の保持が可能となるわけではない。特に、かか
る容器ホルダ装置を乗用車に装備すれば、容器の保持が
可能となるまで手指等により内ケ−ス600を引出さな
ければならず、この際に腕がトルコンレバ−等に干渉し
やすく、必ずしも操作性が充分とはいえない。
【0005】また、従来の容器ホルダ装置では、製作上
不可避的に生じる前後方向、左右方向及び上下方向のク
リアランスによって、内ケ−ス600が外ケ−ス500
に対してガタつき、収納時及び使用時において異音や損
傷を生じるという不具合もある。本考案は、上記した不
具合を解決すべくなされたものであって、異音や損傷が
有効に防止され、かつ操作性の良好な容器ホルダ装置を
提供することを目的とする。
不可避的に生じる前後方向、左右方向及び上下方向のク
リアランスによって、内ケ−ス600が外ケ−ス500
に対してガタつき、収納時及び使用時において異音や損
傷を生じるという不具合もある。本考案は、上記した不
具合を解決すべくなされたものであって、異音や損傷が
有効に防止され、かつ操作性の良好な容器ホルダ装置を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の容器ホルダ装置
は、一端に開口をもつ箱状の外ケ−スと、該外ケ−スに
対して略水平方向に該開口から出入自在に保持され、前
方側に容器が入れられるホルダ穴をもつ内ケ−スとを含
む容器ホルダ装置において、前記外ケ−スは両側内面に
前記内ケ−スの出入方向に延びる二本のラックをもち、
前記内ケ−スは、該各ラックと噛合し該内ケースの最奥
部で回動可能に軸支された二個のピニオンと、一端が該
ピニオンに保持され他端が該内ケ−スに保持され、少な
くとも該内ケ−スが該外ケ−ス内へ入った状態で該内ケ
−スを該外ケ−スから出す方向へ該ピニオンを駆動する
付勢力を付与する少なくとも一個のねじりコイルばねと
をもつことを特徴とするものである。
は、一端に開口をもつ箱状の外ケ−スと、該外ケ−スに
対して略水平方向に該開口から出入自在に保持され、前
方側に容器が入れられるホルダ穴をもつ内ケ−スとを含
む容器ホルダ装置において、前記外ケ−スは両側内面に
前記内ケ−スの出入方向に延びる二本のラックをもち、
前記内ケ−スは、該各ラックと噛合し該内ケースの最奥
部で回動可能に軸支された二個のピニオンと、一端が該
ピニオンに保持され他端が該内ケ−スに保持され、少な
くとも該内ケ−スが該外ケ−ス内へ入った状態で該内ケ
−スを該外ケ−スから出す方向へ該ピニオンを駆動する
付勢力を付与する少なくとも一個のねじりコイルばねと
をもつことを特徴とするものである。
【0007】外ケ−スは、例えば、容器ホルダ装置が車
両に設置される場合、車室内の部品、具体的にはコンソ
−ルボックス、グロ−ブボックス、シ−ト、インストメ
ントパネル等に固定することができる。また、外ケ−ス
は、内ケ−スを案内する例えばレ−ル状の凸部又は凹部
等からなるガイド部を形成することが好ましい。この外
ケースを円弧状に形成することができる。
両に設置される場合、車室内の部品、具体的にはコンソ
−ルボックス、グロ−ブボックス、シ−ト、インストメ
ントパネル等に固定することができる。また、外ケ−ス
は、内ケ−スを案内する例えばレ−ル状の凸部又は凹部
等からなるガイド部を形成することが好ましい。この外
ケースを円弧状に形成することができる。
【0008】内ケ−スには、缶、紙コップ等の容器が挿
入される円形状、四角形状等のホルダ穴が形成される。
なお、内ケ−スを小物入れなどとして使用することもで
きる。外ケースを円弧状に形成する場合には、この内ケ
ースも外ケースの円弧と整合する円弧状に形成すること
ができる。外ケ−ス及び内ケ−スには、これらの係止を
行なうプッシュロックオ−プンクリップとロックピンと
を設けることができる。
入される円形状、四角形状等のホルダ穴が形成される。
なお、内ケ−スを小物入れなどとして使用することもで
きる。外ケースを円弧状に形成する場合には、この内ケ
ースも外ケースの円弧と整合する円弧状に形成すること
ができる。外ケ−ス及び内ケ−スには、これらの係止を
行なうプッシュロックオ−プンクリップとロックピンと
を設けることができる。
【0009】また、内ケ−スのホルダ穴とともに容器を
保持するホルダ部を備えた揺動フレ−ムを枢支すること
もできる。かかる揺動フレ−ムは、内ケ−スを外ケ−ス
から引出した時点で自重やばね等の付勢手段によって下
方に揺動するように構成することができる。
保持するホルダ部を備えた揺動フレ−ムを枢支すること
もできる。かかる揺動フレ−ムは、内ケ−スを外ケ−ス
から引出した時点で自重やばね等の付勢手段によって下
方に揺動するように構成することができる。
【0010】
【作用】本考案の容器ホルダ装置では、外ケ−スが両側
内面に内ケ−スの出入方向に延びる二本のラックをも
ち、内ケ−スはこれらのラックと噛合する二個のピニオ
ンが内ケースの最奥部で回動可能に軸支され、これらの
ピニオンの少なくとも一個はねじりコイルばねの付勢力
により内ケ−スが外ケ−ス内へ入った状態で内ケ−スを
外ケ−スから出す方向へ駆動されるため、内ケ−スが自
動的に外ケ−スの開口から引出される。よって、かかる
