JP3244964B2 - スクロール型圧縮機 - Google Patents

スクロール型圧縮機

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JP3244964B2
JP3244964B2 JP24113594A JP24113594A JP3244964B2 JP 3244964 B2 JP3244964 B2 JP 3244964B2 JP 24113594 A JP24113594 A JP 24113594A JP 24113594 A JP24113594 A JP 24113594A JP 3244964 B2 JP3244964 B2 JP 3244964B2
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scroll
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compressor
gas refrigerant
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恒夫 勇崎
正広 福島
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスクロール型圧縮機に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来のスクロール型圧縮機の縦断
面図である。図において、4は密閉ハウジングで深いカ
ップ状の右エンドプレート49と、これにボルト56で
締結された浅いカップ状の左エンドプレート43とから
なる。右エンドプレート49内部にはサブベアリング5
1、電動モータMが、またその端部にはフレーム5が、
左エンドプレート43内部にはスクロール型圧縮機構C
がそれぞれ配設され、電動モータMと圧縮機構Cは回転
シャフト3を介して互に連動連結されている。
【0003】回転シャフト3はサブベアリング51及び
メインベアリング52を介して、右エンドプレート49
に回転自在に支持されている。電動モータMはロータM
aとステータMbからなり、ロータMaは回転シャフト
3に固定され、ステータMbは右エンドプレート49に
圧入されることによって固定されている。
【0004】フレーム5はその内側嵌合部5aを右エン
ドプレート49の端部に嵌合させ、そのフランジ部5b
を右エンドプレート49のフランジ部と左エンドプレー
ト43のフランジ部との間に挟み、ボルト56によって
上記両フランジ部と共締めすることによって密閉ハウジ
ング4内に固定されている。また、フレーム5には、そ
の中央部にメインベアリング52が取付けられ、その外
面周縁部にスラストベアリング53が固定され、自転阻
止機構6が支持されている。またフレーム5には通路5
4が穿設されている。
【0005】スクロール型圧縮機構Cは固定スクロール
1、旋回スクロール2、旋回スクロール2の自転を阻止
するオルダムリンク等の自転阻止機構6等から構成され
ている。固定スクロール1は端板11とその内面に立設
されたうず巻状ラップ12とを備え、この端板11はボ
ルト57によって左エンドプレート43に締結されてい
る。端板11の外周面と左エンドプレート43の内周面
を密接させることによって、密閉ハウジング1内が仕切
られ、端板11の外側には吐出室46が形成され、内側
には吸入室47が限界される。また、端板11の中央に
は吐出ポート13が穿設され、この吐出ポート13は吐
出弁17によって、開閉されるようになっている。
【0006】旋回スクロール2は端板21とこの内面に
立設されたうず巻状ラップ22とを備え、この端板21
の外面に立設されたボス23内にドライブブッシュ32
が旋回軸受34を介して回転自在に嵌装され、このドラ
イブブッシュ32に穿設されたスライド溝33内には回
転シャフト3の内端に偏心して突設された偏心駆動ピン
31がスライド可能に嵌合されている。固定スクロール
1と旋回スクロール2とを相互に所定距離だけ偏心さ
せ、かつ、180度だけ角度をずらせて噛合させること
によって複数個の密閉空間24が形成されている。
【0007】電動モータMを駆動することによって、回
転シャフト3、偏心駆動ピン31、ドライブブッシュ3
2、ボス23等からなる旋回駆動機構を介して旋回スク
ロール2が駆動され、旋回スクロール2は自転阻止機構
6によって、自転を阻止されながら公転旋回半径の円軌
道上を公転旋回運動する。すると、ガスが吸入管44を
経て低圧側48に入る。このガスはステータMbの外囲
に設けられた通路58、ステータMbとロータMaとの
間隙。フレーム5に設けられた通路54を通って吸入室
47を経た後、密閉空間24内に吸入され、そして、旋
回スクロール2の公転旋回運動により密閉空間24の容
積が減少するのに伴って、圧縮されながら中央部に至
り、吐出ポート13より吐出弁17を押し開いて吐出室
46内へ吐出され、ここから吐出管45を経て外部シス
テムへ流出する。
【0008】図4は従来の圧縮機における自転阻止機構
部の断面図であり、同図(a)は自転阻止機構部におけ
るスクロール型圧縮機の横断面図、同図(b)は同図
(a)のB−B断面図、同図(c)は同図(a)のC−
C断面図である。図において、7は自転阻止機構6のメ
イン部品であるオルダムリンク( Oldham link )で馬蹄
形のリング71と、その水平中心線上外周方向に突設さ
れた横キー72と、その垂直中心線上外面に突設された
縦キー73とからなる。そして、フレーム5の外面周縁
部の水平中心線上には2箇所のキー溝61が穿設され、
オルダムリンク7の上記2本の横キー72がスライド可
能に嵌合されている。また、旋回スクロール2の端板2
1の外面周縁部には図示しないキー溝が穿設されてお
り、オルダムリンク7の上記2箇所の縦キー73がスラ
イド可能に嵌合されている。
【0009】図3に示すように、固定スクロール1は左
エンドプレート43を介してフレーム5に位置決め固定
されるので、旋回スクロール2はオルダムリンク7の2
本の横キー72と2箇所の縦キー73を介して固定スク
ロール1に連結され、互に180度だけ角度をずらせて
