JPS5858357B2 - 新規エリスロマイシンa誘導体及びその製造法 - Google Patents

新規エリスロマイシンa誘導体及びその製造法

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JPS5858357B2
JPS5858357B2 JP56189381A JP18938181A JPS5858357B2 JP S5858357 B2 JPS5858357 B2 JP S5858357B2 JP 56189381 A JP56189381 A JP 56189381A JP 18938181 A JP18938181 A JP 18938181A JP S5858357 B2 JPS5858357 B2 JP S5858357B2
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aza
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deoxo
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ガブリエラ・コブレール
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SOORU PURIBA FUARUMASEUTOSUKA KEMISUKA PUREERANBENA II KOTSUMETEIKA IND ENU SORU OO
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SOORU PURIBA FUARUMASEUTOSUKA KEMISUKA PUREERANBENA II KOTSUMETEIKA IND ENU SORU OO
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07HSUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
    • C07H17/00Compounds containing heterocyclic radicals directly attached to hetero atoms of saccharide radicals
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/04Antibacterial agents

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規エリスロマイシンA誘導体、その製造法及
び抗菌剤としての用途に関する。
本発明は第1に、一般式: (式中、R1はメチル基を表わし、R2及びR3は同一
でも異なってもよく、それぞれ水素原子又は炭素数1〜
3個のアルカノイル基を表わし、R4は水素原子又は炭
素数1〜3個のアルカノイル基を表わすか、あるいはR
5と一緒に>C=O基を形成しており、R6は水素原子
を表わすか、あるいはR4と一緒に>C=O基を形成し
ている)により示されるエリスロマイシンA誘導体を提
供する。
本発明による式(1)の化合物は優れた抗菌作用を示し
、抗菌剤として有用である。
アンモニア、第1アミン及び第2アミンがアルデヒド及
びケトンにより還元的にアルキル化されて第3アミンを
生成し得ることは公知である(Org、Reactio
ns4.174−225.1948:Org、Reac
tions 5. 301. 1949 ; J。
Org、Chem、37,1673,1972;5yn
thesis55. 1974参照)。
また、第1及び第2アミンのメチル化はほとんどの場合
E schw e i 1− C1ark 法、即ち蟻
酸の存在下におけるアミンとホルムアルデヒドとの反応
によって行なわれることも公知である(Ber、38゜
880−882.1905 : J 、 Amer 、
Chem。
Soc、55.4571−4587.1933 ;Th
e Acydie A11phatic Ter
tiary Am1nes。
pp、44−52.The Macmillan C
