JPH086696B2 - 電動圧縮機 - Google Patents
電動圧縮機Info
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- JPH086696B2 JPH086696B2 JP62333305A JP33330587A JPH086696B2 JP H086696 B2 JPH086696 B2 JP H086696B2 JP 62333305 A JP62333305 A JP 62333305A JP 33330587 A JP33330587 A JP 33330587A JP H086696 B2 JPH086696 B2 JP H086696B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spiral blade
- blade member
- discharge side
- crankshaft
- swirl
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C29/00—Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
- F04C29/12—Arrangements for admission or discharge of the working fluid, e.g. constructional features of the inlet or outlet
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C18/00—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
- F04C18/02—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents
- F04C18/0207—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form
- F04C18/0215—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form where only one member is moving
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C27/00—Sealing arrangements in rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
- F04C27/005—Axial sealings for working fluid
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C29/00—Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
- F04C29/02—Lubrication; Lubricant separation
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C23/00—Combinations of two or more pumps, each being of rotary-piston or oscillating-piston type, specially adapted for elastic fluids; Pumping installations specially adapted for elastic fluids; Multi-stage pumps specially adapted for elastic fluids
- F04C23/008—Hermetic pumps
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はスクロール式の電動圧縮機に関するものであ
る。
る。
従来の技術 第4図は従来のスクロール電動圧縮機の断面図であ
る。第4図において、密閉容器41の内部に、圧縮機構42
を駆動する電動機43の固定子44が固定され、この電動機
43の回転子45に圧縮機構42を駆動するクランク軸46が直
結されてその回転軸はほぼ水平に配置され、密閉容器41
