JP2950883B2 - スクロール圧縮機 - Google Patents

スクロール圧縮機

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JP2950883B2
JP2950883B2 JP4307890A JP4307890A JP2950883B2 JP 2950883 B2 JP2950883 B2 JP 2950883B2 JP 4307890 A JP4307890 A JP 4307890A JP 4307890 A JP4307890 A JP 4307890A JP 2950883 B2 JP2950883 B2 JP 2950883B2
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thrust bearing
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和禧 杉本
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明は固定スクロールと揺動スクロールとをかみ
合わせて圧縮を行うスクロール圧縮機の改良に関する。
(ロ)従来の技術 従来一般のスクロール圧縮機は、例えば特開昭63−25
9187号公報に示されているように構成されている。ここ
で、この公報を参考に従来例を説明する。第5図及び第
6図において、50は密閉容器で、この容器内には上側に
スクロール圧縮要素51と、下側にこの圧縮要素を駆動す
る電動要素52とが収納されている。53はフレームで、こ
のフレームには中央に回転軸54を軸支する軸受部55が設
けられている。スクロール圧縮要素51はフレーム53に固
定された固定スクロール56と、揺動スクロール57とで構
成されている。固定スクロール56は鏡板58と、この鏡板
に立設されたラップ59とで構成されている。揺動スクロ
ール57は鏡板60と、この鏡板に立設されたラップ61とで
構成されている。そして、固定スクロール56と揺動スク
ロール57とは互にラップ59,61をかみ合わせて内部に圧
縮空間62を形成している。この圧縮空間は外方から内方
へ向かって次第に縮小して冷媒を圧縮するようにしてい
る。固定スクロール56の鏡板58には中央に圧縮空間62に
連通する吐出孔63が設けられている。
64はフレーム53と揺動スクロール57の鏡板60との間に
設けられたスラスト軸受で、このスラスト軸受は回転自
在に挾持され、揺動スクロール57のスラスト方向の荷重
を受けるようにしている。また、スラスト軸受64には揺
動スクロール57の鏡板60側に放射状に複数のオイル溝65
が設けられている。
66は固定スクロール56に対して揺動スクロール57を自
転しないように旋回させるオルダム継手で、このオルダ
ム継手はリング67と、フレーム53に設けられたキー溝68
内に嵌合わされる第1キー部69と、揺動スクロール57の
鏡板60に設けられたキー溝70内に嵌合わされる第2キー
部71とで構成されている。第1キー部69と第2キー部71
とはスラスト軸受64の上下で、直交して設けられてい
る。
この構造のスクロール圧縮機ではスラスト軸受64に複
数のオイル溝65を放射状に設けて、揺動スクロール57の
鏡板60のスラスト荷重の受ける面に均一にオイルを供給
し、揺動スクロール57とスラスト軸受64とが摩耗しない
ようにしている。
(ハ)発明が解決しようとする課題 しかしながら、従来のスクロール圧縮機は揺動スクロ
ール57の鏡板60のキー溝70内にオルダム継手66の第2キ
ー部71を嵌合わせ、かつ、スラスト軸受64の上面に第2
キー部71を摺動させているため、運転時にオルダム継手
66が上下に振れ、第2キー部71とスラスト軸受64との摺
動部のクリアランスが変化し、特にこのスラスト軸受の
オイル溝65が第2キー部71に重なり合うと、片当りによ
る抵抗が増え、入力が変動する問題があった。
この発明は上記の課題を解決するもので、スラスト軸
受をフレームに対して回転運動を規制し、オルダム継手
のキー部にスラスト軸受のオイル溝が重ならないように
したスクロール圧縮機を提供することを目的としたもの
である。
(ニ)課題を解決するための手段 この発明は密閉容器内に回転軸を有する電動要素と、
この電動要素で駆動されるスクロール圧縮要素とを収納
し、このスクロール圧縮要素を、回転軸の軸受を中央に
有するフレームと、鏡板に渦巻状のラップを立設させた
固定スクロールと、この固定スクロールに向かい合って
かみ合う鏡板に渦巻状のラップを立設させた揺動スクロ
ールと、この揺動スクロールと固定スクロールとで形成
された複数の圧縮空間を外方から内方へ向かって次第に
縮小させて圧縮を行うように揺動スクロールを固定スク
ロールに対して旋回させる駆動手段と、揺動スクロール
の鏡板に設けたキー溝とフレームに設けたキー溝とに夫
々キー部を嵌め合わせ、前記揺動スクロールを固定スク
ロールに対して自転しないように公転させる継手手段
と、前記フレームと揺動スクロールとの間に挟持されて
