JP2004293249A - 車両用ドアチェッカ - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構造の部材を追加することによってドア回転保持力を増大化させる。
【解決手段】一端がブラケット19を介して車体9側に回転自在なように取付けられるとともに、他端側には車両用ドア8のそれ以上の開度を規制する役目を果たすストッパ5の設けられるアーム1と、車両用ドア8側に取付けられるものであってアーム1に対して相対摺動運動をする摺動部材2と、摺動部材2のところに2枚一組の状態でカンチレバー状に設けられるものであって摺動部材2が上記ストッパ5に接触する位置に移動したときに、先端部に設けられた保持部31がストッパ5を挟み込むように保持する板バネ等にて形成される保持部材3と、からなる。
【選択図】 図1
【解決手段】一端がブラケット19を介して車体9側に回転自在なように取付けられるとともに、他端側には車両用ドア8のそれ以上の開度を規制する役目を果たすストッパ5の設けられるアーム1と、車両用ドア8側に取付けられるものであってアーム1に対して相対摺動運動をする摺動部材2と、摺動部材2のところに2枚一組の状態でカンチレバー状に設けられるものであって摺動部材2が上記ストッパ5に接触する位置に移動したときに、先端部に設けられた保持部31がストッパ5を挟み込むように保持する板バネ等にて形成される保持部材3と、からなる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用ドアを所定の開度に保持するための車両用ドアチェッカに関するものであり、特に、最大開度時における保持力(ドア保持トルク)を増大化させるための手段として、簡単な構造の板バネを追加することによって形成させるようにした車両用ドアチェッカに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、車両用ドアチェッカは、例えば特開2001−12127号公報記載の如く、車体またはドアのいずれか一方側に一端が回転自在なように取付けられるアームと、当該アームが挿通されるものであって上記車体側あるいはドア側のいずれか一方側に取付けられ、上記ドアの開閉に伴って上記アーム上を摺動運動する摺動部材と、上記ドアの全開時に上記摺動部材に接触して上記ドアの全開状態を保持するものであって上記アームのもう一方の端部側に設けられるストッパと、からなるものである。そして、このような構成からなるものにおいて、上記摺動部材には、上記ドアの全開時あるいは途中の各開度状態時において、ドアの開度を、その状態に維持(保持)するための保持力を発揮させるためのものであってアームとの間における接触圧力を増大化させるための各種機構が設けられるようになっているものである。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−12127号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来のものにおいては、ドアを所定の開度に保つためのドア保持力(ドア保持トルク)は、摺動部材内に設けられたスライダとアームとの接触摩擦力の如何等によって決定されるものである。従って、大型のものであって質量の重いドア等において、大きな保持力(ドア保持トルク)を発揮させようとすると、上記摺動部材の形状を大きく採らなければならないと言う問題点がある。このような問題点を解決するために、簡単な構造からなる板バネ方式のドア保持トルク増強機構を設けるようにした車両用ドアチェッカを提供しようとするのが、本発明の目的(課題)である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明においては次のような手段を講ずることとした。すなわち、請求項1記載の発明においては、車両用ドアを適宜位置あるいは全開の位置に保持するように作用する車両用ドアチェッカに関して、一端が車両用ドア側または車体側のいずれか一方側に回転自在なように取付けられるとともに、他端側には上記車両用ドアのそれ以上の開度を規制する役目を果たすストッパの設けられるアームと、上記車体または車両用ドアのいずれか一方側に取付けられるものであって上記アームに対して相対摺動運動をする摺動部材と、当該摺動部材のところにカンチレバー状に設けられるものであって当該摺動部材が上記ストッパに接触する位置に移動したときに、先端部が上記ストッパを挟み込むように保持する保持部材と、からなるようにした構成を採ることとした。
【0006】