容器ホルダ装置が乗用車に装備された場合であっても、
容器の保持が可能となるまで手指等により内ケ−スを引
出す必要がなく、腕がトルコンレバ−等に干渉しにく
い。
内面に内ケ−スの出入方向に延びる二本のラックをも
ち、内ケ−スはこれらのラックと噛合する二個のピニオ
ンが内ケースの最奥部で回動可能に軸支され、これらの
ピニオンの少なくとも一個はねじりコイルばねの付勢力
により内ケ−スが外ケ−ス内へ入った状態で内ケ−スを
外ケ−スから出す方向へ駆動されるため、内ケ−スが自
動的に外ケ−スの開口から引出される。よって、かかる
容器ホルダ装置が乗用車に装備された場合であっても、
容器の保持が可能となるまで手指等により内ケ−スを引
出す必要がなく、腕がトルコンレバ−等に干渉しにく
い。
【0011】外ケース及び内ケースを互いに整合する円
弧状に形成した場合には、内ケースが円弧に沿って引出
されるため、より一層腕がトルコンレバー等と干渉しに
くくなる。また、本考案の容器ホルダ装置では、外ケ−
スと内ケ−スとの間に不可避の前後、左右及び上下方向
のクリアランスがあったとしても、ねじりコイルばねが
ピニオンを付勢する力及びねじりコイルばねの軸方向の
付勢力により、外ケ−スと内ケ−スとが押圧状態で保持
され、これらのガタつきが防止される。
弧状に形成した場合には、内ケースが円弧に沿って引出
されるため、より一層腕がトルコンレバー等と干渉しに
くくなる。また、本考案の容器ホルダ装置では、外ケ−
スと内ケ−スとの間に不可避の前後、左右及び上下方向
のクリアランスがあったとしても、ねじりコイルばねが
ピニオンを付勢する力及びねじりコイルばねの軸方向の
付勢力により、外ケ−スと内ケ−スとが押圧状態で保持
され、これらのガタつきが防止される。
【0012】
【実施例】以下、本考案を具体化した実施例を図面を参
照しつつ説明する。 (実施例1) 本実施例の容器ホルダ装置は、乗用車用に適用したもの
であり、図1及び図2に示すように、外ケ−ス1と、こ
の外ケ−ス1に引出し自在に配設された内ケ−ス2と、
内ケ−ス2に軸支された揺動フレ−ム3とを含むもので
ある。
照しつつ説明する。 (実施例1) 本実施例の容器ホルダ装置は、乗用車用に適用したもの
であり、図1及び図2に示すように、外ケ−ス1と、こ
の外ケ−ス1に引出し自在に配設された内ケ−ス2と、
内ケ−ス2に軸支された揺動フレ−ム3とを含むもので
ある。
【0013】外ケ−ス1は、図3及び図4にも示すよう
に、内部が収納室10とされた箱状のものであり、前方
に開口11を有している。この外ケ−ス1は車両のイン
ストメントパネル(図示せず)に固定されている。この
外ケ−ス1は、両側内面に内ケ−ス2の出入方向に延び
るラック12がそれぞれ設けられているとともに、図7
に示すように、上壁には内ケ−ス2を案内するとともに
出入長さを規制する案内孔13が貫設されている。ま
た、外ケ−ス1の収納室10の奥壁には公知のプッシュ
ロックオ−プンクリップ14が設けられている。
に、内部が収納室10とされた箱状のものであり、前方
に開口11を有している。この外ケ−ス1は車両のイン
ストメントパネル(図示せず)に固定されている。この
外ケ−ス1は、両側内面に内ケ−ス2の出入方向に延び
るラック12がそれぞれ設けられているとともに、図7
に示すように、上壁には内ケ−ス2を案内するとともに
出入長さを規制する案内孔13が貫設されている。ま
た、外ケ−ス1の収納室10の奥壁には公知のプッシュ
ロックオ−プンクリップ14が設けられている。
【0014】内ケ−ス2は、図1及び図2に示すよう
に、外ケ−ス1から略水平方向に出入自在に保持された
ものである。この内ケ−ス2は、底壁のない本体21
と、この本体21の奥壁及び両側壁とともに歯車室20
を形成する底部材22とをもつ。本体21は、上壁の前
方側に並設された2個の円形状のホルダ穴210と、歯
車室20を形成する両側壁に形成された開口211と、
上壁内面に設けられ底部材22をネジにより固定する6
個の係止部212と、両側壁に貫設され揺動フレ−ム3
を軸支する互いに対向する軸受213と、図3〜5にも
示すように、上壁内面の後側に出入方向と直角に併設さ
れた4個の軸受214と、図7に示すように、上壁外面
に突設され案内孔13に案内される2個の係止突部21
5と、上壁外面の外側に突設され外ケ−ス1の上壁内面
と当接する当接突部216とをもつ。また、この本体2
1の奥壁には、プッシュロックオ−プンクリップ14と
脱着可能に係止されるロックピン217が設けられてい
る。底部材22は、図3〜5に示すように、底壁内面に
軸受214と対向する4個の軸受221が形成されてい
る。かかる本体21及び底部材22により形成される歯
車室20には、図1及び図2に示すように、各軸受21
4、221により回動可能に軸支され互いに噛合する4
個のピニオン231〜234と、ピニオン233と噛合
するギヤをもち図6に示すように本体21に固定された
オイルダンパ24と、図1、図2及び図5に示すよう
に、ピニオン231、234に一端が保持され他端が本
体21に保持された2個のねじりコイルばね251、2
52とが設けられている。ピニオン231、234及び
ピニオン232、233はそれぞれピッチ円、モジュ−
