JPH11132170A - スクロール型流体機械 - Google Patents

スクロール型流体機械

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Publication number
JPH11132170A
JPH11132170A JP31292197A JP31292197A JPH11132170A JP H11132170 A JPH11132170 A JP H11132170A JP 31292197 A JP31292197 A JP 31292197A JP 31292197 A JP31292197 A JP 31292197A JP H11132170 A JPH11132170 A JP H11132170A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drive bush
scroll
boss
polyimide resin
type fluid
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP31292197A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakazu Inoue
雅和 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP31292197A priority Critical patent/JPH11132170A/ja
Publication of JPH11132170A publication Critical patent/JPH11132170A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 端板11の内面にうず巻状ラップ12を立設して
なる固定スクロール1と端板21の内面にうず巻状ラップ
22を立設してなる旋回スクロール2とを相互に偏心さ
せ、かつ、位相をずらせて噛み合わせ、旋回スクロール
2の端板21の外面中央に突設されたボス23の内部に回動
自在に嵌装されたドライブブッシュ60を旋回半径可変機
構53、54を介して回転軸5と運動連結してなるスクロー
ル型流体機械にとおいて、旋回軸受を廃止すると同時に
ドライブブッシュ60、ボス23、偏心駆動ピン53の寸法、
精度、面粗度、材質等の条件を緩和してコストを低減す
る。 【解決手段】 ドライブブッシュ60をポリミイド樹脂製
とし、このドライブブッシュ60を旋回軸受を介すること
なく直接ボス23の内部に嵌装した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は圧縮機、膨張機とし
て使用されるスクロール型流体機械に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスクロール型圧縮機の1例が図2
に示されている。密閉ハウジング8内上部にスクロール
型圧縮機構Cが、下部に電動モータMが内蔵設置され、
これらは回転軸5を介して互いに連動連結されている。
【0003】電動モータMはステータMaとロータMbとか
らなり、ステータMaは密閉ハウジング8に固定され、ロ
ータMbは回転軸5に固定されている。
【0004】スクロール型圧縮機構Cは固定スクロール
1、旋回スクロール2、その公転旋回運動を許容する
が、その自転を阻止するオルダムリンク等の自転阻止機
構3、フレーム6等からなる。
【0005】固定スクロール1は端板11とその内面に立
設されたうず巻き状ラップ12とを備え、この端板11には
吐出ポート13及びこれを開閉する吐出弁47が設けられて
いる。
【0006】旋回スクロール2は端板21とその内面に立
設されたうず巻き状ラップ22とを備え、端板21の外面中
央に突設されたボス23内にはドライブブッシュ53が旋回
軸受73を介して回動自在に嵌装されている。このドライ
ブブッシュ53に穿設されたスライド溝54内には回転軸5
の上端から突出する偏心駆動ピン53がスライド自在に嵌
挿されている。
【0007】固定スクロール1と旋回スクロール2とを
相互に所定距離だけ偏心させ、かつ、 180度だけ位相を
ずらせて噛み合わせることによって複数個の密閉空間24
が形成されている。
【0008】フレーム6は密閉ハウジング8に圧入固定
され、このフレーム6に固定スクロール1が締結され、
このフレーム6と旋回スクロール2の端板21の外面周縁
との間には自転阻止機構3が介在せしめられている。
【0009】そして、回転軸5の上端部が上部軸受71を
介してフレーム6に軸承され、回転軸5の下端部は下部
軸受72によって軸承されている。この下部軸受72は密閉
ハウジング8内下部に固定されたスティ15によって支持
されている。
【0010】電動モータMを駆動することによって回転
軸5及び偏心駆動ピン53、ドライブブッシュ53等からな
る旋回半径可変機構を介して旋回スクロール2が駆動さ
れ、旋回スクロール2は自転阻止機構3によって自転を
阻止されながら公転旋回半径の円軌道上を公転旋回運動
する。
【0011】すると、冷媒ガスが吸入管82を経て密閉ハ
ウジング8内に入り、図示しないガス通路を通って密閉
空間24内に吸入される。そして、旋回スクロール2の公
転旋回運動により密閉空間24の容積が減少するのに伴っ
て圧縮されながら中央部に至り、吐出ポート13から吐出
弁47を押し開いて吐出キャビティ44に入り、ここから吐
出管83を経て吐出される。
【0012】これと同時に密閉ハウジング8内底部に形
成された油溜り81内の油が油ポンプ51によって吸い上げ
られ、給油孔52を経て旋回軸受73、上部軸受71、下部軸
受72、自転阻止機構3、偏心駆動ピン53等を潤滑する。
なお、48は吐出弁47の揚程を規制するためのリテーナ、
49は吐出弁47及びリテーナ48の一端を端板11に締結する
ためのボルトである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来のスクロール型圧
縮機においては、ドライブブッシュ53はボス23の内部に
旋回軸受73を介して回動自在に嵌装され、このドライブ
ブッシュ53に穿設されたスライド溝54内に偏心駆動ピン
53がスライド自在に嵌挿されているため、これらの摺動
面を潤滑する必要があるとともにボス23の内径、ドライ
ブブッシュ54の外径、偏心駆動ピン55の外径等の寸法精
度、面粗度、材質等を厳しく管理する必要があり、従っ
て、コストが嵩むという問題があった。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために発明されたものであって、その要旨とすると
ころは、それぞれ端板の内面にうず巻状ラップを立設し
てなる固定スクロールと旋回スクロールを相互に偏心さ
せ、かつ、位相をずらせて噛み合せ、上記旋回スクロー
ルの端板の外面中央に突設されたボスの内部に回動自在
に嵌装されたドライブブッシュを旋回半径可変機構を介