このような構成を採ることにより、本発明のものにおいては、車両用ドアの全開時において、当該車両用ドアの全開状態を確実に保持(維持)することができるようになる。すなわち、本車両用ドアの全開時においては、摺動部材のところに設けられた2枚一組状の板バネ等からなる弾性部材、すなわち、保持部材が、ドアチェッカを形成するアームの先端部に設けられたストッパを挟み込んだ状態で保持するように係合するようになり、ストッパと摺動部材との間には大きな摺動抵抗力が形成されることとなる。この強力な摺動抵抗力によって、車両用ドアには大きな回転保持力(ドア保持トルク)が形成されることとなる。その結果、車両用ドアは上記全開状態に確実に保持されることとなる。なお、このような強力なドア保持力は、車両用ドアが大型となり、その質量が大きな値を有するものとなった場合においても、比較的小形のドアチェッカにて形成(発生)させることができるようになる。従って、車両用ドア周りの構成部品の質量軽減化を図ることができるようになる。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態について、図1ないし図5を基に説明する。本実施の形態に関するものの、その構成は、図1に示す如く、一端がブラケット19を介して車体9側(図2参照)に回転自在なように取付けられるとともに、他端側には車両用ドア8(図2参照)のそれ以上の開度を規制する役目を果たすストッパ5の設けられるアーム1と、車両用ドア8側に取付けられるものであって上記アーム1に対して相対摺動運動をする摺動部材2と、当該摺動部材2のところに2枚一組の状態でカンチレバー状に設けられるものであって当該摺動部材2が上記ストッパ5に接触する位置に移動したときに、先端部に設けられた保持部31が上記ストッパ5を挟み込むように保持するものであって板バネ等にて形成される保持部材3と、からなることを基本とするものである。なお、本実施の形態においては、上記アーム1の一端がブラケット19を介して車体9側に取付けられるとともに、摺動部材2がドア8側に取付けられる場合について述べて来たが、これに限定されるものではなく、この逆の形態、すなわち、アーム1の一端がドア8側に取付けられるとともに摺動部材2が車体9側に取付けられるような形態のものであっても良い。
【0008】
このような構成からなるものにおいて、アーム1は、図2に示す如く、全体が棒状の金属製部材または当該金属製部材の表面にプラスチック材のコーティングされたものからなるものであり、その一端はブラケット19を介して車体9側に回転自在なように取付けられるようになっているものである。すなわち、本アーム1は、回転中心点(O1)を支点にして車体9に対して相対回転運動が可能なように取付けられるようになっているものである。また、このようなアーム1の長手方向の適宜箇所には、凹陥部またはくびれ部が設けられるようになっているものである。すなわち、車両用ドア8を中間の半開き状態に維持するように上記摺動部材2を所定の位置に保持する中間チェック部11及び上記車両用ドア8を全開状態に保持する全開チェック部12が設けられるようになっているものである。
【0009】
このような構成からなるアーム1のもう一方の端部側には、図1及び図2に示す如く、ストッパ5が設けられるようになっている。このストッパ5の一部には、後に述べる保持部材3の先端部に設けられた凸面状の保持部31の係合する凹陥状の係合部51が設けられるようになっているものである(図2,図4参照)。
また、このような構成からなる本ストッパ5のアーム1への取付部のところには、車両用ドア8の全開時に、上記ドア側に設けられた摺動部材2が上記ストッパ5に激突するのを避けるためのものであってゴム状弾性体等にて形成されるクッション55が設けられるようになっている。すなわち、ドア全開時に上記摺動部材2に設けられたストッパプレート23と接触して上記衝撃的接触を緩和させるためのクッション55が、上記ストッパ5のアーム1への取付部のところに設けられるようになっているものである(図4参照)。
【0010】
このような構成からなるものにおいて、上記車両用ドア8のところに設けられて上記アーム1との間において相対滑り運動(摺動運動)をする摺動部材2は、図2及び図4に示す如く、上記アーム1の表面との間において相対摺動運動をするものであって所定のプラスチック材等にて形成されるスライダ21と、当該スライダ21を上記アーム1の表面側へ押し付けるように作用するものであってゴム状弾性体等にて形成されるダンパ22と、これらスライダ21及びダンパ22等を保持して、これらを車両用ドア8の壁面等に保持する役目を果たすケース24と、当該ケース24の上面に設けられるものであって、上記車両用ドア8の全開時において、ストッパ5の下面に設けられたクッション55と接触作用をするストッパプレート23と、からなるものである。