の下部に潤滑油を溜める潤滑油溜47が設けられている。
る。第4図において、密閉容器41の内部に、圧縮機構42
を駆動する電動機43の固定子44が固定され、この電動機
43の回転子45に圧縮機構42を駆動するクランク軸46が直
結されてその回転軸はほぼ水平に配置され、密閉容器41
の下部に潤滑油を溜める潤滑油溜47が設けられている。
圧縮機構42は、固定枠体48に固定渦巻羽根49を一体に
形成した固定渦巻羽根部材50と、この固定渦巻羽根49と
噛み合って複数個の圧縮作業空間54を形成する旋回渦巻
羽根51を旋回鏡板52の上に形成した旋回渦巻羽根部材53
と、この旋回渦巻羽根部材53の自転を防止して旋回のみ
をさせる自転拘束部材56とを有し、この旋回鏡板52の旋
回渦巻羽根51とは反対側に設けた旋回駆動軸受55に偏心
旋回駆動するクランク軸46の偏心軸57が嵌入し、クラン
ク軸46に形成された主軸59を支承する主軸受60を有する
軸受部材61で支持されている。
形成した固定渦巻羽根部材50と、この固定渦巻羽根49と
噛み合って複数個の圧縮作業空間54を形成する旋回渦巻
羽根51を旋回鏡板52の上に形成した旋回渦巻羽根部材53
と、この旋回渦巻羽根部材53の自転を防止して旋回のみ
をさせる自転拘束部材56とを有し、この旋回鏡板52の旋
回渦巻羽根51とは反対側に設けた旋回駆動軸受55に偏心
旋回駆動するクランク軸46の偏心軸57が嵌入し、クラン
ク軸46に形成された主軸59を支承する主軸受60を有する
軸受部材61で支持されている。
冷媒気体は密閉容器41とは別体に設けた吸入アキュム
レーター62から圧縮機吸入管63を介して圧縮機構42の吸
入口64に直接吸入されて圧縮されたのち、固定枠体48に
設けた吐出口65から密閉容器41の内部空間に吐出され、
電動機43の付近を通過して圧縮機の吐出管67から圧縮機
の外に吐出される。
レーター62から圧縮機吸入管63を介して圧縮機構42の吸
入口64に直接吸入されて圧縮されたのち、固定枠体48に
設けた吐出口65から密閉容器41の内部空間に吐出され、
電動機43の付近を通過して圧縮機の吐出管67から圧縮機
の外に吐出される。
旋回鏡板52の旋回渦巻羽根51とは反対側の空間は背圧
室68を形成し、背圧室68の圧力は旋回鏡板52の適当な位
置でこれを貫通して設けられた背圧孔66によって適当な
圧力に制御されており、この圧力で旋回鏡板52はその当
接面69で固定枠体48に軸方向に軽く当接している。
室68を形成し、背圧室68の圧力は旋回鏡板52の適当な位
置でこれを貫通して設けられた背圧孔66によって適当な
圧力に制御されており、この圧力で旋回鏡板52はその当
接面69で固定枠体48に軸方向に軽く当接している。
潤滑油溜47の潤滑油は給油管71を経由してクランク軸
46の主軸59に設けた油孔72を通り、主軸給油孔73から、
主軸59と主軸受60の間の主軸受隙間74を通って背圧室68
に導かれる。また、油孔72から旋回駆動軸受55に入った
潤滑油は旋回駆動軸受隙間75を通って同様に背圧室68に
入る。背圧室68の中の潤滑油は当接面69や背圧孔66から
圧縮作業空間へ流入する。
46の主軸59に設けた油孔72を通り、主軸給油孔73から、
主軸59と主軸受60の間の主軸受隙間74を通って背圧室68
に導かれる。また、油孔72から旋回駆動軸受55に入った
潤滑油は旋回駆動軸受隙間75を通って同様に背圧室68に
入る。背圧室68の中の潤滑油は当接面69や背圧孔66から
圧縮作業空間へ流入する。
発明が解決しようとする問題点 上に述べたように、主軸受隙間74と旋回駆動軸受隙間
75などを通って背圧室68に入った潤滑油は全て圧縮作業
空間54に入る。このように、高温高圧の側にあった潤滑
油が多量に圧縮作業空間54に入ると、その熱量により吸
入側の冷媒気体が過熱されて圧縮機の効率が低下する。
75などを通って背圧室68に入った潤滑油は全て圧縮作業
空間54に入る。このように、高温高圧の側にあった潤滑
油が多量に圧縮作業空間54に入ると、その熱量により吸
入側の冷媒気体が過熱されて圧縮機の効率が低下する。
また、この圧縮作業空間54に入る潤滑油の流量は、主
軸受隙間74と旋回駆動軸受隙間75の潤滑油の流通抵抗に
依存するから、特に、回転速度を可変にした圧縮機の場
合、低速回転時に、圧縮作業空間54に流入する1回転当
りの潤滑油量が過剰になり、この時の圧縮機の効率が低
下する。
軸受隙間74と旋回駆動軸受隙間75の潤滑油の流通抵抗に
