JPS5910540A - S−(+)−1−(β−メチルブチルオキシ)−4−〔トランス−4′−(トランス−4″−アルキルシクロヘキシル)シクロヘキシル〕ベンゼン - Google Patents

S−(+)−1−(β−メチルブチルオキシ)−4−〔トランス−4′−(トランス−4″−アルキルシクロヘキシル)シクロヘキシル〕ベンゼン

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JPS5910540A
JPS5910540A JP11951582A JP11951582A JPS5910540A JP S5910540 A JPS5910540 A JP S5910540A JP 11951582 A JP11951582 A JP 11951582A JP 11951582 A JP11951582 A JP 11951582A JP S5910540 A JPS5910540 A JP S5910540A
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trans
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cyclohexyl
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benzene
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Shigeru Sugimori
滋 杉森
Tetsuhiko Kojima
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Chisso Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は液晶相を示す光学活性な物質およびそれを含有
する組成物に関する。
液晶表示素子は液晶物質の特性である光学異方性及び誘
電異方性を利用したもので、各種の方式のものがあるが
、その代表的なものにTN型(ねじれネマチック型)の
表示セルがある。
この方式のものに用いられる液晶物質としては正の誘電
異方性を有する液晶組成物が用いられ、これらは他の場
合と同様光、熱、水分、空気等に対し安定で、かつ室温
を含む出来るだけ広い温度範囲で液晶相を示すことが必
要である。
TN型表示素子ではその他その品質が次の点で問題にな
る場合が多い。即ち表示面にいわゆるリバースドメイン
(しま模様)が発生する場合があり、この様な現象を防
ぐためには光学活性物質を添加すればよいことが知られ
ている。
本発明の化合物はこの様な目的に使用して有効な光学活
性を有する新規な化合物である。
即ち、本発明は一般式 (上式中、Rは水素原子又は炭素数1・〜10のアルキ
ル基を示す) で表わされるS−(+)−1−(β−メチルブチルオキ
シ)−4−()ランス−4’−()ランス−4″−アル
今ルシクロヘギシル)シクロヘキシル〕ベンゼン及びそ
れを含有する組成物である。
本発明の5−((→−1−(β−メチルブチルオキシ)
−4−()ランス−4’−()ランス−4′−ブチルシ
クロヘキシル)シクロヘキシル〕べ* ンビンはC−8m点40゛C以下、Sm −Ch点17
0 ”(E、ch −i点186.2°Cと広い温度範
囲で光学活性な液晶相を示す。この化合物のコレステリ
ックのら族ピッチは5.0μmで、TN型表示素子用の
液晶組成物に本化合物を0.1〜5%位添加することに
よりリバースドメインの発生を防ぐことが可能となる。
又近年光学活性* Sm −C相が強誘電性を示すことが発見され、その応
用として新しい表示方式も開発されつつ* ある。本発明の化合物は広い温度範囲でSm相があるの
で、これらに応用できる可能性もある。
つぎに本発明の化合物の製造法を示すと、まず4−プロ
モアニンールと金属マグネシウムを反応させて、4−メ
トキシフェニルマグネシウムプロミドとし、これを4−
(トランス−4′−アルキルシクロヘキシル)シクロヘ
キサノン(これは対応するシクロヘキサノールを無水ク
ロム酸で酸化することにより得られる)と反応させて4
−メトキシ−(1’−ヒドロキシ−47−(トランスー
イ′−アルキルシクロヘキシル)シクロヘキシル)ベン
ゼンとする。次いでこれを硫酸水素カリウム触媒として
脱水して4−メトギシー(4’−()ランス−4“−ア
ルキルシクロヘキシル)シクロヘキセン−1′−イル〕
ベンゼンとする。ついでこれをエタノール溶媒中ラネー