このような構成からなるものにおいて、上記スライダ21の上記アーム1の表面と接触する側には、山形状の突起部211が設けられるようになっているものである。そして、この突起部211は、図2及び図4に示す如く、アーム1側に設けられるものであってドアの半開き状態を維持する中間チェック部11、あるいはドアの全開状態を維持する全開チェック部12のところに係合するようになっているものである。そして、このような突起部211が上記各チェック部11、12のところに係合して嵌り込んだ状態においては、本スライダ21の下方部に設けられた弾性体からなるダンパ22の作用により、上記突起部211は上記各チェック部11、12側へ押付けられるようになり、このようなスライダ21を有する摺動部材2は、各チェック部11、12のところに留め置かれるようになる。その結果、上記車両用ドア8は、各状態に保持されることとなる。
【0011】
このような構成からなる摺動部材2の、そのケース23のところには、図1及び図2に示す如く、バネ鋼板等の弾性部材にて形成されるものであって、角状の形態からなる二枚一組状態の保持部材3が設けられるようになっている。このものは、バネ鋼板等の金属材にて形成されるものであって、これらが摺動部材2を形成するケース24の外側に嵌め込まれることによって摺動部材2と一体化された状態で、かつ、共締めの状態で車両用ドア8のところに所定の締結手段28を介して取付けられるようになっているものである。または、本保持部材3は、そのカンチレバー状付け根部のところが、上記ケース24の外側に溶接手段等にて取付けられることによって、上記摺動部材2と一体化されるようになっているものである。このような保持部材3の、その先端部のところには、内側に凸面を有するものであって、本車両用ドア8が全開の状態において、上記ストッパ5に設けられた凹陥状の係合部51に係合し、上記車両用ドア8を全開状態に保持する保持部31が設けられるようになっているものである(図4参照)。なお、このような保持部材3は、基本的には、複数枚が一組の状態で上記ケース24の側壁部のところからカンチレバー状に設けられるようになっているものであり、本車両用ドア8が開き勝手方向に作動するときには、例えば図3に示す如く、凸面形状の保持部31はストッパ5に設けられたテーパ面状のガイド部52のところを滑るように相対移動して、ドアの開き方向への作動を妨げないようにしているものである。
【0012】
このような構成からなる本実施の形態のものについての、その作動態様について、図2ないし図5を基に説明する。まず、本車両用ドア8が開かれ始めると、本車両用ドアチェッカのところ及び本車両用ドア8には、図5に示すような保持トルクが生ずることとなる。そして、ドアが半開き状態となり、図2に示す如く、摺動部材2を形成するスライダ21がアーム1に設けられたド中間チェック部11内に納まると、ドア保持トルクは、図5のL1に示されるような値になる。
そして、本車両用ドア8が更に開かれると、ドア側に設けられた摺動部材2の上記スライダ21はアーム1に形成された上記中間チェック部11のところを脱出してアーム1上を移動する。そして、図3に示す如く、保持部材3の先端部に形成された保持部31の凸面部のところがストッパ5の下面部に形成されたテーパ面からなるガイド部52のところに接するようになる。なお、上記スライダ21を形成する突起部211の中間チェック部11からの脱出に当たっては、図5に示すP1の値の比較的大きな保持トルクが必要とされる。すなわち、本車両用ドア8は、半開き状態に保持されることとなる。このようにして、本車両用ドア8が更に開かれて行き、摺動部材2を形成するスライダ21がアーム1に設けられた全開チェック部12のところに来ると、当該スライダ21は全開チェック部12のところに形成された傾斜面122を滑り降りる(図4参照)と同時に、上記保持部材3を形成する保持部31のところがストッパ5に設けられたテーパ面からなるガイド部52によって開かれ、保持部31はストッパ5に形成された係合部51のところに円滑に納まるようになる。すなわち、本摺動部材2を形成するスライダ21の突起部211は、図5に示す如く、小さな力(トルク)L2にて全開チェック部12のところに納まるようになる。これによって、本車両用ドアチェッカは全開状態に保持されることとなる。
【0013】
このような状態において、次に、本車両用ドア8を閉じようとするきには、図4に示す如く、スライダ21の突起部211がアーム1に設けられた全開チェック部12を形成する傾斜面122のところに係合していること、更には保持部材3の先端部に形成された保持部31がストッパ5に形成された凹陥状の係合部51のところに係合していることにより、大きな脱出荷重が必要とされる。すなわち、図5のF2の値に示される如く、大きなドア操作トルクが必要とされる。これによって、全開状態にドアが開放された状態においては、本車両用ドアチェッカの作動により、ドア(車両用ドア)8は、この全開状態に保持され、突風等により、不意にドアが閉じられたりするようなことがない。従って、操作者が、上記スライダ21が傾斜面122を乗り越えるような、かつ、保持部31の係合部51からの脱出に十分な大きな力をドア(車両用ドア)8に加えないかぎり、ドア(車両用ドア)8は閉じられたりするようなことがない。そして、このような十分な脱出力(ドア操作トルク)が加えられることによって、上記摺動部材2を形成するスライダ21がアーム1に設けられた傾斜面122を乗り越えて更に進むと、上記摺動部材2を形成するスライダ21はアーム1に設けられた中間チェック部11のところに係合するようになる。そして、この中間チェック部11を脱出するに当たっては、ドアの開操作時と同様、所定の操作トルク(F1)が必要とされる。これによって、本車両用ドア8は半開き状態に保持されることとなる。
【0014】
このように、本実施の形態のものにおいては、摺動部材2のところに、板バネ等の弾性部材にて形成される簡単な構造の保持部材3を設けることによって、ドア全開時における保持力(ドアチェック力)を増大化させることができるようになり、質量の重い大型のドアを比較的小型のドアチェッカにて確実に全開状態に保持することができるようになる。その結果、車両用ドアチェッカの軽量化、製造コストの低減化等を図ることができるようになる。
【0015】
【発明の効果】
本発明によれば、車両用ドアを適宜位置あるいは全開の位置に保持するように作用する車両用ドアチェッカに関して、一端が車両用ドア側または車体側のいずれか一方側に回転自在なように取付けられるとともに、他端側には上記車両用ドアのそれ以上の開度を規制する役目を果たすストッパの設けられるアームと、上記車体または車両用ドアのいずれか一方側に取付けられるものであって上記アームに対して相対摺動運動をする摺動部材と、当該摺動部材のところに2枚一組の状態でカンチレバー状に設けられるものであって当該摺動部材が上記ストッパに接触する位置に移動したときに、先端部が上記ストッパを挟み込むように保持する保持部材と、からなるようにした構成を採ることとしたので、車両用ドアの全開時において、当該車両用ドアの全開状態を確実に保持(維持)することができるようになった。
【0016】
すなわち、本車両用ドアが全開時においては、摺動部材のところに設けられた2枚一組状の板バネからなる保持部材が、ドアチェッカを形成するアームの先端部に設けられたストッパを挟み込んだ状態で保持するように係合するようになり、ストッパと摺動部材との間には大きな摺動抵抗力が形成されるようになった。この強力な摺動抵抗力によって、車両用ドアには大きな回転保持力(ドア保持トルク)が形成されるようになり、車両用ドアは上記全開状態に確実に保持されるようになった。そして、このような強力なドア保持力は、車両用ドアが大型となり、その質量が大きな値を有するものとなった場合においても、比較的小形のドアチェッカにて形成(発生)させることができるようになり、車両用ドア周り構成部品の質量軽減化等を図ることができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体構成を示す展開斜視図である。
【図2】本発明の全体構成を示す縦断面図である。
【図3】本発明の主要部を成す保持部材周りの全体構成を示す図である。
【図4】本発明の主要部を成す保持部材とストッパとの係合状態を示す部分断面図である。
【図5】本発明にかかる車両用ドアチェッカの作動状態を示す図(グラフ)である。
【符号の説明】
1 アーム
11 中間チェック部
12 全開チェック部
122 傾斜面
19 ブラケット
2 摺動部材
21 スライダ
211 突起部
22 ダンパ
23 ストッパプレート
24 ケース
28 締結手段
3 保持部材
31 保持部
5 ストッパ
51 係合部
52 ガイド部
55 クッション
8 ドア(車両用ドア)
9 車体