この揺動スクロールのスラスト荷重を受けるスラスト軸
受とで構成し、このスラスト軸受の揺動スクロール側の
面に複数のオイル溝が設けたスクロール圧縮機におい
て、前記スラスト軸受にフレームに係止される突起が設
けられ、かつ、スラスト軸受のオイル溝を継手手段のキ
ー部の摺動範囲外に設けたものである。
(ホ)作用 この発明は上記のように構成したことにより、揺動ス
クロールの鏡板とフレームとの間に挾まれたスラスト軸
受に突起を設けてこの突起をフレームに係止し、スラス
ト軸受がフレーム内で回転しないようにしたものであ
る。
また、この発明は上記のように構成したことにより、
揺動スクロールの鏡板とフレームとの間に挾まれたスラ
スト軸受に突起を設けてこの突起を係止するとともに、
このスラスト軸受のオイル溝をオルダム継手のキー部の
摺動する範囲外に設け、このオルダム継手のキー部がオ
イル溝と重なり合わないようにし、前記オルダム継手の
キー部の摺動抵抗が変動しないようにしたものである。
(ヘ)実施例 以下この発明を第1図乃至第3図に示す実施例に基い
て説明する。
1は密閉容器で、この容器内には上側にスクロール圧
縮要素2が、下側にこの圧縮要素を駆動する電動要素3
が夫々収納されている。4はフレームで、このフレーム
には中央に回転軸5を軸支する軸受部6が設けられてい
る。スクロール圧縮要素2は固定スクロール7と揺動ス
クロール8とで構成されている。固定スクロール7は密
閉容器1内を高圧室9と低圧室10とに区画する円板状の
鏡板11と、この鏡板の一方の面周縁に突出された環状壁
12と、この環状壁で囲まれ鏡板11に立設されたインボリ
ュート状またはこれに近似の曲線からなる渦巻き状のラ
ップ13とで構成されている。そして、固定スクロール7
は環状壁12及びラップ13の突出方向を下方としている。
揺動スクロール8は円板状の鏡板14と、この鏡板の一
方の面に立設されたインボリュート状またはこれに近似
の曲線からなる渦巻き状のラップ15と、鏡板14の他方の
面の中央に突出されたピン部16とで構成されている。そ
して、揺動スクロール8はラップ15の突出方向を上方と
して、このラップが固定スクロール7のラップ13に向か
い合ってかみ合うようにして内部に複数の圧縮空間17を
形成するようにしている。この圧縮空間は外方から内方
へ向かって次第に縮小して冷媒を圧縮するようにしてい
る。
固定スクロール7の鏡板11には中央に圧縮空気17に連
通する吐出孔18が設けられている。
19は回転軸5の先端に設けられて揺動スクロール8の
ピン部16を挿入するボス穴で、このボス穴の中心は回転
軸5の軸心と偏心して設けられている。
20は固定スクロール7に対して揺動スクロール8を自
転しないように円軌道上を公転させるオルダム継手で、
このオルダム継手は回転軸5の周りに設けられたリング
21と、フレーム4に設けられたキー溝22内に嵌合わされ
る第1キー部23と、揺動スクロール8の鏡板14に設けら
れたキー溝24内に嵌合わされる第2キー部25とで構成さ
れている。
26はフレーム4と揺動スクロール8の鏡板14との間に
挾持されたスラスト軸受で、このスラスト軸受はフレー
ム4に設置して揺動スクロール8のスラスト方向の荷重
を受けるようにしている。スラスト軸受26には外周に突
出した突起27が設けられている。そして、スラスト軸受
26の突起27はフレーム4に設けた係止溝28内に係止され
ている。スラスト軸受26の揺動スクロール8側の面には
複数のオイル溝29が放射状に設けられている。また、ス
ラスト軸受26はオルダム継手20の第1キー部23と第2キ
ー部25とで挾み込まれている。そして、スラスト軸受26
のオイル溝29はオルダム継手20の第2キー部25をこのオ
イル溝の間に設け、この第2キー部が摺動する範囲外で
重なり合わないようにしている。
フレーム4の外周にはスクロール圧縮要素2に冷媒を
導く吸込通路30が設けられている。31は密閉容器1に取
付けられた吸込管で、この吸込管は電動要素3が下方で
密閉容器1内の低圧室10に連通している。32は密閉容器
1の上部に取付けられた吐出管で、この吐出管は密閉容
器1内の高圧室9に連通している。
このように構成されたスクロール圧縮機において、電
動要素3を回転させると、その回転力が回転軸5を介し
て揺動スクロール8に伝えられる。すなわち、揺動スク
ロール8は回転軸5のボス穴19にこの回転軸の軸心に対
して偏心して挿入されたピン部16で駆動され、オルダム
継手20で固定スクロール7に対して自転しないように円
軌道上を公転させられる。そして、固定スクロール7と
揺動スクロール8とはこれらのスクロールで形成された
圧縮空間17を外方から内方へ向かって次第に縮小させ、
吸込管31から密閉容器1内の低圧室10に流入して電動要
素3を通りフレーム4の外周の吸込通路30を流れる冷媒
を圧縮している。この圧縮された冷媒は固定スクロール
7の吐出孔18から高圧室9内に吐出され、吐出管32から
密閉容器1外に吐出される。
またオルダム継手20はフレーム4のキー溝22内に嵌合
