JP3889688B2 - ドア用安全具 - Google Patents
ドア用安全具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3889688B2 JP3889688B2 JP2002271165A JP2002271165A JP3889688B2 JP 3889688 B2 JP3889688 B2 JP 3889688B2 JP 2002271165 A JP2002271165 A JP 2002271165A JP 2002271165 A JP2002271165 A JP 2002271165A JP 3889688 B2 JP3889688 B2 JP 3889688B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- frame
- locking body
- swing
- safety device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Wing Frames And Configurations (AREA)
- Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)
- Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、子供などがマンションなどのドアに手を挟まれる事故を防止するためのドア用安全具に関する。
【0002】
【従来の技術】
ドアが急激に閉まることで生じる事故を防止するための種々の安全装置が開発されている。一般的なものとしては、ドアにダンパーを装置したもの等が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
マンションなどでは、開けたドアが風圧などによって急激に閉まってしまうことがあり、この場合、子供などがドアに手を挟まれて怪我をすることがある。ドアにダンパーなどを取り付ければこのような事故を防止できるが装置が大がかりとなりコスト高になってしまう。
本発明はこのような事故を防止することができる機構が簡単で安価なドア用安全具を提供することを目的とするものである。
【0004】
【問題点を解決する手段】
上記目的を達成するため、本発明は、枠体(18)に揺動自在に取り付けられたドア(14)に取り付けられるドア用安全具であって、平板部(2a)とこれに対して直角な垂直部(2b)を有し、前記垂直部(2b)が前記ドア(14)の揺動側の表側の面に取り付けられ前記平板部(2a)が前記ドア(14)の揺動側の端面に取り付けられるようにした板状の取付体(2)と、細長厚板形状を有し、長手方向の両端の中、一方端側が前記取付体(2)の平板部(2a)に略水平状態と略垂直な起立状態との略90度の範囲内で揺動自在に軸支され、起立させると前記ドアを閉じることができ、該起立状態で長手方向の両側面の中、一方の側面(4a)が前記枠体(18)に当接し、前記水平状態において長手方向の両端の中の他端側の突出部(24)が前記枠体(18)に衝突して前記ドア(14)と前記枠体(18)との間に隙間を存して前記ドア(14)を係止するようにした係止体(4)とから成り、前記係止体(4)にこれが起立状態から水平な方向に揺動するように作用する付勢力を付与したものである。
また本発明は、前記係止体(4)に起立状態から水平な方向に揺動するように作用する付勢力をばね力より付与したものである。
また本発明は、前記係止体(4)に起立状態から水平な方向に揺動するように作用する付勢力が前記係止体(4)の重量により発生するようにし、前記係止体(4)の前記一方の側面(4a)に磁石(16)を設け、前記係止体(4)を起立させて前記ドア(14)を閉めると、前記磁石(16)が対面する前記枠体(18)に磁力により接着するようにしたものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を添付した図面を参照して詳細に説明する。
2は帯状の薄い強度のあるL型の金属板から成る取付体であり、平板部2aとこれに対して直角な垂直部2bとから構成されている。4はある程度の厚さ幅を有し強度のあるプラスチックあるいは金属の細長板状の材料から成る係止体であり、前記取付体2の平板部2aに隣接配置され、その長手方向の一方が平板部2aに回転自在に軸6支されている。
【0006】
前記係止体4の他方の端面には硬質のゴム体などから成る緩衝体8が固着されている。前記係止体4の回転中心6の近傍には弓状のガイド溝10が穿設され、これに取付体2に固設されたピン12がスライド自在に嵌合している。前記ガイド溝10とピン12によって前記係止体4は取付体2の平板部2aの長手方向と平行な係止位置と、該位置から上向きに90度揺動した起立位置との間で揺動範囲が規制されている。
【0007】
前記係止体4の他端は、図1に示す係止位置において、取付体2の垂直部2bよりも所定距離突出するように構成されている。また、係止体4を図2に示すように、平板部2aに対して直角に起立させた状態において、係止体4の側面と取付体2の垂直部2bとの間の距離(W)は、図3に示すように、ドア14の厚さ幅と略同一に設定されている。
【0008】
前記係止体4の側面4aには、磁石16が同一平面上に固着されている。図3において、18,18はマンションなどの住居のドアの両側の金属製の枠体であり、これにドア14がヒンジ20によって開閉方向に揺動自在に軸支されている。
次に本実施形態の作用について説明する。
【0009】
ドア14の揺動側の側面と枠体18との間には約5mmの隙間が形成されている。ドア14の上部の揺動側の側面と表側の面とに取付体2の平板部2aと垂直部2bとを図3の如く密着させ、ビス等により、垂直部2bと平板部(2a)とをドア14の表側と端面に固定する。係止体4を、図2に示すように、手で直角に起立させた状態でドア14を閉めると、係止体4は、その側面4aが、図3に示すように、起立した状態で、枠体18に当接し、磁石16が枠体18に磁気力により密着する。
【0010】
尚、枠体16が磁性体でない場合には、枠体16の磁石16と対向する部分に両面テープ等を介して磁性金属板を貼り付けるようにする。ドアノブ22を握ってドア14を開くと、最初、係止体4は軸6を中心として、磁石16と枠体18間に働く磁気吸引力によって水平方向に傾き、磁石16が枠体から離反すると、係止体4は自重によって、軸6を中心として下向きに揺動し、取付体2の平板部2aの長手方向と平行な水平方向に倒れる。
【0011】
該状態において、係止体4は、その緩衝体取付側がドア14の表側の面から所定長さ突出する。この係止体4の緩衝対8を含む突出部24は、ドア14を閉めたとき、図4に示すように、枠体18に衝突し、ドア14を閉じる手前で係止する。もし、ドア14が開いた状態から風圧等により、衝撃的に枠体18側に急動したとしても、ドア14は、閉まる手前で水平状態の突出部24により係止され、ドア14と枠体18との間に隙間Gが形成されるので、子供などがドアに手を挟まれることがない。
【0012】
係止体4を手で起立方向に持ち上げれば、ドア14の係止状態は解除されるので、この状態でドア14を完全に閉まる位置まで、枠体18のドア受け部にドアが枠体18側に係止されるまで押し込むことができる。尚、上記実施形態では、係止体が自重により、水平突出方向に揺動する構成としたが、ばね力により、水平方向に付勢される構成としても良い。
【0013】
この場合には磁石16は不要となる。また、取付体2はその垂直部2bをドア14の表側に固定する構成としたが、特にこの構成に限定されるものではなく、垂直部2bをドア14の内側の面に固定する構成としても良い。この場合には、平板部2aをドア14の側面と枠体18との間の隙間に挿入配置する必要がない分平板部2aの長手方向の長さが短くなる。
【0014】
【発明の効果】
本発明は上述の如く構成したので、子供などのドアに手を挟まれる事故を安価で且つ簡単な機構で、防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の外観図である。