噛合し、自転を阻止されながら公転旋回半径の円軌道上
を公転旋回運動することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のスクロール
型圧縮機においては、スクロール型圧縮機構C内及びそ
の周辺部の各摺動部への給油は、密閉ハウジング4の低
圧側48に流入したガス冷媒中にミスト状で含まれる潤
滑油に接し、ぬれることで行われる、所謂ミスト潤滑で
ある。しかし、低圧側48からフレーム5の外面側と旋
回スクロール2の端板21の外面側とで限界される空間
50内へのガス冷媒の導入流路はメインベアリング52
の内輪・外輪とボールとの間隙のみであるので、流入ガ
ス冷媒量を十分に確保できず、この空間50の周辺にあ
るスラストベアリング53、オルダムリンク7の横キー
72が嵌合スライドするフレーム5の外面周縁部に穿設
されたキー溝61、オルダムリンク7の縦キー73が嵌
合スライドする旋回スクロールの端板21の外面周縁部
に穿設されたキー溝(図示省略)、及び旋回軸受34等
への給油が不十分となり、これらの摺動部に焼付きを惹
起し圧縮機の信頼性を損う恐れがあった。
【0011】本発明は上記従来技術の欠点を解消し、フ
レームと旋回スクロールの端板とで限界される空間内の
摺動部に十分な給油を行い、信頼性の向上を図ろうとす
るものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
したものであって、複数個の部材をボルト締結して形成
された密閉ハウジング内に、固定スクロール、旋回スク
ロール、自転阻止機構等からなるスクロール型圧縮機
構、電動モータ、密閉ハウジング内をスクロール型圧縮
機構側と電動モータ側に仕切ると共にメインベアリング
等が装着されるフレーム等が配設されたスクロール型圧
縮機において、次の特徴を有するスクロール型圧縮機に
関するものである。 (1)上記フレームと上記旋回スクロールの端板との間
に、自転阻止機構のオルダムリングとスラストベアリン
グを介装して空間を形成し、上記密閉ハウジング内に吸
入されたガス冷媒を上記空間内に導入する通路と、上記
ガス冷媒を上記電動モータ側からスクロール型圧縮機構
へ導通する通路を、上記フレームに穿設した。 (2)上記(1)項に記載のスクロール型圧縮機におい
て、上記ガス冷媒を上記空間内に導入する通路を複数個
設けた。
【0013】
【作用】本発明においては、上記構成を具えているた
め、密閉ハウジング内に流入したガス冷媒(ミスト状潤
滑油を含む)は、その一部が、フレームに穿設されて上
記ガス冷媒を上記電動モータ側からスクロール型圧縮機
構へ導通する通路を経て流れ、残部が従来の流路であっ
たメインベアリングの内輪・外輪とボールとの間隙の他
に、フレームに穿設された通路を通ってフレーム外面側
と旋回スクロール端板の外面側との間でオルダムリング
とスラストベアリングを介装して限界される空間に流入
することができるので、上記空間への十分なガス冷媒流
量を確保することができ、自転阻止機構のオルダムリン
グ部及びスラストベアリング部の潤滑が十分行われる。
【0014】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係るスクロール型
圧縮機の縦断面図、図2は同圧縮機の自転阻止機構部の
断面図であり、同図(a)は自転阻止機構部における上
記圧縮機の横断面図、同図(b)は同図(a)のB−B
断面図、同図(c)は同図(a)のC−C断面図であ
る。
【0015】図1,図2において、55はフレーム5に
穿設されたガス冷媒導入用の通路であり、密閉ハウジン
グ4内の低圧側48に流入したガス冷媒(ミスト状潤滑
油を含む)をフレーム5の外面側と旋回スクロール2の
端板21の外面側とで限界される空間50内に導入する
ための通路である。その他の構成、作用については図
3,図4に示される従来のものと同様であり、対応する
部材には同じ符号が付してあるので説明は省略する。
【0016】従来、低圧側48から上記空間50内への
ガス冷媒導入流路はメインベアリング52の内輪・外輪
とボールとの間隙のみであったが、これに上記通路55
が追加されるので、空間50内への十分なガス冷媒流量
を確保することができる。従って、上記空間の周辺にあ
るスラストベアリング、キー溝、旋回軸受等への給油が
十分に保持されるようになったので、摺動部の焼付きを
防止し、圧縮機の信頼性を確保することができる。
【0017】
【発明の効果】本発明のスクロール型圧縮機において
は、上記密閉ハウジング内に吸入されたガス冷媒(ミス
ト状潤滑油を含む)を上記フレームと上記旋回スクロー
ルの端板との間に、自転阻止機構のオルダムリングとス
ラストベアリングを介装して空間を形成し、この様にし
限界され空間内に上記ガス冷媒を導入する通路を、
上記フレームに穿設してあるので、フレームと旋回スク
ロールの端板とで限界される空間内で上記オルダムリン
グやスラストベアリング等の各摺動部に十分な給油を行
い、信頼性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るスクロール型圧縮機の
縦断面図。
【図2】同実施例の圧縮機の自転阻止機構部の断面図で
あり、(a)は自転阻止機構部における上記圧縮機の横
断面図、(b)は(a)のB−B断面図、(c)は
(a)のC−C断面図。
【図3】従来のスクロール型圧縮機の縦断面図。
【図4】従来のスクロール型圧縮機における自転阻止機
構部の断面図であり、(a)は自転阻止機構部における
上記圧縮機の横断面図、(b)は(a)のB−B断面
図、(c)は(a)のC−C断面図。
【符号の説明】
1 固定スクロール 2 旋回スクロール 4 密閉ハウジング 5 フレーム 6 自転阻止機構 7 オルダムリンク 21 端板 43 左エンドプレート 48 低圧側 49 右エンドプレート 50 フレーム外面側と旋回スクロール端板の外面側
とで限界される空間 52 メインベアリング 55 通路 56 ボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04C 18/02 311 F04C 29/02 311