依存するから、特に、回転速度を可変にした圧縮機の場
合、低速回転時に、圧縮作業空間54に流入する1回転当
りの潤滑油量が過剰になり、この時の圧縮機の効率が低
下する。
この潤滑油の流量を少なく調節すると、これらの軸受
の損失動力が潤滑油の温度を過度に上昇させて、これら
の軸受が破損することがある。また、この問題の解決の
ために、比較的必要な潤滑油流量が少ない転がり軸受を
用いれば、軸受騒音が大になったり、コストが増大する
などの問題が生ずる。
の損失動力が潤滑油の温度を過度に上昇させて、これら
の軸受が破損することがある。また、この問題の解決の
ために、比較的必要な潤滑油流量が少ない転がり軸受を
用いれば、軸受騒音が大になったり、コストが増大する
などの問題が生ずる。
また、この背圧室圧力は、背圧孔66の径、主軸受隙間
74、旋回駆動軸受隙間75の流通抵抗、この隙間からの気
体の流入状態、吐出圧力と吸入圧力の差などに依存して
決まるために、十分に余裕をみた高い圧力に設定する必
要があり、前記の平面の当接力が大になり、平面の摺動
による動力損失の増大や平面の摩耗量の増大の問題があ
った。
74、旋回駆動軸受隙間75の流通抵抗、この隙間からの気
体の流入状態、吐出圧力と吸入圧力の差などに依存して
決まるために、十分に余裕をみた高い圧力に設定する必
要があり、前記の平面の当接力が大になり、平面の摺動
による動力損失の増大や平面の摩耗量の増大の問題があ
った。
本発明は上記問題点を解決するもので、固定枠体と旋
回鏡板との当接面にかかる当接力を安定した適当な小さ
い値にでき、軸受部分の潤滑給油量と圧縮作業空間に流
入する潤滑油量とが独立にそれぞれ最適値を選べるよう
にした電動圧縮機を提供することを目的とするものであ
る。
回鏡板との当接面にかかる当接力を安定した適当な小さ
い値にでき、軸受部分の潤滑給油量と圧縮作業空間に流
入する潤滑油量とが独立にそれぞれ最適値を選べるよう
にした電動圧縮機を提供することを目的とするものであ
る。
問題点を解決するための手段 上記従来例の問題点を解決するために、本発明は、密
閉容器の内部に電動機と、この電動機で駆動され、前記
密閉容器の内部に吐出側圧力が作用する圧縮機構を配設
し、前記圧縮機構を、個体枠体に固定渦巻羽根を形成し
た固定渦巻羽根部材と、前記固定渦巻羽根と噛み合って
複数個の作業空間を形成する旋回渦巻羽根を旋回鏡板の
上に形成した旋回渦巻羽根部材と、この旋回渦巻羽根部
材の自転を防止して旋回のみをさせる自転拘束部材と、
前記旋回渦巻羽根部材を旋回駆動するクランク軸と、こ
のクランク軸の一端に形成した主軸を支承する主軸受と
で構成し、前記固定枠体の平面部と前記旋回鏡体の平面
部を摺動自在に当接させるとともに、前記旋回鏡板の背
面を、前記旋回鏡体と微小隙間を介して設けた軸方向制
御板及び、前記微小隙間を密封して仕切る背圧仕切帯に
より、圧縮機構の吐出側圧力が作用する中心部と吐出側
圧力より小なる圧力が作用する外周の背圧室に分割し、
前記クランク軸に設けられた偏心軸受と前記主軸受を潤
滑するための油が前記吐出側圧力が作用する中心部を還
流するようにしたものである。
閉容器の内部に電動機と、この電動機で駆動され、前記
密閉容器の内部に吐出側圧力が作用する圧縮機構を配設
し、前記圧縮機構を、個体枠体に固定渦巻羽根を形成し
た固定渦巻羽根部材と、前記固定渦巻羽根と噛み合って
複数個の作業空間を形成する旋回渦巻羽根を旋回鏡板の
上に形成した旋回渦巻羽根部材と、この旋回渦巻羽根部
材の自転を防止して旋回のみをさせる自転拘束部材と、
前記旋回渦巻羽根部材を旋回駆動するクランク軸と、こ
のクランク軸の一端に形成した主軸を支承する主軸受と
で構成し、前記固定枠体の平面部と前記旋回鏡体の平面
部を摺動自在に当接させるとともに、前記旋回鏡板の背
面を、前記旋回鏡体と微小隙間を介して設けた軸方向制
御板及び、前記微小隙間を密封して仕切る背圧仕切帯に
より、圧縮機構の吐出側圧力が作用する中心部と吐出側
圧力より小なる圧力が作用する外周の背圧室に分割し、
前記クランク軸に設けられた偏心軸受と前記主軸受を潤
滑するための油が前記吐出側圧力が作用する中心部を還
流するようにしたものである。
作用 上記構成により、背圧仕切帯で仕切った旋回鏡板背面
の中心部の、吐出側の圧力が作用する部分に、主軸受及
び偏心軸受が配置され、その潤滑給油は吐出側圧力が作
用する空間で還流させたため、軸受部分の潤滑給油が圧
