JPH09274785A - テープカートリッジ - Google Patents

テープカートリッジ

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Publication number
JPH09274785A
JPH09274785A JP8236296A JP8236296A JPH09274785A JP H09274785 A JPH09274785 A JP H09274785A JP 8236296 A JP8236296 A JP 8236296A JP 8236296 A JP8236296 A JP 8236296A JP H09274785 A JPH09274785 A JP H09274785A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
spring
door lock
closing lid
tape
Prior art date
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Pending
Application number
JP8236296A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoaki Shimazu
智明 島津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP8236296A priority Critical patent/JPH09274785A/ja
Publication of JPH09274785A publication Critical patent/JPH09274785A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドアースプリング及び開閉蓋の支持軸への組
み付け、並びにドアーロックの開閉蓋への組み付けを容
易に行うと共に、ドアーロックのスムーズな動作を可能
とする組立性に優れたテープカートリッジを提供する。 【解決手段】 データカートリッジ用のテープカートリ
ッジにおいて、上記上ハーフ1の内面1aに、内部にコ
イルバネ30を収容した孔部31を有する円筒形状の支
持軸29を設け、該支持軸29の周面に、下端部にフラ
ンジ48を有する円筒形状のばね装着部材34を装着さ
せ、該ばね装着部材34の周面にドアースプリング18
を装着させると共に上記開閉蓋17に設けた円筒形状の
回転支持部35を装着させ、該開閉蓋17に設けられる
ドアーロック37の支柱41を該支持軸29の該孔部3
1に挿入し、該支柱41の先端に接する該コイルバネ3
0の付勢力により、該ドアーロック37を上下動自在と
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばコンピュー
タ等のバックアップとして使用されるデータストレージ
用のテープカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】例え
ば、コンピュータ等のバックアップとして使用されるデ
ータストレージ用のテープカートリッジとしては、図5
に示すように、上ハーフ101と下ハーフ102とから
なるカートリッジ本体103内に、円盤状をなす上フラ
ンジ104及び下フランジ105を有する磁気テープ1
06の巻回された単一のテープリール107が、コイル
バネであるリールスプリング108により該下ハーフ1
02側へ常時付勢されて収納されているものが提案され
ている。
【0003】上記テープリール107は、上フランジ1
04と下フランジ105とを有し、該上フランジ104
に設けられたハブに、リーダーテープ109が接続され
た磁気テープ106を巻装するようになっている。この
テープリール107は、上フランジ104の中心部に形
成された円形凹部内に圧入固定されるリング状のベアリ
ングを有し、そのベアリングにやはり図示しないリール
回転支持軸が取付けられることにより、該リール回転支
持軸を中心として回転するようになっている。
【0004】また、上記テープリール107は、一端側
