JPH1130187A - スクロール型流体機械 - Google Patents
スクロール型流体機械Info
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- JPH1130187A JPH1130187A JP9199160A JP19916097A JPH1130187A JP H1130187 A JPH1130187 A JP H1130187A JP 9199160 A JP9199160 A JP 9199160A JP 19916097 A JP19916097 A JP 19916097A JP H1130187 A JPH1130187 A JP H1130187A
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- Japan
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- scroll
- key
- fixed
- turning
- oldham
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- Pending
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01C—ROTARY-PISTON OR OSCILLATING-PISTON MACHINES OR ENGINES
- F01C17/00—Arrangements for drive of co-operating members, e.g. for rotary piston and casing
- F01C17/06—Arrangements for drive of co-operating members, e.g. for rotary piston and casing using cranks, universal joints or similar elements
- F01C17/066—Arrangements for drive of co-operating members, e.g. for rotary piston and casing using cranks, universal joints or similar elements with an intermediate piece sliding along perpendicular axes, e.g. Oldham coupling
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 アルミ系合金製のハウジング１の内部に互い
に噛合するアルミ系合金製の固定スクロール10及び旋回
スクロール14を内蔵するとともにこの旋回スクロール14
の端板15の外面とハウジング１との間に鉄系合金製のオ
ルダムリンク26を介装してなるスクロール型流体機械に
おいて、オルダムリンク26の旋回側キー26a 及び固定側
キー26b とこれらが嵌合するキー溝41及び42との摺動性
を改善してこれらの間のかじりや焼き付きを防止する。 【解決手段】 オルダムリンク26の旋回側キー26a 及び
固定側キー26b の少なくとも側面にSn鍍金を施した。
に噛合するアルミ系合金製の固定スクロール10及び旋回
スクロール14を内蔵するとともにこの旋回スクロール14
の端板15の外面とハウジング１との間に鉄系合金製のオ
ルダムリンク26を介装してなるスクロール型流体機械に
おいて、オルダムリンク26の旋回側キー26a 及び固定側
キー26b とこれらが嵌合するキー溝41及び42との摺動性
を改善してこれらの間のかじりや焼き付きを防止する。 【解決手段】 オルダムリンク26の旋回側キー26a 及び
固定側キー26b の少なくとも側面にSn鍍金を施した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は圧縮機又は膨張機と
して用いられるスクロール型流体機械に関する。
して用いられるスクロール型流体機械に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のスクロール型圧縮機の１例が図４
に示されている。１はハウジングで、カップ状本体２と
これに図示しないボルトによって締結されたフロントハ
ウジング６とからなる。このフロントハウジング６を貫
通する回転軸７はベアリング８及び９を介してフロント