縮作業区間に流入する油と独立に制御可能となり、それ
ぞれの最適値が選べる。
の中心部の、吐出側の圧力が作用する部分に、主軸受及
び偏心軸受が配置され、その潤滑給油は吐出側圧力が作
用する空間で還流させたため、軸受部分の潤滑給油が圧
縮作業区間に流入する油と独立に制御可能となり、それ
ぞれの最適値が選べる。
また、背圧仕切帯の内側の面積を適当に選ぶことによ
り、安定して、旋回渦巻羽根部材と固定渦巻羽根部材の
平面部を適当な力で当接させることができる。
り、安定して、旋回渦巻羽根部材と固定渦巻羽根部材の
平面部を適当な力で当接させることができる。
実施例 以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の一実施例のスクロール式の電動圧縮
機の縦断面図、第2図に同電動圧縮機の圧縮機構部の横
断面図を示す。第1図および第2図において、密閉容器
1の内部に、圧縮機構2を駆動する電動機3の固定子4
が固定され、この電動機3の回転子5に圧縮機構2を駆
動するクランク軸6が結合されて、そのクランク軸の回
転軸をほぼ水平に配置させている。また密閉容器1の下
部を潤滑油溜7にしている。
機の縦断面図、第2図に同電動圧縮機の圧縮機構部の横
断面図を示す。第1図および第2図において、密閉容器
1の内部に、圧縮機構2を駆動する電動機3の固定子4
が固定され、この電動機3の回転子5に圧縮機構2を駆
動するクランク軸6が結合されて、そのクランク軸の回
転軸をほぼ水平に配置させている。また密閉容器1の下
部を潤滑油溜7にしている。
圧縮機構2は、固定枠体8に固定渦巻羽根9を一体に
形成した固定渦巻羽根部材10と、この固定渦巻羽根9と
噛み合って複数個の圧縮作業空間14を形成する旋回渦巻
羽根11を旋回鏡板12の上に形成した旋回渦巻羽根部材13
と、この旋回渦巻羽根部材13の自転を防止して旋回のみ
をさせる自転拘束部材15とを有し、この旋回鏡板12の旋
回渦巻羽根11とは反対側に設けた旋回駆動軸16は、クラ
ンク軸6の一端に形成した主軸17の内方に設けられた偏
心軸受18に嵌入され、このクランク軸6はその主軸17を
支承する主軸受19を有する軸受部材21で支持されてい
る。また、第3図からよくわかるように、旋回鏡板12の
背面から微小隙間22をおいて旋回渦巻羽根部材13の軸方
向の動きを制限する軸方向制限板23が配設され、さらに
この旋回鏡板12の背面に、この背面とは摺動自在であ
り、微小隙間22を密封して、背面の中心部に密閉容器内
の吐出側圧力が作用し、外周部の背圧室25にそれよりも
低い背圧圧力が作用するように仕切る環状の背圧仕切帯
24が配設されている。固定枠体8の平面部34と旋回鏡板
12の平面部35は、摺動自在に当接されており、その当接
させるための力は、旋回鏡板12の背面の中心部にかかる
吐出側圧力と背圧仕切帯24で仕切られた背圧室25にかか
る吐出側圧力より小なる圧力の両者でほぼ決定される。
また、この外周部の背圧室25の圧力は、この背圧室25に
連通した微細な孔や隙間などで決まる。主軸受19及び偏
心軸受18を潤滑する潤滑油は一般的に差圧、遠心あるい
は容積ポンプ等により密閉容器1内の高圧の潤滑油溜7
から供給される。主軸受19及び偏心軸受18に供給された
潤滑油は、両軸受を潤滑後、背圧仕切帯24で仕切られた
吐出側圧力より小さい背圧室25に臨むことなく、再び潤
滑油7に返される。
形成した固定渦巻羽根部材10と、この固定渦巻羽根9と
噛み合って複数個の圧縮作業空間14を形成する旋回渦巻
羽根11を旋回鏡板12の上に形成した旋回渦巻羽根部材13
と、この旋回渦巻羽根部材13の自転を防止して旋回のみ
をさせる自転拘束部材15とを有し、この旋回鏡板12の旋
回渦巻羽根11とは反対側に設けた旋回駆動軸16は、クラ
ンク軸6の一端に形成した主軸17の内方に設けられた偏
心軸受18に嵌入され、このクランク軸6はその主軸17を
支承する主軸受19を有する軸受部材21で支持されてい
る。また、第3図からよくわかるように、旋回鏡板12の
背面から微小隙間22をおいて旋回渦巻羽根部材13の軸方
向の動きを制限する軸方向制限板23が配設され、さらに
この旋回鏡板12の背面に、この背面とは摺動自在であ
り、微小隙間22を密封して、背面の中心部に密閉容器内
の吐出側圧力が作用し、外周部の背圧室25にそれよりも
低い背圧圧力が作用するように仕切る環状の背圧仕切帯
24が配設されている。固定枠体8の平面部34と旋回鏡板
