JPH1137077A - 圧縮機 - Google Patents
圧縮機Info
- Publication number
- JPH1137077A JPH1137077A JP20389897A JP20389897A JPH1137077A JP H1137077 A JPH1137077 A JP H1137077A JP 20389897 A JP20389897 A JP 20389897A JP 20389897 A JP20389897 A JP 20389897A JP H1137077 A JPH1137077 A JP H1137077A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- suction passage
- gas
- gas suction
- recessed groove
- lubricating oil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ハウジング1の内部に吸入されたガスに含ま
れるミスト状の潤滑油によって圧縮機構を潤滑する圧縮
機において、その起動時、圧縮機構が潤滑不良により損
傷するのを防止する。 【解決手段】 ガス吸入通路40の内面に潤滑油を貯溜す
る凹溝41を穿設した。
れるミスト状の潤滑油によって圧縮機構を潤滑する圧縮
機において、その起動時、圧縮機構が潤滑不良により損
傷するのを防止する。 【解決手段】 ガス吸入通路40の内面に潤滑油を貯溜す
る凹溝41を穿設した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は空気調和機等に搭載
される圧縮機に関する。
される圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスクロール型圧縮機の1例が図2
に示されている。1はハウジングで、カップ状本体2と
これに図示しないボルトによって締結されたフロントハ
ウジング6とからなる。このフロントハウジング6を貫
通する回転軸7はベアリング8及び9を介してフロント
ハウジング6に回転自在に支持されている。
に示されている。1はハウジングで、カップ状本体2と
これに図示しないボルトによって締結されたフロントハ
ウジング6とからなる。このフロントハウジング6を貫
通する回転軸7はベアリング8及び9を介してフロント
ハウジング6に回転自在に支持されている。
【0003】ハウジング1の内部には固定スクロール10
及び旋回スクロール14が配設されている。この固定スク
ロール10は端板11とその内面に立設されたうず巻状ラッ
プ12とを備え、この端板11はボルト13によってカップ状
本体2に締結されている。端板11の外周面をカップ状本
体2の内周面に密接させることによってハウジング1内
が仕切られ、端板11の外側には吐出キャビティ31が形成
され、端板11の内側には吸入室28が限界されている。
及び旋回スクロール14が配設されている。この固定スク
ロール10は端板11とその内面に立設されたうず巻状ラッ
プ12とを備え、この端板11はボルト13によってカップ状
本体2に締結されている。端板11の外周面をカップ状本
体2の内周面に密接させることによってハウジング1内
が仕切られ、端板11の外側には吐出キャビティ31が形成
され、端板11の内側には吸入室28が限界されている。
【0004】また、端板11の中央には吐出ポート29が穿
設され、この吐出ポート29は吐出弁30によって開閉され
る。吐出弁30の揚程は弁押さえ32によって規制され、吐
出弁30及びこの弁押さえ32の一端はボルト33によって端
板11に締結されている。
設され、この吐出ポート29は吐出弁30によって開閉され
る。吐出弁30の揚程は弁押さえ32によって規制され、吐
出弁30及びこの弁押さえ32の一端はボルト33によって端
板11に締結されている。
【0005】旋回スクロール14は端板15とその内面に立
設されたうず巻状ラップ16とを備え、このうず巻状ラッ
プ16は固定スクロール10のうず巻状ラップ12と実質的に
同一の形状を有している。旋回スクロール14と固定スク
ロール10とは相互に所定距離だけ偏心し、かつ、180 °
だけ位相をずらせて図示のように噛み合わされる。
設されたうず巻状ラップ16とを備え、このうず巻状ラッ
プ16は固定スクロール10のうず巻状ラップ12と実質的に
同一の形状を有している。旋回スクロール14と固定スク
ロール10とは相互に所定距離だけ偏心し、かつ、180 °
だけ位相をずらせて図示のように噛み合わされる。
【0006】かくして、うず巻状ラップ12の先端面に埋
設されたチップシール17は端板15の内面に密接し、うず
巻状ラップ16の先端面に埋設されたチップシール18は端
板11の内面に密接し、うず巻状ラップ12と16の側面は複
数個所で線接触してうず巻の中心に対してほぼ点対称を