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用ドアを所定の開度に保持するための車両用ドアチェッカに関するものであり、特に、最大開度時における保持力(ドア保持トルク)を増大化させるための手段として、簡単な構造の板バネを追加することによって形成させるようにした車両用ドアチェッカに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、車両用ドアチェッカは、例えば特開2001−12127号公報記載の如く、車体またはドアのいずれか一方側に一端が回転自在なように取付けられるアームと、当該アームが挿通されるものであって上記車体側あるいはドア側のいずれか一方側に取付けられ、上記ドアの開閉に伴って上記アーム上を摺動運動する摺動部材と、上記ドアの全開時に上記摺動部材に接触して上記ドアの全開状態を保持するものであって上記アームのもう一方の端部側に設けられるストッパと、からなるものである。そして、このような構成からなるものにおいて、上記摺動部材には、上記ドアの全開時あるいは途中の各開度状態時において、ドアの開度を、その状態に維持(保持)するための保持力を発揮させるためのものであってアームとの間における接触圧力を増大化させるための各種機構が設けられるようになっているものである。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−12127号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来のものにおいては、ドアを所定の開度に保つためのドア保持力(ドア保持トルク)は、摺動部材内に設けられたスライダとアームとの接触摩擦力の如何等によって決定されるものである。従って、大型のものであって質量の重いドア等において、大きな保持力(ドア保持トルク)を発揮させようとすると、上記摺動部材の形状を大きく採らなければならないと言う問題点がある。このような問題点を解決するために、簡単な構造からなる板バネ方式のドア保持トルク増強機構を設けるようにした車両用ドアチェッカを提供しようとするのが、本発明の目的(課題)である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明においては次のような手段を講ずることとした。すなわち、請求項1記載の発明においては、車両用ドアを適宜位置あるいは全開の位置に保持するように作用する車両用ドアチェッカに関して、一端が車両用ドア側または車体側のいずれか一方側に回転自在なように取付けられるとともに、他端側には上記車両用ドアのそれ以上の開度を規制する役目を果たすストッパの設けられるアームと、上記車体または車両用ドアのいずれか一方側に取付けられるものであって上記アームに対して相対摺動運動をする摺動部材と、当該摺動部材のところにカンチレバー状に設けられるものであって当該摺動部材が上記ストッパに接触する位置に移動したときに、先端部が上記ストッパを挟み込むように保持する保持部材と、からなるようにした構成を採ることとした。
【0006】
このような構成を採ることにより、本発明のものにおいては、車両用ドアの全開時において、当該車両用ドアの全開状態を確実に保持(維持)することができるようになる。すなわち、本車両用ドアの全開時においては、摺動部材のところに設けられた2枚一組状の板バネ等からなる弾性部材、すなわち、保持部材が、ドアチェッカを形成するアームの先端部に設けられたストッパを挟み込んだ状態で保持するように係合するようになり、ストッパと摺動部材との間には大きな摺動抵抗力が形成されることとなる。この強力な摺動抵抗力によって、車両用ドアには大きな回転保持力(ドア保持トルク)が形成されることとなる。その結果、車両用ドアは上記全開状態に確実に保持されることとなる。なお、このような強力なドア保持力は、車両用ドアが大型となり、その質量が大きな値を有するものとなった場合においても、比較的小形のドアチェッカにて形成(発生)させることができるようになる。従って、車両用ドア周りの構成部品の質量軽減化を図ることができるようになる。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態について、図1ないし図5を基に説明する。本実施の形態に関するものの、その構成は、図1に示す如く、一端がブラケット19を介して車体9側(図2参照)に回転自在なように取付けられるとともに、他端側には車両用ドア8(図2参照)のそれ以上の開度を規制する役目を果たすストッパ5の設けられるアーム1と、車両用ドア8側に取付けられるものであって上記アーム1に対して相対摺動運動をする摺動部材2と、当該摺動部材2のところに2枚一組の状態でカンチレバー状に設けられるものであって当該摺動部材2が上記ストッパ5に接触する位置に移動したときに、先端部に設けられた保持部31が上記ストッパ5を挟み込むように保持するものであって板バネ等にて形成される保持部材3と、からなることを基本とするものである。なお、本実施の形態においては、上記アーム1の一端がブラケット19を介して車体9側に取付けられるとともに、摺動部材2がドア8側に取付けられる場合について述べて来たが、これに限定されるものではなく、この逆の形態、すなわち、アーム1の一端がドア8側に取付けられるとともに摺動部材2が車体9側に取付けられるような形態のものであっても良い。
【0008】