が上ハーフ101の内面101aに接し、他端側がリー
ル回転支持軸に接するリールスプリング108によっ
て、常時下ハーフ102側へ付勢されるようになされて
いる。なお、かかるリールスプリング108は、円筒状
をなす圧縮コイルバネとされている。
【0005】このテープカートリッジにおいては、記録
及び/又は再生装置(以下、単にドライブ装置という)
に装着されない非使用時では、ねじりコイルばね11
0,111によって付勢された一対のブレーキ部材11
2,113により、上記テープリール107が回転不可
能とされている。すなわち、上記テープリール107
は、上フランジ104の外周囲に形成された歯車部11
4に、各ブレーキ部材112,113に設けられた噛合
部115,116が噛み合うことによって、回転不可能
となっている。
【0006】また、この非使用時においては、磁気テー
プ106が完全にテープリール107に巻かれた状態に
あり、リーダーテープ109が、カートリッジ本体10
3の側面寄りに設けられたフック117に係止されるよ
うになっている。また、磁気テープ106をカートリッ
ジ本体103の外部へと引き出すための開口部は、カー
トリッジ本体103に対して回動自在に取り付けられた
開閉蓋118によって閉塞された状態とされている。
【0007】一方、ドライブ装置にテープカートリッジ
が装着された使用時においては、テープリール107が
リールスプリング108の付勢力に抗してカートリッジ
本体103の中央位置へと持ち上げられると共に、ブレ
ーキ部材112,113のロックが解除されて、テープ
リール107が回転可能な状態とされる。さらに、開閉
蓋118は、ドライブ装置側に設けられる蓋開閉手段に
よって開いた状態とされる。そしてさらに、ドライブ装
置側に設けられたテープ引出手段によって、磁気テープ
106が、カートリッジ本体103より外部へと引き出
された状態とされる。
【0008】また、このテープカートリッジにおいて
は、磁気テープ106に誤って情報を記録してしまわな
いようにするための誤消去防止部材119が設けられて
いる。この誤消去防止部材119は、上記開閉蓋118
とは反対側のカートリッジ本体103の側面にスライド
自在に設けられている。
【0009】ところで、上記開閉蓋118は、図6ない
し図8に示すように、上ハーフ101の内面101aに
形成された円柱形状をなす支持軸120に、ねじりコイ
ルばねであるドアースプリング121と共に取り付けら
れている。
【0010】ドアースプリング121は、スプリング本
体部121aを支持軸120に装着させ、一方の腕部1
21bを隔壁123に係止させると共に、他方の腕部1
21cを開閉蓋118のばね係止部124に係止させる
ことによって、上記開閉蓋118を、図6中矢印Xで示
すカートリッジ本体に設けられた開口部を閉塞する方向
に常時付勢するようになしている。
【0011】上記開閉蓋118は、一対の回転支持部1
25,126を有し、その回転支持部125,126に
設けられた軸取付孔127に上記支持軸120を挿通さ
せることにより、該支持軸120に対して回転自在に取
り付けられている。
【0012】そして、この開閉蓋118には、ドライブ
装置に装着されない非使用時において、不用意に開閉蓋
118が開かないようにするためのドアーロック128
が設けられている。かかるドアーロック128は、開閉
蓋118の基端部に設けられるドアーロック収容部12
9に圧縮コイルバネ130と共に収容され、該圧縮コイ
ルバネ130によって、図7中矢印Yで示す方向に上下
動するようになされている。
【0013】また、このドアーロック128は、図7に
示すように、一側面に設けた突起131を上記ドアーロ
ック収容部129に設けられた位置決め面132に係合
させることで、該ドアーロック収容部129から抜け出
ないようになされている。この突起131が上記位置決
め面132に係合した状態においては、上記ドアーロッ
ク128の先端部128aは、上記ドアーロック収容部
129より突出した状態にある。
【0014】上記ドアーロック128の先端部128a
は、非使用時において下ハーフ102の内面に形成され