なす複数の圧縮室19a 、19b が形成される。
設されたチップシール17は端板15の内面に密接し、うず
巻状ラップ16の先端面に埋設されたチップシール18は端
板11の内面に密接し、うず巻状ラップ12と16の側面は複
数個所で線接触してうず巻の中心に対してほぼ点対称を
なす複数の圧縮室19a 、19b が形成される。
【0007】端板15の外面中央部に突設された円筒状ボ
ス20の内部にはドライブブッシュ21が旋回軸受23を介し
て回動自在に嵌装され、このドライブブッシュ21に穿設
されたスライド溝24内には回転軸7の内端に偏心して突
設された偏心駆動ピン25がスライド可能に嵌合されてい
る。
ス20の内部にはドライブブッシュ21が旋回軸受23を介し
て回動自在に嵌装され、このドライブブッシュ21に穿設
されたスライド溝24内には回転軸7の内端に偏心して突
設された偏心駆動ピン25がスライド可能に嵌合されてい
る。
【0008】端板15の外面の外周縁とフロントハウジン
グ6の内端面との間にはスラスト軸受36及びオルダムリ
ンク26が介装されている。旋回スクロール14の公転旋回
運動による動的アンバランスを平衡させるためにドライ
ブブッシュ21にはバランスウェイト27が固定され、回転
軸7にはバランスウェイト37が固定されている。
グ6の内端面との間にはスラスト軸受36及びオルダムリ
ンク26が介装されている。旋回スクロール14の公転旋回
運動による動的アンバランスを平衡させるためにドライ
ブブッシュ21にはバランスウェイト27が固定され、回転
軸7にはバランスウェイト37が固定されている。
【0009】しかして、回転軸7を回転させると、偏心
駆動ピン25、スライド溝24、ドライブブッシュ21、旋回
軸受33、ボス20等からなる旋回駆動機構を介して旋回ス
クロール14が駆動され、旋回スクロール14はオルダムリ
ンク26によってその自転を阻止されながら公転旋回半径
を半径とする円軌道上を公転旋回運動する。
駆動ピン25、スライド溝24、ドライブブッシュ21、旋回
軸受33、ボス20等からなる旋回駆動機構を介して旋回ス
クロール14が駆動され、旋回スクロール14はオルダムリ
ンク26によってその自転を阻止されながら公転旋回半径
を半径とする円軌道上を公転旋回運動する。
【0010】すると、うず巻状ラップ12と16の側面の線
接触部が次第にうず巻の中心方向に移動し、この結果、
圧縮室19a 、19b はその容積を減少しながら、うず巻の
中心方向へ移動する。
接触部が次第にうず巻の中心方向に移動し、この結果、
圧縮室19a 、19b はその容積を減少しながら、うず巻の
中心方向へ移動する。
【0011】これに伴って、ガスが吸入通路40、吸入口
42を通って吸入室28へ流入し、うず巻状ラップ12と16と
の外終端開口部から圧縮室19a 、19b 内へ取り込まれて
圧縮されながら中央の室22に至り、ここから吐出ポート
29を通り吐出弁30を押し開いて吐出キャビティ31へ吐出
され、そこから図示しない吐出口を経て流出する。
42を通って吸入室28へ流入し、うず巻状ラップ12と16と
の外終端開口部から圧縮室19a 、19b 内へ取り込まれて
圧縮されながら中央の室22に至り、ここから吐出ポート
29を通り吐出弁30を押し開いて吐出キャビティ31へ吐出
され、そこから図示しない吐出口を経て流出する。
【0012】この過程において、ガスに含まれるミスト
状の潤滑油によってハウジング1の内部の圧縮機構、即
ち、固定スクロール10、旋回スクロール14、チップシー
ル17、18、ボールベアリング9、偏心駆動ピン25、スラ
イド溝24、旋回軸受23、スラスト軸受36、自転阻止機構
26等が潤滑される。
状の潤滑油によってハウジング1の内部の圧縮機構、即
ち、固定スクロール10、旋回スクロール14、チップシー
ル17、18、ボールベアリング9、偏心駆動ピン25、スラ
イド溝24、旋回軸受23、スラスト軸受36、自転阻止機構
26等が潤滑される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来の圧縮機において
は、その起動時、ハウジング1内に吸入されたガス中に
はミスト状の潤滑油が殆ど含まれていないため、圧縮機
構が潤滑不良によって損傷するおそれがあった。
は、その起動時、ハウジング1内に吸入されたガス中に
はミスト状の潤滑油が殆ど含まれていないため、圧縮機
構が潤滑不良によって損傷するおそれがあった。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために発明されたものであって、その要旨とすると
ころは、ハウジングの内部に圧縮機構を収容し、上記ハ
ウジングの内部に吸入されたガスに含まれるミスト状の
潤滑油によって上記圧縮機構を潤滑する圧縮機におい
て、ガス吸入通路の内面に潤滑油を貯溜する凹溝を穿設
したことを特徴とする圧縮機にある。
するために発明されたものであって、その要旨とすると