ル等が同一条件で設定された対をなすものである。ま
た、ピニオン231、234は、本体21の開口211
から一部が突出することにより、外ケ−ス1のラック1
2と押圧状態で噛合しており、かつこれらの1回転がラ
ック12を介して内ケ−ス2の出入長さに設定されてい
る。また、ねじりコイルばね251、252は、内ケ−
ス2が外ケ−ス1内へ入った状態で内ケ−ス2を外ケ−
ス1から出す方向へピニオン231、234を駆動する
付勢力を付与するように保持されている。また、図5に
示すように、これらねじりコイルばね251、252は
それらの軸方向へも付勢力を有しており、この付勢力に
よりピニオン231、234の軸部の下端が外ケ−ス1
の底壁内面と押圧状態で当接している。
に、外ケ−ス1から略水平方向に出入自在に保持された
ものである。この内ケ−ス2は、底壁のない本体21
と、この本体21の奥壁及び両側壁とともに歯車室20
を形成する底部材22とをもつ。本体21は、上壁の前
方側に並設された2個の円形状のホルダ穴210と、歯
車室20を形成する両側壁に形成された開口211と、
上壁内面に設けられ底部材22をネジにより固定する6
個の係止部212と、両側壁に貫設され揺動フレ−ム3
を軸支する互いに対向する軸受213と、図3〜5にも
示すように、上壁内面の後側に出入方向と直角に併設さ
れた4個の軸受214と、図7に示すように、上壁外面
に突設され案内孔13に案内される2個の係止突部21
5と、上壁外面の外側に突設され外ケ−ス1の上壁内面
と当接する当接突部216とをもつ。また、この本体2
1の奥壁には、プッシュロックオ−プンクリップ14と
脱着可能に係止されるロックピン217が設けられてい
る。底部材22は、図3〜5に示すように、底壁内面に
軸受214と対向する4個の軸受221が形成されてい
る。かかる本体21及び底部材22により形成される歯
車室20には、図1及び図2に示すように、各軸受21
4、221により回動可能に軸支され互いに噛合する4
個のピニオン231〜234と、ピニオン233と噛合
するギヤをもち図6に示すように本体21に固定された
オイルダンパ24と、図1、図2及び図5に示すよう
に、ピニオン231、234に一端が保持され他端が本
体21に保持された2個のねじりコイルばね251、2
52とが設けられている。ピニオン231、234及び
ピニオン232、233はそれぞれピッチ円、モジュ−
ル等が同一条件で設定された対をなすものである。ま
た、ピニオン231、234は、本体21の開口211
から一部が突出することにより、外ケ−ス1のラック1
2と押圧状態で噛合しており、かつこれらの1回転がラ
ック12を介して内ケ−ス2の出入長さに設定されてい
る。また、ねじりコイルばね251、252は、内ケ−
ス2が外ケ−ス1内へ入った状態で内ケ−ス2を外ケ−
ス1から出す方向へピニオン231、234を駆動する
付勢力を付与するように保持されている。また、図5に
示すように、これらねじりコイルばね251、252は
それらの軸方向へも付勢力を有しており、この付勢力に
よりピニオン231、234の軸部の下端が外ケ−ス1
の底壁内面と押圧状態で当接している。
【0015】揺動フレ−ム3は、図1及び図2に示すよ
うに、内ケ−ス2の軸受213に回動可能に軸支される
一対の軸部31と、図3及び図4に示すように、これら
軸部31より後側(出入方向のうち入る方向)に向かっ
て水平方向に伸びた後屈曲して前方(出入方向のうち出
る方向)に伸びる側棒32と、これら側棒32を連結す
るホルダ部33とからなる。
うに、内ケ−ス2の軸受213に回動可能に軸支される
一対の軸部31と、図3及び図4に示すように、これら
軸部31より後側(出入方向のうち入る方向)に向かっ
て水平方向に伸びた後屈曲して前方(出入方向のうち出
る方向)に伸びる側棒32と、これら側棒32を連結す
るホルダ部33とからなる。
【0016】上述のように構成された容器ホルダ装置に
おいて、不使用時では、プッシュロックオ−プンクリッ
プ14とロックピン217とが係止されており、外ケ−
ス1の開口11は内ケ−ス2の前端部によって密閉状態
とされている。そして、使用時、内ケ−ス2の前端部を
手指等で外ケ−ス1側へ軽く押圧操作すると、プッシュ
ロックオ−プンクリップ14とロックピン217との係
止が解除される。この状態の容器ホルダ装置を図1及び
図3に示す。この容器ホルダ装置では、たったこれだけ
の操作により、ねじりコイルばね251、252の付勢
力によりピニオン231、234の駆動が開始され、ピ
ニオン231、234がラック12上を図1図示のよう
に回転するため、内ケ−ス2及び揺動フレ−ム3は、図
2及び図4に示すように、ピニオン231、234の一
回転分、つまり内ケ−ス2の出入長さだけ外ケ−ス1か
ら自動的に引出される。このとき、ピニオン231、2
34は、それぞれにピニオン232、233と噛合して
いるためラック12上を同期して移動し、かつピニオン
233がオイルダンパ24と噛合しているためかかる移
動が滑らかに行なわれる。また、引出しの際には、内ケ
−ス2の案内突部215が外ケ−ス1の案内穴13に案
内され、かつこの案内穴13によって出入長さも規制さ
