JP3927431B2 - 扉の緩衝装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、扉が急激に閉まって指を挟むなどの事故を防止するために案出されたものであり、ドアクローザのような付勢手段に付勢されて閉鎖される扉に設けられ、前記扉の閉鎖方向への移動を一時的に停止させる扉の緩衝装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、扉では、扉が風に煽られるなどの外力により急激に閉まって指を挟むなどの事故がおきることがあった。これを防止するため、扉にドアクローザを設けるなどして、扉の閉鎖動作を緩やかにする方法があるが、ドアクローザのみでも防ぎきれない場合があり、例えば扉が組み付けられた建物枠体の内側にスポンジ等の弾性体を設け、扉の勢いを閉鎖直前に一旦弱めるようにする等の対策が採られることがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、かかる対策では不十分であり、扉が急激に閉まることで指を挟むなどの事故を防止することが困難であった。
【0004】
そこで、本発明は、扉による指を挟むなどの事故を防止するために、扉の閉鎖方向の移動を閉鎖直前に一旦止め、扉が急激に閉まることを防止することができる扉の緩衝装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
この発明の請求項1に記載された扉の緩衝装置は、建物枠体に蝶番を介して開閉可能に設けられた扉1が、付勢手段によって閉鎖方向に付勢されて前記建物枠体を閉鎖する際に、前記扉の閉鎖方向への移動を一時的に停止させる扉の緩衝装置において、
前記扉1の戸先に設けられ、該扉1の開閉方向における閉鎖方向の先端側となる位置に前端部3を備え、前記扉1の開放方向の先端側となる位置に後端部4が備えられて、これら前端部3と後端部4との間で形成される凹部2と、
前記凹部2に対応する前記建物枠体の縦枠に位置し、前記扉1の蝶番と平行に設けられた回動軸6と、
前記扉1が閉鎖しておらず、該扉1とは未接触で、該扉1によって押されず該扉1より力を受けていない状態での位置となる基準位置と、前記扉1の閉鎖によって押されることで前記基準位置から所定方向に所定角度回転した停止位置との間で回転しうるように前記回動軸6に回動可能に設けられ、前記基準位置では前記扉1の移動軌跡Sと交差する位置にあって閉鎖方向に移動する前記扉1に押されるとともに前記停止位置では前記扉1との係合が解除される後係止部8と、前記基準位置では前記扉1の移動軌跡Sと交差しない前記建物枠体側の位置にあるとともに前記停止位置では前記扉1の移動軌跡Sに交差して前記扉1の凹部2に入り込む前係止部9と、を有し、前記後係止部8と前記前係止部9は、前記回動軸6からアーム状に延出する略C字形とされ、前記後係止部8は円弧状に形成されて、前記前係止部9は中途が屈曲し角部10を有し、該角部10までの形状が前記後係止部8と略同形で該角部10から先には前記回動軸6を中心とする円弧状に形成されており、前記後係止部8と前記前係止部9の角部10の間の幅長と、前記扉1の前端部3と後端部4間となる前記凹部2の内幅が、略同一長とされる係止部材7と、
前記建物枠体に設けられ、前記所定方向に回動する前記係止部材7に係止して該係止部材7を前記停止位置に停止させる停止部材11と、
前記係止部材7と前記建物枠体の間に設けられ、前記付勢手段による閉鎖力とほぼ釣り合う引張り戻り力を備え、前記係止部材7の後係止部8が閉鎖方向に移動する前記扉1に押されて前記基準位置から前記所定方向に向けて回動したときには前記係止部材7を前記基準位置に引き戻す方向の力を前記係止部材7に与えるとともに、前記係止部材7が前記停止位置に至って前記係止部材7の後係止部8と前記扉1との係合が解除された時には前記扉1の移動軌跡Sに交差して前記扉1の凹部2に入り込んだ前記前係止部9が前記扉1の凹部2に係止して前記扉1に前記閉鎖方向と逆方向の力を与えることにより前記扉1の移動を一旦停止させる状態にする復帰ばね13と、
を有することを特徴としている。
【0006】
請求項2に記載された扉の緩衝装置によれば、請求項1記載の扉の緩衝装置において、前記扉1を閉鎖する際には、