た凹部(図示は省略する)に嵌合して、上記開閉蓋11
8の回動を阻止するようになしている。つまり、ドライ
ブ装置に装着されない非使用時においては、下ハーフ1
02の内面に形成された凹部にドアーロック128の先
端部128aが嵌合することで、上記開閉蓋118の回
動を阻止するようにロックしている。
【0015】なお、上記開閉蓋118のロックを解除す
るには、ドライブ装置に設けられる蓋開閉手段(図示は
省略する)によって行われる。すなわち、ドアーロック
128に形成された切欠部133に蓋開閉手段が係合
し、この蓋開閉手段によって該ドアーロック128が下
方に引き下げられる。すると、ドアーロック128の先
端部128aと下ハーフ102に設けられた凹部との係
合が解除され、開閉蓋118が回動可能となる。
【0016】しかし、上記構成の開閉蓋118を支持軸
120に取り付けるには、ドアースプリング121の一
方の腕部121bを隔壁123に係止させると共に、他
方の腕部121cを開閉蓋118のばね係止部124に
係止させて、該ドアースプリング121と共に組み込む
必要がある。さらにこの作業に加えて、小さな部品であ
るドアーロック128を圧縮コイルバネ130と共にド
アーロック収容部129に組み込まなければならない。
【0017】このように、ドアースプリング121と共
に開閉蓋118を支持軸120に取り付ける作業並びに
ドアーロック128の組み込み作業は、熟練者にとって
もかなり面倒な作業となる。
【0018】そこでさらに、従来においては、これらの
問題点を解消すべく、実開平4−111063号公報に
開示されるように、ドアースプリングのスプリング本体
を装着させる円筒リブを開閉蓋に設け、さらに支持軸を
嵌挿させる貫通部を有したガイド部をドアーロックに設
けた、テープカートリッジが提案されている。
【0019】このテープカートリッジによれば、ドアー
スプリングを直接支持軸に取り付けるのではなく開閉蓋
に設けた円筒リブに装着させているため、該ドアースプ
リングと共に開閉蓋を上記支持軸に取り付ける作業が容
易になる。また、この円筒リブの上端面とドアーロック
のガイド部下端面との間に圧縮コイルバネを設けている
ため、該ドアーロックを圧縮コイルバネと共にドアーロ
ック収容部に組み込む必要がなくなり、上記ドアーロッ
クの組み込み作業が極めて簡単になる。
【0020】しかし、上記テープカートリッジにおいて
は、圧縮コイルバネとドアースプリングが接触し易く、
該圧縮コイルバネの伸縮がスムーズに動作しない虞れが
ある。そのため、ドアーロックの上下動に支障を来す場
合がある。
【0021】従って、本発明の目的は、ドアースプリン
グ及び開閉蓋の支持軸への組み付け、並びにドアーロッ
クの開閉蓋への組み付けを容易に行うと共に、ドアーロ
ックのスムーズな動作を可能とする組立性に優れたテー
プカートリッジを提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明は、上ハーフと下
ハーフとからなるカートリッジ本体内に、上フランジ及
び下フランジを有する磁気テープの巻回された単一のテ
ープリールが、コイルバネにより該下ハーフ側へ常時付
勢されて収納されており、該カートリッジ本体に設けら
れた開口部を開閉蓋により開閉自在としたテープカート
リッジにおいて、上記上ハーフの内面に、内部にコイル
バネを収容した孔部を有する円筒形状の支持軸を設け、
該支持軸の周面に、下端部にフランジを有する円筒形状
のばね装着部材を装着させ、該ばね装着部材の周面にド
アースプリングを装着させると共に上記開閉蓋に設けた
円筒形状の回転支持部を装着させ、該開閉蓋に設けられ
るドアーロックの支柱を該支持軸の該孔部に挿入し、該
支柱の先端に接する該コイルバネの付勢力により、該ド
アーロックを上下動自在としたことを特徴とするテープ
カートリッジを提供することにより、上記の目的を達成
したものである。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した具体的な
テープカートリッジの一実施形態について、図面を参照
しながら説明する。なお、本実施形態は、本発明をコン