12の平面部35は、摺動自在に当接されており、その当接
させるための力は、旋回鏡板12の背面の中心部にかかる
吐出側圧力と背圧仕切帯24で仕切られた背圧室25にかか
る吐出側圧力より小なる圧力の両者でほぼ決定される。
また、この外周部の背圧室25の圧力は、この背圧室25に
連通した微細な孔や隙間などで決まる。主軸受19及び偏
心軸受18を潤滑する潤滑油は一般的に差圧、遠心あるい
は容積ポンプ等により密閉容器1内の高圧の潤滑油溜7
から供給される。主軸受19及び偏心軸受18に供給された
潤滑油は、両軸受を潤滑後、背圧仕切帯24で仕切られた
吐出側圧力より小さい背圧室25に臨むことなく、再び潤
滑油7に返される。
圧縮機の吸入管26から吸入した冷媒気体は、圧縮機構
2の吸入口27から圧縮機構に入り、圧縮作業空間14で圧
縮され、吐出口28から固定子4の両端に配設した回転子
端蓋29の中に入り、回転子端蓋開口30から電動機側方通
路31を経て、吐出室32から吐出管33を通り圧縮機の外に
吐出される。
2の吸入口27から圧縮機構に入り、圧縮作業空間14で圧
縮され、吐出口28から固定子4の両端に配設した回転子
端蓋29の中に入り、回転子端蓋開口30から電動機側方通
路31を経て、吐出室32から吐出管33を通り圧縮機の外に
吐出される。
このように、背圧仕切帯の中心側の吐出側圧力が作用
する部分に主軸受と偏心軸受を配置して、その潤滑給油
を吐出圧力が作用する空間で還流させたことにより、圧
縮作業空間に流入する潤滑油量と関係なく、軸受部分の
潤滑給油量を十分に大きくでき、背圧は仕切板の内側に
吐出圧が作用するので、内側面積を適当に選ぶことによ
り、旋回鏡板の周辺平面と固定枠体の周辺平面を適当な
小さい力で当接させることができる。
する部分に主軸受と偏心軸受を配置して、その潤滑給油
を吐出圧力が作用する空間で還流させたことにより、圧
縮作業空間に流入する潤滑油量と関係なく、軸受部分の
潤滑給油量を十分に大きくでき、背圧は仕切板の内側に
吐出圧が作用するので、内側面積を適当に選ぶことによ
り、旋回鏡板の周辺平面と固定枠体の周辺平面を適当な
小さい力で当接させることができる。
発明の効果 以上のように、本発明によれば、圧縮作業空間へ流入
させる潤滑油量と無関係に、軸受の潤滑給油量を十分に
大きくできるので、全ての回転速度範囲で高効率で高信
頼性の圧縮機が実現できる。
させる潤滑油量と無関係に、軸受の潤滑給油量を十分に
大きくできるので、全ての回転速度範囲で高効率で高信
頼性の圧縮機が実現できる。
また、旋回鏡板と固定枠体との当接面にかかる当接力
を、安定して、適当に小さい値にできるので、高い信頼
性と高い効率の圧縮機が得られる。
を、安定して、適当に小さい値にできるので、高い信頼
性と高い効率の圧縮機が得られる。
第1図および第2図は本発明の一実施例の電動圧縮機の
縦断面図および横断面図、第3図は同電動圧縮機の要部
横断面図、第4図は従来の電動圧縮機の縦断面図であ
る。 1……密閉容器、2……圧縮機構、3……電動機、4…
…電動機固定子、5……回転子、6……クランク軸、7
……潤滑油溜、8……固定枠体、9……固定渦巻羽根、
10……固定渦巻羽根部材、11……旋回渦巻羽根、12……
旋回鏡板、13……旋回渦巻羽根部材、14……圧縮作業空
間、15……自転拘束部材、16……旋回駆動軸、17……主
軸、18……偏心軸受、19……主軸受、21……軸受部材、
22……微小隙間、23……軸方向制限板、24……背圧仕切
帯、25……背圧室、26……吸入管、28……吐出孔、29…
…回転子端子蓋、30……回転子端蓋開口、33……吐出
管。
縦断面図および横断面図、第3図は同電動圧縮機の要部
横断面図、第4図は従来の電動圧縮機の縦断面図であ
る。 1……密閉容器、2……圧縮機構、3……電動機、4…
…電動機固定子、5……回転子、6……クランク軸、7
……潤滑油溜、8……固定枠体、9……固定渦巻羽根、
10……固定渦巻羽根部材、11……旋回渦巻羽根、12……
旋回鏡板、13……旋回渦巻羽根部材、14……圧縮作業空
間、15……自転拘束部材、16……旋回駆動軸、17……主
軸、18……偏心軸受、19……主軸受、21……軸受部材、
22……微小隙間、23……軸方向制限板、24……背圧仕切
帯、25……背圧室、26……吸入管、28……吐出孔、29…
…回転子端子蓋、30……回転子端蓋開口、33……吐出
