JPH0942177A - スクロール圧縮機 - Google Patents

スクロール圧縮機

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Publication number
JPH0942177A
JPH0942177A JP20922395A JP20922395A JPH0942177A JP H0942177 A JPH0942177 A JP H0942177A JP 20922395 A JP20922395 A JP 20922395A JP 20922395 A JP20922395 A JP 20922395A JP H0942177 A JPH0942177 A JP H0942177A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scroll
thrust
frame
end plate
iron member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20922395A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryuhei Tanigaki
龍平 谷垣
Tetsuo Shigeoka
哲夫 重岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP20922395A priority Critical patent/JPH0942177A/ja
Publication of JPH0942177A publication Critical patent/JPH0942177A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アルミ合金製の固定スクロール1と旋回スク
ロール2を互いに噛み合わせてなるスクロール型圧縮機
構Cをハウジング4内に収容設置し、旋回スクロール2
の端板21とハウジング4に固定されたフレーム5との間
に自転阻止機構6を介装するとともに旋回スクロール2
に作用するスラスト力をフレーム5によって支持するス
クロール圧縮機において、旋回スクロール2の端板21の
外面と摺接するスラストベアリングを廃止することによ
ってスクロール圧縮機のコストを低減する。 【解決手段】 フレーム5の旋回スクロール2のスラス
ト力を受けるスラスト面5Aに鉄系部材60を一体に鋳込
む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は空気調和機等に組み
込まれるスクロール圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスクロール圧縮機の1例が図2に
示されている。図2において、4はハウジングで、カッ
プ状右ハウジング49と、フレーム5と、カップ状左ハウ
ジング43とからなり、これらはボルト56によって互いに
締結されている。右ハウジング49の内部には電動モータ
Mが配設され、左ハウジング43の内部にはスクロール型
圧縮機構Cがそれぞれ配設されている。
【0003】電動モータMとスクロール型圧縮機構Cは
回転シヤフト3を介して互いに連動連結されている。回
転シヤフト3の右端はサブベアリング51を介して右ハウ
ジング49に軸承され、左端はメインベアリング52を介し
てフレーム5に軸承されている。
【0004】電動モータMはロータMa とステータMb
とからなり、ロータMa は回転シヤフト3に固定され、
ステータMb は右ハウジング49に圧入することによって
固定されている。
【0005】スクロール型圧縮機構Cは固定スクロール
1、旋回スクロール2、旋回スクロール2の自転を阻止
するオルダムリンク等の自転阻止機構6等からなる。
【0006】固定スクロール1は端板11とその内面に立
設されたうず巻状ラップ12とを備え、この端板11の外周
面を左ハウジング43の内周面に密接させることによって
端板11の左側には吐出室46が形成され、右側には吸入室
47が限界されている。
【0007】また、端板11の中央には吐出ポート13が穿
設され、この吐出ポート13は吐出弁17によって開閉され
るようになっている。そして、この端板11の外面から左
方に突出する突起15にボルト57を螺入することによって
固定スクロール1は左ハウジング43に締結されている。
【0008】旋回スクロール2は端板21とこの内面に立
設されたうず巻状ラップ22とを備え、この端板21の外面
中央に立設されたボス23内にはドライブブッシュ32が旋
回軸受34を介して回転自在に嵌装されている。このドラ
イブブッシュ32に穿設されたスライド溝33内には回転シ
ヤフト3の左端に偏心して突設された偏心駆動ピン31が
スライド可能に嵌合されている。
【0009】端板21とフレーム5との間には自転阻止機
構6が介装され、端板21の外面はフレーム5の左端面に
固定されたスラストベアリング53と摺接するようになっ
ている。
【0010】固定スクロール1と旋回スクロール2とを
相互に所定距離だけ偏心させ、かつ、180 度だけ角度を
ずらせて噛合させることによって複数個の密閉空間24が
形成されている。
【0011】電動モータMを駆動すると、回転シヤフト
3、偏心駆動ピン31、ドライブブッシュ32、旋回軸受3
4、ボス23等からなる旋回駆動機構を介して旋回スクロ
ール2が駆動され、旋回スクロール2は自転阻止機構6
によって自転を阻止されながら公転旋回半径の円軌道上
を公転旋回運動する。
【0012】すると、ミスト状の潤滑油を含む低温の冷
媒ガスが吸入口44を経て低圧室48に入り、このガスはス
テータMb の外周に設けられた通路58及びステータMb
とロータMa との間隙59を通る過程で電動モータMを冷