ピュータのバックアップとして使用されるデータストレ
ージに使用されるテープカートリッジに適用したもので
ある。
【0024】図1はテープカートリッジの分解斜視図、
図2は開閉蓋が取り付けられる部分の要部拡大分解斜視
図、図3は開閉蓋が取り付けられた部分の要部拡大断面
図、図4は開閉蓋が取り付けられた部分の要部拡大平面
図である。
【0025】本実施形態のテープカートリッジは、図1
に示すように、上ハーフ1と下ハーフ2とからなるカー
トリッジ本体3内に、上フランジ4及び下フランジ5を
有する磁気テープ6の巻回された単一のテープリール7
が、コイルバネであるリールスプリング8により該下ハ
ーフ2側へ常時付勢されて収納されているテープカート
リッジである。
【0026】本実施形態のテープカートリッジについて
更に詳述する。上ハーフ1には、図1に示すように、ド
ライブ装置に装着されない非使用時において上記テープ
リール7の回転を阻止するための、第1のブレーキ部材
9と第2のブレーキ部材10が設けられている。
【0027】第1のブレーキ部材9は、上フランジ4の
外周囲に形成された歯車部11と噛み合う櫛歯形状の噛
合部12を有しており、上ハーフ1の内面に設けられた
図示しないブレーキ支持軸に対して、回転自在に取り付
けられている。そして、この第1のブレーキ部材9は、
上記噛合部12を上記歯車部11に対して噛み合う方向
に、ねじりコイルばねからなる第1のリールロックスプ
リング13によって常時付勢されている。
【0028】第2のブレーキ部材10は、やはり上フラ
ンジ4の外周囲に形成された歯車部11と噛み合う櫛歯
形状の噛合部14を有しており、上ハーフ1の内面に設
けられた図示しないブレーキ支持軸に対して、回転自在
に取り付けられている。そして、この第2のブレーキ部
材10は、上記噛合部14を上記歯車部11に対して噛
み合う方向に、やはりねじりコイルばねからなる第2の
リールロックスプリング15によって付勢されている。
【0029】また、上ハーフ1には、磁気テープ6をカ
ートリッジ本体3より外方へ引き出すための開口部28
を開閉自在とする開閉蓋17が設けられている。かかる
開閉蓋17は、ねじりコイルばねからなるドアースプリ
ング18によって、上記開口部28を常に閉蓋する方向
に付勢するようになされている。また、この開閉蓋17
は、非使用時において、後述するドアーロックにより不
用意に開かないようになされている。
【0030】他方、下ハーフ2には、磁気テープ6の終
端部に接続されたリーダーテープ19を引っ掛けておく
ためのフック20が設けられている。このフック20
は、その先端部が鉤形形状とされ、リーダーテープ19
に設けられた切欠き部(図示は省略する。)に挿入係合
して、該リーダーテープ19の正確な位置決めをするよ
うになっている。かかるフック20によってリーダーテ
ープ19を位置決めすれば、ドライブ装置側に設けられ
たテープ引出手段によって、上記磁気テープ6が確実に
カートリッジ本体3の外部へと引き出される。
【0031】また、下ハーフ2には、図1に示すよう
に、下フランジ5よりも突出した図示しないハブの先端
部を外方に臨ませるための開口部21が形成されてい
る。この開口部21は、下ハーフ2の中央に円形状をな
す孔とされている。
【0032】そして、上記上ハーフ1と下ハーフ2の間
には、磁気テープ6に誤って情報を記録してしまわない
ようにするための誤消去防止部材16が設けられてい
る。この誤消去防止部材16は、カートリッジ本体3の
一側壁にスライド自在に設けられている。
【0033】また、上記上ハーフ1と下ハーフ2の間に
設けられるテープリール7は、磁気テープ6の巻回状態
を整える上フランジ4及び下フランジ5と、該上フラン
ジ4に一体的に設けられ、その外周囲に磁気テープ6を
巻回させるハブとからなっている。上フランジ4は、円
盤体として形成されており、その外周縁部には、第1の
ブレーキ部材9の噛合部12及び第2のブレーキ部材1
0の噛合部14と噛み合う歯車部11を有している。
【0034】また、上フランジ4の中央には、円形状を
なす凹部22が形成されている。そして、この凹部22
の中心部には、テープリール7が回転するときの軸受け
として機能する円盤状をなすディスク23がはめ込まれ
ている。このディスク23には、テープリール7の回転
を支持するリール回転支持軸24に回転自在に保持した
金属材料からなるボール25が接触するようになってい
る。
【0035】一方、下フランジ5は、その中央に上記ハ
ブの先端部を臨ませる円形形状の嵌合孔26を有した円
盤体として形成され、該嵌合孔26をハブの先端部に嵌
合させることにより、上記ハブに対して固定されてい
る。なお、上記テープリール7は、ビス27によって固
定される上ハーフ1と下ハーフ2との間に収容されるよ
うになっている。
【0036】このように構成されたテープカートリッジ
においては、ドライブ装置に装着されない非使用時で
は、リールスプリング8によって、テープリール7が下
ハーフ2側へと付勢された状態にある。そして、このテ
ープリール7は、第1のブレーキ部材9及び第2のブレ
ーキ部材10とによって、回転不可能な状態とされてい
る。また、開閉蓋17はドアーロックにより閉じた状態
とされると共に、リーダーテープ9はフック20に係止
された状態にある。
【0037】これに対して、ドライブ装置に装着された
使用時では、テープリール7がリールスプリング8の付
勢力に抗してカートリッジ本体3の中央位置へと持ち上
げられると共に、ブレーキ部材9,10のロックが解除
されて、テープリール7が回転可能な状態とされる。そ
して、ドライブ装置側に設けられる蓋開閉手段によって
開閉蓋17が開き、やはりドライブ装置側に設けられる
テープ引出手段によって、磁気テープ6がカートリッジ
本体3より外部へと引き出される。
【0038】而して、本実施形態のテープカートリッジ
においては、上記開閉蓋17は、図2に示すように、ド
アースプリング18と共に上記上ハーフ1の内面1aに
形成された支持軸29に取り付けられている。
【0039】上記支持軸29は、図2及び図3に示すよ
うに、内部に圧縮コイルバネ30を収容する孔部31を
有した円筒形状をなす軸として、上記上ハーフ1の内面
1aに突設されている。この孔部31の底面には、上記
圧縮コイルバネ30をガイドするための円柱形状をなす
バネガイド部材32が設けられている。かかるバネガイ
ド部材32は、圧縮コイルバネ30を嵌挿させることに
より、該圧縮コイルバネ30を内側よりガイドするよう
になっている。また、このバネガイド部材32は、圧縮
コイルバネ30の伸縮を正常に行わせる役目をするよう
になっている。
【0040】また、上記支持軸29の上端部には、後述
するドアーロックとの接触を防止するための逃げ部33
が形成されている。この逃げ部33は、上下動するドア
ーロックのストロークに相当する分だけ切り欠かれてい
る。
【0041】上記開閉蓋17は、カートリッジ本体3の
開口部28を覆うに足る形状とされ、後述するばね装着
部材34の周面に装着される回転支持部35を有してい
る。この回転支持部35は、上記ばね装着部材34を嵌
挿させる貫通孔36を有した円筒形状として形成されて
いる。
【0042】そして、この開閉蓋17の基端部には、ド
ライブ装置に装着されない非使用時において、不用意に
開閉蓋17が開かないようにするためのドアーロック3
7を収容するドアーロック収容部38が設けられてい
る。また、開閉蓋17の基端部には、ドアースプリング
18の第2の腕部18cを係止させるためのばね係止部
39が設けられている。
【0043】上記ドアーロック37は、上記ドアーロッ
ク収容部38に収容されるロック片40と、上記支持軸
29に設けられた孔部31に挿入される支柱41とから
なる。ロック片40は、側面形状が略コ字状とされ、上
記ドアーロック収容部38にスライド自在に収容されて
いる。このロック片40の中央に形成された切欠部42
には、ドアーロック37を下方へ押し込んで開閉蓋17
のロックを解除する蓋開閉手段(図示は省略する)が係
合するようになされている。
【0044】そして、このドアーロック37の一側面に
は、上記ドアーロック収容部38から該ドアーロック3
7が抜け出ないようにするための突起43が設けられて
いる。かかる突起43は、平面略三角形形状をなす突起
