JP2558073B2 - マグネット式ドア衝撃保護具 - Google Patents
マグネット式ドア衝撃保護具Info
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- JP2558073B2 JP2558073B2 JP6108263A JP10826394A JP2558073B2 JP 2558073 B2 JP2558073 B2 JP 2558073B2 JP 6108263 A JP6108263 A JP 6108263A JP 10826394 A JP10826394 A JP 10826394A JP 2558073 B2 JP2558073 B2 JP 2558073B2
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- swing
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドアの衝撃保護具に関
するものである。本発明に於て、「ドア」とは、建物出
入り用及び室内用のドア、開き窓、乗物用ドア等の、一
端をヒンジにより回動自由に取り付けた開閉部分を意味
する。
するものである。本発明に於て、「ドア」とは、建物出
入り用及び室内用のドア、開き窓、乗物用ドア等の、一
端をヒンジにより回動自由に取り付けた開閉部分を意味
する。
【0002】
【従来の技術】従来、ドアの緩やかな閉止のために、ド
アクローザーが用いられているが、ドアクローザーは、
ドアを開ける際や、ゆっくりと閉める際にも使用者に負
担がかかる。ドアからドアクローザーを取り外すと、ド
アの開閉は軽くなるが、風圧により、或いは勢いよくド
アを閉めたことによる衝撃を防止することは出来ないと
いう問題がある。
アクローザーが用いられているが、ドアクローザーは、
ドアを開ける際や、ゆっくりと閉める際にも使用者に負
担がかかる。ドアからドアクローザーを取り外すと、ド
アの開閉は軽くなるが、風圧により、或いは勢いよくド
アを閉めたことによる衝撃を防止することは出来ないと
いう問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】高層建築物や高層マン
ション等において、一端をヒンジによって柱に取り付け
たドアは、開閉の際に、風圧によって、又はドアを勢い
よく閉めたことによって、ドアと柱による指詰め事故が
生じている。
ション等において、一端をヒンジによって柱に取り付け
たドアは、開閉の際に、風圧によって、又はドアを勢い
よく閉めたことによって、ドアと柱による指詰め事故が
生じている。
【0004】本発明の目的は、ドアの衝撃保護具であっ
て、勢いよくドアが閉まる際にのみ、ドアの閉じ動作
を、閉じる直前に停止させることにより、ドアと柱の間
に隙間を残し、指詰め事故を防止するマグネット式ドア
衝撃保護具を提供することである。
て、勢いよくドアが閉まる際にのみ、ドアの閉じ動作
を、閉じる直前に停止させることにより、ドアと柱の間
に隙間を残し、指詰め事故を防止するマグネット式ドア
衝撃保護具を提供することである。
【0005】
【課題を解決する為の手段】ドア(9)の基端側を柱(91)
にヒンジ(95)で枢支し、建物の鴨居(93)にマグネット
(5)を収納した揺動部(3)と、固定座(2)からなる保護
具本体(11)を取り付ける。又保護具本体(11)と対応する
ドア(9)の自由端側の部分にマグネット(7)を前記マグ
ネット(5)と反発する向きに取り付ける。
にヒンジ(95)で枢支し、建物の鴨居(93)にマグネット
(5)を収納した揺動部(3)と、固定座(2)からなる保護
具本体(11)を取り付ける。又保護具本体(11)と対応する
ドア(9)の自由端側の部分にマグネット(7)を前記マグ
ネット(5)と反発する向きに取り付ける。
【0006】
【作用】通常の緩やかなドア(9)の閉じ動作時には、ド
ア(9)の閉じ回転の速度は遅いので、ドア(9)が柱(92)
に接近した際に、揺動部(3)のマグネット(5)と、ドア
側のマグネット(7)との間で、磁力反発作用が働き、揺
動部(3)がドア(9)のかまちに衝突する前に、揺動部
(3)が反発力によって、上向きに揺動し、ドア(9)の開
閉移行路から脱し、閉じ動作の妨害とならない。従っ
て、ドア(9)に何も取り付けてないのと同じように、通
常の閉じ動作が行なわれ、ドア(9)は柱(92)の当りに受
け止められて止まり、通路を閉じる。
ア(9)の閉じ回転の速度は遅いので、ドア(9)が柱(92)