閉鎖方向に移動する前記扉1の前端部3に前記後係止部8が押されて前記係止部材7は前記基準位置から前記停止位置に至り、
次に、前記扉1がさらに閉鎖方向に移動することにより、前記後係止部8が前記扉1の前端部3から離れるとともに、前記前係止部9の角部10が前記扉1の前記凹部2内で前記後端部4に係止して前記復帰ばね13により前記扉1に前記閉鎖方向と逆方向の力を与えて前記扉1の移動を一時停止させ、
さらに、前記復帰ばね13の力により前記前係止部9が前記扉1の後端部4を乗り越えることによって前記係止部材7が前記基準位置に戻り、前記扉1は閉鎖方向に移動して前記建物枠体を閉鎖し、
前記扉1を開放する際には、
開放方向に移動する前記扉1の前記前端部3が前記後係止部8を押して前記係止部材7を前記所定方向と反対方向に回動させて基準位置の手前の位置に設定することにより、前記前端部3が前記後係止部8を乗り越えて前記扉1が開放することを特徴としている。
【0007】
請求項3に記載された扉の緩衝装置は、請求項2記載の扉の緩衝装置において、前記扉1の後端部4にローラ20を設け、前記係止部材7の前記前係止部9が該ローラ20を乗り越えることを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態の一例を図1〜図12を参照して説明する。
本実施の形態は、扉が急激に閉まって指を挟むなどの事故が起きることのないように案出されたものであり、ドアクローザにより閉止方向に移動する扉を、閉止直前に一時停止させる扉の緩衝装置である。
【0010】
扉1は蝶番を介して建物枠体に開閉可能に設けられている。この扉1と建物枠体の間には、図示しないドアクローザ等の付勢手段が設けられ、扉1を閉鎖方向に付勢して前記建物枠体が閉鎖されるように構成されている。
【0011】
図1に示すように、前記扉1の戸先には凹部2が設けられている。本例の凹部2は板金部材で折曲形成された略直方体形であり、扉1の開閉方向について凹部2の建物枠体側 (閉鎖方向の先側)の位置を前端部3、凹部2のこれとは反対側 (開放方向の先側)の位置を後端部4と呼ぶ。
【0012】
前記凹部2に対応する建物枠体の縦枠には、ケース5が埋め込まれており、このケース5内に本装置の要部となる機構が組み込まれている。まず、ケース5内には、前記扉1の蝶番の軸線と平行な回動軸6を介して係止部材7が回動可能に設けられている。
【0013】
係止部材7は、2枚の略C字形の板材を所定間隔を置いて平行に配置し、一体化した部品である。この係止部材7の略中央部には前記回動軸6が回動可能に挿通しており、該回動軸6の上下端がケース5に固定されている。従って、係止部材7は回動軸6を中心としてケース5内で略水平方向に回動することができる。
【0014】
係止部材7は、アーム状の後係止部8及び前係止部9を有している。これら両係止部8,9はその各先端部を互いに対向させ、両係止部8,9の間には間隙があり、係止部材7は全体として平面視で略C字形の部材となっている。前記後係止部8は円弧状であり、前記前係止部9は角部10を有し、角部10から先は前記回動軸6を中心とする円弧状とされている。
【0015】
図7に示すように、前記後係止部8と前記前係止部9の角部10の間の長さと、前記扉1の移動軌跡Sに沿う方向に関する前記凹部2の内幅(前端部3と後端部4の間隔)は、略同一寸法とされている。
【0016】
ケース5内には、係止部材7の位置から扉1が閉鎖する方向を見た場合、該係止部材7の隣部に停止部材としてのストッパピン11が設けられている。閉鎖方向に移動する扉1に押されて係止部材7が回動軸6を中心として扉1が閉まる方向に回動すると、係止部材7の後係止部8がこのストッパピン11に当接し、係止部材7はそれ以上は同方向には回動しない。
【0017】
また、ケース5内には、前記回動軸6及びストッパピン11よりも扉1から見て外側にばねピン12が設けられている。図2に示すように、係止部材7の前係止部9の角部10とばねピン12は復帰ばね13で連結されており、係止部材7は図2に示す基準位置に設定されている。この基準位置から係止部材7がストッパピン11に接近する方向に移動すると、係止部材7に戻り方向の付勢力を与える。
【0018】
以上のように、係止部材7は回動可能に軸支されており、ストッパピン11で回動範囲が規制され、復帰ばね13で所定方向に付勢されるので、後述するように閉鎖する扉1に接触等して所定の運動を行なうことができる。
【0019】
ここで、図2に示す係止部材7の位置を基準位置と呼ぶ。係止部材7が扉1等から力を受けていない状態にある位置である。この位置において係止部材7の後係止部8は、基準位置では前記扉1の移動軌跡S(図中一点鎖線で示す)と交差する位置にある。また、係止部材7の前係止部9は、前記扉1の移動軌跡Sと交差しない前記ケース5内の位置にある。
【0020】
また、図6及び図7に示す係止部材7の位置を停止位置と呼ぶ。係止部材7が閉鎖する扉1に押されて回転し、ストッパピン11に当接して停止する位置である。この位置において係止部材7の後係止部8は、前記扉1との係合が解除される。また、係止部材7の前係止部9は、前記扉1の移動軌跡Sに交差して前記扉1の凹部2に入り込む。
【0021】
次に、図2〜図12を参照して本実施の形態の扉の緩衝装置の作用について説明する。
図2に示すように、係止部材7は前述した基準位置にある。扉1がドアクローザに付勢されて矢印で示す閉鎖方向に移動し、係止部材7に接触する。なお、ここで、図中一点鎖線で示した扉1の移動軌跡Sは、実際には円弧となるが、閉止直前の狭い回動範囲内では実質上直線とみなすことができ、図中でも直線で示している。
【0022】
図3に示すように、扉1がさらに閉鎖方向に移動し、係止部材7は扉1に押されて復帰ばね13を引き伸ばしながらストッパピン11に接近する方向(図中反時計回り方向)に回転する。
【0023】
図4に示すように、扉1がさらに閉鎖方向に移動し、係止部材7は扉1にさらに押されて復帰ばね13を引き伸ばしながらストッパピン11に接近する方向(図中反時計回り方向)にさらに回転する。ここで、前係止部9がケース5から突出し、扉1の移動軌跡Sと交差して、扉1には当たらないで凹部2内に入り込む。
【0024】
図5に示すように、扉1がさらに閉鎖方向に移動し、係止部材7は停止位置の直前に来る。後係止部8は扉1に係止しているが外れる直前の状態である。前係止部9は凹部2内にある。
【0025】
図6に示すように、扉1がさらに閉鎖方向に移動し、係止部材7は基準位置から90度回転して停止位置に至る。即ち、係止部材7が90度回転したところで後係止部8は扉1を乗り越え、扉1から押されていた状態から脱し、図示のように扉1の前端部3と後係止部8はほぼ接触した状態になる。この時、係止部材7はストッパピン11に当接しており、同方向には回転することができない。この状態において後係止部8は後戻りすることはできない。前係止部9は凹部2内にある。
【0026】
図7に示すように、図6の状態から扉1がさらに閉止方向に移動すると、後係止部8が扉1の前端部3から外れるので、係止部材7は復帰ばね13の付勢力によってストッパピン11から離れる方向(図中時計回り方向)に回転することができる。かかる回転によって係止部材7の前係止部9の角部10が、扉1の後端部4に復帰ばね13の付勢力を持って係止する。前係止部9を介して扉1に加わる復帰ばね13の力と、扉1のドアクローザによる閉止力とがほぼ釣り合い、扉1の閉鎖動作は一時停止する。このように、扉1はドアクローザによっても一気に閉止されることがなく、建物枠体との間に指を挟むなどの事故が防止される。
【0027】
なお、後係止部8が外れてから前係止部9が扉1に係止するまでには時間的ずれがあるので、その間に係止部材7が戻されても前係止部9が扉1に係止できるように、前係止部9は角部10から回動軸6を中心とした円弧状に大きく湾曲形成させる構成が好ましい。
【0028】
また、復帰ばね13の力とドアクローザの力はほぼ釣り合うが、実際にはわずかに復帰ばね13による戻り力が大きくなるように復帰ばね13の設置位置及び引張り強さ等を調整しておく。
【0029】
図8に示すように、扉1が一旦停止した後、係止部材7は復帰ばね13の付勢力によってストッパピン11から離れる方向(図中時計回り方向)に回転するとともに、扉1も閉鎖方向に移動し、扉1の閉鎖直前の動作が行なわれる。
【0030】