ハウジング６に回転自在に支持されている。
に示されている。１はハウジングで、カップ状本体２と
これに図示しないボルトによって締結されたフロントハ
ウジング６とからなる。このフロントハウジング６を貫
通する回転軸７はベアリング８及び９を介してフロント
ハウジング６に回転自在に支持されている。
【０００３】ハウジング１の内部には固定スクロール10
及び旋回スクロール14が配設されている。この固定スク
ロール10は端板11とその内面に立設されたうず巻状ラッ
プ12とを備え、この端板11はボルト13によってカップ状
本体２に締結されている。端板11の外周面をカップ状本
体２の内周面に密接させることによってハウジング１内
が仕切られ、端板11の外側には吐出キャビティ31が形成
され、端板11の内側には吸入室28が限界されている。
及び旋回スクロール14が配設されている。この固定スク
ロール10は端板11とその内面に立設されたうず巻状ラッ
プ12とを備え、この端板11はボルト13によってカップ状
本体２に締結されている。端板11の外周面をカップ状本
体２の内周面に密接させることによってハウジング１内
が仕切られ、端板11の外側には吐出キャビティ31が形成
され、端板11の内側には吸入室28が限界されている。
【０００４】また、端板11の中央には吐出ポート29が穿
設され、この吐出ポート29は吐出弁30によって開閉され
る。吐出弁30の揚程は弁押さえ32によって規制され、吐
出弁30及び弁押さえ32の一端はボルト33によって端板11
に締結されている。
設され、この吐出ポート29は吐出弁30によって開閉され
る。吐出弁30の揚程は弁押さえ32によって規制され、吐
出弁30及び弁押さえ32の一端はボルト33によって端板11
に締結されている。
【０００５】旋回スクロール14は端板15とその内面に立
設されたうず巻状ラップ16とを備え、このうず巻状ラッ
プ16は固定スクロール10のうず巻状ラップ12と実質的に
同一の形状を有している。旋回スクロール14と固定スク
ロール10とは相互に所定距離だけ偏心し、かつ、180 °
だけ角度をずらせて図示のように噛み合わされる。
設されたうず巻状ラップ16とを備え、このうず巻状ラッ
プ16は固定スクロール10のうず巻状ラップ12と実質的に
同一の形状を有している。旋回スクロール14と固定スク
ロール10とは相互に所定距離だけ偏心し、かつ、180 °
だけ角度をずらせて図示のように噛み合わされる。
【０００６】かくして、うず巻状ラップ12の先端面に埋
設されたチップシール17は端板15の内面に密接し、うず
巻状ラップ16の先端面に埋設されたチップシール18は端
板11の内面に密接し、うず巻状ラップ12と16の側面は複
数個所で線接触してうず巻の中心に対してほぼ点対称を
なす複数の圧縮室19a 、19b が形成される。
設されたチップシール17は端板15の内面に密接し、うず
巻状ラップ16の先端面に埋設されたチップシール18は端
板11の内面に密接し、うず巻状ラップ12と16の側面は複
数個所で線接触してうず巻の中心に対してほぼ点対称を
なす複数の圧縮室19a 、19b が形成される。
【０００７】端板15の外面中央部に突設された円筒状の
ボス20の内部にはドライブブッシュ21が旋回軸受23を介
して回動自在に嵌装され、このドライブブッシュ21に穿
設されたスライド溝24内には回転軸７の内端に偏心して
突設された偏心駆動ピン25がスライド可能に嵌合されて
いる。
ボス20の内部にはドライブブッシュ21が旋回軸受23を介
して回動自在に嵌装され、このドライブブッシュ21に穿
設されたスライド溝24内には回転軸７の内端に偏心して
突設された偏心駆動ピン25がスライド可能に嵌合されて
いる。
【０００８】旋回スクロール14の公転旋回運動による動
的アンバランスを平衡させるためにドライブブッシュ21
にはバランスウェイト27が固定され、回転軸７にはバラ
ンスウェイト37が固定されている。
的アンバランスを平衡させるためにドライブブッシュ21
にはバランスウェイト27が固定され、回転軸７にはバラ
ンスウェイト37が固定されている。
【０００９】端板15の外面の外周縁とフロントハウジン
グ６の内端面との間にはスラスト軸受36及びオルダムリ
ンク26が介装され、スラスト軸受36はフロントハウジン
グ６の内端面に固定されている。
グ６の内端面との間にはスラスト軸受36及びオルダムリ
ンク26が介装され、スラスト軸受36はフロントハウジン
グ６の内端面に固定されている。
【００１０】オルダムリンク26は図５に示すように、リ