このような構成からなるものにおいて、アーム1は、図2に示す如く、全体が棒状の金属製部材または当該金属製部材の表面にプラスチック材のコーティングされたものからなるものであり、その一端はブラケット19を介して車体9側に回転自在なように取付けられるようになっているものである。すなわち、本アーム1は、回転中心点(O1)を支点にして車体9に対して相対回転運動が可能なように取付けられるようになっているものである。また、このようなアーム1の長手方向の適宜箇所には、凹陥部またはくびれ部が設けられるようになっているものである。すなわち、車両用ドア8を中間の半開き状態に維持するように上記摺動部材2を所定の位置に保持する中間チェック部11及び上記車両用ドア8を全開状態に保持する全開チェック部12が設けられるようになっているものである。
【0009】
このような構成からなるアーム1のもう一方の端部側には、図1及び図2に示す如く、ストッパ5が設けられるようになっている。このストッパ5の一部には、後に述べる保持部材3の先端部に設けられた凸面状の保持部31の係合する凹陥状の係合部51が設けられるようになっているものである(図2,図4参照)。
また、このような構成からなる本ストッパ5のアーム1への取付部のところには、車両用ドア8の全開時に、上記ドア側に設けられた摺動部材2が上記ストッパ5に激突するのを避けるためのものであってゴム状弾性体等にて形成されるクッション55が設けられるようになっている。すなわち、ドア全開時に上記摺動部材2に設けられたストッパプレート23と接触して上記衝撃的接触を緩和させるためのクッション55が、上記ストッパ5のアーム1への取付部のところに設けられるようになっているものである(図4参照)。
【0010】
このような構成からなるものにおいて、上記車両用ドア8のところに設けられて上記アーム1との間において相対滑り運動(摺動運動)をする摺動部材2は、図2及び図4に示す如く、上記アーム1の表面との間において相対摺動運動をするものであって所定のプラスチック材等にて形成されるスライダ21と、当該スライダ21を上記アーム1の表面側へ押し付けるように作用するものであってゴム状弾性体等にて形成されるダンパ22と、これらスライダ21及びダンパ22等を保持して、これらを車両用ドア8の壁面等に保持する役目を果たすケース24と、当該ケース24の上面に設けられるものであって、上記車両用ドア8の全開時において、ストッパ5の下面に設けられたクッション55と接触作用をするストッパプレート23と、からなるものである。このような構成からなるものにおいて、上記スライダ21の上記アーム1の表面と接触する側には、山形状の突起部211が設けられるようになっているものである。そして、この突起部211は、図2及び図4に示す如く、アーム1側に設けられるものであってドアの半開き状態を維持する中間チェック部11、あるいはドアの全開状態を維持する全開チェック部12のところに係合するようになっているものである。そして、このような突起部211が上記各チェック部11、12のところに係合して嵌り込んだ状態においては、本スライダ21の下方部に設けられた弾性体からなるダンパ22の作用により、上記突起部211は上記各チェック部11、12側へ押付けられるようになり、このようなスライダ21を有する摺動部材2は、各チェック部11、12のところに留め置かれるようになる。その結果、上記車両用ドア8は、各状態に保持されることとなる。
【0011】
このような構成からなる摺動部材2の、そのケース23のところには、図1及び図2に示す如く、バネ鋼板等の弾性部材にて形成されるものであって、角状の形態からなる二枚一組状態の保持部材3が設けられるようになっている。このものは、バネ鋼板等の金属材にて形成されるものであって、これらが摺動部材2を形成するケース24の外側に嵌め込まれることによって摺動部材2と一体化された状態で、かつ、共締めの状態で車両用ドア8のところに所定の締結手段28を介して取付けられるようになっているものである。または、本保持部材3は、そのカンチレバー状付け根部のところが、上記ケース24の外側に溶接手段等にて取付けられることによって、上記摺動部材2と一体化されるようになっているものである。このような保持部材3の、その先端部のところには、内側に凸面を有するものであって、本車両用ドア8が全開の状態において、上記ストッパ5に設けられた凹陥状の係合部51に係合し、上記車両用ドア8を全開状態に保持する保持部31が設けられるようになっているものである(図4参照)。なお、このような保持部材3は、基本的には、複数枚が一組の状態で上記ケース24の側壁部のところからカンチレバー状に設けられるようになっているものであり、本車両用ドア8が開き勝手方向に作動するときには、例えば図3に示す如く、凸面形状の保持部31はストッパ5に設けられたテーパ面状のガイド部52のところを滑るように相対移動して、ドアの開き方向への作動を妨げないようにしているものである。