れるため、ピニオン231、234の一回転以上の回転
による余分な出入りは阻止される。よって、かかる容器
ホルダ装置では、優れた操作性の下、容器の保持が可能
となる。
おいて、不使用時では、プッシュロックオ−プンクリッ
プ14とロックピン217とが係止されており、外ケ−
ス1の開口11は内ケ−ス2の前端部によって密閉状態
とされている。そして、使用時、内ケ−ス2の前端部を
手指等で外ケ−ス1側へ軽く押圧操作すると、プッシュ
ロックオ−プンクリップ14とロックピン217との係
止が解除される。この状態の容器ホルダ装置を図1及び
図3に示す。この容器ホルダ装置では、たったこれだけ
の操作により、ねじりコイルばね251、252の付勢
力によりピニオン231、234の駆動が開始され、ピ
ニオン231、234がラック12上を図1図示のよう
に回転するため、内ケ−ス2及び揺動フレ−ム3は、図
2及び図4に示すように、ピニオン231、234の一
回転分、つまり内ケ−ス2の出入長さだけ外ケ−ス1か
ら自動的に引出される。このとき、ピニオン231、2
34は、それぞれにピニオン232、233と噛合して
いるためラック12上を同期して移動し、かつピニオン
233がオイルダンパ24と噛合しているためかかる移
動が滑らかに行なわれる。また、引出しの際には、内ケ
−ス2の案内突部215が外ケ−ス1の案内穴13に案
内され、かつこの案内穴13によって出入長さも規制さ
れるため、ピニオン231、234の一回転以上の回転
による余分な出入りは阻止される。よって、かかる容器
ホルダ装置では、優れた操作性の下、容器の保持が可能
となる。
【0017】かかる状態において、外ケ−ス1と内ケ−
ス2との間に不可避の前後、左右及び上下方向のクリア
ランスがあったとしても、ねじりコイルばね251、2
52がピニオン231、234を付勢する力により押圧
状態でラック12と噛合しているため、内ケ−ス2と外
ケ−ス1との前後及び左右のガタつきが防止されてい
る。また、ねじりコイルばね251、252の軸方向の
付勢力により、ピニオン231、234の軸部の下端が
外ケ−ス1の底壁内面と押圧状態で当接し、かつ内ケ−
ス2の当接突部216が外ケ−ス1の上壁内面と押圧状
態で当接しているため、内ケ−ス2と外ケ−ス1との上
下方向のガタつきも防止されている。
ス2との間に不可避の前後、左右及び上下方向のクリア
ランスがあったとしても、ねじりコイルばね251、2
52がピニオン231、234を付勢する力により押圧
状態でラック12と噛合しているため、内ケ−ス2と外
ケ−ス1との前後及び左右のガタつきが防止されてい
る。また、ねじりコイルばね251、252の軸方向の
付勢力により、ピニオン231、234の軸部の下端が
外ケ−ス1の底壁内面と押圧状態で当接し、かつ内ケ−
ス2の当接突部216が外ケ−ス1の上壁内面と押圧状
態で当接しているため、内ケ−ス2と外ケ−ス1との上
下方向のガタつきも防止されている。
【0018】こうして外ケ−ス1から内ケ−ス2が引出
されると、揺動フレ−ム3も外ケ−ス1から引出され、
揺動フレ−ム3は自重により降下する。そして、揺動フ
レ−ム3が側棒32と外ケ−ス1上壁内面との干渉によ
り揺動角度の限界で保持され、揺動フレ−ム3のホルダ
部33は内ケ−ス2のホルダ穴210の下方に位置する
ように水平に開き、これにより容器が保持される。
されると、揺動フレ−ム3も外ケ−ス1から引出され、
揺動フレ−ム3は自重により降下する。そして、揺動フ
レ−ム3が側棒32と外ケ−ス1上壁内面との干渉によ
り揺動角度の限界で保持され、揺動フレ−ム3のホルダ
部33は内ケ−ス2のホルダ穴210の下方に位置する
ように水平に開き、これにより容器が保持される。
【0019】不使用時には、内ケ−ス2の前端部を手指
等で外ケ−ス1側に押す。このとき、ねじりコイルばね
251、252の付勢力に抗して押圧することにより、
揺動角度の限界にあった揺動フレ−ム3は外ケ−ス1と
摺接しつつ上方に反転して内ケ−ス2に収納され、プッ
シュロックオ−プンクリップ14とロックピン217と
が係止され、内ケ−ス2及び揺動フレ−ム3は外ケ−ス
1内に収納される。この状態においても、この容器ホル
ダ装置では、外ケ−ス1と内ケ−ス2との間に不可避の
前後、左右及び上下方向のクリアランスがあったとして
も、ピニオン231、234及びラック12を介したね
じりコイルばね251、252の付勢力により内ケ−ス
2が外ケ−ス1とガタつくことはない。
等で外ケ−ス1側に押す。このとき、ねじりコイルばね
251、252の付勢力に抗して押圧することにより、
揺動角度の限界にあった揺動フレ−ム3は外ケ−ス1と
摺接しつつ上方に反転して内ケ−ス2に収納され、プッ
シュロックオ−プンクリップ14とロックピン217と
が係止され、内ケ−ス2及び揺動フレ−ム3は外ケ−ス
1内に収納される。この状態においても、この容器ホル
ダ装置では、外ケ−ス1と内ケ−ス2との間に不可避の
前後、左右及び上下方向のクリアランスがあったとして
も、ピニオン231、234及びラック12を介したね
じりコイルばね251、252の付勢力により内ケ−ス
2が外ケ−ス1とガタつくことはない。
【0020】このように本実施例の容器ホルダ装置は、