却した後、フレーム5に設けられた通路54及び吸入室47
を経て密閉空間24内に吸い込まれる。
【0013】そして、旋回スクロール2の公転旋回運動
により密閉空間24の容積が減少するのに伴って圧縮され
ながら中央部に至り、中央部から吐出ポート13を通り、
吐出弁17を押し開いて吐出室46内へ吐出され、ここから
吐出口45を経て外部に流出する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のスクロール
圧縮機においては、その運転時旋回スクロール2に作用
するスラスト力をSK材等の硬い材質からなるスラストベ
アリング53を介してフレーム5によって支持していたた
め、スラストベアリング53が高価であるとともにこれを
フレーム5のスラスト面に組み付ける工数が嵩むという
問題があった。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために発明されたものであって、その要旨とすると
ころは、アルミ合金製の固定スクロールと旋回スクロー
ルを互いに噛み合せてなるスクロール型圧縮機構をハウ
ジング内に収容設置し、上記旋回スクロールの端板と上
記ハウジングに固定されたフレームとの間に自転阻止機
構を介装するとともに上記旋回スクロールに作用するス
ラスト力を上記フレームによって支持するスクロール圧
縮機において、上記フレームの上記旋回スクロールのス
ラスト力を受けるスラスト面に鉄系部材を一体に鋳込ん
だことを特徴とするスクロール圧縮機にある。
【0016】他の特徴とするところは、上記鉄系部材を
FC25より構成したことにある。
【0017】しかして、スクロール圧縮機の運転時、旋
回スクロールの端板はFC25等からなる鉄系部材と摺接
し、旋回スクロールに作用するスラスト力は鉄系部材か
らなるスラスト面を介してフレームによって支持され
る。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の1実施形態が図1に示さ
れている。アルミダイキヤスト製のフレーム5の左端
面、即ち、旋回スクロール2のスラスト力を受けるスラ
スト面5AにはFC25等からなる鉄系部材60が一体に鋳込ま
れ、この鉄系部材60の表面は精密仕上げによって平坦と
されている。
【0019】従って、従来のスラストベアリング53は省
略されているが、他の構成は図2に示す従来のものと同
様であり、対応する部材には同じ符号を付してその説明
を省略する。
【0020】しかして、スクロール圧縮機の運転時、旋
回スクロール2が公転旋回運動すると、その端板21の外
面はフレーム5のスラスト面5Aに鋳込まれた鉄系部材60
と摺接する。
【0021】そして、密閉空間24内に吸込まれたガスが
圧縮されることによって圧縮ガスの圧力が旋回スクロー
ル2の端板21の内面に作用し、この合力、即ち、軸方向
に沿って右方に向かうスラスト力が発生するが、このス
ラスト力は鉄系部材60を介してフレーム5によって支持
される。
【0022】
【発明の効果】本発明においては、フレームの旋回スク
ロールのスラスト力を受けるスラスト面に鉄系部材を一
体に鋳込んだため、従来のスラストベアリングを省略す
ることができる。従って、部品点数が減少するとともに
スラストベアリングを組み付ける工数が不要となるので
スクロール圧縮機のコストを低減できる。
【0023】上記鉄系部材をFC25より構成すれば、コス
トを更に低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態を示すスクロール圧縮機の
縦断面図である。
【図2】従来のスクロール圧縮機の縦断面図である。
【符号の説明】
C スクロール型圧縮機構 1 固定スクロール 2 旋回スクロール 21 端板 4 ハウジング 5 フレーム 5A スラスト面 6 自転阻止機構 60 鉄系部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミ合金製の固定スクロールと旋回ス
    クロールを互いに噛み合せてなるスクロール型圧縮機構
    をハウジング内に収容設置し、上記旋回スクロールの端
    板と上記ハウジングに固定されたフレームとの間に自転
    阻止機構を介装するとともに上記旋回スクロールに作用
    するスラスト力を上記フレームによって支持するスクロ
    ール圧縮機において、 上記フレームの上記旋回スクロールのスラスト力を受け
    るスラスト面に鉄系部材を一体に鋳込んだことを特徴と
    するスクロール圧縮機。
  2. 【請求項2】 上記鉄系部材をFC25より構成したことを
    特徴とする請求項1記載のスクロール圧縮機。
JP20922395A 1995-07-25 1995-07-25 スクロール圧縮機 Pending JPH0942177A (ja)

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JP20922395A JPH0942177A (ja) 1995-07-25 1995-07-25 スクロール圧縮機

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JPH0942177A true JPH0942177A (ja) 1997-02-10

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ID=16569396

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Effective date: 20040121

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Effective date: 20040224