JPH0234083Y2 - - Google Patents

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JPH0234083Y2
JPH0234083Y2 JP13328885U JP13328885U JPH0234083Y2 JP H0234083 Y2 JPH0234083 Y2 JP H0234083Y2 JP 13328885 U JP13328885 U JP 13328885U JP 13328885 U JP13328885 U JP 13328885U JP H0234083 Y2 JPH0234083 Y2 JP H0234083Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、キヤブオーバ型トラツクその他の任
意な車両における空気抜き装置に関する。
「従来の技術」 トラツクの如く車室容積の小さい車両では、車
室ドアの閉鎖作動時に車室内圧が上昇して、耳圧
感を受けたり、ドアがスムーズに閉まらないこと
がある。そこで、これを防止する為に実開昭60−
68815号公報に開示されるような車両用空気抜き
装置が提案されている。この車両用空気抜き装置
は、車室ドアの開閉に連動する仕切板を設け、該
ドアの開放時に仕切板を収納ケース内で摺動さ
せ、収納ケースに形成した抜き穴と仕切板に形成
した抜き穴とを合致させて車室内外を連通させ、
車室ドアの閉鎖時には仕切板に形成したラツクに
噛合うダンパを作動させ、仕切板の戻り摺動を遅
らせて車内の空気を車外に逃がすようにしたもの
である。
しかしながら、上記車両用空気抜き装置は、空
気の抜き穴を形成した仕切板を、収納ケース内で
摺動させたり、車室ドアの閉鎖時にのみ仕切板に
形成したラツクにダンパを噛合わせる等、部品相
互が機械的な作動を伴つて可動する可動部を多く
有するので機構的に複雑となる。また、常時車室
ドアの開閉と連動する仕切板の一方の摺動端で
は、仕切板と収納ケースに形成した抜き穴を完全
に非連通にし、他の摺動端では両方の抜き穴を連
通させる必要があるので、各構成部品の製作精度
及び組付精度を確保する必要があつて、コスト高
となる等の問題点がある。
「考案が解決しようとする問題点」 本考案は、上記の問題を解決するためになされ
たものであり、車室ドアの閉鎖作動時には車室の
空気抜きを行なう簡易構成で安価な車両用空気抜
き装置を提供することを目的とする。
「問題点を解決するための手段」 前記目的を達成するための具体的手段として、
車室ドアの閉鎖作動時に車室内の空気を外部に逃
がす車両用空気抜き装置において、前記車室の壁
に設けられるとともに車室ドアの閉鎖完了直前に
この車室ドアと当接する当接部材と連結されて一
方向に変位し、車室ドアの開放作動時に戻しばね
により元位置に復帰される操作部材と、車室床面
近傍に設けられた開閉枢着部に支持され、車室床
面に穿設された空気孔を開閉する扉状の開閉部材
と、前記操作部材の回動端と開閉部材の自由端と
を垂直方向に連結するチエーン若しくはワイヤ等
の非耐圧縮性引張部材からなる連結機構と、該連
結機構により上方に引かれて空気孔を開いた開閉
部材の姿勢を、車室ドアの閉鎖作動により直線状
態を崩す連結機構の一部が開閉部材上に落下する
まで保持して、開閉部材による空気孔の閉塞作動
に時間遅れを生じさせるバランスウエイトとを備
えることを特徴とする車両用空気抜き装置が提供
される。
「作用」 上記構成の車両用空気抜き装置によれば、車室
ドアの開放作動により、操作部材が戻しばねの弾
力により元位置に復帰すると、操作部材の回動端
と開閉部材の自由端とを垂直方向に連結するチエ
ーン若しくはワイヤ等の非耐圧縮性引張部材から
なる連結機構が上方に引かれて、開閉部材が枢着
部を中心として吊上げられ、車室床面に穿設した
空気孔を開く。そして、車室ドアの閉鎖時には、
閉鎖完了直前に車室ドアと当接する当接部材と前
記操作部材とが連結されているため、操作部材が
一方向に変位し、開閉部材を上方に引く前記連結