ング26c と、一対の旋回側キー26aと、一対の固定側キ
ー26b とからなる。各旋回側キー26a は旋回スクロール
14の端板15の外面に穿設された一対のキー溝41にＡ矢方
向に摺動自在に嵌合され、各固定側キー26b はスラスト
軸受36に形成されたキー溝42及びフロントハウジング６
の内端面に穿設されたキー溝43にＢ矢方向に摺動自在に
嵌合されている。
ング26c と、一対の旋回側キー26aと、一対の固定側キ
ー26b とからなる。各旋回側キー26a は旋回スクロール
14の端板15の外面に穿設された一対のキー溝41にＡ矢方
向に摺動自在に嵌合され、各固定側キー26b はスラスト
軸受36に形成されたキー溝42及びフロントハウジング６
の内端面に穿設されたキー溝43にＢ矢方向に摺動自在に
嵌合されている。
【００１１】しかして、回転軸７を回転させると、偏心
駆動ピン25、スライド溝24、ドライブブッシュ21、旋回
軸受33、ボス20等からなる旋回駆動機構を介して旋回ス
クロール14が駆動され、旋回スクロール14はオルダムリ
ンク26によってその自転を阻止されながら公転旋回半径
を半径とする円軌道上を公転旋回運動する。
駆動ピン25、スライド溝24、ドライブブッシュ21、旋回
軸受33、ボス20等からなる旋回駆動機構を介して旋回ス
クロール14が駆動され、旋回スクロール14はオルダムリ
ンク26によってその自転を阻止されながら公転旋回半径
を半径とする円軌道上を公転旋回運動する。
【００１２】すると、うず巻状ラップ12と16の側面の線
接触部が次第にうず巻の中心方向に移動し、この結果、
圧縮室19a 、19b はその容積を減少しながら、うず巻の
中心方向へ移動する。
接触部が次第にうず巻の中心方向に移動し、この結果、
圧縮室19a 、19b はその容積を減少しながら、うず巻の
中心方向へ移動する。
【００１３】これに伴って、図示しない吸入口を通って
吸入室28へ流入したガスがうず巻状ラップ12と16との外
終端開口部から圧縮室19a 、19b 内へ取り込まれて圧縮
されながら中央の室22に至り、ここから吐出ポート29を
通り吐出弁30を押し開いて吐出キャビティ31へ吐出さ
れ、そこから図示しない吐出口を経て流出する。
吸入室28へ流入したガスがうず巻状ラップ12と16との外
終端開口部から圧縮室19a 、19b 内へ取り込まれて圧縮
されながら中央の室22に至り、ここから吐出ポート29を
通り吐出弁30を押し開いて吐出キャビティ31へ吐出さ
れ、そこから図示しない吐出口を経て流出する。
【００１４】
【発明が解決しようとする課題】従来のスクロール型圧
縮機においては、ハウジング１、固定スクロール10及び
旋回スクロール14がアルミ系合金によって構成され、オ
ルダムリンク26が鉄系合金によって構成されているた
め、オルダムリンク26の旋回側キー26a 及び固定側キー
26b とこれらキー溝41及び43との摺動性が悪く、かじ
り、焼き付き等によってオルダムリンク26が折損するお
それがあった。
縮機においては、ハウジング１、固定スクロール10及び
旋回スクロール14がアルミ系合金によって構成され、オ
ルダムリンク26が鉄系合金によって構成されているた
め、オルダムリンク26の旋回側キー26a 及び固定側キー
26b とこれらキー溝41及び43との摺動性が悪く、かじ
り、焼き付き等によってオルダムリンク26が折損するお
それがあった。
【００１５】また、オルダムリンク26の旋回側キー26a
及び固定側キー26b とこれらのキー溝41及び42との摺動
面は吸入室28に吸入されたガスに含まれているミスト状
の油によって潤滑されるが、圧縮機の長時間停止時、ハ
ウジング１内に寝込む液冷媒によってこれら摺動面の油
が洗い流されるため、圧縮機の再起動時これら摺動面に
かじり、焼き付き等が発生するおそれがあった。
及び固定側キー26b とこれらのキー溝41及び42との摺動
面は吸入室28に吸入されたガスに含まれているミスト状
の油によって潤滑されるが、圧縮機の長時間停止時、ハ
ウジング１内に寝込む液冷媒によってこれら摺動面の油
が洗い流されるため、圧縮機の再起動時これら摺動面に
かじり、焼き付き等が発生するおそれがあった。
【００１６】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために発明されたものであって、第１の発明の要旨
とするところは、アルミ系合金製のハウジングの内部に
互いに噛合するアルミ系合金製の固定スクロール及び旋
回スクロールを内蔵するとともにこの旋回スクロールの