ニッケル触媒を用いて、常圧、80°Cにて還元すると
4−メトキシ−(4’−()ランス−4“−アルキルシ
クロヘキシル)シクロヘキシル〕ベンゼンとなる。これ
はトランス体トシス体の混合物であるので、エタノール
で再結晶して4−メトキシ−(トランス−4’−()ラ
ンス−4〃−アルキルシクロヘキシル)シクロヘキシル
〕ベンゼンが得られる1、ついで臭化水素酸で脱メチル
化して4−〔トランス−イー(トランス−4′−アルキ
ルシクロヘキシル)シクロヘキシル〕フェノールが得ら
れる。これとS−(ト)−2−メチルブチルプロミドを
ジエチレングリコールモノメチルエーテル中で水酸化ナ
トリウムと反応して目的物であるS−(ト)−1−(β
−メチルブチルオキシ)−4−(トランス−4’−()
ランス−4” −アルキルシクロヘキシル)シクロヘキ
シル〕ベンゼンが得られる。以上を化学式で示すと * CH3CH2CHCHJr さH3 aOH CH* 以下、実施例によシ本発明の化合物の製造法及び使用例
について更に詳細に説明する。
実施例1(S−←)−1−(β−メチルブチルオキシ)
−4−()ランス−4’−()ランス−4“−ブチルシ
クロヘキシル)シクロヘキシル〕ベンゼンの製造〕 削り状マグネシウム1.2F(0,049モル)を8つ
「1フラスコに入れ、4−プロモアニンール9.217
(0,049モル)をテトラヒドロフランに溶かし、た
溶液80πtを、窒素気流中で反応温度180−85’
Cに保ち、攪拌しながらゆっくり滴下しで行くと反応し
て約8時間でマグネシウムは溶けて均一になり4−メト
キシフェニルマグネシウムプロミドを牛する。これに4
−(トランス−4′−ブチルシクロヘキシル)シクロ−
\キザノンの11.510.049モル)をテトラヒド
ロフランに溶かして50tniとしたものを反応温度を
5〜10°Cに保ちつつなるべく速かに滴下する。滴下
後、35°C1で昇温し30分攪拌l2、ついで8N塩
酸50笥/を加える。反応液を分液漏斗にとp 200
 weのトルエンで3回抽出後、合わせたトルエン層を
水で洗液が中性になるまで洗浄1.7でかもトルエンを
減圧留去する。残留した油状物は4−メトキシ−(l′
−ヒドロキシ−4’−()ランス−4“−ブチルシクロ
ヘキシル)シクロヘキシル〕ベンゼンでアリ、これに硫
酸水素カリウム6ノを加え窒素気流中160 ’Cで2
時間脱水する1、冷却後200河tのトルエンを加えて
から硫酸水素カリウムを炉別し、トルエン層を洗液から
中性になる寸で水洗する。次いでトルエン全減圧留去し
、残る油状物をエタノールで再結晶して得られるのが4
−メ)−Yシー(4’−()ランス−4“−ブチルシク
ロヘキシル)シクロヘキセン−1′−イル)ベンゼンで
ある。ここで得られた全、t 7. Ofをラネーニッ
ケル触媒1.Ofと共に工、タノール120w/に溶か
し常圧50°Cで接触還元を行ない、水素500 ml
を吸収させた。触媒を炉別し、そのまま再結晶させる。
イ4)らノ]たものはシス体とトランス体の混合物なの
で、さらにエタノールで再結晶をくり返し、トランス体
を単離する。これが、4−メトキシ−〔トランス−4’
−()ランス−4“−ブチルシクロヘキシル)シクロヘ
キシル〕ベンゼンである1゜ 次にこのもの15Fを臭化水素酸(47%)200*/
と酢酸200解と共に20時間還流する。反応終了後5
00 txtの水を加え、析出した結晶′5C枦遇する
。よく水て洗った後、アセトン−エタノール混合溶媒で
再結晶した。これが4−〔トランス−4ニー ()ラン
ス−4〃−ブチルシクロヘキシル)シクロヘキシル〕フ
ェノールである。この様にして製造した4−(トランス
−4’−()ランス−4“−ブチルシクロヘキシル)シ
クロヘキシル〕フェノールのlfiジエチレングリコー
ル七ツメツメチルエーテル100*/解し、これに2N
水酸化ナトリウム水溶液12m1を加えて振りまぜ均−
液を得る。次に84)−2−メチルブチルプロミド5f
(0,088モル)を加えて8時間、マントルヒーター
で加熱還流する。反応後、室温まで冷却し100*/の
水にありトルエン800*/で抽出する。トルエン層を
6N塩酸で、ついで2N水酸化ナトリウム水溶液で洗浄
した後、更に中性になるまで水洗してから無水硫酸ナト
リウムで乾燥後、減圧にして)ルエンを留去する。残っ
た油状物をエタノールで再結晶すると目的物であるS−
(ト)−1−(β−メチルブチルオキシ)−4−()ラ
ンス−4’−(・トランス−4″−ブチルシクロヘキシ
ル)シクロヘキシル〕ベンゼンが得うれる。