機構が緊張状態を解かれて直線状態を崩し、その
一部が開閉部材上に落下するまで、車室ドア及び
操作部材の動きを直接開閉部材に伝えないで、バ
ランスウエイトの作用により該開閉部材の姿勢を
保ち、車室ドアの閉鎖完了に対して空気孔の閉塞
作動に時間の遅れを生じさせて、車室内の空気を
空気孔から車外へ逃がす。
「実施の態様」 本考案の実施の態様は、前記開閉部材の自由端
側、あるいはこの自由端が閉合される車室床面の
いずれかにマグネツトを設けてなる車両用空気抜
き装置であり、この構成によれば、開閉部材によ
る空気孔の閉塞が確実となり、開閉部材のばたつ
きを防止できる利点がある。
「実施例」 次に、本考案の一実施例を第1図から第4図に
ついて説明する。
車室の壁9には軸8が回動可能に軸支されてお
り、この軸8の一端には車室ドア10とその接触
部10Aにおいて当接可能な当接部材をなす腕1
が固定されており、軸8の他端には操作部材をな
す腕2が固定されている。また、前記軸8には、
この軸8が第1図の時計方向に回動するように付
勢する戻しばね6が設けられている。そして、前
記腕1,2、戻しばね6および軸8により操作手
段11をなす。この実施例では腕2の回動端側に
は連結機構をなすチエーン3が取付けられてお
り、このチエーン3の下端は空気孔12の開閉部
材をなすシヤツター4の自由端に結合されてい
る。チエーン3は、引張り方向で効き、圧縮方向
で逃げるワイヤなどの他の非圧縮性引張部材に代
えることができる。シヤツター4は車室床面近傍
に設けた開閉枢着部4Aに支持され、前記空気孔
12を開閉するもので、バランスウエイト7が取
付けられており、前記チエーン3に吊上げられて
自由端を上げて、空気孔12を開いた状態に保持
するようにバランスされている。前記空気孔12
は車室床面13に穿設されている。シヤツター4
は鋼板で製作されており、同じく鋼板製の車室床
面13には、シヤツター4の自由端が閉合される
側にマグネツト5が取付けられている。なお、マ
グネツト5はシヤツター4の自由端側に取付けら
れてもよい。このマグネツト5はあまり強いもの
でなくてもよい。
上記構成によれば、車室ドア10が閉められる
と、車室内の空気は空気孔12から外部へ逃さ
れ、第4図aに示されるように閉鎖寸前において
ドア10の接触部10Aに腕1が接触し、ドア1
0の動きとともに腕1が回転する。そして、この
腕1と軸8で連動されている腕2が閉方向に回転
する。これにより、チエーン3は保持力を失な
い、第4図bに示されるように直線状態が崩れ
て、ドア10の閉鎖直前の動きを吸収して直接シ
ヤツター4に伝えることがない。保持力を失つた
チエーン3は、下方に落下してその下端部の重量
をシヤツター4の上に次第に載せる形となり、常
にはバランスウエイト7により空気孔12を開い
た状態でバランスされたシヤツター4は、該シヤ
ツター4上に載るチエーン3の下端部の重量によ
り平衡状態を崩して回転し、第4図cに示される
ように、車室ドアの閉鎖完了に対して時間遅れを
もつて空気孔12を閉じる。この時間遅れの間に
も車室内の空気は空気孔12から外部に逃され、
空気抜き効果が接続される。
実施例の機構はチエーン3を連結機構とするこ
とにより、ドア10の閉鎖直前の動きを直接にシ
ヤツター4に伝えないように配慮されている。な
お、チエーン3は、その長さ方向の軸線と直角方
向に折れ曲り易いワイヤーまたはリンク状の連結
棒などに代えられてもよい。
そして、自動車が走行状態になつた時は、空気
孔12がシヤツター4で閉鎖されているため、車
室内への水入り等が防止され、かつシヤツター4
の閉状態ではマグネツト5によりばたつきが防止
され、高いシール性が得られる。
車室ドア10が開かれる時には、スプリング6
で軸8が回され、腕2が開方向に回転し、シヤツ
ター4がチエーン3により上方に引き上げられ
る。また、軸8の回転によつて腕1が元位置に復
帰する。
「その他の実施例」 上記実施例においては、操作部材をなす腕1は
車室ドア10との直接的な当接に基づいて作動さ