端板の外面と上記ハウジングとの間に鉄系合金製のオル
ダムリンクを介装してなるスクロール型流体機械におい
て、上記オルダムリンクの旋回側キー及び固定側キーの
少なくとも側面にSn鍍金を施したことを特徴とするスク
ロール型流体機械にある。
するために発明されたものであって、第１の発明の要旨
とするところは、アルミ系合金製のハウジングの内部に
互いに噛合するアルミ系合金製の固定スクロール及び旋
回スクロールを内蔵するとともにこの旋回スクロールの
端板の外面と上記ハウジングとの間に鉄系合金製のオル
ダムリンクを介装してなるスクロール型流体機械におい
て、上記オルダムリンクの旋回側キー及び固定側キーの
少なくとも側面にSn鍍金を施したことを特徴とするスク
ロール型流体機械にある。
【００１７】第２の発明の要旨とするところは、アルミ
系合金製のハウジングの内部に互いに噛合するアルミ系
合金製の固定スクロール及び旋回スクロールを内蔵する
とともにこの旋回スクロールの端板の外面と上記ハウジ
ングとの間に鉄系合金製のオルダムリンクを介装してな
るスクロール型流体機械において、上記オルダムリンク
の旋回側キー及び固定側キーの少なくとも側面に多数の
微細な溝を設けたことを特徴とするスクロール型流体機
械にある。
系合金製のハウジングの内部に互いに噛合するアルミ系
合金製の固定スクロール及び旋回スクロールを内蔵する
とともにこの旋回スクロールの端板の外面と上記ハウジ
ングとの間に鉄系合金製のオルダムリンクを介装してな
るスクロール型流体機械において、上記オルダムリンク
の旋回側キー及び固定側キーの少なくとも側面に多数の
微細な溝を設けたことを特徴とするスクロール型流体機
械にある。
【００１８】第３の発明の要旨とするところは、アルミ
系合金製のハウジングの内部に互いに噛合するアルミ系
合金製の固定スクロール及び旋回スクロールを内蔵する
とともにこの旋回スクロールの端板の外面と上記ハウジ
ングとの間に鉄系合金製のオルダムリンクを介装してな
るスクロール型流体機械において、上記オルダムリンク
の旋回側キー及び固定側キーが嵌合するキー溝の少なく
とも側面に多数の微細な溝を設けたことを特徴とするス
クロール型流体機械にある。
系合金製のハウジングの内部に互いに噛合するアルミ系
合金製の固定スクロール及び旋回スクロールを内蔵する
とともにこの旋回スクロールの端板の外面と上記ハウジ
ングとの間に鉄系合金製のオルダムリンクを介装してな
るスクロール型流体機械において、上記オルダムリンク
の旋回側キー及び固定側キーが嵌合するキー溝の少なく
とも側面に多数の微細な溝を設けたことを特徴とするス
クロール型流体機械にある。
【００１９】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態が図１に示され
ている。オルダムリンク26の旋回側キー26a 及び固定側
キー26b の少なくとも側面、即ち、図に交叉斜線を付し
た範囲内にはSn鍍金が施されている。なお、オルダムリ
ンク26の全表面にSn鍍金を施すこともできる。他の構成
は図４及び図５に示す従来のものと同様であり、対応す
る部材には同じ符号を付してその説明を省略する。
ている。オルダムリンク26の旋回側キー26a 及び固定側
キー26b の少なくとも側面、即ち、図に交叉斜線を付し
た範囲内にはSn鍍金が施されている。なお、オルダムリ
ンク26の全表面にSn鍍金を施すこともできる。他の構成
は図４及び図５に示す従来のものと同様であり、対応す
る部材には同じ符号を付してその説明を省略する。
【００２０】しかして、旋回スクロール14のキー溝41と
摺接する旋回側キー26a の側面及びハウジング６のキー
溝43と摺接する固定側キー26b の側面のなじみ性が向上
してその摺動性が向上するため、かじり、焼き付き等の
発生を防止できる。
摺接する旋回側キー26a の側面及びハウジング６のキー
溝43と摺接する固定側キー26b の側面のなじみ性が向上
してその摺動性が向上するため、かじり、焼き付き等の
発生を防止できる。
【００２１】本発明の第２の実施形態が図２に示されて
いる。この第２の実施形態においては、オルダムリンク
26の旋回側キー26a 及び固定側キー26b の少なくとも側
面、即ち、図に交叉斜線を付した範囲内に多数の微細な
溝が設けられている。なお、オルダムリンク26の全表面
に多数の微細な溝を設けることもできる。他の構成は図
４及び図５に示す従来のものと同様であり、対応する部
材には同じ符号を付してその説明を省略する。