ガタつきを有効に防止することができるため、収納時及
び使用時における異音や損傷を防止できるものである。
また、この容器ホルダ装置は、プッシュロックオ−プン
クリップ14とロックピン217との係止を解除する一
動作のみで容器を保持できる状態になり、乗用車に取付
けた場合であっても腕とトルコンレバ−等とが干渉しに
くく、優れた操作性を有するものである。さらに、この
容器ホルダ装置は、内ケ−ス2が手指等のかかるスペ−
スを有して引出されるように構成されず、出入方向と直
角に併設したピニオン231〜234を採用しているた
め、取付スペ−スを小さくできるという効果も奏する。 (実施例2) 本実施例の容器ホルダ装置は、図8に示すように、互い
に整合する円弧状に形成した外ケース7及び内ケース8
を採用したものである。
ガタつきを有効に防止することができるため、収納時及
び使用時における異音や損傷を防止できるものである。
また、この容器ホルダ装置は、プッシュロックオ−プン
クリップ14とロックピン217との係止を解除する一
動作のみで容器を保持できる状態になり、乗用車に取付
けた場合であっても腕とトルコンレバ−等とが干渉しに
くく、優れた操作性を有するものである。さらに、この
容器ホルダ装置は、内ケ−ス2が手指等のかかるスペ−
スを有して引出されるように構成されず、出入方向と直
角に併設したピニオン231〜234を採用しているた
め、取付スペ−スを小さくできるという効果も奏する。 (実施例2) 本実施例の容器ホルダ装置は、図8に示すように、互い
に整合する円弧状に形成した外ケース7及び内ケース8
を採用したものである。
【0021】すなわち、外ケ−ス7は、奥側から手前側
へと次第に右方に傾く円弧状に形成されたものである。
この外ケース7は、上壁のない箱状に形成されて内部に
収納室70を形成しており、実施例1と同様に開口71
が形成されている。また、この外ケ−ス7は、図10及
び図11にも示すように、両側内面に円弧に沿って内ケ
−ス8の出入方向に延びるラック72がそれぞれ設けら
れているとともに、底壁には後述する揺動フレーム9
0、91を案内する案内突起73、73が設けられてい
る。なお、収納室70の奥壁には実施例1と同様のプッ
シュロックオ−プンクリップ74が設けられる。
へと次第に右方に傾く円弧状に形成されたものである。
この外ケース7は、上壁のない箱状に形成されて内部に
収納室70を形成しており、実施例1と同様に開口71
が形成されている。また、この外ケ−ス7は、図10及
び図11にも示すように、両側内面に円弧に沿って内ケ
−ス8の出入方向に延びるラック72がそれぞれ設けら
れているとともに、底壁には後述する揺動フレーム9
0、91を案内する案内突起73、73が設けられてい
る。なお、収納室70の奥壁には実施例1と同様のプッ
シュロックオ−プンクリップ74が設けられる。
【0022】内ケ−ス8は、図8に示すように、外ケー
ス7の円弧と整合する円弧状に形成されたものである。
この内ケ−ス8は、底壁のない本体81と、図9に示す
ように、この本体81の奥壁とともに歯車室80を形成
する底部材82とをもつ。本体81は、実施例1と同
様、2個の円形状のホルダ穴810と、2個の開口81
1と、上壁内面に設けられ底部材82をネジにより固定
する1個の係止部812と、揺動フレ−ム90、91を
軸支する前後に整列した2個の軸受813と、後述する
ピニオン831を受ける軸受814と、ギヤ841を受
ける軸受815とをもつ。また、この本体81の奥壁に
は、図10及び図11に示すように、プッシュロックオ
−プンクリップ74と脱着可能に係止されるロックピン
817が設けられている。底部材82は、図9に示すよ
うに、実施例1と同様、軸受814と対向する軸受を内
部にもつ受け座821と、軸受815と対向する受け座
822とが形成されている。かかる本体81及び底部材
82により形成される歯車室80には、軸受814及び
受け座821の軸受により回動可能に軸支され一方のラ
ック72と噛合するピニオン831と、底部材82の受
け座822にネジにより固定され、軸受815により回
動可能に軸支されて他方のラック72と噛合するギヤ8
41をもつオイルダンパ84と、ピニオン831に一端
が保持され他端が底部材82の受け座821に保持され
たねじりコイルばね851とが設けられている。ピニオ
ン831及びギヤ841は、図10、図11及び図12
に示すように、本体81の各開口811から一部がそれ
ぞれ突出することにより、外ケ−ス7の各ラック72と
それぞれ押圧状態で噛合しており、かつこれらの1回転
が各ラック72を介して内ケ−ス8の出入長さに設定さ
れている。ねじりコイルばね851は、内ケ−ス8が外
ケ−ス7内へ入った状態で内ケ−ス8を外ケ−ス7から
出す方向へピニオン831を駆動する付勢力を付与する
ように保持されている。また、このねじりコイルばね8
51は軸方向へも付勢力を有している。
ス7の円弧と整合する円弧状に形成されたものである。
この内ケ−ス8は、底壁のない本体81と、図9に示す
ように、この本体81の奥壁とともに歯車室80を形成
する底部材82とをもつ。本体81は、実施例1と同
様、2個の円形状のホルダ穴810と、2個の開口81