れているが、この操作部材は例えば車室ドア10
と連動するその他の部材により作動するようにさ
れてもよく、また開閉部材の構造、設置場所など
は実施例に示されたものに限定されない。
「考案の効果」 以上述べたように、本考案の車両用空気抜き装
置は上記の構成を有するから、車室ドアを閉鎖作
動させる時に、開閉部材を上方に引く前記連結機
構が緊張状態を解かれて直線状態を崩し、その一
部が開閉部材上に落下するまで、車室ドア及び操
作部材の動きを直接開閉部材に伝えないでバラン
スウエイトの作用により、空気孔を開いた開閉部
材の姿勢を保ち、車室ドアの閉鎖完了に対して空
気孔の閉塞作動に時間遅れを生じさせて空気抜き
効果を一層長く持続させ、高い圧力に達した車室
の空気を充分に抜くことができるとともに、連結
機構をチエーン若しくはワイヤ等の非耐圧縮性引
張部材とすることにより、構成が極く簡易となつ
て安価に製作することができる優れた効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の構成を示す斜視
図、第2図は設置場所を示す正面図、第3図は第
2図の−線による断面図、第4図a,b,c
は作動状態を示す説明図である。 1……腕(当接部材)、2……腕(操作部材)、
3……チエーン(連結部材)、4……シヤツター
(開閉部材)、4A……開閉枢着部、5……マグネ
ツト、6……戻しばね、7……バランスウエイ
ト、8……軸、9……車室の壁、10……車室ド
ア、11……操作手段、12……空気孔、13…
…車室床面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 車室ドアの閉鎖作動時に車室内の空気を外部
    に逃がす車両用空気抜き装置において、 前記車室の壁に設けられるとともに車室ドア
    の閉鎖完了直前にこの車室ドアと当接する当接
    部材と連結されて一方向に変位し、車室ドアの
    開放作動時に戻しばねにより元位置に復帰され
    る操作部材と、 車室床面近傍に設けられた開閉枢着部に支持
    され、車室床面に穿設された空気孔を開閉する
    扉状の開閉部材と、 前記操作部材の回動端と開閉部材の自由端と
    を垂直方向に連結するチエーン若しくはワイヤ
    等の非耐圧縮性引張部材からなる連結機構と、 該連結機構により上方に引かれて空気孔を開
    いた開閉部材の姿勢を、車室ドアの閉鎖作動に
    より直線状態を崩す連結機構の一部が開閉部材
    上に落下するまで保持して、開閉部材による空
    気孔の閉塞作動に時間遅れを生じさせるバラン
    スウエイトとを、 備えることを特徴とする車両用空気抜き装置。 (2) 前記開閉部材の自由端側、あるいはこの自由
    端が閉合される車室床面のいずれかにマグネツ
    トを設けてなる実用新案登録請求の範囲第(1)項
    記載の車両用空気抜き装置。
JP13328885U 1985-08-30 1985-08-30 Expired JPH0234083Y2 (ja)

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JP13328885U JPH0234083Y2 (ja) 1985-08-30 1985-08-30

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JP13328885U JPH0234083Y2 (ja) 1985-08-30 1985-08-30

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Publication Number Publication Date
JPS6241212U JPS6241212U (ja) 1987-03-12
JPH0234083Y2 true JPH0234083Y2 (ja) 1990-09-13

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