いる。この第２の実施形態においては、オルダムリンク
26の旋回側キー26a 及び固定側キー26b の少なくとも側
面、即ち、図に交叉斜線を付した範囲内に多数の微細な
溝が設けられている。なお、オルダムリンク26の全表面
に多数の微細な溝を設けることもできる。他の構成は図
４及び図５に示す従来のものと同様であり、対応する部
材には同じ符号を付してその説明を省略する。
【００２２】しかして、圧縮機を長時間停止した場合で
あっても多数の微細な溝内に油が保持されるので、圧縮
機の再起動時における旋回側キー26a 及び固定側キー26
b とキー溝41及び43の摺動面の油切れに基づく潤滑不良
及びこれに基づくかじり、焼き付き、オルダムリンク26
の折損を回避できる。
あっても多数の微細な溝内に油が保持されるので、圧縮
機の再起動時における旋回側キー26a 及び固定側キー26
b とキー溝41及び43の摺動面の油切れに基づく潤滑不良
及びこれに基づくかじり、焼き付き、オルダムリンク26
の折損を回避できる。
【００２３】本発明の第３の実施形態が図３に示されて
いる。この第３の実施形態においては、オルダムリンク
26の旋回側キー26a が摺接するキー溝41の少なくとも側
面及び固定側キー26b が摺接するキー溝43の少なくとも
側面、即ち、図に交叉斜線を付した範囲内に多数の微細
な溝が設けられている。他の構成は図４及び図５に示す
従来のものと同様であり、対応する部材には同じ符号を
付してその説明を省略する。
いる。この第３の実施形態においては、オルダムリンク
26の旋回側キー26a が摺接するキー溝41の少なくとも側
面及び固定側キー26b が摺接するキー溝43の少なくとも
側面、即ち、図に交叉斜線を付した範囲内に多数の微細
な溝が設けられている。他の構成は図４及び図５に示す
従来のものと同様であり、対応する部材には同じ符号を
付してその説明を省略する。
【００２４】しかして、圧縮機を長時間停止した場合で
あっても多数の微細な溝内に油が保持されるので、圧縮
機の再起動時における旋回側キー26a 及び固定側キー26
b とキー溝41及び43の摺動面の油切れに基づく潤滑不良
及びこれに基づくかじり、焼き付き、オルダムリンク26
の折損を回避できる。
あっても多数の微細な溝内に油が保持されるので、圧縮
機の再起動時における旋回側キー26a 及び固定側キー26
b とキー溝41及び43の摺動面の油切れに基づく潤滑不良
及びこれに基づくかじり、焼き付き、オルダムリンク26
の折損を回避できる。
【００２５】
【発明の効果】請求項１記載の第１の発明においては、
オルダムリンクの旋回側キー及び固定側キーの少なくと
も側面にSn鍍金を施したため、オルダムリンクの旋回側
キー及び固定側キーとキー溝との摺動性が向上し、これ
らの間のかじり、焼き付き等を未然に防止できる。
オルダムリンクの旋回側キー及び固定側キーの少なくと
も側面にSn鍍金を施したため、オルダムリンクの旋回側
キー及び固定側キーとキー溝との摺動性が向上し、これ
らの間のかじり、焼き付き等を未然に防止できる。
【００２６】請求項２記載の第２の発明においては、オ
ルダムリンクの旋回側キー及び固定側キーの少なくとも
側面に多数の微細な溝を設けたため、オルダムリンクの
旋回側キー及び固定側キーとキー溝との摺動面の油切れ
を防止できるので、圧縮機の長時間停止後の再起動時こ
れら摺動面の潤滑不良及びこれに基づくかじり、焼き付
きやオルダムリンクの折損を防止できる。
ルダムリンクの旋回側キー及び固定側キーの少なくとも
側面に多数の微細な溝を設けたため、オルダムリンクの
旋回側キー及び固定側キーとキー溝との摺動面の油切れ
を防止できるので、圧縮機の長時間停止後の再起動時こ
れら摺動面の潤滑不良及びこれに基づくかじり、焼き付
きやオルダムリンクの折損を防止できる。
【００２７】請求項３記載の第３の発明においては、オ
ルダムリンクの旋回側キー及び固定側キーが嵌合するキ
ー溝の少なくとも側面に多数の微細な溝を設けたため、
オルダムリンクの旋回側キー及び固定側キーとキー溝と
の摺動面の油切れを防止できるので、圧縮機の長時間停
止後の再起動時これら摺動面の潤滑油の潤滑不良及びこ
れに基づくかじり、焼き付きやオルダムリンクの折損を
防止できる。
ルダムリンクの旋回側キー及び固定側キーが嵌合するキ
ー溝の少なくとも側面に多数の微細な溝を設けたため、
オルダムリンクの旋回側キー及び固定側キーとキー溝と
の摺動面の油切れを防止できるので、圧縮機の長時間停
止後の再起動時これら摺動面の潤滑油の潤滑不良及びこ