* 収量0.5f、収率41%、C−8m点a″C以下、* Sm −Ch点170℃、Ch −I点186 @Cで
あった。
同様にして4−(トランス−4′−ブチルシクロヘキシ
ル)シクロヘキザノンの代りに他のアルキル基を有する
4−(トランス−4′−アルキルシクロヘキシル)シク
ロヘキザノンを用いて以下の化合物を製造した。
S−(ト)−1−(β−メチルブチルオキシ)−4=(
トランス−4′−シクロヘキシルシクロヘキシル)ベン
ゼン、 5−fF)−1−(β−メチルブチルオキシ)−4−(
トランス−4−(トランス−4“−メチルシクロヘキシ
ル)シクロヘキシル〕ベンゼン、S−←3−1− (β
−メチルブチルオキシ)−4=(トランス−4’−()
ランス−4″−エチルシクロヘギシル)シクロヘキシル
〕ベンゼン、S −1+−)−1,−(β−メチルブチ
ルオキシ)−4−〔トランス−4’−()ランス−4“
−プロピルシクロヘキシル)ンクロヘキシル〕ベンゼン
、S−…−1−(β−メチルブチルオキシ)−4−〔ト
ランス−4’−()ランス−4″−ペンチルシクロヘキ
シル)シクロヘキシル〕ベンゼン、S −(+3−1−
 (β−メチルブチルオキシ)−4−(トランス−4’
−()ランス−4“−へキシルシクロヘキシル)シクロ
ヘキシル〕ベンゼン、S−(ト)−1−(β−メチルブ
チルオキシ)−4−(トランス−4’−()ランス−4
″−へブチルシクロヘキシル)シクロヘキシル〕ベンゼ
ン、843−1−(β−メチルブチルオキシ)−4−(
トランス−4’−()ランス−4“−オクチルシクロヘ
キシル)シクロヘキシル〕ベンゼン、S−(イ)−1−
(β−メチルブチルオキシ)−°4−(トランス−4’
−(トランス−4“−ノニルシクロヘキシル)シクロヘ
キシル〕ベンゼン、S−(ト)−1−(β−メチルブチ
ルオキシ)−4−〔トランス−4′−()ランス−4′
−デシルシクロヘキシル〕シクロヘキシル〕ベンゼン。
実施例2(使用例) 市販のTN用液晶組成物リクンンGR−68(チッソ■
製ビフェニル系液晶)99部に本発明の実施例1の化合
物1部を加えた液晶組成物を使用したTNセルは、この
化合物を添加しないで製造したT Nセルに比較してリ
バースドメインが大「1]K減少していることが肉眼に
よシ観察された。
以  」二

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 %式% (上式中、Rけ水素原子又は炭素数1−10のアルキル
    基を示す) で表わされるS−(+−)−1−(β−メチルブチルオ
    キシ)−4−()ランス−4’−()ランス−4“−ア
    ルキルシクロヘキシル)シクロヘキシル〕ベンゼン。
  2. (2)一般式 %式% (上式中、Rは水素原子又は炭素数1〜10のアルキル
    基を示す) で表わされるS−(イ)−1−(β−メチルブチルオキ
    シ)−4−()ランス−4’−()ランス−4“−アル
    キルシクロヘキシル)シクロヘキシル〕ベンゼンな少く
    とも一種含有することt%徴とする液晶組成物。
JP11951582A 1982-07-09 1982-07-09 S−(+)−1−(β−メチルブチルオキシ)−4−〔トランス−4′−(トランス−4″−アルキルシクロヘキシル)シクロヘキシル〕ベンゼン Granted JPS5910540A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58189124A (ja) * 1982-03-30 1983-11-04 メルク・パテント・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング ヒドロタ−フエニル化合物
JPS6239136A (ja) * 1985-08-13 1987-02-20 Ace Giken Kogyo Kk スピ−カの組立装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58189124A (ja) * 1982-03-30 1983-11-04 メルク・パテント・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング ヒドロタ−フエニル化合物
JPS6239136A (ja) * 1985-08-13 1987-02-20 Ace Giken Kogyo Kk スピ−カの組立装置

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