図9に示すように、係止部材7の前係止部9が扉1の前端部3を乗り越え、後係止部8は扉1の移動軌跡Sに交差する位置に戻って扉1の凹部2に入り込み、扉1が閉鎖される。図9では係止部材7は基準位置よりもストッパピン11に接近する方向(図中反時計回り方向)に若干回転した位置にあるが、この状態で基準位置に設定されるようにしても良い。
【0031】
次に、扉1が開放する際の作用を説明する。
図10に示すように、扉1を矢印で示す開放方向に移動する。
【0032】
図11に示すように、扉1の前端部3が係止部材7の後係止部8を乗り越える。係止部材7は、復帰ばね13を湾曲させ、ストッパピン11から離れる方向(図中時計回り方向)に若干回転することができる。即ち、係止部材7は基準位置から図中時計回り方向に若干回転した位置に退避して開放動作する扉1から外れることとなる。
【0033】
図12に示すように、扉1が係止部材7から完全に外れると、係止部材7は基準位置に戻る。
【0034】
なお、図13は、上述した実施の形態の他の実施の形態を示す図であり、扉1の後端部4の隅にローラ20を設けてある。前述した作用の図8及び図9に示す段階、即ち扉1が一旦停止した後、係止部材7が復帰ばね13の付勢力で図中時計回り方向に回転して前係止部9が扉1の前端部3を乗り越える際に、前記ローラ20が設けられることで前係止部9は円滑に扉1から外れることができる。
【0035】
さらに、図14は、他の態様を示す図である。上述した実施の形態では、係止部材7は平面視で略C字形であり、また略C字形の2枚の板材を間隔をおいて平行状態で一体化した部材であった。しかし、図14に示すように、間に凹部21のある前係止部9及び後係止部8や、復帰ばね13が連結される角部10等に相当する構造が板カム状の部材や、回動軸6の軸線方向に厚みのある部材として実現されていてもよく、上記実施の形態と実質的に同一の作用を奏することができるので、かかる形状・構造の係止部材7’でも用いることができる。
【0036】
また、上述した実施の形態では、本発明の緩衝装置の配置位置について詳述していないが、扉1及び建物枠体における上方位置など実際に手には触れない位置が好ましく、さらには、戸先に設けられる凹部2についても戸先における全長に形成されてもよい。
【0037】
【発明の効果】
本発明によれば、前後2つの係止部を供える復帰ばねに付勢された係止部材が、凹部が設けられた扉の戸先に押されて回転し、又はこれを乗り越える作用を示すことによって、扉の閉鎖方向のドアクローザなどの付勢手段による勢いを緩衝し、閉鎖運動を閉鎖直前に一時的に停止させることができるので、急激に扉が閉鎖されることによって、指を挟んでけがをするなどの事故が防止でき、扉の安全を確保することができる。この扉閉鎖時の一時停止は、扉の閉鎖によって後係止部が押され係止部材が回転し、この係止部材の回転が停止部材にて停止されることでなる。そしてこのときに係止部材の前係止部の角部が、扉の後端部の位置となり、復帰ばねの付勢力を持って扉に対し逆方向の力を与え停止となる。このときの復帰ばねの力が付勢手段の閉鎖力とほぼ釣り合っていることで、扉の閉鎖動作が一時停止となり、指挟みなどが防止される。その後、復帰ばねにより、係止部材は前係止部が扉の後端部を乗り越えて係止部材が基準位置に戻り、扉は閉鎖となる。
また、扉の後端部にローラが設けられていることで、扉の閉鎖時における一旦停止した後に、復帰ばねの付勢力によって乗り越える際、円滑に前係止部が外れることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の扉の緩衝装置の一実施の形態を示す要部分解斜視図である。
【図2】同緩衝装置の平面図である。
【図3】同緩衝装置の動作を説明する平面図である。
【図4】同緩衝装置の動作を説明する平面図である。
【図5】同緩衝装置の動作を説明する平面図である。
【図6】同緩衝装置の動作を説明する平面図である。
【図7】同緩衝装置の動作を説明する平面図である。
【図8】同緩衝装置の動作を説明する平面図である。
【図9】同緩衝装置の動作を説明する平面図である。
【図10】同緩衝装置の動作を説明する平面図である。
【図11】同緩衝装置の動作を説明する平面図である。