れに基づくかじり、焼き付きやオルダムリンクの折損を
防止できる。
【図１】本発明の第１の実施形態を示す部分的分解斜視
図である。
図である。
【図２】本発明の第２の実施形態を示す部分的分解斜視
図である。
図である。
【図３】本発明の第３の実施形態を示す部分的分解斜視
図である。
図である。
【図４】従来のスクロール型圧縮機の縦断面図である。
【図５】従来のスクロール型圧縮機の部分的分解斜視図
である。
である。
14 旋回スクロール 15 端板 41 キー溝 ６ ハウジング 43 キー溝 26 オルダムリンク 26a 旋回側キー 26b 固定側キー 26c リング 36 スラスト軸受 42 キー溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 和英 愛知県西春日井郡西枇杷島町字旭町三丁目 １番地 三菱重工業株式会社エアコン製作 所内 (72)発明者 平野 竹志 愛知県西春日井郡西枇杷島町字旭町三丁目 １番地 三菱重工業株式会社エアコン製作 所内
Claims (3)
- 【請求項１】 アルミ系合金製のハウジングの内部に互
いに噛合するアルミ系合金製の固定スクロール及び旋回
スクロールを内蔵するとともにこの旋回スクロールの端
板の外面と上記ハウジングとの間に鉄系合金製のオルダ
ムリンクを介装してなるスクロール型流体機械におい
て、 上記オルダムリンクの旋回側キー及び固定側キーの少な
くとも側面にSn鍍金を施したことを特徴とするスクロー
ル型流体機械。 - 【請求項２】 アルミ系合金製のハウジングの内部に互
いに噛合するアルミ系合金製の固定スクロール及び旋回
スクロールを内蔵するとともにこの旋回スクロールの端
板の外面と上記ハウジングとの間に鉄系合金製のオルダ
ムリンクを介装してなるスクロール型流体機械におい
て、 上記オルダムリンクの旋回側キー及び固定側キーの少な
くとも側面に多数の微細な溝を設けたことを特徴とする
スクロール型流体機械。 - 【請求項３】 アルミ系合金製のハウジングの内部に互
いに噛合するアルミ系合金製の固定スクロール及び旋回
スクロールを内蔵するとともにこの旋回スクロールの端
板の外面と上記ハウジングとの間に鉄系合金製のオルダ
ムリンクを介装してなるスクロール型流体機械におい
て、 上記オルダムリンクの旋回側キー及び固定側キーが嵌合
するキー溝の少なくとも側面に多数の微細な溝を設けた
ことを特徴とするスクロール型流体機械。
Priority Applications (9)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9199160A JPH1130187A (ja) | 1997-07-10 | 1997-07-10 | スクロール型流体機械 |
| AU73070/98A AU703851B2 (en) | 1997-07-10 | 1998-06-19 | Scroll hydraulic machine |
| US09/103,562 US6135737A (en) | 1997-07-10 | 1998-06-24 | Scroll hydraulic machine |
| EP98111733A EP0890709B1 (en) | 1997-07-10 | 1998-06-25 | Scroll hydraulic machine |
| DE69812487T DE69812487T2 (de) | 1997-07-10 | 1998-06-25 | Hydraulische Maschine mit exzentrischen Spiralelementen |
| CA002241869A CA2241869C (en) | 1997-07-10 | 1998-06-29 | Scroll hydraulic machine |
| TW087110716A TW400416B (en) | 1997-07-10 | 1998-07-02 | Scroll hydraulic machine |
| CN98115955A CN1079490C (zh) | 1997-07-10 | 1998-07-10 | 涡旋液压机 |
| KR1019980027921A KR100300173B1 (ko) | 1997-07-10 | 1998-07-10 | 스크롤유압장치 |
Applications Claiming Priority (1)
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