JPH0754532Y2 - グラブドア用緩衝装置 - Google Patents

グラブドア用緩衝装置

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JPH0754532Y2
JPH0754532Y2 JP1988156258U JP15625888U JPH0754532Y2 JP H0754532 Y2 JPH0754532 Y2 JP H0754532Y2 JP 1988156258 U JP1988156258 U JP 1988156258U JP 15625888 U JP15625888 U JP 15625888U JP H0754532 Y2 JPH0754532 Y2 JP H0754532Y2
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JP
Japan
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grab door
arm
damper
grab
door
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JP1988156258U
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JPH0277285U (ja
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銃二 小島
健 鈴木
安伸 竹末
正昭 鬼▲塚▼
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NHK Spring Co Ltd
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NHK Spring Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は自動車のグラブドアを開くのに際して、該ドア
を緩やかに開閉されることが可能なグラブドア用緩衝装
置に関する。
[従来の技術] 第6図および第7図は従来のグラブドアの断面図を示
す。グラブドア1はグラブボックス2の開放端側に設け
られており、手前側に引き下すことで開放される。この
グラブドア1には一端(右端)が該ドア1に枢着されて
グラブボックス2内に伸びるアーム3が取り付けられて
いる。このアーム3の他端(左端)側は自由端となって
おり、その端部には「C」字形に屈曲されたフック部3b
となっている。一方、グラブボックス2の開放端側には
アーム3のフック部3bが係止されるストッパ4が取り付
けられている。なお、グラブドア1の下端部はグラブボ
ックス2の方向に屈曲された係止片1aが形成されてい
る。
次にグラブドア1の開放動作を説明する。第6図のよう
にグラブドア1が閉じた状態で該ドア1を手前側に引く
と、グラブドア1はグラブボックス2から離れ、自重で
下降する。このとき、アーム3はグラブボックス2から
引き出されるようにグラブボックス2内を移動する。そ
して、アーム3のフック部3bがストッパ4に係止される
と、第7図のようにグラブドア1の開放が停止する。こ
の状態ではグラブドア1の係止片1aがグラブボックス2
の下端凸部に係止されており、グラブドア1はグラブボ
ックス2に対して傾いた状態で停止する。
[考案が解決しようとする課題] しかし、従来のグラブドアでは、開放の際のスピードで
アーム3のフック部3bがストッパ4に衝突し、その衝撃
の反発力によってグラブドア1がリバウンドする。ま
た、アーム3の他端側が自由となっているため、グラブ
ドアの開閉動作時にアームの移動軌跡が一定でなく、こ
のアーム3の不規則な移動軌跡を考慮したスペースが必
要となっている。さらにグラブドア1の閉止時において
も自由状態のアーム3がストッパ4に当接しているた
め、自動車の振動などによってアーム3が小きざみに振
動すると、ストッパ4と衝撃音を生じている。
そこで本考案は、開放作動時のスピード緩和を行うこと
により、上記従来技術の問題点を解決したグラブドア用
緩衝装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成する本考案のグラブドア用緩衝装置は、
グラブドアがグラブボックスに対してアームと該アーム
とダンパとの間の連結部材とを介して開閉作動を行うよ
うに構成されたグラブドア用緩衝装置であって、前記ダ
ンパは固定部材と回転体とばねとを備え、該固定部材と
回転体との間には粘性グリスが封入されると共に前記ば
ねは前記連結部材を常時回転体に巻き込む方向に付勢す
るように設けられており、しかも前記連結部材は可撓性
長尺体から構成されていると共に前記ダンパと可撓性長
尺体とが常時協同して前記グラブドアの自重落下の全域
に亘ってその作動を緩衝することを特徴とする。
[作用] 上記構成では、アームの端部が可撓性長尺体に連結され
て、自由な動きが拘束される。また、グラブドアの開放
時には可撓性長尺体を介してダンパに回転力が伝達さ
れ、ダンパ内の粘性グリスの剪断抵抗によってスピード
緩和が行われる。さらに、この開放動作でダンパのばね
にはエネルギが蓄積され、グラブドアの閉鎖作動がばね
力によって助勢される。
[実施例] 以下、本考案を添付図面により具体的に説明する。な
お、図示例において従来技術と同一の要素は同一の符号
を付し、重複する説明を省略する。
第1図ないし第3図は本考案の一実施例を示す。この実
施例では第1図に示すように、グラブボックス2内にダ
ンパ10が取り付けられ、このダンパ10とアーム3の他端
部(左端部)とが紐、ワイヤなどのグラブドアの開閉作
動の全域において張力が付与されて張られた状態の連結
部材としての可撓性長尺体(以下、長尺体という)7に
よって連結されている。かかるアーム3と長尺体7との
連結は、フック部3b側のアーム端部に小穴を形成し、こ
の小穴に長尺体7の一端を結縛することで行うことがで
きる。このよにフック部3b側が長尺体7に連結されるこ
とにより、アーム3は自由状態でなくなり、グラブドア
1の開閉時における不規則な移動およびグラブドア1の
閉鎖時における振動々作がなくなる。第1図中、8はア
ーム3側の長尺体とダンパ10側の長尺体との連結を行う
接続金具である。
第3図はダンパ10を示し、固定部材16および回転体11お
よびばね(捩りばね)12を備えている。固定部材16はグ
ラブボックス2の内壁にねじなどによって固定されてダ
ンパ10全体の支持を行うものであり、その上面には円筒
状のフィン16aが形成されている。回転体11はねじ14に
よってこの固定部材16に回転可能に取り付けられ、グラ