に接近した際に、揺動部(3)のマグネット(5)と、ドア
側のマグネット(7)との間で、磁力反発作用が働き、揺
動部(3)がドア(9)のかまちに衝突する前に、揺動部
(3)が反発力によって、上向きに揺動し、ドア(9)の開
閉移行路から脱し、閉じ動作の妨害とならない。従っ
て、ドア(9)に何も取り付けてないのと同じように、通
常の閉じ動作が行なわれ、ドア(9)は柱(92)の当りに受
け止められて止まり、通路を閉じる。
【0007】勢いよくドア(9)が閉められた際には、ド
ア(9)の閉じ回転が速いので、ドア(9)が柱(92)に接近
して、マグネット(5)(7)間の磁力反発作用により揺動
部(3)がドア(9)の開閉移行路から脱する前に、揺動部
(3)がドア(9)のかまちに衝突して、ドア(9)と柱(92)
の間に隙間を残して、ドア(9)の閉じ回転は止められ
る。
ア(9)の閉じ回転が速いので、ドア(9)が柱(92)に接近
して、マグネット(5)(7)間の磁力反発作用により揺動
部(3)がドア(9)の開閉移行路から脱する前に、揺動部
(3)がドア(9)のかまちに衝突して、ドア(9)と柱(92)
の間に隙間を残して、ドア(9)の閉じ回転は止められ
る。
【0008】又、揺動部(3)とドア(9)のかまちとの衝
突後、ドア(9)の閉じ回転が停止してから、揺動部(3)
のマグネット(5)と、ドア用マグネット(7)との磁力反
発作用により、揺動部(3)がドア(9)の開閉移行路から
脱し、ドア(9)の閉じ動作の継続が可能となる。
突後、ドア(9)の閉じ回転が停止してから、揺動部(3)
のマグネット(5)と、ドア用マグネット(7)との磁力反
発作用により、揺動部(3)がドア(9)の開閉移行路から
脱し、ドア(9)の閉じ動作の継続が可能となる。
【0009】
【発明の効果】本発明に係るマグネット式ドア衝撃保護
具によれば、通常の緩やかなドア(9)の閉じ動作時に
は、ドア(9)の閉じ回転の速度は遅いので、ドア(9)が
柱(92)に接近した際に、揺動部(3)のマグネット(5)と
ドア用マグネット(7)との間で、磁力反発作用が働き、
揺動部(3)がドア(9)のかまちに衝突する前に、揺動部
(3)が反発力によって上向きに揺動し、ドア(9)の開閉
移行路から脱し、閉じ動作の妨害とならない。従って、
ドア(9)に何も取り付けてないのと同じように通常の閉
じ動作が行なえ、ドア(9)は柱(92)の当りに受け止めら
れて止まり、通路を閉じる。
具によれば、通常の緩やかなドア(9)の閉じ動作時に
は、ドア(9)の閉じ回転の速度は遅いので、ドア(9)が
柱(92)に接近した際に、揺動部(3)のマグネット(5)と
ドア用マグネット(7)との間で、磁力反発作用が働き、
揺動部(3)がドア(9)のかまちに衝突する前に、揺動部
(3)が反発力によって上向きに揺動し、ドア(9)の開閉
移行路から脱し、閉じ動作の妨害とならない。従って、
ドア(9)に何も取り付けてないのと同じように通常の閉
じ動作が行なえ、ドア(9)は柱(92)の当りに受け止めら
れて止まり、通路を閉じる。
【0010】勢いよくドア(9)が閉められた際に、或い
は風圧によってドア(9)が急激に閉じられた際には、ド
ア(9)の閉じ回転速度が速いので、ドア(9)が柱(92)に
接近した場合に、マグネット(5)(7)間の磁力反発作用
により揺動部(3)がドア(9)の開閉移行路から脱する前
に、揺動部(3)がドア(9)のかまちに衝突することによ
り、ドア(9)と柱(92)の間に隙間を残して、ドア(9)の
閉じ回転は止められる。従って指詰め事故を防止出来
る。
は風圧によってドア(9)が急激に閉じられた際には、ド
ア(9)の閉じ回転速度が速いので、ドア(9)が柱(92)に
接近した場合に、マグネット(5)(7)間の磁力反発作用
により揺動部(3)がドア(9)の開閉移行路から脱する前
に、揺動部(3)がドア(9)のかまちに衝突することによ
り、ドア(9)と柱(92)の間に隙間を残して、ドア(9)の
閉じ回転は止められる。従って指詰め事故を防止出来
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例につき、図面に沿って
詳述する。図1に示す如く、ドア(9)は、柱(91)(92)、
鴨居(93)及び敷居(94)に囲まれ、縦かまちの一方を柱(9
1)にヒンジ(95)により枢支され、他方にドア用ハンドル
(96)が設けられている。本発明に係るマグネット式ドア
衝撃保護具(1)の保護具本体(11)を鴨居(93)のドア(9)