として形成され、ドアーロック収容部38に設けられた
位置決め面44に係合し、該ドアーロック収容部38か
らの飛び出しを防止している。
【0045】上記支柱41は、上記支持軸29の孔部3
1に挿入される円柱形状をなす柱として形成されてい
る。そして、この支柱41は、上記ロック片40に対し
連結部45を介してその先端側において連結されてい
る。
【0046】上記ドアースプリング18は、図2ないし
図4に示すように、スプリング本体18aと、このスプ
リング本体18aから延びる第1の腕部18b及び第2
の腕部18cとを有した、ねじりコイルばねからなる。
【0047】スプリング本体18aは、断面円形形状を
なすばね線材を所定数巻回して円筒形状に形成したもの
であり、その中心部に設けた孔46に、後述するバネ装
着部材34を挿通させるようになしている。
【0048】第1の腕部18bは、スプリング本体18
aの上端より外方へ向かって、ストレート形状をなすア
ームとして設けられている。そして、この第1の腕部1
8bは、上記上ハーフ1の内面1aに設けられた隔壁4
7に係止されている。
【0049】一方、第2の腕部18cは、第1の腕部1
8bとは反対方向へ上記スプリング本体18aの下端よ
りやはり外方へ向かって、ストレート形状をなすアーム
として設けられている。そして、この第2の腕部18c
は、上記開閉蓋17に設けられるばね係止部39に係止
されている。
【0050】上記バネ装着部材34は、下端部にフラン
ジ48を有する円筒形状をなし、その中心孔49に上記
支持軸29を挿通させている。このバネ装着部材34の
周面には、スプリング本体18aが装着されると共に、
開閉蓋17の回転支持部35が装着されるようになされ
ている。スプリング本体18aは、フランジ48に支え
られるようにして、上記バネ装着部材34の基端側に装
着されている。一方、回転支持部35は、スプリング本
体18aの上に装着されるようになされている。
【0051】上記のように構成された開閉蓋17を、ド
アースプリング18と共に支持軸29に組み付けるに
は、次のようにする。先ず、支持軸29の孔部31に圧
縮コイルバネ30を落とし込む。すると、孔部31の底
面に設けられたバネガイド部材32の周面に、圧縮コイ
ルバネ30が装着される。その結果、圧縮コイルバネ3
0は、上記バネガイド部材32によって内側よりガイド
されると共に、支持軸29の内壁によって外側からもガ
イドされる。
【0052】次に、上記支持軸29の周面にバネ装着部
材34を装着させる。次いで、このバネ装着部材34の
周面に、ドアースプリング18を装着させると共に開閉
蓋17の回転支持部35を装着させる。そして、ドアー
スプリング18の第1の腕部18bを隔壁47に係止さ
せると共に、第2の腕部18cを開閉蓋17のばね係止
部39に係止させる。
【0053】次に、ドアーロック37のロック片40を
ドアーロック収容部38に収容させると共に、支柱41
を支持軸29の孔部31に挿入する。そして、このドア
ーロック37を押し込んで、ドアーロック収容部38に
設けられた位置決め面44に該ドアーロック37の側面
に形成された突起43を係合させる。これにより、ドア
ーロック37は、上記ドアーロック収容部38から抜け
出ないようになされている。
【0054】このように本実施形態のテープカートリッ
ジにおいては、上ハーフ1に設けられた支持軸29に直
接ドアースプリング18及び開閉蓋17を取り付けるの
ではなく、これらドアースプリング18及び開閉蓋17
をバネ装着部材34に装着させ、そのバネ装着部材34
を支持軸29に取り付けているので、該ドアースプリン
グ18及び開閉蓋17の上記支持軸29への組み付けが
容易になる。
【0055】また、ドアーロック37を上下動させる小
さな部品である圧縮コイルバネ30は、支持軸29の孔
部31に収容され、該孔部31の底部に設けられたバネ
ガイド部材32及び支持軸29の内壁によってガイドさ
れることから、その組み付け性が向上する。このよう
に、圧縮コイルバネ30は予め孔部31に収容されてい
ることから、該圧縮コイルバネ30と共にドアーロック
37を組み込む必要がなく、該ドアーロック37の上記