【図12】同緩衝装置の動作を説明する平面図である。
【図13】他の実施の形態の緩衝装置を示す平面図である。
【図14】他の実施の形態の緩衝装置を示す平面図である。
【符号の説明】
1…扉
2…凹部
3…前端部
4…後端部
5…ケース
6…回動軸
7…係止部材
8…後係止部
9…前係止部
10…角部
11…停止部材(ストッパピン)
12…ばねピン
13…復帰ばね
20…ローラ

Claims (3)

  1. 建物枠体に蝶番を介して開閉可能に設けられた扉が、付勢手段によって閉鎖方向に付勢されて前記建物枠体を閉鎖する際に、前記扉の閉鎖方向への移動を一時的に停止させる扉の緩衝装置において、
    前記扉の戸先に設けられ、該扉の開閉方向における閉鎖方向の先端側となる位置に前端部を備え、前記扉の開放方向の先端側となる位置に後端部が備えられて、これら前端部と後端部との間で形成される凹部と、
    前記凹部に対応する前記建物枠体の縦枠に位置し、前記扉の蝶番と平行に設けられた回動軸と、
    前記扉が閉鎖しておらず、該扉とは未接触で、該扉によって押されず該扉より力を受けていない状態での位置となる基準位置と、前記扉の閉鎖によって押されることで前記基準位置から所定方向に所定角度回転した停止位置との間で回転しうるように前記回動軸に回動可能に設けられ、前記基準位置では前記扉の移動軌跡と交差する位置にあって閉鎖方向に移動する前記扉に押されるとともに前記停止位置では前記扉との係合が解除される後係止部と、前記基準位置では前記扉の移動軌跡と交差しない前記建物枠体側の位置にあるとともに前記停止位置では前記扉の移動軌跡に交差して前記扉の凹部に入り込む前係止部と、を有し、前記後係止部と前記前係止部は、前記回動軸からアーム状に延出する略C字形とされ、前記後係止部は円弧状に形成されて、前記前係止部は中途が屈曲し角部を有し、該角部までの形状が前記後係止部と略同形で該角部から先は前記回動軸を中心とする円弧状に形成されており、前記後係止部と前記前係止部の角部の間の幅長と、前記扉の前端部と後端部間となる前記凹部の内幅が、略同一長とされる係止部材と、
    前記建物枠体に設けられ、前記所定方向に回動する前記係止部材に係止して該係止部材を前記停止位置に停止させる停止部材と、
    前記係止部材と前記建物枠体の間に設けられ、前記付勢手段による閉鎖力とほぼ釣り合う引張り戻り力を備え、前記係止部材の後係止部が閉鎖方向に移動する前記扉に押されて前記基準位置から前記所定方向に向けて回動したときには前記係止部材を前記基準位置に引き戻す方向の力を前記係止部材に与えるとともに、前記係止部材が前記停止位置に至って前記係止部材の後係止部と前記扉との係合が解除された時には前記扉の移動軌跡に交差して前記扉の凹部に入り込んだ前記前係止部が前記扉の凹部に係止して前記扉に前記閉鎖方向と逆方向の力を与えることにより前記扉の移動を一旦停止させる状態にする復帰ばねと、
    を有することを特徴とする扉の緩衝装置。
  2. 前記扉を閉鎖する際には、
    閉鎖方向に移動する前記扉の前端部に前記後係止部を押されて前記係止部材は前記基準位置から前記停止位置に至り、
    次に、前記扉がさらに閉鎖方向に移動することにより、前記後係止部が前記扉の前端部から離れるとともに、前記前係止部の角部が前記扉の前記凹部内で前記後端部に係止して前記復帰ばねにより前記扉に前記閉鎖方向と逆方向の力を与えて前記扉の移動を一時停止させ、
    さらに、前記復帰ばねの力により前記前係止部が前記扉の後端部を乗り越えることにより前記係止部材が前記基準位置に戻り、前記扉は閉鎖方向に移動して前記建物枠体を閉鎖し、
    前記扉を開放する際には、
    開放方向に移動する前記扉の前記前端部が前記後係止部を押して前記係止部材を前記所定方向と反対方向に回動させて基準位置の手前の位置に設定することにより、前記前端部が前記後係止部を乗り越えて前記扉が開放することを特徴とする請求項1記載の扉の緩衝装置。
  3. 前記扉の後端部にローラを設け、前記係止部材の前記前係止部が該ローラを乗り越えることを特徴とする請求項2記載の扉の緩衝装置。
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