ompany。
New York 1965参照)。
更ニ、エリスロマイシンAオキシムのベックマン転位つ
いで得られた生成物の還元によってエリスロマイシン系
の15員の半合成抗生物質、即ち11−アザ−10−デ
オキソ−10−ジヒドロ エリスロマイシンが生成され
ることも知られている(独国特許公開明細書第3012
533号参照)。
エリスロマイシンAとエチレンカーボネートとの反応に
よりエリスロマイシンAの11・12サイクリツクカー
ボネートが得られ、これは原料抗生物質に比して優れた
抗菌作用を示す特異なエリスロマイシン誘導体の一つで
あることも知られている(米国特許第3417077号
明細書;Rocz、Chem、 46.2212−22
17゜1972参照)。
今般本発明者は、前記のE(I)においてR1がメチル
であり、R2、R3、R4及びR5が水素原子であるN
−メチル−11−アザ−10−デオキソ10−ジヒドロ
エリスロマイシンAを、式(1)におけるRo、R2、
R3、R4及びR6がすべて水素原子である11−アザ
−10−デオキソ−10−ジヒドロエリスロマイシンA
とホルムアルデヒドトの蟻酸の存在下における反応によ
って得ることができることを知見した。
本発明による11−アザ−10−デオキソ−10−ジヒ
ドロ エリスロマイシンAのメチル化ハ、適当な溶剤、
好ましくはクロロホルム又は四塩化炭素の如きハロゲン
化炭化水素中で1〜3モル過剰のホルムアルデヒド及び
蟻酸を用いて最も好適に行なわれる。
この反応は還流下に2〜8時間で完結する。
反応生成物は常法により、最も好適には室温への冷却、
水の′添加、2NHC1によるpH約5.0への調節、
溶剤の分離、同溶剤による水層の抽出、ついで20w/
w%Na0HKよるpm約7.5への調節によって単離
される。
一緒にした有機抽出液をに2CO3で乾燥し、減圧留去
を行なうとクロマトグラフィー分析(溶離液ジメチルホ
ルムアミド:メタノール=3:1)により純粋なN−メ
チル−11−アザ−10−デオキソ−10ジヒドロエリ
スロマイシンAが得られる。
更に本発明者は、上記の方法で得られたN−メチル−1
1−アザ−10−デオキソ−10−ジヒドロ エリスロ
マイシンAを、適当な不活性有機溶剤、例えばベンゼン
又は酢酸エチル中でに2CO3の如きアルカリの存在下
において1〜6モル過剰のエチレンカーボネートと約6
0〜80℃の温度で1〜8時間反応させることによって
該エリスロマイシンAの13・14−サイクリックカー
ボネートが生成されることを認めた。
この反応生成物は慣用法、最適には得られた有機溶液の
水による洗浄及びCaC1□での乾燥によって単離され
得る。
N−メチル−11−アザ−10−デオキソ−10−ジヒ
ドロ エリスロマイシンA及びその13・14−サイク
リックカーボネートと、式:%式%() (式中、R6及びR7は炭素数1〜3個のアルカノイル
基を表わすという条件でそれぞれR2及びR3又はR4
及びR5と同じ意義を有する)により示される無水カル
ボン酸との反応により、QI)においてR1がメチル基
であり、R2が炭素数l〜3個のアルカノイル基であり
、R3が水素原子又はC1〜3のアルカノイル基であり
、R4が水素原子又はC1〜3のアルカノイル基である
かもしくはR5と一緒に>C=O基を形成し、R5が水
素原子であるかもしくはR4と一緒に>C=O基を形成
する対応するアンル誘導体が生成される。
この反応は通常ピリジン中で室温〜約80℃の温度で行
なわれる。
加熱する場合にはN2雰囲気を用いるのがよい。
得られた生成物は慣用の抽出法(J、Med、Chem
、15. 631.1972参照)により単離される。
本発明による新規化合物の効能を一連の供試菌について
試験管内で試験した。
結果を原料の11−アザ−10−デオキソ−10−ジヒ
ドロエリスロマイシンAと比較して最低阻止濃度(Mf
C)により第1表と第2表に示す。
本発明による新規☆☆化合物の抗菌活性は対照物質の抗
菌活性とほぼ同等であるが、N−メチル−11−アザ−
10−デオキソ−10−ジヒドロ エリスロマイシンA
及びその誘導体は原料の11−アザ−10−デオキソ−
10−ジヒドロ エリスロマイシンAに比べである種の
供試菌に対して優れた抗菌作用を示す。
次に本発明を実施例により更に説明する。
実施例 1 N−メチル−11−アザ−10−デオキソ10−ジヒド
ロ エリスロマイシンA クロロホルム(CHCl3)20ml中の1l−7f−
10−デオキソ−10−ジヒドロ エリスロマイシンA
0.54グ(0,000722モ)L/)の溶液に、ホ
ルムアルデヒド(約35w/w%)0.0589rul
(0,000741モル)と蟻酸(約9g−100W/
W%)0.02835’(0,000735モル)を攪
拌しつS添加した。
得られた反応混合物を還流下に加熱しつS8時間攪拌し
、ついで室温に冷却した後、水(pH5,8)15ml
を加えた。
この反応混合物のpHを2NHCIにより5.0に調整
し、ついでクロロホルム層を分離した。
水性層にCHCl 315 rulを添加し、得られた
反応懸濁物のpHを20w/w%NaOHにより7.5
に調整し、層分離抜水性層をCHC1315mlで3回
抽出した。
一緒にしたクロロホルム抽出液(pH7,5)をに2C
O3で乾燥し、減圧蒸発により融点113−115℃の
標題化合物0.45′?(82,4%)を得た。
〔α〕賀37.0(C=1%、CHCl3)。
M↑−748゜実施例 2 2′−アセチル−N−メチル−11−アザ−10=チオ
キソ−10−ジヒドロエリスロマイシンAピリジン40
m1中のN−メチル−11−アザ−10−デオキソ−1
0−ジヒドロ エリスロマイシ7k 1.Fl(0,
002モル)c7)溶液に無水酢酸5m1(0,053
モル)を添加し、室温で90分間保持シタ。
ライで氷約50criLとCHCl330rrLlの添
加により反応を停止させた後、反応混合物のpHを20
w/w%NaOHにより8.3に調節した。
クロロホルム層を分離し、水性層をCHCl33.0縦
で2回抽出し、一緒にしたクロロホルム抽出液を水(2
×501rLOで洗浄し、K2CO3で乾燥した。
ついで減圧蒸発により融点110−113℃の粗生成物
1.!1(94,6%)を得た。
この生成物をシリカゲルカラム上でクロロホルム/メタ
ノール(9:1)溶離剤により精製した。
クロマトグラフ分析(クロロホルム/メタノール=7:
3)により純粋な得られた標題化合物は下記の物理恒数
を示した。
融点−118−124℃ I R(CHCl3 ) :1745cm ’ (
C=0.−cステル)、1730cIrL−1(C=0
ラクトン)、1240cIIL−” (−C−0−アセ
テート)1HNMR(CDC13): 3.33 (3
H)s。
2.26 (3H) s、 2.25 (6H) s
1、99 (3H) s ppm。
実施例 3 2′・4“−ジアセチル−N−メチル−11−アザ−1
0−4)rキ)−10−ジヒドロ エリスロマイシンA ピリジン40rrLl中のN−メチル−11−アザ10
−チオキン−10−ジヒド エリスロマイシンA 1
.55’(0,002モル)の溶液に無水酢酸10rr
Ll(0,106モル)を添加した後室温で7日間保持
した。
ついで氷約50−の添加により反応を停止させ、得られ
た生成物を実施例2と同様にして単離した。
粗生成物(1,52f、89.9%)を加熱下にn−へ
キサンに溶解し、不溶物をP別し、P液を水浴上で放置
して結晶化を行ない、分析上純粋な標題化合物を得た。
融点=98−102℃ IR(CHCl3 ): 1745crIL ’ (
C=Oエステル)、1730crrL’ (C=0ラ
クトン)、1240cm ’ (−C−0−アセテ
ート)1HNMR(CDC13): 3.26(3H)
s。
2:23 (6H) s、 2.10 (3H) s
2.06 (3H) s、 1.98 (3H) s
ppm0実施例 4 2′・4”−13=トリアセチル−N−メチル−11−
アザ−10−デオキソ−10−ジヒドロエリスロマイシ
ンA ピリジン20TfLl中のN−メチル−11−アザ−1
0−デオキソ−10−ジヒドロエリスロマイシンA
1.5P(0,002モル)の溶液に無水酢酸10rI
Ll(0,106モル)を添加し、窒素気流下で60〜
80℃に加熱しつS36時間攪拌した。
ついで氷約100c111の添加により反応を停止させ
、生成物をpH8,5においてクロロホルム(4×30
77171りで抽出単離した。
一緒にしたクロロホルム抽出液を5w/w%NaHCO
3(2X 50 ml )で洗浄し、K2CO3で乾燥
し、クロロホルムを留去した。
残留物をベンゼンで乾燥した後シリカゲル上のクロマト
グラフィー(i離液クロロホルム:メタノール=9:1
)により精製して純粋な標題化合物(トリアセテート)
0.89’i/(収率51%)を得た。
融点−126−130℃ IR(CHCl3): 1738cIrL−1(C=O
−r−ステル、ラクトン)、1245crfL’ (
−C−0−アセテート) ’HNMR(CDCl5) : 3.28 (3H)
s。
2.29(6H)S、2.13(3H)s。
2.20 (3H) s、 2.03 (3H) s0
実施例 5 2′−プロピオニル−N−メチル−11−アザ−10−
デオキソ−10−ジヒドロエリスロマイシンA ピリジン20m1中のN−メチル−11−アザ−10−
デオキソ−10−ジヒドロエリスロマイシンA O,
7S’(0,00094モル)の溶液に無水プロピオン
酸6Vl!(0,046モル)を添加し、室温で1時間
保持した抜水を添加して反応を停止させた。
得られた生成物をpH8,6においてクロロホルムによ
り実施例2と同様に抽出単離し、粗生成物0.73F(
97,3%)をエーテル中に懸濁し、不溶沈澱を1別し
てCH2Cl240rLl中に再溶解した。
このジクロロメタン溶液を減圧蒸発により%の容積に濃
縮すると純粋な標題化合物が晶出された。
融点=164−166℃ IR(CaCl3):1730crrL−1(C−Oエ
ステルとラクトン)、1180CrrL−1(−C−0
−プロピオネート)。
実施例 6 2〈・4″−ジプロピオニルーN−メチルー11アザ−
10−チオキン−10−ジヒドロ エリスロマイシンA ピリジン20m1中のN−メチル−11−アザ10−デ
オキソ−10−ジヒドロエリスロマイシンA 0.7
f(0,00094モル)の溶液に無水プロピオン酸2
01rLl(0,155モル)を添加し、室温で7日間
保持した抜水を添加して反応を停止させ、得られた生成
物を実施例2と同様にして単離した(収量0.72f
; 89.4%)。
溶離液としてクロロホルム:メタノール=7:3を用い
るシリカゲルカラム上のクロマトグラフィーにより純粋
な標準化合物を得た。
融点=80−83℃。実施例 7 N−メチル−11−アザ−10−デオキソ10−ジヒド
ロ エリスロマイシンA 13・14−サイクリックカ
ーボネート 無水ベンゼン30m中のN−メチル−11−アザーIO
−デオキソー10−ジヒドロ エリスロマイシンA
1.Fl(0,002モル)の溶液に攪拌Lツ、wK2
CO31P (0,007モA/) トーLチVンカー
ボネートIf(0,011モル)を添加した。
この反応混合物を還流下加熱しつ工3時間攪拌した後室
温に冷却し、水(3×30rrLl)で洗浄し、CaC
l2で乾燥した。
ついでベンゼンを留去して粗生成物1.31’(88,
38%)を得、これをクロロホルム:メタノール〔7:
3溶離液を用いるシリカゲルカラム上のクロマトグラフ
ィーにより精製して純粋な標題化合物を得た。
融点=115119℃。
〔α〕2δ−−31° (1%w / w。CHCl3
溶液) IR(CaCl3 ) :1805CrrL ’ (
C=0カーボネート)、1740m ’ (C=0
ラクトン)。
実施例 8 2′−アセチル−N−メチル−11−アザ−10−チオ
キソ−10−ジヒドロエリスロマイシンA 13・1
4−サイクリック カーボネートピリジン201rLl
中のN−メチル−11−アザーIO−デオキソー10−
ジヒドロ エリスロマイシンA 13・14−サイク
リックカーボネート1(0,0013モル)の溶液に無
水酢酸5rrll(0,053モル)を添加し、室温で
45分間保持した抜水を添加して反応させた。
得られた生成物をpH8,8でクロロホルムにより実施
例2と同様に抽出単離した。
ついでクロロホルムを留去し、残渣を少量のエーテル中
に溶解し、r過し、n −ヘキサンの添加抜水浴上で冷
却すると標準化合物(2/−モノアセテート)が晶出し
た。
収量−〇、64 (60,7%)融点=153−158
°CIR(CaCl3 ) :1805crrL ’
(C=0カーボネート)、1740cIrL−1(C
=Oエステル、ラクトン)1240crrL ’ (
−C−0−アセテート) 1HNMR(CDCIa) 二3.3(3H)s 。
2.28 (6H)s、2.21 (3H)s。
2.05 (3H) s ppm0 実施例 9 2′・4“−ジアセチル−N−メチル−11−アザ10
−7’オキソ−10−ジヒドロ エリスロマイシンA
13・14−サイクリックカーボネート ピリジン20rrLl中のN−メチル−11−アザ10
−デオキソ−10−ジヒドロ エリスロマイシンA
13・14−サイクリックカーボネート0.7f(0,
0009モル)の溶誕に無水酢酸5m1(0,053モ
ル)を添加し、室温で72時間保持した抜水を添加して
反応を停止させた。
得られた生成物をpns、sでクロロホルムにより実施
例2と同様に抽出単離した。
ついで溶剤を留去し、ベンゼンで乾燥後、残渣を冷却攪
拌下にエーテル10rnl中に懸濁し、不溶物(標題の
7・4″−ジアセテート)を沢過し、再び冷エーテルで
洗浄した。
収量−0,4f(51,7%)。
融点=150−154℃。
”HNMR(CDCI 3) :3.31 (3H)s
2.3 (6H)s、2.2 (3H)s。
2.1 (3H) s、2.04 (3H) s pp
m0実施例 10 2’−−fロピオニルーN−メチル−11−アサ−10
−−7’オキソ−10−ジヒドロ エリスロマイシンA
13・14−サイクリック カーボネート ピリジン201rLl中のN−メチル−11−アザ10
−y’オキソ−10−ジヒドロエリスロマイシンA
13・14−サイクリックカーボネート0.7(0,0
009モル)の溶液に無水プロピオン酸10yi7 (
0,078モル)を添加し、室温で1時間保持した。
得られた粗生成物を実施例2と同様にして単離し、クロ
ロホルムを留去し、油状残渣をn−ヘキサンによりエー
テルから晶出させて精製した。
収量0.441(58,6%)。融点=152−154
℃。
IR(CHCL3):1805crrL−1(C=0−
力ボネート)、1740cIrL ” (C=O−C
ステル、ラクトン)、1180(] ’ (−C−
0−プロピオネート)。
実施例 11 2′・4″−ジプロピオニルーN−メチル−11−アザ
−10−デオキソ−10−ジヒドロ エリスロマイシン
A 13・14−サイクリックカポネート ピリジン207rLl中のN−メチル−11−アザ−1
0−デオキソ−10−ジヒドロエリスロマイシンA
13・14−サイクリックカーボネート0.75f(0
,00097モル)の溶液に無水プロピオン酸20rI
ll(0,155モル)を添加し、室温で72時間保持
した。
ついで氷の添加により反応を停止させ、生成物を実施例
2と同様にして単離し、クロロホルムを留去し、残渣を
冷却下に無水エーテル中に懸濁し、濾過した。
溶離液としてベンゼン:り□ロホルム:メタノールー4
0:55:5を用いるNH3雰囲気のクロマトグラフィ
ーにより融点207−208℃の純粋な標題化合物0.
545’(62,9%)を得た。
IR(CHCL3): 1805crrL−1(C=0
カーボネート)、1740に771.’ (C=Oエ
ステル、ラクトン)、1180cfrL−1(プロピオ
ネート)。
実施例 12 2′・4“・13−トリプロピオニル−N−メチル11
−アザ−10−チオキン−10−ジヒドロエリスロマイ
シンA ピリジン2OTrLl中のN−メチル−11−アザ10
−デオキソ−10−ジヒドロエリスロマイシンA0.7
P(0,00094モル→の溶液に無水プロピオン酸2
0TLl(0,155モル)を添加し、窒素流中で40
時間攪拌した。
ついで氷の添加により反応を停止させ、生成物を実施例
2と同様にして単離した。
収量0.82S’(70,5%)。クロロホルム:メタ
ノール7:3溶離液を用いるシリカゲルカラム上でのク
ロマトグラフィーにより精製を行って純粋な目的化合物
(融点118〜127℃)を得た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式: (式中、R1はメチル基を表わし、R2及びR3は同一
    でも異なってもよく、それぞれ水素原子又は炭素数1〜
    3個のアルカノイル基を表わし、R4は水素原子又は炭
    素数1〜3個のアルカノイル基を表わすか、あるいはR
    5と一緒に>C=O基を形成しており、R5は水素原子
    を表わすか、あるいはR4と一緒に>C=0基を形成し
    ている)により示されるエリスロマイシンA誘導体。 2 下記の化合物: N−メチル−11−アザ−10−デオキソ−10−ジヒ
    ドロエリスロマイシンA、 2′−アセチル−N−メチル−11−アザ−10チオキ
    ソ−10−ジヒドロエリスロマイシンA12′・4“−
    ジアセチル−N−メチル−11−アザ−10−デオキソ
    −10−ジヒドロエリスロマイシンA1 2’−7”ロピオニルーN−メチルー11−アザ10−
    デオキソ−10−ジヒドロエリスロマイシンA1 2′・l−ジプロピオニルーN−メチル−11−アザ−
    10−デオキソ−10−ジヒドロエリスロマイシンA1 N−メチル−11−アザ−10−デオキソ10−ジヒド
    ロエリスロマイシンA 13・14サイクリツクカーボ
    ネート、 27−アセチル−N−メチル−11−アザ−10デオキ
    ソ−10−ジヒドロエリスロマイシンA13−14−サ
    イクリックカーボネート、2′−プロピオニル−N−メ
    チル−11−アザ−10−デオキソ−10−ジヒドロエ
    リスロマイシンA 13・14−サイクリックカーボ
    ネート、2′・4“−ジアセチル−N−メチル−11−
    アザ−10−チオキン−10−ジヒドロエリスロマイシ
    ンA 13・14−サイクリックカーボネート、グ・
    4’−)10ピオニル−N−メチル−11−アザ−10
    −デオキソ−10−ジヒドロエリスロマイシンA 1
    3・14−サイクリックカーボネ−ト、 から選んだ特許請求の範囲第1項記載の誘導体。 3(a)後記の式(I)においてR1、R2、R3、R
    4及びR5がすべて水素原子である11−アザ−10−
    デオキソ−10−ジヒドロエリスロマイシンA化合物を
    ホルムアルデヒドと反応させ、(b) 得られた生成
    物(式(1)においてR1がメチル基でR2、R3、R
    4及びR6が水素原子である化合物)をエチレンカーボ
    ネートと反応させ、(c) 工Qa)及び(b)で得
    られた生成物を、式:%式%([) (式中、R6及びR7は炭素数1〜3個のアルカノイル
    基を表わすという条件でそれぞれR2及びR3又はR4
    及びR5と同じ意義を有する)により示される無水カル
    ボン酸でアシル化することからなる、一般式: (式中、R1はメチル基を表わし、R2及びR3は同一
    でも異なってもよく、それぞれ水素原子又は炭素数1〜
    3個のアルカノイル基を表わし、R4は水素原子又は炭
    素数1〜3個のアルカノイル基を表わすか、あるいはR
    5と一緒に>C=O基を形成しており、R5は水素原子
    を表わすか、あるいはR4と一緒に>C=O基を形成し
    ている)により示されるエリスロマイシンA誘導体の製
    造法。 4 工程a)を不活性有機溶剤中で1〜3モル過剰のホ
    ルムアルデヒド及び蟻酸を用いて行なう特許請求の範囲
    第3項記載の製造法。 5 工程a)を還流温度付近で行なう特許請求の範囲第
    3項記載の製造法。 6 溶剤としてクロロホルム又は四塩化炭素を用いる特
    許請求の範囲第4項記載の製造法。 7 工程b)をアルカリ及び不活性有機溶剤の存在下で
    1〜6モル過剰のエチレンカーボネートを用いて行なう
    特許請求の範囲第3項記載の製造法。 8 工程(b)を約60〜80℃の温度で行なう特許請
    求の範囲第3項記載の製造法。 9 溶剤としてベンゼン又は酢酸エチルを用いる特許請
    求の範囲第7項記載の製造法。 10 アルカリかに2CO3である特許請求の範囲第
    7項記載の製造法。 11 工me)を室温ないし約80℃の温度で行なう
    特許請求の範囲第3項記載の製造法。 12 工aC)をピリジン中で行なう特許請求の範囲
    第3項記載の製造法。
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