管。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 唐土 宏 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−176489(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】密閉容器の内部に電動機と、この電動機で
駆動され、前記密閉容器の内部に吐出側圧力が作用する
圧縮機構を配設し、前記圧縮機構を、個体枠体に固定渦
巻羽根を形成した固定渦巻羽根部材と、前記固定渦巻羽
根と噛み合って複数個の作業空間を形成する旋回渦巻羽
根を旋回鏡板の上に形成した旋回渦巻羽根部材と、この
旋回渦巻羽根部材の自転を防止して旋回のみをさせる自
転拘束部材と、前記旋回渦巻羽根部材を旋回駆動するク
ランク軸と、このクランク軸の一端に形成した主軸を支
承する主軸受とで構成し、前記固定枠体の平面部と前記
旋回鏡板の平面部を摺動自在に当接させるとともに、前
記旋回鏡板の背面を、前記旋回鏡板と微小隙間を介して
設けた軸方向制御板及び、前記微小隙間を密封して仕切
る背圧仕切帯により、圧縮機構の吐出側圧力が作用する
中心部と吐出側圧力より小なる圧力が作用する外周の背
圧室に分割し、前記クランク軸に設けられた偏心軸受と
前記主軸受を潤滑するための油が、前記吐出側圧力が作
用する中心部を還流するようにした電動圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62333305A JPH086696B2 (ja) | 1987-12-29 | 1987-12-29 | 電動圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62333305A JPH086696B2 (ja) | 1987-12-29 | 1987-12-29 | 電動圧縮機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01178785A JPH01178785A (ja) | 1989-07-14 |
JPH086696B2 true JPH086696B2 (ja) | 1996-01-29 |
Family
ID=18264619
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62333305A Expired - Lifetime JPH086696B2 (ja) | 1987-12-29 | 1987-12-29 | 電動圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH086696B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02301690A (ja) * | 1989-05-15 | 1990-12-13 | Hitachi Ltd | 横形スクロール圧縮機 |
JPH03149382A (ja) * | 1989-11-02 | 1991-06-25 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | スクロール圧縮機 |
JP2932804B2 (ja) * | 1991-12-02 | 1999-08-09 | 松下電器産業株式会社 | 横置き型密閉圧縮機 |
JP3608268B2 (ja) * | 1995-10-23 | 2005-01-05 | 松下電器産業株式会社 | スクロール圧縮機 |
JPH109160A (ja) * | 1996-06-24 | 1998-01-13 | Daikin Ind Ltd | スクロール圧縮機 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58176489A (ja) * | 1982-04-09 | 1983-10-15 | Hitachi Ltd | 電動圧縮機 |
-
1987
- 1987-12-29 JP JP62333305A patent/JPH086696B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01178785A (ja) | 1989-07-14 |
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