開き側に、マグネットケース(6)を保護具本体(11)に対
応するドア(9)の閉じ側に夫々配備している。マグネッ
トケース(6)の取り付け位置は、ドア(9)の自由端寄り
の、子供の手の届かない部分に取り付けることが望まし
い。ドア閉止時に、柱(92)の当りと重ならないように端
縁の側方へずらして取り付ける。
詳述する。図1に示す如く、ドア(9)は、柱(91)(92)、
鴨居(93)及び敷居(94)に囲まれ、縦かまちの一方を柱(9
1)にヒンジ(95)により枢支され、他方にドア用ハンドル
(96)が設けられている。本発明に係るマグネット式ドア
衝撃保護具(1)の保護具本体(11)を鴨居(93)のドア(9)
開き側に、マグネットケース(6)を保護具本体(11)に対
応するドア(9)の閉じ側に夫々配備している。マグネッ
トケース(6)の取り付け位置は、ドア(9)の自由端寄り
の、子供の手の届かない部分に取り付けることが望まし
い。ドア閉止時に、柱(92)の当りと重ならないように端
縁の側方へずらして取り付ける。
【0012】図2に示す如く、マグネット式ドア衝撃保
護具(1)は、固定座(2)と揺動部(3)から構成される保
護具本体(11)と、ドア(9)の開閉移行路中に、保護具本
体(11)と対応するドア(9)のかまちに取り付けられたマ
グネットケース(6)から構成される。
護具(1)は、固定座(2)と揺動部(3)から構成される保
護具本体(11)と、ドア(9)の開閉移行路中に、保護具本
体(11)と対応するドア(9)のかまちに取り付けられたマ
グネットケース(6)から構成される。
【0013】保護具本体(11)は、鴨居(93)に取り付ける
固定座(2)と、該固定座(2)にピン(82)により軸着され
た揺動部(3)を備えている。揺動部(3)は、非磁性材料
によって形成され、自由端側にマグネット(5)を磁極を
下向けて具えている。自由端端部には、ドア(9)の上端
の角に面当りするための当り面(33)と、滑り止め突起(3
2)を具えている。更に、揺動部(3)の上向きの揺動を補
助するスプリング(81)の両端部を、夫々固定座(2)と揺
動部(3)に嵌める。マグネット(5)が、磁力反発作用を
受けていない通常の状態では、揺動部(3)の当り面(33)
が、ドア(9)の開閉移行路に突出するように、固定座
(2)に開設された揺動制限孔(24)に傾斜を付け、制限孔
(24)の範囲内で、揺動部(3)は揺動自由である。
固定座(2)と、該固定座(2)にピン(82)により軸着され
た揺動部(3)を備えている。揺動部(3)は、非磁性材料
によって形成され、自由端側にマグネット(5)を磁極を
下向けて具えている。自由端端部には、ドア(9)の上端
の角に面当りするための当り面(33)と、滑り止め突起(3
2)を具えている。更に、揺動部(3)の上向きの揺動を補
助するスプリング(81)の両端部を、夫々固定座(2)と揺
動部(3)に嵌める。マグネット(5)が、磁力反発作用を
受けていない通常の状態では、揺動部(3)の当り面(33)
が、ドア(9)の開閉移行路に突出するように、固定座
(2)に開設された揺動制限孔(24)に傾斜を付け、制限孔
(24)の範囲内で、揺動部(3)は揺動自由である。
【0014】又、マグネットケース(6)は、非磁性材料
によって形成され、保護具本体(11)に対応するドア(9)
の閉じ側のかまちに取り付けられる。マグネットケース
(6)は、揺動部(3)のマグネット(5)と反発する向きに
ドア用マグネット(7)を配備しており、ドア(9)が、当
り面(33)と衝突する部分に金属製の保護プレート(61)を
具えている。
によって形成され、保護具本体(11)に対応するドア(9)
の閉じ側のかまちに取り付けられる。マグネットケース
(6)は、揺動部(3)のマグネット(5)と反発する向きに
ドア用マグネット(7)を配備しており、ドア(9)が、当
り面(33)と衝突する部分に金属製の保護プレート(61)を
具えている。
【0015】通常の緩やかなドア(9)の閉じ動作では、
ドア(9)が鴨居(93)に接近すると、揺動部(3)に具えら
れているマグネット(5)と、マグネットケース(6)に具
えられているドア用マグネット(7)との間に磁力反発作
用が働き、図2に1点鎖線で示す如く、揺動部(3)が、
ピン(82)を軸として上向きに揺動することによって、ド
ア(9)の移行路中から脱するので、閉じ動作の妨害には
ならない。このとき、スプリング(81)により、揺動部
(3)の上向きの揺動が補助される。ドアを閉じると、揺
動部(3)は、斜め下向きに突出した状態で待機してい