【図2】本発明の外観図である。
【図3】本発明の平面的説明図である。
【図4】本発明の平面的説明である。
【符号の説明】
2 取付体
4 係止体
6 軸
8 緩衝体
10 ガイド溝
14 ドア
16 磁石
18 枠体
20 ヒンジ
22 ドアノブ
24 突出部
Claims (3)
- 枠体(18)に揺動自在に取り付けられたドア(14)に取り付けられるドア用安全具であって、平板部(2a)とこれに対して直角な垂直部(2b)を有し、前記垂直部(2b)が前記ドア(14)の揺動側の表側の面に取り付けられ前記平板部(2a)が前記ドア(14)の揺動側の端面に取り付けられるようにした板状の取付体(2)と、細長厚板形状を有し、長手方向の両端の中、一方端側が前記取付体(2)の平板部(2a)に略水平状態と略垂直な起立状態との略90度の範囲内で揺動自在に軸支され、起立させると前記ドアを閉じることができ、該起立状態で長手方向の両側面の中、一方の側面(4a)が前記枠体(18)に当接し、前記水平状態において長手方向の両端の中の他端側の突出部(24)が前記枠体(18)に衝突して前記ドア(14)と前記枠体(18)との間に隙間を存して前記ドア(14)を係止するようにした係止体(4)とから成り、前記係止体(4)にこれが起立状態から水平な方向に揺動するように作用する付勢力を付与したことを特徴とするドア用安全具。
- 前記係止体(4)に起立状態から水平な方向に揺動するように作用する付勢力をばね力により付与したことを特徴とする請求項1に記載のドア用安全具。
- 前記係止体(4)に起立状態から水平な方向に揺動するように作用する付勢力が前記係止体(4)の重量により発生するようにし、前記係止体(4)の前記一方の側面(4a)に磁石(16)を設け、前記係止体(4)を起立させて前記ドア(14)を閉めると、前記磁石(16)が対面する前記枠体(18)に磁力により接着するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のドア用安全具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002271165A JP3889688B2 (ja) | 2002-09-18 | 2002-09-18 | ドア用安全具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002271165A JP3889688B2 (ja) | 2002-09-18 | 2002-09-18 | ドア用安全具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004107977A JP2004107977A (ja) | 2004-04-08 |
JP3889688B2 true JP3889688B2 (ja) | 2007-03-07 |
Family
ID=32268564
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002271165A Expired - Fee Related JP3889688B2 (ja) | 2002-09-18 | 2002-09-18 | ドア用安全具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3889688B2 (ja) |
-
2002
- 2002-09-18 JP JP2002271165A patent/JP3889688B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004107977A (ja) | 2004-04-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2700329C (en) | Door safety mechanism | |
US6487751B2 (en) | Door safety devices | |
US6871382B2 (en) | Door checker for automobile | |
JP2000145249A (ja) | 戸のマグネットキャッチャー | |
US4028772A (en) | Sliding door safety device | |
JP3889688B2 (ja) | ドア用安全具 | |
JP4380090B2 (ja) | 扉位置決め装置 | |
GB2452950A (en) | Safety device having pivoting member preventing doors from slamming | |
KR200194824Y1 (ko) | 힌지문 닫힘 방지 장치(문고정장치) | |
JP3494603B2 (ja) | ステー | |
JP2010001684A (ja) | 扉用アームストッパー | |
JP2558073B2 (ja) | マグネット式ドア衝撃保護具 | |
JP3927431B2 (ja) | 扉の緩衝装置 | |
JPH08151850A (ja) | 家具の扉装置 | |
JP3371287B2 (ja) | ドア用フリ−ストッパ−装置 | |
JP4013223B2 (ja) | 扉の緩衝及びはね返り防止装置 | |
JP3019137U (ja) | 扉の指詰め防止具 | |
JPH0531179Y2 (ja) | ||
JPH0533661Y2 (ja) | ||
KR200324654Y1 (ko) | 끼임 방지용 도어체크 | |
JP4266479B2 (ja) | ガードアームの待機角度位置調整装置 | |
JPH0339592Y2 (ja) | ||
KR200271057Y1 (ko) | 도어충돌방지구 | |
JP3366114B2 (ja) | 引戸用指詰め防止装置及びその使用方法 | |
JPH0524781Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040713 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060518 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060522 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060630 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060831 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060901 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20061031 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20061130 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091208 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101208 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101208 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111208 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111208 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121208 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131208 Year of fee payment: 7 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |