JPS58105150A - カラ−写真処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はハロゲン化銀カラー写真感光材料（以下、単に
「感光材料」という。）の処理を行うカラー写真処理装
置に関し、より詳細には、発色現像槽、漂白定着槽およ
び水洗槽を順次配列したカラー写真処理装置に逆滲透圧
装置を堆付けて、水洗水中の有効成分全回収すると同時
に水洗水量全大幅に節約することを可能としたカラー写
真処理装置に関する。

感光材料の処理においても、近年、環境保全。

資源節減がクローズアップされてきており、処理液の再
利用による無排出化、水洗水の節減等が要望されている
。そして、これらの蟹点から種々の研究が行われてきた
。

例えば発色現像液の再生については電気透析法（ｙ、　
Ａｐｐｊ、　Ｐｈｏｔ、　Ｋｎｇ、　５．２０８　（１
９７９）　ｉｌ！照）やイオン交換樹脂法（Ｊ、　ＡＩ
）ｐ／、　Ｐｈｏｔ、　Ｋｎｇ、δ、１３２および２１
６　（１９７９）参照）が実用化されている。

また、漂白定着液の再生については、イオン交換樹脂法
（ｙ、　Ａｐｐｊ、　ｐｈｏｔ、　Ｋｎｇ、　２．６５
　（１９７６）参照）やスチールウール法（Ｋｏｄａｋ
　Ｐｕ’Ｍｉｏａｔｉｏｎ　Ｎｏ、　Ｊ−９参照）、オ
ーバーフロー液に再生剤を加え再び補充液として使用す
る方法（特開昭４８−４９４３７号公報参照）等が実用
化されている。

水洗水の再利用については、イオン交換樹脂法（１９７
９）　診照）や逆滲透圧装置を用いる方法（ソ連特許第
７０１９６３号参照）が知られているが、経済性の点で
実用化されるには至っていない。

また、水洗水中に持出される銀の回収方法については、
銀含有浴と水洗槽との間に銀回収用水洗浴を設ける方法
（特開昭５５−７７９３　号公報、同５５−１５２１３
５号公報および同５６−３６６４９号公報参照）が知ら
れている。但し、この方法においては、処理装置の構造
が複雑になり、また設置面積が増加すること、あるいは
銀回収用水洗浴の管理が面倒であること等の問題があっ
た。

本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的と
するところは、従来のカラーず真処理装置にお目る水洗
水処理の上述の如き問題を解消し、水洗水中の有効成分
を回収すると同時に水洗水を大幅に節約することを可能
とした経済的で、かつ、環境保全上も有効なカラー写真
処理装置全提供することにある。

本発明の上記目的は、発色現像槽、漂白定着槽および水
洗槽を順次配列し、感光材料全前記各処理槽内に搬送し
て処理を行うカラー写真処理装置においで、逆滲透圧装
置￥を設けて該逆滲透圧装置の液取入ロ、濃縮側出口お
よび希釈測用［１をそれぞれ前記水洗槽、漂白定着槽お
よび水洗槽に接続し、前記水洗槽からの水洗排水全前記
逆滲透圧装置によって処理した濃縮液を前記漂白定着槽
に、希釈液を前記水洗槽にそれぞれ戻すように構成した
ことを特徴とする装置によって達成される。

以下、本発明の実施例全図面に基づいて詳細に説明する
。

第１図は本発明の第一の実施例であるカラーペーパー処
理装置の要部全示す図であり、本実施例装置は発色現像
槽、漂白定着槽および水洗槽を有するカラーペーパー処
理装置ｌＯに逆滲透圧装置２０′ｆｔ″取付けたもので
ある。

カラーペーパー処理装置１０は、発色現像槽１１゜漂白
定着槽１２および水洗槽１３〜１７から成り、発色現像
槽１１は処理液オーバーフロー管ｌＩＡのほか、図示し
てないが、攪拌手段、液温調節手段および補充液供給手
段等を備えている。

漂白定着槽１２は処理液オーバーフロー管１２Ａのはか
、図示してない攪拌手段、液ｍｕ節手段および補充液供
給手段等を備えており、更に、前記逆滲透圧装置２０の
濃縮側出口と管２０ムにより接続されている。

また、水洗槽１３〜１７は連結管によっていわゆるカス
ケード状に接続されており、最後位の水洗槽１７には給
水管１７Ａが、また最前位の水洗槽１３にはオーバーフ
ロー分を前記逆滲透圧装置２０に送るための管１３ムが
設けられている。

更に、水洗槽１６は前記逆滲透圧装置２０の希釈側出口
と’Ｊ２０Ｂにより接続されている。

逆譲透圧装置２０としては、ｐａｔｅｒｓｏｎ　０ａｎ
ｄｙ工！１ｔｅｒｎａｔｉｏｎａｊ　Ｌ　Ｔ　Ｄ製のチ
ューブラ−型モジュールを用いたものを使用しており、
この装置の主要な仕様は次の通りである。