1と、上壁内面に設けられ底部材82をネジにより固定
する1個の係止部812と、揺動フレ−ム90、91を
軸支する前後に整列した2個の軸受813と、後述する
ピニオン831を受ける軸受814と、ギヤ841を受
ける軸受815とをもつ。また、この本体81の奥壁に
は、図10及び図11に示すように、プッシュロックオ
−プンクリップ74と脱着可能に係止されるロックピン
817が設けられている。底部材82は、図9に示すよ
うに、実施例1と同様、軸受814と対向する軸受を内
部にもつ受け座821と、軸受815と対向する受け座
822とが形成されている。かかる本体81及び底部材
82により形成される歯車室80には、軸受814及び
受け座821の軸受により回動可能に軸支され一方のラ
ック72と噛合するピニオン831と、底部材82の受
け座822にネジにより固定され、軸受815により回
動可能に軸支されて他方のラック72と噛合するギヤ8
41をもつオイルダンパ84と、ピニオン831に一端
が保持され他端が底部材82の受け座821に保持され
たねじりコイルばね851とが設けられている。ピニオ
ン831及びギヤ841は、図10、図11及び図12
に示すように、本体81の各開口811から一部がそれ
ぞれ突出することにより、外ケ−ス7の各ラック72と
それぞれ押圧状態で噛合しており、かつこれらの1回転
が各ラック72を介して内ケ−ス8の出入長さに設定さ
れている。ねじりコイルばね851は、内ケ−ス8が外
ケ−ス7内へ入った状態で内ケ−ス8を外ケ−ス7から
出す方向へピニオン831を駆動する付勢力を付与する
ように保持されている。また、このねじりコイルばね8
51は軸方向へも付勢力を有している。
【0023】一方の揺動フレ−ム90は、図8及び図9
に示すように、先端側に突出する軸部90aと、この軸
部90aの後方に設けられた軸受90bと、軸部90a
及び軸受90bを一端で連結し後方側に傾斜面9cをも
つ支持部90cと、この支持部90cの他端に形成され
たホルダ部90dと、支持部90cの後方に突出し軸部
90a及び軸受90bの軸芯と所定距離離れた当接面9
aをもつ当接部90eとからなる。他方の揺動フレ−ム
91は、軸部91aが後方側に突出し、軸受91bが軸
部91aの前方に設けられている点を除き、揺動フレ−
ム90と面対称をなしたものであり、軸部91a及び軸
受91bを一端で連結し後方側に傾斜面9dをもつ支持
部91cと、この支持部91cの他端に形成されたホル
ダ部91dと、支持部91cの後方に突出し軸部91a
及び軸受91bの軸芯と所定距離離れた当接面9bをも
つ当接部91eとをもつ。これら揺動フレ−ム90、9
1は、軸部90aを軸受91bに挿入した後ねじりコイ
ルばね92を介在させて内ケ−ス8の先端側の軸受81
3に挿入するとともに、軸部91aを軸受90bに挿入
して内ケ−ス8の後方側の軸受813に挿入することに
より、内ケース8に回動可能に軸支される。このとき、
これら揺動フレ−ム90、91はねじりコイルばね92
により互いに近づく方向、つまり各ホルダ部90d、9
1dが略水平に保たれる状態に付勢される。
に示すように、先端側に突出する軸部90aと、この軸
部90aの後方に設けられた軸受90bと、軸部90a
及び軸受90bを一端で連結し後方側に傾斜面9cをも
つ支持部90cと、この支持部90cの他端に形成され
たホルダ部90dと、支持部90cの後方に突出し軸部
90a及び軸受90bの軸芯と所定距離離れた当接面9
aをもつ当接部90eとからなる。他方の揺動フレ−ム
91は、軸部91aが後方側に突出し、軸受91bが軸
部91aの前方に設けられている点を除き、揺動フレ−
ム90と面対称をなしたものであり、軸部91a及び軸
受91bを一端で連結し後方側に傾斜面9dをもつ支持
部91cと、この支持部91cの他端に形成されたホル
ダ部91dと、支持部91cの後方に突出し軸部91a
及び軸受91bの軸芯と所定距離離れた当接面9bをも
つ当接部91eとをもつ。これら揺動フレ−ム90、9
1は、軸部90aを軸受91bに挿入した後ねじりコイ
ルばね92を介在させて内ケ−ス8の先端側の軸受81
3に挿入するとともに、軸部91aを軸受90bに挿入
して内ケ−ス8の後方側の軸受813に挿入することに
より、内ケース8に回動可能に軸支される。このとき、
これら揺動フレ−ム90、91はねじりコイルばね92
により互いに近づく方向、つまり各ホルダ部90d、9
1dが略水平に保たれる状態に付勢される。
【0024】上述のように構成された容器ホルダ装置に
おいては、使用時、内ケ−ス8の前端部を手指等で外ケ
−ス7側へ軽く押圧操作すると、プッシュロックオ−プ
ンクリップ74とロックピン817との係止が解除さ
れ、ねじりコイルばね851の付勢力によりピニオン8
31の駆動が開始される。そして、ピニオン831がラ
ック72上を図10図示のように回転するため、内ケ−
ス8及び揺動フレ−ム90、91は、図11に示すよう
に、ピニオン831の一回転分、つまり内ケ−ス8の出
入長さだけ外ケ−ス7から円弧状に自動的に引出され
る。なお、図10、11では揺動フレーム90、91を
省略している。このとき、この容器ホルダ装置において