して回転軸と運動連結してなるスクロール型流体機械に
おいて、上記ドライブブッシュをポリイミド樹脂製と
し、このドライブブッシュを旋回軸受を介することなく
直接上記ボスの内部に嵌装したことを特徴とするスクロ
ール型流体機械にある。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態が図1に示さ
れ、(A) はスクロール型圧縮機の縦断面図、(B) は(A)
のB−B線に沿う部分的断面図である。
【0016】ドライブブッシュ60はポリイミド樹脂から
なり、このドライブブッシュ60は旋回軸受を介すること
なくボス23の内部に直接嵌装されている。他の構成は図
2に示す従来のものと同様である。
【0017】しかして、スクロール型圧縮機の運転時、
旋回スクロール2が公転旋回すると、ドライブブッシュ
60はその外周面がボス23の内周面と摺動しながら回動す
る。そして、偏心駆動ピン53はその外周を切り欠くこと
によって形成された平面61がスライド溝54の側壁62と摺
動しながらスライド溝54内をスライドする。
【0018】しかして、ドライブブッシュ60をポリイミ
ド樹脂製としたため、ポリイミド樹脂の自己潤滑性及び
耐焼付性により従来の旋回軸受73を廃止できるとともに
偏心駆動ピン53との耐焼付性を改善することができる。
【0019】そして、ボス23や偏心駆動ピン53の精度が
緩和されるので、ボス23の内周面とドライブブッシュ60
の外周面との隙間公差を8μm 〜 100μm とすることが
できるとともに偏心駆動ピン53とスライド溝54との隙間
公差を 400μm 〜1mm とすることができる。
【0020】また、ポリイミド樹脂は機械加工によって
容易に成形することができるとともに従来のドライブブ
ッシュの形状・寸法を変えることなくドライブブッシュ
60を容易に得ることができる。更に、ドライブブッシュ
60と摺接する対手材料としてアルミニウムやFC材、鋼材
等を広く選定しうるので、そのコストを低減できる。
【0021】ポリイミド樹脂の含有成分を調整すること
により広い使用条件に対応することができ、その含有成
分としてグラファアイト0〜40wt%、テフロン0〜15wt
%、二硫化モリブデン0〜15wt%を選定すれば、ドライ
ブブッシュ60の耐摩耗性、低摩擦性、寸法安定性を向上
できる。
【0022】本発明は圧縮機に限らず膨張機、モータ等
のスクロール型流体機械に適用することができる。
【0023】また、上記実施形態においては、偏心駆動
ピン53をドライブブッシュ60のスライド溝54内にスライ
ド自在に嵌挿してなるスライド式旋回半径可変機構を有
するスクロール型圧縮機に適用した例について説明した
が、偏心駆動ピン53をドライブブッシュ60に穿設された
偏心孔内に回動自在に嵌挿してなるスイングリンク式旋
回半径可変機構を有するスクロール型圧縮機に本発明を
適用しうることは勿論である。
【0024】
【発明の効果】本発明においては、ドライブブッシュを
ポリイミド樹脂製とし、このドライブブッシュを直接ボ
スの内部に嵌装したため、旋回軸受を廃止することがで
き、従って、部品点数及び加工、組立工数が減少し、コ
ストを節減できる。
【0025】また、ポリイミド樹脂の自己潤滑性及び耐
焼付性によりドライブブッシュ及びこれと摺接する対手
部品との焼き付きを回避できるとともに対手部品の加工
精度が緩和されるので、その加工費を低減しうる。
【0026】更に、ポリイミド樹脂は機械加工により容
易に成形できるので、ドライブブッシュの加工費も低減
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示し、(A) はスクロール型
圧縮機の縦断面図、(B) は(A)のB−B線に沿う部分的
拡大断面図である。
【図2】従来のスクロール型圧縮機の縦断面図である。
【符号の説明】
1 固定スクロール 2 旋回スクロール 21 端板 23 ボス 60 ドライブブッシュ 5 回転軸 53 偏心駆動ピン 54 スライド溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ端板の内面にうず巻状ラップを
    立設してなる固定スクロールと旋回スクロールを相互に
    偏心させ、かつ、位相をずらせて噛み合せ、上記旋回ス
    クロールの端板の外面中央に突設されたボスの内部に回
    動自在に嵌装されたドライブブッシュを旋回半径可変機
    構を介して回転軸と運動連結してなるスクロール型流体
    機械において、 上記ドライブブッシュをポリイミド樹脂製とし、このド
    ライブブッシュを旋回軸受を介することなく直接上記ボ
    スの内部に嵌装したことを特徴とするスクロール型流体
    機械。
JP31292197A 1997-10-30 1997-10-30 スクロール型流体機械 Withdrawn JPH11132170A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31292197A JPH11132170A (ja) 1997-10-30 1997-10-30 スクロール型流体機械

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31292197A JPH11132170A (ja) 1997-10-30 1997-10-30 スクロール型流体機械

Publications (1)

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JPH11132170A true JPH11132170A (ja) 1999-05-18

Family

ID=18035081

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31292197A Withdrawn JPH11132170A (ja) 1997-10-30 1997-10-30 スクロール型流体機械

Country Status (1)

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JP (1) JPH11132170A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100374726C (zh) * 2003-12-12 2008-03-12 乐金电子(天津)电器有限公司 涡旋式压缩机定涡旋的固定结构
JP2008175340A (ja) * 2007-01-22 2008-07-31 Mitsubishi Heavy Ind Ltd クランクシャフト

Cited By (3)

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Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050104