半透膜材質：酢酸セルリース系 半透膜面Ｓ：合計０．ａａｔｎ” 操作圧カニ４０〜５０に９／ＣＩＩ＋″以下、本実施例
装置を用いた実験結果について説明する。なお、比較の
ために前記特開昭５５−１５２１３５号公報に開示され
ている銀回収用水洗浴全段りた装置による実験結果全添
える。この装＠３０は第２図に示す如く、本実施例装置
から逆滲透圧装置を除去し、それに代って水洗槽の第２
槽と第３槽との間の連結管を除去して水洗槽の第１檜と
第２槽とを銀回収用水洗浴３１．３２としたものであり
、該銀回収用水洗浴の第２槽３２にも給水管３２Ａが設
けられている。

第１図、第２図に示した装置に対応する処理工程を、そ
れぞれ第δ図、第４図に示す。なお、第２図の銀回収水
洗浴は、第４図の処理二［：程ではリンスと示しである
。また、発色現像槽、漂白定着槽には感光材料の処理社
に応じて、規定量の処理補充液を供給し、水洗槽には次
の如く、水洗水全供給した。

（１）第２図に示した片較のための装置には規定量（４
００ｍ１／８．２５ｃｍＸ１　ｍ）Ｃ）第１図に示した
本発明の実施例装置には、上記規定量の１／　１０　（
４０ｍｌ　／　８．２５’ＣｍＸ　ｉ　ｒｉ＋）ト述の
条件で処理を行い、下記の結果を得た。

（１）漂白定着槽での脱銀時間 実施例装置においては５０〜５５秒であったのに対して
、比較のための装置においては６０〜６５秒を要してい
た。従って、逆滲透圧装置２０により回収した漂白定着
液成分（濃縮側用［１液）を漂白定着槽に戻すことによ
り、脱銀時間が９〜５０％短縮されたことになる。

（２）銀の回収率 比較のための装置においては約０８％であり、残りの約
２％は多量の水洗排水中に含まれるため回１１ｙ不可能
であったのに対して、実施例装置においては９９．９％
を越える回収が可能であった。これは、実施例装置にお
いては、水洗排水は実質的にゼロであり、約０．１％の
ロスも銀回収繰作の間で生ずるものであり、実質的には
略１００％回収可能ということになる。

Ｇ３）処理済みカラーペーパーの品質 まず、カラーペーパーの切口からの処理液の侵入による
汚染（いわゆる「ユツジの浸み込み」）け、実施例装置
により処理されたカラーペーパーの方が少なかった。こ
れは、漂白定着槽中における発色現像液抜１分の含有殴
が、前記漂白定着液成分を戻すことにより、相対的に低
下するためと考えられる。また、光退色性等の保存性に
ついては、実ｔａ例装置では水洗水量を約１／１０にし
たにもかかわらず略同等であり、著しい水の節約全達成
できたことになる。

（注）水洗水量は、比較のための装置では給水管３２Ａ
に１３．５ｍ／／８．２５ＣｍＸ１ｍ、給水管１７Ａに
４００ｍｊ／８．２５ｃｆｆ＋Ｘ’１ｍ計４１３．５ｍ
ｌ　／８　、２５ｃｍＸ　ｌ　ｍに対して、実施例装置
テは給水管１７Ａに４−　Ｏｍｌ／Ｂ、　２５Ｃ＋ｉＸ
１ｍのみであり、約１／１０である。

上記実施例においては、実施例装置、比較のための装置
とも、前記特開昭４８−４９４３７号公得に開示される
如き、漂白定着槽のオーバーフロー液に再生剤全血えこ
れを補充液として再使用する方式を用いたが、次に示す
実施例においては、これに代って非再生処理（Ｅａｓｔ
ｍａｎ　Ｋｏｄａｋ社のいわゆる「Ｎ−ｎ処理」）ヲ行
う場合を示す。

第５図は本発明のか二の実施例であるカラーペーパー処
理装置の要部を示す図であり、本実施例装置は発色舅像
檀、漂白定着槽および水洗槽を有するカラーペーパー処
理装置４０に逆漬透圧装置２０全取付けたものである。

本実施例装置と第１図に示した実施例装置との差異は、
漂白定着液の補充方式にあり、前述の如く、第１図に示
１７た実１ｉｌｆｉ　例装置においては、漂白定着槽の
オーバーフロー液にＰｊ生剤を加えてこれを補充液とし
て再使用する如き付元設備を備えていたのに対し、本実
施例装置においては、前記オーバーフロー液はすべて有
価成分等の回収にまわし、補充液としては前記再生剤に
相当する成分のみを補充するように構成している点にあ
る。

第６図において、発色現像槽１１は第１図に示したもの
と同一のものであり、漂白定着槽１２も上記補充方式に
関する部分１除いてＧｅｔ　降’　１図に示したものと
同一のものである。また、水洗槽１３〜ｌδは第１図に
示した水洗槽１３＝１７と実質的に同一の構成を有して
おり、逆滲透圧装！２０との関係も第１図に示した装置
と同様である。