も、ピニオン831がラック72上を移動し、かつオイ
ルダンパ84のギヤ841がラック72と噛合している
ためかかる移動が滑らかに行なわれる。よって、かかる
容器ホルダ装置では、優れた操作性の下、容器の保持が
可能となる。
おいては、使用時、内ケ−ス8の前端部を手指等で外ケ
−ス7側へ軽く押圧操作すると、プッシュロックオ−プ
ンクリップ74とロックピン817との係止が解除さ
れ、ねじりコイルばね851の付勢力によりピニオン8
31の駆動が開始される。そして、ピニオン831がラ
ック72上を図10図示のように回転するため、内ケ−
ス8及び揺動フレ−ム90、91は、図11に示すよう
に、ピニオン831の一回転分、つまり内ケ−ス8の出
入長さだけ外ケ−ス7から円弧状に自動的に引出され
る。なお、図10、11では揺動フレーム90、91を
省略している。このとき、この容器ホルダ装置において
も、ピニオン831がラック72上を移動し、かつオイ
ルダンパ84のギヤ841がラック72と噛合している
ためかかる移動が滑らかに行なわれる。よって、かかる
容器ホルダ装置では、優れた操作性の下、容器の保持が
可能となる。
【0025】この状態において、外ケ−ス7と内ケ−ス
8との間に不可避の前後、左右及び上下方向のクリアラ
ンスがあったとしても、図12に示すように、ねじりコ
イルばね851がピニオン831を付勢する力により押
圧状態でラック72と噛合しているため、内ケ−ス8と
外ケ−ス7との前後及び左右のガタつきが防止されてい
る。
8との間に不可避の前後、左右及び上下方向のクリアラ
ンスがあったとしても、図12に示すように、ねじりコ
イルばね851がピニオン831を付勢する力により押
圧状態でラック72と噛合しているため、内ケ−ス8と
外ケ−ス7との前後及び左右のガタつきが防止されてい
る。
【0026】こうして外ケ−ス7から内ケ−ス8が引出
されると、図8に示すように、揺動フレ−ム90、91
は、外ケース7との干渉が解除され、ねじりコイルばね
92により開かれる。このとき、揺動フレ−ム90、9
1は、当接部90eの当接面9aと当接部91eの当接
面9bとが当接し、ホルダ部90d、91dが略水平に
保持され、これにより容器が保持される。
されると、図8に示すように、揺動フレ−ム90、91
は、外ケース7との干渉が解除され、ねじりコイルばね
92により開かれる。このとき、揺動フレ−ム90、9
1は、当接部90eの当接面9aと当接部91eの当接
面9bとが当接し、ホルダ部90d、91dが略水平に
保持され、これにより容器が保持される。
【0027】不使用時には、内ケ−ス8の前端部を手指
等で外ケ−ス7側に押す。このとき、ねじりコイルばね
851の付勢力に抗して押圧することにより、揺動フレ
−ム90、91は、支持部90c、91cの傾斜面9
c、9dが外ケ−ス7と摺接するため、ねじりコイルば
ね92の付勢力に抗して上方に反転し、内ケ−ス8に収
納された状態で当接面9a、9bが案内突起73、73
に案内される。そして、プッシュロックオ−プンクリッ
プ74とロックピン817とが係止され、内ケ−ス8及
び揺動フレ−ム90、91は外ケ−ス7内に収納され
る。この状態においても、この容器ホルダ装置では、外
ケ−ス7と内ケ−ス8との間に不可避の前後、左右及び
上下方向のクリアランスがあったとしても、ピニオン8
31及びラック72を介したねじりコイルばね851の
付勢力及び揺動フレーム90、91を介したねじりコイ
ルばね92の付勢力により内ケ−ス8が外ケ−ス7とガ
タつくことはない。
等で外ケ−ス7側に押す。このとき、ねじりコイルばね
851の付勢力に抗して押圧することにより、揺動フレ
−ム90、91は、支持部90c、91cの傾斜面9
c、9dが外ケ−ス7と摺接するため、ねじりコイルば
ね92の付勢力に抗して上方に反転し、内ケ−ス8に収
納された状態で当接面9a、9bが案内突起73、73
に案内される。そして、プッシュロックオ−プンクリッ
プ74とロックピン817とが係止され、内ケ−ス8及
び揺動フレ−ム90、91は外ケ−ス7内に収納され
る。この状態においても、この容器ホルダ装置では、外
ケ−ス7と内ケ−ス8との間に不可避の前後、左右及び
上下方向のクリアランスがあったとしても、ピニオン8
31及びラック72を介したねじりコイルばね851の
付勢力及び揺動フレーム90、91を介したねじりコイ
ルばね92の付勢力により内ケ−ス8が外ケ−ス7とガ
タつくことはない。
【0028】このように本実施例の容器ホルダ装置にお
いても、実施例1と同様の効果を得ることができるとと
もに、引出しが円弧状に行われるため、より一層トルコ
ンレバー等と干渉しにくいという効果を奏する。
いても、実施例1と同様の効果を得ることができるとと
もに、引出しが円弧状に行われるため、より一層トルコ
ンレバー等と干渉しにくいという効果を奏する。
【0029】
【考案の効果】以上詳述したように、本考案の容器ホル
ダ装置は、外ケ−スがラックをもち、内ケ−スがピニオ
ンとねじりコイルばねとをもつものである。したがっ
て、この容器ホルダ装置は、異音や損傷を有効に防止す
ることができるとともに、使用者の一動作によって容器
の保持が可能になるため良好な操作性を得ることができ
る。
