JPH0717576Y2 - 自動車用収納式アシストハンドルユニット - Google Patents

自動車用収納式アシストハンドルユニット

Info

Publication number
JPH0717576Y2
JPH0717576Y2 JP1989072815U JP7281589U JPH0717576Y2 JP H0717576 Y2 JPH0717576 Y2 JP H0717576Y2 JP 1989072815 U JP1989072815 U JP 1989072815U JP 7281589 U JP7281589 U JP 7281589U JP H0717576 Y2 JPH0717576 Y2 JP H0717576Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
handle
case
backward
rotated
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989072815U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0310951U (ja
Inventor
光一郎 石田
誠司 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nifco Inc
Original Assignee
Nifco Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nifco Inc filed Critical Nifco Inc
Priority to JP1989072815U priority Critical patent/JPH0717576Y2/ja
Publication of JPH0310951U publication Critical patent/JPH0310951U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0717576Y2 publication Critical patent/JPH0717576Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Passenger Equipment (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車の室内に取り付けられ、走行時に乗車
人がつかまるために用いられるアシストハンドルユニッ
トに関し、更に詳述すると、非使用時にはケース内に収
納しておくことができると共に、使用時にはワンタッチ
でケースから出すことができる収納式のアシストハンド
ルユニットに関する。
〔従来の技術〕
近年、自動車の内装においては、室内の装備品の凹凸を
少なくするいわゆる車室内フラットサーフェイス化が高
級感を得る目的等のために推進されており、このような
フラットサーフェイス化のための収納式アシストハンド
ルとして、従来第10図に示す構成のものが知られてい
る。
即ち、第10図においてaは自動車車室の内壁bに設けら
れたハンドル収納用の凹部、cは上記凹部a内に配設さ
れたアシストハンドルで、このハンドルcは軸体dによ
って内壁bに回動可能に取り付けられていると共に、バ
ネ(図示せず)によって内壁b方向に付勢されている。
そして、乗車人がハンドルcを使用するときには、ハン
ドルcをつかんで引張ることにより第11図に示すように
ハンドルcを前方に回動させて引き出す。また、使用し
なくなったときには、ハンドルcから手を離すことによ
りバネの付勢力によってハンドルcが後方に回動し、凹
部a内に収納されるものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、上述した従来の収納式アシストハンドルは、使
用時にハンドルcを手で引き出さなければならないた
め、その作業がやや面倒であると共に、ハンドルcの使
用時にハンドル収納用凹部aが室内に露呈するため(第
11図参照)、見栄えが悪く、高級感を損ねるものであっ
た。
本考案は、上記事情に鑑みなされたもので、ハンドルの
収納をワンタッチで簡単に行なうことができると共に、
ハンドルの使用時にハンドルを収納してあった凹部が外
部に露呈することを防止することができ、このため高級
感を保持することが可能な自動車用収納式アシストハン
ドルユニットを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者は、上記目的を達成するため、前面にハンドル
の挿入口が形成されたケースと、このケースに回動可能
に取り付けられ、後方に回動することにより上記挿入口
に挿入されて該挿入口を閉塞すると共に、前方に回動す
ることにより上記ケースからほぼ直角方向に突出するハ
ンドルと、ハンドルを後方に回動して上記挿入口に挿入
したときにケースとハンドルとを係合させてハンドルを
挿入口内に保持すると共に、この状態でハンドルを後方
に押圧したときに上記ケースとハンドルとの係合を解除
させる係合手段と、ハンドルを前方に向けて付勢する付
勢手段と、上記ケース内に進退可能に配設され、上記ハ
ンドルを前方に回動したときに前進して上記挿入口を閉
塞すると共に、ハンドルを挿入口に挿入したときに後退
するプレートとを具備することを特徴とする自動車用収
納式アシストハンドルユニットを提供する。
〔作用〕
本考案のアシストハンドルユニットは、ハンドルをケー
ス内に収納した状態においてはハンドルによってケース
の挿入口が閉塞され、かつ係合手段によってこの収納状
態が保持される。また、この状態でハンドルを後方に押
圧することによりハンドルとケースとの係合が解除さ
れ、付勢手段の付勢力でハンドルが前方に回動し、ハン
ドルがケースから突出して使用可能になると共に、プレ
ートが前進して挿入口の所用箇所を閉塞する。更に、ハ
ンドルを収納するときには、ハンドルを後方に回動させ
て挿入口に挿入することにより係合手段でハンドルとケ
ースとを係合させると共に、プレートを後退させるもの
である。従って、本考案のユニツトによれば、ハンドル
を後方に押すだけで自動的に引き出すことができ、作業
が非常に簡単であると共に、ハンドルの使用時及び非使
用時のいずれにおいても挿入口が外部に露呈することが
なく、高級感が得られるものである。
次に実施例を示し、本考案を具体的に説明するが、本考
案は下記実施例に限定されるものではない。
〔実施例〕
第1〜6図は本考案の一実施例に係る自動車用収納式ア
シストハンドルユニットを示すもので、これら第1〜6
図はハンドルを引き出して使用可能にした状態を表わし
ている。
図中1は後部が開口した略箱形のプラスチック製ケース
で、このケース1の前壁2には略逆偏平U字状のハンド
ル挿入口3が穿設されている。また、ケース1の両側壁
4,4にはそれぞれ四角取付板5,5が突設され、この取付板
5,5に幅方向に沿ってそれぞれ円形のロッド挿入孔6,6が
穿設されていると共に、これら挿入孔6,6を貫通して円
柱状の金属製ロッド7が取り付けられている。更に、右
側の取付板5の後面には側壁4のやや内方に存して半円
形の歯車体8が突設されている。なお9,9,9,9はそれぞ
れ上記取付板5,5に形成された取付孔、10,10は前壁2の
後面に形成された略U字形のロッドガイドリブ、5aは右
側の取付板5に形成された半円状窓部である。
また、図中11はプラスチック製のハンドルを示す。この
ハンドル11は、棒状のつかみ部12の両端にL字状の側部
13,13がそれぞれ一体に連設されたもので、上記側部13,
13に穿設された円形孔14,14に上記ロッド7が挿入され
ることによりケース1に回動可能に取り付けられてい
る。そして、後方に回動することにより上記挿入口3に
挿入されてこの挿入口3を閉塞すると共に、前方に回動
することによりつかみ部12がケース1から突出するよう
になっている。また、第2図に示すようにハンドル11の
側部13の右内側面にはスプリング押え突起15が突設され
ていると共に、ロッド7に取り付けられたハンドルスプ
リング16の端部が上記突起15に引掛けられており、これ
によりハンドル11が前方に向けて付勢されている。更
に、ハンドル11の側部13の左内側面には金属製の係合ピ
ン17が固定されていると共に、ケース1にはボルト18に
よって回動可能に支持された板状ロックカム19がカムス
プリング20によって後方に付勢された状態で配設されて
おり、後述するように、ハンドル11を後方に回動して上
記挿入口3に挿入したときにピン17とカム19が係合して
ハンドル11が挿入口3内に保持されると共に、この状態
でハンドル11を後方に押圧することにより上記ピン17と
カム19との係合が解除されるようになっている。なお、
図中19aはカム19の溝、19bはケース1に突設されたカム
19のストッパである。また、第2図中21はハンドル11の
左側部13の外側面に取り付けられた歯車形のダンパー
で、このダンパー21はケース1の上記歯車体8と歯合し
ており、これによりハンドル11の回動がゆっくりと行な
われると共に、ハンドル11が前方に約90度回動したとき
にダンパー21がケース1本体に当たり、回動が停止して
ハンドル11がケース1からほぼ直角に突出した状態に保
持されるようになっている。
更に、図中22はケース1内に進退可能に配設されたプラ
スチック製のプレートである。このプレート22は、上記
ロッド7にプレートスプリング23によって前方に付勢さ
れた状態で配設された回動可能なアーム24の上端に、プ
レートシャフト25を介して回動可能に取り付けられてお
り、上記ハンドル11が前方に回動したときにスプリング
23の付勢力によってプレート22が前進し、挿入口3の上
部を閉塞すると共に、ハンドル11を後方に回動して挿入
口3に挿入したときにハンドル11のつかみ部12に押され
て後退するようになっている。なお、ハンドル11が前方
にほぼ90度回動した状態においてハンドル11の両端部が
プレート22の後面に当たり、上記ダンパー21の作用と相
まってハンドル11がケース1からほぼ直角に突出した状
態に保持されるようになっている。
本実施例の収納式アシストハンドルにおいてハンドル11
をケース1内に収納する場合、第7図に示すようにハン
ドル11を後方にほぼ90度回動させるものであるが、この
場合第9図に示すようにまず上記係合ピン17がロックカ
ム19の上面に当接し(第9図中17Aで示す)、更にロッ
クカム19に当接した状態でカム19を前方に回動させなが
ら第9図中矢印Xに沿って移動し、カム19の溝19a内に
入って図中17Bの箇所に停止することによりカム19とピ
ン17とが係合し、ハンドル11が挿入口3内に収納された
状態に保持される。なお、このときプレート22は前記の
ように後退する。また、第7図の状態からハンドル11を
引き出す場合、第8図に示すようにハンドル11を後方に
押圧する。すると、ピン17が下降すると共に、カムスプ
リング20の付勢力によってカム19が後方に回動し、ピン
17が矢印Yに沿って第9図中17Cの位置に移行した後、
ハンドルスプリング16の付勢力及びハンドル11の自重に
よってハンドル11が前方に回動することによりピン17が
溝19a内を矢印Zに沿って移動するものであるが、溝19a
の出口付近は上向傾斜したスロープになっているため、
即ち溝19aの深さが上方になるに従って徐々に浅くなっ
ているため、第9図中17Dの箇所でピン17が溝19aから抜
け出て移動し、第1〜6図に示した状態に復帰する。ま
た、このとき挿入口3の下部はハンドル11の両側部13,1
3に閉塞され、上部はプレート22によって閉塞される。
従って、本実施例のアシストハンドルユニットは、ハン
ドル11の取り出し及び収納をプッシュ・プッシュ機構に
よってワンタッチで簡単に行なうことができると共に、
ハンドル11を取り出したときに挿入口3の所用箇所がプ
レート22によって閉塞されるため、ユニットの前面に周
囲との凹凸がなくなり、従って見栄えが良く、高級感を
損なわないものである。
なお、本実施例では係合手段にロックカム機構を用いた
が、他の機構を採用してもよい。また、付勢手段の構成
やケース、ハンドル、プレートの形状等も上記実施例に
は限定されず、その他の構成についても本考案の要旨を
逸脱しない範囲で種々変更して差支えない。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案の収納式アシストハンドル
ユニットは、ハンドルの取り出し及び収納をプッシュ・
プッシュ機構によって簡単に行なうことができると共
に、ハンドルの使用時に挿入口がプレートによって閉塞
され、ユニット前面に凹凸がなくなるので、フラットサ
ーフェイス化が達成され、高級感を保持し得るものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図はそれぞれ本考案の一実施例に係るア
シストハンドルユニットのハンドルを引き出した状態を
示すもので、第1図は正面図、第2図は背面図、第3図
は左側面図、第4図は右側面図、第5図は底面図、第6
図は第1図VI-VI線に沿った断面図、第7図は同ユニッ
トのハンドルを収納した状態を示す一部省略断面図、第
8図は収納したハンドルを後方に押圧した状態を示す一
部省略断面図、第9図は同ユニットのロックカムと係合
ピンとの係合状態を示す説明図、第10図は従来の収納式
アシストハンドルを示すもので、(A)は正面図、
(B)は(A)図B−B線に沿った断面図、第11図は同
ハンドルを引き出した状態を示す断面図である。 1……ケース、3……ハンドル挿入口 11……ハンドル、16……ハンドルスプリング 17……係合ピン、19……ロックカム 20……カムスプリング、22……プレート

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】前面にハンドルの挿入口が形成されたケー
    スと、このケースに回動可能に取り付けられ、後方に回
    動することにより上記挿入口に挿入されて該挿入口を閉
    塞すると共に、前方に回動することにより上記ケースか
    らほぼ直角方向に突出するハンドルと、ハンドルを後方
    に回動して上記挿入口に挿入したときにケースとハンド
    ルとを係合させてハンドルを挿入口内に保持すると共
    に、この状態でハンドルを後方に押圧したときに上記ケ
    ースとハンドルとの係合を解除させる係合手段と、ハン
    ドルを前方に向けて付勢する付勢手段と、上記ケース内
    に進退可能に配設され、上記ハンドルを前方に回動した
    ときに前進して上記挿入口を閉塞すると共に、ハンドル
    を挿入口に挿入したときに後退するプレートとを具備す
    ることを特徴とする自動車用収納式アシストハンドルユ
    ニット。
JP1989072815U 1989-06-20 1989-06-20 自動車用収納式アシストハンドルユニット Expired - Lifetime JPH0717576Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989072815U JPH0717576Y2 (ja) 1989-06-20 1989-06-20 自動車用収納式アシストハンドルユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989072815U JPH0717576Y2 (ja) 1989-06-20 1989-06-20 自動車用収納式アシストハンドルユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0310951U JPH0310951U (ja) 1991-02-01
JPH0717576Y2 true JPH0717576Y2 (ja) 1995-04-26

Family

ID=31611088

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989072815U Expired - Lifetime JPH0717576Y2 (ja) 1989-06-20 1989-06-20 自動車用収納式アシストハンドルユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0717576Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0448983Y2 (ja) * 1988-11-21 1992-11-18

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0310951U (ja) 1991-02-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3953770B2 (ja) 開閉部材の制動機構、これを備えた容器ホルダー及び自動車用扉
JP2003276515A (ja) スライド及び回動運動のガイド機構、該ガイド機構を用いた蓋体の開閉機構、及び該開閉機構を用いた車載用内装品
JP4472161B2 (ja) 制動機構及びこの制動機構を用いた容器ホルダー
JP2956838B2 (ja) 車両用の容器
JPH0717576Y2 (ja) 自動車用収納式アシストハンドルユニット
JP2000135950A (ja) 車両用物入れ装置
JP3353170B2 (ja) 自動車用引出装置
JP4170601B2 (ja) ロック装置
JP3715860B2 (ja) リッドの開閉操作装置
JP3557897B2 (ja) 車両用カップホルダ
JPH0111894Y2 (ja)
JP3356887B2 (ja) 一方向性ダンパー機構
JPS6342050Y2 (ja)
JPH022839Y2 (ja)
JP2592951Y2 (ja) 格納式フック装置
JP2553797Y2 (ja) 容器ホルダ装置
JPS5845423Y2 (ja) 自動車用スライドドアの錠止装置
JP3287094B2 (ja) カップホルダーユニット
JPS6138310B2 (ja)
JP2522929Y2 (ja) 自動車用ドアのインサイドハンドル機構
JPS603758Y2 (ja) 小物入れ付き車両用灰皿
JPH0524587Y2 (ja)
JPH0520606Y2 (ja)
JPH0644646U (ja) 収容ケースユニット
JP3072694B2 (ja) 車両用ツールケース格納装置