また、比較のために示した第６図の装置は、第５図に示
した装置から逆滲透圧装置全除去したものに相当する。

第５図、竺６肖に示した装置に対応する処理工程は、前
記第３図に示した処理工程と同じである。なお、水洗水
の供給量は次の如く供給した。

（１）　第６図に示した比較のための装置には規定量（
８００ｍ／　／　８．２５ｃｍＸ　１　ｍ）２）第５図
に示した本発明の実施例装置には、上記規定量の１．／
２．０　（４’Ｏｍｌ／８．２５ｅｍＸ　１　ｍ）上述
の条件で処理全行い、下記の結果を得た。

α）漂白定着液の安定性 比較のための装置では、漂白定着槽に加えられる補充液
厳か非常に少ない（下記（注）参照）ので、前工程であ
る発色現５像液の持込みに影響され易いという本質的な
問題があり、発色現像槽出口に設けであるスキージ−（
図示してない）により前記発色現像液の持込み１全調整
するのが大変である。これに対して本実施例装置では、
逆滲透圧装置２０により回収した漂白定着液成分（漉縮
（ｉｌ：ｊ　ｉｉ口液）を鋤白定鳥槽に戻すことによっ
て、前記発色ｍ、鯨液の持込みの影響を低く押さえるこ
とが′ｇ］能になり、漂白定着液の安定性か向上した。

（注）補充液散ｃａ：　ｍｒｔ記メーバー７０−液に再
生剤を加えて再使用する場合の２７　ｍｌ　／８．２５
ｃｍＸ１ｍに％ｔ　シ”Ｃ１再生剤Ｊｊ’ｌ＜、　分ノ
ミを補充する場合は４．５ｍ／／８−２５ｃｍＸ１　ｍ
　と約１／’６　　になる。

Ｇ２）　処理済みカラーペーパーの品質主とじで保存性
についての比較を行った結果では、実施例装置では水洗
水量を約１／′２０にしたにもかかわらず、略同等であ
り、著しい水の節約全達成できたことになる。

なお、第７図に示す如く、第５図に示した実施例装置ｉ
ｌｉを部分的に変更し、漂白定着槽ｔ　ｌ　２　Ａ　、
　１２Ｂと２１４ｉ化してこれらをカスケード接続し、
逆滲透圧装置により回収した澹白定着液成分を口【Ｉ記
２αｌ） つの漂白定着槽１２Ａ、１２Ｂに略尋分に戻すようにし
たところ、保存性　−特に残存発色現像液成分に起因す
る汚染の防止　−に向上が見られた。なお、この場合、
泄白定着液の補充は後位の漂白定着槽１２Ｅに対し、て
行っている。

また、本実施例における銀の回収率は、第６図に示した
装置の場合約６０％であったものが、第５図、第７図に
示した装置の場合にはいずわも９９．９％以上となって
いる。

なお、上記実施例装置は、これに他の種々の装置を組合
わせて用いることができる。例えば発色現像槽に、発色
現像液再生装置全組合わせること等はその好例である。

また、水洗槽はこれをより多段のカスケード接続槽とす
ることにより、水洗水量を更に節約できることは言うま
でもないことである。更に、本発明のカラー写真処理装
置は、上記実施例に示したカラーペーパー処理装置に限
らず、カラーネガ等値の感光材料の処理にも適用可能で
あることも言うまでもないことである。

以−り述べた如く、本発明によれば、発色現像槽。

（１２） 漂白定着槽および水洗槽を備えたカラー写真処理装置に
おいて、逆滲透圧装置全設けて、該逆滲透圧装闘の液取
入ロ、濃縮側出口および希釈側出口をそれぞれ水洗槽、
漂白定着槽および矛洗槽と接続し、前記水洗槽からの水
洗排水を前記逆＃透圧！４Ｍによって処理した濃縮液を
漂白定剰槽に、希釈液？水洗槽にそれぞれ戻すようにし
たので、水洗水中の有効成分を回収すると同時に水洗水
を大幅に節約することの町ｍ、：なカラー写声処理装置
全実枦できるという顕著な効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第一の実施例を示す図、第２図は比較
のための従来装Ｍ’ｖ示ず図、第３図、第４図は処理工
稈を示す図、第６図、鉛７図は仙、の実施例を示す図、
第６図は比較のための従来装置を示す図である。 １０、３０．４０．５０．６０　　：カラーペーパー処
理装置、１１：発色現像槽、１２１１２Ａｌ　１２Ｂ　
＋漂白定着槽、１３〜１７：水洗槽、２０：逆滲透圧装
置、３１．３２：銀回１■水洗浴。 第３図 第生図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 発色現像槽、漂白定着槽および水洗槽を順次配列し、感
   光材料を前記各処理槽内に搬送して処理を行うカラー写
   真処理装置において、逆滲透圧装置を股＆プて該逆滲透
   圧装置の液収入口、濃縮側出口および希釈側出口をそれ
   ぞれ前記水洗槽、漂白定着槽および水洗槽に接続し、前
   記水洗槽からの水洗排水を前記逆滲透圧装置によって処
   理した濃縮液を前記漂白定着槽に、希釈液を前記水洗槽
   にそれぞれ戻すように構成したことを特徴とするカラー
   写真処理装置。