【0012】
このような構成からなる本実施の形態のものについての、その作動態様について、図2ないし図5を基に説明する。まず、本車両用ドア8が開かれ始めると、本車両用ドアチェッカのところ及び本車両用ドア8には、図5に示すような保持トルクが生ずることとなる。そして、ドアが半開き状態となり、図2に示す如く、摺動部材2を形成するスライダ21がアーム1に設けられたド中間チェック部11内に納まると、ドア保持トルクは、図5のL1に示されるような値になる。
そして、本車両用ドア8が更に開かれると、ドア側に設けられた摺動部材2の上記スライダ21はアーム1に形成された上記中間チェック部11のところを脱出してアーム1上を移動する。そして、図3に示す如く、保持部材3の先端部に形成された保持部31の凸面部のところがストッパ5の下面部に形成されたテーパ面からなるガイド部52のところに接するようになる。なお、上記スライダ21を形成する突起部211の中間チェック部11からの脱出に当たっては、図5に示すP1の値の比較的大きな保持トルクが必要とされる。すなわち、本車両用ドア8は、半開き状態に保持されることとなる。このようにして、本車両用ドア8が更に開かれて行き、摺動部材2を形成するスライダ21がアーム1に設けられた全開チェック部12のところに来ると、当該スライダ21は全開チェック部12のところに形成された傾斜面122を滑り降りる(図4参照)と同時に、上記保持部材3を形成する保持部31のところがストッパ5に設けられたテーパ面からなるガイド部52によって開かれ、保持部31はストッパ5に形成された係合部51のところに円滑に納まるようになる。すなわち、本摺動部材2を形成するスライダ21の突起部211は、図5に示す如く、小さな力(トルク)L2にて全開チェック部12のところに納まるようになる。これによって、本車両用ドアチェッカは全開状態に保持されることとなる。
【0013】
このような状態において、次に、本車両用ドア8を閉じようとするきには、図4に示す如く、スライダ21の突起部211がアーム1に設けられた全開チェック部12を形成する傾斜面122のところに係合していること、更には保持部材3の先端部に形成された保持部31がストッパ5に形成された凹陥状の係合部51のところに係合していることにより、大きな脱出荷重が必要とされる。すなわち、図5のF2の値に示される如く、大きなドア操作トルクが必要とされる。これによって、全開状態にドアが開放された状態においては、本車両用ドアチェッカの作動により、ドア(車両用ドア)8は、この全開状態に保持され、突風等により、不意にドアが閉じられたりするようなことがない。従って、操作者が、上記スライダ21が傾斜面122を乗り越えるような、かつ、保持部31の係合部51からの脱出に十分な大きな力をドア(車両用ドア)8に加えないかぎり、ドア(車両用ドア)8は閉じられたりするようなことがない。そして、このような十分な脱出力(ドア操作トルク)が加えられることによって、上記摺動部材2を形成するスライダ21がアーム1に設けられた傾斜面122を乗り越えて更に進むと、上記摺動部材2を形成するスライダ21はアーム1に設けられた中間チェック部11のところに係合するようになる。そして、この中間チェック部11を脱出するに当たっては、ドアの開操作時と同様、所定の操作トルク(F1)が必要とされる。これによって、本車両用ドア8は半開き状態に保持されることとなる。
【0014】
このように、本実施の形態のものにおいては、摺動部材2のところに、板バネ等の弾性部材にて形成される簡単な構造の保持部材3を設けることによって、ドア全開時における保持力(ドアチェック力)を増大化させることができるようになり、質量の重い大型のドアを比較的小型のドアチェッカにて確実に全開状態に保持することができるようになる。その結果、車両用ドアチェッカの軽量化、製造コストの低減化等を図ることができるようになる。
【0015】
【発明の効果】
本発明によれば、車両用ドアを適宜位置あるいは全開の位置に保持するように作用する車両用ドアチェッカに関して、一端が車両用ドア側または車体側のいずれか一方側に回転自在なように取付けられるとともに、他端側には上記車両用ドアのそれ以上の開度を規制する役目を果たすストッパの設けられるアームと、上記車体または車両用ドアのいずれか一方側に取付けられるものであって上記アームに対して相対摺動運動をする摺動部材と、当該摺動部材のところに2枚一組の状態でカンチレバー状に設けられるものであって当該摺動部材が上記ストッパに接触する位置に移動したときに、先端部が上記ストッパを挟み込むように保持する保持部材と、からなるようにした構成を採ることとしたので、車両用ドアの全開時において、当該車両用ドアの全開状態を確実に保持(維持)することができるようになった。