る。更に、ドア(9)の開き動作の際には、ドア(9)外部
上端に揺動部(3)の底部が当ることにより、揺動部(3)
が、上向きに揺動するので、開き動作の妨害とはならな
い。勢いよくドア(9)を閉めた際には、マグネット(5)
(7)間の磁力反発作用により揺動部(3)がドア(9)の開
閉移行路から脱する前に、揺動部(3)の当り面(33)がド
ア(9)に衝突し、ドア(9)と柱(92)の間に隙間を残し
て、ドア(9)の閉じ回転は止められ、指詰め事故は防止
される。
ドア(9)が鴨居(93)に接近すると、揺動部(3)に具えら
れているマグネット(5)と、マグネットケース(6)に具
えられているドア用マグネット(7)との間に磁力反発作
用が働き、図2に1点鎖線で示す如く、揺動部(3)が、
ピン(82)を軸として上向きに揺動することによって、ド
ア(9)の移行路中から脱するので、閉じ動作の妨害には
ならない。このとき、スプリング(81)により、揺動部
(3)の上向きの揺動が補助される。ドアを閉じると、揺
動部(3)は、斜め下向きに突出した状態で待機してい
る。更に、ドア(9)の開き動作の際には、ドア(9)外部
上端に揺動部(3)の底部が当ることにより、揺動部(3)
が、上向きに揺動するので、開き動作の妨害とはならな
い。勢いよくドア(9)を閉めた際には、マグネット(5)
(7)間の磁力反発作用により揺動部(3)がドア(9)の開
閉移行路から脱する前に、揺動部(3)の当り面(33)がド
ア(9)に衝突し、ドア(9)と柱(92)の間に隙間を残し
て、ドア(9)の閉じ回転は止められ、指詰め事故は防止
される。
【0016】図3に示す如く、保護具本体(11)の固定座
(2)には、揺動部(3)を揺動可能に取り付けるためのピ
ン用孔(22)を開設した取り付け用突部(25)が設けられて
おり、該取り付け用突部(25)両側には、揺動部(3)の揺
動を制限するための揺動制限孔(24)と、鴨居(93)に取り
付けるためのネジ孔(21)が開設されている。又、固定座
(2)中央部には、揺動部(3)の揺動を補助するためのス
プリング(81)の一端を固定するためのバネ止め穴(23)が
開設されている。
(2)には、揺動部(3)を揺動可能に取り付けるためのピ
ン用孔(22)を開設した取り付け用突部(25)が設けられて
おり、該取り付け用突部(25)両側には、揺動部(3)の揺
動を制限するための揺動制限孔(24)と、鴨居(93)に取り
付けるためのネジ孔(21)が開設されている。又、固定座
(2)中央部には、揺動部(3)の揺動を補助するためのス
プリング(81)の一端を固定するためのバネ止め穴(23)が
開設されている。
【0017】又、図4に示す如く、固定座(2)の揺動制
限孔(24)は、鴨居(93)に取り付けられる側を広く、揺動
部(3)側を狭くなるような斜面を有し、揺動部(3)の揺
動制限突部(34)を揺動制限孔(24)に嵌めることによっ
て、揺動部(3)の揺動範囲を制限する。更に、揺動制限
孔(24)の傾斜は、マグネット(5)が、ドア用マグネット
(7)の磁力反発作用を受けていない状態で、揺動部(3)
が斜め下向きに下り、当り面(33)が、ドア(9)の開閉移
行路に突出するようにする。
限孔(24)は、鴨居(93)に取り付けられる側を広く、揺動
部(3)側を狭くなるような斜面を有し、揺動部(3)の揺
動制限突部(34)を揺動制限孔(24)に嵌めることによっ
て、揺動部(3)の揺動範囲を制限する。更に、揺動制限
孔(24)の傾斜は、マグネット(5)が、ドア用マグネット
(7)の磁力反発作用を受けていない状態で、揺動部(3)
が斜め下向きに下り、当り面(33)が、ドア(9)の開閉移
行路に突出するようにする。
【0018】図5に示す如く、保護具本体(11)の揺動部
(3)は、マグネット(5)を具えており、自由端の先端部
に、ドア(9)に当るための当り面(33)と、滑り止めのた
めの突起(32)を有している。又、他端には、2本の揺動
制限突部(34)が突出しており、固定座(2)の揺動制限孔
(24)に嵌めて、揺動部(3)の揺動を制限する。揺動制限
突部(34)には、ピン(82)によって固定座(2)に軸着する
ためのピン用孔(35)が、開設され、揺動制限突部(34)間
の溝底には、揺動部(3)の揺動を補助するためのスプリ
ング(81)を固定するためのバネ止め凹み(36)が開設され
ている。更に、固定座(2)と揺動部(3)は、夫々のピン
用孔(22)(35)に、ピン(82)を軸着することにより、回動
自由に結合されている。又、スプリング(81)の両端を、
バネ止め穴(23)とバネ止め凹み(36)に止めて固定してい
る。
(3)は、マグネット(5)を具えており、自由端の先端部
に、ドア(9)に当るための当り面(33)と、滑り止めのた
めの突起(32)を有している。又、他端には、2本の揺動
制限突部(34)が突出しており、固定座(2)の揺動制限孔
(24)に嵌めて、揺動部(3)の揺動を制限する。揺動制限
突部(34)には、ピン(82)によって固定座(2)に軸着する
ためのピン用孔(35)が、開設され、揺動制限突部(34)間
の溝底には、揺動部(3)の揺動を補助するためのスプリ
ング(81)を固定するためのバネ止め凹み(36)が開設され
ている。更に、固定座(2)と揺動部(3)は、夫々のピン
用孔(22)(35)に、ピン(82)を軸着することにより、回動
自由に結合されている。又、スプリング(81)の両端を、
バネ止め穴(23)とバネ止め凹み(36)に止めて固定してい
る。
【0019】図6に示す如く、マグネットケース(6)
は、前記マグネット(5)と反発する向きに配備されたド
ア用マグネット(7)を具えている。又、揺動部(3)の当
り面(33)がドア(9)に衝突する部分に、一端が直角に曲
げられたプレート(61)を取り付けることにより、ドア
(9)を保護することが出来る。更に、マグネットケース
(6)及びプレート(61)には、ドア(9)への取り付け用ネ
ジ孔(62)(63)が夫々開設されている。該ネジ孔(62)(63)
の何れか一方を長孔にすることにより、マグネットケー
ス(6)の取り付け位置を上下に動かして調節することが
出来る。
は、前記マグネット(5)と反発する向きに配備されたド
ア用マグネット(7)を具えている。又、揺動部(3)の当
り面(33)がドア(9)に衝突する部分に、一端が直角に曲
げられたプレート(61)を取り付けることにより、ドア
(9)を保護することが出来る。更に、マグネットケース
(6)及びプレート(61)には、ドア(9)への取り付け用ネ
ジ孔(62)(63)が夫々開設されている。該ネジ孔(62)(63)
の何れか一方を長孔にすることにより、マグネットケー
ス(6)の取り付け位置を上下に動かして調節することが
出来る。
【0020】図7乃び図8は、マグネット式ドア衝撃保
護具(1)の他の実施例を示す。図7及び図8に示す如
く、揺動部(3)は、ピストン状の基端部(31)と、基端側
が開放され該基端部(31)を嵌合したシリンダ状の摺動部
(4)から構成される。基端部(31)の、基端部側は、前記
実施例と同様に、揺動制限突部(34)、ピン用孔(35)及び
バネ止め凹み(36)が設けられている。基端部(31)の中央
部には、抜止め長溝(37)が開設され、摺動部(4)の脱出
を防止し、前後動のみを許容する。
護具(1)の他の実施例を示す。図7及び図8に示す如
く、揺動部(3)は、ピストン状の基端部(31)と、基端側
が開放され該基端部(31)を嵌合したシリンダ状の摺動部
(4)から構成される。基端部(31)の、基端部側は、前記
実施例と同様に、揺動制限突部(34)、ピン用孔(35)及び
バネ止め凹み(36)が設けられている。基端部(31)の中央
部には、抜止め長溝(37)が開設され、摺動部(4)の脱出
を防止し、前後動のみを許容する。
【0021】又、摺動部(4)の先部には、マグネット
(5)を具えており、自由端側に、ドア(9)への当り面(3
3)と、滑り止め用の突起(32)を有している。基端部(31)
が、摺動部(4)に嵌合された際に、基端部(31)の抜止め
長溝(37)に、抜止めピン(38)が、嵌められ、摺動部(4)
の基端部(31)からの脱出を防止し、前後動のみを許容す
る。
(5)を具えており、自由端側に、ドア(9)への当り面(3
3)と、滑り止め用の突起(32)を有している。基端部(31)
が、摺動部(4)に嵌合された際に、基端部(31)の抜止め
長溝(37)に、抜止めピン(38)が、嵌められ、摺動部(4)
の基端部(31)からの脱出を防止し、前後動のみを許容す
る。
【0022】基端部(31)と摺動部(4)が嵌合される際
に、基端部(31)の自由端と摺動部(4)のマグネット(5)
との間に、ゲルや、クッションゴム、バネ等の弾性部材
で構成された衝撃吸収材(8)を、挿入する。プレート(6
1)と当り面(33)が、離れている場合には、衝撃吸収材
(8)により摺動部(4)に取り付けられた抜止めピン(38)
は、基端部(31)の抜止め長溝(37)の自由端方向端部にあ
る。勢いよくドア(9)が閉められた際には、ドア(9)に
取り付けられた前記マグネットケース(6)のプレート(6
1)と摺動部(4)の当り面(33)が衝突し、摺動部(4)が、
揺動端方向に押される。この時、衝撃吸収材(8)が圧縮
され、基端部(31)に対して、摺動部(4)の前後動を許容
し、衝撃を弱める。
に、基端部(31)の自由端と摺動部(4)のマグネット(5)
との間に、ゲルや、クッションゴム、バネ等の弾性部材
で構成された衝撃吸収材(8)を、挿入する。プレート(6
1)と当り面(33)が、離れている場合には、衝撃吸収材
(8)により摺動部(4)に取り付けられた抜止めピン(38)
は、基端部(31)の抜止め長溝(37)の自由端方向端部にあ
る。勢いよくドア(9)が閉められた際には、ドア(9)に
取り付けられた前記マグネットケース(6)のプレート(6
1)と摺動部(4)の当り面(33)が衝突し、摺動部(4)が、
揺動端方向に押される。この時、衝撃吸収材(8)が圧縮
され、基端部(31)に対して、摺動部(4)の前後動を許容
し、衝撃を弱める。
【0023】更に、固定座(2)の底部から揺動制限孔(2
4)に向けて固定座(2)を貫通する調整用孔(27)を形成
し、該調整用孔(27)から、揺動制限突部(34)に形成した
調整ネジ孔(43)に向けて調整ネジ(44)を螺入し、調整用
孔(27)から六角レンチ等で、調整ネジ(44)を調整し、先
端部を突出させる、或いは前記調整ネジ孔(43)及び調整
用孔(27)の代りに、固定座(2)の調整用孔(27)上部との
対向位置に、調整ネジ孔を貫通させ、該調整ネジ孔に、
調整ネジを螺入し、先端部を突出させることにより、揺
動部(3)の待機時の下向き傾斜角度を調整することが出
来る。
4)に向けて固定座(2)を貫通する調整用孔(27)を形成
し、該調整用孔(27)から、揺動制限突部(34)に形成した
調整ネジ孔(43)に向けて調整ネジ(44)を螺入し、調整用
孔(27)から六角レンチ等で、調整ネジ(44)を調整し、先
端部を突出させる、或いは前記調整ネジ孔(43)及び調整
用孔(27)の代りに、固定座(2)の調整用孔(27)上部との
対向位置に、調整ネジ孔を貫通させ、該調整ネジ孔に、
調整ネジを螺入し、先端部を突出させることにより、揺
動部(3)の待機時の下向き傾斜角度を調整することが出
来る。
【0024】上記実施例の説明は、本発明を説明するた
めのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定
し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本
発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲
に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは
勿論である。
めのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定
し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本
発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲
に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは
勿論である。
【0025】又、図7に一点鎖線で示す如く、固定座
(2)の底面(39)を、鴨居(93)へ取り付ける時に、柱(92)
側となる端が横に傾くように斜面(26)を設けることによ
って、勢いよくドア(9)が閉じられた際に、揺動部(3)
の当り面(33)とマグネット(5)のプレート(61)とが、面
衝突を行なうようにすることも出来る。又図7の実施例
に於て、基端部(31)を先端が開口したシリンダ状にし、
揺動部(3)を基端部(31)の開口へ挿入するピストン状に
してもよい。
(2)の底面(39)を、鴨居(93)へ取り付ける時に、柱(92)
側となる端が横に傾くように斜面(26)を設けることによ
って、勢いよくドア(9)が閉じられた際に、揺動部(3)
の当り面(33)とマグネット(5)のプレート(61)とが、面
衝突を行なうようにすることも出来る。又図7の実施例
に於て、基端部(31)を先端が開口したシリンダ状にし、
揺動部(3)を基端部(31)の開口へ挿入するピストン状に
してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】マグネット式ドア衝撃保護具をドアに取り付け