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の部材をボルト締結して形成され
    た密閉ハウジング内に、固定スクロール、旋回スクロー
    ル、自転阻止機構等からなるスクロール型圧縮機構、
    動モータ、密閉ハウジング内をスクロール型圧縮機構側
    と電動モータ側に仕切ると共にメインベアリング等が装
    着されるフレーム等が配設されたスクロール型圧縮機に
    おいて、上記フレームと上記旋回スクロールの端板との
    間に、自転阻止機構のオルダムリングとスラストベアリ
    ングを介装して空間を形成し、上記密閉ハウジング内に
    吸入されたガス冷媒を上記空間内に導入する通路と、上
    記ガス冷媒を上記電動モータ側からスクロール型圧縮機
    構へ導通する通路を、上記フレームに穿設したことを特
    徴とするスクロール型圧縮機。
  2. 【請求項2】 上記ガス冷媒を上記空間内に導入する
    路を複数個設けたことを特徴とする請求項1に記載のス
    クロール型圧縮機。
JP24113594A 1994-10-05 1994-10-05 スクロール型圧縮機 Expired - Lifetime JP3244964B2 (ja)

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JPH08105392A JPH08105392A (ja) 1996-04-23
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JP2011089507A (ja) * 2009-10-26 2011-05-06 Sanden Corp スクロール型流体機械
JP6842385B2 (ja) * 2017-08-25 2021-03-17 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 スクロール圧縮機

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