ブドア1の開閉時に回転作動する。この回転体11には環
状溝を形成するためのフィン11aが同心円状に形成さ
れ、固定部材16のフィン16aはこのフィン11a間の環状溝
内に挿入される。そして、これらフィン11a,16aの間に
は粘性グリス15が封入されており、回転体11の回転スピ
ードをその剪断抵抗で緩和するようになっている。さら
に回転体11の上部には長尺体7が巻回されるリール溝11
bが形成されている。長尺体7は先端部がリール溝11bを
貫通してねじ13の締め付けにより回転体11に連結されて
おり、回転体11の回転方向に応じてリール溝11bから引
き出されあるいはリール溝11bに巻き取られるようにな
っている。前記ばね12はこのような回転体11および固定
部材16の軸部々分に外挿されており、その一端12aは固
定部材16に形成されたスリットに挿入され、他端12bは
回転体11に形成されたスリットに挿入されている。この
ばね12はグラブドア1の開放動作による回転体11の回転
で撓み、これにより回転体11を逆方向に回転付勢するエ
ネルギを蓄積するようになっている。第3図中、17は長
尺体7の先端部分をループ状にして、ループ端部を固定
するためにかしめられる金具である。
次に作動を説明する。
グラブドア1を手前側に引くと、該ドア1は閉状態から
開方向に移動する。この移動はグラブドア1下端部の係
止部1aの近辺のヒンジセンタ20を中心に時計方向に回動
することにより行われる。グラブドア1の移動当初はア
ーム3がグラブボックス2内を円弧軌跡を描いて移動し
(第1図の実線と鎖線の間)、この移動中は長尺体7の
引き出しがなく、ダンパ10は作動しない。この間、グラ
ブドア1の重心がヒンジセンタ20よりもダンパ10側にあ
るためダンパ10が作動しなくても衝撃作動しないばかり
か、操作性が向上する。さらにグラブドア1を手前に引
くと、アーム3がグラブボックス2から引き出される直
線軌跡で移動するため、長尺体7がダンパ10から引き出
され、回転体11が回転する。このグラブドア1の開動範
囲はグラブドア1の重心がヒンジセンタ20を中心として
グラブボックス2とは反対側にあるため衝撃的に開作動
するが、この開作動はばね12の長尺体7の巻き取り力に
抗して行われ、且つこの回転体11の回転によって粘性グ
リスに剪断抵抗が生じ、この剪断力も作用するから、グ
ラブドア1は緩スピードで開放作動する。従って、アー
ム3のフック部3bがストッパ4に緩やかに当接するた
め、その衝撃が小さく、開放停止時におけるグラブドア
1のリバウンドがなくなる。かかる回転体11の回転で
は、ばね12が撓んでエネルギが蓄積されており、グラブ
ドア1を閉じる場合にはばね12のばね力によって小さな
力でグラブドア1を引き上げることができる。そして、
これらのグラブドア1の開放および閉鎖動作中において
は、アーム3の他端が長尺体7に連結されて、規則的な
軌跡を描いて移動するため、移動のためのスペースを小
さくすることができる。さらに、グラブドア1の閉鎖時
にもアーム3は小きざみに振動することがないため、ス
トッパ4との打撃音を生じない。
第4図および第5図は本考案の別の実施例を示し、アー
ム3が円弧状に成形されると共に、その一端側(右端
側)3aがピンによってクラブドア1に固着されている。
従って、この実施例ではアーム3の一端側3aがグラブド
ア1に対して回動することなく、アーム3はグラブドア
1と一体的に移動するため、その移動軌跡をより規則的
にすることができるメリットがある。
[考案の効果] 以上説明したように本考案によれば、ダンパと可撓性長
尺体とが常時協同してグラブドアの自重落下の全域に亘
ってその作動を緩衝するようにしたから、開放時におけ
るグラブドアのリバウンドがなくなると共に、アームの
移動が規則的且つ安定的なものとなってそこには遊びが
生じず、また、グラブドアの閉鎖時及び閉鎖状態におけ
る車両振動時のアームの振動などによるアームとストッ
パとの打撃音等の異音も確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の一実施例の閉鎖時および
開放時の断面図、第3図はダンパーの一例を示す断面
図、第4図および第5図は別の実施例の閉鎖時および開
放時の断面図、第6図および第7図は従来例の閉鎖時お
よび開放時の断面図である。 1……グラブドア、2……グラブボックス、3……アー
ム、4……ストッパ、7……可撓性長尺体、10……ダン
パ、11……回転体、12……ばね、15……粘性グリス、16
……固定部材。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−60380(JP,A) 特開 昭61−277595(JP,A) 特開 昭59−179430(JP,A) 実願 昭59−81849号(実開 昭60− 194074号)の願書に添付した明細書及び図 面の内容を撮影したマイクロフィルム(J P,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】グラブドアがグラブボックスに対してアー
    ムと該アームとダンパとの間の連結部材とを介して開閉
    作動を行うように構成されたグラブドア用緩衝装置であ
    って、 前記ダンパは固定部材と回転体とばねとを備え、該固定
    部材と回転体との間には粘性グリスが封入されると共に
    前記ばねは前記連結部材を常時回転体に巻き込む方向に
    付勢するように設けられており、しかも前記連結部材は
    可撓性長尺体から構成されていると共に前記ダンパと可
    撓性長尺体とが常時協同して前記グラブドアの自重落下
    の全域に亘ってその作動を緩衝することを特徴とするグ
    ラブドア用緩衝装置。
JP1988156258U 1988-11-30 1988-11-30 グラブドア用緩衝装置 Expired - Lifetime JPH0754532Y2 (ja)

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JPH0277285U JPH0277285U (ja) 1990-06-13
JPH0754532Y2 true JPH0754532Y2 (ja) 1995-12-18

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JP2012111365A (ja) * 2010-11-25 2012-06-14 Suzuki Motor Corp 物品収納ボックス

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