た状況を示す正面図である。
た状況を示す正面図である。
【図2】図1をA−A線に沿って断面し矢印方向に見た
拡大断面図である。
拡大断面図である。
【図3】固定座の斜視図である。
【図4】図3をB−B線に沿って断面し矢印方向に視た
断面図である。
断面図である。
【図5】揺動部の平面図である。
【図6】マグネットケースの斜視図である。
【図7】揺動部とケースから構成される揺動部の断面図
である。
である。
【図8】図7のC−C線に沿って断面し矢印方向に視た
断面図である。
断面図である。
(1)マグネット式ドア衝撃保護具 (11)保護具本体 (2)固定座 (3)揺動部 (31)基端部 (4)摺動部 (5)マグネット (6)マグネットケース (7)ドア用マグネット (8)衝撃吸収材 (9)ドア
Claims (3)
- 【請求項1】 固定座(2)と、一端を該固定座(2)に回
動可能に取り付けた揺動部(3)と、揺動部(3)の先部に
具えられたマグネット(5)から構成される保護具本体(1
1)と、保護具本体(11)と対応するドア部分に前記マグネ
ット(5)と反発する向きに取り付けられるべきドア用マ
グネット(7)から構成されるマグネット式ドア衝撃保護
具。 - 【請求項2】 揺動部(3)は、基端部(31)と、該基端部
(31)に前後動可能に嵌合された摺動部(4)から構成さ
れ、基端部(31)と摺動部(4)の嵌合部分に、衝撃吸収材
(8)を具えた請求項1記載のマグネット式ドア衝撃保護
具。 - 【請求項3】 揺動部(3)は、基端側に揺動制限突部(3
4)を具えており、揺動部(3)を固定座(2)に回動可能に
取り付けた際に、揺動制限突部(34)が遊嵌するように固
定座(2)側に揺動制限孔(24)が設けられており、揺動制
限突部(34)或いは揺動制限孔(24)の何れか一方に、調整
ネジを螺入し、揺動部(3)の傾斜角を調整することを特
徴とする請求項1又は請求項2記載のマグネット式ドア
衝撃保護具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6108263A JP2558073B2 (ja) | 1994-05-23 | 1994-05-23 | マグネット式ドア衝撃保護具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6108263A JP2558073B2 (ja) | 1994-05-23 | 1994-05-23 | マグネット式ドア衝撃保護具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07317424A JPH07317424A (ja) | 1995-12-05 |
JP2558073B2 true JP2558073B2 (ja) | 1996-11-27 |
Family
ID=14480228
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6108263A Expired - Lifetime JP2558073B2 (ja) | 1994-05-23 | 1994-05-23 | マグネット式ドア衝撃保護具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2558073B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2452950B (en) * | 2007-09-20 | 2010-01-20 | Assi Magoz | Door safety mechanism |
CN111150273B (zh) * | 2020-01-08 | 2021-07-30 | 南京溧水高新产业股权投资有限公司 | 一种防碰撞倾倒的艺术品展示台 |
JP7492400B2 (ja) * | 2020-08-03 | 2024-05-29 | イビデン株式会社 | 扉閉鎖順位調整器、観音開き式扉、警報装置 |
-
1994
- 1994-05-23 JP JP6108263A patent/JP2558073B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07317424A (ja) | 1995-12-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960716 |