ドアーロック収容部38への組み付けが容易となる。
【0056】また、圧縮コイルバネ30は、ドアースプ
リング18に対して非接触となるので、引っかかること
なくドアーロック37をスムーズに上下動させることが
できる。さらに、ドアーロック37には、支持軸29の
孔部31に挿入される支柱41が設けられていることか
ら、該支柱41がガイドとなって、上記ドアーロック3
7のスムーズな上下動を可能となす。
【0057】また、このテープカートリッジにおいて
は、支持軸29に対して、圧縮コイルバネ30、バネ装
着部材34、ドアースプリング18、開閉蓋17及びド
アーロック37の全ての構成部品を組み付けることがで
きるので、組立性の向上が図れ、自動化が実現される。
【0058】本発明のテープカートリッジは、上述した
実施形態に制限されることなく、本発明の趣旨を逸脱し
ない限り適宜変更が可能である。例えば、上述した実施
形態では、バネ装着部材34を支持軸29に取り付けた
後、このバネ装着部材34にドアースプリング18と開
閉蓋17を取り付けているが、予めバネ装着部材34に
ドアースプリング18と開閉蓋17を取り付けておいて
から、該バネ装着部材34を上記支持軸29に取り付け
るようにしてもよい。
【0059】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明のテープカートリッジによれば、ドアースプリング及
び開閉蓋の支持軸への組み付け、並びにドアーロックの
開閉蓋への組み付けを容易に行うと共に、ドアーロック
のスムーズな動作を可能とする組立性に優れたテープカ
ートリッジを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したテープカートリッジの分解斜
視図である。
【図2】本発明を適用したテープカートリッジにおい
て、開閉蓋が取り付けられる部分の要部拡大分解斜視図
である。
【図3】本発明を適用したテープカートリッジにおい
て、開閉蓋が取り付けられた部分の要部拡大断面であ
る。
【図4】本発明を適用したテープカートリッジにおい
て、開閉蓋が取り付けられた部分の要部拡大平面図であ
る。
【図5】従来のテープカートリッジの分解斜視図であ
る。
【図6】従来のテープカートリッジにおいて、開閉蓋が
取り付けられる部分の要部拡大分解斜視図である。
【図7】従来のテープカートリッジにおいて、開閉蓋が
取り付けられた部分の要部拡大断面図である。
【図8】従来のテープカートリッジにおいて、開閉蓋が
取り付けられた部分の要部拡大平面図である。
【符号の説明】
1 上ハーフ 2 下ハーフ 3 カートリッジ本体 4 上フランジ 5 下フランジ 6 磁気テープ 7 テープリール 8 リールスプリング 17 開閉蓋 18 ドアースプリング 29 支持軸 30 圧縮コイルバネ 31 孔部 34 バネ装着部材 35 回転支持部 37 ドアーロック 40 ロック片 41 支柱 48 フランジ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上ハーフと下ハーフとからなるカートリ
    ッジ本体内に、上フランジ及び下フランジを有する磁気
    テープの巻回された単一のテープリールが、コイルバネ
    により該下ハーフ側へ常時付勢されて収納されており、
    該カートリッジ本体に設けられた開口部を開閉蓋により
    開閉自在としたテープカートリッジにおいて、 上記上ハーフの内面に、内部にコイルバネを収容した孔
    部を有する円筒形状の支持軸を設け、該支持軸の周面
    に、下端部にフランジを有する円筒形状のばね装着部材
    を装着させ、該ばね装着部材の周面にドアースプリング
    を装着させると共に上記開閉蓋に設けた円筒形状の回転
    支持部を装着させ、該開閉蓋に設けられるドアーロック
    の支柱を該支持軸の該孔部に挿入し、該支柱の先端に接
    する該コイルバネの付勢力により、該ドアーロックを上
    下動自在としたことを特徴とするテープカートリッジ。
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