【0016】
すなわち、本車両用ドアが全開時においては、摺動部材のところに設けられた2枚一組状の板バネからなる保持部材が、ドアチェッカを形成するアームの先端部に設けられたストッパを挟み込んだ状態で保持するように係合するようになり、ストッパと摺動部材との間には大きな摺動抵抗力が形成されるようになった。この強力な摺動抵抗力によって、車両用ドアには大きな回転保持力(ドア保持トルク)が形成されるようになり、車両用ドアは上記全開状態に確実に保持されるようになった。そして、このような強力なドア保持力は、車両用ドアが大型となり、その質量が大きな値を有するものとなった場合においても、比較的小形のドアチェッカにて形成(発生)させることができるようになり、車両用ドア周り構成部品の質量軽減化等を図ることができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体構成を示す展開斜視図である。
【図2】本発明の全体構成を示す縦断面図である。
【図3】本発明の主要部を成す保持部材周りの全体構成を示す図である。
【図4】本発明の主要部を成す保持部材とストッパとの係合状態を示す部分断面図である。
【図5】本発明にかかる車両用ドアチェッカの作動状態を示す図(グラフ)である。
【符号の説明】
1 アーム
11 中間チェック部
12 全開チェック部
122 傾斜面
19 ブラケット
2 摺動部材
21 スライダ
211 突起部
22 ダンパ
23 ストッパプレート
24 ケース
28 締結手段
3 保持部材
31 保持部
5 ストッパ
51 係合部
52 ガイド部
55 クッション
8 ドア(車両用ドア)
9 車体
Claims (1)
- 一端が車両用ドアまたは車体のいずれか一方側に回転自在なように取付けられるとともに、他端側には上記車両用ドアのそれ以上の開度を規制する役目を果たすストッパの設けられるアームと、上記車体または車両用ドアのいずれか一方側に取付けられるものであって上記アームに対して相対摺動運動をする摺動部材と、当該摺動部材のところにカンチレバー状に設けられるものであって当該摺動部材が上記ストッパに接触する位置に移動したときに、先端部が上記ストッパを挟み込むように保持する保持部材と、からなることを特徴とする車両用ドアチェッカ。
Priority Applications (1)
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JP2003090352A JP2004293249A (ja) | 2003-03-28 | 2003-03-28 | 車両用ドアチェッカ |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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---|---|
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ID=33403999
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Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004293249A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20110016665A1 (en) * | 2008-04-07 | 2011-01-27 | Multimatic Inc. | Automotive door check with energy storage body |
WO2011138226A1 (de) * | 2010-05-03 | 2011-11-10 | Brose Fahrzeugteile Gmbh & Co. Kg, Coburg | Verstellvorrichtung zur verlagerung eines kraftfahrzeugteils |
WO2017157041A1 (zh) * | 2016-03-18 | 2017-09-21 | 比亚迪股份有限公司 | 车门限位器及其控制盒和具有其的车辆 |
-
2003
- 2003-03-28 JP JP2003090352A patent/JP2004293249A/ja active Pending
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