わされた第1キー部23を支点として第2キー部25が上下
方向に振れながら、揺動スクロール8を自転しないよう
に旋回させている。
スラスト軸受26は揺動スクロール8のスラスト方向の
荷重を受ける面に複数のオイル溝29を設けることによ
り、このオイル溝でオイルを保持して揺動スクロール8
の鏡板14の摺動面を確実に潤滑できるようにしている。
スラスト軸受26は突起27をフレーム4の係止溝28内に
係止するとともに、オイル溝29をオルダム継手20の第2
キー部25の摺動する範囲外に設けることにより、オルダ
ム継手20の第2キー部25を平坦面に常時接触させ、摺動
抵抗が変動しないようにしている。
この発明はスラスト軸受26の突起27をフレーム4の係
止溝28内に嵌合してこのスラスト軸受を係止し、スラス
ト軸受26のオイル溝29が移動しないようにしたことによ
り、オルダム継手20の第2キー部25が摺動する範囲内に
オイル溝29がこないようにし、第2キー部25の摺動抵抗
が変動しないようにしたものである。
尚、上記説明においては、スラスト軸受26に設けた複
数のオイル溝29を放射状に形成して説明したが、第4図
に示すようにオイル溝33を平行に形成しても同様な効果
を有することができるものである。
(ト)発明の効果 以上のようにこの発明によれば、突起でフレームに係
止したスラスト軸受の揺動スクロール側の面に複数のオ
イル溝を設け、このオイル溝をオルダム継手のキー部の
摺動範囲外に設けたのであるから、オルダム継手のキー
部をスラスト軸受の平坦面に摺動させることができる、
オルダム継手のキー部がスラスト軸受のオイル溝に重な
って摺動抵抗が増大し、スラスト軸受とオルダム継手と
の摺動抵抗が変動するのを防止できるようにしたもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示すスクロール圧縮機の
要部断面図、第2図は同じくフレームにスラスト軸受と
オルダム継手とを取付けた状態を示す平面図、第3図は
同じくフレームに取付けたオルダム継手が一方の側に偏
位している状態を示す平面図、第4図は他の実施例を示
すフレームにスラスト軸受とオルダム継手とを取付けた
状態を示す平面図、第5図は従来例を示すスクロール圧
縮機の断面図、第6図は同じくスラスト軸受の平面図で
ある。 1……密閉容器、2……スクロール圧縮要素、3……電
動要素、4……フレーム、5……回転軸、6……軸受
部、7……固定スクロール、8……揺動スクロール、1
1,14……鏡板、13,15……ラップ、17……圧縮空間、18
……吐出孔、20……オルダム継手、23……第1キー部、
25……第2キー部、26……スラスト軸受、27……突起、
29……オイル溝。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】密閉容器内に回転軸を有する電動要素と、
    この電動要素で駆動されるスクロール圧縮要素とを収納
    し、このスクロール圧縮要素を、回転軸の軸受を中央に
    有するフレームと、鏡板に渦巻状のラップを立設させた
    固定スクロールと、この固定スクロールに向かい合って
    かみ合う鏡板に渦巻状のラップを立設させた揺動スクロ
    ールと、この揺動スクロールと固定スクロールとで形成
    された複数の圧縮空間を外方から内方に向かって次第に
    縮小させて圧縮を行うように揺動スクロールを固定スク
    ロールに対して旋回させる駆動手段と、揺動スクロール
    に設けたキー溝とフレームに設けたキー溝とに夫々キー
    部を嵌め合わせ、前記揺動スクロールを固定スクロール
    に対して自転しないように公転させる継手手段と、前記
    フレームと揺動スクロールとの間に挟持されてこの揺動
    スクロールのスラスト荷重を受けるスラスト軸受とで構
    成し、このスラスト軸受の揺動スクロール側の面には、
    複数のオイル溝が設けられているスクロール圧縮機にお
    いて、前記スラスト軸受にはフレームに係止される突起
    が設けられ、かつ、スラスト軸受のオイル溝を継手手段
    のキー部の摺動範囲外に設けたことを特徴とするスクロ
    ール圧縮機。
JP4307890A 1990-02-23 1990-02-23 スクロール圧縮機 Expired - Lifetime JP2950883B2 (ja)

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JPH1130187A (ja) * 1997-07-10 1999-02-02 Mitsubishi Heavy Ind Ltd スクロール型流体機械
JP6842385B2 (ja) * 2017-08-25 2021-03-17 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 スクロール圧縮機

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