ダ装置は、外ケ−スがラックをもち、内ケ−スがピニオ
ンとねじりコイルばねとをもつものである。したがっ
て、この容器ホルダ装置は、異音や損傷を有効に防止す
ることができるとともに、使用者の一動作によって容器
の保持が可能になるため良好な操作性を得ることができ
る。
【図1】実施例1の容器ホルダ装置に係り、収納時を示
す水平断面図である。
す水平断面図である。
【図2】実施例1の容器ホルダ装置に係り、使用時を示
す水平断面図である。
す水平断面図である。
【図3】実施例1の容器ホルダ装置に係り、図1のA−
A矢視断面図である。
A矢視断面図である。
【図4】実施例1の容器ホルダ装置に係り、図2のD−
D矢視断面図である。
D矢視断面図である。
【図5】実施例1の容器ホルダ装置に係り、図1のB−
B矢視断面図である。
B矢視断面図である。
【図6】実施例1の容器ホルダ装置に係り、図1のC−
C矢視断面図である。
C矢視断面図である。
【図7】実施例1の容器ホルダ装置に係り、外ケ−ス及
び内ケ−スの平面図である。
び内ケ−スの平面図である。
【図8】実施例2の容器ホルダ装置に係る斜視図であ
る。
る。
【図9】実施例2の容器ホルダ装置に係り、内ケース及
び揺動フレームの分解斜視図である。
び揺動フレームの分解斜視図である。
【図10】実施例2の容器ホルダ装置に係り、収納時を
示す水平断面図である。
示す水平断面図である。
【図11】実施例2の容器ホルダ装置に係り、使用時を
示す水平断面図である。
示す水平断面図である。
【図12】実施例1の容器ホルダ装置に係り、図10の
E−E矢視断面図である。
E−E矢視断面図である。
【図13】従来の容器ホルダ装置の水平断面図である。
1、7…外ケ−ス 11、71…開口 12、72…ラック 2、8…内ケ−ス 210、810…ホルダ穴 231、232、233、234、831…ピニオン 251、252、851…ねじりコイルばね
Claims (1)
- 【請求項1】一端に開口をもつ箱状の外ケ−スと、該外
ケ−スに対して略水平方向に該開口から出入自在に保持
され、前方側に容器が入れられるホルダ穴をもつ内ケ−
スとを含む容器ホルダ装置において、 前記外ケ−スは両側内面に前記内ケ−スの出入方向に延
びる二本のラックをもち、 前記内ケ−スは、該各ラックと噛合し該内ケースの最奥
部で回動可能に軸支された二個のピニオンと、一端が該
ピニオンに保持され他端が該内ケ−スに保持され、少な
くとも該内ケ−スが該外ケ−ス内へ入った状態で該内ケ
−スを該外ケ−スから出す方向へ該ピニオンを駆動する
付勢力を付与する少なくとも一個のねじりコイルばねと
をもつことを特徴とする容器ホルダ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991030915U JP2553797Y2 (ja) | 1990-05-11 | 1991-05-07 | 容器ホルダ装置 |
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4932990 | 1990-05-11 | ||
JP2-49329 | 1990-05-11 | ||
JP2-401306 | 1990-12-21 | ||
JP40130690 | 1990-12-21 | ||
JP1991030915U JP2553797Y2 (ja) | 1990-05-11 | 1991-05-07 | 容器ホルダ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0489433U JPH0489433U (ja) | 1992-08-05 |
JP2553797Y2 true JP2553797Y2 (ja) | 1997-11-12 |
Family
ID=31950357
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991030915U Expired - Fee Related JP2553797Y2 (ja) | 1990-05-11 | 1991-05-07 | 容器ホルダ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2553797Y2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0525958Y2 (ja) * | 1987-03-03 | 1993-06-30 | ||
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JPH0617637Y2 (ja) * | 1987-09-24 | 1994-05-11 | 小島プレス工業株式会社 | 車両用収納体装置 |
JPH0649478Y2 (ja) * | 1987-09-28 | 1994-12-14 | 小島プレス工業株式会社 | 自動車用カップホルダー |
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1991
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