ころは、ハウジングの内部に圧縮機構を収容し、上記ハ
ウジングの内部に吸入されたガスに含まれるミスト状の
潤滑油によって上記圧縮機構を潤滑する圧縮機におい
て、ガス吸入通路の内面に潤滑油を貯溜する凹溝を穿設
したことを特徴とする圧縮機にある。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態が図1に示され
ている。実質的に水平に伸びるガス吸入通路40の内面に
潤滑油を貯溜する凹溝41が設けられている。
ている。実質的に水平に伸びるガス吸入通路40の内面に
潤滑油を貯溜する凹溝41が設けられている。
【0016】なお、図示の凹溝41はガス吸入通路40の全
周に亘る円環状をなしているが、ガス吸入通路40の下部
内面のみに形成することができ、また、ガス吸入通路40
に沿って間隔を隔てて複数個設けることができ、また、
凹溝41を吸入管の内面に設けることもできる。他の構成
は図2に示す従来のものと同様であり、対応する部材に
は同じ符号を付してその説明を省略する。
周に亘る円環状をなしているが、ガス吸入通路40の下部
内面のみに形成することができ、また、ガス吸入通路40
に沿って間隔を隔てて複数個設けることができ、また、
凹溝41を吸入管の内面に設けることもできる。他の構成
は図2に示す従来のものと同様であり、対応する部材に
は同じ符号を付してその説明を省略する。
【0017】しかして、圧縮機の停止中、ガス吸入通路
40の内面に付着している潤滑油が凹溝41内に入ってこの
中に貯溜される。圧縮機を起動すると、ガス吸入通路40
を通るガスによって凹溝41内に貯溜されている潤滑油が
吸い上げられてガス中に飛散し、このガスに伴われてハ
ウジング1内に入って圧縮機構の各摺動部を潤滑する。
40の内面に付着している潤滑油が凹溝41内に入ってこの
中に貯溜される。圧縮機を起動すると、ガス吸入通路40
を通るガスによって凹溝41内に貯溜されている潤滑油が
吸い上げられてガス中に飛散し、このガスに伴われてハ
ウジング1内に入って圧縮機構の各摺動部を潤滑する。
【0018】
【発明の効果】本発明においては、ガス吸入通路の内面
に潤滑油を貯溜する凹溝を穿設したため、圧縮機の起動
時、凹溝内に貯溜されている潤滑油がガス吸入通路を通
るガスに吸い上げられてガス中に飛散し、このガスに伴
われてハウジング内に入って圧縮機構を潤滑する。
に潤滑油を貯溜する凹溝を穿設したため、圧縮機の起動
時、凹溝内に貯溜されている潤滑油がガス吸入通路を通
るガスに吸い上げられてガス中に飛散し、このガスに伴
われてハウジング内に入って圧縮機構を潤滑する。
【0019】この結果、圧縮機の起動時における圧縮機
構の潤滑不良を未然に防止することができるので、圧縮
機構の損傷を防止しうる。
構の潤滑不良を未然に防止することができるので、圧縮
機構の損傷を防止しうる。
【図1】本発明の実施形態を示す縦断面図である。
【図2】従来の圧縮機の縦断面図である。
1 ハウジング 10 固定スクロール 14 旋回スクロール 8、9 ベアリング 23 旋回軸受 24 スライド溝 21 ドライブブッシュ 26 自転阻止機構 36 スラスト軸受 40 ガス吸入通路 41 凹溝
Claims (1)
- 【請求項1】 ハウジングの内部に圧縮機構を収容し、
上記ハウジングの内部に吸入されたガスに含まれるミス
ト状の潤滑油によって上記圧縮機構を潤滑する圧縮機に
おいて、 ガス吸入通路の内面に潤滑油を貯溜する凹溝を穿設した
ことを特徴とする圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20389897A JPH1137077A (ja) | 1997-07-15 | 1997-07-15 | 圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20389897A JPH1137077A (ja) | 1997-07-15 | 1997-07-15 | 圧縮機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1137077A true JPH1137077A (ja) | 1999-02-09 |
Family
ID=16481549
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20389897A Withdrawn JPH1137077A (ja) | 1997-07-15 | 1997-07-15 | 圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1137077A (ja) |
-
1997
- 1997-07-15 JP JP20389897A patent/JPH1137077A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20041005 |